血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

スプリングS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


先週の激闘を経て、ルメール騎手の2週に及ぶ騎乗停止に加え、今週はフィリーズレビューで初重賞制覇を果たした坂井瑠星騎手ら3人の若手も、そこに仲間入りとなってしまった。

うち、森裕太朗騎手が乗って新馬戦を制したクリノガウディーが、日曜メインの主役候補になっている。

 

苦しいところから最後に抜け出し、人馬とも若さ残る競馬で制したその新馬戦から、直後に使われた東京スポーツ杯で、戸崎騎手で勝負気配だった好位付けがうまくいかず、直線勝負で一旦先頭から、最後は後続に飲み込まれるようにして敗れたことで、前走の朝日杯では単勝80倍近い低評価になるも、インからうまく有力馬を捉えにかかり、スピードに勝るアドマイヤマーズには突き放されたが、当面の目標だったグランアレグリアには先着した。

 

その時の鞍上と同じく、今回は自身初となる継続騎乗で藤岡佑介騎手と参戦。

3レースをもう一度見返してみた中で、ヨーイドンに向いていないなら、東スポ杯も朝日杯ももっと違う結果だったろうと考えて、左回りとちょい溜めくらいの絶妙なエスコートが、この馬には求められる気がする。

佑介騎手は最近、よくわからないレベルの追い込みを決めてしまうことが目立っているが、スタートが悪いというタイプでもないから、いくら賞金に余裕があると言っても、極端な手には出ないだろう。

 

一方、その他15頭の面々には、有力であるなしに関わらず、かなりの課題がある。

武豊人気など久々に体感する今日この頃だが、ファンタジストもきっと人気になる。

先週は人気を裏切ったが、人気を分けたアウィルアウェイと東京で大接戦。

朝日杯好走には至らなかったが、距離の壁をどう乗り越えるかによって、ガウディーとの立場は入れ替わる。

 

スピードで勝負したいのは、ヒシイグアスや先行タイプのロジャーバローズも同じか。

まあ、こちらは距離実績があるから、ある種、真の意味でのスピード能力やスケール感が求められる。

時計が足らないのは間違いないが。

 

とまあ、中山実績ではコスモカレンドゥラもシークレットランもいて、ここは軸の選定に決め手を欠くメンバーだから、言うほど盛り上がるようなトライアルではない。

その点、GⅠ2着の実績に血統背景を活用できるクリノガウディーは、地味でも頼りがいがある

 

父スクリーンヒーローは、3歳時はパッとしなかったが、一応ここでは超人気薄で5着の実績がある。

これが血統馬であり、その父グラスワンダーの種牡馬としての価値を世に広める功労者になるわけだが、母系の扱いの方が実は大事なガウディー。

超A級小岩井牝系のアストニシメント系の中でも傑出した優駿であるクリフジ<血統名・年藤>の姉・鶴藤から続く一族は、近年ではパッとしないが、母父としてグァンチャーレが活躍するディアブロが、父も共通であり、彼がシンザン記念を勝った後に種付けが行われた日高の馬となれば、魅力的な血の持ち主だろう。

 

ヘイローのクロスがあり、ノーザンダンサーのクロスも多数存在するが、母母父は弥生賞勝ちのメジロライアン。

純和風の配合というほど国内生産で凝縮されたような血統構成ではないにせよ、大変に身近な存在であることに違いはない。

東の藤沢和雄調教師は何度もこのレースを制している。西の則雄調教師にもチャンス…。

いや、雰囲気的にはここを勝って、今年は被災地になってしまった日高を再び盛り上げる存在として、クリノガウディーの評価がより高まる結果を期待する。

何となく、右回りの1800戦など、彼のベストステージに思える。

 

◎クリノガウディー

○シークレットラン

▲ロジャーバローズ

注リーガルメイン

△ヒシイグアス、ユニコーンライオン、リバーシブルレーン

 

レース予想

皐月賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 


まずは主要メンバーから。

 

