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菊花賞(2019)展望

読了までの目安時間:約 3分

 

神戸新聞杯の前だから、あまり断言すべきではないだろうが、東スポ杯で完敗のホウオウピースフルや京都新聞杯7着のヒーリングマインド、プリンシパルS3着で今のところ最大の惑星と目されるヒシゲッコウらが、現状の有力候補であり、特異な3000Mの競馬ではそのコーナー4つ、6つの古馬戦を経験したことで、より優位に立てるとされてきたが、セントライト記念でオセアグレイトがパンチの利いた展開だったとはいえ、中団前からの競馬で最後伸びずであったから、ローズSでも上がり馬は振るわなかったあたり、それほど注視すべき存在ではないのかもしれない。

その上で、セントライト記念のリオンリオンが、明らかに余裕の残しの馬体で完勝である。

ダービーの、鞍上父典弘騎手からすると、馬鹿っぽい逃げで生じた修正点を丁寧に浮き彫りにし、一つ一つ解決して成長へと導く仕事は、選ばれた騎手の言わば職務であろう。

武豊騎手も、最近のルメール騎手も、そういうことを積み重ねてきたからこそ、いっぱい勝てるのである。

傷をつけずに立派な大人にするには、遠回りしかないわけだが、クラシック戦がある以上、挑戦権を得たからには、しっかりと結果を求めて戦わなければならない。

思惑通りに、東スポ杯とその前の野路菊Sの敗戦を糧にして、裏路線からクラシック戦線に登場してきたヴェロックスが、結果こそ、理想的とまではいかなかったが、最高に中身のある実績を積み上げることになった。

一度しか使えなかったリオンリオンと、今の状況ならば、十分に互角に評価できる。

サートゥルナーリアの動向も大変気になるが、いい勝ち方をすればするほど、それは古馬GⅠへ向けたいい布石となるわけで、負けた負けたで、きっとそれは上がり馬かヴェロックスなのだろうが、距離不安を口にするだろう。

ヴェロックスが週末の再戦を制した瞬間、菊花賞の焦点は、どの位置取りから抜け出す有力馬であるのか、ということをファンが模索し始める。

個人的には、トライアル勝ち馬同士のマッチアップに期待したいところだが、グレード制導入後、東西トライアル勝ち馬同士のワンツーはない。

今年はその格差が、条件戦との兼ね合いになる。

 

コラム

エネイブルの研究

読了までの目安時間:約 3分

 

この世の破滅を予言する存在なのだろうか。

昔、トウルビヨンに固執した生産者がいただとか、セントサイモンをできるだけ近くに配して、それを沢山入れてみるだとか。

意識的な近親配合は100年以上前からヨーロッパに存在している。

今は自然と特定の系統、根幹種牡馬が世界中に散りばめられたから、欲しいものはあれば、支出に糸目をつけない限りはどこからでも手に入れることが可能だ。

ならば、避ける、という自然の摂理に基づいた交配を心掛けることも難しくはない。

しかし、彼女の場合はどうなのだろうか。


父ナサニエル

<父ガリレオ>-③サドラーズウェルズ-④ノーザンダンサー-⑤ニアークティック

<母父シルヴァーホーク>--⑤ヘイルトゥリーズン

<母母>--⑤ニアークティック


母コンセントリック

<父②サドラーズウェルズ>-③ノーザンダンサー-④ニアークティック/母--⑤ヘイルトゥリーズン

<母父>シャーリーハイツ

<母母>---⑥ノーザンダンサー-⑦ニアークティック


父父・父母父・母父・母母父それぞれの直系にかかる、重要な意味を持つ5代以内に限定したクロスと継続性という面で重要な8代内クロス<5代内にかかるもののみ>が、父と母の代でクロスしたものから列挙しただけで、この数ある。

これにナサニエルに入ったネイティヴダンサーの仔の代における6×7×6が、コンセントリックの5代目のそれとクロス。

ネイティヴダンサーは母父がナシュアで、その父はナスルーラ。

これにも見えないところにインブリードがなされ、そのまた父であるネアルコは、数えるのも嫌になるほど10代内に散りばめられている。

世界の根幹系統の中で、ヘイローとボールドルーラーといったアメリカンスタイルのパワー型、それを元に発展した系統以外は、全て入っている。

何がどう作用しているか、評価不能の配合。

真っ当ではないそんな配合の彼女が、彼これ、丸2年以上連戦連勝なのだ。

それも欧州の主要競走ばかり。

時に、異様なクロスを持つラムタラのような名馬が登場するが、牝馬でこの手の馬が活躍する意味については、しっかりと考察する必要がある。

 

