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ローズS 予想 – 人気馬にはない魅力、アルティマリガーレから

読了までの目安時間:約 5分

 

桜花賞1番人気で2歳女王のダノンファンタジーが中心。

オークスの上位入線馬もウィクトーリアがいて、オークスでは奮わなかった桜花賞上位組のシゲルピンクダイヤ、ビーチサンバらも登場。

筆者は評価低めも、ハーツクライ×スイープトウショウ、グランプリコネクションを形成した2400クラシック2着馬カップルのスイープセレリタスが、満を持して重賞初挑戦。

昨年くらいの混戦だったら、キンカメ×ジェンティルのモアナアネラも人気になったはずだが、今年は気楽に挑めるはずだ。

それらを差し置いて、他から入るのは勇気がいるところだが、今年の牝馬路線は、その変容が実に激しい。

昨日までのことはなかったことになる。そういう傾向が大きなレースをするごとに強まっているから、一応どれも人気馬が制しているものの、半分以上の支持を集めるような突出した存在とされる軸馬は、実は戦前には存在しなかったことになるわけだ。

主要前哨戦をパスし、ローテを全て真っ新にして、新しい時代を作り出そうとする社台の方針が色濃く表れたように思われる作戦には、大いに興味はある。

同時に、主要前哨戦、トライアルを制した馬が例年通りのような正しいローテで登場してきた馬が勝っているのも事実。

ここにまだ挙げていないアルティマリガーレにも、例年勝負になるレベル以上の戦績<4戦3勝・連対率100%>である上がり馬と評価できるだろうから、薄めの線という穴狙いとするより、人気馬にはない魅力を推して、ここでは積極的に狙っていきたい。

1400と1600、阪神と京都の内回りでも好走している馬だが、なかなかにズブい馬。

ハービンジャーとはいえ、馬格がある筋肉質の牝馬ではない、オーソドックスな中型馬である。

母アルティマトゥーレ、母の母エアトゥーレはもう少し、気性的な問題なども含め短距離路線に向くタイプだったが、決してタフな古牡馬にも混じって見劣りしない400kg台後半の体躯を誇った。

見た目はタフな感じではなかったが、ハイペースでもへこたれない、男勝りの底力型だった。

それは3代母にあたるスキーパラダイス譲りか。

そうした面が、スマートに凝縮された馬体で、より芝のタフな展開に向く方向に強く出たとすれば、マイルで軽くない競馬をして、ゴール前でグイグイ伸びてくるようなレースぶりには、合点がいくとなる。

スピード型の性質のようで、実は、リファール→トニービン→フジキセキと、様々に柔軟な対応をできる中距離型にシフトしている可能性が見込まれ、満を持しての1800重賞挑戦は、見事にハマってしまうと考えても、妄想とはならないだろう。

フジキセキは見えづらい適性が、様々な可能性を示している、超不思議種牡馬。

誰にも前途の想像がつかなかったサンデーサイレンス産駒最初の天才は、まだ、母父として芝のGⅠホースを出してはいない。

アリゼオやトーセンバジル、半姉は母と同じ道を進んだアルティマブラッドらが芝の活躍馬。

しかし、シンボリクリスエスのパワー型とハービンジャーの中長距離型。姉は気性の関係で短距離型。

実は、母父フジキセキのフレンチデピュティ産駒・サウンドトゥルーとスウェプトオーヴァーボードの代表馬であるパドトロワも、イメージ通りに走っている馬だった。

祖母エアトゥーレは、クラシックディスタンスに向く第一冠戦に適した産駒を多く出した。

1200専門ではない以上、アルティマリガーレのこの一戦における結果は、彼女だけにとって重要ではないということになる。

一族の繁栄のためにも、無様な結果だけは出したくないところだ。

今年はディープが少ないので、トニービンに頑張ってもらおうと、こういう印で。

◎アルティマリガーレ
○シャドウディーヴァ
▲ダノンファンタジー
注ウィクトーリア
△ビーチサンバ、シゲルピンクダイヤ

 

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レース予想

秋華賞(2019)展望

読了までの目安時間:約 3分

 

