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高松宮記念 2020 予想=道悪実績を重要視せず【モズスーパーフレア】を推す理由

読了までの目安時間:約 5分

 

4年前は、雨が降るはずがどんどん予報が上方修正されたため、信じられないほどの高速馬場になった。

馬場質はその時と大差ないだろうが、今年はしっかりと事前に雨が降る上に、開催日前日の土曜にも芝のレースが多く組まれる。

これに合わせて、ルメール以外フル参戦となって、三浦、ヒューイットソン両騎手のレース参戦が取り消しになったとか、コロナ関係のゴタゴタも影響し、意外と混戦模様を呈している。

このレースと相性抜群の福永騎手など、ディフェンディングチャンピオンとのドバイ参戦が立ち消えたら、今度は秋の王者への騎乗依頼が舞い込んだ。

しかし、このようなビッグアーサー的鞍上強化の実績は、案外はかばかしくはない。

その日競馬場にいる騎手からの変更で成功した例は、特にテン乗りではこれ以外に見当たらなかった。

 

ダノンスマッシュのような奇遇も、馬場読みでのフィット感も、かえって、GⅠを勝っていないという死角が相手の多角化により、どう影響するのか。

少なくとも、スプリンターズSよりタフなマッチアップである。

だからこそ、基本的なスピード能力を問うべき一戦という解釈の方が、しっくりくる。

あえて、道悪予想でも快速中の快速であるモズスーパーフレアから入りたい。

 

いっぱい道悪の歴史があって、スプリンターズSとも合わせて、スプリントGⅠにおけるこの手の事象の分析を行ったが、結局、GⅠになったらそもそもプラスアルファの能力が求められるから、道悪実績などあまり重要ではないのである。

実質的な道悪の経験も遅い時計の決着に対応したような好走実績もないモズスーパーフレアは、直ちに用なしの貧弱な女馬とはなりえないのだ。

 

昨年は連続して快時計を叩き出した上に、中山で勝って中2週後の競馬。

同じ歳のアーモンドアイがそうであるように、毎度全力で走れる能力のある牝馬というのは、得てして、休息を要する性質を孕む。

自慢の全速力を前半から繰り出しつつ、上がりが掛からないことも条件という馬だから、結果として、勝ちタイムが速い時こそ自分の出番となるわけだが、実は単純で、上がりが掛かってしまえば、いくらでも差し馬にチャンスを与えてしまうのだから当然の事。

モズスーパーフレアだからダメなのではなく、先行型の馬に、遅い時計は不利なのだ。

 

にも拘わらず、このレースのコパノリチャード、スプリンターズSのカルストンライトオ、アストンマーチャンらが、あれだけの極悪馬場で逃げ切ってしまったのか、粘り込んで見せたのか。

理由は全く同じ。自分も走りづらいが、みんな走り切れないから、本物の先行型を追い込めないのだ。

モズスーパーフレアは不利な条件でこそ、本当の実力を発揮できる。それが、スプリント戦の本質なのだろう。

故に、道悪の実績が重要とはならない。

 

そもそも、左回りの実績と血筋の根幹部分を成すゴーンウェストやダンチヒの存在など、死角ばかりが目立つ馬。

消す理由など山ほどある牝馬には、それと同じくらい、ここに出てくるだけの存在価値を感じさせるに十分な記録がある。

12.0-10.5-10.7(33.2)-11.1-10.9-11.8(33.8)→1:07.0

中山1200<稍重> セプテンバーS

 

コパノリチャードは厳密には逃げ切りではないが、前走で33秒台の3F通過から、1:20.7で阪急杯を逃げ切り圧勝。

カルストンライトオやアストンマーチャンも、平坦ながら、歴史的快速タイムを刻んだ実績の持ち主。

どの馬にもそれ相応の持ちタイムというのはあるが、タワーオブロンドンが復活して、ダノンスマッシュも中山で一気に時計を短縮したところで、そこには必ずモズスーパーフレアがいて、その記録がついてきたという経緯がある。

