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オークス 2020 予想 「桜花賞で道中抑えていた馬は、オークスになっても変な暴走はしない」

読了までの目安時間:約 10分

 

◎デアリングタクト

○ホウオウピースフル

▲ミヤマザクラ

☆ウインマリリン

注リアアメリア

△デゼル、クラヴァシュドール、ウインマイティー

 

阪神JFからチューリップ賞、桜花賞を一つのゴールとした3歳牝馬の黄金ローテが、それぞれ、古馬GⅠ並みのハイレベル決着になるようになってから、桜花賞を勝った馬や好走馬には不利になるケースも増えてきた。

昨年と一昨年の優駿牝馬誕生の流れは、あまりにも極端に違う。

 

デゼルが俄然、レーン騎手とのコンビ継続が叶ったことで人気沸騰となりそうだが、ウインマイティーはともかく、ウインマリリンとアブレイズは例年の水準より遥かにタフな展開を制した馬であり、ホウオウピースフルにも東京2000での勝ち鞍がある。

デゼルのパフォーマンスが異様に映るならば、リアアメリアやウーマンズハートも、その左回り適性では侮れないとなる。

どこにも平均的なレベルの競馬はないこの世代のクラシック戦線。

 

そのど真ん中にあるデアリングタクトの連続好走を望まないのであれば、そうした実績を事細かに拾い集める必要がある。

きっと、桜花賞の頃からこのオークスの想定表を勝手に作っていた人たちだけが、その本質を見破れるのだろう。

即ち、桜花賞の前には既に、その可能性や展望が明らかにオークスでこそと思えた馬にこそ、こういう年は有利なのだ。

 

消耗は激しいが、筆者は道悪の桜花賞では追い込みは利かないと言い張り、絶対大丈夫と考えて、レシステンシアを狙った経緯がある。

レース後、それが間違っていたとは思わなかったが、デアリングタクトのスケール感に関してのみは、甘い見立てであったと反省した。

どうも、あれは只者ではないと思いつつ、実績に目を奪われたという結果に思えるから、もっと恥ずかしい。

 

しかし、そういう立場になる今回のデゼルは、母が無敗の二冠をフランスで成し遂げたアヴニールセルタンで、凱旋門賞でもトレヴに次ぐ評価をされた馬とあって、尚の事評価を上げる一方、楽なのか激しいのか、アーモンドアイでさえ見比べることの難しい強烈な東京でのパフォーマンスが、果たして連続して可能なのか、という疑問も生まれる。

それはウインマリリンも同じで、どちらも短い時間で一気に出世してしまったのも死角だろう。

 

別に今では普通のローテだが、11月デビューで、休み明けで次が2月のエルフィンS。

来たる第一冠の桜花賞は、そのハイパフォーマンスから中8週である。

東京に来るのがあの道悪競馬から中5週だから、これは苦しいわけだが、レースレコードから中3週、3月デビューから2戦して中2週の馬がライバル。

オープンキャリアは似たようなもので、勝利の可能性がある馬が限定されてると仮定すれば、論ずるよりも先に答えの推理はできてしまう。

横一線であればあるほど、格の高い順に有利になる。

そういう経緯があるから、関東馬で無敗の二冠を目指した2頭が共に4着以下だったのに対し、関西馬は有資格3頭とも連対している。

負けた2頭も大して負けていない。

 

新馬戦で後半4F全てが、前のラップより0.4秒以上速くなる展開で、京都内回りの1600戦を楽勝。

これまで3戦全て、1馬身半以上の差をつけて勝っているデアリングタクト。

これと似た戦歴を持ったシスタートウショウは、下げる競馬でイソノルーブルの果敢な先行に僅差退けられる結果に終わったが、彼女とデアリングタクトの父であるエピファネイアはシラオキを通じ、その血の力を示した優駿となった。

ダービー馬も三冠馬も複数含まれるデアリングタクトの味方は、エピファネイアの母であるシーザリオである。

危機的状況を脱したのは、誰よりも瞬発力があったからではない。

誰よりもオークスというタイトルが似合う馬であったからだ。

その4年後、際どくライバルに迫られるブエナビスタが二冠を達成する。

両者の父であるスペシャルウィークにはニジンスキーとシラオキの血を持つ。

 

キングカメハメハとサンデーサイレンスの組み合わせであるデアリングバードと同じ配合からは、最強の血統馬・ドゥラメンテなる二冠馬が出現した。

生まれる前からクラシック戦線での活躍が期待された通りに実現する時、レース史上初の5年連続1番人気勝利が、必然性を持って歴史の中に埋没することになる。

血統の方が、実は重要だというオークス史は、ファン諸氏が自ら調べるのが良い。

それが裏切られた瞬間、新たなドラマがまた生まれるのである。

 

日本ダービー予想特集はこちら

 

 

無敗戴冠・条件

'57 ミスオンワード 1人 桜花賞→東京・オープン→<8戦目>

特記事項:勝ちタイムの2:32.0は、春の東京ではベストタイム。道悪経験なし。

武田文吾厩舎・栗田勝騎手コンビ<この後、コダマとシンザンでダービー制覇>

 

'06 カワカミプリンセス 3人 スイートピーS→<4戦目>

特記事項:年明けデビュー組で桜花賞から直行のダンスパートナー以外では初、2000以上未経験馬の勝利。不良の新馬勝ち。

西浦勝一調教師・本田優騎手コンビ<01③テイエムオーシャン/牝馬二冠>

 

