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2016年 クラシック②

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞、オープンをざっと。

・シンザン記念

勝ったロジクライは、スタミナのある中距離型の正攻法の抜け出し。

2着ジュエラーは、後方からの強襲で魅力を感じさせる結果。

が、以下はあまり自分の得意ゾーンでなかったので、ジュエラーは強い説には疑問も残る。太め解消後に再検討したい。

○梅賞勝ちの2頭の方が…。

・フェアリーS

逃げ勝ったビービーバーレル以外見どころは全くなかったが、パイロ産駒であることより、ダンスパートナー一族のこの路線での強さに、ちょっとした期待くらいはできそう。

・京成杯

意外と平凡。

勝ち馬の実績で、他が自分の良さを封じ込められた印象。

プロフェットは長い距離ではなく、このくらいの距離のパワー勝負向きだろう。

ジュニアC

キャリア豊富なダンツプリウスが、初のオープン戦が試金石となる面々を負かしたのだが、時計が良かった割に、地味過ぎた。負けても言い訳できそうな一戦。

紅梅S

○梅賞勝ちの1頭がシンハライト。

適性外ながら、ワントゥワンを封じ込めた意味は大きい。

桜の連下候補は決定的。

若駒S

期待のマカヒキが、エンジン性能の違いを見せつけ快勝。

-10kgでの出走も、まだ絞れると思う。やはり、全姉ウリウリとは別のタイプだった。

牝馬の活躍が目を惹いた1勝クラス。

同日特別戦で2勝目を挙げたエルビッシュ、エクラミレネールが注目株。なかなかに勝負強い。

福寿草特別で脚を測りながら勝ったロイカバード、いい馬の揃った寒竹賞勝ちのタイセイサミットが、まだ間に合う組として狙いたい2頭。

2戦2勝のジークカイザーは渋い。オフシーズン型として注目。

季節柄、ダート馬を推すことは難しい作業ではないが、今回はハイレベルの500万で人気に応えたゴールドドリームのみを挙げておく。

芝の新馬勝ちの馬で期待したいのは、レーヴドスカーの仔のレーヴァテイン。

ナイアガラ以来の先行型になれるか。

未勝利勝ちは、良血牝馬のレッドアヴァンセ以外では、

ミッキーロケット

ヴァンキッシュラン

アドマイヤロマン

ら、好時計勝ちの関西の牡馬を挙げておく。

青森産のミライヘノツバサは、前で勝負できそうなので応援したい。

 

コラム

新馬(2016)<1/23・24>

読了までの目安時間:約 3分

 

雪の心配の前に、蛇口が凍ってしまうことの懸念が生じるような大寒波が襲来。
大半が道産子の馬にはさして影響はないのかもしれないが、彼らに協力を依頼する側の人間はてんやわんやであった。

先週も似たような光景を見たばかりのダートの新馬戦は、土曜日の2戦とも、牝馬限定戦を2着に4馬身差つけて楽勝という馬が登場。
中山1800(稍)はシフォンカール、京都1400では人気のエレメンツが勝利した。
中山はクロフネ産駒が母父クロフネを2頭連れてくる展開。
京都は今週もパイロ。見るからに強い勝ち方をしていたが、これでは優劣がつけられない。

土曜日は、中山でマイル戦も行われた。
勝ったミエノドリーマーは、15番枠からの発走をものともせず、スローペースからの直線勝負を豪快に外から差し切る迫力の競馬を見せてくれた。
Aムーン×ドリームカムカム。見たところ2000Mまでもちそうだが、気性次第か。

朝起きてみたら、風が強いけど晴れていた日曜日。
芝、ダートとも前日と変わらぬ馬場状態で行われた。

ダート戦は、中山1200(稍)は外から伸びてきた牝馬のガイアトウショウ、京都1800の方は、自らペースを握って押し切ったモルゲンロートが、共に低評価を覆して新馬勝ちを決めた。
この時期のダート戦は、土日にかけての雪騒動など、不可抗力が働くことも多く、人気になったからと言って力を示せるとは限らない。
ただし、この2頭は、単純に人気がなさ過ぎただけ。意外と強い、と記憶し
ておいた方がよい。