紫苑S組は、イメージこそディアドラの年に似た雰囲気のゴールシーンだったものの、ディアドラは強引にねじ伏せたレースだった。

終始スムーズに外から抜け出させる状況にあり、実績最上位のカレンブーケドールを競り落としたパッシングスルーは、前走ほどの鮮やかさや派手さはなかったが、内からうまく伸びてきたフローラSと同タイム入線のフェアリーポルカに、再度先着している。

フローラSは必ずしもオークスとはリンクしないが、案外、秋に本領発揮の馬を出してきた。

エリザベス女王杯が最終戦の時代から、この組は要注意だった。

フローラSと紫苑S両方を使って本番でも好走した馬というと、最近は2着になったパールコードが紫苑S5着。

賞金の足らない2勝以下の馬には、3着以内が必須の出走の条件となる以上、その時の2着馬で本番を勝つヴィブロスのようなタイプが、今年の紫苑S勝ちのパッシングスルーとみんなが見ると、案外怪しかったする。

まあ、春のトライアル完敗の共通点は、見逃せないが。

クラシックホースの出走は望めない。

今や馬鹿にするどころか、ローズSなどあまり重要ではないとされるほどに、紫苑S組やオークス直行組が馬券に絡む状況で、2歳時からのライバルであるフサイチエアデールコネクション&2歳女王の仲良しトリオを差し置いて、何を推すべきか様々見てきたが、5戦3勝でアドミラブルの半妹のエスポワールという、実に怪しげなオルフェーヴルが、ちょっと人気になりそうなので、オークス組の方が妙味がありそうだ。

フローラS組が元気となれば、勝ったウィクトーリアと微差シャドウディーヴァらが、初の当日輸送経験後の滞在競馬で、極端な一変は組み合わせからもあり得ないが、トライアル的な競馬をしても、本番では期待。

また、キレを再度活かしたいクロノジェネシスが、重厚さを手に入れたなら、オークスで自分に前後して好走した面々の中では一番鋭く伸びる馬なので、中間の調教の充実度合い如何で、勢力図そのものが変化するかもしれない。

何となく、この季節はバゴに合うような気がする。

ローズSの上がり馬で期待は、やはり、ハービンジャーのアルティマリガーレの方だろう。

 

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レース予想

京成杯オータムハンデキャップ 予想 – 55K据え置きジャンダルム中心

読了までの目安時間:約 5分

 

マティリアルやシンボリインディのような復活のパターンは、今は普通に起こっている。

故に、ジャンダルムにはチャンスが残されている。

母は言わずと知れた快速馬・ビリーヴ。

兄にはキングマンボの仔であるファリダットと、血統構成がよく似たところがあるメダグリアドーロ産駒のフィドゥーシアが姉にいるという血統背景。

そんなことは気にせず、上の兄弟が短距離で活躍する中、3戦目の2歳タイトルの二択で、迷わずという感じのホープフルS参戦の流れがあったことは、もうみんな忘れてしまったか。

最近、ようやく気持ちが戻ってきたのか、本来あるべきダート戦線で活躍しそうな気配を見せるタイムフライヤーに一気の脚で差されてから、まるで勝負圏外というレースばかり。