戦略が淡白なようで、潔くまた爆発的な才能は、GⅠでこそ本領発揮だろう。

前走の外差し馬場で、今までになく、遅い時計の決着で粘り込み、ゴール寸前での先頭交代であった。

実は、道悪への適性を秘めた馬なのだろう。

前述の記録は稍重。金鯱賞の週の馬場を考えたら、同じ稍重となれば、セプテンバーSの再現も可能かもしれない。

 

◎モズスーパーフレア

○タワーオブロンドン

▲ステルヴィオ

注ダノンスマッシュ

△ノームコア、グランアレグリア、シヴァージ、ナックビーナス

 

レース予想

日経賞 2020 予想【ミッキースワロー】敢えて、中山2500巧者説を説く

読了までの目安時間:約 3分

 

右回りの中距離重賞ではかなりの頻度で注目してきたミッキースワローが、一昨年の有馬記念以来、久々にコーナ6つの競馬へ参戦。

振り返るとそれは散々だ。

菊花賞では楽々皐月賞馬をパスした圧巻のセントライト記念直後の一戦であり、不良馬場ながら、終始スイッチが入りっぱなし。

馬の気のままに走らせる鞍上が、強引に抑え込もうと必死になる姿が、久しく見られた貴重な一戦。

次がJC激走5着直後の有馬記念で、翌秋の話。

変なところをついたせいで、見事にトラフィックにハマった逆七夕賞現象の札幌記念を経て、諸々展開不適の完敗。

 

雨は苦手というが、エプソムCの壮絶な惨敗も直後に一変となった七夕賞も馬場は同じ稍重。

連勝といっても、デビュー戦5着後に3歳同士での記録であり、実質皆無に等しい。

あの雨のAJCCで、壮絶な死を遂げたマイネルフロストに最も進路を邪魔されたのがミッキースワロー。

毎度毎度、目先を変えていくようなレース選択の連続であり、いつも前走との関連性が薄い馬だけに、中山2200巧者説が尚も燻ぶる中、敢えての2500巧者説を説いてみたくなった。

 

そもそも、中距離重賞で頭打ちになって、ローカルに転戦した馬である。

自慢の決め手はGⅠ入着級で、その実績もあるが、本質はテレンコそのもので、いつも何かのきっかけを求めているような馬。

あのサウスポーのユーキャンスマイルが、進路取りが全ての馬であることが先週の阪神で証明されたように、上手に競馬をしたことが結果に繋がらなかった前走の不遇を何倍にでも取り返せる条件が、この特殊な舞台に詰まっているようにも思う。

一瞬の決め手、気難しさ、捲りの戦略。グランプリハンターとなったステイゴールドの仔とよく似ている。

そうなれば、ノリ騎手が乗っていたエタリオウも、実績から推さないわけにはいかない。

どっちも似た者同士だが、わずかに器用さでミッキースワローが上回っている気がする。

こちらには時に、相手に並ばせない破壊力があるのも魅力だ。

 

◎ミッキースワロー

○エタリオウ

▲サトノクロニクル

△アイスバブル、ウインイクシード、サンアップルトン、レッドレオン

 

レース予想

スプリングS 2020 予想【ココロノトウダイ】好位からの正攻法なら見直し可能

読了までの目安時間:約 5分

 

無観客ひと開催の掉尾を飾る一戦は、少頭数の理由が実績で群を抜くヴェルトライゼンデとの力関係に、かなりの開きがあるからではなく、準備しても間に合わないという、個々の理由があるからなのだろう、10頭という寂しい頭数でのレースとなった。

例年の傾向なら、とっくに皐月賞やダービーの勝ち馬は、皐月賞なりダービーへの臨戦過程が見えている状態。

昨年のロジャーバローズこそ例外だが、皐月賞TRのここで負けて一旦脱落も、京都で厳しい競馬を経験した後、驚異の粘りで有力馬を大舞台でねじ伏せてみせた。

 

