血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

マイルチャンピオンシップ -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


◎アルアイン

○ステルヴィオ

▲ジャンダルム

注ロジクライ

△モズアスコット、アエロリット、エアスピネル、ペルシアンナイト

昨年の皐月賞馬であり、ダービー馬なら目指す秋の天皇賞では、前哨戦の時点からがっつりとやりあい、連敗しながらもしっかりとした内容の結果を残したアルアインが、ちょっと妙味ありの状況にある。

今更ながら、北村友一騎手から川田騎手にスイッチする形でベストの選択とは言えないところで、実は、京都でどれだけやれるか、という勝負がこれまで多かったようであまり目一杯戦えるレースもなかった気がする。

新馬が内回りのマイル戦。ムーアで快勝した。

その次は不利のあったシンザン記念。重馬場も堪えた。

そのまた次があの菊花賞。掛かるとかどうとかそれ以前の消耗戦。

なのに、また明け緒戦の京都記念も極めてタフな重馬場。

【1102】

外回り全敗という実績は、クラシックホースとはいえ、あまりにざっくりとした評価である。

むしろ、これまで蓄えてきた中山、阪神での実績が、本当は得意なはずの京都で爆発するのではないか。

ふとそう感じたのが、好位からややモタモタして外に出したダービーなど、オールカマーや天皇賞といった、レイデオロが輝いた場面でのアルアインを振り返った時だ。

血統的には、ディープインパクトとその姉のレディブロンドという繋がりが互いにあり、棲み分けをしたら仲間になることはある。

ただし、皐月賞で先着した後は、自身が勝つということはなかった。

が、京都記念はちょっと違う。

秋のレイデオロではなかったにしても、最後はレイデオロを呑み込んで、道悪巧者のクリンチャーにかなり迫ったのだ。

ディープインパクトのこの中でも、母系がアメリカンなダート血統の組み合わせで、自身は芝馬としては大型の500kg超。

明らかに中距離までの馬で、2000以上で詰めが甘くなるのは、適性がより顕在化する4歳秋であれば、成長力で上回るレイデオロに長いところで挑むこと自体厳しいのだ。

充実期のマイラーなら、スペシャルではない中長距離馬くらい負かしてしまうものだが、苦しい経験をして一皮むけたダービー馬は、さすがの底力を見せている。

だから、京都記念の結果は、今のアルアインにはとてもプラスであり、彼も香港で厳しい戦いを経て、今まで以上に積極的な競馬で底力勝負歓迎のクラシックホースになろうとしている。

そういう自身の現状に対し、レーヌミノルやアエロリット、それらをつつけば自分の展開を作れるロジクライが出てきた。

主戦級の騎手が乗れば、引き出しの中からベストの選択をするはずだが、これらが皆乗り替わり。

自分がマークされるのは中団なら望むところでも、追われる立場という先行のスタイルは確実に差してくる馬に適任のムーア騎手には、特別の素晴らしいパートナーとはならないのではないだろうか。

引いたらそれは不利であり、行ったらモレイラの作った最高のリズムを崩すことになる。

案外、動くタイプとそうではないタイプで、アエロリットは豊かなスピードの引き出し方に難儀な面があり、また、勝った後の詰めたローテは初めてという死角も重なる。

じっくり仕掛けることはなくても、彼らの存在によって上がり勝負ではなくなることは、少しは走りやすくなるCコースでは、スピードの引き出し方に自在性のあるアルアインのような総合力型のマイラーにぴったりであろう。

京都の加速装置たるあの坂は、ロードクエストにはプラスだった。

似たようなステルヴィオは、追い負けないことを身上とする欧州トップ騎手にはぴったりの差し馬。

こちらも実はマイラーのジャンダルム等、目先を変えてきた本質マイラーを軸に、ハイレベルな決着を富士Sに続いて期待する。

妙味は惜敗の多い馬。昨年以上に混戦になる気もする。ゆったりローテのエアスピネルが、マイルの持ち時計を今年更新した点は、本来力差のないモズアスコット辺りと、オッズ面でのおいしさが間違いなく生まれるはずだ。

 