'19 ラヴズオンリーユー 1人 忘れな草賞→<4戦目/関東圏初輸送>

特記事項:2:22.8でレースレコード勝利。道悪経験なし。

2歳時にマイルで1:33.6を叩き出しており、JF優勝のダノンファンタジーの持ち時計より速い。

矢作芳人調教師・M.デムーロ騎手は、それぞれダービー勝利の経験あり。

 

'20 デアリングタクト 桜花賞→<4戦目/関東圏初輸送>

特記事項:桜花賞は道悪

マイルの持ち時計1:33.6は、JF・チューリップ非参戦組では最速。

調教師・騎乗予定騎手の東京2400実績はほぼなし。

 

桜花賞馬の二冠を阻む・条件

<無敗の桜花賞馬は【1202】>

④ダンスインザムード

⑬ブロケード

桜花賞の阪神遠征が響くのか、関東馬は2頭とも失敗。

初遠征でも関西馬なら、基本的には崩れない。

 

1敗【4133】

<秋華賞でも買えます>

④マルセリーナ<4か月で4戦、オープン戦全て好タイム>

⑪キョウエイマーチ

⑦ニシノフラワー

 

2敗【2210】

<切る必要はない>

 

3敗以上【0114】

<案外惨敗経験馬が買い>

⑬レーヌミノル

⑩レッツゴードンキ

④アユサン

⑫オグリローマン

 

桜花賞前走で敗戦の桜花賞馬<平成以降>

【3244】

3敗以上の例外は、不良のチューリップ賞惨敗後に巻き返し、コスモス賞で牡馬相手に1800Mのオープン勝ち実績のあったチアズグレイスだけ。

案外、フレッシュで1400Mに良績のあった馬が、全体のレベルも影響してなのか、大崩れはせず、チューリップ賞組が消える。

今年は本筋でないが、あの娘がどうなったところで、桜花賞組が勝つか二冠達成でも2着に来るという傾向だ。

 

展望(2020/4)

デアリングタクトが未知の魅力で勝負するようなダークホースではないことを、雨の桜舞台で公然と披歴した以上は、このタレントを無視するオークスの推理などあり得ない。

同時に、彼女がいなければ、それではその後どうなるのか、万全でない可能性が示されれば、違う馬の台頭を一から構築する作業が、有力各馬の陣営と同じくらい求められるなど、どの道、デアリングタクト次第の昨年の有馬記念状態に移行したのである。

 

結論から言うと、桜花賞で道中抑えていた馬は、オークスになっても変な暴走はしない、ということ。

流れが桜花賞以上に上がるとすれば、何頭かいる快速型の後ろにデアリングタクトがついて回る展開の時。

桜花賞のあまりタフな流れに乗っていたわけでもないが、皆が消耗した中、一頭だけ余力たっぷりの大外進撃ならば、アーモンドアイやブエナビスタの比ではないという見解さえ成り立ってしまう。

 

これが無難に走るせよ、ミドルペースではよく見る直線勝負型の逆ダービースタイルの成功者たちのような桜の再現をしたところで、大きなダメージを受けたという証拠がない限り、二冠はほぼ確実だろう。

だから、前が残るのか後ろから追い上げに行くのか。

桜花賞以上に、この選択が難しいと言えるわけだ。

 

レシステンシアがまともに登場するとは思いづらいのだが、出てきたらもう、抑えても仕方ない。

もしも…、があるなら、再度の道悪でのプリティキャスト的逃走劇の成功だけだろう。

だから、アブレイズやスカイグルーヴがどの程度上手に流れに乗れるかどうかが肝要。

 

タフな中山の経験はGⅠで活きることだろうが、キレは明らかに本流組のスピード能力で消される。

スタミナをどう体現するか。

直線勝負型も今度はチャンス十分。

オークス男の福永騎手が、ミヤビザクラに乗った時の差しは怖い。

同じくらい、こちらは桜不完全燃焼のクラヴァシュドールも今度は評価まちまちで、動きやすい。

これに別路線組の勝ち馬がどう絡むか。

まあ、ダービーに行ってくれと思っている陣営は多いだろう。

 

レース予想

平安ステークス 2020 予想【ロードレガリス】Gドリームがいた事さえ忘れさせる破壊力を示したい

読了までの目安時間:約 3分

 

ハーツクライ産駒が気になる。それが5歳馬であるということで、かなり有利なファクターとなる。

平地の古馬の芝重賞は、3月から出走機会連続週勝利継続中。

オメガパフュームの好走にまずは期待だが、スワーヴアラミスや本命視したいロードレガリスもかなりの器だ。

 

もう20歳間近のハーツクライであるから、GⅠ馬の数でも職責はほぼ全うしたに等しい。

完成期の圧倒的な破壊力でそれまでの粗忽さなど全て些細なこととされがちだが、初代GⅠホープフルSウイナーのタイムフライヤーも同期で、同じハーツクライ産駒だ。

 

彼とは違い、芝では全く走らなかったロードレガリスは、芝未勝利まで同じのスワーヴアラミスと丸被りだが、大井転出後4戦3勝、中央では再び野中厩舎に帰ってきて、一転、ダートの中距離4戦を消化、都合ダートは8戦7勝としている。

一族に英・チャップルハイム厩舎で愛GⅠ2勝のタートルアイランドがおり、これがフェアリーキングの仔。

 