折角、朝日杯の回避で掴んだチャンスも、弥生賞でその勝ち馬であるダノンプレミアムに完敗後は、もう重賞馬であることもGⅠ2着馬であることも忘れさられていた。

前走の中京記念。

メンバーはかなり軽くなり、筆者も毎度気になるからいつもの▲に据えたものの、グルーヴィットら希望の星たちにキレ負け。あまり見栄えの良くない内容の6着。

ただし、休み明けで本質は道悪適性のあるサドラーズウェルズ系ながら、差してもキレなかったものが急に頗る反応のいい馬に変化することもない。

それでも、いいメンバー相手に武豊で万全の態勢で…、という括りをやめて、かなり毛色の違う藤井勘一郎騎手とのコンビで、少し積極的に動いていこうという姿勢が見られた。

追い込んでキレずの繰り返しで、普通は馬も参っている。

それでも、勝負所で反応できれば何かをきっかけに復活するのでは、という期待感を抱かせるには十分の内容。

条件は中京記念と変わらず、馬場差と軽めのレベルアップは見られる出馬表も、彼自身のこれまで戦ってきた相手と比べれば、大分楽なはず。

雨がちょっとは降りそうで、しっかりと間隔をあけてここに挑んできたローテは魅力。

グルーヴィットやクリノガウディーも、キレ馬という感じではないから、自分が動ければ、十分に逆転はある。

55、54にアップした斤量が、55据え置きのジャンダルムには互角に戦える要素となっているのは確か。

問題は父キトゥンズジョイ。

芝が得意なサドラーズウェルズ。

アメリカ血統で、ダートが得意だったエルプラドの傑作・メダグリアドーロとは、やや質の面の不安材料がある。

前述の通り、姉がフィドゥーシアで、何故こちらがエルプラドは同じなのに芝のマイル近辺にツボを感じる何かがあるのは、ヘイルトゥリーズンクロスが成功の鍵だから。

国内の出世馬はあのダッシングブレイズとなるわけだが、これがクロスはバックパサーの5×5くらいなもの。

ノーザンダンサーくらいはクロスさせないと、パワー自慢でも、反応の鈍さが出てしまう。

日本でこれだけ活躍するヘイルトゥリーズン系の馬が最大の証明材料。

少なからず、アメリカでは芝のトップホースを出しているキトゥンズジョイは、母父にロベルト直仔のリアファンを持っているというだけではなく、その中のヘイルトゥリーズンとロベルトを有効にクロスさせたインブリードで、シーマクラシック勝ちのホークビルは例外として、アメリカでは10頭近くの芝のGⅠ馬を出している。

狙いは日本の有力種牡馬との交配で縛りが多いサンデー×ダンチヒのビリーヴに、理想の配合相手を探した結果のアメリカでの繁殖入りの経緯がある。

ファリダットも4歳、ビリーヴも今と同じ時期に再度成長を遂げた。

スプリントは得意ではないロベルトの血があるビリーヴ産駒だから、短距離は使わない。

講釈は十分に可能で、ジャンダルムのこれまでの経験は無駄とはならない。

右回りの方がもしかしたら…。これは母とも兄とも違うが、果たして。

中京記念組に加え、これも中山でなら一発ありそうな牝馬・ディメンシオン、ハーレムラインの豹変も、本命とするジャンダルムの臨戦過程からは想定しておかねばらないか。

無論、手広くしかない組み合わせだ。

◎ジャンダルム

○グルーヴィット

▲クリノガウディー

注ディメンシオン

△ハーレムライン、トロワゼトワル、プロディガルサン

 

レース予想

紫苑S 予想 – フィリアプーラ◎春不発は度外視

読了までの目安時間:約 3分

 

一応、セントウルSは同じ3歳のイベリスを、マイルくらいをこなしておけば、古馬経験もさして重要ではないという傾向から、穴で面白いとして中心としたのだが、本流路線になったこの紫苑S、今年は難しい。

本命候補になるオークス好走馬が、オークス馬など滅多に登場しないけれども、本番向きのディープがここでも人気になって走るという保証はない。

ビッシュは母父がアカテナンゴで、母母父はベーリング。

2着だったヴィルシーナの全妹・ヴィブロスのドバイでの活躍は周知の事。

昨年とその前はハービンジャー産駒が勝った。

奇しくも今年になって、その2頭が輝いている。

アメリカ血統でタフなスピード勝負向きのストームキャット系×ゴーンウェスト系が母の組み合わせであるカレンブーケドールは、オークス走りすぎ連合に入った。

ただの2勝馬で、オークスだけ強引に走らせたビッシュが、ここで力を発揮してからというもの、その後は大不振では、ヴィブロスには親しくない同級生となっても致し方なしか。

