血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

日経新春杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


久々に16頭立てになったが、本来はミライヘノツバサも参戦を予定していたから、登録馬がほとんど、元気にここに挑んできたことになる。

特段、抜けた支持を集めそうな馬もいなければ、極端に重い斤量を背負わされる実績馬もいない。

ガンコが57だから、GⅡ馬が他にはいない組み合わせとはいえ、55と56の馬が大多数のこの組み合わせで、東西金杯のような熱戦を期待させるものがある。

ポイントは4歳馬の斤量。

ハンディキャップ競走だから、牝馬でまだ準オープンクラス、唯一名を上げるチャンスのあった紫苑Sで、田辺騎手の相性がなかなか残念な感じであったからこそ、結果が残せなかったことで、主戦の松若騎手にぴったりな49での参戦となったサラスは、すでに古馬に2度勝っているから、一定に支持は集めるだろう。

それに重賞馬で56のメイショウテッコンには、レースの時点でどうなのかは不明も、土曜3レースまでは少なくともリーディングジョッキーである武豊騎手を久々に配してきた。

高橋義忠厩舎で松本オーナーという組み合わせ。

うら若きウマ女には馴染みはないかもしれないが、色々あってメイショウサムソンに乗ることになった鞍上とのドラマは、記憶に新しいところ。

前回乗った時に、後の菊花賞2着馬・エタリオウの追撃を凌いでいるが、それが同じ京都の2400M戦。

こちらは肝心の菊花賞では見せ場なし14着に終わったが、ならば、5着グローリーヴェイズ(55)、12着アフリカンゴールド(52)、16着アイトーン(54)にも、同等の期待感が持てるはず。

不完全燃焼という意味では、逃げられなかったアイトーンも気になる。

今時、実績に乏しい中堅騎手が乗り続けているなど絶滅危惧種に等しいくらいだから、ちょっと応援したい面もある一方で、札幌記念と菊花賞の競馬からは、あまり積極性で打ち出そうという感じが、少なくともこの距離では見受けられない。

狙うなら、好位抜け出し今一つだったアフリカンゴールドより、ある程度オープンクラスに目途を立てているグローリーヴェイズの方だろう。

55は軽くはない。同じ準オープン勝ちで挑んできた4歳のシュヴァルグランはアイトーンと同じ54だった。

しかし、前回は休み明けで鞍上も乗り替わりの福永騎手。

大外枠で伏兵。よく見たら自由が利くが、やはり、若駒でこれからがあるディープ産駒。

2000勝ジョッキーが、丁寧に乗って、外に振られたあのブラストワンピースより外を回って上がり最速の脚で5着。

一族はメジロラモーヌを頂点とするアマゾンウォリアー系であり、ラモーヌは3代母にあたるが、メジロライアンの血が入っているせいか、その別流の直系であるアスワンを父に持つ、ラモーヌの半弟・アルダンに似て、これまで【2202】という安定感は確かな戦績に。

着外も4、5着の京都重賞だからいいが、きさらぎ賞で見せたあと一歩どうにかならないか…、という2着は、ここを勝つ前のステイゴールドやメイショウドトウ、シュヴァルグランら、後に出世した好走馬に似ている特性を持っている可能性もある。

いずれにせよ、気力がどう変化したか不明も、頼れる男・ミルコ・デムーロであることを確かめる意味でも、彼には頑張ってもらいたい。

勢いは4歳馬にも勝るシュペルミエールの底力も侮れないので、これらを中心に後はパラパラと。

◎グローリーヴェイズ

○シュペルミエール

▲ムイトオブリガード

注アフリカンゴールド

△ウインテンダネス、サラス、ルックトゥワイス

京成杯は福永&カテドラルでいくが、ちょっと期待感のあった牝馬が抜けたことで、凡戦に陥る危険性はある。過去に勝ち馬を2頭出しているハービンジャーのリーガルメインが相手筆頭も、本来は、これが軸の方がいい気もしないではない。

ただこれも、新馬で負かされたカフジジュピターが、次戦で牝馬に敗れ…。

 