ヴェルトライゼンデの実力は、実績を見ればわかるが、直前の萩Sで3頭併せの真ん中でリードを守り通しての抜け出しで、圧巻の内容ではなかったが、恐らく陣営の青写真通りに次戦に使いたかったはずのホープフルSへ、理想のステップで迎えたという経緯がある。

現に、既に出来上がりかけていたコントレイルが、他の馬とさして違わぬ成長曲線を描きながらも、決定的なスピード能力の違いを見せつけるように自在の立ち回りを見せ、それをマーフィー騎手共に揉まれながらの追撃で、何とかしようと試みるも、抜け出す時の加速力が助走距離の差そのもので結果に表れてしまうような平均ペースで、勝ち馬と2着以下の競馬という切なさはたたえつつ、それでも、揉まれた経験を他に見せつけたことは、そうした経緯があっての、血統的な好走要因だけではない要素として挙げられるものになったと言える。

 

ただし、弥生賞でもっと成長面で課題のあった3着以下の組が、スケール感でコントレイルと遜色ないと結論付けられることになったサトノフラッグに一捻りの内容だから、様相一変の側面もある。

ヴェルトライゼンデがどうこうではなく、もっと可能性を秘めた馬が他にいても不思議ではないのではないか。

無論、不敗の馬でなければ立ち行かないというほど圧倒的な存在ではないヴェルトライゼンデが、勝手にコケる可能性も踏まえねばらないが、固定したいと思った4頭を評価順に並べると、

 

◎ココロノトウダイ

○アオイクレアトール

▲ヴェルトライゼンデ

△サクセッション

 

本番でないと燃えないというほど、オンオフのスイッチが人間の思惑と完全には一致しないのがステイゴールド系の特性ならば、その辺りがもう少し判然としている組の方が面白いのではないのか。

キングマンボ系はあまり縁のないこのレース、ローズキングダムが連外しだったことでも大いに怪しいわけだが、その年にダービーを制したエイシンフラッシュを父に持つココロノトウダイは、サクセッションやアオイクレアトールよりは、豊かな経験がある。

展開上の面白みなどを考慮し、アオイクレアトールには田辺騎手が乗ることで、初の中山も意外と合いそうな雰囲気がすることを目論み、あえての対抗。

評価下げではないヴェルトライゼンデは、ややプライドの面に不穏なものを感じるとともに、この系統とは昵懇の池添騎手だからこその気遣いが、次戦以降に向けたステップとして価値ある敗戦を生む可能性まで踏まえ、丁寧にフォローしての単穴。

 

さて、ココロノトウダイだが、新馬戦で福島の1800でスタート後の多頭数戦ならではのがっしゃんなどの不可抗力に加え、自身の成長度合いなども影響し、後方からの競馬。

結果として、そのことで自分のタイミングでの仕掛けに成功し、4角で好位に取り付いてナイスファイトの2着。

新潟ではキレないものの頑張って外から差し切り、次の福島は、少頭数で楽に前を追いかけ、直線にすぐに先頭からの押し切り。

で、共同通信杯は初めてうまくスタートするも、父がJCで失敗した先行策で、直線伸びきれず。

 

ただ、ヴェルトライゼンデとは違い、全てアプローチが同じ丸山騎手の騎乗の中で起こった事象なのだから、ここ2戦の楽な競馬と、相応のタフさにあまりキレない特性まで踏まえて、ちゃんと好位につける正攻法を選択するはず。

それぞれに課題がある組み合わせなので、唯一乗り替わりのないココロノトウダイは、読める要素が多い。

ワーケアでもそうだったように、無理に仕上げない手塚調教師流のスタイルが、こういう組み合わせでフィットすると信じたい。

余計な体が絞れれば、相当走れるはずだ。

 

レース予想

フラワーC 2020 予想【シーズンズギフト】あらゆる戦法で制御不能にならない我慢強さ

読了までの目安時間:約 3分

 

