血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

セントライト記念 -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

新潟の方は、比較的無難な結果になると思われる。

昨年この新潟で好走した皐月賞馬と京都で連戦連勝のその2着馬が、明るい未来を切り開くために3度目の対決に臨む。

世代の中心的存在であるこの2頭は、即古馬通用の底力を春の時点で既に証明しているわけで、ここでの大崩れはちょっと考えにくいだろう。

 

少しだけ捻って、中山じゃない小回りの競馬で、自分のタイミングでスパートできればの条件で、トゥザワールドを上位にとりたい。

何より鞍上が、ダービーでの騎乗に少なからず不完全燃焼だったという思いを持っているなら、今置かれた状況で同じ轍を踏むとも考えにくい。できることから解決するのが、大舞台に臨む騎手のあるべき姿だ。

 

皐月賞馬は強いので、特段説明の必要はないと思うが、フジキセキ産駒につきまとうトライアル型の変なイメージを取り払う意味でも、負けたっていいじゃないかくらいの気楽な差し損ねは、例え中山でなくても許される気もする。大敗でなければ、ファンはむしろ歓迎だ。

 

敢えて狙うなら、安定感がダービーでは裏目に出たワールドインパクトか。

ずっと34秒台の上がりしか使えていないように、ディープらしからぬ追って追って味の出るタイプ。ノリ騎手の勝負勘も再確認しておきたい。

 

レース予想

血視点・ゼンノロブロイ

読了までの目安時間:約 2分

 

レーヴデトワールが、不良馬場の紫苑Sを制した。

良馬場限定で末脚が爆発するレーヴドスカー兄弟。フランス血統らしい姿を今回初めて見た気もする。

兄姉の父はアグネスタキオン・シンボリクリスエス・スペシャルウィークなど。ゼンノロブロイだけ特別ではないはずだが。

 

ゼンノロブロイ産駒は、父に似て2000Mでかなりの適性を示す。

他のサンデー系と比べると、決め手はやはり鈍い。同厩のサングレアルも本質は同じ。新馬や1勝クラスまではよくても、昇級した途端キレ負けする。

 

ロブロイの一族には、種牡馬のディアブロ、ロフティーエイム・メーデイア姉妹など遠縁に活躍馬はいるものの、あまり著名な牝系ではない。

母ローミンレイチェルが古馬になってから、サラトガ7FのGⅠを勝てたのは、単に早熟ではなかったからか。

ただ、その父マイニングはダートがいいというほどの偏りはない。日本の代表産駒はほとんど全て芝の短距離型なので、そこだけ受け継いだと言える。

 

突き詰めていけば、やはりアメリカ血脈の権化と結論付けられるゼンノロブロイ。

産駒の重馬場適性は、一般的に見ると根幹距離が合う性質を反映したものだろう。渋った馬場を不得手にする傾向を示した場合、まず例外なくGⅠには縁がない。

 

配合相手に悩まない特性は、アウトブリードの功罪を暗示している。インブリードよりも、雑味は受け継ぎやすい。

勝ち味の遅さもそっくりになってしまうのはそのせいか。まあ、母方に共通の血が入っていても、さして変化はないのだが。

でも、こういう血筋ほど直系で行き残っていくもの。ネオやステイゴールドもそう。違いは才能だ。

 

 

コラム

サマーシリーズ回顧

読了までの目安時間:約 2分

 

今年は文句なしのチャンピオンが各部門で誕生した。

 

スプリント

25pt リトルゲルダ

この路線は全体的に少し低調だったが、結果、夏は牝馬の格言通りの展開に。チャンピオンを競ったのは、本格化待ちのアメリカ晩成血統馬と成長軌道に乗る前に恐らく走りすぎてスランプに陥ってしまっていた2歳女王。

最後の最後で、ベストパートナーを得たリトルゲルダが真の能力を発揮し、GⅡ制覇で夏競馬を締めた。

 

マイル

21pt クラレント

田辺騎手が何かと目立っていたのもあるが、実質上初の当該距離チャンピオン誕生の理由は、クラレント自身が培ってきた経験値の多さに他ならない。3カテゴリー中で最も、雨と荒れ馬場の影響を受けたスピードレースで2勝するには、まず馬の気力があってこそ。

 

2000

15pt マーティンボロ

ハイレベルの混戦は、メイショウナルトとは同点だったものの2着のあったマーティンボロが上位にとられ、思わぬボーナスゲットと相成った。きっと、賞金加算さえできればよかったのだろうが、新潟記念も降着にならず、最高の結果に。

でも、中日新聞杯と同じように混戦に向く性質を証明したまでで、もう少しパワーアップして欲しい。

 