レース予想

東京スポーツ杯2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


まさにクラシックの登竜門。それも16頭立てとは珍しい。

15頭以上になるのは5年振りだ。久々に東京に有力馬が集中したのは、

・秋デビューのディープの良血馬が多かった

・夏以降のマイル以上の重賞に、牡馬のクラシック級がほぼ皆無

・夏が暑すぎた

などの理由が考えられる。

一応、

◎ホウオウサーベル
○ナイママ
▲ヴェロックス
注ルヴォルグ
△カテドラル、ヴァンドギャルド、ニシノデイジー

と印を打ったものの、武、モレイラ両騎手が乗るディープ産駒も当然有力。

気になる存在として、先週久々にトップレベルの舞台で躍動したハーツクライの産駒・ホウオウサーベルの新潟での弾け方、その代表産駒たるジャスタウェイの仔・ヴェロックスもまた小倉で素晴らしいデビューを果たしたことからも、スワーヴリチャードが走る前からこの流れは出来上がっていたとも見ることができ、トニービン大爆発の注意報が出ているのではと、ちょっと勘繰っている。

ホウオウ、ヴェロックスには共通項が多く、父の名を挙げなくても、ドイツ血統のズルムー、モンズーンなどがあてはまるバーラムの直系が入っているのに加え、薄いノーザンダンサー系のクロスまで同じ。

それと似ていない北の刺客・ナイママが、ハイペースを既に経験している強みを活かし、カテドラル辺りに自由な競馬を許さなければ、彼もまた主役級。

父ダノンバラードは自身はともかく、シュヴァルグランや姉のヴィルシーナがそうであるように、ダノンシャンティなども東京で輝いたバラード系。

ジャングルポケットを祖父に持ち、完成期に入るまでは1800Mを得意にしていたのは、同じトニービンの血を持っている前記2有力馬とも背景は似ている。

タフな流れの経験があるので、混戦になっても、自分が先に抜け出す形になっても、出来が落ちなければかなり走るはずだ。

 

レース予想

朝日杯FS展望

読了までの目安時間:約 3分

 


さて、ルメールさんの香港遠征との兼ね合いで…。

そんなことは前にもあったようななかったような。

今年はミスエルテの参戦時よりも、もしかするともっと牡馬陣が手薄になる可能性がある。

グランアレグリアが出てくれば、人気になること間違いなし。

中距離型は充実の模様も、京王杯勝ちのファンタジストには距離不安があり、デイリー杯快勝のアドマイヤマーズも、ここまでは相手にあまり歯ごたえがなかったという雰囲気があり、絶対的なライバルとは言い難い。

そのためか、例年はもっと盛り上がるはずの秘密兵器的な存在がこれまでは、なかなか見つけづらい状況となっている。

ニシノデイジーが血統背景から、まずは東スポ杯を使って、二者択一が可能な現状から、相手次第ではこちらを使ってくる可能性もある。

札幌で激闘を演じたナイママも西山牧場由来という点で共通。

これらが人気にならない公算が大きいから、使ってくればなかなかよく働いてくれそうな雰囲気はある。

しかし、最近の札幌の後半の開催は、雨が降ったりした影響のつけがまわって、かなり洋芝らしい馬場状態になる。

昔の阪神ならば、むしろ、素晴らしい予行演習になるところなのだが、1分33秒台も当たり前のチャンピオン競走である。

東京、京都で遅ればせながら登場してきた才能のピックアップも怠ってはならない。

オープン戦がほとんど牝馬の勝利となっている中、萩S快勝のサートゥルナーリアが、何とか角居調教師の復帰が見えてきた状況で、積極的回避の目が出てきた。

となると、急に強くなった馬が最近の勝者のトレンドであることから、2戦目一変の馬を見つけ出したいところだが、4回東京、京都は未勝利クラスにその手の馬が少なかった。

しっかり次も使ってくることを条件で、

ラストヌードル<オルフェーヴル>

ルヴォルグ<ディープインパクト>

ただ、中距離志向が強いので、相手関係も気にしてという参戦となるだろう。

ケイデンスコールは大して強くないだろうと思っていると痛い目に遭いそうだし、穴狙いをしたところで、少頭数ともなれば、俄然グランアレグリア有利の展開だろう。

5回東京、京都のあと2週が重要となってくる。

 

