血統予想・コラム

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根岸S -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

無難に先手を奪ったシゲルカガをいつでも競り落とせる位置につけ、その後、自分より内にいた3頭にやりたい競馬をさせて、直線は、とにかく不利のないように丁寧に追い出しのタイミングを測って、すっきりした好位抜け出しの形で、恐らく、異常なほど調子のいいタールタンを抑え込み、堂々フェブラリーS優勝候補に名乗りを上げたモーニン。

+10kgというと、いかにも冬の休み明けの仕上がり途上のそれに映る数字だが、見た目にはそんな太めに見えるということもなく、いい意味で3週後の大一番に備えた余裕残しの作りと、単に500kgを超える馬ということもあって、400kg台中盤の芝の馬のようなマイナス材料は、少なくとも今回に関しては全く感じられなかった。

武蔵野S組や東京1400、1600の秋の準オープンを制した馬が大きく支持を集める中、レースが近づくにつれ、どんどん単勝の支持が集中していったのも、単純に脚抜けのいい馬場でもなく、時計勝負になっても、ほぼフェアな重賞戦らしい展開が、もうレースをする前から皆わかっていたせいで、どうもモーニンには敵いそうもないなという諦めと唯一の4歳馬であるという期待感が、2.2倍という数字に反映されたのであろう。

レースぶりも、外枠を引いた人気馬の割には、シゲルカガの前々走・カペラSで見せた32秒中盤のテンのスピードを考えたら、行き過ぎであったとも言えなくはないのだが、3走前の阪神の1000万特別で、良馬場ながら1:23.7で楽に勝っていることを考えたら、武蔵野Sの自身の1400通過推定タイムの1:22.4くらいでは走れるだろうことは、戸崎騎手ならわかるはずだ。

結果、強気というより、馬の走る気に変に逆らうことなく、外枠からのスタートをフルに活かした結果が、1:22.0という、稍重馬場では傑出したレースレコード走へと繋がったのだ。
現状のスピード能力通りのレース結果なのである。

2着タールタンも、ちょっと前にこのコースで、1:21.9のコースレコードタイで勝った記録を持っている。
左回り巧者で、距離が延びるよりも短縮することで渋とさを活かす競馬が実は合っているグレープブランデーも、タガノトネールが1:22.3で阪神戦を勝っているけれど、GⅠを使った後にもう一つ厳しい競馬をした後の休み明けという点を考慮すれば、武蔵野Sよりはタフな競馬になったから、経験の差で先着できたことにも納得できる。
アンズチャンも自己のベスト時計を重賞で更新して5着。

こんなところで、時計の記録を引き合いに出したからどうということはないのだが、なかなかフェブラリーSとのコネクションが出て来ないこの根岸Sは、時計の勝負になり過ぎると本番で通用しないということではなく、GⅠに対応できる底力を時計で示せるかどうかが重要なのだ。

雪の影響で不良馬場になった時に勝ったノボトゥルー、ワイルドワンダーは、良馬場で行われたフェブラリーSでも好走している。
フェラーリピサや昨年のエアハリファがだめだったのは、休み明けで走り過ぎたことと、その前走でも重賞を連対していた影響があるように思う。
上がり馬はフレッシュでないといけないし、ワイルドワンダーのように東京を自分の庭のようにしている馬であれば、叩き台のレースであっても、逆説的にGⅠでも好走できる能力を前哨戦からでも証明できる。

重、不良の勝者を差し置いて、4歳、キャリア6戦目の馬がレコード勝ち。
モーニンの持つ高いポテンシャルは、秋を待たずして、GⅠの舞台で如何なく発揮されることだろう。

 

レース回顧

根岸S -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

九分九厘、道悪。
雪で延期された2レースは、共に、本番のフェブラリーSでも好走したノボトゥルー、ワイルドワンダーが制している。
今年も、その可能性はないと言えなくはない状況だが、2年前のように衝撃的な光景が目撃することはないはずだ。
よって、予報を信じて、もう一例、単に雨が降って重馬場になったフェラーリピサの時の3レースについて共通する、人気上位で前走からか月以上の間隔での出走馬という一点で、非GⅠレースで負けた馬を推すというリスクを軽減してくれそうな条件が揃ったということも味方にして、今回は自信をもってモーニンを推したいと考える。

鮮やかに4連勝。最後の準オープン・秋嶺Sの勝ちっぷりが、あまりにも素晴らしかったので、骨っぽいメンバーの揃った次の武蔵野Sはかなりの支持を集め、1番人気での出走になった。

今回予想されるかなり締まった馬場という状態ではなく、程ほどに時計の出る走りやすい稍重馬場という、文字通りの湿ったくらいの馬場で、GⅠ出走、好走経験をフルに活かした積極策で粘り込みを図るタガノトネールを捉えきれず、最後に飛んできた同期のノンコノユメにまとめて差し切られて3着。