サートゥルナーリア

ホープフルS①からの直行 3戦3勝

ルメール騎手とのコンビで、レイデオロ作戦をとってきた超良血馬というところまで考えると、意識的なローテを組んできたことが伺える。

今回はついに、一生懸命に走らせることになるだろうから、その反応がディープやドゥラメンテのクラスであるのか、まずは注目したい。この世代で強いと断言できる牡馬は、現状では彼だけである。

 

アドマイヤマーズ

前走共同通信杯② 5戦4勝

いい負け方とも言えるし、限界点のようなものも見えた共同通信杯が、ある意味でのポイント。

朝日杯組で共同通信杯負けの皐月賞馬は存在しない。

データ上は不利であり、距離延長も死角となるが、快速型は少ないから有力には違いない。

 

ダノンキングリー

前走共同通信杯① 3戦3勝

キレが違う馬が、皐月賞でロクな結果を残したことがないのは、皆が知るところだろう。

ただ、死角の見せた方次第で、本番での伸びしろが生まれるという歴史に逆らえるのは、彼のような無敗馬だったりする。

中山でも東京でも末が伸びる馬は、やはり強い。

 

その他明けの主要レース勝ち馬

ラストドラフト 京成杯① 弥生賞⑦

ダノンチェイサー きさらぎ賞①

サトノルークス すみれS①

重たい血が入った、荒れ馬場の皐月賞向きのように思わせる面々。

しかし、どれも重馬場で負けているという不穏な共通項がある。

砂埃の上がるような馬場で、という狙い目がいいか。

 

ジョーカー

ヴェロックス 若駒S

メイショウテンゲン 弥生賞

ランフォザローゼス 京成杯②

ちゃんと出てくるかわからない方々だが、ジョーカーなのだからそれでいい。

ヴェロックスは若葉Sで、ワールドプレミアやミッキーブラックと当たるが、怖いのは自滅の方。

スプリングSでは、1800ギリギリの馬が多いから、クリノガウディ―先生にはちゃんと中身のある競馬を期待したい。

 

何なら牝馬も

コントラチェック

フラワーCでファンディーナ的な内容ならば、のバッティングする脚質の死角が、穴馬の出番を演出するかもしれないが、能力はピカイチだ。

力差がある時ほど、伏兵が出てくるのが皐月賞、ではあるが。

 

コラム レース予想

フィリーズレビュー<金鯱賞> -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


トップジョッキーが中京に行ってしまったために、結構な乗り替わりの数。

そもそも、クラシック本戦に向けての鞍上スイッチが盛んなトライアル戦で、このフィリーズレビューは例年、ほぼ確実にフルゲートになる。

雨はどうなるか。

この季節の重賞だから、先週のように若駒には厳しい条件になることもままある。

フィリーズレビューはここ数年、渋っていることはあっても、道悪の発表になったのは、震災の影響で番組がぐちゃぐちゃになった1週繰り下げ開催の時の稍重しかない。

アウィルアウェイには大いに期待を寄せたい。

同時に、2歳戦や3歳春までの重賞で、素晴らしい活躍をし過ぎると、本来持ち合わせた豊かな成長力を阻害してしまう懸念も生じるから、半兄インディチャンプくらいの仕上がりで、この辺を軽く勝ち上がってくれたら、本番でもちょっと期待…、くらいが本当はいいのだろう。

気合い十分の石橋脩替わりは、決してマイナスではない。

同時に、調教師にとっての技量も度量も求められるクラシック戦のステップレース。

本番前で鮮やかだったファンディーナやシャイニングレイのようなことはよしてもらいたい。

だからって、ショウナンパンドラの3歳夏までのじれっさもまた、胃が痛い展開である。

賞金はある程度ある。

結果を求める場面ではないということは、留意しておかねばらないか。

今週は中内田厩舎の所属馬が、先週以上に熱い。

まだ条件馬に括られるキュールエサクラも、もっと混戦だったならば、もう少し注目されていたはず。

ココフィーユなどの血統馬が多く、水準以上のレベルにあるレース。

何の因果か、厩舎の準エース級であるダノンファンタジーが意地でライバルたちを封じたチューリップ賞の2着馬・シゲルピンクダイヤのデビュー戦で1番人気だったのが、このキュールエサクラ。