牝馬路線は非常に面白い。

阪神JF組の安泰が見えた最重要トライアルとは完全なる別流で、デアリングタクトやミヤマザクラがいるわけだし、エーポスも馬場や展開一つで、武豊騎手を得たレシステンシアの気分が乗らないと、たちまちチャンス到来だろう。

 

そのグループよりは先の大一番を狙う完全中距離型の選定が、ここから始まる。

筆者はシーズンズギフトを推してみたが、ポレンティアやクリスティといったオープン実績のある面々や、ミアマンテやレッドルレーヴのような上の兄弟よりは脈ありの血統馬など、ハンディキャップ競走並みに狙いは色々と立つ組み合わせ。

年末のホープフルSにそういう雰囲気があったが、今となってはコントレイルさんがいたのでは…、という感じではないはず。

 

ただし、シーズンズギフトのいいところは、エピファネイアが父ということより、シーザリオの兄弟にあるような良血馬にありがちなプライドの高さが先行することによる危うさを感じさせない点。

 

一見、2戦とも三分三厘からの仕掛けで似たような勝ち方に見えるが、初戦は日曜期待のココロノトウダイより遥かにタフに他馬と衝突しているレベルの接触からの巻き返しで、前走の中山も、スムーズなようでどうしても前や外の馬にリズムを崩されそうなところから、自身で我慢をして、直線はしっかりと力強く伸びた。

 

下げるのも手だし、押し上げて行っても制御不能にはならない。テン乗りの騎手には乗りやすい。

関東のベテラン騎手が軒並み勝利騎手に並ぶ中山1800重賞の過去の結果表を見ても、無論、一番勝ち星が多いのも一因だが、中山記念で仕事を果たした横山典弘騎手の実績は頭一つ抜けている。

若い馬だから丁寧に…、が時折、物議を醸す戦法に繋がる可能性を秘める一方、多少揉まれても進路選択を迷わないので、勝ちに出ない勝ち方にも彼は長けている。

彼女の本質を教えてもらいたい。

 

◎シーズンズギフト

○トリンカデイラ

▲クリスティ

注エンジョイ

△ポレンティア、フラワリングナイト、チェスナットドレス

 

レース予想

皐月賞 2020 予想【1】ディープ産駒【2】ホープフルS組【3】1800以上の重賞馬から考察

読了までの目安時間:約 3分

 

ディープ産駒について

コントレイル

サトノフラッグ

(アルジャンナ)

(ラインベック)

簡単な話、皐月賞に無事出走できたならば、どちらかがレースのリズムを作り、いずれかが勝ちに出た時に何が起きるかという状況。

高確率で中山2000重賞の好走馬が、皐月賞を勝てるというほど単純ではないものの、サトノフラッグだってそんなに負かした相手のレベルが低いわけではない。

どちらも元気なまま本番を迎えるだろうが、流石に、万全の体調ならば、コントレイルの方が上がり目はある。

ホープフルS組について

②ヴェルトライゼンデ

③ワーケア

④ラインベック

⑤オーソリティ

⑨ブラックホール

ヴェルトライゼンデに池添騎手、オーソリティはまた乗り替わるかもしれないという感じ。

ワーケアはルメール固定が出走の条件だろうし、ラインベックやブラックホールは中山が合いそうな騎手なので楽しみ。

とはいえこの方々、ヴェルトライゼンデがポカをしてしまうと、次走でみんな完敗となってしまう。

コントレイルは最初から強かったが、彼らはもっとこの先に期待したい面々。

自在性がある順番ともとれるが、中山と東京で立ち位置は大きく変化しそう。ワーケアはさすがに、この中では一番力はあると思うが、結果が伴うかは何とも言えない。

1800以上の重賞馬について

マイラプソディ

クリスタルブラック

コルテジア

ダーリントンホール

期待しすぎなければ、ジョーカーとしての価値はかなり大きなものがありそう。

不器用な感じの4頭だが、走るなら小回りの捲り合いになった時であろう。

皐月賞のタフな展開に適した面々で、狙いたい伏兵はこの中にいるという構図。

皐月賞の勝利の方程式は、それまでに強かった馬に肩入れしすぎないことである。

毎日杯もあるし、中山から新星の登場もあり得るのだが、近年の傾向が秋デビュー組が絶対有利という状況になく、番組充実でローテ多彩の皐月賞はダービートライアル<5着までが優先出走権を得る>という大牧場の方針の柔軟性などもあり、ハイレベルなほど余裕のあるグループに有利のはずで、名の知れた馬から分類した方が賢明に思う。

