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牝馬の活躍が目立った2020年の春競馬を振り返ってみる

読了までの目安時間:約 3分

 

牝馬の活躍が目立つ。牝馬が強い理由は?最強は?この春を総括して語ってみよう。

 

ドバイのレースが全キャンセルになってからというもの。

人気の通りに走ったのは、
低調すぎて自分が頑張るしかなかった春の天皇賞連覇達成のフィエールマン以外、牝馬ばかりだった。

さりとて、その中で厳密な審査をしていくと人気のない方の牝馬が結果を出すことの方が多かった。

短距離戦線だって、グランアレグリアが人気の時はモズスーパーフレアに惜敗したが
アーモンドアイ断然の安田記念では、今度は主役交代を思わせるような独走で想像を超える走りを見せるのであった。

そのグランアレグリアに完敗、
突如現れたラヴズオンリーユーにも力負けで2戦とも先着を許していたクロノジェネシスが
普通の馬場ではそれなりに、少しでも渋ると突如として男勝りに拍車がかかったように迫力ある走りをして
この春も圧勝のレースを披露。

非良馬場における4戦4勝の実績は、今更語るまでもないその手の適性に秀でた才能の持ち主であることを示し続けている証左ともなるわけだが、それとは関係ない部分で彼女の宝塚独走は語られるのである。

ラッキーライラックに先着を許していたクロノジェネシスだが
ラッキーライラックはその前の中山記念で人気のダノンキングリーに完敗だったが
それを本番で逆転すると同時に、クロノジェネシスも枠の利が少なかった外枠でダノンにも先着。

通算3度の混合戦で牝馬最先着ではなく、
出走牡馬全てに先着の記録を継続し、宝塚記念は天運をも味方に勝つためのステージを整えてもらった中で快勝。

この展開では勝たねばならなかった5歳勢に対し、
クロノジェネシスはやれる限りの全てのパフォーマンスを不断の努力により結果に結びつけ
レーススケジュールを順調にこなしていったのだ。

この間ダノンキングリーやキセキといった、厄介な案件に対する我々の支持のスタンスが大いに問われたわけだが
日本競馬史に必ず登場する名手たちでさえ必ずしも理想の結果を残すための最善策が炸裂しなかったことをどう考えるか。

実は、サートゥルナーリアや5歳のダービー参戦組も
その仲間だったりするから、悩みはまだ尽きることがない。

 

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コラム

注目の2歳馬選定【2020】次走が楽しみな2歳の注目馬

読了までの目安時間:約 3分

 

2歳馬選定<〜函館2歳ステークス>
まずは、世代初の重賞競走の回顧からサクッと。

・函館2歳ステークス
ペースは普段よりも少しタイトだったが例年以上に開催序盤との馬場差が大きかったか、
後半の新馬戦のレベルも特別高くなかった影響もあって、大波乱の結果に。

注目は1000メートルの活躍であり、
芝もダートもないキャリアの中で1200実績がもう少し上だった組は悉く完敗となると
どれを疑うべきだったかというのがポイントになってくる。

必然的にそれは、
荒れ馬場が苦手な人気馬と好走馬の適性という関係性になるとすべきところだが
一捻り、人気勢の馬場適性がもしもダートに偏っていたのだとすれば、
芝の荒れ馬場適性が絶妙に1000メートル勝ちの組に有利に働いたとも言える。

・主な勝ち上がり馬

東京
サトノレイナス・牝

阪神
☆ダノンザキッド/6.28・稍・阪1800

現在までのところ、インパクトでも内容でも、世代のトップを走るこの馬。

何より、ジャスタウェイ−ルーラーシップ−モーリスの人気馬で決着した組み合わせながら、
彼が千切り捨てた2着のワンダフルタウンは、先日の新潟で独走のレコードVで
こちらもすでにクラシック級であることを示している。