新馬戦は内回りコースだったとはいえ、半マイル46秒前半の流れで正攻法抜け出しからの中身の濃い2着だった。

当然の如く、自らがレースレベルを上げたようなところがあった新馬戦のあと、1400戦で連勝。

2勝目は負けていながら、こちらの適鞍であったフィリーズレビューで穴快走のソルヴェイグ、リバティハイツらが登場したレースでのものだから、価値はある。

父マンハッタンカフェといえば、ここを3連勝で制したクイーンズリングがいる。

ダンチヒの入り方に相似点があり、近親にシックスセンスがいるというバックボーンは、出世する見込みもあるというデータ上の強調材料と合致する。

前走は下げて結果を出している。デビュー戦でも乗っている藤岡佑介騎手なら、しっかりと力を引き出してくれるだろう。

◎キュールエサクラ

○アウィルアウェイ

▲レッドアネモス

注ジュランビル

△ココフィーユ、ホウオウカトリーヌ、ラブミーファイン

中内田厩舎となれば、ダノンプレミアムである。

久々のターフ復帰。わざわざ、春を待った節もある。

血統馬エアウィンザーとの決戦が、皆の望む展開。筆者もそれに乗っかろうと思う。

ダノンは母がグラスワンダーと酷似する配合で、ダンチヒのクロスもある。

エアには、根本的な配合理念の違いこそあれど、エルコンドルパサーと通ずる血統構成の部分もある。

両者とも、その代表産駒にはサンデーサイレンスの血が入っている。

20年以上経った今、そういった底力の血が躍動しても何ら不思議はない。

何せ、サンデー系に今最も接近することのできる系統は、その二つなのだから。

現在の芝路線における根幹距離である2000M戦で、大負けしてはいられない。

 

レース予想

中山牝馬S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


今週は中内田ブランドに心酔したい。

日曜日はもちろん、ダノンプレミアムの復活に期待。勢いに他の良血馬を上回る可能性を秘めるFRのキュールエサクラも、人気がなければ素晴らしい裏切り方を見せてくれるかもしれない。

既にクラシック戦線にその名を刻んだミッキーチャームも、古馬重賞初参戦であり、今季初戦を迎える。

この馬、死角があるようで、実はその血統背景を辿ると、無敵なのではと思わせるところがある。

パッと見たところ、ある種平凡なディープブランドに才能の一端を見るようで、ダンシリ・カヤージ・リファールという血の組み合わせに、独特の存在感を放つハービンジャーの影を見た。

それだけではない、母系を辿ればインフラレッドに突き当たる。

一族最大の出世馬・小柄な体で数々のビッグレースを制したミルリーフ。

その近親にはフジキセキがいて、別のラインにはシャドウゲイトなどシャダイプリマ系の活躍馬がいる。

またその中から出てきたダイナコスモスは、後にマイル不敗のトロットサンダーを送り出した。

ミッキーの母母父はデアリングドゥーの産駒のドミニオン。ダイナコスモスの父ハンターコムも同じ産駒だ。

これが母父テスコボーイ。

また、母系に入るインポートはプリンスリーギフト系×ネヴァーセイダイ、アバーナントのクロスからはサーゲイロードの血がディープに入っている影響もあり、それぞれサクラユタカオーとニホンピロウイナーの雰囲気を醸し出している。

そういった血の組み合わせで、古馬相手に52で連勝しながら、いきなり55のGⅠでも能力発揮になったのだとすれば、その血が早熟ではなく、これからもっと大きな花を咲かせる可能性を秘めているのだと、確信を持てた。

軽いレースになりそうもない組み合わせ。

底力勝負でこそのミッキーチャームのキャラ設定を、ここで完了させたい。

◎ミッキーチャーム
○ノームコア
▲ウラヌスチャーム
注ランドネ
△アドマイヤリード、カワキタエンカ、フロンテアクイーン

 

レース予想

桜花賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 


有力馬の能力発揮の安定感にしか興味のなかったこの世代の牝馬に関し、コントラチェック以外で興味を惹かれたのが、先週のチューリップ賞で激走したシゲルピンクダイヤだ。

いや、これと関連してよりスピードが魅力の馬に成長を遂げたキュールエサクラと共に、10月の新馬戦で2、3着だった彼女たちの成長曲線に、桜花賞のレースモデルがある気がしたのである。