人気になり過ぎていたと言えばそれまでだが、2頭とも武蔵野Sの前後で、GⅠでかなり強い馬を相手に戦って2着と好走していた。
言い訳などいくらでもできる。

加えて、オーナーサイドの意向なのか、たまたまハイレベルの騎手に続けてもらえる状況になかったのかわからないが、今では珍しくないとはいえ、わずか5戦で3騎手が乗っている。
変な話、ジョーカーを引いてしまったのが1度乗って勝っていた川田騎手。
いくら東京1600での騎乗歴があったとはいえ、そこはGⅠの前哨戦。

セカンドテーブルの意外にして、軽快な逃げにリズムが崩された部分は否めない。
全貌のわからない才能に、今回4人目の騎手として、石坂厩舎には縁のある戸崎騎手が乗ることになった。
タガノトネールも川田、戸崎コネクションがあったり、昨年もラブリーデイがそうだったりと、いくら勝利数の多い騎手とはいえ、珍しい繋がりがあるものだ。

結論から言って、ヘニーヒューズが父で、ディストローテッドヒューマーにコジーンが配された母を持つモーニンが、器用に前にいる馬を上手に交わしていくような競馬は得意としないのだろうと思う。
多少無理をしてでも、直線に入る段階では、進路上には馬を置かず、後ろのことなど気にせず、自分のタイミングで動いていくべきだろう。
川田騎手がどうこうではなく、その結果を忖度して、次に活かすには十分なデータが手元に置かれた状況で、よりダート戦における引き出しが多い戸崎騎手が乗るのだから、マイナス面は休み明け以外は考えにくい。

速さを活かしてこそ。
距離短縮ながら、シゲルカガ<縁あって鞍上は藤岡康太騎手>がポンと出てしまえば、あとは、気楽に自分のとりたい位置をとれるような感じがする。
タガノトネールのことも知っているし、最近になって急に自信を獲り戻したレーザーバレットもほぼ主戦としてレースでは乗っていた。
そうなれば、秋嶺Sのあとすぐに準オープンを勝ったプロトコルや、東京1400のスペシャリストである紅一点のアンズチャンが怖い存在となる。

単純で物差しでは測れない能力を感じさせるライバルを連れてくれば、来たるフェブラリーSでも有力馬になれる。
立場上、優先出走権が必要なわけだから、楽勝で権利を得れば、あの馬の三連覇はかなり危うくなるだろう。

 

レース予想

フェブラリーS展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今年も最注目馬はコパノリッキーだ。
三連覇という偉業は、以前にGⅠ昇格後、連続連対すら厳しいというレース史が刻まれてきた中で、唯一無二の絶対神になれた者にしか課せられない異質な重圧がかかること以上に、今回は、恐らく出て来ないだろう宿命のライバル・ホッコータルマエと、きっと絶対出てくる新・制覇者サウンドトゥルーにいいようにやられてしまった過去2戦の結果からも、沽券に関わる問題というと大げさだが、自分のフィールドであると証明した舞台で、あとはホッコータルマエの仕上がり次第の馬というレッテルを完全に払拭すべき時が来た。

三連覇。
JBCクラシックの例にあるように、自身の加齢に対する問題は、レースの特性上のアドヴァンテージではあるが、条件変化において他の追撃を凌ぎ切るという手段をもって、他に策はない。

故に、沽券に関わる問題なのだ。上半期の古馬GⅠは、決まって年齢との戦いとなる。
このダート界の特別枠の競馬は、自分が間違ってました、と謝罪をしたところで、門前払いを食らうのがオチ。

「速いという武器」
それは芝、ダートを問わぬ、万事に対応するする最大の武器となる。
ただし、自分との戦いであるからして、自滅も伴う。

年明けのレースを使わなかったのは、2年前に衝撃的なGⅠ馬封じを決めたあの時と同じ。
でも、同じということがいいことなのか、もうそれは誰にも分らない。
気のいいタイプのこと。
昨年の出遅れからの巻き返しは、東海Sが完璧だったことの反動があっての冷や汗たらたらの連覇であったとすれば、初めての平穏な正月は、合理的判断とも言える。

ホッコータルマエが川崎記念三連覇の偉業を成し遂げ、恐らく、それと同格以上の能力であるサウンドトゥルーは、相手の庭でかなり肉薄した。
一方、東海Sはやや低調、根岸Sは道悪濃厚で、降雪で延期になった年の勝ち馬だけどうにかなるという相性の悪さは、1400巧者の上がり馬軍団には足かせとなりそう。
ノンコノユメが得意の東京マイルで、休み明けでもスッと反応できれば、かなり面白い競馬となるだろう。