その逆になれそうなフィリアプーラが今回の狙い。

中山重賞勝ちを素直に信用してはならないが、妙にアメリカ血統の母系という馬が多く、上がり馬が押し並べてそういうことになると、ハイペースもスローも中山で経験し、距離延長のオークスの方が幾らか、次を臨めそうな内容に窺えたフィリアプーラには、ちょうどいい組み合わせに感じる。

成長力溢れるサクラハゴロモの系統は、その全姉のダイナクラシックがイブキマイカグラの母であり、クリアアンバー系を大いに広げる役目を果たすが、長兄アンバーシャダイのようなタイプは少ない。

徹底芝向きとはならない系統でも、ハービンジャー×サンデーサイレンスで、秋天レコード勝ちのサクラユタカオーが母母父。

春のクラシックで不発というのは、この一族の共通項。

時計勝負が過ぎた展開と間反対のこの舞台で、再度の成長を見せたい。

◎フィリアプーラ

○グラディーヴァ

▲エアジーン

注ローズテソーロ

△パッシングスルー、フェアリーポルカ、レッドベルディエス

 

レース予想

スプリンターズS展望

読了までの目安時間:約 3分

 

ダノンスマッシュが無事に、秋の始動戦を勝利した。

キーンランドCも最初から使うつもりだったかは定かではないが、ロードカナロアに関しては、夏に使った後はセントウルSを使って、本番に向かっている。

そのダノンスマッシュ。

高松宮記念で先着を許した面々に前哨戦で当たることはなかったが、内が異様なほど残ってしまう馬場で、モズスーパーフレアが自在にペースを作れなかったレースを3F過ぎから動いて、勝ちに行っての4着。

負けて強しとされた一方で、あまりそれまでやってこなかった形をとったことは、時計面への不安を再認識する結果になった。

加えて、コース取りに戦略を制限された中で、同時に、ゆっくり仕掛けた方がずっと持ち味が活かせたのではという評価が大半だった。

その形に戻しつつ、キーンランドCは勝ち切ったが、ミスターメロディに3戦3敗というのは、全て違う距離であることを踏まえると、意外と、力差があるような気もする。

そもそも戦法が違うし、ミスターメロディは枠は有利だったが、中京の時は、本来ダノンが身につけていたはずの好位差しで、実は完封していたという考え方もある。

そういった経緯でダノンスマッシュの陣営が鞍上を替えたのは、案外、こういう少なからず目に見えている障壁を乗り越えるために川田騎手を配している気がしないではない。

スプリント戦は案外難しい。

川田、福永両騎手には、あまりにも苦い思い出がある。

安田厩舎に因縁のある両者。今年も、今年こそという思い入れは強いだろう。

これといった外国馬の参戦情報も、この秋はない。

上記3頭に北九州記念で粘った牝馬グループを押さえれば、一応、万全と思うが。

ペースメーカーになる馬が、一時期よりは増えている以上、高松宮記念級の高速決着が予想される。

ミスターメロディはその点で一歩リードとなるが、セントウルSに出てくるロードカナロアが妙に臭いから、内容如何では、本番でも狙えるか。

ディープと考えるか、快速牝馬と考えるかで評価激変のグランアレグリアと合わせて、4頭ほどの争いになる。

 

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レース予想

新潟記念 2019 予想 – ◎サトノ、2000Mのスピード戦は望むところ

読了までの目安時間:約 5分

 