 

レース予想

フィリーズレビュー 2020 予想【ヤジが皆無の阪神】は番狂わせ傾向だが…

読了までの目安時間:約 5分

 

中山競馬が極めて順当な結果が続くのに対し、ヤジが皆無の阪神競馬の重賞は、結構な番狂わせが起こっている。

必要以上に人気を集める可能性があるアヌラーダプラの実力が、シビアに問われる一戦となるか。

如何せん、ここは18頭立ての競馬。

阪急杯でもトラフィックというより完全に事故が発生したのと同じ舞台でもある。

 

元気な三浦騎手が戻ってきたことには、何とも心強い推し材料を持っていると感じつつ、肝心の馬自身の能力や血統面の魅力を押さえない限り、安易に才能がありそうという形で本命にするのは筋違い。

ところが何を思ったか、殊の外、GⅠ前哨戦などではキワキワのラインから人気馬が崩れるシーンを想定した穴狙いをする筆者のスタンスが、無観客競馬になった瞬間、大いに揺らいでいる。

おまけに恥ずかしい惜敗を重ね、性懲りもなく、ここでもそのアヌラーダプラを推すことに。

 

それがいいか悪いかはともかく、いいイメージをもった伏兵の候補と、3歳牝馬重賞独特の参戦予定の1勝馬が多すぎることによって発生する予測不能の18頭の組み合わせとのミスマッチにより、ならば、人気馬の方から正しい能力発揮を期待できる実力者の選定を…、とした結果が彼女を推すという結論であったのだ。

 

至極単純。新馬の勝ち方はクラシック級のそれであり、相手をなめたような2戦目の東京も、直線一気とかではなく、速く走らせないための最善策をとった中で、馬自身が少し抵抗感を示した結果の追い込み。

いずれもスケール感抜群の候補であり、2勝すれば出走容易の3歳重賞も、敢えてのフェアリーS選択で、実績面も考えたファンの支持も厚く、断然の支持となったが、スマイルカナ以下伏兵のマイル適性に完全制圧された6着は、残念至極。

 

ところが、この手のタイプが一番しっくりくるというのがフィリーズレビューであり、そもそも、JF勝ち馬などまず出てこない舞台だからこそ、牡馬相手に重賞連対のアイムユアーズやベルカントのように、その後もクラシックで今一つの後の別路線組向きの馬に寛容な傾向があり、直前に2勝目を挙げたメイショウマンボや1400初めてのクイーンズリングが、本流の阪神マイル連戦組に伍して戦えた理由が体力面の余裕だったと仮定すれば、アヌラーダプラのような才能の持ち主には、やはり合うとも言える。

 

特異な母の配合は、グロリアスソングの2×3、それによるヘイローの3×4が生む、サンデーサイレンス系種牡馬との圧巻の適性として、グロリアスソングから4代、ノーザンダンサーとその母ナタルマ、ヘイローの祖母であるアルマームードとの密接な絡み合いから産まれたヴィルシーナとその弟妹たちの活躍から、一定の早熟性と豊かな成長力の伏線が見て取れる。

どことなく、ここで一発勝負型の性質はあるが、強い時の根幹距離戦における突き抜け方は、アヌラーダプラが一層期待されるようになった中山の新馬戦の内容とリンクし、本質がどこにフィットするかは見えづらいものの、中距離以上に向く配合でもないから、叔母のシンハライトのような出世の仕方はないか。