課題は先行力であるはずのジャスタウェイ産駒が、中団から正攻法の抜け出しで上がり1位。

渋馬場で良馬場的なキレ味も見せているから
2歳シーズンをまたしても、無傷で突っ走る馬が登場したのかもしれない。

その他では、
ジャカランダレーン

福島
ドゥラモンド
オレンジフィズ・牝

函館
☆ソダシ・牝/7.12・函1800

牝馬のトップクラスは、今年はいい意味で上位拮抗。

ならばと、敢えての白毛の継承者に推挙の価値ありと考えた。

たとえ中型の馬格でも、男馬だと勝負所で芝でもダートでもズブい感じを出すが
そういうところが大分マイルドになってるソダシは
白毛ブランドのキャンペーンや母ブチコの可能性に大きな影響を及ぼす。

この世代は3歳世代ほどの才能の宝庫とはなりづらい環境で
血統的見地での価値を重視した本質論に、筆者はここで大いに傾倒したいと考える。

ちなみにだが、全妹は鹿毛だそうで…。

その他は、
ピンクカメハメハといったところか。

 

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コラム

新馬戦評価|激走が想定された血統!結果的には追い切り以上の見せつけた

読了までの目安時間:約 3分

 

なんてことはない。
好位抜け出しの良血牡馬が、やや華奢な人気の牝馬を巧みに抑え込んだというレースであって
福永騎手が卒なく乗ったというだけの事で、そんなのは当たり間だから…
と結論付けるには少し勿体ない気もした筆者。

ロードカナロア産駒で母系も古びてなどいない在来牝系であり
ディープの良血牝馬が名門厩舎だったから人気になっただけで
これは案外実力の差を示した、アドマイヤハダル快勝のレースとしても何ら問題のないところだろう。

いつこの世からいなくなるかは神のみぞ知ることと
アドマイヤの冠号でおなじみの近藤利一氏の隠し財産に化けても不思議ではない、ハダルと後に名付けられるこの漏れなく上場前の株を4000万円ほどで購入した理由が、後々伝説となっても不思議ではない。

氏ほどの知見や経験があるなら、スイープトウショウの血筋であることはすぐに分かるだろう。

ただその配合をただ羅列するだけで、多くのファンは興奮するのである。

ロードカナロア×ディープインパクト×ダンシングブレーヴ。

ある程度血統の知識を得てしまうと、レース振りが荒くなったり
反対に特長を消し合ってしまうのではと勝手に想像してしまうものだが
ただ単に、歴史的名馬の系譜を眺めるだけでスイープトウショウの幻影までも引きずり、
様々な可能性を追いかけていくのもまた楽しい。

今日のところは大人しなったアドマイヤハダルが、
このまま普通の中距離型に留まるのかどうか。

血統の価値が変質するような大種牡馬の死を経て、
改めてこうしたわかりやすい配合の馬の実力について、しっかりと注視していきたいと思う。

一方、日曜札幌の2000メートルを2:02.4で逃げ切ったタピット牡駒・バニシングポイントは
間違っても皐月賞には出てこないだろう。

だからといって、ケンタッキーダービーの平均勝ち時計を新馬戦で叩き出した点は褒められて当然。

ただ、全力を出すことを抑えたとてそれが出せてしまうのがボールドルーラー系だとしたら、
あの前脚を投げ出すフォームからも苦しいところから差す形は向かないだろうし、伸びしろには疑問も残る。

 

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レース回顧

クイーンステークス 2020 結果【レース回顧】|外枠勝負の結果は?レッドアネモスの実力と名コンビの誕生!