再び雨の季節に入った日本列島だが、今週は今のところ、西日本以外は雨に祟られることはないという雰囲気。

土曜の朝にはまだ渋残りが確実の新潟も、最終的には、先週のようないい塩梅の良馬場で、どの馬も力を出せそうな状態となる、と断言していいモノなのか…。

弥生賞の時に思ったが、最後は日本の道悪に確かな適性を感じさせる血統であることが、結構大切だということ。

血統の見た目が明らかに道悪巧者のノヴェリスト×マルセリーナのラストドラフトは、雨の弥生賞を境に、進むべき道に大分迷いが出てしまったところがある。

最初からアテにならない性質が明らかだったメイショウテンゲンなど、きっと、春二冠惨敗などすっかり忘れて、秋緒戦を迎えることだろう。

雨が降ったら怪しい。

ノヴェリストはよく知られるドイツ血統馬のキングジョージ快走馬である。

その父はモンズーンであり、母の父としてこの春ファンは、ヴェロックスの馬柱を見る度に、その名を目にした。

彼もまたドイツのトップサイアーとして、世界のネアルコ偏重の流れを是正する貴重な存在となったわけだが、実は、そのまた母父にあたるズルムーの方が、強烈だったりする。

戦死扱いとなる彼の曾祖父であるアルヒミストから繋がる強固なドイツクラシック血脈は、エイシンフラッシュの中にもクロスしているバルクハーン、その仔リテラートと連綿と国内向けの専門性に特化した血統して、外からとってくるにしても必ず直系に負担の掛かるようなインブリードとならないようにしてきた経緯から、21世紀になって、その特性を高く評価するようになっていった。

時代は経て、ドイツ血統のスーパー配合であるブランドフォード-バーラムの系統×アルヒミスト→ズルムーという組み合わせのモンズーンが登場し、先の大活躍があった。

一方、そもそも母系に入って良さが何倍にも増すところがあるハンプトン系のズルムーは、国内では勢いがあっても、その傑作であるアカテナンゴでさえ、フランスのサンクルー大賞を勝つまでに止まり、怒涛の勢いで4歳秋の凱旋門賞まで勝ちまくるも、最後の最後は、地元のオイロパ賞という12F路線の重要戦まで落としてしまった。

ただ、アカテナンゴが偉いのは、後にランド、ボルジアという逸材をターフに送り込んだ功績というより、ワールドエースに代表されるように、大分鈍らされたドイツ12F絶対主義を貫いた系統の割に、どういうわけだかやたらと軽い外国の高速馬場に適性を示すことがあるということ。

配合的はそのワールドエースに似たサトノキングダムも、適性まで判を押すように、2000M以上で奮わないという実績はある意味、ここでも玉に瑕。

が、国枝厩舎には因縁深い凱旋門賞勝っていない配合に、母母父この馬はダンシングブレーヴで、先達ての関屋記念はディープ×ホワイトマズルで、母母父はトニービンのミッキーグローリー。

届きそうでこの厩舎には今年も届かなかった凱旋門賞は、縁のあった馬の底力を借りて、本質的なスピード能力を爆発させる条件を求めていくもの。

サトノキングダムはダートで頂点を極めたアニマルキングダムの半弟であり、何かを求める条件として、競馬の根幹距離に等しい2000Mのスピード戦は望むところ。

遅ればせながら…、の6歳夏という共通点といい、リファールクロスとその特性まで考えると、ここは二匹目のどじょうを狙うのがいいかもしれない。

ドイツ経由で発展のディープ一族・レイエンダや、英愛クラシック血脈由来のフランツはもちろん押さえるが、こういう時は、カンパニー一族のセンテリュオの平坦適性、夏競馬に対する実績を重視したい。

両者とも、軽くはない中型馬で、エンジンの掛かりがまずまずという武器がある。

軽斤であり、好走条件は整っている。

◎サトノキングダム

○センテリュオ

▲ダイワキャグニー

注サトノワルキューレ

△ダッシングブレイズ、フランツ、レイエンダ

 

レース予想

札幌2歳S 予想 – 近親は興味深い牝馬…ダーリントンホール◎

読了までの目安時間:約 3分

 

木村厩舎が熱すぎる札幌2歳S。

そもそも、9月開催になってからというもの、関東馬の勝率が10月頭にやっていた時代より遥かに上がっている。

ただ、ゴルコンダの前走は、後ろがアオり運転(笑)してきた割に、肝心の直線でだらしなさ過ぎて、誰もついてこられなかったという圧勝なので、もう少し常識的な展開になりそうな今回は、パワフルすぎた前走より、本気を出せなくなる可能性がある。中1週分の差に加え、東京→札幌2戦のローテはタフ。