京都のマイルも逃げ切りの決着。
人気の2頭が中団でもたついている間に、キングヘイロー牝駒・ダイアナヘイローがゴールしてしまった。
ロイヤルサッシュ系で、母父グラスワンダー。何となく納得である。
中京の2000Mは、ショウナンタイザンがスローペースから正攻法の抜け出しで勝ち上がった。
マンハッタンカフェの割に小器用に映ったが、牝系に大種牡馬が多く配されているので、やっぱり派手なレースをするタイプになりそうだ。

 

レース回顧

淀の追憶

読了までの目安時間:約 3分

 

今年の中央競馬の重賞は、京都の長距離GⅠを勝った経験を持つ4騎手が、金杯から勝ち続けていった。

中山の2戦はスロー。
一癖あるコースで、予測も難解な展開もまま発生するのが中山。
が、少し人気になり過ぎかなと思われたヤマカツエース、ビービーバーレルらが、後続をしっかりと突き放す強い勝ち方で、甘いマスクの中堅騎手の笑顔がレース終了10分後、テレビ画面に映し出されるのだった。

一方、京都の2戦はともにマイル戦。
金杯の方は波乱も多いが、今やクラシックのステップに重要な役目を果たすことが増えたシンザン記念の方は、連対即注目馬という現状で、注目馬も多かった。
が、人気はともかく、前走阪神のマイルで見せ場もない負け方で、当然その分支持を得られなかった2頭が、今までにない力強さを見せ、穴をあけた。

各々道中流れに乗れた、作れた者が力を出したという結果。
元より脚質自在のヤマカツエースを、北海道の2戦で得た手応えそのままに、勲章を一つ多く加えて、また池添騎手が駆ったという事実が、大きな勝因だった気もしないではない。
ビービーバーレルは、逃げでならした中舘調教師が管理する馬。
逃げを解禁する魔法の言葉を石橋騎手にかけたとされる。

2012年、春の天皇賞で明暗分かれた両者のイメージに則した騎乗ぶり。
また、同じような結果を大きなレースで目撃する可能性はある。

京都マイルの2戦に関しては、川田、浜中両トップジョッキーが勝利。
ただ、穴をあけるイメージ通りだった面もある。

浜中騎手のシンザン記念王ぶりはよく知られるが、エーシントップ、ミッキーアイルという逃げて人気に応えた内容より、レッドデイヴィスや今年のロジクライといった、謎多き馬の底力を少し流れが厳しいときに全面に引き出してあげる方が、彼の本質を示しているように感じる。
みやこSのロワジャルダンなんかがその好例。
川田騎手も、昨年のGⅠ2勝の内容から、先行して粘り込む形が多い。

若いうちに菊花賞を勝てたことは誇れる。あとは、大勝負のかかった場面での強かさが欲しい。
愛知杯勝ちの田辺騎手もそう。
目の前の壁は、勝ちパターンを増やして突破するのみだ。

 

コラム

新馬(2016)<1/16・17>

読了までの目安時間:約 3分

 

冬晴れ、晴天の土曜競馬。
ダート戦2鞍の新馬戦が行われ、大激戦のゴールとなった。

13秒台連発の超スローの展開で、凍結防止剤の影響もあったか上がりもかかった中山1800戦を勝ち上がったのは、7番人気のカナスヌーマ。
マンハッタン牝駒で、この時期から現れる完全欧州血統のダート向きの馬。体も大きいし、この路線を進むのだろう。

一方、京都の1200戦で断然の人気に推され、盤石の好位抜け出しからサフランハートに際どく追いつめられたながら競り勝ったチャームは、パイロの産駒。
意外としぶとい。東西とも、人気のないときは怖いタイプ。