レース予想

エリザベス女王杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


先週のJBC3競走を見て思った。

ルメールと武豊、福永とその同期和田、横山典とミルコ。

面白い競馬には、時代を彩る騎手の存在が不可欠。

素晴らしい競馬を実現した彼らはまた、今週のエリザベス女王杯にも登場する。

だからって、下が腐るようでは本末転倒なわけで、ここはヴァフラームの川又騎手などに大いに見せ場を作ってもらいたいものだ。

また去るモレイラの代用品でも何でもいい。名を上げるチャンスは若手には何度と与えられる状況ではない。

◎コルコバード

○リスグラシュー

▲レッドジェノヴァ

注フロンテアクイーン

△ミスパンテール、カンタービレ、スマートレイアー、モズカッチャン

今週期待するのは、2200M以上の重賞か条件問わずの2400以上のレースでの好走例が、近走以内にある馬は買いという、このレース独特のルールに乗ったコルコバードからの穴馬券拾い。

最近は池添騎手や先週の殊勲者である横山騎手がそう。

敢えて、拠点を所属の場所と変えて、全く違う角度から大きなものを狙う手段をとる実績のある騎手が多い。

無論、東西の洋を問わずは言い過ぎにしても、腕があれば偏りなくオファーは来るわけで、コルコバードに浜中騎手の組み合わせは、川田騎手が何度も乗っていることやオーナーサイドの意向も、勿論あるだろう。

そのことで言えば、ミッキークイーンで結果を出せなくなってからというもの、GⅠにまるで縁のない浜中騎手は、どんなチャンスでも真摯な取り組みによって、全力を尽くす必要がある立場にある以上、3歳春以降全て2000Mを超える距離でのキャリアしかなく、連を外したのは、間隔を詰めた時に京都に初の関西遠征をして断然人気を裏切った時のみという馬は、ほぼほぼ、渡りに船という見立てがしっくりくるパートナーである。

ダートで極端な追い込みを魅せたエンシェントヒルの産駒であり、母とは違い、妹のリカビトスも使い込まれることは望ましくない一方、父ステイゴールドの印象で前走も長い距離を使われたが、そこはエンドスウィープの肌である。

その代表産駒は2200MのGⅠで素晴らしいパフォーマンスを見せたことで知られるが、ステイゴールドらしい消耗戦に強いという雰囲気はない。

コーナー4つでじっくり構えて勝負する、一発燃焼型の馬だから、タフになった札幌後半の馬場でリッジマンに自由に走られたことは、追い詰めきれなかった分、ダメージ小の可能性はある。

いっぱいいっぱいの感じの前走も、コーナーワークが下手なだけだろうと結論付けて、概ね正解だろう。

京都外回りの方がずっと合う。

加えて、リボーの入った馬がちょっと元気になってきたのか、昨年はあまり関係なかったが、その前は母父がリボー系のマンハッタンカフェ産駒はワンツー。

マリアライトもそう。メイショウマンボは父と母父それぞれの母系にその血が入っていた。

今年はその関係の馬が少ないから、全部来るというわけではないにしても、全体的にモズカッチャンでさえ、もしかするとこの距離はちょっと長い感じもしないではない各馬の適性面含め、レッドジェノヴァはマンハッタン一族、デインヒルの直系であるモズはキンカメにもリボーインで大丈夫そうでも、あまり好走例のないノーザンダンサー同系配合のノームコアがフレッシュながら、やや軽いフサイチエアデール一族との配合で、彼女の実績以上のパフォーマンスは怪しいと見て、諸々はリスグラシュー&モレイラにカバーしてもらうとした。

妙味は敢えての善戦女王フロンテアクイーンとキレ者ミスパンテール。

前者は母系に京都向きの種牡馬が多いこと、後者に関しては、熱量の多い大勝負には有利な流れができていること以上に、ノーザンテースト、ロベルト、リボーの血が、牝馬の長丁場の場合は重要な穴のファクターになるから、2つ入っている彼女は適任という判断。

本命・単穴の推挙理由もそれ。

 

レース予想

武蔵野S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


最初は福島記念と重複登録のマルターズアポジーが、血統面を考慮して、また斤量の関係でこちらに回ってくる可能性も考え、一応マークしておいたのだが、残念ながら武蔵野Sには出てこなかった。

