2015フローラS回顧

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フローラS -回顧-

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面白いもので、こういう時に限っていい馬は内枠を引いていた。
外を引くよりは、ずっといいのがこのコースの競馬。
騎手だけでも買える順番で決まったのだから、その大方の読み通りの1000M通過62.9秒は、波乱の要素とはならなかった。

そして、何故だかそういう時は、乗れている騎手のところに丁度お鉢が回ってくるのだ。
先週大爆発で、大一番にこそ縁はなかったが、確実に結果を出し始めた内田博幸騎手跨る良血のシングウィズジョイが、これまた勢いに乗るマンハッタンカフェ産駒の金看板を印籠のごとく見せびらかして、好位から抜け出した。
母はこのレース5着というの馬が、外の方にもう一頭いたが、それは直線末をなくして脱落。
7年前の5着馬シングライクバードの仔は、その母シングライクトーク譲りの渋とさを武器に、母の無念を晴らし、勇躍オークスへ挑む権利を得た。

でも、これからオークスを読むのは、相当難しい。
桜花賞もスローで、ここもスローなんてことが最近のパターンであるから、そのこんがらがった紐を解いていけば、ある程度の方向性は見えてくるのだが、破壊的スローと恐らくハイレベル世代だろうこの3歳の才能の一部が集った平均点くらいのオークストライアルが、比較できる対象なのかといえば、かなり困難な作業が待っている。

少なくとも、レベルの低い年なら完全な候補誕生の上位勢で、2着ディアマイダーリンにしても、2400Mならもう少し大胆な騎乗で可能性を見出せそうな予感がするが、如何せん相手が何になるかわからないから評価しにくい。
もっと言えば、2000Mへの適性を示したここで権利獲得しないと次は古馬戦だった3頭は、皆のマークを掻い潜れるほどタフな馬でもない。
唯一、東京を経験したからこそ、正確なタイミングでのスパートは可能なので、平均ペースでなら面白いとは思うが。
スケールの桜花賞組となれば、実績のある組のプラスアルファは過大評価禁物だろう。

大きなものを先に見据えた時に、その格が皆の欲しがるタイトルだったならば、もっと多様な可能性が求められるのだ。
故に、権利獲得の3頭は、スピード面でのアピールも重要なように感じる。



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