血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

菊花賞展望

読了までの目安時間:約 2分

 

ワンアンドオンリーとイスラボニータの両者とも秋緒戦を無難に制し、体調面での不安は一切感じさせず、今年も安泰といった雰囲気の三冠最終戦となる公算が大きい。

ただし、一方で春のライバルとされた組に一変したという印象がなく、加えて、上がり馬の存在感もぼんやりとしてしまったトライアルであったこともまた事実。前者はむしろ凡走してしまった馬が、後者ではトライアル回避組に大穴の候補としての魅力はあるのだろうが、なかなか自信満々とはいかない。
こうなれば、もはやトライアル上位3頭の組み合わせでなんとかなりそうである。簡単だ。

ただ、実績馬が安泰だと、本当の適性が判然としてこないリスクもある。
軸馬としての信頼度では、ダービー掲示板組はいささかの揺るぎもないといった現状も、距離延長へのアドヴァンテージを実感できなかったのは少しややこしい。

そうなれば、自然とクラシックホース2頭に注目が集まる。足らないものは能力でカバーするのがコンセプトのレース。
そこで焦点となったのがイスラボニータ。まあ皐月賞馬の出否は最初から微妙ではあったが、結局GⅠシーズン突入直前に、当初の予定通り秋の天皇賞へ挑むことになった。

これでより支持を集めることとなるダービー馬。
キレ味勝負への不安が若干あるので、出たなりで秋緒戦から得た末の持続力を逆算した早めの仕掛けがポイント。枠も影響する。
東の名手の腕比べは、次の大きな舞台まで持ち越しに。

叩き一変に期待のハギノハイブリッドと、出て来るかはともかくミヤビジャスパーも穴候補。京都の外回りは得意そうだ。
関東の刺客は怖いが、今年はちょっと厳しい。

 

コラム レース予想

新馬回顧 <9/27・28>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜
新潟芝1600M
完全ドイツ血統の母にディープをつけられ生まれたステラスターライトが、圧倒的な存在感を示した。
直線では進路をなくし、最後の最後でぎりぎり馬場のいいところをついて伸びたのだが、ゴール前は流していた。クラシック候補。

阪神芝1200M
勝ち時計はともかく、人気のエイシンアリエルとカレンローザネーラのスプリント能力には見どころあり。前者は好位から、後者は狭い内をついて伸びてきたが、結果はクビ差でエイシンの勝ち。力差はなく、お互い接戦に強そうだ。

ダ1800M
圧倒的な力の差を示したクロスクリーガーが、アドマイヤオーラ産駒の芝向きでは?の印象を根底から覆して見せた。一族はダート馬ばかり。何はともあれ、無事に成長して欲しい。

日曜
新潟芝1200M
チューニーの孫・フジマサジャンボが逃げ切り勝ち。距離適性は掴みにくいが、何となく今のローカルの荒れ馬場が合っていそうな感じはする。

芝1800M
少頭数で平穏な決着だったが、勝ったルージュバックとリーディング独走中の戸崎騎手の勝負勘が、他の追随を全く許さない抜けた存在であることを堂々証明する結果に。
中型の牝馬で、芝・ダートの本質的な適性の差が不明確な配合のマンハッタンカフェ産駒。ただし、よーいドンの展開なら、中距離型の牡馬より優位に戦える。長いところで。

阪神芝1600M
混戦模様のレースは、その予測通りに接戦のゴール。勝ったのは、結局1番人気に推されたスペシャル牝駒のプリメラアスール。レースセンスがあり、幸騎手が乗り続けるのが望ましいか。穴兄弟の血筋。やはり、単穴でこそ狙いたい。

 

レース回顧

神戸新聞杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

よく勝った。それでは困るのだが、あくまでもここは、
「サトノアラジンでも五分なのでは」
という、上がり馬にももしも、の可能性が多分にあった前哨戦であり、また適性探りの競馬だったのだ。
それは、結局ダービー馬ワンアンドオンリーにとっても、当面のライバルであるサトノアラジンをとりあえず潰しに行って、そのあともとりあえず格好がつけばそれでいいという横山騎手のトライアル的騎乗に繋がったのだと思う。

混戦になっても不思議じゃない。その代わりに、菊花賞への手ごたえを得るためには、ただ本来の差し追い込みの策をとっても意味はない。
この先にあるものを追いかけた時、少しダービー馬を意識しすぎたサトノアラジン&浜中コンビが、ちょうどいいマーク相手となった。
直線どうなるかはともかく、調子が悪いわけでもないのだから、ダービーくらい走ってくれれば何とかなる。結果、その通りになった。
鞍上はおそらく、この馬の渋といところを理解していたはずだ。

そこで注目すべきは、ダービー11着だったサウンズオブアースの追撃だろう。
競り合いにまで持ち込むとは思いもしなかったが、好時計決着だった京都新聞杯でハギノハイブリッドの末脚には屈したものの、壮絶な2着争いを制して、勇躍東上を決めた経緯もあり、その時に、またダービーで得た強い相手と戦うために必要な何かを、ここぞとばかりにフルに繰り出した。
ネオユニヴァース産駒らしい渋く長い持続力のある末脚を武器に、ダービー馬へ真っ向から挑んだ結果、頭の差だけ競り負けた。

結果的に、併せずに行けば、もっと内の枠に入っていたら…、なんて差だったから、やっぱり勝ちたかったところだが、休み明けということはダービー馬と同じなのだから、まあ仕方ない。重賞の箔もない馬の事。
ここから上昇することだけを望んでいけばよい。
藤岡師&騎手の親子鷹にも注目。この馬のよさを引き出せるタイプかもしれない。