ここは競馬が上手で、軽くはないことが見えている札幌の方がより走りやすそうなダーリントンホールに委ねることとした。

池添騎手が連続騎乗というのは、関東に実質的な拠点があるから当然かもしれないが、よくわからない血統の馬の時ほど、重賞では好影響をもたらすもの。

まあ、ガリレオのラインは同じサドラー系でもモンジューほどは怪しいところはなく<フランケルは除き>、心配事は少ないかもしれないが、ただズブいという先入観で見ると、考え方そのものを間違えやすい。

ダーリントンホールの近親は興味深い牝馬が近年の代表馬。

彼の4代母は2着女王と化したガリレオ産駒のマジカルの3代母と共通。

その前の5代母からの分岐で、それを3代母に持つのがオークス馬のヌーヴォレコルト。

どの馬も住むところがまるで違うようで、世界が狭いという以前に、皆親戚なのである。

惜敗癖はやけに気になるが、どの馬も最初の重賞では好走している。

序盤から好発進となったダーリントンホールは、そんな姑衆に見守れながら、きっとタフな血統馬として認知されるようになるはずだ。

元来がアメリカ系統。

IREのホールドラッド以外共通のマジカルと、サンデーとダンチヒ以外はカラムーンという絶妙な点が共通のヌーヴォらとの関係性。

皆、小回り対応の中距離適性に秀でた底力型なので、ベストに近い条件だ。

◎ダーリントンホール

○ブラックホール

▲ゴルコンダ

△アールクインダム、サトノゴールド、レザネフォール

 

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レース予想

新潟2歳S 予想 – 他の15頭とは毛色が違うモーベットに注目

読了までの目安時間:約 4分

 

札幌競馬場では、今週も名手が集うお祭りがあるから、今年も例によって乗り替わりが発生。

しかし、ダービージョッキー4名が全て10年以内に制している過去の遺産だとか昔取った杵柄という感じもなので、これはこれで注目の2歳重賞・新潟2歳Sは面白い。

何はともあれ、フルゲートではあるが、衆目の一致する期待馬・モーベットの走りには、否応なしにファンの脳細胞を活性化させる何かがあるという認識が共有されている気がする。

どう考えても、他の15頭とは毛色が違う。

期待の牝馬というより、藤沢ブランドでありながら、オルフェーヴルの仔であり、また敢えて高速の上がりが求められる新潟を選択してきたことが、最大の焦点。

何度もここに早熟というか、完成度に不安のない管理馬を送り込んできていて、アヴニールマルシェは1番人気で2着だった。

この年はダービー5着のコメートが出ていて、3歳戦までは活躍した面々は一定レベル参戦していた。

結果的にレースレコードが記録されたが、以降、その時の勝ち馬であるミュゼスルタンよりは迫力のありそうな馬勝ってきたが、走破時計は1:33.4に遥かに及ばない。

理由は単純明快。

新潟特有の前半の超スローに加え、2度は結構渋った稍重馬場。

今年もその道悪型低速現象の確率が、相当高まっている。

別に馬場適性とかそういうものは、後の活躍馬の性質からも、そこまで重要なものではないし、平坦の稍重馬場、それも芝競馬の根幹距離であるマイル戦で、既知の通りの長い直線がある。

クラシック云々を目指す才能にとって、不良馬場でさえ、結果に大きく影響を与えていないことが明白なこの重賞競走で、かわいそうにや残念でしたね…、などという心あるフォローは不要。

勝てとまでは言わずとも、こういう馬場でこそ、底力を見せつけたい。

その点、オルフェーヴル×ファルブラヴ×エルコンドルパサー、底力のパロクサイド-ダイナカールのラインという血統背景がより輝いて見えるモーベットの死角は、今回に関しては、極めて乏しい。

まあ、負けたっていいじゃないか…、の条件こそ、人気馬にとっての強調材料になる。

走りづらい条件になれば、馬群もばらけやすく、力のある馬には有利。

大幅改修後過去4回あった非良馬場戦における1番人気の結果は、【4000】と、見事としか言いようがない。

オルフェーヴルにエルコンドルパサー。

まるで条件は異なるが、激闘の日本馬・凱旋門賞挑戦記の名シーンに登場する、重馬場のロンシャンで躍動した日本の傑作である。

パロクサイドというのは、その血を引くだけで判で押したように晩成型の特性を引き継ぐものだが、エアグルーヴやその孫ドゥラメンテが2戦目で初勝利だったという傾向の方が多いから、ルーラーシップやモノポライザー、アドマイヤグルーヴのような新馬勝ちで、一気に注目度倍増のようなモーベットのタイプは、ちょっと怪しかったりする。