読了までの目安時間:約 4分

 

想像しているよりはずっとまともな先行争いであったが、想像した通りの難しい直線進路の選択。

例によって一度は詰まるスカーレットカラーは、
殿追走の直線イン選択から進路変更を一度止まりかけてからしているので
見せ場止まりという感じ。

岩田騎手はやれることをやったが、
隣の枠にもっと素晴らしいスパート決める伏兵がいた。
 
抜群のスパートのタイミングと
うまく前が開いた1番枠のレッドアネモスは、奇しくもスカーレットカラーと同じヴィクトワールピサの仔。

よりスレンダーさを増したスカーレットカラーとも、
そう体つきは変わらないが近走でわずかに掲示板に載れなかった分だけ、
別定重賞だったから、人気になる要素は皆無。

しかし、
よく考えてみたら、あのアドマイヤジャスタを蘇らせた吉田隼人騎乗である。
 
前が止まった後、
スカーレットカラーのように決め打ち専門の馬ではないから
うまく流れに乗れれば、軽い競馬では少し足らないタイプでもあるしチャンスはあった。

ところが、
想像以上に外からの追い上げが厳しく
スムーズに立ち回れるようなタイプがやや少なかったことで、
直線では程よいセパレートのコースが、小回りにしては広く生まれた。
 
誰がそこを通ってくるかと言えば、それはローカル重賞なのだから決まって伏兵。

勝負所から外へ出したフェアリーポルカやその関係で仕掛けがツータイミングくらい遅れた上に、やはりモタれたシャドウディーヴァのせいで、そのまた外から伸びたビーチサンバなどほとんどの馬が、差し傾向にあった面々はそれぞれに力を発揮したものの
最後はロスなく回ってきた馬に凱歌が上がった。
 
レッドアネモスはダービーの裏で目黒記念との間を取り持つ白百合Sで
今や古牡馬のトップクラスに入ろうかというモズベッロを完封している。

おまけにそれ以外はコントラチェックを中山で負かしているなどの実績は持ちながら
夏しか走っていないので、誰も注目しないレベルの評価。

洋芝適性と同じくらい、こういう季節の平坦向きの巧者探しは念入りでなければならない。
 
‪1:45.9は高速決着が今週も続く札幌では、重賞のクラスと考えると当然の水準。‬

しかし、普段の牝馬限定重賞と比べても、1800戦で58.2-47.7は相当にキツい。

このような消耗戦は得意でも、
さすがにスカーレットカラーの前々走と目方がほとんど差がなかったのに
季節が変わったからと言って、そこから20kgほど増やしたのでは
ちょっと怪しかったフェアリーポルカには、スカーレットカラー以上に運が向いていなかった。

両者、陣営の良かれと思った輸送なり札幌での管理の方法が
結果的に実を結ばなかったのだろうが、こういう年だから仕方がない。
 
洋芝でさすがの根性を発揮のカリビアンゴールドや広い馬場なら抑える手もありそう
な気配を匂わせた展開不適のコントラチェックに気をかけつつ
肉弾戦必至の展開で人馬とも限界に挑んだナルハヤと藤田騎手は、
マイナス体重こそ目立つも伏兵の矜持を遺憾なく見せつけ、
明らかにバテても勝ったレッドアネモスとはたったの0.4秒差の8着。

ここ1年の充実が結果に繋がっていることを、
こういう乱戦で示したこのコンビは今後も侮れない。

 

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レース回顧

STV賞 2020 結果【レース回顧】|結果から分かった今後の注目馬とその仕上がり!

読了までの目安時間:約 3分

 

クラヴィスオレアがすんなり行ければ
乱戦の様相になどならなかったはずだが、
ユニコーンライオンが気持ちよく先行態勢に入ったがために
普通のスタートだったクラヴィスオレアのスピードを適度に引き出すような先行にならなかったので、最初の最初は速くなった。

 

ところが、
中団から位置取りに不満のあったグループが流れが落ち着いたと思うやその刹那、
まとめて先団に取り付き、よくわからない展開へと発展。

勝負所まではそれなりの手応えだったユニコーンライオンも
進路がどうこう以前に、スランプにも近い状態でこんなにややこしい競馬ではどうにも立ち行かなかった。

 

石川騎手とは手が合っていたが、このメンバーとの相性が最悪だった。

 

