血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

朝日杯フューチュリティS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

先週は、滅多なことでは追いかけるべきではない新馬1戦のみの期待馬をみんなで応援して、ものの見事にスタートからがっくりという競馬になってしまったが、今週は1勝馬でかつ本賞金加算ができていない馬は出てこれなかった。

そこで前走の時計と内容で期待が高まるのが、今週も注目される前走東京組。2頭とも1600を勝ってきた。
秋の開幕週初日に行われたいちょうSの勝ち馬クラリティスカイは、この阪神で行われた1800Mの未勝利戦を圧倒的なパフォーマンスで制して、返す刀で東京遠征初戦もレコード勝ちで、一気に世代のトップホースに名乗り出た。
ハードローテと休息を繰り返し、今回は休みを挟んでの参戦。また遠征で減らした体が、仕上げた分なのか無理使いの反動なのかが判明する競馬になる。

もう一頭が、ショウナンアデラとも共通点の多いベゴニア賞を勝ったダノンプラチナ。
34秒台前半の時計で快勝し、1番人気に応えた上に鞍上、調教師ともこの条件に縁のあるコンビというのも大きな後押し材料だろう。
課題は先週の勝ち馬と似たようなものだが、血統面でこちらの方が少しアメリカ指向が強すぎる牝系である点が玉に瑕か。

どちらも有力馬。人気も当然集まるはず。三冠馬の下や札幌チャンピオンといったチャンピオン候補もいるが、上記の2頭がコケたから即台頭というほど、この競馬は単純ではない。
その証しが、2歳世代1番人気の重賞勝ち馬がこれまで皆無という事実。
ファンの見立ては、多様であって然るべき一戦である。

新コンビがどういう化学反応を起こすか未知数だが、誰も気にしないだろう存在になるなら、武豊の馬は怖い。
彼はスプリンターではないと思って、アクティブミノルを中心に狙いたい。

鞍上は、最近何故だが2歳GⅠで距離がもたないだろう馬ばかりを駆っている印象があるが、ちょうどこの時期に走れそうな馬が夏の活躍馬ばかりだったというだけのこと。
アクティブの母方には、アグネスタキオン、キングマンボ、ラーイなど、中距離型のチャンピオン級を送りこんできた大種牡馬が居並ぶ。単調であろうとも、距離は問題ではないはずだ。
父はスプリンターを多く出すタイプではあるが、サングラスのような芝の中距離で大穴をあける曲者も出ている。

前走は、勝ったセカンドテーブルにハナを叩かれ、内枠だったせいかリズムを作れず、勝ち馬から4馬身ほど離された6着。完敗だった。
が、連闘後の休み明けで、初の本格的な遠征競馬ではこれも致し方ない。クラリティのようにはうまくいかなかったが、こちらも初勝利時は、大レコードに0.5差で前後半のラップを34.9ずつ秒でまとめる逃げ切りを決めている。
こういう馬は、先行するのがスタイルにはなるが、粘り強く折り合わせればバテない末脚を武器に加えることは可能だ。差し馬人気なら一番匂う存在。ペース次第で自在に立ち回るのが、武豊の真骨頂。狙う価値はある。

阪神外回り1600の重賞はスプリント重賞馬には鬼門。後にスプリンターSを制したような馬でも勝てていないことを考えると、大分割引が必要ではあるが、今夏ローブティサージュが北の1200重賞で連続好走した。
彼女も中距離血統の短距離型に成長した。即ち、アクティブミノルにも同じことが起こり得るのだ。
消耗の少ない重賞馬が、誰よりも有利に立ち回れるのが若駒の重賞レースである。

この予想とともにWIN5の攻略法に役立ててほしい記事があるのでご参考まで。

 

レース予想

解血策

読了までの目安時間:約 2分

 

この秋は、総合力の問われるGⅠレースが多い。
その結果を精査するため、方向性を定めて掘り下げていく中で、血統的見地から解析するのが最も合理的なのではと感じた。
春より種牡馬の偏りはないから、個体差を明確化しやすい側面もある。

今、主要血脈を形成するエクリプス系を大まかに3分割し、その分配率がパフォーマンスにどのように影響するのかを研究している。
事のついでに、そのリトマス試験紙を使って、傾向分析をしてみようと思う。
3枚の用紙の概要は、
ハイぺリオンを送り出し、健康なままタフな競馬に連続参戦することを可能にしたハンプトン系と、
時代を席巻した血筋が最後に残した超ド級の底力を持つリボーの源泉たるセントサイモン系。
そして、ファロスーネアルコのラインを中心に様々な国でチャンピオンサイヤーを送り込むメジャー系統のファラリス系の3種類。

春の時点では、セントサイモンの絡みが少なくて、ハイぺリオンやファイントップの系統が5代以内に入っている馬が多く活躍した。
が、秋はセントサイモン系の入っていない馬が、スピルバーグとラキシスしか勝っていない。これ、時計が遅かった2戦。

コパノリッキー・ヌーヴォレコルト・ワンアンドオンリー・ジャスタウェイら5代以内にセントサイモン直系のない春の主役たちは、これらもやや時計を要する展開で底力を示している。
アウトセントサイモンの共通点である、時計が少し速いと負けてしまう性質がよく表れている。同時に、ファラリス系の融合性も比類なき者であることを実証している。

中山と阪神の急坂コースでのGⅠが2つ残る中、この傾向が変質する可能性は大いにある。

 