レース予想

フェアリーS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


面白い組み合わせになると思っていたのだが、除外や回避などもあり、やや拍子抜けの感も否めないが、それでも、一定以上のレベルのレースは展開されそう。

良血馬がもっといたら、単穴で狙おうと思っていたエフティイーリスから入りたい。

これが意外というか、理想的な成長を遂げている馬なのだ。

夏の東京1400でデビューした当時は420kgそこそこの体で、うまく抜け出しを図ろうとした中で、もっと小さい馬に最後捉えられてしまったのだが、秋の東京1800では、出来が良かったからか、444kgで小柄に見えても、母エフティマイアよりはその時点でボリュームがあり、その上で、内々で折り合いをつけながら、蛯名騎手が成長や決め手の確認をしたいと思ったか、手応えがあったから、わざわざ馬の間をつかず、一度外に持ち出してからの末脚が秀逸。

左回りが合っているという可能性は大いにあるものの、あっという間にロスした分を盛り返し、楽々抜け出してしまった。

下級条件で上がりの速さはアテにならないが、彼女にわずかに及ばなかった2着馬は、次戦の1800では楽勝。

中山で結果が出なかったのは残念だが、これが翌日行われる日経新春杯に登場する血統馬グローリーヴェイズと近親。

血統的裏付けで言えば、母がやや苦戦傾向だった小回りは死角とも言える一方、ルーラーシップの重厚さをニホンピロウイナーが軽減しているとすれば、完成度の高さでデビュー3連勝した母似の底力型とも考えられる。

また成長して、やや速い時計の出る中山で躍動する姿を見てみたい。

同父で同じく左回り2戦のアマーティが相手。

中山オンリーの馬が東京で大一番を迎えるよりは、東京マイルの新馬勝ち1戦の馬が何度も連絡みしていることでも分かるように、こちらの方がいくらか信頼できる。

◎エフティイーリス

○アマーティ

▲グレイスアン

注フィリアプーラ

△アクアミラビリス、ホウオウカトリーヌ、レーヴドカナロア

 

レース予想

シンザン記念 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


グランプリジョッキーと関東馬。

ベストライドでクイーンズリングを2着に導いた後、あと2勝ができなかったルメール騎手は、昨年このレースで唯一違う騎手<戸崎圭太>で勝利したアーモンドアイと共に、日本競馬の頂をとらえた。

もう三年前になる有馬の覇者・サトノダイヤモンドが最後に乗ったのは、その戸崎騎手。

池添騎手がここから名馬の蹄音を響かせたという意味では、あのオルフェーヴルもいる。

関東馬に関西の騎手。

いつしか、クラシックに繋がるレースになったのは、ルメール騎手でここを快勝したジェンティルドンナの頃からだろうか。

オルフェーヴルはまだ自信をつけていなかったから、レッドデイヴィスにいいようにやられてしまった。

昨年覇者の父ロードカナロアの産駒は昨年が2頭で、今年は3頭。

アントリューズは2勝馬で有力の関東馬。

1勝の2頭も、叔母がジェンティルドンナのドナウデルタの方が同性ということもあり、人気になるか。

ただ、血筋は同族のヴァルディゼールの方が適性は上か。

しかし、ここは何となく池添騎手のプチブレイクが、今更ながら起きている可能性に賭けてみたい気もする。

ルーラーシップ×クロフネでタミーズターン系。一族からは長く活躍したラティール-ヒットザターゲット母仔がいる。

そんなパッシングスルーを2戦目から狙うのは、やや筋悪か。

それでも、東京の新馬戦で負かした面々が続々勝ち上がり、それほど奥手ではないことを暗に証明している部分もある。

新馬で33.5秒の脚は、今や特筆するような数字ではないものの、相手はなかなかの良血馬で、今年も手ごろな頭数。

ローテがアーモンドアイと似ているというだけで狙うのは安易でも、本格派ディープのゴータイミングなどが活躍する舞台でもない。

混戦ならば、牝馬の池添の出番である。

◎パッシングスルー

○アントリューズ

▲ヴァルディゼール

△ゴータイミング、シャドウエンペラー、マイネルフラップ

 

レース予想

中山金杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


有馬記念では、人馬の執念のようなものがあったから、ただ上位2頭が強かったというだけ以外でも、楽しめる要素があった。

その後、ミルコ・デムーロという騎手の持つ類まれな勝負勘と柔軟な思考による理想的なアシストで、ルメールはおろか、日本人騎手も抵抗虚しく…、というGⅠ2戦で、ちょっとラストのラストが淡白に見えてしまったのは、残念でならなかった。

勝ちたいと思う気持ちが結果に出る時とそうではない時で、幾らか別人格のように見えてしまうことの多い彼だから、一応は翌週の競馬にはなるものの、すっかり日本人のミルコである。

