2019サマーシリーズ総括
最後まで分からなかった展開と、最初から見えていた勝負と、今年ははっきり二分された。
スプリント
優勝
21pt タワーオブロンドン
最後の最後に、京王杯SCのようなハイパフォーマンスで圧勝。
洋芝は合わなかったのか?という感じで、直線で弾けて見せた最後のセントウルSの内容は、千直王者のライオンボスよりもド派手だったから、誰もケチをつけられなかった。
このポイントではレッドアンシェルが順調に出てきて2着だったとしても、当然届かなかったわけで、藤沢先生の本気にちょっとみんなやられてしまったところもある。
2000
優勝者なし
<12pt/ブラストワンピース>
特に、例年通りというか、変わった雰囲気はなかったものの、前走で2000M路線ではなかった馬しか勝っていないということが、こうした結果を招いただけのことで、14年目だから、そういうこともある。
しっかりと戦い抜いたカデナに、かつてのクラシック候補の意地を見ただけでも、やった意味はあった気もする。
マイル
優勝馬なし
<11pt/グルーヴィット>
出てくれば大丈夫。関屋記念組がナイスファイトしない限り、余程のこのが中山で起こらなければ大丈夫だったはずが、その異常事態が発生した。
馬場も展開も大きな差が生じ、関屋記念組も対応不可の中山戦が展開されたことで、入着は見えていたようなところのあったグルーヴィットが、流れに乗れずに惜しいタイトルを落とした。
やはり、マイル重賞は3歳馬にはタフなのだ。
騎手
優勝
39pt 川田将雅
これは札幌記念の内からの抜け出しで勝負あり。
そもそも、CBC賞でアレスバローズを叱咤し、小倉記念では過剰人気批判を結果で黙らせ、肝心の札幌戦で2勝。
川田将雅の洋芝適性も素晴らしいということだろう。
敢えて注文を付けるならば、7、8レース参戦できるところで、3勝2着2回は文句なしでも、抑えた面々より入着率が低い。
春のタイトルもJDDしか獲れなかった。こういう一発のインパクトが妙に強すぎる傾向は、ちょっと変えていきたい。
いや、川田騎手もそういう領域に入ってきたということか。