血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

夏祭りが増えます

読了までの目安時間:約 2分

 

12日にJRAが発表したWSJS改めWAJS(国際騎手招待・ワールドオールスタージョッキーズ)の概要は次の通り。

  • 開催日、競馬場
    8/29・30、札幌競馬場
  • 芝で行われる計4レースで合計得点を競う
  • 外国人騎手5人及び地方代表2人は通常通りの招待数だが、今年は道営所属騎手が地方代表者の1枠に入る
  • JRA代表は、今年のダービージョッキーと昨年のMVJ獲得騎手(戸崎圭太)以外は、勝利数などを考慮して選出する
  • JRAと外国・地方騎手連合の7対7のチーム対抗戦も、個人戦と並行して実施する

 

国際騎手招待の開催日程に関し、今年大鉈を振るったことをまず評価したい。
同時に、夏競馬の質の向上と季節柄どうしても頭数が揃わなくなる懸念に、今年の大改革がどういう副作用をもたらすかを、皆でしっかり考えていこうではないか。

完全なシーズンの始まる前であること、札幌記念の翌週であること、欧州の出場騎手の質は期待できないことなど、どの時期にやろうとも問題は発生するから仕方ないのだが、最近この時期は雨ばかり降っていることが一番の懸念材料か。
2年前の函館後半の開催は、ちょっとあり得ないことになっていたから、テルテル坊主をそろそろ作っておいたほうが賢明かもしれない。
競馬も安全が第一である。

かつて、中山で行われたジャパンカップが、大波乱だったのにやたらと盛り上がった記憶がある。
デットーリ一人が輝いた週になったが、そういうことを期待できるのが札幌競馬場だ。

 

ニュース

牡馬クラシック展望②

読了までの目安時間:約 2分

 

シャイニングレイの皐月賞回避が決まり、展開上のキーマンの喪失で、自ずと違う先行争いが想定される。
スピリッツミノルにそこまでのスピード能力は感じられないから、彼がスタミナ自慢を誇らしげに見せつける展開になれば、他馬がいかに消極的だったかがよくわかる凡戦が予期できて、ダービー展望も見えにくくなる。

平均ペースより上がらない展開を予感させるのは、ここに来てレース巧者の台頭が目立つということ。
キタサンブラックや皐月賞回避のレッドソロモン、ダノンリバティの末脚を封じたミュゼエイリアンに、注目候補のリアルスティール…。
年明けまでは、シャイニングレイやサトノクラウンのように、巧みさの中に底知れぬものを妄想させる破壊的な何かを秘めた才能が目立っていたが、今はきっちり調整され、予定通りに仕上げられた馬が、人気以上の高水準な走りで力を見せている。
それのせいか、ブライトエンブレム、ベルラップ等は影にかすんでしまった。

一方、能力が高く評価されているドゥラメンテは、この皐月賞への参戦により、賞金加算及びダービー優先出走権の奪取も要求されることになった。
関東馬は相変わらず元気で、山吹賞からはダービーハンター的存在の藤沢流ローテからレッドライジェルという強烈な決め手を武器にするキズナ型の馬が登場。予定通り青葉賞出走となれば、権利獲りも見えてきている状況だ。
ダービーへの余力を逆算すると、プリンシパルS勝利にしか活路を見出せない皐月賞組にとって、これは思われるより遥かに厳しい競馬となる。

ただ、2月の時点で下降線に入っていた馬が、春になって尚底を見ない不調であるなら、もはやクラシックなどに縁はなかったというだけのこと。
この不器用な男のレースぶりが、レースの鍵を握っている。

 

コラム レース予想

桜花賞 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

テンの争いを制した者が、レースを制するというのは競馬の常識だが、無敗馬がよもやの惨敗を喫するのがこういう場合だ。
岩田康誠だけが、普通の競馬をした。それだけのことだろう。波乱という程の結果ではないのかもしれないが、これが岩田康誠である。勝負への嗅覚が人一倍鋭いからこそ、今の彼がある。

直前の競馬、土曜日からの展開がどうにも気になっていた。
阪神牝馬Sは堀厩舎の上がり馬が力を見せたが、それ以外の主だったところは、大体関西馬が勝っていたのである。
関東馬に見劣っていたのではなく、関西の陣営が今まで勝負を賭けられる状況ではなかったのもあったから、ルージュバック一本被りの関東馬優勢の流れは、波乱を呼ぶ結果を予感させるものもあるにはあったが…。

勝ったレッツゴードンキを褒めるとすれば、最初から強気に重賞を使っていたこと。
札幌2歳Sで見せ場十分の3着。テイエムオーシャンも同じ結果だったことを考慮すれば、もうその時点で世代の代表馬である。
東京にも行って、阪神では勝ちそびれ、桜のトライアルでは逃げを試して、それら全てが桜花賞獲りに繋がった。
いやはや、普通なら2番人気にはなっているはずの馬である。
ウオッカが桜花賞で負けて、ダービーは離れた3番人気の評価だったが、結果には皆の知るように、世代全体のトップホースであることを示す圧倒的をパフォーマンスをみせた。

今にして思えば…、彼女だけ、普通に桜花賞競走をした。
レベルが高いレースにありがちな、意外な盲点が、案外普通の競馬に繋がったのかもしれない。
1分36秒で走れない馬は、桜花賞になど出られるわけがない。レッツゴードンキにしても、本来の力は全部出してはいなかったと思う。

従って、その他大勢は負荷も何もないキャンターみたいな競馬だったから、反動も出ない。
強いて、次戦への繋がりを見出せた存在を探せば、体調キープで外枠から唯一2着争いに加わってきたクイーンズリングか。
ルージュバックは、体は問題なかったが、変に気の悪いところが直前になって出てきたのは不安といえば不安なのだが、恐らく次戦も一番人気でそれも怖いだろう。
ただし、このマンハ牝馬2頭の臨戦過程を考えたら、ここで結果が出ないことは、織り込み済みとも言える。

凡戦だったせいか、オークスのゴールシーンは意外なほどすっきりしたものになりそうだ。
今日はなかったことにして…。そんな桜花賞は、昔はもっと沢山あったのである。

 

レース回顧