一方、祖母がその半妹でサドラーズウェルズの産駒、アメリカでフサイチペガサス産駒として生まれた母を経て、芝向きの性質が色濃いものの、年齢的には質が高水準になりづらく、芝での頭打ちはよくある時期にハーツクライ産駒となったロードレガリスは、ワンアンドオンリーやヌーヴォレコルトがクラシックを戦っていた頃に種付けされた馬だから、ジャスタウェイのイメージを受けての交配でもあったろう。

彼の印象はそのまま、14年産のリスグラシューに移し替えられた。

 

リスグラシューが引退後、ジャスタウェイの産駒も徐々に本領を発揮しつつある。

クラシックシーズンもたけなわであるこの季節。

高次元で可能性の広がりを見せ続ける才能への肩入れは、致し方のないところだろう。

ゴールドドリームがいた事さえ忘れさせる破壊力を示したい。

序盤は楽できそうなスマハマは転厩初戦。坂井騎手の積極性込みで5歳馬という点でも期待。

 

◎ロードレガリス

○スワーヴアラミス

▲オメガパフューム

注スマハマ

△ヴェンジェンス、ゴールドドリーム、ハヤヤッコ

 

日本ダービー予想特集はこちら

 

 

レース予想

オークス 過去データ【無敗戴冠の条件】【桜花賞馬の二冠を阻む条件】(2020年版)

読了までの目安時間:約 3分

 

無敗戴冠・条件

'57 ミスオンワード 1人 桜花賞→東京・オープン→<8戦目>

特記事項:勝ちタイムの2:32.0は、春の東京ではベストタイム。道悪経験なし。

武田文吾厩舎・栗田勝騎手コンビ<この後、コダマとシンザンでダービー制覇>

 

'06 カワカミプリンセス 3人 スイートピーS→<4戦目>

特記事項:年明けデビュー組で桜花賞から直行のダンスパートナー以外では初、2000以上未経験馬の勝利。不良の新馬勝ち。

西浦勝一調教師・本田優騎手コンビ<01③テイエムオーシャン/牝馬二冠>

 

'19 ラヴズオンリーユー 1人 忘れな草賞→<4戦目/関東圏初輸送>

特記事項:2:22.8でレースレコード勝利。道悪経験なし。

2歳時にマイルで1:33.6を叩き出しており、JF優勝のダノンファンタジーの持ち時計より速い。

矢作芳人調教師・M.デムーロ騎手は、それぞれダービー勝利の経験あり。

 

'20 デアリングタクト 桜花賞→<4戦目/関東圏初輸送>

特記事項:桜花賞は道悪

マイルの持ち時計1:33.6は、JF・チューリップ非参戦組では最速。

調教師・騎乗予定騎手の東京2400実績はほぼなし。

 

桜花賞馬の二冠を阻む・条件

<無敗の桜花賞馬は【1202】>

④ダンスインザムード

⑬ブロケード

桜花賞の阪神遠征が響くのか、関東馬は2頭とも失敗。

初遠征でも関西馬なら、基本的には崩れない。

 

1敗【4133】

<秋華賞でも買えます>

④マルセリーナ<4か月で4戦、オープン戦全て好タイム>

⑪キョウエイマーチ

⑦ニシノフラワー

 

2敗【2210】

<切る必要はない>

 

3敗以上【0114】

<案外惨敗経験馬が買い>

⑬レーヌミノル

⑩レッツゴードンキ

④アユサン

⑫オグリローマン

 

桜花賞前走で敗戦の桜花賞馬<平成以降>

【3244】

3敗以上の例外は、不良のチューリップ賞惨敗後に巻き返し、コスモス賞で牡馬相手に1800Mのオープン勝ち実績のあったチアズグレイスだけ。

案外、フレッシュで1400Mに良績のあった馬が、全体のレベルも影響してなのか、大崩れはせず、チューリップ賞組が消える。

今年は本筋でないが、あの娘がどうなったところで、桜花賞組が勝つか二冠達成でも2着に来るという傾向だ。

 

レース予想

牡馬クラシック 2020 展望【ダービー・菊花賞】コントレイル、サリオスの他は?

読了までの目安時間:約 3分

 

青葉賞勝ちのホープフルS5着馬・オーソリティの故障による回避が決まった。

ならばと、2着のヴァルコスにエタリオウやアポロソニックのような期待を寄せたいところだが、まるで走破タイムが違う。

馬格のあるヴァルコスは、トーセンホマレボシのようなタフさを、そして、所有する佐々木氏のように堂々顕示することができるだろうか。

 

ビターエンダーは東京で初勝利。共同通信杯もタイミングの差の2着。

東京で豪快に勝ってきたディープも、オープン実績のあった馬も出ていたが、フレッシュで遠征経験のある内枠の2頭が見せ場を作ったくらいで、関西馬も線が細かった。

 

京都新聞杯の乱戦は、結果、上位4番人気以内馬同士で決着も、人気のない順に来た。

明らかに馬格に差があり、人気の2頭はバランスは良かったが、総合力がまだ備わっていなかった。

皐月賞組のディープボンドと強い相手との戦い方を知っているマンオブスピリットのガッツが、消耗戦への適応能力と呼応したのだから、至極必然の結末。

 

サリオス登場が決まり、ライバル陣営の生気はより奪われている。

そもそも、コントレイルを真っ向負かせるような馬を探すこと自体が、ナンセンスというような空気漂う状況。

穴党はそれに抗うわけだが、直前で勢いを示せなかったダービーオンリー組の選定で、ワーケアを超えるのも困難か。

 