彼女たちがデビューしたレースは、キュールエサクラが明らかに速いという印象で、京都内回りのマイル戦で人気になった。

みんなと仲良く走りなさいという格言を守りつつ、みんなで速く走ってしまった中、シゲルは勝負所で下がってしまい、キュールエはやや飛ばし過ぎて、その後凡走を繰り返すウルクラフトに負けてしまう。

が、キュールエは当然言い訳できることもあったし、シゲルも詰まったところから、直線の最後の方で馬込みを抜け出し、何とか前へと追いすがった。

以降、キュールエサクラは1400M戦を連勝。

2戦目も最後の伸びが際立つようにして、シゲルピンクダイヤが未勝利脱出後、再出現のチューリップ賞は堂々の2着だ。

藤沢和雄厩舎の快速2頭に対し、関西の差しタイプはガッツも結構ある。

この世代のミニマムモデルが、未勝利クラスのレースにも見られるということは、どの馬も、勝ち上がってくればそれだけで、可能性のある馬となるわけだ。

差せることを示したビーチサンバは、どちらのグループに入るのか。

暮れのチャンピオンレースでは、東京新馬のレース内容が評価の対象になったが、春になったら、それだけでは足らない。

少なくとも、格の上がったレースでそれと同じレベルの内容が問われる。

何となく、速く走れてしまった順から可能性が失われつつあるから、クロノジェネシスには一番可能性を感じるのだ。

スロー差し切りの迫力が、時計勝負で見劣るとは思えない。

JF組が今年も活躍するだろう。

あとチューリップ賞を見て、今年もその勝ち馬がオークス最有力候補になると思った。

渋く伸びる必要はないが、勝負強く抜け出す脚は東京2400Mでは重要。

健康体を保ち、そこを勝てるはずのダノンファンタジーは、桜花賞をうまくやりこなしたい。

 

コラム レース予想

弥生賞 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


どうも、木金の雨からレースの直前までは、まとまった雨量は降らない可能性がある。

思われるより馬場がいいという意味では、先週の中山記念のような状態が予想のファクターとして活用可能となるだろう。

◎ラストドラフト

○ブレイキングドーン

▲ニシノデイジー

注シュヴァルツリーゼ

△カントル

ホープフルSの2着以降のレベルと京成杯勝ちのラストドラフトは、贔屓目抜きでも、キャリアも含めて考察すると、少なくとも互角。

ルメールさんの意識次第だが、普通に乗れば、ラストドラフトのラストの伸びをどう活かすかだけを考えた競馬しかしないだろうし、この相手でひどい内容に終わることは考えづらい。

スローの展開で、初の中山の京成杯で2分1秒前半の勝ちタイム。

ホープフルSはまずまずのメンバーだったが、レースレベルそのものは京成杯の方が上である。

問題はこちらの傾向の方だろうか。

京成杯勝ち→弥生賞参戦<京成杯が2000Mになった99年から>

【1304】

何とも歯痒い上に、暮れの中山に同じ距離のホープフルSができたから、必然的に京成杯のレベルは今後も上がることはない。

従って、この傾向が変化することもないのである。

平成期30年において、

1勝馬の勝利 96ダンスインザダークのみ【1110】 2敗はともに重賞

あとの29頭に関し、重賞馬による勝利は

ダノンプレミアム

カデナ

サトノクラウン(稍)<東スポ杯勝ち>

サトノパテック<東スポ杯勝ち>

ヴィクトワールピサ(重)

ロジユニヴァース(稍)

マイネルチャールズ<京成杯勝ち>

アドマイヤオーラ

アドマイヤムーン

コスモバルク

エイシンチャンプ

バランスオブゲーム

アグネスタキオン(不)

ナリタトップロード(稍)

スペシャルウィーク

フジキセキ(重)