代わって、期待を集めそうな(寄せたい)ウェスタールンドに、まずまず堅実にやってくれそうなオドノヒュー騎手が乗ることで、評価も抜けたものになるかもしれない。

まだ若いサンライズノヴァやユラノト同様、キャリアでは似たようなもののこの6歳騸馬は、ダートキャリアはまだ3戦。

その3戦目で、厳しい状況に自ら身を置く形で追い込んだあのシリウスS2着の記録が残された。

追わせる馬は欧州型の騎手にぴったりかもしれないが、差す形になると芝みたいな溜め方で失敗することはある。

上級戦のGⅠ前哨戦で、それは一番困るわけだが、捲って位置をとれるタイプだけに、東京で極端な追い込みに出ない限りは、好勝負必至とみる。

相手は当然、さすがに貫禄がついてきたサンライズノヴァや上がり目十分のユラノトに加え、昨年覇者のインカンテーションや、デビューした当初はダートを使われていたクルーガーの転戦に妙味がある。

元来、インカンテーションは先行できる馬で、休み明けなら前に行っても不思議ではない。

思われているよりは、スローにはならないだろう。

その中で、ウェスタールンドがどこまで走れるか。

先週はわずかに及ばなかったオメガパフュームが、いい走りを見せてくれた。

いきなり前に行って失敗…、というパターンは想定されるが、母系はスピードを強く出してもタフにこなせそうな粘り強さを持っていそう。

マーベラスサンデーの産駒と思えばよさそうで、いい時は軽視しない方がいいはずだ。

◎ウェスタールンド

○ユラノト

▲インカンテーション

注サンライズノヴァ

△クルーガー、イーグルフェザー、クインズサターン

西は2歳重賞というより、いい騎手にいい馬の組み合わせで、荒れることはなさそう。

ざっくり言って、見が望ましいレースだ。

 

レース予想

阪神JF展望

読了までの目安時間:約 3分

 


出て来るか分からない藤沢勢の2頭が、グイグイアピールする10月戦を経て、ファンタジーSのダノンファンタジーも完璧。

端的に言って、面白い牝馬路線はこの世代でも継続されたことになる。

 
アルテミスS

強引に先行した馬はいなかったが、先行して結果を残していた馬も、下げてからの勝負をしないと好走できなかった、先行勢と内を通った馬には厳しい展開に。

レースの歴史は浅いが、ハイペースになったこともある。

同時に、その展開がどうであっても、強い馬は上位に来る。

JFを本番と捉えた場合、有利に立ち回ることができた点と脚質面に穴が見えるマイナスの側面を含め、将来性では勝ったシェーングランツがスケール感では世代上位、うまく流れを掴んだ2着のビーチサンバは血統面でも完成度で注目。

普通は先行馬の惨敗組の巻き返しもあるが、3角まで速かっただけで、極端な流れでもなかったので、来年に結果を出して巻き返しの流れが自然だろう。

 
ファンタジーS

スローからの決め手比べのはずが、外から伸び脚違うマイル仕様の型を崩さず快勝のダノンファンタジーの強さが際立ったレース。

レースキャリアにも一点の死角もなく、次戦も人気は必至。

今のところ、中4週がどう響くかどうかのみしか、心配事はない。

 
有力候補

クロノジェネシス

最近ではソウルスターリング、かつてのいちょうSのような扱いであれば、メジロドーベルなどの成功パターンがある。上がり32秒台の評価は実に難しいが。

アウィルアウェイ

3戦2勝というのは、余裕ローテの中ではむしろ歓迎か。1400で掛かるのは懸念材料も、メンバーが集まれば、自慢の決め手を活かせる。

 
500万勝ちでは、

プールヴィル

ドナアトラエンテ

主な隠れた候補となると、データ上から、人気薄は自ずからオーラを発しない地味目の実績上位馬でなければ好走できない傾向が顕著。

ローブティサージュタイプなら、ベルスールとか。

あとは10月デビューの良血馬など。

その気になれば、ウオッカの娘・タニノミッションでも上位争いは可能のはず。

潰しが利く立場だけに、除外覚悟で母と同じく、強気の登録はある。

 

