スピードランナー・ダノンキングリーの誕生

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毎日王冠 回顧 – スピードランナー・ダノンキングリーの誕生

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軽いレースではなかったが、しっかりと直線で反応できたこと。

妙にうまくスタートを決めすぎた4歳のタイトルホルダーが、アエロリットに全く楽をさせずに、前哨戦的な展開を作らせなかったことで、バランスラップの厳しい競馬になった。

それでも、スタートが全くアウトという感じだった戸崎騎手のダノンキングリーは、斤量も含め、リカバリーが人馬ともパーフェクト。

思ったイメージがあの共同通信杯のようなレースを…、という大方の見立てだったが、直線で使ったダノンキングリーの末脚は、必死に頑張って、相手のリズムに何とか抗って見せた、あのロジャーバローズを唯一追い詰めた時の脚に見えた。

ダービー連対馬など、まず毎日王冠では用なしだった歴史は、時代の流れと、パドック気配からして、全く馬に戸惑いのなさを醸し出す余裕でも、明らかに古馬に対し、上がり目が違った。

ダービーの時の気配は素晴らしかったが、適距離だという以前に、誰よりもリラックスして、戦う準備が整っていた本命馬が、ひどいレースをする状況ではなかったということだろう。

しかし、それは結果論。

相手のリズムに…、ということでは、勝手に相手のリズムにしてしまったインディチャンプの、やはりかという感じの根負けでも理解できたように、そう簡単に差し切れるような展開ではない。

確か、雨が降っているのに、今日は外差し馬場だなとみんなが感じた3年前のルージュバックが制した時でも、戸崎騎手は落ち着き払って、いつもの直線勝負であった。

今年も簡単に前が粘れるような、単なる高速の外差し難航のトラックコンディションではなかった。

ある意味、アエロリットが珍しく、目一杯まで仕上げなくてもいい状態で走れたことが、古馬らしい前哨戦仕様の仕上げが可能になったこととイコールになったので、突出した1800Mのスピード勝負で、諸条件の有利不利の面が、きっちり反映されたのかもしれない。

スピードランナー・ダノンキングリーの誕生である。

言い換えれば、ダービーで示した2:22.6で駆ける能力を、補正をしっかりとできる東京の1800で、まずそこに合わせることによって、完璧な立て直しとスケールアップに繋げたことになる。

筆者は上位3頭にそれぞれ思い入れがあるから、贔屓目になりがちなところもあるわけだが、こういう展開で、54の優位性をそのまま示したダノンキングリーの素晴らしさは、そうは簡単には伝わらない。

ただ、揉まれるないポジションを図らずも確保でき、自力で上がって行くことをダービーで人馬ともマックスで経験したことが、しっかりと再現できたのである。

クラシックへの臨戦過程も無駄はなかったが、古馬に挑むその流れも完璧。

同じ脚を次なる舞台でそのまま期待してはならないだろうが、京都で不甲斐ないレースをした4歳の非GⅠ馬連中などより、ずっと中身の濃いレースをできた。

この秋だけではなく、その後の展望も自ら開いた。

戸崎騎手が言うように、馬に勝たせていただいたのである。そこに全てが込められている気がする。

目標を定めて、獲るべきタイトルを狙い撃ちしたい。

 

レース回顧

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