前走で負けていては、普通は休み明けの馬は無理なわけだが、ディープのツートップやオーソリティとの対戦経験はある。

オークスのエアグルーヴ、ダービーのフサイチコンコルドは、同じ96クラシック世代。

オークスも同じになるということはないだろうし、これも着拾いまでだろうか。

菊花賞を展望できる順番が顕在化するダービーとなれば、ますます、コントレイルのスピードが他を圧倒する光景しか目に浮かばない。

ダービー最大着差は、平成以降では5馬身差が最大。

ほとんどがレコードに近いタイムかタイ記録だった。

 

菊花賞を展望するのも、ダービーストーリーの脇道からでさえ、やや難しくなっている昨今。

中距離戦で長距離GⅠ適性を見極めることは難しい。

古馬にいい形で勝ってきた馬と、ダービー上位組との比較だろう。

 

日本ダービー予想特集はこちら

 

 

レース予想

ヴィクトリアマイル 2020 予想 ~ アーモンドアイは「普通の状態」でG1を勝てる馬

読了までの目安時間:約 10分

 

◎アーモンドアイ

○ノームコア

▲サウンドキアラ

注プリモシーン

△コントラチェック、シャドウディーヴァ、ダノンファンタジー、ラヴズオンリーユー

 

・アーモンドアイ、ノームコア、サウンドキアラらは、いずれも2歳デビューの馬であり、その当時から概ね、一回り以上、ノームコアに至っては30kg以上馬体重が増えている。

・アーモンドアイはどういうわけだか、フレッシュな時こそ魅力全開なのだろうが、前走から3か月以上レース間隔が開いているとシンザン記念から始まり、重賞ばかりを5連勝中。

・ノームコアには道悪の不安はないが、元々線が細かったような馬であり、初物は苦手。東京の1600Mは昨年のこのレースが初めてだったが、マイルは中山で快勝している。

・サウンドキアラの東京への適性への疑問と、京都以外への苦手意識は、机上の空論だろう。昨年、1:31.2で7着だったこのレース以外、3歳春までの2戦が4着だった例外を除けば、全て3着以内。

 

プリモシーンには昨年優勝のレーン騎手が騎乗するが、ノームコアと比べると、先週のルフトシュトロームくらいデリケートと思って乗るはず。

動いてはダメという前走の内容を踏まえると、ハマればかなり怖いけどというレベル。

 

4歳馬を残りの4頭に指名したが、これは何とも言えない。

それならば、成長力に富んだハーツクライ産駒のシャドウディーヴァが、一番買いの材料は多い。

当該年の牡馬重賞好走馬は、勢いそのままに来てしまう。

さて。アーモンドアイに期待した本音なのだが。

鞍上のバッティングと藤沢調教師がグランアレグリアに感じた異変などから、管理する国枝調教師との関係性などまで考えると、続けて緊急参戦になったとはいえ、今回は阿吽の呼吸もあって有馬記念の時は異なり、しかし、あまりにも調子がいいからこその参戦は同じと見て取れた。

 

有馬記念の敗因はいっぱいあるが、その一因に、調子が良すぎた可能性も挙げられる。

コーナーの多い競馬など、東京を除くと、半ば勝負を捨てて、三冠を目指さないという究極の手段を以って、自慢のスパート力に磨きをかけた秋華賞しか経験していない。

東京の中距離戦も、あの安田記念も自分がハイペースの中に身を置いたわけではないけど、有馬記念はハイペースを自分らしい競馬以上の動きで早く動いてしまった、動けてしまったから、ディープの凱旋門賞のように、最後はヘタってしまったのだ。

 

元の策に戻した途端、その屈辱の記録さえ消されたディープインパクトは、迫力の直線一気でJCを独走する。有馬記念も完璧だった。

 

キレだけで勝負する馬ではなくなったアーモンドアイ

一見すると特殊な馬だが、ディープインパクトは最後は小さくなったくらいだったのに、デビューが早く、新馬も勝っていないアーモンドアイは、すでにクラシック当時のキレだけで勝負する馬ではなくなった。

快時計勝ちの秋天など、好位抜け出しである。

 

前に行けるとは言わないが、自慢の後傾加速能力の非凡さは、ここぞの東京G1圧勝時で、上がりがメンバー中2番だったことでも、ハイレベルで変質しているのである。

普通の状態でG1を勝てる馬。

今更、こんな講釈を加えずとも、いくらでも勝てる材料が見つかるアーモンドアイが、再び女傑としてのステータスを取り戻す時、我々は物の本質について考え直すことになる。

 

古馬になってもマイルをこなせる馬は、それより長い距離で自在のスパートをかけられる。

ウオッカとディープスカイとで大きな差が生まれたあの安田記念で感じたのは、動ける能力と同時に、そもそも抑えて勝負しているのか、最初から後ろからの競馬を選択していたのかの差。

オグリキャップが安田記念で直後にG1を勝つ面々を子供扱いしたのも、この構図だ。

 

東京では常に、強烈な時計を叩き出しているアーモンドアイが、ついに普通に競馬をする未勝利時代の彼女に戻る。

相手は強力だが、相手が強いからこそ、彼女の力が明白な形で証明されてきた舞台で、故障や接触事象等のアクシデントがない限り、負けることはない。

 

それは、自分のポジションを知ったノームコアも同じだろう。

横山典弘騎手はブラックホークとブエナビスタで、東京マイルで差すという実績を残しているが、熟した彼らを駆る時、スピードの出し方に工夫をした上での、至高の騎乗であったように思う。

