競馬予想ブログ

競馬予想ブログ JUST

コントレイルブランド【走る根拠と配合の妙】

読了までの目安時間:約 3分

 

1. ノースヒルズの狙い

母ロードクロサイトは、米2歳女王でティズナウの産駒である祖母フォルクローレと、ミスプロ直系のアンブライドルズソングとの交配によって誕生し、自身は未勝利に終わるも、コントレイルの上の兄弟はダートでボチボチ活躍。

3番仔にして、初めて芝向きというか専任に等しいディープインパクトを配され、大爆発状態だが、そもそもがラトロワンヌ由来の素晴らしい牝系であり、その中でサイクルの早いラインを形成。

 

ロードクロサイトはファピアノの3×4のほか、インリアリティの継続クロスに加え、アンブライドルズソングとティズナウの母父シアトルソングの母系が共通ということで、インカンテーションの4×5も併せ持つ。

どう見ても早熟なのだが、これにディープをつけた意味がはっきりと表れたのがダービーだった。

2. 南米<サンデーサイレンス>→ドイツ<ディープインパクト>→北米薄め

ヘイローがあまりにも北米血統に偏った良血であるため、リフレッシュ目的の南米血統混入で活力復元に成功したサンデーサイレンスが、何故か、芝に合う種牡馬になったから、もっと違うキャラがいる欧州型の重厚なノーザンダンサー系をつけると、びっくりするほどの瞬発力を持ったディープインパクトが生まれた。

巡っては元に戻る20世紀以降の系統の栄枯盛衰であるから、こういう異文化交流に適応した血が、いち早く元の道に回帰できるのだろう。

バランスの整ったスピード能力が、多角的な性質を秘める超万能型に転ずるというのが、サンデーサイレンス成功の理由。

条件が全て揃ったのだ。

3. ここまで5戦、ほぼ走っていないという可能性

類まれな身体能力のせいなのか、競馬に対し、非積極的な面を見せるコントレイル。

ダービーがパーフェクトとしたところで、では、何か不完全だったと言えば、全部不完全であり全てが完勝、楽勝であるのだ。

適性を時計で示した東スポ杯とて、やる気を出した歴史的快走に非ず。

皐月賞も、最後はしっかり帳尻を合わせて、サリオスを使ってフォームチェックをしているような余裕があった。

走るという概念そのものが、彼の場合は違うのかもしれない。

 

コラム

帝王賞 2020 展望

読了までの目安時間:約 3分

 

ドえらいメンバーが集う春競馬の総決算ということでは、この前の安田記念とも週末の宝塚記念とも、根本では同じ位置づけ。

ただ一点。本当に実績面と現状の実力や調子などがしっかりとリンクしているかが、このわさわさした大井の大一番において、最大の攻略のポイントになりそうである。

 

かつてはほぼほぼ歯が立たなかったが、今は互角ではなく、はっきりと立場逆転の状況にあるオメガパフュームとルヴァンスレーヴの力関係が、果たして、元に戻るのかどうかが最初のポイント。

それにまさかの大敗でついに黒星がついたクリソベリルの状態が、レース展望の根本部分を成すわけだが、はっきりいって、これらは結果からでしか判断できない面もある。

 

本当の問題は、今年の川崎や船橋で既に好内容の結果を出しているチュウワウィザード、ワイドファラオ、ケイティブレイブらの扱いの方だろう。

不当に評価を下げる可能性がある場面で、意外と、馬場質によってパフォーマンスが大いに変化するわけではないのだから、軸に据えるなら、こちらの方がずっと無難だろう。

分かりやすいパフォーマンスが魅力の人気者に対し、実力者のプライドがどこまでレース展開や勝負所の動きに影響するのか。

 

オメガとチュウワが実力伯仲である以上、回りに結果の影響が出るオメガのバランスが多少は整った状況で、時計面にわずかな死角があるチュウワが、スピード自慢の人気者にどう対していくか。

気づいたら、外国人騎手ばかり…。いつものそれが、今回も起きると思う。

本当はクリソベリルの方が強いはずだが、これも渋馬場でないと全開とはならないか。

 