概ね曇り空の日曜日は、ダート、芝の新馬戦をそれぞれ2鞍ずつ開催。
ダートは、人気馬同士の決着&勝ち馬の圧勝という似たような結果。
中山1200はサウスヴィクラス産駒のリンガスウーノ、中京1400では、ブライスガウが快勝。
2頭とも牝馬。
前者は、母の配合がサクラローレル×トウショウボーイで、結構強気に行っても簡単には止まらないタイプ。
後者は、またしても現れたパイロ産駒。上がりの脚が他と全く違うので、これも怖い存在だ。

で、芝の中距離戦も、結局牝馬が勝利した。
中山2000逃げ切りのバレエダンサーは、ハーツクライの仔でも、石川騎手の思惑通りのスローペースの行った者勝ちの流れに持ち込めたことも勝因だったか。
本質は、消耗戦を得意とする中距離型で好位抜け出しができるようになると本格化するタイプだろう。

ヴィクトワールピサのワンツーだった京都1800の方は、大型牝馬のパールコードが、牡馬にしては小さいフリーフォールを寄せ付けぬ先行押し切り勝ちで快勝。
シークレットコードの下で、母系に日本の主要血統が一切入っていないリボー系というのは、いかにも難儀な血筋ではあるが、底力はある。

週明けは雪予報も出ている日本列島。
いよいよ、本格的な冬らしい馬場状態になってきた。
芝は相変わらず時計が出るが、上位に来る馬の血統は案外重厚だ。

 

レース回顧

誉れ高き血の継承者たち

読了までの目安時間:約 3分

 

あまり恵まれた競走生活は送れなかった面々が、2歳の夏から活躍し、そのまま阪神JFを制したショウナンパントルが唯一残すことのできたアチーヴの活躍と、彼女にまつわる悲運のストーリーによって、ひとつの血の物語は紡がれていった。

シンボリクリスエスとシーザリオの間に生まれたリオンディーズの兄・エピファネイアは、度々騎手を手こずらせる危うさを覗かせながら、なんだかんだで主要タイトルを2つ持って行った。
スタミナが問われると強い。
弟は、1600Mで強烈な決め手を繰り出して、器用に立ち回れる強みを武器とするエアスピネルを捻じ伏せた。

底力で上回るという意味。
通常ならば、ハートレー、スマートシャレードらや、それと接近している馬も含め、本流路線の注目馬に主眼を置くべきなのだろう。
ただ、朝日杯のトップツーからは、連綿たる底力の血脈を引く者独特のオーラが放たれている。

この物語の起承転結の承を構成するのは、間違いなく、シーザリオが勝った05年オークスだ。
管理する角居調教師は、拙騎乗に反省しきりの福永騎手のフォローも後回しにして、あまりにも強かったシーザリオを愛撫しながら、感慨に耽っていたという。
ウオッカがそれと入れ替わるように厩舎に来て一時代を築いた後、今度はヴィクトワールピサは登場、ドバイの夜会で不屈の日の丸を掲げた。
前述のエピファネイアも然り。

外国人のトップジョッキーがそれらに絡み、違った一面を見せる時もあった。
そういえば、シーザリオの父スペシャルウィークは武豊にとっては運命の馬。
ああ、父親は世代こそ違えどライバル関係で、そっくりそのまま息子の福永祐一と条件に変化は生じさせつつ、エアスピネルの母メサイアと決闘したのがそのオークスだった。

血の物語。
奇しくも、その3着馬・ディアデラノビアの牡駒もクラシック路線に乗っている。

競馬では、牡馬<息子>であり、海外GⅠ勝利といったフレーズが出てくると、一つの終幕が近づくサインとなる。
ダービー獲りを賭けた熾烈なスポ根的展望を暗示したデジャヴのストーリーは、競馬人も交えた稀有な軌跡をこの春描くことだろう。