コラム

2019サマーシリーズ総括

読了までの目安時間:約 3分

 

最後まで分からなかった展開と、最初から見えていた勝負と、今年ははっきり二分された。

スプリント

優勝

21pt タワーオブロンドン

最後の最後に、京王杯SCのようなハイパフォーマンスで圧勝。

洋芝は合わなかったのか?という感じで、直線で弾けて見せた最後のセントウルSの内容は、千直王者のライオンボスよりもド派手だったから、誰もケチをつけられなかった。

このポイントではレッドアンシェルが順調に出てきて2着だったとしても、当然届かなかったわけで、藤沢先生の本気にちょっとみんなやられてしまったところもある。

2000

優勝者なし

<12pt/ブラストワンピース>

特に、例年通りというか、変わった雰囲気はなかったものの、前走で2000M路線ではなかった馬しか勝っていないということが、こうした結果を招いただけのことで、14年目だから、そういうこともある。

しっかりと戦い抜いたカデナに、かつてのクラシック候補の意地を見ただけでも、やった意味はあった気もする。

マイル

優勝馬なし

<11pt/グルーヴィット>

出てくれば大丈夫。関屋記念組がナイスファイトしない限り、余程のこのが中山で起こらなければ大丈夫だったはずが、その異常事態が発生した。

馬場も展開も大きな差が生じ、関屋記念組も対応不可の中山戦が展開されたことで、入着は見えていたようなところのあったグルーヴィットが、流れに乗れずに惜しいタイトルを落とした。

やはり、マイル重賞は3歳馬にはタフなのだ。

騎手

優勝

39pt 川田将雅

これは札幌記念の内からの抜け出しで勝負あり。

そもそも、CBC賞でアレスバローズを叱咤し、小倉記念では過剰人気批判を結果で黙らせ、肝心の札幌戦で2勝。

川田将雅の洋芝適性も素晴らしいということだろう。

敢えて注文を付けるならば、7、8レース参戦できるところで、3勝2着2回は文句なしでも、抑えた面々より入着率が低い。

春のタイトルもJDDしか獲れなかった。こういう一発のインパクトが妙に強すぎる傾向は、ちょっと変えていきたい。

いや、川田騎手もそういう領域に入ってきたということか。

 

コラム

平成の出世レース・まさにリスタートの舞台

読了までの目安時間:約 3分

 

紫苑S

18①ノームコア

*秋華賞勝ち

17①ディアドラ☆

16②ヴィブロス

京成杯AH

13②ダノンシャーク☆

09⑩ショウワモダン

セントウルS

17①<18①>ファインニードル

<16④ストレイトガール>

12<13>②ロードカナロア☆

<09⑭ローレルゲレイロ>

ローズS☆

秋華賞

<16②ミッキークイーン>

他オークス馬

<13④12①10④/03⑤>

09②レッドディザイア

他非オークス馬

08⑮<07①>/05①04③02①99③<98①>

古馬

17③リスグラシュー☆

16⑦アドマイヤリード

15⑤クイーンズリング

12②ヴィルシーナ

11①ホエールキャプチャ

セントライト記念☆

菊花賞

15①キタサンブラック<古馬GⅠ6勝>☆

他菊花賞勝ち

<01④92②91③>

古馬

<17②アルアイン>

12①フェノーメノ

11②トーセンラー③サダムパテック

09①ナカヤマフェスタ

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この時期の重賞は、基本的には主要戦に位置づけられるので、GⅠに直結するかどうかではなく、どういう形でステップレースとして活用できるかとなるから、もちろん、ムラが出てしまう面はある。

一方で、至高の名馬が格レースの勝ち馬、人気上位での好走馬となっているということは、始動戦として意味合いは極めて大きい。

その上で、名馬という括りに入るのはGⅠ馬というステータスを得た馬だけに与えられる称号ではないので、理由を求めることが重要でもある。

はっきりしているのは、春に勝てなかった馬は、絶対にここを使わないといけないということ。

大きいタイトルに縁がなかったとしても、最大目標後のレースにその設定を切り替えられたかどうかが、三冠を目指すグループにも重要。

とにかく重要戦。

ここには上がり馬が少なく、古馬GⅠで活躍したリスタート組の復権に繋がる好走の歴史が刻まれている。

ただ、ここを叩いて最終戦を目指す馬にはその後も勝利の女神は微笑まない。

それは古馬重賞も同じである。

 