東京マイル2戦2勝。何度も武豊の本命馬に挑み、最高の2着を繰り返してきた実績とノームコア自身の実力は、やはり侮れない。

予想用過去データ 2020/05/13

1番人気<1>

桜花賞連対<桜1/2>

マイルC連対<N1/2>

オークス連対<オ1/2>

秋華賞勝ち<秋>

4歳馬<四>

当該年牡馬重賞連対<牡>

当該年牝馬重賞勝利<牝>

前年クイーンC勝ち<Q>

前年女王杯人気<エ1/女王杯1人>

新馬勝ち<新・例外馬のみ>

初勝利がダート<ダ・例外馬のみ>

三冠戦フル参戦<全・例外馬のみ>

再度好走の場合<名前なしで前、前年着順/加えて新要素>

06 ①ダンスインザムード/桜1・牡 ②エアメサイア/オ2・秋・四・エ1 ③ディアデラノビア/四

07 ①コイウタ/四・牡・Q ②アサヒライジング/四・エ5 ③デアリングハート/N2

08 ①エイジアンウインズ/四・牝 ②ウオッカ/1・四・桜2 ③ブルーメンブラット/ダ

09 ①前②/1 ②ブラボーデイジー/四・牝 ③ショウナンラノビア/ダ

10 ①ブエナビスタ/1・桜オ1・四・牡・エ1 ②ヒカルアマランサス/四・牝 ③ニシノブルームーン/牝・エ10

11 ①アパパネ/三冠・四・エ1 ②前①/1・牡 ③レディアルバローザ/四・牝

12 ①ホエールキャプチャ/桜2・四・Q・エ6 ②ドナウブルー/四・牝 ③マルセリーナ/桜1・四

13 ①ヴィルシーナ/1・桜オ2・四・Q・エ1 ②前①/エ3 ③マイネイサベル/牝・エ10

14 ①前①/エ1 ②メイショウマンボ/オ1・秋・四・エ2 ③ストレイトガール/牡

15 ①前③ ②ケイアイエレガント/牝・ダ ③ミナレット/新

16 ①前① ②ミッキークイーン/1・オ1秋・四 ③ショウナンパンドラ/秋

17 ①アドマイヤリード/四 ②デンコウアンジュ/四・エ9 ③ジュールポレール/四

18 ①前③/エ10 ②リスグラシュー/1・桜2・四・エ7・牡 ③レッドアヴァンセ/全

19 ①ノームコア/四・エ2 ②プリモシーン/四・牡 ③クロコスミア/エ9

ストレイトガール、ジュールポレール、レッドアヴァンセ、クロコスミアらはそういう才能の馬、ダート勝ち実績のみの2頭も、芝のマイルに好時計勝ちの実績ありと言えるが、ノーヒントのミナレットは、4勝目が格上挑戦だったターコイズSの逃げ切り。

1:33.7は、歴代の重賞級勝ち馬と同等レベル。その後に×××ときて、ドカン。

人気馬次第で台頭の穴馬。

 

レース展望 2020/04/14

ひとまず、その取捨選択がレース展望の主眼を成すと煽り立てても過言ではないグランアレグリアの扱いについてから。

 

ほぼ完全にラインクラフトの系譜を引き継いだところがあるから、その点は漠然としながらも、やはり不安。

考え方はヴィクトリアマイル連覇のストレイトガールと同じでいいだろうが、21世紀製のスティンガーのようなキャラになっているから、いずれにしても、レースの根幹部分を作る存在になる。

いつまで経ってもマイルでは伏兵だったストレイトガールは、クラシックに無縁の馬。

同時期行われる京王杯SC連覇のスティンガーも、見せ場を作るに止まった3歳シーズンであった。

 

もっと優雅で、遥かにハイクオリティのグランアレグリアのエンジンが、今度はどういう着火の仕方をするのか。

揉まれていい訳はない天才少女は、4歳にもなって…、などと言われないようにしないといけない立場になった。

同期の中でも、最速に等しいデビューを遂げ、そこで圧巻のパフォーマンスを見せた。

その時の2着馬は、後の2歳女王であるダノンファンタジー。

 

ところがあの前走…、好位抜け出しを狙って、掛かることもなく順調にレースに参加しながら、内を巧みを捌いたサウンドキアラに競り負けただけでなく、先頭を一度も奪えず、内外から2頭、道中前にいたディメンシオンにまで差し返されたのでは、単純にプラス体重が敗因にも思えない。

情けない前哨戦から本番で一変の馬が、時に東京で登場したりもするが、この阪神の内容では、頭でも着でも人気になるから狙いづらい。

 

本格化のサウンドキアラや元気いっぱいだろうまさかのアーモンドアイにも気を遣いつつ、面白いのは今年も中山牝馬組か。

不良馬場でも結果を出したエスポワールと渋馬場は兄弟揃って不得手のコントラチェックには、あのタフな秋華賞での経験を、東京で活かす道がある。

適性外の距離で揉まれた後、名伯楽が安易なローテ選択をするはずがない。

変に頑張っていないのは、彼女たちの性格からして、むしろ狙い目に感じる。

 

レース予想

京王杯スプリングカップ 2020 予想 ~ 勝ち馬は【前走、惨敗組】の中にいる

読了までの目安時間:約 3分

 

土曜日のレースが行われる頃、沖縄の方に台風が接近する影響で、ちょうど前線が東西メイン場の近辺にかかるため、雨が降ることは確実のようだ。

しかし、このレースで13頭立てとは珍しい。

 

思えば、サトノアラジンがある意味で極楽へ誘われるための最後の試練として、このレースにしては珍しい重馬場となった3年前の大不発の年以来。

晩春の古馬重賞だけに、駒が揃わないことも多いが、そこは短距離重賞。

あれが出ないなら、こっちが出るというレースである。

 