 

コラム

高速サンデーの風

読了までの目安時間:約 3分

 

スプリンターズSをヘイルトゥリーズン系の馬が勝ったのは、デュランダル以来12年ぶりのこと。
そのストレイトガール。キンシャサノキセキ、ファイングレインなど中京に縁のある馬を多く出したフジキセキを父に持つ。
阪神Cで復活したロサギガンティアと同じだ。
母父は、レース史上唯一、3歳馬にして単勝2倍を切る高い支持に応え快勝したタイキシャトル。

前年の新潟での一戦は、特殊な馬場状態に加え、前走が全くレースにならなかったことでファンの判断がバラつきが出たために最初から2番人気だったので、その長短が相殺される形で、いつもより一段上の着順でゴールすることになった。
レース分析が今回のテーマではないにしても、見た目には昨年は恵まれた状況での勝利と言ってしまっても、異論は少ないだろう。

思い返せば、ナリタブライアン<ヘイルトゥリーズン系>が相応の評価を受けた中、二ホンピロウイナー産駒<ターントゥ系で共通>であるフラワーパークがGⅠ高松宮杯を制したことに端を発した変調は、概ね、ノーザンダンサー系かレイズアネイティヴ系もしくはミスプロ系が勝ち、たまに零細血脈が底力の示すという競馬体系の中で異質な傾向を維持し続けることで、大きなうねりを生むことはなかった。

ただ、量産型のヘイルトゥリーズン系の最強血統であるヘイロー-サンデーのラインが、
高松宮記念 05年アドマイヤマックスから7勝
スプリンターズS 97年タイキシャトルから3勝

期間も違えば、時に求められるスピード能力にもバラつきが生じる状況ではあるが、昨年も03年の時も、上位3頭はサンデー系。
来るときはわさっときて、来ない時はお呼びでないという展開だったことを示すデータだ。
今回のヘイロー同系配合馬の優勝が、明確なターニングポイントになる可能性は大いにある。

2着好走のサクラゴスペルも、オーシャンS2勝のヘイルトゥリーズン系同士の配合。
4代母がミスタープロスペクターを産んでいるという背景はあるにしても、サクラプレジデントが快速血統のはずがない。
このような特殊な血の結びつきは、新時代の幕開けを伝えるサインとなり得る。

 

コラム

新馬(2016)<1/9~11>

読了までの目安時間:約 3分

 

正月恒例の3か間開催初日は、午前中新馬戦以外は大波乱が頻発。人気に応えられた分は評価できる。

中山ダ1200の牝馬戦で1番枠から出遅れたソロダンサーも危なかったが、力強く押し上げていって、最後は力でねじ伏せた。ゴールドアリュール産駒。

京都ダ1800も人気のドラゴンカップが楽勝。4馬身差でも余裕残しの内容。

ステイゴールド×アルムタワケルの中型馬。豪快な競馬が合いそう。

日曜日は、京都で2鞍。

ストリクスの伸び脚が目立ったのはダ1400戦。芝のマイルが合っていそうなヨーロピアン血統のキングカメハメハ産駒で、直線の反応は他とは違った。安田厩舎の秘蔵っ子となれるか。

芝1800(牝)は、人気の良血馬が順当に走り、いち早く抜け出したロッテンマイヤーが総合力で他を制する形で勝ち上がった。ビワハイジの孫で、クロフネには珍しい鹿毛馬。本質的な適性がどこにあるかはまだわからないが、とりあえず芝ロードを進むことになるだろう。

鞍上のフォーリー騎手共々、今後に期待である。

中山のマイル戦の方は、断然人気馬以外が順当に走り、ちょい荒れに止まった。

勝ったサバンナロードと2着のダノンアイリスは、性別もあることながら、体も100kg近く差があるので完全別個体の外国血統馬なのだが、時計が少しかかるこの時期の芝が合っていそうなタイプ同士。