昨年行われた大井の春秋チャンピオン戦と比べても、かなりのハイレベル。

まだ若いモジアナフレイバーは脈ありも、前に行けるとしたらヒカリオーソくらいの地元勢は、中央出身者は多いとは言っても、ちょっと厳しい。

アブクマポーロとかアジュディミツオー、フリオーソクラスなら期待も出来るが、騎手の怪物級も勝手にコケていなくなっているような状況では、先行きまでも不安だ。

 

コラム

もう一度考えてみた- 高松宮記念・NHKマイルC・安田記念・大阪杯(2020年)

読了までの目安時間:約 3分

 

高松宮記念

前年の中京で復活寸前までいったクリノガウディーが、東京での苦い経験を直前にした共通項に加え、大幅な路線変更に絶妙な馬場の質を味方に、最も目立つ存在となったが、弾けすぎたのか、その好走した記録は取り消し処分となった。

グランアレグリアが再びそれを追いかけ、一番の斜行被害を受けたのが、昨年勝ちそびれたロードカナロア産駒&北村友騎手コンビ。

知っていることがそのまま結果に反映されたのは、スプリントで一番実績のあったモズスーパーフレアだが、勝者を失ったレースである。

そのため、実に理解が難しい一戦となってしまった。

もう一度対戦しない限りは、答えは分からない。

NHKマイルC・安田記念

ルメール騎手の本質が見えた名牝とのコンビネーションは、負けて強しの鮮やかな散り方だった。

狙いやそもそもの適性があるから、牡馬も出てくるレースでこういう負け方をするのは、ファンにとっては腹立たしいわけだが、モーリスもタイキシャトルも謎の敗戦を全盛期にも拘わらず喫しているように、牝馬はもっと繊細なのだから、パワー満点の競馬の後に、もう一丁とはいかない。

レース内容もよくなかったレシステンシアとアーモンドアイだから、鞍上も陣営もショックであるのも間違いない。

しかし、結果が求められる以上、散るにしてもプライドの一端は見せねばならない。

それができていたからこそ、彼女たちとルメール騎手はこれからも支持されるのである。

負けるしかない条件でこそ、底力が見えるというもの。

大阪杯

普段以上に力まなかったことが、ダノンキングリーの不覚であったとするなら、スミヨンが仕込んだイン差しをよりタイトなレースで再現したデムーロ&ラッキーライラックは、負けの経験を一年長いキャリアというアドヴァンテージで、フルに戦略的な形に作り変えたように思う。

どこでも使えるわけではないが、秋華賞のクロノジェネシスがやったことをバージョンアップさせたものではあるだろう。

まだ実績のない雨馬場で、真価が問われる血筋だ。

少しキレが出過ぎているのは気になるが。

 

コラム

短距離戦線【2020春】総括 ~ モズスーパーフレア・グランアレグリア

読了までの目安時間:約 3分

 

滑り出し快調だった天才少女が、少しずつ大人になる過程で、様々な紆余曲折を経た結果が、この執念の大逆転勝利であった。

短距離戦というのは、強い馬がいれば、確実にその馬が軸で回っていくことになるわけだが、今年はドラマの中身はかなり濃厚だった。

勝ち馬2頭のこれまでを振り返りたい。

思い返せば、やはり只者ではないことに気が付く。

モズスーパーフレア

シルクロードS④→高松宮記念①<2位繰上げ・重>

実績だけを考えたら、持ち時計もGⅠ好走歴だってあるスーパーフレアだから、全く結果に異論は出ない。

しかし、自慢のスピードで勝負したというほど、見た目に反したスローに近い単騎逃げで、初1200戦のクリノガウディーの実際のところは負けているから、本当の能力を出し切ったというわけでもない。

ところが、重馬場に良績のなかったというか経験そのものが乏しい状況で、やれることをそれなりにこなしたら、何となく、流れが牝馬に来ているから、思惑以上の結果がもたらされた、という感じだろう。