イブキマイカグラ

17頭

また、無敗のまま勝利した例を挙げると、<重複馬あり>

マカヒキ

サトノクラウン

ロジユニヴァース

ディープインパクト

アグネスタキオン

フジキセキ

勝ち切ってしまえばそれでいいのは、結局は、すでに重賞を勝っている馬ということになる。

負けた馬も巻き返せるのは重賞馬くらいなもの。

ブレイキングドーン以下、賞金加算だけではさすがに本番好走の目が出てこない面々には、実に過酷な選択をしてきたことになる。

前走は一頓挫あった後の休み明けのレースで好走後、格上がりの一戦で力出し切れずと見るブレイキングドーンに期待したが、余程のことがない限り、皐月賞ではすでに厳しい立場である。

まずは、ここで連に絡みたい。

そうなると、重賞馬2頭の比較になってくる。

ノヴェリスト<父モンズーン>

13 キングジョージ① 2:24.60

ハービンジャー<父ダンシリ>

10 キングジョージ① 2:26.78

面白い偶然が重なった夏のアスコットで素晴らしい結果を残した父を持つ、ラストドラフトとニシノデイジー。

母父皐月賞馬も共通であり、サンデーサイレンスの当時の傑作とされたのも同じ。

もし違いがあるとすれば、ドイツでもフランスでも12Fでは負けなかったノヴェリストと、生涯一度のGⅠでレコード勝ちのハービンジャーが破った相手に、あのワークフォースがいたことだろうか。

その代表的存在になれそうな両者には、求められる時計の幅で、ノヴェリストの距離適性における強さを発揮しているラストドラフトの安定感が買えるということ。

ニシノデイジーに関しては、何となく、展開だとか限界以上のものを求められると厳しそうな面を秘めるのが減点材料。

直前に落ちてきそうな雨の量によっては、経験値の差で先着もあり得るだろうが、今のところは、中山2000の結果の単純比較で、勝負ありと見る。

 

レース予想

チューリップ賞 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


◎ダノンファンタジー

○シェーングランツ

▲ノーブルスコア

△ブリッツアウェイ、マルモネオフォース、メイショウショウブ

まず、2強以外の買い材料についてから。

ノーブルスコアが初勝利を挙げた時、面白いことに、筆者が連下に押さえたマルモネオフォース<母マルモセーラ>、メイショウショウブ<デイリー杯②>がその後に続いた。

前者はノーブルと同じようなローテをその後組み、京都記念の日のマイル戦を、タフな流れながら勝ち切った。

後者はダート戦を使って未勝利脱出後、大いに見せ場を作って、後の2歳王者と叩き合った。

勝ち味に遅いノーブルスコアだが、血統背景がかなり似ている従姉妹のダノングレースが4勝を挙げ、4歳の有望株になったことでも、過剰人気を嫌う穴党の心を砕くような、安定の3着が今回も期待できる。

2勝していないから、仕上げも抜かりなくということだろうし、本音は着狙いだろう。

どちらかが不発ならば…。

チューリップ賞では、外回りコースを使用するになってからも、何となく、3強でないと崩れやすいという傾向はどこかで継承されている面がある。

言わずもがな、有力馬にとっては、単なるステップレースであるからだ。

さて、競馬が上手なダノンファンタジーがシェーングランツに逆転されるとすれば何か。

穴党はそちらの方が狙い目であろう。

条件は速い流れとダノンの自滅に期待、というやや相手次第の掛け値の割り合いで、勝負の形とすると分が悪い。

同時に、ダノンが勝ちに拘ってくれれば、その期待値は上がる。

誰も届かないところから、底力でねじ伏せたアルテミスSの内容は、歴代の出世馬と遜色ないものがある。

姉に域に入るには、シェーングランツは勝たないといけないだろう。

同厩舎には魅力たっぷりのグランアレグリアに加え、コントラチェックという良血馬もいる。

スピードでは挑めない。まず、ダノンにキレやスピードのマックスの力を示しておきたい。

完成度で上回るダノンには、その上がり目以外の死角はない。

 

レース予想

大阪杯展望

読了までの目安時間:約 3分

 