人気のスパツィアーレより、スピードがあったということだろう。

月曜日の中山ダート2戦は、先行力を活かした2頭の強さが目立った。

1200は、スタートの良かった人気馬同士の争いを、より早く出たパブロが制し、3馬身差快勝。

着差が同じだった1800戦勝ちのミラクルウィングも、早め先頭から押し切った。

キンシャサノキセキ、ジャングルポケットの各産駒ではあるけど、ダートがいいようだ。

残る京都のマイル戦は、上位2頭が鋭い末脚で強烈なインパクトを残した。

奇しくも、勝ち馬レインボーフラッグはジャンポケの仔で、2着ナノセカンドの父がキンシャサノキセキ。

パワー優先の馬場ではないが、シンザン記念はハーツクライ産駒が勝っている。

 

レース回顧

勝手にJRA賞

読了までの目安時間:約 3分

 

昨シーズンは、早速金杯で中山競馬の革命的出来事が起きて、久々に登場したロベルト系の大物が香港と中山で一発必中の狙い撃ちで大仕事をした。

ラブリーデイか、モーリスか。
一応、1、2票がゴールドアクターに、もう少し多くの票が3歳の二冠馬に入るのだろうが、ミッキークイーンに票を入れようにもJC参戦で結果を出せなかったので、古馬の2頭が有利の中、年度代表馬はモーリスに決まった。

無敗の華はあるが、ある意味、リーディング独走の堀厩舎には、もう一頭とんでもなく強い馬がいるので、合わせ技で印象度はアップする。
有馬記念後のアイツの引退セレモニーに3人の騎手が登場したが、モーリスだって去年は3人乗っている。

ラブリーデイにも乗っていた戸崎、川田騎手は、どっちが年度代表馬でも鼻高々だった。
が、いいとこどりに失敗した戸崎騎手の有馬記念デーのこともあるから、モーリスでGⅠを勝てなかったのは心残りか。
そこで呼ばれず、騎手個人としてのみ評価を得るのはちょっと寂しいもの。
ストレイトガールも結局ダメで…。

いつの時代も、貧乏くじばかり引くイマイチ君が存在する。
昨年もついに重賞を勝てなかったサウンズオブアースに、是非、非公認でも助演男優賞を授与したい。

日経賞だけは勝てそうだったが、激烈な菊花賞の後の休み明けの一戦だったせいか、ミルコの気分も乗っていくことなく、置かれてしまって4着。
主な勝ち鞍なし。笑えなくなってきた。
はなみずき賞でハナ差負かしたストロベリーキングは、11月の京都でやっとこさ2勝目を挙げていた。
が、その勝ち鞍は、平場のダート戦である。もしかして…。ネオユニヴァース産駒なら、あり得なくはない。

エイシンヒカリはあの挑戦的すぎるレース内容から、スマートに戦う馬へ変身。
そういえば、秋の古馬GⅡを勝った馬は、みんなGⅠも獲ったんだな。
VIVA・GⅡ。陣営よりも、まず主催者に祝福を。でも、
「社畜になることなかれ」

エイシンの香港C制覇は、喜ぶべき意外性があった。やっぱり、何かが違うからGⅠ馬なのである。
お墨付きのアウトロー賞をあげたいものだ。

 

コラム

2016年 新馬&クラシック①

読了までの目安時間:約 3分

 

初日の新馬は、芝2000M戦2つ。2:05.1と、奇しくも同じ時計で決着したが、結果は大違い。
中山は、ほぼ人気順の結果で、レーヴァテインが正攻法の抜け出しで断然の人気に応え快勝。
儚き早熟の血と知られるレーヴドスカーの仔。堀厩舎でそう育っていくだろうか。