何も悪いことはしていないとはいえ、ツキは絶対に味方につけないといけないのである。

グランアレグリア

クリノガウディーの無念のようなものを、同期のトップホースとして汲み取ったかは不明も、層の厚い5歳勢に対し、もっと強力なメンツが揃った安田記念において、今度こその逆転で金星を上げたいと陣営が願っていたのは確か。

1400と1200で連続して古馬相手に、それも最高グレードのレースでの好結果を残していた。

実績が相手の武器ならば、勢いの一点で、大いに逆転の余地があったわけだが…。

再びの道悪を歓迎したのか、苦しみを本番で感じた5歳のタイトルホルダーに対し、良くないことはそれらに加えて鞍上まで背負ってくれたから、何もかもが自分の流れになった安田記念は、格相応の勝負運まで含めた流れの良さが、運命を分けたのかもしれない。

まだ1回は進化しそうな体つきで、超大物斬りは天晴れだ。

 

コラム

無敗の三冠馬とは

読了までの目安時間:約 3分

 

3頭いるパーフェクトオブトリプルクラウンホース。

 

クリフジ<1943・牝>

2戦2勝

東京優駿

阪神2400ひと叩き<秋緒戦/東京以外初出走>→優駿牝馬<阪神>

京都2戦→菊花賞<8戦目>

 

シンボリルドルフ<1984>

3戦3勝

弥生賞→皐月賞

東京優駿

セントライト記念→菊花賞<関西圏初輸送/8戦目>

 

ディープインパクト<2005>

2戦2勝

弥生賞<関東圏初輸送>→皐月賞

東京優駿

神戸新聞杯→菊花賞<7戦目>

 

クリフジはダービーが3戦目で、それ以降が多かった。

そういう意味では、それぞれ全く時代が違う無傷の三冠。

最少キャリアで5戦目に秋華賞制覇となれば、7戦目想定のコントレイルよりも、デアリングタクトの方が偉大なのかもしれない。

せめて、この点だけでも上回っておきたい。

 

その他も参照のこと。

 

【一敗】<トリプルティアラのみ達成>

・アーモンドアイ<2018・牝>

新馬②<新1400>

未勝利→シンザン記念

桜花賞

優駿牝馬

秋華賞<6戦目>

 

【秋トライアル負け】

・シンザン/1964

オープン②→京都杯②<現旧新聞杯>→

・ミスターシービー/1983

京都新聞杯④<関西圏初輸送>→

・ナリタブライアン/1994

京都新聞杯②→

・スティルインラブ/2003

ローズS⑤→

・アパパネ/2010

ローズS④→

 

【ファーストクラウンから連勝】

・無敗馬3頭

・ジェンティルドンナ<桜→秋/4連勝>

ラストクラウン制覇で5連勝以上達成

・無敗馬3頭

・メジロラモーヌ<4牝→女/6連勝>

・オルフェーヴル<スプ→菊/5連勝>

 

参考資料

12戦9勝 セントライト/1941

ダービーの前に古馬と対戦し、61で勝利しているが、ダービーがその翌週で、おまけに4連闘。

秋はもっとタフに60以上3回でも1勝して、菊花賞で総仕上げ。

昔から変化のない57のクラシックの設定という面で、58未満と括れば、5戦全て快勝。

大型馬の牡馬三冠達成はこれが最初で最後であり、斤量規定の観点から、早期引退も已む無しだった。

2年後登場のヒロイン・クリフジも超大型馬だったというが、周りが小さく非力すぎただけとも言えるか。

彼らは永遠に名馬であり続けることだろう。

 

コラム

母父ミスプロ系の考察 ~ デアリングタクト・コントレイル・ラッキーライラック・ラウダシオン

読了までの目安時間:約 3分

 

今春のGⅠを制した母父ミスプロ系の馬。

・ラッキーライラック<フォーティナイナー>

・デアリングタクト・二冠<キングマンボ>

・コントレイル・二冠<ファピアノ>

・ラウダシオン<ファピアノ>

 