トーホウジャッカルは間に合わなかったものの、姉アマポーラ同様末を活かすのがベストのタイプだということがわかっただけ収穫。
どの道菊は使うのだろうが、2000M近辺の接戦では面白い。

さて、2番人気のアイツについてだが…。正直、思った通り。共同通信杯でイスラボニータに全く歯が立たなかった時から、本質的な底力のアップは考えにくいし、やはりこの条件がタフすぎたはずだ。
今から中距離に絞って使っていくもいいと思う。

 

レース回顧

神戸新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

人気の予想は難しくない。展開についても、ウインフルブルームがいるんだから超ハイペースはあり得ないし、超スローもまたあり得ない。
力勝負になる。あとは、サトノアラジンがどの程度の支持を集めるかだけ。
週末は晴れそうで、また気温もそれなりに上がるとの予報。皆が力の出しやすい競馬になる。

ワンアンドオンリーの弱点について考えているうちに、
「なぜ、菊花賞との関連性がより強固になったのか」
と、ここ数年におけるその顕著な傾向に、ふと疑問が湧いてきた。推理の鍵は、やっぱり次なる大本番・菊花賞での扱い方だ。

ダービー馬にとって、鬼門とはなり得ないのがこのレースだ。
外回り2400Mになって以降、2勝2着1回。昔から秋までちゃんと無事に過ごして、菊花賞トライアルにもきっちり出てこられることはあまり多くないから、決してサンプル数が少ないとは言えない。
ちなみに、ダービー2着馬ついても、
【2201】
前述のとおり、経年の蓄財を引き合いに出すまでもなく、この数も至極当然。
ダービーと神戸新聞杯は直結する。距離もコース形態も大差はないわけで、ダービーの再戦と言ってもメンバーは違うのだから、好勝負となるのは必然。

加えて、ダービーと神戸新聞杯を両方好走した馬が、また菊花賞で連対する例も多い。
ドリームジャーニー、リーチザクラウンらにはムラは出たが、アサクサキングス、ローズキングダム、オルフェーヴル、エピファネイアらは3戦全て連対。
ダービー僅差の5着だったゴールドシップも、後者の仲間と言える。特別なスタミナは必要ではないということだろう。

このレースの出走馬は、過去10年でダービーで再先着していた馬が連を外したことはない。
ゼンノロブロイにしてやられたネオユニヴァースが3着に敗れた03年以降、ずっと続くこのジンクス。

それでも、ワンアンドオンリーはゴールドシップほど強引には動けないタイプで、オルフェよりはさすがにスケール感は下回る。
血統背景から彼と同じく、距離に不安のあったオルフェ以外の3戦全連対馬の3頭は、ダービー2着馬だしなあ…。
1番人気になったことのない馬を、ここでいちいち本命視することもない。無理くり穴狙いをしてみる。

ここでもうひとネタ。
トニービンは買い。
ディープは勝ち切れないが、トニービンinの馬は06変則開催年以降では、10年以外は必ず3着以内に入っている。ここ3年では、2着馬は揃ってトニービンin。
また、オウケンブルースリやビッグウィーク、ソングオブウインドなど、ナスルーラ系の上がり馬でかつ3着権利獲りに成功した、後の菊花賞馬もいる。

だから、ここはトニービンと同じゼダーン系のチチカステナンゴ産駒で、カルドゥンの3×4を持つシャンパーニュの権利獲りと、ダービー馬の差し損ねにも期待して◎。小倉で新馬勝ちし、札幌で成長を示した晩成型にとって、この神戸新聞杯は格好の試金石の舞台だ。ゆきやなぎ賞快勝の実績がなくとも、この条件なら侮れない存在だろう。
トライアルなら、才能の発掘に力点を置いても悪くない。

 

レース予想

落ちても負けない

読了までの目安時間:約 2分

 

佐藤哲三騎手の引退が報道されてから、もう1週間が経つ。
埒沿いでの落馬事故が原因。かつて安藤騎手が阪神で宙を舞う衝撃的な映像を目撃したことが思い出される。
今、内田騎手や後藤騎手が闘病生活を送っているが、万全な状態で戻れる保証など全くない。命の危険と隣り合わせの仕事。
タフでなければ勤まらない。

ローズSでオークス馬を駆り、見事秋緒戦を制した岩田騎手は、命の重みをこの上なく再認識した一人だ。贖罪の道は、ただ馬に乗り続け、勝つことに拘る気持ちを切らぬことだけだ。

落馬が運命を左右しなかったこともある。
最近よく落ちている印象のある武豊騎手のモットーは、休んだ分を取り戻す活躍をすること。タニノギムレットもキズナも、落ちた後に勝ったダービーのパートナーだ。今武騎手に元気がないのは、あの人のせいなのだろうか?
あろうことか、サマーシリーズチャンピオンを賭けた戦いの前日に落馬負傷しながら、翌日きっちり対象レースを勝ってみせた田辺騎手のようなパターンもある。

そういえば、ヴィクトワールピサが皐月賞を勝った時は、主戦の武騎手が3月の落馬事故で乗れず、岩田騎手へと乗り替わったのに、皐月賞直前に落ちてしまったものの、ガッツを出していつものイン強襲を決めていた。
落馬時の対処方法でも、一流を極めねばならない。

無論、命を落とす騎手は世界中どこかに必ず存在する。
特に障害競走の落馬事故だけは、運の部分も大きい。常石騎手の悲運は、今思い出しても切ない気持ちになる。
それでも毎日競走馬に跨り、真剣勝負へと挑む。我々ファンたちと同じ人間なのにだ。
尊崇の念を忘れてはならない。

 

コラム

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