初週の中山にはおいでにはならなかったが、クリストフ共々、リセット後の重賞戦では、いきなりエンジン全開とならなかったここ数年の蓄財を、うまく活用したいところ。

さて、数少ない日本人騎手が活躍したビッグレースで、大きなところを勝ちそびれた石橋脩騎手と、悲願の初タイトル奪取に成功した藤岡佑介騎手と、これから本当の勝負が始まる中堅からベテランになろうという二者が、なかなかの有力4歳馬で、今年最初の重賞戦に挑む。

三冠制覇はいずれも牝馬という稀有な経験をした国枝調教師が管理するコズミックフォースと、矢作調教師がえらくその騎乗を絶賛したという藤岡佑介騎手GⅠ制覇前日のステークスウイナー・ステイフーリッシュ。

「良血馬というパラドックス」

石橋脩騎手は関東の有力厩舎からかなりのレベルの馬を任されるようになった。

ラッキーライラックはその中で関西の厩舎から依頼されたヒロインであったわけだが、因縁深い国枝厩舎の馬で、オークス3着翌週のダービーで、よもやの快走の3着。

同じ時期にステイフーリッシュとケイアイノーテックが藤岡佑介という騎手を大きく育てた経緯と見比べると、昨年は後者の年だったわけだ。

しかし、石橋脩騎手の悲運はお手馬だったフィエールマンが、乗り替わり直後にルメールで菊花賞を制した以上に、その舞台にコズミックフォースも出ていたのに、いずれにも騎乗できなかったことの方が、何となく大きい気がする。

奇しくも、ルメール騎手がプリンシパルSの大接戦で勝利に導いたからこその、ダービーへの参戦という縁もある。

前走は中途半端に差す格好になり、比較的得意なはずの消耗戦でゴール前だけ間に合った感じの3着に終わったステイフーリッシュは、再び藤岡騎手が乗るから、今度は勝ちたいので、前に行く可能性はある。

それと同じくらい前に行こうという気持ちはあるだろうコズミックフォースも、秋2戦は共に、先行したジェネラーネウーノに翻弄され、今回はジェネラーネウーノを伸び伸び走らせるのに一役買ったタニノフランケルをうまく使えば、ややタフさが増した中山で、両者とも好走の可能性がある。

曲者揃いで相手絞りは困難。

根拠となる4歳・56の壁を乗り越える何かを見つけないと、踏ん切りがつかない。

55以下ならかなりの数連対しているが、56となると、GⅠ好走馬に限られたりする。

3年前の覇者であるヤマカツエースはGⅡ馬だった。古馬重賞も勝っていた。

コズミックフォースにはダービー好走の金看板こそあれど、重賞タイトルはない。

ただし、ジェネラーネウーノに翻弄されず、追い込んで京成杯で好走した1年前の実績がある。

評価互角のステイフーリッシュはカウアイレーンの仔、ミクロコスモスの2番仔・コズミックとて、この時期の中山に因縁のようなものがあり、よくわからない理由で56以上の古馬陣よりは面白味たっぷり。

怖いのは武と横山と踏んで、この印で。

◎コズミックフォース

○ステイフーリッシュ

▲タイムフライヤー

注アドマイヤリード

△マウントゴールド、タニノフランケル、サンマルティン

西はどうも、パクスアメリカーナ次第のところがあるので、彼のレースになると踏んでも、簡単にはいかない。

簡単なカツジを拾う手では大勢と共通も、古馬が軽く見える時ほど、4歳馬は怪しいことも多いので…。

 

レース予想

ホープフルS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


◎ブレイキングドーン

○サートゥルナーリア

▲アドマイヤジャスタ

注キングリスティア

△ニシノデイジー、ミッキーブラック、ヴァンドギャルド、コスモカレンドゥラ

とびきりの血統馬であるサートゥルナーリア。

ロードカナロア<08生>×シーザリオ<02生>(父スペシャルウィーク・95生)

世界に対する発信力を持つ両親に、サンデーサイレンス産駒の中期におけるスーパースターであった祖父。

今やディープインパクト以上に守備範囲が広く、量でもサンデー系を脅かすキングカメハメハ<01生>が直系の柱、言うなれば、ミニミスプロたる中興の祖になろうとしているから、ディープとの配合で今年のダービーを勝ったことが、何も最初で最後となるとは誰も思わないわけだ。