直前の阿寒湖特別もそうだったが
トニービンの血が入ったいかにもこういう時期の上がりが少しかかるような競馬向きの馬が人気に応えていたが、ここもそう。

 

中団グループに順当につけた組では、藤岡騎手のハナズレジェンドがあまりにも鮮やかに外に出して、理想の小回り戦法で接戦を制した格好。

 

かつてはクラシック本戦での快走も期待されたトニービンインの4歳軍団を引き連れ
差し競馬なのに上位人気は皆掲示板の不思議。

 

ハナズレジェンドは矢作厩舎の所属馬であり、デビュー年から5年続けて札幌参戦中だったから3年振りの勝利でも、様々運が向けばこういうこともある。

 

新潟で3勝目を挙げたブロードストリートの仔は、
ワンターンならば関屋記念や毎日王冠でもいけるくらいのスケール感を示した。

 

変な話、やっとこさの5勝目だったハナズレジェンドより
現状の格はこのサトノウィザードの方が上であろう。

 

ロードカナロア牡駒の大物は、実は彼の方だったのかもしれない。

 

北でこの日6着だったシフルマンは、新馬戦で全く歯が立たなかった。

 

それはあの神戸新聞杯とそっくりの構図なのである。

 

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レース回顧

クイーンステークス 2020 最終予想 |出走予定馬は?枠順は?高配当が狙える穴馬を過去データと追い切りで選定!

読了までの目安時間:約 5分

 

札幌記念が行われる2000Mのコースとは異なり、
ローカル特有の小回りの影響で、フルゲートの設定は1角までの距離の短さもあって14頭立てがマックス。

まずまず好メンバーは揃ったが
恐らく、抜けた支持を受けるような馬がいないと見る向きが大勢だろう。
 
近年では差し馬の台頭も目立ち、よりによって今年は単騎で行きたい馬が揃った。

おまけにタガノアスワド、モルフェオルフェらは強豪との対戦もある先行型でこのコース形態。

体調に精神面も含めグッドコンディションであることをアピールしたルメール騎手も
楽に逃げる手段は容易にはとれない。

前走でやろうとはしたけれども
うまくはいかなかった番手からの抜け出しに活路を見出す可能性は
それが武豊騎手であったからこそ再現を目指すという手もあるが
こればかりはナルハヤの方がそういう手に適している可能性まで含めると、
コントラチェックの位置取りは読めない。
 
早々重賞騎乗機会3連勝などあり得ないが
1カ月半でベテランがバランスを整えつつ、分散して局所集中型の力量のマックス値でさすがはダービージョッキーというところを見せている内田騎手騎乗のシャドウディーヴァに、本来の力を示してもらいたいと願う。
 
確かに、右回りではモタれる。

一方で、岩田騎手が丁寧にインを狙ってシャドウディーヴァらしい戦略を東京で組み立てていった経緯には使える脚が短いことと、その癖にスパートのタイミングに難しさがあったことは、容易に想像がつく。

おまけにそういう努力をしながらも例えば、2勝目の中山では相手3枚落ちの準オープンで少頭数とはいえそれまでもそうだったが、どういうわけか1角まで近いコースでは案外スタートも無難。
 
この「展開の読み」に、
実は隠れた洋芝巧者であることを稍重馬場3戦全て好走の実績、
全く人気薄の秋華賞でも素晴らしい脚で伸びてきたことを考えると、ワクワク感が止まることのない内田騎手の腕もなるところだろう。
 
一見すると
昨年覇者のミッキーチャームと似た母父ダンシリのサンデー系という点を除くと
本当の近親には大いに活躍した馬が、自身以外にもいないという表面的な印象で彼女の配合を認識していたが、筆者、これ渾身のチョンボである。

大間違いの根拠として
シャドウディーヴァのサイクルが極めて早い母系を辿り10代母にあたるジュリーを起点として、その曾孫からはプリンスリーギフト産駒の大種牡馬テスコボーイに、同父のキングストゥループというカツラギエース直系の祖父が登場。
 