みんな最初の重賞を負けているが、それはグルーヴもドゥラメンテも同じ。

共通するのは、晩成型だけあって夏の2歳重賞に出てこない馬ばかりということ。

いい挑戦である。この馬にはサンデーの血はあっても、エアグルーヴを経ていないからトニービンはない。

それを活かすように、3戦目で函館2歳Sに挑み好走した母アイムユアーズは、4歳シーズンまでよく頑張った。

母を超える意味でも、ここは軽くパスしておきたい。

ウーマンズハートに負けるなら納得だが、彼女の父母父はトニービンである。

◎モーベット

○ウーマンズハート

▲エレナアヴァンティ

注ウインカーネリアン

△クリアサウンド、グライユル、ペールエール

 

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レース予想

キーンランドC 予想 ~ 斤量有利な3歳アスターペガサスに期待

読了までの目安時間:約 3分

 

近10年の稍重馬場では、後のGⅠ好走馬や人気を集めた高水準のスプリンターが激闘を制し、1分9秒、11秒台で駆けている。

加えて、先週の北九州記念もそうだったが、例年と馬場の質や求められる適性そのものが、今年はちょっと違う。

ミドルラップからの底力勝負で2分近辺の勝ちタイムになった札幌記念に倣うなら、そういう適性を持った馬を探る方が適当だろう。

ジャイアンツコーズウェイ産駒には珍しい早熟型のスプリンターとして成功しかけているアスターペガサスの2度目の重賞制覇に期待する。

しかし、死角はある。

3歳の牝馬は過去2勝しており、相応の人気になって駆けているが、シュウジも持ち味を活かし切れずに、同期のブランボヌールに完敗だった。

その後の2頭はどっこいどっこいだったが、極めて斤量設定が有利になる3歳馬。

人気になりそうな古馬の重賞馬は軒並み57で、彼は53である。

函館での内容を見る限り、もう少し厳しい展開になった方が有利という雰囲気もある。

そういうところで、完全に負けるポジションから大外強襲の函館2歳S勝ちの記録は、伏兵としての存在価値が大いにある証拠となる。

フォーティナイナーの3×3を持つ母は完全なダート型であり、父もストームキャットのラインだから、何もそちらに適性がないわけではない。

しかし、今のところは芝の方がいい。ライオンボスとは逆の立場になるだろうか。

ある意味、今後に注目ということでは、アスターペガサスの走りっぷりも結構興味深いものがある。

フレッシュでこそのデアレガーロは、マンハッタンカフェだからだろうか、やはり時計面に不安がある。

激走の京都牝馬S快勝から、昨年ほどの惨敗の流れは見えてこない。

好メンバーだからこそ、武器のある伏兵はどんどん押さえたい。

血統背景から、どう見てもタフな条件は好むだろうライオンボスは、上位に押さえたい。

◎アスターペガサス

○デアレガーロ

▲ライオンボス

注ナックビーナス

△ダノンスマッシュ、ペイシャフェリシタ、リナーテ

 

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レース予想

札幌記念(2019)予想 – 期待馬に死角がないわけではないが…

読了までの目安時間:約 5分

 

まあ、色々考えて抵抗は試みたわけですが…。

◎ワグネリアン

○ブラストワンピース

▲フィエールマン

注クロコスミア

△ゴーフォザサミット、サングレーザー、ステイフーリッシュ

ただ、期待馬に死角がないわけではない。3頭とも、怪しいといえば怪しい。

参戦の歴代ダービー馬/近50年

18②マカヒキ<5歳>

10②ロジユニヴァース<4歳>

01③ジャングルポケット<3歳>

<ダート時代>

80⑨ラッキールーラ<6歳>

76③クライムカイザー<3歳>

大尾形の狂気なのか、前走で復活勝利を挙げたからなのか、大柄なラッキールーラのために懸命の選択を続けて、ダートを使うことにした6歳夏の冒険がハマらなかった以外、ボチボチの結果が続くダービー馬。