騎手

35pt 田辺裕信

GⅠも勝った。この結果、暮れの騎手の祭典参加も決定した。元より職人気質の男。いつかこの日が来て然りの腕利きを、今ここで褒めすぎるのはもったいない。

28ptで2位の丸田騎手。1200戦で効果的に数値加算をしたが、ちょっと難しい牝馬をそれもテン乗りで結果に繋げたのは評価できる。今後の飛躍はもう約束されたようなものだ。

 

追記

佐藤哲三騎手、ご苦労様でした。

 

コラム レース回顧

新馬回顧 <9/13・14>

読了までの目安時間:約 2分

 

土日で3鞍ずつ。土曜は阪神が2鞍。

牝馬限定の芝1400戦は、人気通りでかつダイワメジャーの仔がワンツー。

須貝×福永のコラボで人気に応えたバチスタはきれいな競馬が合うのか、好位からの抜け出し。

2着ラクアミはルーキーの斤量利はあったが、差しを仕込みたいという狙いが感じられた。それぞれキレ味勝負では分が悪いか。

 

ワンダフルラスターが人気に応え逃げ切ったダート1400戦。日本にやって来たティズワンダフル産駒は、これで2頭とも勝ち上がったことになる。

 

新潟芝1200は、断然人気のヘニースウィフトが終始モタモタした競馬で、蛯名騎手の叱咤に最後やっと応えて、粘り込みを図るコスモトリスタンを交わしたところでゴール。2着馬は80倍が過小評価の可能性もあるので、次戦以降も静かに見守りたい。

 

日曜は新潟で2鞍。

芝1800M(稍)の方は、思われたよりか各馬の力差があった印象。僅差ながら1番人気に推されたダンス×プラウドウイングスのダイワダーウインが、荒れた内目の馬場を避けつつ、楽な手応えで逃げ切った。

ダ1800は重。2番人気ストロングトリトン圧勝。ゴールドアリュール×ストームキャット。他がどうこうではなく、この条件では負ける要素がほとんどなかったということだろう。蛯名騎手は、今日もせっせと追いまくっていたが4着止まり。

 

阪神では、タイキシャトルの甥とビリーヴの娘の対決。直線では叩き合いにならず、人気のマンハッタンカフェ産駒でマイル王の甥・サトノフラムが後続を突き放し快勝。フィドゥーシアは、鞍上が少し仕上がり途上。新馬では無理ができないから辛い。

 

レース回顧

セントウルS -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

回る男・ハクサンムーンが復帰戦に臨んだ。

ハナに立てそうになかったから控えた。

断然ではないにせよ、かなりの人気を集めた馬が15頭立ての大外枠から無理に先手を奪う手は、常識的に考えても、ここでは手控えたい策だった。故に、番手で抑えた。

成功はしたのだろう。何せ、休み明けはほとんど走ったことのない馬のこと。あまり本番とコース形態が違わないのに、あまりにも直結しない傾向があるのなら、例年よりもっとコース差がはっきりと違う今年は、よりいいステップを踏めたと言える。

過去10年で見ても、3か月以上の休み明けで連対した馬はたったの2頭しかいない。差すのはいいとは思わないが、前後半のラップを均衡させる手は、もしかするとベストの作戦になるのかもしれない。

そういうのが一番決まるのは、平坦の小回り重賞である。

 

リトルゲルダには恐れ入った。

この夏最もレベルの低い重賞だと思われた北九州記念のそれも勝ち馬だったので、ここで推すのはあまりにも下手な推理になるから、もし前回くらい走ったならボックスで拾えればいいくらいにしか押さえていなかった。が、坂を上っても衰えぬ力強い走りには、私見の下劣さなどどこかにおいやって、自然と唸ってしまった。

正直言って、これからの馬だと思っていたから、上方修正しないといけないなと思える好内容だ。

 

小倉より時計を0.1秒縮めてきたが、スケール感が出てこなければ、GⅢハナ差勝ちの馬には到底敵わない相手だったことは言うまでもなく、自分の型でなくても、ベターな手で能力を示した実績馬をねじ伏せたのであれば、斤量アドヴァンテージなどないに等しかったわけで、力量でハクサンムーンと大差ないことは明白だ。

 

ただし、前回より楽に抜け出した割には、格と坂の影響もあってかジリっぽく、少し牝馬らしいキレには乏しいのかもしれない。シルクロードSでの強襲が頭にこびりついているのも影響しているのだが、総合力で戦う形が彼女の戦法になっていくのだろう。

丸田騎手にとって、前回ほど正確な判断が要求されたレースにはならなかったが、代わって今回、この馬の持つ底力を正攻法で引き出した。完全に手のうちに入れた。チャンピオンとそのパートナーに相応しいクライマックスシーンだった。

 

エピセアロームは力通り、マヤノリュウジンには中途半端な馬場と展開だったか。バクシンテイオーは混戦向きだろうから、また新潟に使いに行ければ穴候補。開幕週の馬場は合わないタイプだ。

 

レース回顧