一方、京都は⑦-⑩-④の人気で決着。好位抜け出し楽勝のグレイトパール<父キングカメハメハ>と、別次元の末脚で前を捉えにかかった2着のコンパッション<父ジャングルポケット>は、才能は間違いなくあるのだろうけど、クラシック本戦に間に合わせようとしない方が良さそうな古馬重賞向きの武器を秘めるので、成長するまで待ちたい。

暮れの1か月は、毎年クラシック候補の有力馬が必ずデビューしてくるので、ここではその部分を補完しておきたい。
12月の主要レース以外の勝者には、この時期に勝ち上がる馬独特の個性が光っていた。
2勝目を挙げた組で一番は、最終週に2戦2勝とした影の最強馬・サトノダイヤモンドだろう。これにより、重賞馬と同格扱いで本番でどう買うかを考える段階へ入った。

葉牡丹賞で豪脚を披露したメートルダールと新馬戦を快勝したロンドブリッジの孫にあたるサトノマルス。
このサンデー系×ロベルト系の2頭は、年明け緒戦でどういう動きを見せる大注目のシルバーステートと同じ配合パターンだ。

期待されながら、新馬で強敵とぶつかって未勝利戦勝ち上がりとなったウムブルフとアドマイヤダイオウも、まだ脱落には早いので、敗者復活組の最右翼として期待。

ダートの1勝クラスは勝った馬がみんな強かったので、ここは大局的に見て、スマートシャレード、ストロングバローズは今後とも長いお付き合いになりそうだから、強い全日本2歳優駿組とも互角に戦える一番手に挙げる。
あとは、つわぶき賞勝ちのエスティタートに男勝りの活躍も期待して、それと方向性が似ているマレボプールも、例年のクリスマスRS勝ち馬よりは走りそうなのでマークする。

 

コラム

世界を語れる血

読了までの目安時間:約 3分

 

2015年は、春のオーストラリアでGⅠが一つ。

年末を迎えるまでは少しストレスの溜まる競馬が続いたが、獲れるところはしっかり獲れた香港ではカップのワンツー、マイルのエイブルフレンド斬りなどで底力を示し、十分すぎる内容での大団円となった。

古馬路線が低調だった分、3歳世代は勢いがあっていいと思っていたが、ダービー、オークスがハイレベルすぎて、そこで好走したルージュバックが秋は2戦不発。ダービー大惨敗のキタサンブラックは、秋に1-1-3と好調のまま年を越すなど、有馬記念も皮肉な結果に終わった。

高速ダービー馬が速い馬を生み、クラシック戦線をジャックした昨年。

ドゥラメンテとミッキークイーンは、連を外さない強さで、完成度でも他を凌駕した。

キングカメハメハとディープインパクト。その隙間でスクリーンヒーローや渋いSS系は意外な底力を発揮し、皆を驚かせるのであった。

思えば、この血統地図。

世界を夢見る時代が、世界を制する時代に変わった90年代後期の構図とよく似ている。

エルコンドルパサー<父キングマンボ>

グラスワンダー<代表産駒・スクリーンヒーロー>

スペシャルウィーク<SS産駒・シーザリオの父>

時同じくして、タイキシャトルやシーキングザパールなどの外国産馬やSS直仔のステイゴールドらひと世代上の猛者が、確かな足跡を残していた頃。

幻の同期3頭による直接対決の実現が叶わなかったが、その産駒は印象的な仕事をしてくれた。

三冠馬が登場しては、凱旋門賞をまたしても獲り損ねることを繰り返してきたが、他の路線なら、グラスもスペシャルもその子孫がきっちり遠征緒戦で結果を残している。

何も、朝日杯だけが再現VTRとなったわけじゃない。

これは、ドゥラメンテ・第二ストーリーの開演の知らせなのか。

で、また怪我をしてしまったら、ディープらしい小柄な牝馬のミッキークイーンにもっと暴れてもらいとも思う。

選択肢はたくさんある。

国内戦に専念するのも、今はむしろいい頃合いだ。自由な時代は、やはり素晴らしい。

 

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