コラム

考察・番組変更

読了までの目安時間:約 2分

 

春は平常通り。正月は4日(日)に東西金杯を行い、月曜日が普段の土曜競馬になる。
翌週が最近色々なことが起きる3日間開催で、あとは何もない。
海外遠征前のステップレースの選択肢は相変わらず多いから、そこは楽しみだ。

問題は夏。
クイーンSが札幌の開幕週に戻ってきて、その翌週にレパードS、またその次の週にエルムSが組み込まれた。
北海道の夏シーズンが1か月早く終わるようになって、交流重賞との兼ね合いもあるから毎年コロコロ開催週が変わっているのだが、夏のダートシリーズを作って、3歳馬にも有益な重賞路線にした方がいいようにも思う。
オープン特別自体は多いから工夫次第だろう。短距離重賞でもいい。

あと、秋季3日間開催が今年と同じ週に、同じように3度行われる。
来年はいちょうSの呼称が変更になったり、ターコイズSの重賞格上げの影響で、愛知杯が翌年の開催になったりなど、マイナーチェンジしかないのだが、これにも問題点がある。
9月の3日間開催が、最近は大体順延になるのだ。今年は10月の開催も台風の影響が出たくらい。
雪も積もる量が多すぎることがあって、毎年雪がちらつく中京にGⅠレースを作った途端、隣県では大量の積雪を記録しているから不安要素は多い。

不幸のスパイラルにハマりかけている競馬界。
だだ、ある日の中京メインで、下級条件だが若手騎手だけで馬券圏内を占めたことがあった。何だかんだで、若い芽は育っている。
だからこそ、一歩踏み込んだ理想形をみんなで思案しようではないか。
ダートGⅠは東京の方がいい。国外のダート・AWで結果を出した馬はほとんど、東京で好走している。

 

コラム

2歳戦総括 牝馬編

読了までの目安時間:約 2分

 

スタートとゴールでそれぞれ思わず苦笑いしたくなるような若さ溢れる場面が繰り広げられたジュベナイルフィリーズ。
今年も現時点における世代の主力級が集結し、この結果はそのまま暫定順位を示す結果となった。

重賞連対馬と重賞未出走馬との対決構図は、例年通りのこと。外回りができてからはこの流れだ。
これまでの戦績は、
連対馬3-5未経験馬
正直言って、決定的な差ではないにせよ、明らかにフレッシュさが優先される傾向が出てきている。

今年も結局は、500万特別を制したオープン馬が勝った。
ショウナンアデラの末脚は、まだ誰も知らない領域に存在した彼女の隠された一面だった。陣営もオーナーサイドも、もしかすると馬自身もが瞬間移動のようなキレ味でレッツゴードンキらを一刀両断にするシーンは想像していなかっただろう。
本質は、出遅れさえなければ好位抜け出し型。この時期に自在性を披露しただけでも収穫は大きい。
現状、断然の2歳女王という位置づけになって当然だろう。

好走したアルテミスS組の印象は、器用貧乏が持ち味になられては困るレッツゴーと何とか折り合い面に当面の目途がたったココロノアイ。自ら世代の基準馬であることを改めて示した2頭だが、初勝利時のパフォーマンスは秀逸なものであったから、桜の前に何か新しい一面を見せられれば、もしかすると、もある。

ロカについては、勝負圏外の競馬も、瞬発力勝負と坂に若干の不安が残る内容だったので、その点でも評価保留。正攻法が合うはず。
あとは、人気薄の好走馬もいたがコートシャルマン含め、距離延長への対応力次第ではあるが、概ね格下の印象だった。

 

コラム レース回顧

新馬回顧 <12/13・14>

読了までの目安時間:約 2分

 

夜間発売中止にはどっきりさせられたが、師走は色々と忙しないから仕方ない。
もうダートの季節である。
中山の牝馬限定1200戦は、トラストレイカがゴール前抜け出して勝利。フォルカー系とは馬場同様に渋い。
阪神1800はクリソライトの弟・リアファルが順当勝ち。以下人馬が続いたが、勝ち馬は別格だろう。重賞を勝てる器。

芝は西のスプリント戦が、ゲート入りをゴネたセトノビーナスの逃げ切り勝ち。デュランダルは今一つパッとしないところはあるが、母方はそんなに軽くないから注目しておきたい。
東のマイル戦を制したヤングマンパワーも、スニッツェル産駒だが牝系は重厚で名種牡馬が居並ぶ配合。共に、穴をあけるタイプか。

日曜は芝に見どころあり。
阪神1800は、ダンス産駒のナガラフラワーが豪快に前を捉えた。人気馬が走らな過ぎたのもあるが、牝馬にしては重厚なタイプか。
1角で勝負ありの中山2000は、人気のサブライムカイザーがこれで4連勝となった北村様の好アシストで快勝。どことなくエルコンと似た配合のカメハメハ産駒。サンデー系をねじ伏せる男に育てたい。
上位拮抗評価の中京2000Mは、欧州競馬のような展開に。2分10秒余の我慢比べをステイゴールド産駒のカルナヴァレスコが制した。

ダートは、カメハメハとハーツクライの宿命の対決となった中山戦を2番人気のハーツ産駒アンヴァリッドが制した。ただ、人気のマカワオクイーンは直線で走るのをやめてしまっていた。
阪神も1800戦。人気通りの決着の牝馬戦だったが、勝ったフリオーソの姪・クイーンズターフの迫力ある末脚は魅力的だ。

 

レース回顧