比肩する才能は見当たらない。

至極真っ当にして、素晴らしく一本筋の通った見解に思う。

ただ、度重なる皐月賞での波乱劇に加え、レイデオロ以外は、連対することで上昇力を失っていないか、という疑義が生ずるような中山・ホープフルSの重賞としての価値観などを、例えば、ラジオNIKKEI杯の阪神2000Mのミラクルの連続とも言える、歴史的邂逅の系譜に照らし合わせると、

「JRAよ、勇み足だったのではないか」

と、少々物言いの一つでもしたくなるもの。

そういう論法から予想したわけではないが、正直、13頭立てで1番人気から狙う手は、潜在能力の表現の場としてあまり適当には思えないこのレースの特性からして、順当な狙いそのものが割に合わない上に、無意味に無難な買い方となるから、論理的思考を突き詰めるような手法で攻略するのは、あまり面白くもなんともない気がする。

ブレイキングドーンはニシノデイジー同様、現在進行形で発展し続ける底力型の母系を持つ。

イコマエイカンから76年に産み落とされたリマンドの牝馬は、ほぼ無制限状態の優駿牝馬競走を24頭中最高の単勝支持に応え、当時としては牝馬にとって最高の栄誉を勝ち取る。

11年後、長浜調教師・河内騎手・渡辺孝男オーナーのトリオで、今度は重馬場の桜花賞で、同時代の覇者であるシャダイカグラ、ニシノフラワー<デイジーの3代母>、ベガらを凌ぐ上々の時計で人気に応えるスペシャルな牝馬を送り出した。

アグネスレディーでありアグネスフローラの、ちょっと掻い摘んだだけの母娘ストーリーの一端。

また10年すると、今度は世紀のスーパーサイアー・サンデーサイレンスをつけられた2頭の牡馬が、クラシック路線の中心馬になった。

わずかにその直前。

フライトから見るとひとつ上の姉が、トニービン産駒のセレーネー。

更に、タキオンが泥田の弥生賞を制した直後にそれから産まれたパサーが、その夏にこの世を去るエルコンドルパサーの産駒。それと同時期にはサンデーサイレンスも…。

パサーはいっぱい産駒を残したが、サンデーのラストクロップがクラシックを戦った06年に誕生したホワイトマズルの娘が、ブレイキングドーンの母サクラである。

タキオンが躍動してから9年後にラジオNIKKEI杯を制し、引退の10年後にドバイワールドCを制したヴィクトワールピサが父。

ブレイキングドーンにまつわるクラシックストーリーは尽きないが、この物語を締めくくるのは、シーザリオの一番出世しそうな息仔に、ヴィクトワールピサの主戦級となったデムーロが乗り、そのライバルにシーザリオの主戦だった福永が乗るという因縁。

我ながら、そこそこの競馬キャリアを自負するようになったのは、スペシャルW以降の登場馬と人のストーリーを全て、ライヴで見ていたと話せるからである。

人にも馬にも様々な物語があるが、みんなにとって大事なものが、ここまでクロスして因縁のストーリーを綴ることになるとは、実に興味深い。

新馬圧勝の両者に、誰にも真似のできない新たなブラッドストーリーを作り上げてもらいたい。

シーザリオのここまでの最高傑作・エピファネイアの前半の主戦は、母と同じ福永騎手。

管理者は、サートゥルナーリアも育てたあの角居勝彦調教師。ヴィクトワールピサも彼の腕があってこその、世界制覇である。

ああ、ネオユニヴァースもロードカナロアも、最初は福永のお手馬であった。

どこまで続く、人馬の因縁。そういえば、ジャスタウェイ産駒もいましたね。

兎も角、楽しみの尽きない対決である。

 