5歳の短距離重賞ウイナーがこぞって登場。

さすがに1200専門のモズスーパーフレアはいないが、核となる存在は、しっかりと組み込まれた一戦。

しかし、高松宮記念が道悪なり、臨戦過程に問題ありの完敗である実績馬にわざわざ固執することもない。

同じ惨敗組ならと、記録上、全く格下になっても不思議ではない前走の内容であったレッドアンシェルから入る。

 

昨春から1200Mを使われ出して、中京の芝生が悲惨な状態に陥ったあのCBC賞も、馬格が大きすぎないことがよかったか、見事な初重賞制覇の内容だった。

が、フォーリー騎手と挑んだ休み明けのシルクロードSは、今度はこちらが悲惨なことに。

大して目方が増えたわけではないのに、トラックバイアス著しい状況の最内枠を直線まではやり過ごしたが、その後は故障したというほどのブレーキで、実質競走中止。

 

器用貧乏が惜敗の山を築いた要因ならば、福永騎手も同じようなところがあるか。

しかし、意外と前走惨敗の馬で重賞を勝っている。メリッサなんて、新潟千直殿負けの後に北九州記念快勝だった。

何度も乗っている馬。当たりが強いのはよくない。

マンハッタンカフェの仔は、牝馬よりも男馬の方が難しい。

 

叔父がナサニエルだから、今期ここまで休業中の代表産駒・エネイブルを差し置いて、まずは自分から。

幾らか、馬の不真面目さに寛容になった福永騎手が、彼本来の器用さを引き出せれば、未完成期でも好走の東京で、人気勢を上回って不思議はない。

 

◎レッドアンシェル

○ステルヴィオ

▲ダノンスマッシュ

注タワーオブロンドン

△グルーヴィット、ライラックカラー

 

レース予想

牝馬クラシック 2020 展望「デアリングタクト vs ウインマリリン、デゼル」

読了までの目安時間:約 3分

 

地味なようで、実は派手なパフォーマンスをする3頭の刺客が登場し、風雲急を告げるではないが、面白いオークスになって行きそうな雰囲気を感じる。

一方で、これはレシステンシアや一応はクラシック参戦に関心がありそうなボンオムトゥックなど、オークスには適性や縁がなかった組の今後の動向には、気を払いたい。

 

さて、レコードタイムが出ても不思議ではない馬場状態でも、そういう記録とは縁がない雰囲気の気象条件だったフローラS組は、オークスになど興味を示さなくても、今後が気になるグループと言える。

激しい競馬を自ら動いていって、皐月賞のウインカーネリアン級のパワフルな2000Mを戦い抜いたウインマリリンは、忘れな草賞勝ちのウインマイティーとそっくりで、中山で勝った上に、牝馬の出世レースを制したという馬。

 

後者はゴールドシップの仔だから、牝馬相手だとか何か特殊な条件が重なると、とても迫力のある走りを見せる可能性があり、言わば、昨年や3年前の秋華賞のような馬場質で、ウイン2頭の将来性は思われているよりずっと高いレベルのパフォーマンスを期待できる存在となり得るとも思える。

 

一方、エアグルーヴ軍団が大挙して登場も、権利獲りなしの結果は、秋以降の可能性へ望みを残したと言える。

条件戦を使えるということは、古馬と戦えるというアドヴァンテージを得たに等しい。

今のところは、主流路線組がかなり強力なわけで、悪い話ではない。

 

敢えて、それでも次があると思う存在を挙げるなら、それは関西馬で2戦2勝。

あの娘と全く同じようで、関東に一度やってきた強みもあるし、使った脚がレース史上最速で最強レベルの32.5秒。

1800戦とは思えなない3F目から12秒台のラップ4連続後のラスト3F11秒前後3連発で、それでも突き抜けてきたデゼルか。

ウイン2頭と同じく、局所的に天才になれる馬かもしれないが、この脚は、牝馬だから繰り出せるというほど単純なレベルではない。

まあ、デアリングタクトは、前につけてもこの脚を使ってしまうかもしれないが…。

 

レース予想

NHKマイルカップ 2020 予想【システンシア】鍵は先行態勢の作り方

読了までの目安時間:約 9分

 

鞍上初騎乗でこのレースを制した2頭の特性を分析していくと、実にわかりやすい傾向があった。

07 ピンクカメオ

11 グランプリボス

主な共通項

・東京で勝ち星あり

・2歳GⅠ出走馬<ピンクカメオは桜花賞も出走、グランプリボスは2歳王者>

・東西の輸送経験

・前走負け

・母父ヘイルトゥリーズン系

 

直系ヘイルトゥリーズン系で、主要マイル重賞勝ちの実績があるから、多少の変化には対応できるはずの両者だが、殊、東京の経験とGⅠ出走の有無で、決定的な相違点を有することが死角なのかもしれない。

細かいことはさておき、それ以外でもサトノインプレッサ、タイセイビジョン、シャインガーネット等々、魅力たっぷりの実績馬もいる一方、サクセッションやラウダシオンには、近年のこのレースにおける好騎乗がクローズアップされる名手がそれぞれ乗っているから、これも侮れない。

 

ただ、強いのはとりあえずは、2歳女王のレシステンシアであろうと考える。

強いの根拠は、言わずもがなの2歳女王としてのステータスとその際のパフォーマンスに尽きるわけだが、もう一点、これも付け加えないといけない。

牝馬のウイナーは過去5頭存在するが、

シーキングザパール

ラインクラフト

 