加えて、もう一代経たら今度はドイツ血統に漏れなくついてくるハンプトン直系ズルムーが登場。

アカテナンゴを経て、
JC快勝などのランドや名牝ボルジアが誕生したあと少しすると
行き詰った欧州良血系統の活力源として、21世紀以降の芝競馬では重要な位置づけへと格を押し上げた。
母父プラティニはズルムー直仔であり、
その代表産駒のムーンレディがあのエイシンフラッシュの母にあたる。
 
血統表をひっちゃかめっちゃか、あっちを開けこっちは今度は閉めてとやっていくうちに、奇遇にも、内田博幸騎手の運命を変えた馬を作り出した。

その根源部分に近いものを底流に秘める馬へのスイッチというストーリーに転換されてしまった。

シャドウディーヴァの血縁者が世界中に散りばめられた今、
ホースマンがそれぞれのスタンスによって見解を異にするトピック。

ただ、きっとこのいい流れでこういう血縁は不思議な勝ち運を運んできてくれるものだ。

時代を経て、
ダービーや日本競馬に縁を持つようになった欧州血統が、札幌で才能開花となれば、もはや偶然ではない。
それは地方競馬も同じだ。
 
秋華賞で先行馬壊滅の中、無理やり行って粘った5着のビーチサンバも
友道&福永コンビなのだから、少しでもそういうものを感じた中で重視しないわけにはいかない。

縁あって、お休みをいただいている松山騎手に代わって騎乗のダービー5勝・武豊騎手のサムシングジャストも主戦の勢いに合わせるような戦績であり
Vピサとの関わりであまりいい思い出はない武豊騎手鞍上はむしろ逆張りするにはいいタイミング思えるから、これも押さえる。

 

 

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レース予想

STV賞 2020 予想|過去のデータと血統から傾向を分析!予想オッズにも期待がかかる一戦

読了までの目安時間:約 3分

 

今週の土日メインはすべて芝の非根幹距離戦であり、どれもいかようにも解釈可能という組み合わせ。

難しすぎるというのもあるが
日曜は同じ条件のクイーンSが行われるという手前、力試しの感じで札幌のレースを狙う。

注目したいのは、どうにも歯痒い矢作厩舎の不活性ガス・ユニコーンライオン。

前走は、図体がデカいからとりあえずと使ってみたダートで爆死。

大きな体で仕掛けのタイミングが難しいから、中央場所では阪神外回りが合っていそうだったが
流れに乗っても最後はキレ味で見劣り、3歳重賞で掲示板に載るので精一杯だった。

ところが、アーリントンCと神戸新聞杯の間に挑んだ函館は、2戦2勝。

勝負強さも見られた2勝クラスの内容など、この先楽しみと思わせたが
結局、1年経って北海道に戻ってきた。

ユニコーンライオンの兄・ザワウシグナルと父・ノーネイネヴァーには共通点があり
夏のドーヴィルで行われるモルニ賞という、フランス版の函館・小倉2歳Sミックス型GⅠを勝っている。

本来、その血筋の通りの馬体であるなら
短距離型なら尚更同じ道を進むものだが、ベースが北米血統だから一筋縄ではいかない。

芝得意のストームキャット直系の呪縛が、こうした奇異な特性を生んだのだろう。

どの道、主要場では道悪でも走らないタイプ。

プライドを取り戻すために、意外と手が合いそうな代打・石川騎手の腕っぷしにも期待したいところだ。

ゴールドシップの仔を重賞で勝たせる騎手には、きっとこういうタイプは合っている。

昨年はユニコーンライオンと同じような軌跡を辿り、神戸新聞杯ではほとんど並んでゴールのシフルマンも
松山騎手で初めて逃げたのも良くなかったが、ずっと松山騎手で勝てなかったから、ハービンジャーの仔で岩田パパという点も踏まえて、相手筆頭とする。

 

 

 

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レース予想

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス 2020 |化け物・エネイブル突き抜け!