コラム

2歳馬選定<~小倉2歳S/重賞回顧>

読了までの目安時間:約 3分

 

新潟

キレすぎる女・ウーマンズハートが完勝。

ペールエールも思ったより反応が良かったが、スローを中団追走、つい1か月前に走ったコースでの再戦となった勝ち馬相手では厳しい。

物凄い走り方で前を捉えにかかるが、これが追い込み一族の血がなせる業なのだろう。

積極的に揉まれに行って、クラシック後に本格化か。

札幌

稍重馬場で60秒を切る5F通過の厳しい流れ。

そこに上々の勝ち方をしていたよう芝の函館で勝ち上がったゴールドシップの産駒がいた。

逃げ勝っていたヴィクトワールピサも、センスの良さを感じさせた英国産馬も、馬場状態などを考えたら、サンデーのクロスも入ったブラックホールには、今回ばかりは勝ち目なしだったか。

本番向きが多そう。半年後に要チェック。

小倉

中京の道悪でデビューウイン後、オープンの小倉戦を勝っていたマイネスグリットが力比べで台頭。

シャマーダル産駒で休み明けのトリプルエースは余裕残しで、彼が一番伸びしろがありそう。

オープン特別

ダリア

相手は軽かったが、エレナアヴァンティの人気に応えた競馬は上々の内容。晩成型と見るが…。

→新2ではリードホースにしかなれず、成長を促したい。

フェニックス

総合力と重のマイル・中京での新馬勝ちというふた要素で、マイネルグリットがパワー勝ち。ヘイローのクロスは小倉では有利だが、時計が速い中で勝ったわけではないので、逆に評価できる。→小2快勝

コスモス<稍>

ヘイロー、ロベルト、ミスプロの組み合わせの牝馬3頭による争い。2、3着にはあるリボーがない人気のルーチェデラヴィタが勝ったが、その分線が細い印象。マイルが合う。

クローバー

1勝クラスにも足らないメンバーの中から、人気になるべき唯一の存在だったオータムレッドから勝ち抜け。スピードを強化したい。

ひまわり

例によって、前後半のラップ差が激しい流れを、前走九州産未勝利快勝でキャリアの差を武器にイロゴトシが制した。

すずらん

函2③が飛んだだけで、逃げ切ったケープコッドと2着のヒルノマリブは、期待通りに走った。どちらもダートという逃げ道がありそうで、結構魅力的。

 

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コラム

夏の2歳Sより

読了までの目安時間:約 2分

 

過去10年だけとってみても、馬鹿にできないという印象の夏の2歳S参戦馬。

4レース全てからクラシックホースが登場しているという事実は、まさに傾聴に値する話である。

函館

2、3

ロゴタイプ<新馬①→④>

朝日杯、皐月賞/安田記念

新潟

2、3

ハープスター<新馬①→①>、イスラボニータ<新馬①→②>

桜花賞 皐月賞

古馬

ジャスタウェイ<新馬①→②>

天皇賞(秋)、DDF、安田記念

札幌

2、3

アヴェンチュラ<新馬①→②>

秋華賞

ゴールドシップ<新馬①→コスモス賞①→②>

皐月賞、菊花賞/有馬記念、宝塚記念2回、天皇賞(春)

<ロゴタイプ>、マイネルホウオウ<新馬①→コスモス賞②→⑨>

前記参照 NHKマイルC

レッドリヴェール<新馬①→①>

阪神JF

レッツゴードンキ<新馬①→③>

桜花賞

小倉

2、3

レーヌミノル<新馬①→①>

桜花賞

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札幌2歳に関しては、この前にダービー馬2頭と年度代表馬、またその同年戴冠の例もあって、JRA賞の前哨戦的意味合いもある。

どのレースも2歳GⅠに向けた重要なステップになっている他、そこに縁がなくても東京でのレースを経て大きく育つ可能性を、早々に証明するステップも兼ねているのが、夏の2歳GⅢなのである。

全くの例外は東京はおろか、春のクラシックにも出られなかったアヴェンチュラがいるわけだが、勝っていくごとに消耗して脱落のサバイバルクラシックの波に、きっちりと乗れなかったことが幸いした格好。

奇しくもこの年が、ディープ産駒のデビュー世代だった。

苛烈な瞬発力勝負には適さないジャングルポケットの産駒だったし、得意の洋芝で崩れなかったことが、大事な秋シーズンの活躍に繋がった格好だ。

 