さて、今年も悩ましい選択となりそうなメンバーが集うことだろうこのレース。

 
4歳世代<ダービー以降の出走数・臨戦過程>

ダノンプレミアム<0・ひと叩きして参戦へ>

ワグネリアン<1・6か月ぶり直行>

ブラストワンピース<3・3か月ぶり直行>

その他GⅠ馬

エポカドーロ<中山記念⑤>

ステルヴィオ< 〃 ③>

ラッキーライラック< 〃 ②>

これに加えて、フィエールマンも入ってくる予定ではあったのだが、また例によって順調に使えることを証明するような、通常のローテを組めずに、春の天皇賞以降の登場に現状ではなりそうだ。

話題の通り、唸るような調教を結果に繋げられるかどうかが焦点のダノンプレミアム登場となれば、弥生賞時点での力関係が再構築される。

ブラストワンピースはコーナー4つの中距離カテゴリーで、本領発揮とはならないだろうが、十分に古馬トップレベルにある能力は証明済みだ。

個性はマイルなどのギニーグループ優勢も、実力勝負では底力型の三者だろうか。

ワグネリアンだって、力勝負でこそのあの決め手がある。

 
有力古馬陣

キセキ

サングレーザー

マカヒキ

アルアイン

これらにミッキースワローとダンビュライトという、昨年のAJCC好走組が加わるかどうか。

この方々、何となく頭打ちで勝ち切れないキャラがほぼ確定的なメンツである。

軽いレースも取りこぼし、底力を示すべき場面で競り負ける。

レイデオロやアーモンドアイにコテンパンにやられてしまってきた以上、オープンキャリアとGⅠ消耗の軽い順から、末脚自慢のサングレーザー、ミッキースワローしか、頭は狙えないと見る。

ここに中山記念短評を加えると、ウインブライトは有力、スワーヴはドバイに行っておいで、4歳馬は下の順から買いという感じ。

ウインブライトは好位付けできなくなってる可能性もあり、動くとかえって危険な気もする。

エポカドーロは叩き台での時計勝負は出番なし。あとの2頭はマイルGⅠ馬らしい競馬だったのが減点材料。

 

レース予想

中山記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


出てきそうな有力馬が全て登場した上に、先週はまるで競馬にならなかったマルターズアポジーが武士沢騎手を背に、ほぼ総まとめをするような背水の陣を中山記念で迎えることになりそうだ。

気になったのが斤量耐性。

58を背負うにしても、57でGⅠを勝っただけでは意味はなく、ジャスタウェイなどのように、天皇賞や安田記念のような58を背負わされる真のチャンピオンレースの覇者でないと、古馬はむしろ苦しいという傾向が出ている。

気づけば、3歳でタイトルを獲った面々が好走することが多いレースになってきた中山記念。

ドバイの前哨戦として、大阪杯のステップとして機能しているようで、上がりのようなところもここでは見えてくる場合が多い。

フランス遠征時に58を背負っていたので、ここでも難なくこなしたヴィクトワールピサは、中山記念を快勝するも、これが芝の最後の勝利になった。

ジャスタウェイだって、日本では不良馬場の安田記念を気合いで勝ったくらいなもの。

国内戦におけるアドヴァンテージは、ドゥラメンテのように、格のイメージほどのステータスが得られないという死角を持っているから、あまりないとも言えなくはない。

ステルヴィオも56でGⅠを勝ったが、丸山騎手がどうこうではなく、タフな争いでこそのマイラーではない印象もあり、過大視禁物。

そこで、こんなデータを引っ張り出してみた。

全戦牝馬限定戦

ピースオブザワールド

シンハライト

3歳春までにGⅠ馬になり、その後混合戦に挑戦した牝馬

ファイトガリバー 富士S⑫<オープン/芝1400>

プリモディーネ エルムS⑪

シルクプリマドンナ ジャパンC⑯

スティルインラブ 金鯱賞⑧

ラインクラフト NHKマイルC①(唯一の混合戦勝利)