レース予想

JBCクラシック -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


<JBC3競走展望>
 
スプリント

◎マテラスカイ

○ナックビーナス

▲グレイスフルリープ

ノブワイルドはいうほど高速の逃げを打つタイプではなく、芝の重とダートの良が合うネロに京都替わりは有利でもない。

それに、一応ダート経験のある芝のトップホースが速いといっても、マテラスカイほどガンガン行く馬でもない。

体重増と休み明けに加え、初の交流重賞が古馬になってから<森厩舎では珍しい>ということと、良馬場ではしばらく走っていなかったということで、武豊騎手ならば、よりGⅠ仕様の展開を作ってしまうと考えて、人気でもこの馬から。

 
レディスクラシック

◎アンジュデジール

○カワキタエンカ

▲プリンシアコメータ

一番難しいようで、いい加減調子が上がってこないクイーンマンボが3歳時から古馬戦で、グングン攻める競馬を作っていたのと同時期に活躍したアンジュデジールが、前走だけは鞍上の思惑と大分違う位置取りからの競馬であり、大外ながら、触れ幅の大きいラビットランなどよりも安定して差せる彼女ならば、同じディープのカワキタエンカのスピード能力が、普段はありつけない右回りダートのそこまでタフではない良馬場で能力発揮と考える。

カワキタは1800巧者で、芝で上がり勝負不向き。このコースにツボがあっても不思議はない。

 
JBCクラシック

ここからが本番。

ケイティブレイブが断然の支持を集める中、多頭数でも、普段の交流GⅠとあまり大きな差のない力差のある組み合わせながら、抜けた馬が存在しないことで、1900Mも不確定要素に。

ただ、川崎記念や金沢の2100M、園田の超変則1870Mでも勝っているこの馬が、昨年の帝王賞勝利以降、2000Mと1600で連敗続き。

日本TV盃圧勝となれば…。

テイエムジンソクとサンランズソアが好ポジションを確実にとれる以上、ケイティブレイブには走りやすい一方で、それをマークするグループだろうアポロケンタッキーやオメガパヒフューム、よくわからない男になっている14か月ぶりのクリソライトらに、上手さが時に不利になるケイティブレイブが、絶対有利の組み合わせではないだろう。

実績だけは間違いないケイティブレイブを負かすとしたら…。

中央では変な表現だと、キレ負けのレースが多い。

直線が長くなることは歓迎であり、勝負のポイントが前倒しになってくれることは望ましいと言える古豪・サウンドトゥルーには、十分に出番がありそうだ。

3年前に東京大賞典を勝ってから、秋が日本TV盃を叩いてというローテが定番。

その3年前から3連敗で、いずれもほとんど見せ場なし。

しかし、チャンピオンズCも昨年の大井JBCも胸がすく勝ち方であった。

船橋はダメで中京は大好き。

よくいる中央向きのダート一流馬だろう。

元来、良馬場で猛烈に追い込むタイプ。タフな展開で、あのキレ味をこの秋も見せてもらいたい。

◎サウンドトゥルー

○ケイティブレイブ

▲センチュリオン

注オメガパフューム

△サンライズソア、テイエムジンソク、アポロケンタッキー

地方でやるべきレースだとは思う。

しかしながら、本家のアメリカでもそろそろ3巡目くらいと、開催場の偏りは出てきている。

ある意味、日本で最もダート競馬に適した京都コースでの開催は、その一点だけでも価値のあるイレギュラーな年にはなるだろう。

ということは、一体化した競馬運営も必要な最終局面であると、この平成最後の開催を捉えることができる。

何事にもランク付けは必要。

東京大賞典だけがGⅠで、あとはJpnⅠである。

その久々の開催となる中央側が、これを機に、ちょっと地方に得た賞金を還元するように、交流重賞における総賞金の半分ほどをサポートしたりなど、発展的な提言することもあっていいだろう。

地方が無能なのではなく、日本の主催者サイドには、金儲けの知恵しかないのが虚しいのだ。

まさかの落第となったモレイラや、ボロ屋と化した厩舎でせっせと汗を流す厩務員など、誇り高きホースマンが割を食うシステムを改める機会にしなければいけない。

 