コラム

サマーシリーズ2019 最終戦展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今年は例年とは違う展開に見える。

勝った陣営の狙いがステップ、もしくはピンポイント参戦であるからだ。

混戦ばかり。こうなると、いい馬が集まるトップジョッキーには有利な展開となる。

スプリント

12pt

カイザーメランジェ

タフすぎるダイメイプリンセス/11pt<セントウルSへ>もいるから、予断を許さない。

というか、掲示板に載ったら逆転。

ポイントは実力型がCBC賞で上位入線していたこと。

普通は新潟経由が当たり前だが、今年はゆったりローテで本番も狙うレッドアンシェルが、結局は優勝しそうな流れだ。

2000

12pt 1/10pt 3<有資格者全て1戦のみ>

シリーズ戦各勝者、新潟記念オール回避。

有資格者は、ブラックスピネルやカデナとなるわけだが、彼らが主役の新潟記念とは誰も思っていない。

傾向から、少なくとも七夕賞か小倉記念で上位争いをしている馬が新潟記念覇者のシリーズ優勝馬となるから、カデナ以外は…。

これまた珍しい展開である。

マイル

10pt

グルーヴィット

ミッキーグローリー

今年も全3戦だから、前のレースに出ていない馬が勝てば…、という流れ。

中京にも新潟にも参戦の馬は、ミエノサクシードみたいにグイグイ走ってしまうと中山できつくなるから<既に引退>、ロードクエスト、エイトシャイデンらにチャンスがあるか。関屋記念を見たら、ディメンシオンも脈ありだろう。

速すぎないとタフなパロクサイドのグルーヴィットは、一応、中山に参戦するようだが、どこまで粘れるだろうか。

騎手

38pt

川田将雅

まあ、札幌重賞連勝で勝負ありといった趣。

すでに、「後輩」ダービージョッキーのどちらかがあと2戦で1勝1連対以上しないと、何も起きないという状況。

最初から分かっていたことだが、春のクラシックに縁がなかった時点で、この展開は予想できた部分は否めない。

やるべきことをやってきたグループに凱歌が上がりそうだ。

この中に夏に照準を合わせてきた馬はいない、という意味だ。

 

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コラム

2歳馬選定・夏総括

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞総括等は、来週にまとめて。

主な新馬・未勝利勝ち上がり組をピックアップしていく。

新潟


1800/2000

ドナキアーロ(牝)<1800/Dブリランテ>
カトゥルスフェリス(牝)<1800/ディープ>
ゴールデンレシオ<1800未・稍/ディープ>


1600

ショコラブリアン(牝)<Dメジャー>
サンクテュエール(牝)<ディープ>


短距離

アルムブラスト<1400未/Rインパクト>
ペコリーノロマーノ<1400牝/カナロア>
ワンスカイ<1200/スウェプト>

小倉


中距離

シャンドフルール(牝)<1800/キズナ>
クリスティ(牝)<1800未/キズナ>


短距離・ダート

カーフライターク<1200/エピファ>
フルフラット<1200未/スペイツt>
ラインガルーダ<ダ1000未/シニスター>
メイショウベンガル<1200未/クロフネ>
メメントモリ<1200牝/Dメジャー>

札幌


1800

ゴルコンダ<未・Vピサ/コースR>→札2へ
レザネフォール<キンカメ>→札2へ
ホウオウピースフル(牝)<オルフェ>


短距離

アメージングサン<未・カナロア/コースR>


ダート

セラン(牝)<1700・アンクルモー>
ヴォルスト<1700・不/キズナ>

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何だかキズナがよく走っているが、捲りというか、平坦でじっくりの追い上げが合うストームキャットの感じが、芝でもダートでも好感触で、明らかにディープ以上にざっくりとした守備範囲の違いを見せている。

藤沢厩舎のカトゥルスフェリス、サンクテュエールが、無難に勝ち上がったので、これを一つの基準とすると、小倉の中距離組はちょっと見劣る。

これも牝馬でBワンピースの妹・ホウオウピースフルが、底力で上回るか。

よって、牡馬に関しては未勝利勝ちのクラシック血統馬2頭以外、何とも言えない。

牝馬ではリアアメリアを頂点としたピラミッドが着実に積み上がってきた雰囲気だが、新潟2歳Sのウーマンズハートに見られた一点豪華主義の爆発力のあるタイプは、今年はぽつぽつ出てきそうだ。

 

コラム

平成の出世レース・もう春が見える晩夏の2歳S

読了までの目安時間:約 3分

 