<毎日杯~皐月賞>

母父系 毎・大・牝・N・桜・ア・皐

フォーティナイナー系 1頭

キングマンボ系 2頭

ファピアノ系 1頭

その他ミスプロ 3頭

 

直系 高・ダ

ゴーンウェスト系 1頭

キングマンボ系 1頭

 

アウトミスプロ

該当馬なし

 

<福島牝馬S~目黒記念>

母父系 マ・フ・N・オ・ダ

キングマンボ系 2頭

ファピアノ系 2頭

その他 1頭

 

直系 福・京・V・平・目

キングマンボ系 4頭

フォーティナイナー系 1頭

 

アウトミスプロ

オーソリティ<青葉賞>

トーセンスーリア<新潟大賞典>

<ディープボンド/京都新聞杯>*母母父はアリダー系カコイーシーズ・レイズアネイティヴ系では同じ括り

 

アーモンドアイもインディチャンプも勝てないとは思わなかった安田記念が、しかし、歴史的快勝劇の一戦となったのは血統の縛りを常に跳ね返してきた絶対能力の競馬であることを証明したのに対し、その他のGⅠや重賞では、器用さも破壊力もそもそもの競走能力なども、根幹距離であったところで、どこかしらに傾いたバランスになるもの。

 

その一端が、サンデー系がいっぱい勝っていると同時に、それといくらでも組み合わせることができるミスプロ系の母父における活躍なのである。

キングマンボ系が最近は偏って多いようで、その前はフォーティナイナーの時代もあったりと、母父だからこその柔軟性が売り物。

日本で必ずしも主流ではなかったものが、直系の確かな土着の傾向に合わせるように、こうした流れができている。

時計の速さもその流れを後押しするのだろう。

 

ほとんどが決め手の目立つ馬であり、アーモンドアイのような逆配合よりキレは強く出せるのも魅力。

直系が活躍していないわけではないから、ヘイロー系が行き詰った瞬間、ドゥラメンテやレイデオロもいるキングマンボ系に天下を奪われても不思議はない。

まあ、何もなければコントレイルに全部持っていかれるだろうが。

ドゥラメンテのようなキレキャラは、ミスプロ系にない魅力満載で速い馬も出せる。

 

コラム

牡馬クラシック戦線【2020春】総括 ~ コントレイルは限りなくトウカイテイオーに近い存在と捉えていたが…

読了までの目安時間:約 3分

 

ラウダシオンとサリオスは、朝日杯を前に2つ勝っていた。

おかげで、本番の結果に関わらず、使いたいレースを絞ったり、勝てない可能性もあったレースを使ったり、そういう作戦を立てて、結果としては上々の春シーズンを戦うことに繋がった。

 

重みのあるタフな展開や道悪の経験値は、順調度というより、戦うために必要な要素として、今後も重要視されるであろう。

時計を持っていたサリオスは、見た目の時計などより、ずっと厳しい経過を辿って、人馬とも現状の理想形を体現した。

ラウダシオンは何度も敗れたし、NHKマイルCもレシステンシアの凡走にも近い状況が味方したが、重・不良馬場で③①②だったから、朝日杯完敗でも、しっかりとした根拠を持って再度登場のGⅠで結果を残せた。

騎手も評価されて当然だが、彼らのパフォーマンスを正当に評価すべきだろう。

 

ところで、2017年4月1日生まれのコントレイルは、一体何者なのだろうか。

まだ細い体で新馬戦を完勝後、福永騎手騎乗停止でムーア騎手が押して押してみたら、伸びしろを残して毎日王冠級の好タイムを叩き出した東スポ杯。

内枠の戦い方を、以降の日本競馬の根幹GⅠで楽にマスターし、ダービーはサリオス待ちのような態勢から、あと1馬身ほどまで迫られてから、結果的に3馬身つけてしまったポテンシャル。

 