レース予想

京王杯2歳S アルゼンチン共和国杯 ファンタジーS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


<土日重賞展望>

最近は、牝馬ばかりが目立っていて…。

つられてヴィブロスに食いついて、レースをうまく出来過ぎて撃沈の憂き目に遭うとは、筆者もなかなかの負け犬である。

 
京王杯2歳Sにはその牝馬が2頭。

クラシック候補にもなれそうなアウィルアウェイと気になるロードカナロア・ココフィーユ。

後者はタフなローテでも唯一のコース経験勝利者。

前者はジャスタウェイで、ミルコ好みのやりづらいタイプの追い込み型。

函館2歳Sはハイレベルで、その勝ち馬・アスターペガサスが登場だから、乗り替わりは残念も、普通に乗れれば有力。

連対馬はこの秋の重賞で高確率で来る。

◎アウィルアウェイ

○アスターペガサス

▲カルリーノ

注シングルアップ

△ファンタジスト、ココフィーユ

8頭立てで6頭推しは情けないが、好カード。戦略的投資として、様々な可能性を探りたい。

少頭数でフレッシュサイアーが強いことはもう証明済み。本命馬は左回り巧者かもしれない。

 
ファンタジーSは重複登録のアウィルアウェイ回避で、ダノンファンタジーの勝ちっぷりに注目の一戦に。

グランアレグリアにこれまで最も迫った才能であり、極端な上がり勝負向きではない。

北海道組は漏れなく、本命が南米血統とのコラボなら、対抗はドイツ血統のノヴェリスト産駒でアイムユアーズと近親のエレナレジーナに重点流し。

レーヴは1400だと短いかもしれない…、というかなり強引な理由で4番手。

 
アル共杯はフレッシュだといいパフォーマプロミスに、実力の一端を示した若くはない新顔・オドノヒューのコンビで手堅く。

ステイゴールド共通、1000万までの男ならむしろ、父と似た格上挑戦で活路を見出したいルックトゥワイスと、レベルの高い攻防を期待する。

トニービン軍団は多く、それらを漏れなく押さえたいところだが、ここは古馬戦。

ルーラーシップがドンやカンパニーに負けるとしたら、きっと時計勝負で。

目黒記念組と京都大賞典は古馬の味が出ていたアルバートが今年が元気そうなので、そちらを上位とする。

 

レース予想

チャンピオンズC展望

読了までの目安時間:約 3分

 


南部杯がキーポイントになることは多い。

秋緒戦が盛岡という馬は、いつも要注意だ。

その盛岡組。てっきりゴールドドリームは京都でも走るのかと思っていたが、早合点。

何度も2か月以上の間隔を開いて使われてきたことを、少し忘れていた。

十分に連覇可能の状況は、真面目にコツコツ使い込んできた組には脅威となる。

武蔵野Sも含め、秋にマイル重賞で好走している馬は、ホッコータルマエやコパノリッキーの例外はあるが、1800戦になってから、ほぼ安定して上位争いに加わっている。

昨年ようやく馬券に絡んできた、そのコパノリッキーの例。

JBCで走りすぎると反動が出ることも多いので、ホッコータルマエのように、ボチボチ負けるのがいい。

ただ、レベルが影響するから、今年は勝ち負けでないと苦しい。

その上で、中央のGⅠになった今年は、消耗が大きい。

JBCとの関連性では、阪神・中京移設後は、地方の実績が重視されるから、秋になる前の実績馬がJBCを経て快走の構図が多い。

スピードランナー有利ではない条件。

当然、速き事万能の如しであるルヴァンスレーヴには、最も不適合条件となる。

分岐点にしたい。

それは、レースレコードを作ったゴールドドリームがいるから。

南部杯直行組などほとんど記憶にないが、今年はちょっと異例の雰囲気にある。

スピード優先型の昨年の構図は、そのまま、距離延長への適応力のようなものがこのレース後、証明されていった。

ならば、以後距離が延びていい味を出せそうなのは、やはりゴールドドリームの方だろう。

そこに4、5歳の活躍馬が絡み、ルヴァンスレーヴにはタフに戦えるスキルが要求される。

気性との兼ね合いではあるが、古馬が有利なレースであることに変化はないはずだ。

血統面で注目は、キングマンボもゴールドアリュールも来ている点。

フェブラリーでキングマンボが来たのは、前年のJCダートの結果から人気になったホッコータルマエ、ベルシャザールがコパノリッキーに粉砕された時くらい。

故に、縛りは少ないと断言できる。

 