読了までの目安時間:約 2分

 

3つのレコード<エネイブルがKGQES完勝でGⅠ11勝>

ヨーロッパの競馬というのは、日本のファンにとってはずっと憧れで

凱旋門賞もザ・ダービーも勝ちたいレースの上位に挙がる。

 

しかし、土曜日に行われた大レース・キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS<アスコット・11F211Y>は、意外というかレース名にその伏線があるわけだが、

奇遇にもクイーンエリザベスⅡ世が王位を継承することになった時期に統合されたので

今年がちょうど70回目という歴史が比較的浅いレース。

何なら、有馬記念と似たような歴史を刻んできた欧州競馬の頂点を競う一戦とも、言い換えることができる。

 

エネイブルが圧倒的に強く、ローテがタイトになることもあって

3歳のトップホースがクラシック戦を優先したこともあり、過去最少の3頭立てとなった今年。

ジャパンは控えたから、行くのはソヴリンと決まった展開を

ランフランコ・デットーリ騎手はジャパンにマークさせるような位置取りから

直線は雨のアスコットの直線を唸るような手応えで迎え、直線は皆が予期した通りの独走。

堅めの芝ながら、2:28.92は上々のタイムだろう。

 

この勝利で、英愛仏米でGⅠレースを11勝とし、史上3頭目の連覇と、史上初キングジョージ3勝を同時達成。

最少頭数と同時に達成された記録はもう一つ。

アブドゥラ殿下所有のジャドモンドファーム産最強馬・フランケルのGⅠ勝ち鞍を、6つ年下の彼女は1つ上回った。

次走はヨーク競馬場のインターナショナルSかヨークシャーオークスを予定。

4度目の渡仏はその後になる。

 

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コラム

アイビスサマーダッシュ 2020 結果【レース回顧】想定通りのジョーカナチャンの1着確定で見えた力の差

読了までの目安時間:約 4分

 

良馬場に回復してからというもの、結局一度も馬場が渋るというシーンはなく

韋駄天Sが例年よりは濃いメンバー構成だったからか、

その中で最も力を発揮していたライオンボスとジョーカナチャンの再戦の構図へと展開。

 

真ん中の枠で、スタートからイメージ通りの菱田プランを再現したジョーカナチャンは

自慢の千直力を駆使し、今年こその鮫島克駿騎手駆るライオンボスに対し

直線の半ばでは理想的なリードの形をとり切り、前走は接戦になったが

 

ジョーカナチャン 5354

ライオンボス 57.557

 

という、実績に対しての斤量加算がなかったジョーカナチャンの絶対的な斤量利を活かし切り、今度は逆転勝利。

 

様々なファンや芸能人たちが予想オッズや買い目を出し合い、

サイン予想などもしていたようだが

いくら専門性の高いレースとは言いながら

ゴールドクイーンやアユツリオヤジといったダート速い系の爆走型を難なく制し、

自分たちの世界を築いてしまった彼女たちの迫力が、ここでは全く違った。

巷間、この調教の内容ならばこの巧者勢揃いのメンバーでも突き抜けしてしまうのではと、応援票だけではない確信を持った投票が一定数集まったビリーバーが、

猛者の揃ったタフなアイビスSDで唯一、未経験馬でダートも未出走の馬としての限界能力を示したが、そう言いたくなるほど2着ライオンボスに迫るのも厳しいという感じで、格上がり初戦ながら、かなりの力の差を感じさせる内容に終始した。

 

当然褒めねばならないジョーカナチャンは、

ずっと最初の頃から続く54牝馬の優位性を適性同格のライオンボスに見せつけると同時に、これまで北九州記念のアレスバローズでのイン強襲や阪神Cで見事な逃げ切りを決めたダイアナヘイローなどで証明してきた、菱田騎手の短距離重賞におけるプラスアルファも、最後は効いたように思う。

