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新潟記念 回顧 – ここでは役者が違ったユーキャンスマイル

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まさか、ブラックスピネルがクラウンディバイダを交わしていったところで、ハイペースになるという図は想定できなかったが、それ以上に驚いたのが、上がりがしっかりと速くて、トータルも1:57.5で決着したということ。

淀みない流れになって、先行型がダメかというと、ブラックスピネルはしっかりと残っている。

筆者が推したサトノキングダムが、センス良く正攻法で抜け出しにかかったところで、その後ろを通ったユーキャンスマイルは、そのまままっすぐ伸びてきた。

その前の方にいたジナンボーも、丁寧に乗った分だけ差し届かずの展開は残念だったが、力をつけた4歳馬。

共に、父だけでなく母も金子オーナーの持ち馬だった。

父は勝ったユーキャンスマイルがキングカメハメハで、ジナンボーはその代表産駒のアパパネにディープインパクトをつけられた馬。

加えて、ユーキャンスマイルの母ムードインディゴは、乱戦模様の高速決着の重賞で何度も好走した馬。

何から何まで、ユーキャンスマイルには向いていたのだろう。

親戚一同、この勝利を喜んでいるはずだ。

筆者は春の天皇賞で大いに期待して、大分ショボンとさせられたものだが、これには納得である。

筆者の推挙理由が、新潟でのハイレベル決着におけるパフォーマンスとその後の菊花賞の反応、更には、ダイヤモンドSを楽々内の苦しいところから抜け出してきた適性。

よく考えると、間隔もそれほど詰めて使えない馬で、それがGⅠではなく、このような平坦の混戦模様の底力勝負で、力を発揮できないはずがない。

昨秋は、みんなを驚かせた現4歳世代の重賞馬である。

かつ、左回り適性ではこの中でも群を抜いており、よく見えなかった平坦の瞬発力勝負に、菊花賞以上に反応して見せたから、当たったファンからすると痛快そのものだろう。

前走以上に増えた体重は、これから長い距離に結果を求めるような性質ではないことを示す、この点は筆者の見立てと大きく違う、血統の印象通りの馬に育ってきたことを、2度目の重賞制覇で証明。

57にも耐え、同世代の血統馬をまとめて負かしたのだから、ここでは役者が違ったか。

個人的には、秋の天皇賞ではさすがにスピード能力優先の傾向なので、JCに絞ったいいローテを考案してもらいたいところだが、そのJCも昨年のような馬場だと…。

ジナンボーはミルコの積極的なアシストもあっての好走で納得も、カデナが新潟で57を背負って、若い武藤騎手と健闘の3着は、ちょっと見直さないといけない感じはある。

サトノキングダムやレイエンダが、恐らくは、時計が速すぎたところで自滅した感じだったのとは違い、時計の掛かる差し馬競馬で台頭の馬が、ここで一変という感じの好内容。

もっと相手が楽だったら…。

幻の2000王者とはなったが、この路線のベストバウトだったことは事実だ。

レイエンダもダイワキャグニーも、良馬場の左回り重賞で完敗では、カンカン負けというほど背負わされたわけじゃないので、ハンディキャップホースとして、今後もまだまだ厳しい。

ツボがこの路線にあるだけに、その好機を見つけることが、ファンにとっても難しくなった。

やはり、気難しさが若い時からあった馬が、結果で見返すことができなければ、成長も遂げられないということだろう。

 

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