 

どう成長を見せようとも、期待されたからには結果を出す真面目な面のある血統馬であるアヌラーダプラが、ちょっとくらいのわがままを覗かせたところで、本質の面から普通ではないとは思えないのだ。

軽くはない本物の芝血統ながら、ラーイもシングスピールもその舞台は問わずの自身と産駒の傾向がある。

ダート馬も好走するレース。尚のこと、アヌラーダプラに向いたレースに思える。

如何せん、阪神14002戦の内容があまりにも圧巻だったカリオストロと、1戦ごとに強くなっていっている印象のヤマカツマーメイドが相手本線。

渋残りなら、雨馬場と洋芝経験がある例年の穴候補と合致するパフェムリも、本当は実力上位なのでしっかり押さえたい。

 

◎アヌラーダプラ

○カリオストロ

▲ヤマカツマーメイド

注パフェムリ

△ケープコッド、ヴァラークラウン、マテンロウディーバ

 

レース予想

中山牝馬S 予想【コントラチェックに有利なカード】秋華賞のような馬場でない限りは…

読了までの目安時間:約 3分

 

ペースが上がろうとそうでなかろうとも、どの中山1800重賞と比べて、明らかに差し追い込みグループに有利に出る一戦。

そこでバランスの難しくなるのが、55の4歳牝馬・コントラチェック。

おまけに厄介な性質もある。

ルメールが乗った方がいいが、極めてテレンコ。

ただ、フレッシュな状態であれば、連続好走も可能。

雨が苦手なのではなく、重すぎる良は適応できても、渋った馬場が嫌いなのはリッチダンサーの個性あふれる兄弟の性質であり、言わずもがな、その気性面の不安は、見事に戦績のムラと合致する。

 

コントラチェックは中山の1600がベストというパフォーマンスを既に数度体現し、皆がそう思っているが、テレンコの馬らしく、1番人気で勝った時は、全て逃げ切り。

ところが、1800以上のベストパフォーマンスを振り返ると、必然的に昨年のフラワーCが挙がる。

丸山騎手曰く、ただ乗っているだけ。

速さを出し過ぎないことにだけ気をつければいいのは、お手馬のスティッフェリオとも被るから、感覚的に正しい判断はできたのだろうけど、本当に何もしていなかった。

 

ルメール騎手だから、多少の工作のようなテクニック発揮は狙い目の根拠となるわけだが、何かしているということはない。

根性のある馬とは少し違う。

接戦で勝てるような馬ではないから、総マークされても相手を前から動かせばそれでいいだけ。

その点を踏まえた時、無理に行ってもそんなに味がないモルフェオルフェとの折り合いが、こちらも速いだけに、かえって有利に働く可能性もある。

軽いレースには向かない。でも、簡単なレースを好む彼女にとって、秋華賞のような馬場状態でない限りは、有利なカードと思える。

元は丸山騎手の馬だったフィリアプーラは、脚が続かない馬だから、決め打ちしやすい今回は面白い。

今週はヒューイットソン騎手も落ち着くだろう。

◎コントラチェック

○フィリアプーラ

▲エスポワール

注リュヌルージュ

△ウラヌスチャーム、ゴージャスチランチ、フェアリーポルカ

 

レース予想

桜花賞 2020 予想【レシステンシア】チューリップ賞3着の真相?

読了までの目安時間:約 3分

 

阪神JFでレシステンシアが作ったラップは、

33.7-45.5-57.5 → 1:32.7だったものが、

チューリップ賞では、

35.1-47.1-59.3 → 1:33.3

となった。

 

トータルの時計ではほとんど差異はないに等しいわけが、暮れの方がもう少しタフだったことを考えると、上がりは、

阪神JF 35.2

チューリップ賞 34.0(自身/34.2)

であり、レース展開とすると、本番とトライアルという違いそのものが現れた格好。

 

