2007年【有馬記念】見解

中山「有馬記念」3歳上G1 芝2500M

桜花賞も秋華賞も言いがかりを付けて、ウオッカではなくダイワスカー レットを本命にしてきました。的を射た言いがかりでしたで当たったの ですが、今回はこの面々でも、大外枠という以外に言いがかりは付けに くいウオッカを本命に推します。

ダービーを勝ったことについて、今年の3歳牡馬はレベルがちょっと…と ケチを付けたこともありましたが、相手には関係なく驚くべきパフォー マンスを示していたことは確かです。

ダービーの勝ち時計2分24秒5は、歴代でもディープインパクトやキングカ メハメハには及びませんが、これらに次ぐ3番目の好時計。しかし上り3ハ ロン33秒0は、過去最速です。

そのパフォーマンスを発揮したときが55キロで、今回は53キロ。前走の ジャパンカップも53キロではありましたが、エリザベス女王杯を取消して からわずか2週間後、四位騎手が「ぶっつけのようなもの」とコメントし ているように、本来のデキではありませんでした。

それでいて最速の上りをマーク。0秒4差の4着でしたから、中間の順調度 が全く違う今回は、前走以上の走りが期待できるはずです。

そのウオッカに対戦成績で優位に立つダイワスカーレットですが、行きた がる気性と2500メートル、そして初の長距離輸送。さらに、この馬がハナ に立ってしまえばペースは落ち着きそうですが、鼻息の荒い好位勢が早め に迫ってくる可能性が高く、3角手前から一気にペースアップする逃げ馬 に厳しい展開をどこまで粘れるでしょうか。

デキはともかく、潜在能力が1番高い馬はドリームパスポートです。昨年 のダービーでは直線で前が壁になってしまい3着、スムーズに運べたメイ ショウサムソンとの力差はありませんでした。

昨秋は、神戸新聞杯でサムソンを負かし、ジャパンカップでディープイン パクトに0秒3差の2着。前走が負けすぎなので、どこまで変われるかとい うことになりますが、皐月賞2着、神戸新聞杯勝ちと相性のいい高田が鞍 上に戻ることが復活のきっかけになるかもしれません。

石橋ほどではありませんが、武豊に替わっても比較的前で競馬するメイ ショウサムソン。3角手前から先団が一気にペースアップする展開となる と、ゴール前で強襲を食らう可能性もあります。

◎ウオッカ
○ダイワスカーレット
▲ドリームパスポート
△メイショウサムソン・ポップロック・ロックドゥカンプ・デルタブルース

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