キーンランドC

13②ストレイトガール

11①カレンチャン☆

新潟2歳S☆

13①ハープスター☆②イスラボニータ

11②ジャスタウェイ

08①セイウンワンダー

04①マイネルレコルト

札幌2歳S☆

14③レッツゴードンキ

13①レッドリヴェール

12④ロゴタイプ

11②ゴールドシップ

10②アヴェンチュラ

08①ロジユニヴァース

00①ジャングルポケット☆

小倉2歳S

16①レーヌミノル☆

新潟記念

18①ブラストワンピース☆

12⑦トーセンラー

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はっきりしているのは、秋のトップシーズンに向けたステップではないということ。

札幌記念を境に、ローカル色もまだ残る中山のスプリンターズSには通用する馬を出すが、秋の主要戦というより、12月から翌春にかけての大レースに向けた力試しの側面が、実に明確に出てくる。

裏を返せば、高速の東京や京都に向く適性をここでは反映した結果が出るわけではないという見立てもできる。

小倉や新潟の2歳戦も同じであり、それはある意味で、時計に底力の指標を反映する一方で、その後のローテを明確化させることで、段取りを整える賞金を得つつ、内容ある重賞でのキャリアを積むという経験値を得ることのアドヴァンテージが、押せ押せの組との上がり目に差として現れる、とも考えられなくはない。

見立てとして重要になってくるのは、ある程度重厚な血統で、スピード能力を証明し、ここでは格上であることを皆に知らしめることができた順から、出世しているという厳然たる事実。

ローカル戦らしい特殊性は、施行時期の関係で薄まる面もあるが、所詮はGⅢ格のレース。

明らかに…、というキーワードを外してはならない。

その証拠として、ここに挙げたGⅠ馬のほとんどが、次の重賞でしっかりと好走しているということ。

逆に言うと、そうではなかったストレイトガールやジャスタウェイは、しっかりと成長を遂げた後に、大きなレースを何度も勝っているという面も見逃せない。

即戦力を探すためにも意味があったりするGⅢだが、ここで全てが分かるわけではないので、優先順を見極めて、GⅠとの距離感を図りながら、才能の発掘に精を出したい。

 

コラム

こうしないと抵抗できない<古馬戦に向け>

読了までの目安時間:約 3分

 

ロジャーバローズは順調だったなら、叩き2戦目の凱旋門賞で古馬と初対戦となっていた。

最近ではそういうケースは増えていて、オークスを経た馬だと札幌記念や毎日王冠を使って、その後にGⅠを勝ちに行くパターンが一般的でも、牡馬は菊花賞トライアルやらニエル賞を経て、古馬と初めてGⅠで対戦するのが今や当たり前。

秋のレースを3歳戦に限定するまでもなく、順調ならその次は必ず古馬との戦いになるのだから、高い目標設定をすべき世代のトップクラスになれば、距離適性なども加味した積極的な挑戦の足掛かりに、夏の成長度合いをまずは安全に見極めたいという気持ちになるのは分かる。

ちょうどそのレースが、札幌記念を除いて考えた場合、9月の3歳重賞に集中、それが10Fを超える距離であることから、大半の馬がダービーを経ているので、優位な戦いな可能となるわけだ。

しかし、昨年は新潟記念を選び快勝後、菊花賞を経て有馬記念を勝ったブラストワンピースが登場したり、アドマイヤムーンや凱旋門賞回避でブラストと似たローテになったブエナビスタらの参戦パターンが、古馬に挑む成功例としては一般的なところがある。

ジャスタウェイもダービーの後に毎日王冠、翌年は同じところから小倉記念に行ったラブリーデイが、それぞれ古馬初戦2着の後、じっくり成長期間を取って、翌年秋以降にチャンピオンへと成長を遂げた。

無論、クラシックホースか否かもローテの選択に影響を及ぼすものだが、ディープスカイもイスラボニータもついにGⅠには届かなかったわけで、ロジャーバローズも、最も3歳馬にはタフないきなり凱旋門賞では…、の構図は予想されていた。

アーモンドアイもジェンティルドンナも、JCで年長のクラシックホースを競り落とした。

順番を守らない以上、可能性をしっかりと最初の時点から示さない限り、斤量利のアドヴァンテージを活かせなかった格下馬のレッテルを張られてしまうのだ。

グルーヴィットにクリノガウディー、北九州記念で頑張ったディアンドルらには、これからを大いに期待したいものだ。

 

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