元々、2歳女王はテイエムオーシャンやブエナビスタくらいしか勝っていないのがチューリップ賞。

メジロドーベルやアパパネは道悪に泣かされ、ニシノフラワーやビワハイジもオークス馬に完敗。

ウオッカやダノンファンタジーが本番を勝てたわけではないと考えたら、レシステンシアに対する死角は、過度な鞍上に対する非難によって生まれる弱気のみであろう。

馬の問題はない。暮れに走りすぎたからこそ、こういう展開になるという必然性はある。

 

そんな不完全燃焼でも仕方ない競馬だった女王に、今度は身体1つとちょっと先着したJF好走組は、変にトライアル的展開がハマったところもあって、また違う面を引き出す必要が出てきた。

ウーマンズハートやスマイルカナ以外はなかなか本番に出られないというチューリップ賞組の選択肢は、極めて狭い範囲に括られた印象だ。

 

ハイペース経験のデアリングタクト、ミヤマザクラらが、桜花賞に合っているようでピントがズレている気配を感じ取れなくもないから、あまりJF組が崩れる桜花賞の展望とはならないだろう。

もしもがあるなら、FRのヒメノカリスやアネモネのバルトリといった良血ディープだろう。

特に後者、かなりタフだったJCデーのまだ不良だったマイル戦で、小柄ながらファイトしたバルトリは、弥生賞快勝のサトノフラッグ同様、早いうちに厳しい競馬を経験した強みが、フルに活かせるような消耗戦向きの可能性を秘める。

まあ、藤沢厩舎だから、出来がイマイチならトライアルも回避だろうが。

ただ、相手は強力だ。

 

レース予想

弥生賞 2020 予想【ワーケア】滑る馬場云々は東京で楽々クリア、タフな展開こそ向くタイプ

読了までの目安時間:約 5分

 

今年の弥生賞もどうも天気は良くないらしい。

昨年は一度崩れないとされた予報が、前日段階で悪い方に修正され、結構な道悪競馬になって、人気馬がみんな飛んだ。

 

結果的には、こういうトライアルに見合った格の馬ではなかったから、それに応えられなかっただけという話に収まるわけだが、若駒の争いである。

こういうことは大いにデリケートな問題となってくる。

しかし、ハーツクライだ、ステイゴールド軍団だ、中山実績のあるディープだ、という組み合わせだから、今年はあまり細かいことにまで気を遣う必要はない気がする。

 

主力級となる前走ホープフルS組は、断然支持のシャイニングレイが飛んだ時から、これまで素晴らしいという結果を残せていないので、あまり重視されることはなかったが、昨年の展開は、どこでも通用する馬を選定する正しい2000MのGⅠらしいそれであった。

前後半は60.9-60.5であり、極めてバランスの整ったラップ。

 

実力断然も、小回りが未経験などもマイナス材料とされたコントレイルが、万全の抜け出しで快勝するのは、至極当然の事。

だから、完成度ではさすがに見劣る大物候補だったワーケア、オーソリティ、ブラックホールらは、消耗戦の側面もあったこの展開で、色々と粗相もあって、速さの面で見劣るという死角を露呈したのだ。

 

しかし、もう年が明けてからは、完成度よりも上昇度の方が重要。

ステイゴールド産駒はフェノーメノが東京で勝ってきて、揉まれて戦意喪失の完敗の後、東京で2度快走したら、もう秋にはセントライト記念圧勝である。

その時より大分、中山2000で戦う準備がしやすくなった番組の充実もあって、ハイレベルの同コースでの実績を持っている彼らが崩れるといった展望は、よほどの仕上がり不安を除けば、想定する必要もない。

 

サトノフラッグは、東京の重の新馬でズッコケた後、東京と中山の2000で快勝だから、全く見劣るわけでもないが、配合はディープ×ノットフォーセイルで、ダノンファンタジーと同じ。

秋華賞やオークスでの完敗の結果を踏まえると、スピード優先のパワー型で、滑らない程度の良馬場だったところで、GⅠ組にねじ込まれてしまう可能性はある。

スムーズに行ければ快勝も想定内だが、味わいという面に物足りなさも感じる。

 