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レース予想

クラシック展望②

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞、オープンをざっと。

・シンザン記念

勝ったロジクライは、スタミナのある中距離型の正攻法の抜け出し。

2着ジュエラーは、後方からの強襲で魅力を感じさせる結果。

が、以下はあまり自分の得意ゾーンでなかったので、ジュエラーは強い説には疑問も残る。太め解消後に再検討したい。

○梅賞勝ちの2頭の方が…。

・フェアリーS

逃げ勝ったビービーバーレル以外見どころは全くなかったが、パイロ産駒であることより、ダンスパートナー一族のこの路線での強さに、ちょっとした期待くらいはできそう。

・京成杯

意外と平凡。

勝ち馬の実績で、他が自分の良さを封じ込められた印象。

プロフェットは長い距離ではなく、このくらいの距離のパワー勝負向きだろう。

ジュニアC

キャリア豊富なダンツプリウスが、初のオープン戦が試金石となる面々を負かしたのだが、時計が良かった割に、地味過ぎた。負けても言い訳できそうな一戦。

紅梅S

○梅賞勝ちの1頭がシンハライト。

適性外ながら、ワントゥワンを封じ込めた意味は大きい。

桜の連下候補は決定的。

若駒S

期待のマカヒキが、エンジン性能の違いを見せつけ快勝。

-10kgでの出走も、まだ絞れると思う。やはり、全姉ウリウリとは別のタイプだった。

牝馬の活躍が目を惹いた1勝クラス。

同日特別戦で2勝目を挙げたエルビッシュ、エクラミレネールが注目株。なかなかに勝負強い。

福寿草特別で脚を測りながら勝ったロイカバード、いい馬の揃った寒竹賞勝ちのタイセイサミットが、まだ間に合う組として狙いたい2頭。

2戦2勝のジークカイザーは渋い。オフシーズン型として注目。

季節柄、ダート馬を推すことは難しい作業ではないが、今回はハイレベルの500万で人気に応えたゴールドドリームのみを挙げておく。

芝の新馬勝ちの馬で期待したいのは、レーヴドスカーの仔のレーヴァテイン。

ナイアガラ以来の先行型になれるか。

未勝利勝ちは、良血牝馬のレッドアヴァンセ以外では、

ミッキーロケット

ヴァンキッシュラン

アドマイヤロマン

ら、好時計勝ちの関西の牡馬を挙げておく。

青森産のミライヘノツバサは、前で勝負できそうなので応援したい。

 

コラム

新馬回顧<1/23・24>

読了までの目安時間:約 3分

 

雪の心配の前に、蛇口が凍ってしまうことの懸念が生じるような大寒波が襲来。
大半が道産子の馬にはさして影響はないのかもしれないが、彼らに協力を依頼する側の人間はてんやわんやであった。

先週も似たような光景を見たばかりのダートの新馬戦は、土曜日の2戦とも、牝馬限定戦を2着に4馬身差つけて楽勝という馬が登場。
中山1800(稍)はシフォンカール、京都1400では人気のエレメンツが勝利した。
中山はクロフネ産駒が母父クロフネを2頭連れてくる展開。
京都は今週もパイロ。見るからに強い勝ち方をしていたが、これでは優劣がつけられない。

土曜日は、中山でマイル戦も行われた。
勝ったミエノドリーマーは、15番枠からの発走をものともせず、スローペースからの直線勝負を豪快に外から差し切る迫力の競馬を見せてくれた。
Aムーン×ドリームカムカム。見たところ2000Mまでもちそうだが、気性次第か。

朝起きてみたら、風が強いけど晴れていた日曜日。
芝、ダートとも前日と変わらぬ馬場状態で行われた。

ダート戦は、中山1200(稍)は外から伸びてきた牝馬のガイアトウショウ、京都1800の方は、自らペースを握って押し切ったモルゲンロートが、共に低評価を覆して新馬勝ちを決めた。
この時期のダート戦は、土日にかけての雪騒動など、不可抗力が働くことも多く、人気になったからと言って力を示せるとは限らない。
ただし、この2頭は、単純に人気がなさ過ぎただけ。意外と強い、と記憶し
ておいた方がよい。

京都のマイルも逃げ切りの決着。
人気の2頭が中団でもたついている間に、キングヘイロー牝駒・ダイアナヘイローがゴールしてしまった。
ロイヤルサッシュ系で、母父グラスワンダー。何となく納得である。
中京の2000Mは、ショウナンタイザンがスローペースから正攻法の抜け出しで勝ち上がった。
マンハッタンカフェの割に小器用に映ったが、牝系に大種牡馬が多く配されているので、やっぱり派手なレースをするタイプになりそうだ。

 

レース回顧

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