血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

あと少し

読了までの目安時間:約 2分

 


ちょっとハープスターの調子は気掛かりだ。

この札幌記念は、明らかに差し馬有利。でも、ゴールドシップと小回りコースへの対応に加え、洋芝への適応力を示せた収穫は大。

理想は直線一気でも、実際はそれだと差し損ねる危険があるから、意味のある競馬だったと言える。別に、JFの時のような乗り方でもよかったのだが、負けた後だから、自由にはやらせてもらえない。

 

うまくいった。だからこそ、反動が気になる。今回は精々7、8分の出来。

輸送を控え、父と同じく爪に不安があるタイプの差し馬だから、案外調整そのものが一番の課題のように思える。

日本最終調整の時点で、本番の騎乗者が跨ることが最も望ましい。

 

札幌でまた負けてしまったゴールドシップ。この前は、札幌2歳Sでグランデッツァに敗れていた。

敗因がその時と同じような気がした。

もう完成期から少し衰退する時期に差し掛かっているのだろう。自慢の捲り脚でハープスターを捉えきれなかった4角。

粗を探せばいくらでも見つかる馬ではあるが、馬場を捉えて走れなかったという旨を騎手が口にしたことは意外でもあり、また必然的なものにも感じた。

 

2歳夏から走っている馬。思えば、札幌戦辺りから気難しさを見せ始めていた。

おとなしかった今回。

ブリンカー云々よりは好位付けの戦略の方が重要だ。怪獣ではなくなったシップには、今の形を守る必要性がある。

 

現状、一番勝利に近いのはジャスタウェイだろう。穴が大分小さくなった。

ただ、大きな欠点を補えるような展開には、こうやってよくなるもの。その勝負運を手繰り寄せるには、競馬と真摯に向き合う力が必要だ。それがもう少し欲しい。

 

コラム

札幌記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


流石に、ここでは2頭が強かった。

そして、本来はあり得ない後ろの馬をマークして自分のタイミングというより、相手に合わせた競馬をして五冠馬を封じた桜花賞馬の強さは際立っていた。素晴らしい。

 

理想形に近い、それこそ桜花賞の流れにも似たハイピッチの展開をじっくり外から三分三厘の仕掛けで上がって行き、ゴールドシップ以外の12頭を大きく引き離して快勝。今日分かったことは、

「洋芝はいい」

合うというよりは、むしろこちらを積極的に使うのがいいのではないだろうか。そう思わせるようなパドック気配とのあまりに大きなギャップであった。

 

調子も格もハープスターとは比べようもないほど上だったゴールドシップは、出来イマイチではなかったけれどただ単に、52kgの牝馬に本質的な反応の差で負けてしまったというだけのこと。

ハイペースの競馬に最近は適応できていなかったから、皐月賞以来の2000M以下での戦いでは、いくら小回りコースいっぱいに使った競馬でも自分の全力を出し切るところまではいかなかった。課題は一つ。

「ロンシャンの高速馬場ではどうだろうか」

 

洋芝適性に距離延長の不安要素を相殺させる形で、昨年のトレヴにようなレースをするだろうことがわかったハープスターに対し、馬場を少し気にして、ブリンカーは今度は外した方がいいかもしれないというゴールドシップ。

きっと、雨がキーワードなのだろう。

恐らく、重い馬場では末脚が殺がれてしまうハープスターに対し、半々で雨の降るロンシャンがもし、たまにあるパンパン馬場だったら困るゴールドシップ。

自分の形を出したハープスターと、まだ新たな形が引き出せそうなゴールドシップ。急な鞍上チェンジに不安があるのは、やっぱりゴールドシップ。

無事に何とかのお願いは、お互いそうではあるものの、これを盤石と言わずして何を言うのかという、言い知れぬ興奮が湧いてきたのは確かだ。

 

驚いたのは、その2頭に迫らんとする末脚で最後詰めてきたホエールキャプチャ

調子はここ数年では最もいいのだろうが、さすがは在来系統のビューチフルドリーマー系。優秀な血統の馬は日本にもいること示す、これ以上ないお膳立てとなった。

 

レース回顧

札幌記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


ひとまず▲に指名したいと思ったのは、最近何となくいい頃の勢いが戻りつつある藤沢厩舎に所属するスーパームーン。

この馬と同期である5歳世代のレベルは、現役の活躍馬を見れば一目瞭然。ドバイでも、来たる秋のロンシャンでも、人気を集める中で好走を期待され、春は見事な結果を残した。

この後語る、本命馬選定の根拠をネタばらししてしまったが、全体の流れの中ではこういった部分も重要だと思う。

 

本質的には叩き良化型でも、勢いのあるブライアンズタイム産駒は休み明けからきっちり結果を残す。スーパームーンが前走で見せた勝負強さは、昇級初戦でこそ狙いという内容。

同じ年のエアソミュールやラブイズブーシェ。前年覇者のトウケイヘイローに加え、その時の1番人気馬・ロゴタイプも参戦する豪華メンバー。普通はそちらから入りたい気持ちもあるが、今はまだ、小さな弱点探しをする場面ではない。

 

世代間対決の観点だと、3歳世代の取捨は非常に悩ましい。

北九州記念にも有力馬であるベルカントが出走するので、こちらは古馬2戦目ということもあっていい判断基準になるような気もするのだが、残念ながら、よっぽどアクシデントがない限りは、札幌記念の方が先に行われる。

 

強い馬はいるものの、天才型がまだ本格始動していないとはいえ、8月中旬時点で、GⅠ好走馬が次々古馬にねじ伏せられる姿には、少し考えさせられるものがある。

決して器用ではないハープスターにとって、オークスの敗因の一つが小回りコースの経験がなかったこと。

追い込み脚質の馬は、総じてコーナーワークは下手。ブエナビスタでも負けるなら、この馬も差し損ねる危険はある。ましてや相手は強い。ポテンシャルだけ買いたい。

 

 

大出遅れではアウトだろうが、かなりのメンバーが集った晩夏のGⅡ戦を制するのは、GⅠ5勝の豪傑だろう。

斤量1kg減でレース格も下がるという有利さはさして意味のない要素だが、平坦の中距離重賞というのは明らかにプラス。

父も母父も直線平坦の中長距離戦で好結果を残し、グランプリレースの行われる小回り・急坂コースでは、成績にムラが出た。劇的瞬間の思い出に、坂のある競馬場は登場しない。

 

そんな一族の系譜に逆らうかの如き反抗を見せる黄金配合馬も、実は、阪神・中山以外の高速決着で頑張っている。

オルフェーヴルは、ジャパンカップ②の時が2:23.1。兄ドリームジャーニーも小倉記念を、1:57.9で快勝。

ゴールドシップは、ダービーが2:24.0で菊も3:02.9とそれなりの時計で駆け抜けた。

時代を経て、馬場は高速化の一途を辿り、直系存続の道を断たれたパーソロンの後継者からは、2000Mのスピード決着に強かったウインザーノットが出ているし、雨の影響が出なくても手堅い本命馬と言える。

 

またゴールドシップは、年下の世代に先着を許したことはあっても、レースを勝った馬は同期かそれより年上の馬。

相手が軽いわけではないという根拠と同時に、こういう勝負運を持っている馬というのは、意外と日本に少ないのは事実だ。

 

レース予想