ピンクカメオ

メジャーエンブレム

アエロリット

と、前走の勝ち負けで分類は可能でも、ピンクカメオがそうであったように、過酷なGⅠ<この年は相手関係>の経験値があった。

それは牝馬だけではなく、牡馬にも大きな影響を及ぼす。

 

昨年は朝日杯の直接対決で示した内容が、人気両頭の明暗をくっきり分けた。

アドマイヤマーズは、時計面の死角をGⅠの経験で補い、ここを勝ったことでマイル戦5戦全勝の快挙を成し遂げた。

連戦連勝や快速型の台頭の根拠には、ハイペースの経験がついてくる。

人気になっても崩れなかった2歳GⅠ好走馬の本懐は、まさにマイルへの適性。

 

しかし、ここを経て変質するというか、むしろ、本質面が顕在化する格好でより短い距離への適性を示する活躍馬がいるのも確か。

ラインクラフトが勝った時の1番人気は、その後連戦連敗した末、1度オープン特別を勝った後に、初の1200となった高松宮記念で2着快走するペールギュント。

彼が走る前の年の2着はラインクラフトで、ペールギュントが快走した年のスプリンターズSで3着だったのが、マイルCも3着のアイルラヴァゲイン。

 

1400のレースでGⅠをジャックした過剰なスピードが売りのレシステンシアが目指すべきなのは、女傑の道を正攻法ではないルートから極めたシーキングザパールがあるとか、ミッキーアイル、アエロリットらの進んだ快速型としての成功例。

速いことが特別ではない時代にあって、かつてのテスコガビーやダイワスカーレットにようには輝けなかったことが、彼女の才能を否定しているわけではないことの、何よりの証明になるのがこのレースにおける勝利だ。

 

メジャーエンブレムで思い悩んだ末に、NHKマイルCでクイーンCほどの逃げではないのに、あっさり汚名返上してみせた4年前のルメール騎手の勝負勘が戻っているのは確かだから、その結果が後の桜花賞連覇の足掛かりになったとした場合、では、昨年のアレは…、ということを再び、結果でファンの戯言を封ずる仕事が今回も求められる。

 

鍵は先行態勢の作り方。

逃げたいのはニシノストームかハーモニーマゼランかメイショウチタンか、はたまたサクセッションなのか、ミルコっぽい危うい勝ち気が出た時のラウダシオンだが、サクセッションやラウダシオンは強気すぎる先行はしたくないから、レシステンシアマークが基本線だろう。

行けるし、総マーク歓迎の2歳女王は、ハイペースや揉まれた経験で一日の長があった、2歳GⅠ好走馬のそれを全て有しているだけではなく、過酷なローテに耐えたという実績が何より光る。

 

この手のスピード型は、今や、余裕ローテで一発勝負型が大半のトレンドにあって、健気に主要レース毎度登場のタフネスぶりは、最近見かけないレベル。

そういう馬に向くレースだから、今年は線の細いグループには厳しいのではないだろうか。

揉まれない程度に、前をつつくのが理想であろう。それより下げず、上げていくのはOKの馬。

ほぼ日本人騎手のクリストフが、そんなことに気づかないほどヘボのはずがない。

 

同じような実績のあるタイセイビジョンにも期待。

どちらも1400くらいが合うタイプだが、自分で時計を作るその精度でこの順番。

以下、連勝馬と東京で勝っている馬を押さえたい。

大波乱は有り得ない。

 

◎レシステンシア

○タイセイビジョン

▲サトノインプレッサ

注シャインガーネット

△ギルデッドミラー、サクセッション、ラウダシオン、ルフトシュトローム

 

予想参考データ

GⅠ連対馬/3着以内<レシステンシア・タイセイビジョン>

04②コスモサンビーム ③メイショウボーラー

05①ラインクラフト

07②ローレルゲレイロ

11①グランプリボス ③リアルインパクト

12①アルフレード

16①メジャーエンブレム

17②<リエノテソーロ/全日本2歳優駿①>

19①アドマイヤマーズ

 

濃い2歳主要路線を戦い抜いた実績上位馬だけが、この中に入って好勝負できる。

今年の2頭は、例年ならば独走しても不思議ないレベル。

ラインクラフトに関しては、桜花賞3着のデアリングハートを連れてきて、桜花賞の2着馬はシーザリオ。

ディープ以外は牝馬という年。

 

連勝中/勝ち馬<サトノインプレッサ・ルフトシュトローム>

シーキングザパール

エルコンドルパサー<無敗・NZT>

シンボリインディ

クロフネ

キングカメハメハ

ラインクラフト

ディープスカイ

カレンブラックヒル<無敗・NZT>

ミッキーアイル

 

連勝馬は兎に角、前走の内容が秀逸。

時計が速い、相手が強い、第一冠のレースレベルが高いなど、実力があることが明白な人気馬であることが望ましい。

無理なローテも、実力次第でこなせるのだ。

 

オープン非連対の2勝以下/3着以内<オーロラフラッシュ・ボンオムトゥック・ジュンライトボルト>

98・稍② シンコウエドワード 2戦2勝<東-中マイル> 5か月振り 鞍上2度目

01② グラスエイコウオー 7戦2勝<ダ2勝> 前走NZT⑭ クリスタルC③ 勝ち馬と同父フレンチデピュティ

01③ サマーキャンドル 4戦2勝<福1200・東1400> 前走500万①から中1週<2着ダイヤモンドビコー>

07・稍③ ムラマサノヨートー 7戦2勝<新ダ1200・中1600> 前走NZT⑭ 2着馬と同父キングヘイロー

18③ レッドヴェイロン 6戦1勝<阪1800> 【NZT③】 半兄のクラレントも12③

 