 

この馬は、これまでよく見てきたダートで勝ち上がってきた

千直仕様の芝特殊型として育てられたわけだが、

休み明けの秋の新潟で千直巧者たちに玉砕された後、

狙いはここでもしっかりとコーナーがある1200戦で逃げても結果を残していたから、

終いの時計の掛かり方が前走より余計にプラスされている以外、まだまだ今後を展望できる可能性を、勝ちながら示せた一戦となった。

 

祖母はアイルランド産で、フランスで育った牝系というのも

北米血統の巣窟と化したこのレースにおいては、

やや異質な面も持ち合わせているが、ウォーニングやロイヤルアカデミーⅡの産駒が

レース創成期は快時計で乗り切っていたようなレース。

過去10年の歴代データを見ても近年では、53秒台の決着になると途端に

スターオブコジーン、ファルブラヴ、キングヘイロー産駒で今年も頑張ったダイメイプリンセスなど、芝の方が向いていそうな自身が芝のトップホースという血統が活躍する。

 

極端なラップはなかったこのレースで

時計も平凡に近い中、ジョーカナチャンが示した本質的な能力は

実際のところ、今後挑むことになるGⅠへ向けた底力の一端に思う。

そうでなければ、名立たる巧者やダートの快速型、復活なったラブカンプーを相手にしないなど、とてもできない芸当である

 

ナランフレグは枠がかえって有利と思えたが、

前にダイメイプリンセスを置くことそのものは悪くなかったものの、

前回以上にインをつくことになり、加速の態勢を整えた時にはもう届かないところにいた。

とはいえ、

持ち時計は更新できなかったのだから、今までのイメージ通り、本質速い時計の決着に向く馬ではないのだろう。

まあ、まだまだ先は長いのだから、焦る必要などないのだが。

 

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レース回顧

越後ステークス 2020 結果【レース回顧】メイショウギガースの馬場攻略は1年前から証明済みだった

読了までの目安時間:約 3分

 

どう考えても速い展開が予想された上に、馬場の湿り気も思われていたほどにはならなかったので
スピード自慢の古馬勢も、前走楽勝の結果を買われたジェネティクスも、直線半ばで末を失った。

マラードザレコードが気持ち押っ付け気味に、
シスルの作り出そうとしたハイペースの更に速い流れを作ってしまったせいで、
33.7−36.2となり、先行崩れの展開を生んだ。

最近は好位付けもままならなかったメイショウギガースは
注目の古馬のスピード型でもなければ、どちらかと言うともう少し流れが緩む1400戦を主戦場としていたイメージもあり、まるで評価を受けていなかった。

ところが前走芝を久々に使われた効果か、
普通は出番のない新潟の1200戦の中団以下組から、素晴らしい決め手を繰り出し、突き抜けて見せた。

持ち時計の限界があったこの6歳馬は
もっと時計が平凡な時にコースレコードを持つマラードザレコードを負かしているという実績こそあったが
実は注目すべきは、1年前の中京1400の重馬場を1:22.6で乗り切っていた点だったか。

オウケンブルースリの甥にして、チーフベアハートも近親にいる、ミスタープロスペクターを産んだ偉大なるゴールドディガーの牝系だからこそこういう芸当も可能だったのだろうが、
比較的買い目を絞りやすい組み合わせと思えたファン心理を見透かしたかのような夏のハンディキャップ競走の罠に
馬券上手までもがハメられたようだった。

人気のジェネティクスは、左回りも揉まれたのも敗因だが
前半のこうしたタフな競馬を経験していなかった割に、限界を示しながらも
逞しく育っていきそうな可能性を示した。

差し返そうとしたことは、今日の大きな収穫。

次からは抑える競馬もできる。

これまで好走歴はなかったが、1400以上に適性を持っているのかもしれない。

 

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レース回顧

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