血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

スワンS -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

この頭数で、好調でも古馬の上級重賞を勝っている馬は少ないので、安田記念から直行した2頭が軸馬であることは言うまでもないが、六甲Sのタフな馬場をこなしている点から、8着凡走もタフな展開を苦にしないフィエロの充実度は軽視できないだろう。

ディープの市場取引馬にしては、4千万円というのは特段高馬の印象は受けないが、牝系に欧州産の証であるノーザンダンサーの強いクロスが掛かっており、その配合から、折り目正しいマイルから中距離に向く性質を見て取れる。
だから、3歳7月デビューは誤算だろう。

が、4歳シーズン以降、厳寒期の中京と前走の安田記念以外では、休みを挟みつつ、馬券圏内を外していない。
この辺の距離に向くディープ産駒にしては、末脚に拘るあまり差し損ねというのが多い中、今年は勝ち星を重ねるごとに力をつけている印象で、マイラーズCも1番人気でレコードの2着。

ここらで仕切り直したい福永騎手にとっても、その時乗れず、香港でも負けてしまった屈辱を倍返しするいいチャンスだ。このコンビでは2戦2勝。
早く面目躍如を果たしたい橋口厩舎の刺客オリービンも、父と同じように今充実期を迎えた様子。荒れ馬場も合う。
ミッキーアイルは、全ての意味において、ここは前哨戦だろう。軽めで。

 

レース予想

魔物よ

読了までの目安時間:約 2分

 

サイレンススズカ、ルドルフ・テイオー親仔、古くはトウショウボーイとグリーングラスらが、府中の魔物に囚われ、名誉を浴すことなく散った。目標が先にあったせいなのか。
TG対決は、来たるTTG揃い踏みの有馬記念の1か月前。最強の父仔には、JC制覇の大目標があった。

サイレンススズカの場合、あの勢いなら絶対負けるとは思えなかったのだが、行く末の夢想が落とし穴になったのか、脚を壊し、悲しい記憶を刻み、天へ召された。
俺のことを忘れていないか。
魔の2角と呼ばれた外枠不利のコースで、1枠を引きながら完走できなかったスズカの無念は、本当に成仏したのか。
1番人気が飛ぶたび、つい…。

90年代前半、ステイヤーが1番人気になってよく消えていた頃、昔の3200Mだったらなんて思ったり、またエアグルーヴ、ヘヴンリーロマンス、トーセンジョーダンと、札幌記念の勝ち馬がレース間隔への考慮という意味でも、秋3連戦の戦い方が見えてきたと思いきや、そのあとは着順が落ちていくだけと、盾獲りの課題は残り続ける。

ウオッカが変えた、1分58秒の壁・破壊。
それ以降、前レコードホルダーの娘・ブエナビスタが台風通過後の稍重馬場を颯爽に駆け抜けた時以外、見事後戻りすることはなく。
時計一つ変わるだけで世界が近づいた気がしたが、それは早計だった。
シンボリクリスエスが宝塚敗退後、1年越しの府中・天皇賞で連覇達成を果たして、前記のブエナとメイショウサムソンも全く同じ流れで、タマモクロスが遺した王道を進むも、彼もここを勝った後連勝がストップしたように、皆それに続いている。
競馬の進化を、魔物は喜んでいる。

 

コラム

ジャパンカップ展望

読了までの目安時間:約 2分

 

オルフェーヴルやエルコンドルパサー、外国馬ではピルサドスキーらがJC・凱旋門賞双方のレースで好走している。無論、そこにはディープの名も加わるわけで、それが普通の馬ではなかなかできないことは、今年よくわかったはずだ。
今年の凱旋門賞も、結局いつも通りだった。

海外組の有力どころとしては、凱旋門賞2着のフリントシャーやイタリアで名の通ったレースを圧勝してきたディランマウスなど、近年の中ではまともなメンツが揃う可能性がある。
それを受けて立つ日本馬は、ジェンティルドンナやフェノーメノが天皇賞でそれなりの競馬をすれば、自然な流れで人気にもなるだろうが、さすがに昨年、一昨年からの上積みは望めないだろう。

そうなれば、自ずと凱旋門賞組のハープスター、ジャスタウェイに注目が集まる。
距離不安があって、脚質面での不確実性なども、ロンシャンと東京でそんなには大差はないわけだが、正攻法で戦える馬が結構いるから、展開の事は、頭数が減ってしまえばよりマイナス材料も減ることになる。