左回りに勝ち星があるとか、ワンターンでの実績などもあるが、一概には傾向を見出せない。

時計が遅くなる道悪では、不思議な決着になりやすいが、良馬場で来る馬は基本的には、最低でも古馬GⅢ入着レベル。

相応の実績なり、血統的な根拠が求められる。

左回りの実績などが有力馬に集中する今年は、苦戦必至か。

 

レース予想

京都新聞杯 2020 予想【ダービー前哨戦展望】

読了までの目安時間:約 3分

 

◎アドマイヤビルゴ

○ファルコニア

▲シルヴェリオ

△キングオブドラゴン、サペラヴィ、ホウオウエクレール

 

立て付けはただのGⅡの京都新聞杯は、ダート勝ち上がり組がやたらと多いのは結構あることでも、ほとんどが先行して結果を出しているから、中心馬のアドマイヤビルゴとしても、前走で粘った先行馬が初芝のキメラヴェリテで、それが皐月賞でもグイグイ行ったことを考えると、恐らく、次の次くらいになればまた組める可能性がある康太騎手にとっても、大変に組み立てがしやすいはず。

 

軽い競馬に向きそうな配合の割に、野望と馬格が不釣り合いに出た全兄で昨年3着のサトノソロモンとのコントラストは、2戦目の内容で明暗くっきり。

小柄で頼りないものの、機動性抜群の弟ビルゴは、完成などまだずっと先のはずなのに、1:58.6で影の皐月賞トライアルを完勝。

身体だけが大きいわけではない兄ソロモンだが、売値が弟の半分だっただけでなく、中京でリオンリオンの覚醒を目撃する傍観者に甘んじ、ここも善戦止まりで、ようやく冬の京都で2勝目を挙げるに止まっている。

 

東京のサトノフウジンは、その2戦目で大コケして、狙いはともかく、皐月賞参戦の目的意識を完全喪失。

ひとまず、東京開催の内に勝ち上がって、丁寧なレース選択の末、今週登場となった。

これがギベオンの全弟。

それぞれが春のGⅠに因縁のある系統だけに、崩れる可能性の詮索は徒労に終わることだろう。

 

しかし、サトノフウジンと一緒に負けたヴァルコスがダービー参戦内定なのに、フウジンが勝った時には後にビルゴにも完敗のアメリカンシード<皐月賞でサトノフラッグとは0.4秒差>がいてと、意外にも、もう伏兵候補探しの一戦になっていると考えた場合、本当の意味での敗戦はあってはならないだろう。

ダービーはともかく、その後の成長にも影響が出る。いや、もうスケール感が出てしまうのだ。

西は良血馬が順当に来ると読むが、東は京都戦にも色気があったアリストテレスが強敵。

彼を構成するその血脈は、春の大一番で皆活躍を見せている。距離も合う。

父の主戦だった充実一途の福永騎手再騎乗は縁起がいい。

 

レース予想

安田記念 2020 予想 ~ インディチャンプは昨年より3枚落ちくらいの相手関係になる

読了までの目安時間:約 3分

 

展望 (2020/5/6)

アーモンドアイの参戦の可能性は、これまでのローテーションや、そもそもの参戦意義なども踏まえて、Vマイル回避以外で全くないと言えるだろう。

第一、もうマイルは短いのではないだろうか。勝負所までは、ゆったり走らせてあげたいという気持ちもあるはず。

 

ウオッカのようなタフネスメアではないから、同じスピード型でも、短距離専任になったグランアレグリアも、早々連続しては使えない。

そもそも、今年はその前もレースを使っているから、もっと詰めて、男馬に挑むということはない。

ただ、Vマイル回避の後輩桜花賞馬が、ルメール騎手との兼ね合いで安田記念に挑むことが先達て発表された。

アーモンドアイは出てこないが、楽しみなスピードスター登場と相成った。

 

さて、ヴァンドギャルドの思わせぶりな泥田府中マイル快走から、何とも切ない、直線だけの競馬を続ける現状において、インディチャンプが昨年より3枚落ちくらいの相手関係になる状況で、大崩れは考えづらいだろう。

 

しかし、自身の集中力が続かないことと、安田記念からマイルタイトル連勝をスタートさせて、マイルCSの後に再び安田記念を制した馬はいないという、実に気持ちの悪いジンクスについては触れておきたい。

マイルCS→安田記念の順に制した馬は枚挙に暇がないが、安田記念を勝った後にマイルCSを勝つ馬は、年跨ぎでは一度もない。

マイルCSはすでに36回行われている。

 

マイルCS→安田記念→マイルCSという順に制した馬は、ニホンピロウイナーとタイキシャトルがいて、ダイワメジャーが最後。

ところが、これを全て入れ替えると途端に、蒸発してしまったようにいなくなる。

インディチャンプは4歳で両方制したが、マイルCSを勝った後に安田記念連覇を狙ったモーリスも、変な展開と騎手の経験値の問題が合わさって、見事に失敗。

 

モーリスほどでは…、とはいえインディチャンプの挑戦は実に偉大であるから、要注目ではあるだろう。

ただ、こういう時ほど急進勢力の勢いが怖い。

キャリア5戦程度の3歳馬にも、今年はチャンスがあるかもしれない。

 

レース予想

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