血統予想・コラム

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チャンピオンズC -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


超スロー。アクシデントの少ないダート戦線とて、世界の勢力図では異質な存在となりがちな1800MGⅠならば、何かが起きても不思議じゃない。
ただし、実力馬が揃った競馬でその本質を問われたならば、これはある意味で当然の結果と言える。

人気両頭のレースぶりはあまりにも対照的だった。
雌雄を決するに相応しい叩き2戦目のGⅠで、ホッコータルマエはフェブラリーS前に見せていた威光をこの日放っていた。
調子そのものは前シーズンである昨年末から今年初めにかけての時期の方がずっとよかったのだろうが、単純ならざる直線の長い急坂のあるコースで、多少揉まれても気持ちの切れないタフネスチャンピオン・ホッコータルマエの真価が最も発揮される叩き合いでの勝負になったことは大きかった。

正直、周りに若くて勢いのある馬がいなかったのは助かった部分もあるだろうが、これがこのレースの本質と言える。
充実度が反映されるフェブラリーSと安定期であるかが重要視されるチャンピオンズC。
自分の前にはムーア跨るクリノスターオーがいた。勝負は既に、向こう流しで決まっていたのかもしれない。
クリノスターオーは、幸騎手の思惑通り直線入り口で圏外に消えていった。

さあさあ。4歳どうした?
馬券圏内はおろか、掲示板にも一頭もいない有様。が、それはフレッシュさが要求される競馬にはなかったから仕方ない部分もある。
上手さでも、充実度でも一歩上をいく評価をなされた人気のコパノリッキーは、敗因となる要素が凝縮されたような結果になった。
出負け、位置取り争いに加われず、揉まれて1角でクリソライトと激突。強引に行く手もあったが、あまりにも最初の30秒で色々なことが起きてしまったので、レースには加われなかった。
この世代、GⅠで人気を背負うといいことがない。何かが足らないのだろうが、古馬の方が引き出しが多いのは事実だ。

重賞未勝利馬の連勝記録が途絶えてから、今度はフレッシュなGⅠ馬が連戦連勝。今年5戦目と4戦目の馬が連勝。今回は5戦目、叩き2戦目の馬が一変。
チャンピオンズCでは、GⅠ初参戦のナムラビクターと復活の見えた休み明けのローマンレジェンドが最後まで叩き合いを演じた。
流れそのものは変わったのだが、少しチャンピオン級が心許ないのがその主な原因だろう。

 

レース回顧

チャンピオンズC -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


数年に一度、冬の中京競馬は雪の影響を受ける。この点、今後も油断ならない。

さて、久々にアメリカ馬が来て、おまけにあのケント・デザーモまで帰ってきた。

1番枠を引いたから、ゴリゴリやりある可能性もなくはないのだが、日本のトップランナーが揃ったこの一戦で、そう簡単に先行位置を取れるほど易しいレースにはならないだろう。

行きたくない先行タイプが、ホッコータルマエと二ホンピロアワーズ。好位付けで前に一頭置いて、直線競り落とすのが理想。

メンバーが揃ったから、そうは思い通りに競馬できないものだが、先週のように馬場を味方につけるだけで、あれほどの一変振りを見せる馬が現れるのがGⅠ競走。ここでも十分に主役になれる可能性はある。

そんな実績馬の取捨とは別に、今すこぶる元気な4歳世代が人気との兼ね合いでどうかという側面もある。

結果勝った馬は強かったが、皆人気の中心ではなかった。それがどういう意味なのか、あるいはまるでとんちんかんな邪推なのかもしれないが、ちょっと興味は湧く。

何故なら、今回の人気の中心はあのコパノリッキーだからだ。

同期のインカンテーションやクリソライトが、この秋になっていい頃の調子を取り戻しつつある。後者の場合は、GⅠ馬ということもあって意地を見せないといけない部分もある。

ちなみに、インカンテーションの方はコパノリッキーとは、ここが2度目の対戦。縁なく顔合わせすることもほとんどなかったが、前回は中山1800戦で、リッキーが勝っている。

愚にもつかぬ長い前置きにはなったが、要するにみんなチャンスがある時というのは、往々にして人気が結果を左右する部分があって、その順番通りに、特に1番人気の能力がそのままレース展開に影響することが多いもの。

怖さはなくもないが、今のコパノリッキーは、強気に乗れば乗るほどいい味が出ると思う。

どちらかというと、みんなが考えていないことをして大魚をかっさらうのが田辺騎手の特徴のように思うが、それはペース判断への自信があるからこそできる技量の写し鏡とも言える。

メイショウナルトとサンレイレーザーというのは実に難儀なタイプだったのだが、別にそんなこと気にせずに、展開を自分の流れに持っていけばいいと自然に考え、我々に面白い競馬を提供してくれた。

今回位置取りにこだわりをもっていないというニュアンスでコメントをしているようだが、内実それは、先行押し切りのパターンに持ち込むための煙幕のように思う。

むしろ、速くしたいという気持ちはあるだろう。帝王賞の敗因は、初距離での自滅だった。

完成すれば速いチャンピオン距離型に育つゴールドアリュール産駒。同産駒の傑作・スマートファルコンがそうであったように、本当に自信があるなら先手を奪うはずだ。

今回は強引な逃げ馬がいない上に外枠。競馬はしやすい。

裏路線から仕切り直して、GⅠ参戦の格好をつけたインカンテーションの充実ぶりを評価し対抗。若手推しではないが、クリソライトも緩みない流れ向きだろうし、リッキーと父も同じ。

単穴評価にはぴったりの実力馬だ。古豪はその次。やはり、ホッコータルマエは軽視しないほうがいい。

 

レース予想

2歳馬選定 11月

読了までの目安時間:約 2分

 


重賞回顧から。
京王杯
セカンドテーブルのみ東京1400にフィットした才能を持っていたから、差し馬を連れてきた。高速決着のGⅡだが高評価は禁物。
デイリー杯
タガノエスプレッソの完成度が一枚上という結果。以下人気馬が続いたが、春まで力をキープできた者が生き残りそう。

東スポ杯
サトノクラウンは2戦目で馬込みを捌いて勝ち切ったので文句なし。アヴニールも一応休み明けだから仕方ない部分もあるが、あまり強烈な末脚を持っている感じはない。先行馬はだらしなかった。経過観察が必要。

京都2歳S
世代のキーホースを立て続けに破ったベルラップが、暫定トップに立ったレース。それにやや走路を侵されたダノンメジャーは距離に目途が立ち、それ以下もまずまず走って、スキルアップは図れた印象。人気のティルナノーグは、敗因探しより今後良馬場で巻き返せるかが鍵。

ファンタジーS
スローに流れたことが全てという競馬。が、GⅢ格に違わぬ時計の決着になったから厄介。
2着ダノングラシアスにはちょうどいい競馬だったか。

12クラシック世代と似た構図。それは今の日本競馬を牽引する世代だ。オープン以外の500万勝ち組では、
ルージュバック
ショウナンアデラ
ディアマイダーリン
ら牝馬が活躍。ベゴニア賞快勝のダノンプラチナと黄菊賞2着のレトロロックは今後必見。
もちの木賞楽勝のペプチドウォヘッドは川崎行きを決めたが、芝を使っても面白い。

注目の1勝馬は、ドゥラメンテとシャイニングレイ。あと、デビュー勝ちのロッカフラベイビーとコンテッサトゥーレはJFでも特注。
発想の切り替えの思い切りの良さが勝負を分けそうだ。

 

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