レース予想

2018年 有馬記念 -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


今年の参戦予定馬の取捨を決めるため、有馬記念史を探索していったのだが、そこで二つの気になるデータが出てきた。

その一つ。グレード制導入後のGⅠ以外無敗か無傷の馬の記録である。

'16①サトノダイヤモンド(牡3)4戦4勝<7戦5勝>

'06①ディープインパクト(牡4)5戦5勝<12戦10勝>

'05②ディープインパクト(牡3)4戦4勝<7戦全勝>

'02⑤ファインモーション(牝3)4戦4勝<6戦全勝>

'96⑩ファビラスラフィン(牝3)3戦3勝<6戦4勝>

'93①トウカイテイオー(牡5)5戦5勝<11戦8勝>

'92⑪トウカイテイオー(牡4)  〃  <10戦8勝>

'90①オグリキャップ(牡5) 中央入り後8戦8勝<19戦11勝>

'89⑤オグリキャップ(牡4)       〃      <14戦10勝>

'88①オグリキャップ(牡3)中央入り後6戦6勝<8戦6勝>

'85①シンボリルドルフ(牡4)6戦6勝<14戦12勝>

'84①シンボリルドルフ(牡3)5戦5勝<9戦8勝>

'18?ブラストワンピース(牡3)4戦4勝<6戦4勝>

ハイレベル世代と合致するという点で、83年にミスターシービーの後塵を拝したリードホーユーが優勝した例もある。

サウンズオブアースや若い頃のステイゴールドと似た存在。

GⅢしか勝っていないGⅠ未連対馬であるブラストワンピースでも、チャンスは十分だろう。

今年はミスプロ系が躍進を遂げた。ところが…。

ミスプロイン最先着馬

'17③シュヴァルグラン(母父マキャヴェリアン・直仔)

'16④ヤマカツエース(父キングカメハメハ・直系2代父)

'15④マリアライト(母父エルコンドルパサー・2代父)

'14②トゥザワールド(父キングカメハメハ)

'13⑧トゥザグローリー(父キングカメハメハ)

'12③ルーラーシップ(父キングカメハメハ)

'11②エイシンフラッシュ(父キングズベスト・直系2代父)

'10①ヴィクトワールピサ(母父マキャヴェリアン)

'09⑧イコピコ(母父ジェイドロバリー・直仔)

'08⑬エアジパング(父エルコンドルパサー)

詰まるところ、キングマンボ系のアイドル存在であるアメリカンボスより有馬で活躍したミスプロ系の馬はいないのだ。

直系

キングマンボ-キングカメハメハ

レイデオロ、ミッキーロケット、キセキ

おいおいおい。

サクラアンプルールや存在そのものが貴重であるフォーティナイナー系のリッジマンも、気にはなっていたのだが…。

母父でも、

キングマンボ-キングカメハメハ

ブラストワンピース、モズカッチャン

インという括りで言えば、

ミッキースワローなども含まれる。

そういえば、ネイティヴダンサー直系でその孫にあたるのが、あのオグリキャップだ。

タマモクロス<フォルティノ系>にもペイザバトラー<ブランドフォード系>にも、根幹距離GⅠでは歯が立たなかったが、ここでようやくGⅠ馬の仲間入りを果たす。

ただし、スイープトウショウ、エイシンフラッシュ、ラブリーデイといった面々に限られた参戦馬点在の史実に対し、まとめて有馬獲りに挑んでいく今年は、勝手が違う。

いずれその時代がやってくる。

サンデー産駒も、フジキセキが朝日杯を勝ってから7年かかってようやく制覇。

また、今年はディープの年ではない。

春に3勝、秋はここまで2勝。

2011年にリアルインパクトが、初めて挑戦した古馬タイトルである安田記念を制してからというもの、全世代の牡牝混合GⅠを6年連続で優勝してきたのだが、今年有馬記念を落とすと、その記録が途絶えてしまう。

ダービー馬も2歳女王も出したが、人気に応えたのはダノンファンタジーだけである。

◎ブラストワンピース

○レイデオロ

▲モズカッチャン

注マカヒキ

△オジュウチョウサン、クリンチャー、ミッキースワロー、ミッキーロケット

キセキのように、広い馬場で平均ペースを作れる馬には、このレースは向かない。

2歳戦からコーナー4つの競馬を経験していたダイワスカーレットと比べても、消耗度合いが明らかに違う。

また、その追手が突いたところで、今のレイデオロのスパート力に対抗できるとは思えない。

前にいようが後ろにいようが、自分の競馬をできない相手ではない。

ブラストワンピースはダービーでは、ワグネリアンとの対比でちぐはぐさを露呈し、スムーズだった菊花賞も、展開とマークの相手が微妙にイメージと狂いが生じ、直線で外に振られたのが敗因となったのは事実でも、何一つ、全能力を出せた場面は、ことGⅠではなかった。

ただ、グラスワンダーやシンボリクリスエスは、大きな体を上手に使って、秋には古馬戦も難なくこなしている。

彼らよりちょっと早く古馬と戦っている利点。

3歳戦でも案外、しっかり揉まれているという経験値が、ここでフル活用できるような気がする。

 