レース予想

天皇賞(秋)-予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


春の天皇賞でもこんなに少ない頭数で行われることはないのに、13頭立てになった。

回避したのが、

ワグネリアン ’18東京優駿

ディアドラ ’17秋華賞

この2頭、前哨戦快勝の期待馬である。

後者はローテの関係上、本気の参戦は余程の体調の良さがない限りはなかっただろうが、使い込むことにはまだ慣れが少ないとはいえ、ワグネリアンの回避は、筆者のように狙うしかないと考えていた者や、その反対に、史上初の3歳のダービー馬参戦をカモと考えて外すという手を考えた人もいただろうし、三世代ダービー馬揃い踏みなど08年JCくらいしか記憶にないから、その面で、興行的な魅力はかなり低下したと言える。

よって、気持ち半分、先週のフィエールマン対抗がある意味で、余計な口惜しさを加えられた菊花賞の結果もあり、候補多数でもはやカオス状態のアルテミスSの結果如何では、その気持ちの面もより萎えそうな状況にあり…。

ここで狙おうと考え直した最右翼が、一昨年の秋華賞快勝、昨春のドバイターフでかまいたち現象を体現した美熟女ヴィブロス。

ダービー馬2頭に、4歳のタイトルホルダーもレイデオロ以外に1、2、3といて、同期で今一番熱いのが勝ってないけどいずれ勝ちそうなサングレーザーと、より取り見取りでも、敢えてこちらから。

何も、配当目当ての穴狙いではない。

GⅠ馬がミッキーロケット含めて、計7頭。

大して先行力もなければ、決め手が抜けている馬もいない。

ただ、この路線で強いというだけなら、むしろ、方向性が似た者同士の中で、違う魅力がなければ有利に運べないだろう。

だから、サングレーザーはモレイラ鞍上で、また人気になる。

キセキも川田騎手と手が合いそうで、前にも行けるから期待は集まる。

実は行きたくない時ほど、強気が裏目に出ることの多いデムーロのスワーヴリチャードが行ってしまう可能性は大にある。

さすがのルメールでも、レイデオロは逃がせないだろう。

となれば、百戦錬磨の4000勝男に出番があるのかも…。

名手の手練手管は疑心暗鬼を生み、帯に短し襷に長しで、かつ、団栗の背比べ状態。

勝負のポイントは、乗り替わりではないような気がする。

フレッシュな有力コンビは、

マカヒキ 武豊<初コンビ>

アルアイン 北村友<前走から>

ダンビュライト 戸崎<初コンビ>

キセキ 川田<3度目・2戦連続騎乗>

大きく展開を動かす馬には、フレッシュで積極型の騎手は乗っていない。

アルアインは本質的なスピードを求めれば、行く手はある。でも、掛かる馬も結構いるので、絡まれたくはない。

紅一点、キレ味で勝るヴィブロスは、2000で不利のあった紫苑S以外2つとも快勝。

おまけに、時計勝負になりそうな雰囲気はない状況で、宝塚記念以来の死角はあるものの、振り返れば、道悪で内残りの競馬の外差し馬。

ワーザーの迫力に屈したのは事実だが、阪神には急坂があり、コーナー4つのタフな条件は、ワンターン向きの多いディープ産駒では、そこで大きなパフォーマンスの差が出る。

キレにキレる証明は、3歳夏の中京。

平均ペースで有利不利のない展開ながら、外差し傾向を差し引いても、11.9-11.7-11.7という異様な8Fからの上がりのラップの中で、外々を突き抜け、普通は終いが落ち着くところを自身の上がりそのままで、11.7秒の圧倒的な決め手を繰り出している。

それは秋華賞制覇に繋がり、あり得ない追い込みのドバイ快走の結果の直接要因となったわけだ。

素晴らしい決め手が必ずしも、勝負を決める武器になるわけではないが、いつでも掛かりやすいこの馬に乗ったこともあり、また勝っている福永騎手が、彼女の素晴らしい能力の引き出し方をとてもよく理解しているのだ。

何せ、3歳秋までは福永騎手のお手馬である。

再び、そのキレを引き出すべき舞台は整った。突き抜けてしまっても何ら不思議はないメンバー構成である。

◎ヴィブロス

○レイデオロ

▲スワーヴリチャード

注サングレーザー

△マカヒキ、アルアイン、ダンビュライト、キセキ

最後は3歳春の2400のパフォーマンスが重視されて然るべき大舞台。進境の度合いも考慮すると、17ダービー好走2頭が相手に相応しいか。

 

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