◎ワーケア

○オーソリティ

▲ブラックホール

注サトノフラッグ

△オーロアドーネ

 

道悪実績とこのコースでの実績を天秤にかけたが、スタート直後のおしくらまんじゅうで大いに被害を受けた彼らは、一方はかかり、もう一方は位置取り争いで出遅れたことになるが、直線で伸びたかどうかは、スケール感の差にも思えた。

 

ワーケアは重厚な欧州血統の組み合わせであり、サンデーサイレンス以外は完全な芝向きの性質を持つ種牡馬ばかりという組み合わせ。

それは一見すると、もうコントレイルとは勝負付けが済んだとなって、用なしにも映るわけだが、3頭2着に入った弥生賞好走のハーツクライ産駒の中で、昨年のシュヴァルツリーゼと相似点も多い血統構成で、かつ、東京の内容が良かったというのは、他の2頭との違い。

 

ワーケアは、今回もルメール騎手が騎乗し、例の不利に関しての問題はあまり敗因に挙げていなかったように、問題点は右回りの経験としていたが、メンバー中唯一後方からの追い上げを成功させた馬。

そもそも、ダービー以降に展望を持っていた馬が、ここまで上出来のスタートをしてしまっただけのことで、オープン実績ではシュヴァルツリーゼと比較にならないワーケアの凡走は、現状考えづらい。

滑る馬場云々は東京で楽々クリアした。タフな展開こそ向くタイプ。

じっくり仕掛けのウイニングチケットになれれば、一気にダービー制覇の流れも作れる。

 

レース予想

チューリップ賞 2020 予想【レシステンシアまだ安泰】中山朝日杯的激流を阪神JFで実践

読了までの目安時間:約 3分

 

ラップがおかしい。改めて、阪神JFの1F毎の数字を書き出してみるが、普通ではない。

12.2-10.5-11.0-12.0-11.2-11.5-12.5→1:32.7

 

3F目の33.7秒から積算の数字を記すと、45.5-57.5-68.7で終いを24.0で乗り切るが、ハロンごとのラップがあまりにも違う。

これがレシステンシアぶっちぎりの理由ではあるとして、勝因そのものを立証する材料ではないのも事実。

上がりは自身のものであり、それがメンバー最速の35.2秒で、どう考えても、中山朝日杯的激流を牝馬限定の阪神マイルで実践した結果、という解釈しかできない。

 

ただし、相手がついていけなかったのは当然として、こんなに不安になるようなギッタンバッコンラップでも、馬群は比較的固まっていて、結果的には、レシステンシアには常に厳しい展開であったのは事実。

 

新馬でセンスのいい好位抜け出しから、よりスピードを活かしたファンタジーSは正攻法の番手抜け出しで、JFよりきれいなラップでも、途中の流れは似たようなもの。

そのせいなのか、最後に追い詰めようかと突っ込んできたマジックキャッスルはおろか、ヤマカツマーメイドやケープコッド、リードホースと化したエレナアヴァンティまでもが、その後に、オープンクラスで好走している。

 

容易に潰せないこの2歳女王の死角は、前に行けないことのようで、実は、まともに勝負しに行ってしまう強気の策が失敗のもとなのかもしれない。

本当に怖いのは、違う武器が持ち味のウーマンズハートでありクラヴァシュドールといったハーツクライだ。

完全出負けで、スマイルカナやマルターズディオサが悠々の押し切りを狙っても、あっさり盛り返されるようなタフさがあるから、ここも本番もさせるかどうかだけが焦点。

今回は次も見極めてのその他有力馬の乗り替わりも多く、まだ女王安泰とみる。

 

◎レシステンシア

○クラヴァシュドール

▲ウーマンズハート

注マルターズディオサ

△シャンドフルール、スマイルカナ、チェーンオブラブ

 

レース予想

1 2 3 7