レース予想

阪神C -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


逃げると思ったアポロノシンザンのみが欠けて、今年は16頭立て。

GⅠ馬は多いが、スプリント色が強いから通用するというような単純なレースではないし、マイルタイトルホルダー4頭には、それなりの勝算があるはずだ。

定量戦。マイルCS組は多くない上に、そこは超混戦のゴールシーンとなった。

着順はあってないようなもの。

ケイアイノーテック、大外枠発走からの好位抜け出しで、内を通った馬にやられて11着。

ジュールポレール、特別伸びたわけでもないが、沈むこともなく6着。

レーヌミノル、モズアスコットの接触事象に直接関わる形で18着。

ロクな結果ではない一方で、スプリンターズS組も勝ち馬以外を評価するのは難しい。

レッドファルクスよりも、1200はさすがに忙しすぎたムーンクエイクの方が伸びしろがありそうというくらい。

狙いはマイルCS組にサトノアレス。

一昨年の2歳王者は、意外なほどに大ゴケが少ない。

重・不良の昨年のGⅢ以外、その全てのレースで突き放すわけでもなく、置かれるわけでもないという安全なタイプの差し馬である。

短距離戦だから、接戦は必然的に多く、僅差のゴールは当たり前かもしれないが、東京に多く参戦している割には、別段素晴らしい適性があるわけでもない。

1400は2度目でも、ムーンクエイクよりは安定して差してくる。

リスクを承知で、それを抑えるのは3歳馬だと考えた。

持ち時計平凡は気掛かりも、ここ2戦はアエロリットにまともに勝負を挑み過ぎていたケイアイノーテックが、無難に立ち回れる面を備えていることを確認できた藤岡佑騎手の継続騎乗で、敢えて、差す形に拘らないと妙味ありと見て、これを軸にする。

母は快速でならしたダート馬のケイアイガーベラ。

阪神中心に中山でも快勝のパワー型。息仔も似ていなくはない。

1400戦初めてはジュールポレールも同じ。

兄は京王杯SCを勝っている。それも初挑戦の時に。関西圏では堅実なのもいい。

◎ケイアイノーテック

○サトノアレス

▲ジュールポレール

注ワントゥワン

△ミスターメロディ、ムーンクエイク、レーヌミノル

 

レース予想

朝日杯フューチュリティS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


日曜日の予報が何とも言えないところはあるが、大雨にならない限りは、極端な馬場悪化は考えづらい。

グランアレグリアという才能をどう評価するかは、実際のところ、かなり破天荒な2戦の内容ということもあり、案外、能力の高さは認めつつ、買うかどうかとなるとその配分はそれぞれ見解の分かれる面があるだろう。

筆者の捉え方は単純だ。

「サンデー系×ボールドルーラー系の信頼度」

「前走を評価すべきか、新馬戦の内容を信用すべきか」

この2点である。

朝日杯に限らず、早期に行われる3歳春までのタイトル戦では、ボールドルーラーの入った馬はなかなか印象深い活躍をしてきた。

サンデー直系ということになれば、アグネスタキオンやその前のエアシャカール、初年度産駒で最初のクラシックホースになったジェニュインなど、サンデーサイレンス直仔の皐月賞馬と言えば、そのほとんどが母父ボールドルーラー系という時代があった。

アグネスタキオンは早逝してしまったが、ダイワスカーレットがウオッカを桜花賞で破り、キャプテントゥーレ、ディープスカイは同年のクラシックホース。

また、ディープスカイはあのクリンチャーの父であり、ハイレベル決着の皐月賞でまるで人気がなかったにも関わらず、かなり強気の競馬で4着に入線し、世紀の不良馬場の菊花賞でも2着。

今年は凱旋門賞にも挑戦した。

彼が出ていた皐月賞の断然人気馬が、母母父ボールドルーラー系のトップサイアーたるエーピーインディというファンディーナだった。

どことなく、彼女と雰囲気まで似ているグランアレグリア。

しかし、皐月賞馬以外のサンデー系×ボールドルーラー系の成功馬では、種牡馬になったリーチザクラウンやカレンミロティックなど、基本的にはグイグイいってどこまで粘れるかという勝負をする揉まれ弱いが多い一方、新馬戦で伝説を作ったように、後の2歳女王さえも子供扱いにするスケール感の大きな走りができる特性がある。

