血統予想・コラム

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新潟記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


”不思議な傾向”というのは、神秘的で踏み込んではならぬ神のみぞ知ることだとされ、そのうちに定説へと昇華する場合もある。

この新潟記念にもそれがある。ディープ産駒が勝てないことだ。2010年の産駒デビューで、実質的には初年度産駒が4歳になる一昨年からの2年のみのデータなのは、もちろん百も承知だが、この辺の距離の重賞ではことごとく連対馬が登場しているわけだから、ちょっと気になる。

高速馬場で、かつ上がり勝負になるのも周知の事実。何故だ。七夕賞でも小倉記念でも、展開さえ向けば来ているのに。

 

何故だか、昔から函館記念とのコネクションがあったりするので、双方連対馬がまだ出ていないから、そこに何かしら共通項があるのかもしれないが、トランスワープやパルブライトのデータを凝視した所で何が出て来るわけでもない。論拠にするには薄っぺらすぎる部分はあるが、買いかぶりを防止する理由くらいにはなる。

一応、勢いをつけてきたクランモンタナを3番手に挙げておくが、それならダコールとかエックスマークとか…。あくまでも上がりが速い競馬。ただ差してくるだけでは、きっと届かないのだと思う。

あのトーセンラーだって、差し損ねているのだ。

 

ディープが負ける。それを負かすということにかけて、このハーツクライの右に出る者はいない。

ジェンティルドンナ・ハープスターといった時代を彩る名牝たちに、ハーツ産駒が本当に屈辱的な形で苦杯を嘗めさせたのは、その劇的な登場を世に知らしめるに相応しい舞台で決闘し、雌雄を決したあの日と全く同じ構図である。

 

この中に、そんな性質を色濃く受け継いでいる馬は、サマー2000チャンピオンにリーチの掛かったメイショウナルトを置いて他には見当たらない。何せ、ハーツクライ産駒は彼1頭だけだ。

ランク付けはともかく、7頭もディープ産駒が出走するのとはあまりにも対照的。故に、ディープを軽視したわけだが。

 

メイショウナルトを切る理由など山ほどあるわけだし、57.5のトップハンデでは本命だけは避けたいというのが人情だが、七夕賞で-10kgの後でも小倉記念に増減なしで挑めた、その体調の万全さはどうにも捨てがたい要素。

切りたくなるのも人情なら、拾いたくなるのもまた人情。

左回りコースは総じて、直線が長く引きつけても最後は競り負けてしまうことが多かったが、自分の型を田辺騎手と一緒に築き、小倉では自分のペースを作れなかったのに最後まで渋とく粘ったから、うまく後続を引き離して先行できれば、もはや回り云々は関係なくなる。幸い、今回は先行型も少ない。

 

彼らの作る人馬一体のリズムは、他の仕掛けを遅らせたい意識をより増幅させるとみる。良ならこちらもツーカーの仲と目される、ユールシンギングと北村騎手のコンビにも同等の期待をかけたい。条件はぴったりだ。

 

レース予想

札幌2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 


遠路遥々津軽海峡まで渡って、その後も陸路をトコトコ進んでゆき…。タフな行程を経て札幌最終週の一戦に挑むからには、それ相応の勝算があるとも言える。

無論、失敗例は山のようにあるが、そうしてでも参戦して勝った2頭は、共にGⅠ馬になっている。

何故か、横山騎手の勝ったダービーの勝ち馬とそこに参戦した牝馬という、妙な共通点もあるが。

 

フォワードカフェの潜在能力を買いたい。

小島太と蛯名正義。チームエルコンとは一味違う、騎手同士だからこそ生まれる絆に大きな期待を寄せたい。自信がなきゃ、こんなことするわけがない。

 

欧米双方のメインステージに対応可の血統構成は、ある意味でヌーヴォレコルトと似た適性を示しそうで、むしろ新潟参戦の常道を無視したこの積極策が、現地滞在組の優位性を打破へと繋がるのではと考える。

最大の根拠は、向こう流しから延々5段階加速をして、後続勢の追撃意欲をなくさせた福島の新馬戦をリアルタイムで目撃したから。2000M以上に向く素材。出世を果たした勝ち馬の傾向そのものだ。

 

日曜の小倉2歳Sの方も、当地の経験馬は番手評価に止め、キャリア2戦のタガノアルザルに期待。逃げた後、すぐに差しの形を仕込まれた馬は荒れ馬場向き。バゴの産駒というのもいい。

 

レース予想

サマーシリーズ最終戦

読了までの目安時間:約 2分

 


今年は、ポイントの一極集中がないので面白い。

 

・スプリント

1位 ローブティサージュ 15pt

突如復活を遂げた2年前の2歳女王が、現時点でチャンピオン最有力。

いかにもリーグ戦というような空気の関西圏2戦が、予想された通りに難解な結果になったものだから、北海道の2戦とアイビスSDを使った組が優勢となった。後述した3レースに複数参戦した馬は、比較的安定して走っていたから、大勢は決したと見たのだが…。最後の12ptは、一体誰の手に?

 

・2000

1位 メイショウナルト・ラブイズブーシェ 14pt

一応、メイショウナルトにアクシデントがない限り、新潟記念を完走すればポイントが加算されてそのまま、という状況。札幌記念出走組に大きな得点が入ったこの路線の首位候補はおらず、本州転戦組が必然的に有利となる。

だからか、その2戦ともいいメンバーが揃って、面白い競馬になった。マーティンボロ、ニューダイナスティらは今回も出て来るから油断大敵。路線の層は厚い。

 

・マイル

クラレントが2戦とも参加しているから暫定トップも、ブレイズアトレイルやマジェスティハーツ、エクセラントカーヴもいるので、斤量の差が勝負を分けるか。みんな回避したら一大事だが、このいずれかが勝つと思われる。

 

・騎手

1位 田辺裕信 24pt

週末に勝った2人が猛追するも、あと最大2鞍しか乗れないから、このままの公算は大きい。セントウルS次第ではあるが、メイショウナルトが苦手の左回りで、例えとして正しくはないが、昨年の関ヶ原Sくらい走れたなら…。

 

各1位は安泰の状況も、最終戦は結構面白いレースとなりそうで楽しみだ。

 

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