限りなくトウカイテイオーに近い存在と捉えていた筆者だが、レオダーバンとサリオスの力の差は、現状の実績では歴然である。

コントレイルが強い競馬をするほど、強い馬がついてくる。

ヴェルトライゼンデやガロアクリークなど、不得意とされた中山で完敗の面々も、ダービーで頑張っている。

スマートな競馬なのに、内面はとても狡猾。

菊花賞を楽しむのも手だが、その次に何を捉えるかが重要であり、ジャパンCや有馬記念を狙うには理想のキャリア形成なのだから、菊花賞でスターオーのような…、とはしない予定。

関西馬のくせに、京都初出走が菊花賞になる彼の事。消耗とは無縁のスリムボディの研鑽により、あり得ないことがこの秋以降も巻き起こるのである。

父は京都を使っていたが、あの若駒Sは当時も今も、内回り使用のレースだ。

 

コラム

2020年 POG反省会

読了までの目安時間:約 3分

 

いかにデビュー前から素晴らしかったのかを語り合えるのが、こういう反省の機会の醍醐味であるはずなのだが、考えてみると、ほぼ全てのクラシック本戦か2、3歳GⅠに関わる重要戦のほとんどが、あまりにもハイレベルであり、同時に、中心視され、一度でもGⅠを勝ち切った馬の才能発揮があまりに劇的な変化によるものが大きいかが、コントレイルのある意味での変態で明確化されたように、1年前の特集を見返してみて、思ったのである。

 

恐ろしく簡単に二冠を達成し、3歳馬としては初めて、2歳GⅠから3連続GⅠ勝利でダービーやオークスを制したコントレイルは、皐月賞辺りから湧いて出たように語られるようになった「実は半年ばかり乗り込まれていないんですよ」という証拠を示すが如く、大山ヒルズの期待馬に隠れ、まるでよく頑張ってGⅢ勝ちくらいかという程度の垢抜けない体だった。

 

4月1日生まれで、ダービー比+25kgなのだから、当たり前の話だ。

母は仔出しがよく…。皮肉なことに、一族の傑作にも等しいバックパサーやカーリアンなど、名競走馬にして名種牡馬よりも、負ける理由がほとんどなかった父ディープインパクトよりも、現状で見劣る面はない。

 

ヴェルトライゼンデやサトノフラッグが立派に魅せながら、それぞれの成長曲線が違うから体重変動の差はあっても、実に血統馬らしい佇まいだったのが、まるでアテにならない。

牝馬は生産牧場だとか、血統の組み合わせもあるから、注目の対象ではないのは仕方ないとして、ホウオウピースフルでも一回り成長して、体形から顔つきまで変わり身を見せている。

 

知らなかったのだから仕方がないが、写真すらないサリオスがデビュー1年で、どれだけ勝手に変貌していったのか、想像するだけでも楽しくなってくる。

軽く追っただけで、格好のいい青年にまで成長を遂げたサリオスを置き去りにしてしまった、どう見てもマイラーのコントレイルが、ファンの前に現れた9月の新馬戦から、いかにその印象を変化させたのか。

アーモンドアイやドゥラメンテにない面白さが、ここまで顕在化したクラシックも記憶にない。

3歳世代全ての才能に、有難うと労いたいものだ。

 

コラム

牝馬クラシック戦線【春】総括 ~ デアリングタクトからデゼル、リリーピュアハートまで

読了までの目安時間:約 3分

 

レシステンシアがハイセンスな競馬でデビュー戦を勝利した時点で、リアアメリアとウーマンズハート、マルターズディオサやそれと好勝負を演じたマジックキャッスルとギルデッドミラーに加え、名門厩舎の期待馬が多数存在していた。

 

リアアメリアとウーマンズハートは負け知らずで2歳チャンピオン戦に挑む過程で、京都の新馬戦を楽勝するデアリングタクトが登場する。

そうしたメンツが大体ガラガラポンしている時に、密かに中山で格好のいい競馬をして2000Mの新馬戦を圧勝するウインマリリンが登場する頃、サリオスとレシステンシアがドえらい勝ちっぷりで、歴史的2歳王者に輝く。

 