威張っている、天狗になっているくらいの時は、あまり逆らわない方がいい。

そもそも、サウジアラビアロイヤルCは牝馬でも簡単に勝てるようなレースではない。

3年前の断然人気馬・ミスエルテは、新馬戦もファンタジーSも楽勝だったが、牝馬限定戦であった。

今年最初の東京のマイルで行われた新馬戦は、当然のことなら、牡馬との混合戦。

あちらはフランケルとタピットの組み合わせ。

こちらは、既に多数の成功例のある配合。

その点だけをとっても買い材料となるわけだが、決定打はこれだろう。

牡馬はパッとしない新馬戦のライバルだったが、もう一頭の牝馬でそれも3番人気だったヴォイスオブジョイは勝ち上がっている、という事実。

あの時の2着馬は、自分を最初に追い詰めてきたライバル候補筆頭のダノンファンタジー。

ジュベナイルFでは1:34.1で、数多登場した優勝候補を撫で切った。

新馬戦は1:33.9である。

展開は違うが、新馬戦の方がより無難な好位抜け出しであり、馬場差等の補正材料を加えても、新馬戦の方が上。

対するグランアレグリアも、1:33.6→1:34.0と、同じ競馬場の開幕週の競馬なのに、質は落ちた感じがある。

その分、レース内容はより派手に。

完全に立ち遅れて、記録に残る2-2というポジション取りの経過や5F通過がほぼ新馬と同じという展開とはまるで異なる内容にも拘らず、上がりが34.0秒であり、その上がり分が最初の約60秒のタイムに加算される形で、結果的に、記録通りの内容で重賞を快勝しているのだ。

ある意味あり得ないし、スケールダウンし、粗忽な面も見せつつ、内容は同じなのである。

同じリズムで走れれば。

正直、この程度の相手であれば、位置取りに拘らず、4角で自分の位置をとってしまえば、父ディープのような一見派手でも、結果は安定するという境地にまで達してしまう可能性を秘めている。

余裕のあるローテ。当然のことであり、それはアーモンドアイの国枝調教師が正解という形で証明している。

相手はどうすべきか。

色々案じてはみたのだが、今週も重賞馬から入るのがいいか。

牝馬戦と違って、派手なパフォーマンスの牡馬はここにはいない。

結果を重視したい。というか、わからないのである。

◎グランアレグリア

○ファンタジスト

▲アドマイヤマーズ

注ケイデンスコール

△ドゴール、アスターペガサス、ディープダイバー、二ホンピロヘンソン

 

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レース予想

ターコイズS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


重賞昇格後、マジックタイムこそ人気に応えたものの、あと2年、3歳馬が勝った時は、軒並み上位人気馬はほぼ総崩れの展開。

ハイペースとスローの違いでこうなったわけではないだろう。

重賞馬でも全く人気にならなかったシングウィズジョイや昨年覇者のミスパンテールらが、ここから後の活躍に繋げた。

格が低いのではなく、多種雑多なタレントらの選別をするためのレースなのだ。

さて、56になったミスパンテールをどう扱うか。

女王杯はどう転んでもスローなのだから、伏兵が下げた後の大一番。

スピードをフルに活かす戦法がいいに決まっている。

1600-1400-1600の重賞を3連勝。

位置を取れたのだから、不振はない。

勝つなら若い馬だろう。

狙いは4歳でも、フレッシュグループの良血・リナーテ。

来週の有馬で引退の決まっているサトノダイヤモンドの妹だが、ステイゴールド替わりでスプリンターに出た。

いや、それも決まっていない。

前走の東京で32.4秒決め手を炸裂させた才女だが、新馬は京都のマイルだから、一概にスピード一辺倒の差し馬とは言えない。

同時に、上記の覇者たちにはヘイルトゥリーズンの同系配合という共通点がある。

彼女はヘイローの3×5×4を含め、そのいとこのノーザンダンサーに絡む多様なクロスが含まれている。

同系配合どころではない近親交配であり、気難しさの根源はまさにここ。

危うい馬だけに、川田、藤岡康、前走の田辺と、騎手は入れ代わり立ち代わりながら、安心できるパートナーは限られる。

三浦皇成。どう考える。

53の古馬牝馬。有利なことは多く、決め手に取られなければ、スロー見え見えのこの一戦。

兄のように正攻法抜け出しもあり得る。

◎リナーテ

○ハーレムライン

▲ミスパンテール

注プリモシーン

△フローレスマジック、ディメンシオン、フロンテアクイーン

どう狙ってもいいわけで、相手も様々。

オープン馬の前走は問わないので、実績の割に人気薄期待のハーレムラインは、狙い目に思う。

 

レース予想

阪神ジュベナイルフィリーズ -予想-

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朝日杯FSと重複登録していたタニノミッションだったが、日ごろの行いが良かったのか、新馬戦を勝ち上がった3頭が、仲良く残りの3枠に収まり、最優秀2歳牝馬候補で朝日杯に回るグランアレグリア以外は、概ね全ての有力馬が登場する好カードとなった。