さて、イスラボニータ、ヌーヴォレコルト、菊大敗もこだわり持ってここを使ってきそうなワンアンドオンリーなど、ハープ以外の3歳勢の取り扱いなのだが、一時期より日本馬を中心としたメンバーの質に若干の不安があるとき、昔は外国馬が穴埋めしていたのが、それをできる格を持った馬が少ないから、レベル云々よりも、東京への適性で狙い目ではある。
地味だが、ヌーヴォレコルトには斤量面含め、快走の下地は整っている気もする。
あのデニムアンドルビーが、タフなローテを克服してジェンティルとはハナ差の勝負だった。

 

コラム レース予想

新馬回顧 <10/25・26>

読了までの目安時間:約 2分

 

◎土曜は牝馬限定戦から。
東京芝1600は、10番人気マラケシュ逃げ切り。
京都芝1400(内)では、ダイワメジャー産駒のダイワプロパーが中団から鋭く伸びて快勝。

京都は同じく内回りコースで1600戦も行われ、これまた似たようなゴール前切れ味鋭く前を捉えたフミノムーンが快勝した。父のアドマイヤムーン含め、3代続けてミスプロ系をかけられた偏った配合も、芝だと柔らかく乗る幸騎手に合っていそうなキレ馬のようだ。面白い存在。

荒れ気味の東京をピシッと締めたのが、1800戦快勝のサトノクラウン。堀厩舎と萩原厩舎の人気先行型対決にはならなかった点もよかった。勝ち馬は日本では珍しいマルジュの直仔という点、2着アンタラジーは2000以上で先行した時がそれぞれ楽しみだ。

◎日曜日は荒れ気味の決着。
東京は芝とダートのマイル戦が行われ、共に逃げ切りが決まった。
ダートは、キョウエイアシュラの全弟インドラが低評価を覆して、7馬身差圧勝。芝はそこで1番人気に応えられなかった戸崎騎手のヴァリアントアローが、ハナ差でも勝負強さを感じさせる内容で、上々の滑り出しとなった。ショウナンカンプ産駒。

京都のダートは、好位勢がそのままゴール前抜け出し、2番人気のゴールドアリュールの仔・ティアップブロンドが勝った。
2000の方は、ピッチが上がって好時計決着。人気勢が苦しむ中、早めに動いた人気薄タイセイアプローズが、ハーツクライ×エリシオらしい持続力のある末脚を見せ快勝。人気と実力が相反する、混戦の新馬らしい展開。
福島では、芝の1200戦を人気のゴールドペガサスが制した。

 

レース回顧

菊花賞 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

菊花賞だからこそ、こういう上がり馬による実績馬封じがあってこそ、とんでもない競馬になることがある。先週のレコード決着には、話の続きがあったようだ。

ダービーは厳しい。そして、菊の時計が速くなると、それよりもっと厳しい戦いになる。父が教えてくれた、凄まじい菊の走り方を、この馬はそんな父以上に上手に立ち回って、ハイパーレコードで駆け抜けて見せた。
トーホウジャッカルのポテンシャルの高さ、その急上昇した気運にも驚くべきものはあるが、神戸新聞杯でみることのできなかった、不利がなかったらどうだったのか、の続きがこの結果なら、ダービー前日デビューで、それも全くレースにならなかった5か月前の未勝利戦から始まったこのシンデレラボーイストーリーに妙なまとまりを感じてしまう。
「必要なものだけが欲しい」

前半が速すぎると時計が出ない。
セイウンスカイを駆った横山典弘は、長距離戦では何よりリズムが大事であることを知っている。例え前半が速かったとしても、ロスなく回ってくればスタミナ切れにはならない。この日のラップ概要は、
1000M通過 1:00.9
2000M通過 2:02.2
そして、勝ち時計が3:01.0。
最後の1000Mは58.8。外差しが決まるわけがない。
1:30.5で1500Mを走るということは、そんなに難しい試練ではないのにだ。
もうそうなったら、パドックから汗をかいていたダービー馬のツル首になった最初の下り坂での姿から、直線での失速にも納得がいく。
これも血が抗うことのできぬゾーンの話なのだろうか。10年前と同じだった。

酒井騎手が最近になって、やたらと重賞級の馬に跨って大仕事をするシーンが目立っている。
小柄なせいか、ハンデキャップ競走の軽量馬をよく委ねられる時代が長かったが、そんなのはもう昔の話なのだ。こうやって次から次へとチャンスが巡ってくるようになり、初騎乗の菊を一発で仕留めた。いい流れが続いている。
「3000Mのレースのことは知ってましたから」
万葉Sだって、京都3000Mのレースである。

必然性が詰まった乱菊。
トゥザワールドは少し気になるが、それほど今年のクラシックは終始死闘の連続だったのだ。
出来ることなら、みんなじっくり休みたい。セイウンスカイ然り、ソングオブウインドも然り…。

 

レース回顧

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