前途洋々、牡馬にもまだマイラプソディやコントレイルという駒が残っている中で、ハイレベルなクラシックが展開されると思っていたが、年が明けると変化が起きた。

牝馬戦線では、JF惨敗のリアアメリアに東京で負けていたサンクテュエールがシンザン記念を、好メンバーのフェアリーSを良血スマイルカナが逃げ切り完勝。

そういう過程でエルフィンSでウオッカ超えを果たした2頭目の牝馬となったデアリングタクトが再登場。

 

アブレイズもミヤマザクラも、一時はすべてものにしそうな勢いだったスカイグルーヴもいたが、レシステンシアが自分らしさを取り返した桜花賞で、誰にも真似できない、道悪桜花賞での追い込みを敢行、勝利に繋げたデアリングタクトだけが、まだ目の黒いアーモンドアイに対抗できる存在として名乗りを上げたのである。

オークスはほとんどおまけのようなもので、今まで経験のない、左回り、長距離輸送、間隔の短さ、揉まれる競馬に人気を背負った際の対応などを、桜花賞でできなった分、全て取り込んでしまって、真の意味での優駿牝馬へと駆け上がった。

 

ここに挙げた面々は、牡も牝もなく、これからGⅠ戦線を戦うべき力の持ち主なのだ。

デゼルにもリリーピュアハートにも先はあるが、それはまだ後の話だろう。

 

コラム

穴馬とダービー

読了までの目安時間:約 3分

 

☆二桁人気優勝

19①ロジャーバローズ 【2201】・京都新聞杯②→/オープン勝ちなし

単勝93.1倍/12人<18頭>

66テイトオー<12人/28頭>以来の二桁人気馬による勝利。

近50年で単勝最高配当。事実上、史上最大の番狂わせ。

1番人気サートゥルナーリアは4戦不敗のGⅠ2勝馬。連続乗り替わりと異常なテンションにより、立ち遅れと早め捲りで4着。

☆二桁人気2着/84~

84②スズマッハ NHK杯⑥→ 20人/21頭

①シンボリルドルフ 1・3/4馬身

 

86②グランパズドリーム 青葉賞②→ 14人/23頭

①ダイナガリバー 半馬身

 

87②サニースワロー NHK杯⑧→ 22人/24頭

①メリーナイス 6馬身

 

92②ライスシャワー NHK杯⑧→ 16人/以降18頭

①ミホノブルボン 4馬身<稍>

 

98②ボールドエンペラー 皐月賞⑥→ 14人

①スペシャルウィーク 5馬身<稍>

 

07②アサクサキングス マイルC⑪→ 14人

①ウオッカ 3馬身

 

08②スマイルジャック 皐月賞⑨→ 12人

①ディープスカイ 1馬身半

 

11②ウインバリアシオン 青葉賞①→ 10人

①オルフェーヴル 1・3/4馬身

 

参考:同期間の大穴3着馬

89サーペンアップ 11人/24頭

90ホワイトストーン 12人/22頭

94ヤシマソブリン 10人/18頭

98ダイワスペリアー 15人/〃

01ダンシングカラー 11人/〃

14マイネスフロスト 12人/17頭<出走取消により>

18コズミックフォース 16人/18頭

 

今年考慮すべきは、1、2着のところに何か来るか。

誰でも分かることだが、コントレイルの扱い一つ。

 

歴史的名馬が勝つ時、前も後ろも整理されてしまう。

そういう馬が、昨年のように勝てないと、違うテーストの血統馬にチャンスが訪れる。

至極単純な構図であるから、サリオスの買い方が、実のところの焦点なのであろう。

2強不動のダービーを一応挙げておく。

 

52

①クリノハナ ②タカハタ(牝)

63

①メイズイ ②グレートヨルカ

83

①ミスターシービー ②メジロモンスニー

 

95

①→②ジェニュイン ②→①タヤスツヨシ

 

51<3着まで同じ>

①トキノミノル

②イッセイ

③ミツハタ

 

16

①→③ディーマジェスティ ②→①マカヒキ ③→②サトノダイヤモンド

 

コラム

1 2 3 25