<ラインクラフト以外、勝利は全て牝馬戦>

ラッキーライラック

牝馬限定戦のみ【4111】

3歳秋のエリザベス女王杯参戦後に、牡馬と対戦

スイープトウショウ 都大路S⑤→2戦後宝塚記念①

タイトルを持つ無菌環境で育った牝馬の、その後のあらまし。

名牝もいれば、あれから花開くことなく…、というようなことが双方見られる。

ラッキーライラックは前述の通り、ここまで牝馬相手としか戦ってきていない。

世界を目指す馬の前哨戦としては、未だに高い付加価値を持つ中山記念なので、門前払いも承知のこと。

その上、明らかに距離延長での不安がオークスの頃から馬体に見えていたくらいで、古牡馬相手のGⅡ。

そこで左回りと右回りのパフォーマンスにやや差があることも理解しつつ、死角に塗れた買い材料をここで推そうと思う。

まず、GⅠの敗因は明らかだったということ。

アーモンドアイがいたこと、正攻法で戦うには格好の目標になってしまったこと。

それに距離不安。

しかし、マイラーであることが死角にはならない1800重賞で、正攻法で再び、石橋騎手に戻る今回は、様々リセットされる状況にあるだろう。

加えて、2歳からGⅠフル参戦ながら、秋の一頓挫で昨春以降はほとんど消耗なし。

何せ、あのオルフェーヴルの娘である。

迫力のボディを見せびらかせたところで、それが活かせる舞台はなし。

渋残りになりそうな日曜日は、父系の特性がタフな馬場での割増要素を強調するような好材料に恵まれる可能性を秘める。

同時に、牡馬がきついのに対し、エポカドーロに対しての53<比-4kg>は、あまりにも魅力的。

ハッピーグリンとも2kg差なのに、ディアドラとは1kg軽いだけ。

まるで凱旋門賞のようである。

アルコットの大舞台で踊ったハービンジャーと、ロンシャンの重馬場で少なくとも一度は勝つチャンスはあったオルフェーヴルの各産駒。

牡馬が弱いわけではないが、中山記念とはいえ、牝馬に厳しい舞台ではないことは、名牝たちが証明してきている。

それでなくても、それぞれに狙いがある一戦。

純粋に復活を望む陣営の狙いと、目指すべきここでの結果が、うまいこと条件と合わせて有利になるように事が進んでいるように思えるのも、無理からぬことであろう。

◎ラッキーライラック

○ディアドラ

▲エポカドーロ

注ウインブライト

△ステルヴィオ、スワーヴリチャード

 

レース予想

阪急杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


正直、買いたい馬があまり見当たらない一戦。

ミスターメロディが人気になりすぎても妙味なしだし、ダイアナヘイローは重賞を勝つにはマイペースの逃げという注文もつくし…。

思い切って、ここでは4歳の上がり馬に肩入れしようと思う。

良血馬ながら、ほとんどタマモクロスのような豹変を秋に見せてから、都合3連勝中のエイトシャイデンから入る。

全姉はブランボヌール。洋芝の1200重賞2勝。

それで弟の方は、スランプの時期とはいえ、昨夏の北海道ではなかなかに悲惨な結果に終わった。

何故3連勝できたのか、ちょっと謎めいたところがあるものの、チークピーシーズの効果も今一つと、内枠からのスタートと分かっていながら、それを外した東京のマイル戦から、連勝はスタートしたのだ。

その時の上がりは極端に速いが、これは完全にからくりがあり、言わば、チャンピオンズCのウェスタールンドのような、見ようによってはセコイ勝ち方であった。

しかし、その後距離同じくとも、京都と再び東京で勝利し、オープン入りを果たした。

その時計が人気にならない要因となり得るだろうが、負かした相手はなかなか。

ほとんどやけくそで使ったような500万時分の1000万戦で勝った時には、明けて東京マイル圧勝のクラークキー。

2連勝目の京都では、人気馬の中に、東京で1:19.6で圧勝のトゥザクラウンがいた。

前走はリカビトスとキロハナを負かした。

初の古馬重賞でいきなりは難しいかもしれないが、前走に引き続き騎乗する若き坂井騎手が根性を引き出したようなところがある。

マイルで平凡な持ち時計は、1400で3歳時に記録した1:21.8がある。

ミスターメロディのファルコンS優勝時より速い。

54が妙味のレッツゴードンキと一緒に、絶妙な1400戦への適性を見せてほしい。

◎エイトシャイデン

○レッツゴードンキ

▲ミスターメロディ

注ロジクライ

△ロードクエスト、ダイアナヘイロー、リョーノテソーロ

 

レース予想

1 2 3 53