◎ダノンファンタジー

○タニノミッション

▲シェーングランツ

注ビーチサンバ

△ウインゼノビア、グレイシア、クロノジェネシス、ベルスール

有力候補が豊富な時ほど、とても堅く収まるか、案外、盛り上がった割に凡戦に終わるかの、どちらかになるもの。

今年に関しては、昨年以上にディープの好成績馬が多く、その重賞馬が3頭登場し、出てくるべき馬はしっかりと出てきた。

一見すると、安心できる要素が多いようにも思うのだが。

シェーングランツは札幌でのモタモタ感から一変、流れに乗れないのは仕方ないにしても、直線に入ってからの強烈なキレ味は、上がりが33.8秒で走破タイム1:33.7であった。

いくら良血でも時計がなかったのに、という一変ではない。

5F通過が先頭のライデンシャフトが58.7秒で、勝ち馬のダノンファンタジーは、そこから8馬身ほど置かれたところでしっかり押っ付けられていての59.9秒である。

姉のソウルスターリングも同じ東京のアイビーSでペルシアンナイトを相手にしなかったが、これと大差ない決め手を発揮しつつ、姉は札幌でも34.2秒の決め手で同じ札幌1800M戦を勝ち上がっている。

明らかに、中央場所向きの決め手があるディープ産駒なのだろう。

タニノミッションは、これまで名競走馬名繁殖牝馬に非ずを体現してきた顕彰馬・ウオッカの娘としては、実に異例の、新馬戦快勝のインパクトを残した。

馬込みを捌いての東京マイルの勝ち上がりは、若き日のウオッカが完成期の5歳春の安田記念でようやくできるようになった芸当であり、それでいて上がり一番の33.4秒だから、世代屈指の才能の持ち主。

これも時計は平凡だったが、むしろ、快速血統になるダンチヒ直系のインヴィンシブルスピリット産駒であるから、本番でその才能を遺憾なく発揮してくれればいいわけで、その準備は十分できているはず。

今回は浜中騎手。大した補強材料ではないが、レッツゴードンキでテン乗りながら、きっちり2着に持ってきた実績がある。

レーヌミノルの失態を取り返したい。

さて、本命は当然という感じでダノンファンタジーにした。

ここ2戦は相手が楽というより、新馬戦の過酷な内容に対して、あまりにもイージーな競馬であったことが勝因の一つと思えた。

その東京の新馬戦。

自身の走破タイムは1:33.9であり、記録上は勝ったグランアレグリアが<2-2>なのに対し、彼女は<4-4>と位置取りの差があったようで、発走の枠が同順で14番と4番。

出たなりにということでは、ダノンは素晴らしいスタートから前に壁を作り、いつでも人気のグランに追いつけられるポジションを取ったのだが、4角の手応えが、揉まれていなかった部分もあったのか、グランが圧倒的。

その後追っても追っても伸びきられて、0.3秒差つけられてしまった。

これが桜花賞だと勝負ありとなるが、新馬戦開始当時の東京のマイル戦である。

当時の川田騎手と今の川田騎手とでは、少しランクは違うにしても、彼の判断は100点満点のものがあった。

直線では相手の手応えに対し、追って味があるというストライドの伸びに見え、少頭数で連勝のここ2戦とは、内容も断然新馬戦の方が上と見る。

その辺りを考え、1400の競馬に慣れさせなかった川田騎手のファンタジーSの騎乗内容もパーフェクト。

クリスチャン・デムーロ騎手も、こうやって馬を作ってもらえると、非常に乗りやすいはずだ。

母系に入ったリファールとのクロスがあるというだけで、取り立てて共通項があるわけではないが、マイルベースで肝心のマイルより長い距離で強かったジェンティルドンナと、どことなく似た面がある気もしないではない。

新馬が不良馬場と高速決着のマイルの違いこそあれど、その過酷さは同レベル。また、3戦目で重賞楽勝も同じ。

下げたところから始まり、重賞では正攻法なのも似ていて、剛腕系の騎手との相性もなかなか良さそう。

ウオッカも顕彰馬なら、ジェンティルも同じ。

ライバルに変に恵まれすぎていることは、ちょっと辛いかもしれないが、ダノンファンタジーが一番安定した結果を残しそうな雰囲気が既にある。

ここを勝って、もっと高みを望みたいところだ。

 

レース予想

1 2 3 51