19?ワグネリアン<4歳>

参戦の歴代春天馬<勝利の前後問わず>/グレード制導入後

16③レインボーライン<3歳>

14②ゴールドシップ<5歳>

10④ヒルノダムール<3歳>

12③ヒルノダムール<5歳>

10⑦マイネルキッツ<7歳>

これも同じで、結局勝てない。どういうわけだか、前哨戦的な感じもあるから、勝っていない方が信頼度が増すか。

19?フィエールマン<4歳>

参戦の歴代有馬記念馬<勝利の前後問わず>/グレード制導入後

07⑦マツリダゴッホ<4歳>

91①メジロパーマー<4歳>

14②ゴールドシップ<5歳>/GP→札幌→春天

08②09⑨マツリダゴッホ<5・6歳>

パーマーが勝った時の斤量は51。すなわち、ハンディキャップ競走時代に条件馬として制した記録があるだけ。

どういうわけだか、タイプはよく似たメンツである。

19?ブラストワンピース<4歳>

帯に短し、襷に長し。4歳タイトルホルダーの歴史から覗いたスーパーGⅡ適性は、何とも言えない。

ちなみに、例年よく馬券になる00記念組では、函館組も安田組もいて、超ハイレベル目黒記念の4着馬であるゴーフォザサミットなど、若い馬で買える馬はまずまずいる。

サトノティターン…。登録はしていたが、エルムSへの除外対策もあったのだろう。これがいなくなって、手頃な14頭立ての競馬になった。

エイシンティンクルは和田騎手ではないが、こういう場面でこそ仕事をする勝浦騎手が鞍上。

ロードヴァンドールがうまく逃げられなかった後に、また親子チェンジの鞍上スイッチ。

最近、めっきり頼りがいのある女傑感を醸し出すようになったクロコスミアも、本来は洋芝向きの先行型。

元より、捲り合いになる競馬。先行型が揃ったときに、前が残るようなことはない。

印の順をこういう形にしたのは、いずれも小回り重賞の連対歴はあっても、コーナー4つの競馬では勝っていないということ。

特殊性では、GⅠの中では突出したものがある有馬記念の覇者・ブラストワンピースが、小回り不適の本質に抵抗するような勝利の記録にはなりえないのだ。

一方で、近年の勝ち馬にアメリカ系統のタフな中距離戦向きの血が有効であり、輸入繁殖牝馬の代で直系がいずれも非ネアルコ系の馬がよく勝っている札幌記念の傾向も踏まえ、ヒムヤー系×インテント系の外国産馬として一時代を築いたブロードアピールを祖母に持つワグネリアンは、ナスルーラ由縁のレディジョセフィーヌ系・ブラストワンピースや実は平成前期の日本の長距離路線を彩った名馬に縁のある血がいっぱい入ったリュヌドールの仔・フィエールマンより、サングレーザー的でネオリアリズム的な面を秘めるのだ。

自由な行動を若いうちにさせて、立派な大人に育てる。

競走馬にはクラシックレースがあるから、そこを目指して、ワグネリアンは勝者になったわけだが、実は、このメンバーの中で最もフレッシュなグループに入る。

天才フィエールマンに次ぐキャリア8戦の馬。

キングカメハメハの反省と、彼と同じディープ産駒のマカヒキで得た経験値を踏まえ、陣営は勇気ある積極的休養をとらせた。

金子オーナーに関わるブロードアピールから続く栄光の20年は、ワグネリアンという完成形を体現した今、皆が忘れていた古馬戦の価値を高める仕事に赴こうとしている。

本当は丈夫な馬。その時は来たという感じで、本格始動するのがこの札幌記念なのだろう。

どことなく、エアグルーヴに似た雰囲気がある。

 

レース予想

1 2 3 8