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愛知杯 2020 予想 – 53であればアルメリアBが5歳の55トリオより優位に立ち回れるはず

読了までの目安時間:約 3分

 

小倉での開催はまだ年が明ける前の施行日程だった2011年以来。

その前の年も同じ。

両方とも斤量を背負ったマンハッタンカフェ産駒が制した。

その前の例は、同じ距離で父内国産競走だった時のバンブーマリアッチ。

リボーの色が強い。

直線が長くなって、脚を溜めていた馬により有利になった中京とは、全く違う舞台である以上に、妙なリンクがあるのだ。

今はそこまでリボー効果が目に見えて分かる馬は少ないが、それに一歩でも近そうな出走馬を探り出そうと登録馬の配合をチェックし始めて、いの一番に見つけたのがアルメリアブルーム。

いささか強烈なサンデー系の同系配合で、サンデーサイレンスの3×3がある。

父はドリームジャーニーで、母系はトレンドになりかけているドイツ血統。

母の一つ下の弟は中山金杯と12月の金鯱賞を制しているオーシャンブルー。

何となしにではなく、コーナー4つの2000Mは適鞍であろう。

それに加え、小柄な馬ほど丈夫で逞しいというトレンドからマイナーチェンジを図ろうとしているのか、昨夏急増で+22kgの小倉戦を経て、二桁増減連チャンで挑んだ京都の大原Sで豪快な差し切り勝ち。

続く女王杯も、昔ならもっと早く諦めていたはずなのに、最後が追い詰めてきて、パワーアップは目に見えているという買い時の状態。

鞍上は前走に引き続き武豊騎手。

半信半疑の初騎乗で慎重さもあったが、直線勝負の手は間違いではない。

揉まれた方が味が出る系統だけに、ただスマートに乗ってくるというようなことはないだろう。

また、伏兵の競馬が最近楽しそうにも映る大胆な騎乗ぶりは、正直、未だ日本のナンバーワンを印象付けた秋のキャンペーンとも筆者は見ている。

そんな推し材料の多い馬が53であれば、5歳の55トリオより優位に立ち回れるはずだ。

こういうレース。6頭の相手を挙げたが、絞ること自体ナンセンスなので、手広くいく。

◎アルメリアブルーム

○フェアリーポルカ

▲レイホーロマンス

注センテリュオ

△サラキア、デンコウアンジュ、ポンデザール

 

レース予想

フェアリーS 2020 予想 – サンデーの入ってないキンカメは往々にして晩成型、アヌラーよりシャインガー

読了までの目安時間:約 3分

 

今年も除外馬多数のこのレース。

三番手候補だったシャインガーネットを推すのはやや不本意だが、昨年も、結局はここを使った馬がそこそこ活躍して、除外のコントラチェックも大暴れするものの、出ていれば、まあ圧勝だったろうという直後の旧500万戦の勝ちっぷりだった。

こういう時ほど、狙いは大胆過ぎない方がいい。

有力馬大量除外の昨年でも5番人気以内の馬が掲示板を占め、その前年やや見どころがあったメンバーの時は、プリモシーン、スカーレットカラーが1、2着で1番人気が急逝したテトラドラクマ、3番人気はトロワゼトワル。

何だかんだで、上位人気は絡む。

フルゲートにしかならない乱戦の趣は、その結果とまるで異にする。

17年2着はアエロリット、10年にハイペースを力で制したコスモネモシンは時間をおいて牡馬をGⅢで倒す実力を見せる。

オルフェーヴル産駒のシャインガーネットは、中山で正攻法、東京で末脚比べをそれぞれ制した。

相手も勝負強いタイプで、ウーマンズハートに新馬で完敗だったシンハリングが人気になった場面で競り勝った勝ちは大きい。

あの台風が過ぎた翌週にまた雨が降って不良になった東京マイルで、ここに登録していた面々を一気に負かしている。

父の名を挙げるまでもなく、母父ゴーンウェストの影響を強く受けた上の兄姉たちはだいたいダート馬だが、それはフジキセキとスペシャルウィークが父だから。

ディープ×クロフネとなった年長の甥たちは未完のまま終わったが、芝で大いに活躍している。

ゴーンウェストの母父はセクレタリアト、シャインガーネットの母母父父がシアトルスルー。

三冠祭りはまずここを勝ってからである。

ルメール人気も合わさってアヌラーダプラは支持を集めるだろうが、サンデーの入っていないキングカメハメハは往々にして晩成型。

気になる配合ではあるが、ここで駆けすぎると先が続かないこともあり得る。

◎シャインガーネット
○スマイルカナ
▲ボレンティア
注アヌラーダプラ
△ダイワクンナナ、ニシノステラ、ペコリーノロマーノ

 

レース予想

シンザン記念 2020 予想 – コントレイル似?「追って味のあるディープ産駒」サンクテュエールから

読了までの目安時間:約 5分

 

◎サンクテュエール
○コルコジア
▲タガノビューティ
△ヒシタイザン、ルーツドール

やや過剰でも、期待を集められるだけ才能と言えるところのある三冠馬・シンザンの名を冠したこのGⅢは、近年、牝馬にとっての重要レースになっている。

未勝利勝ちから余裕をもって関西圏に輸送するために、連対した後は桜花賞を、と一つの青写真を描いていたアーモンドアイ、その前にも新馬勝ちからちょっと間をおいて使われたジュエラーが、このレースを使って、桜花賞を制した。

男馬にとっても意味のあるレースになって久しいが、マイルというカテゴリーにおける重要度は、殊日本のクラシック路線において、その意味合いは牡馬と牝馬ではまるで違う。

再スタートのためのポジション確認が主眼のNHKマイルCの立ち位置は、外国産馬が重要な位置を占めていた20年ほど前の日本では、皐月賞以上の価値を示していた時代もある。

今は違う。圧倒的に皐月賞が上。

距離も同じだし、今や、ワンターンというところも同じ桜花賞とNHKマイルCは、近10年でも直行ローテの牝馬のマイルC制覇の例が、その前の時代よりずっと増えていることからも、昨年を単なる失敗例と挙げることはできない。

ただ、ルーツドールにはそれは当てはまるかもしれないが、サンクテュエールという馬の場合、そういう気配はしないという見解が、筆者の信ずるところである。

2戦して、それでもルーツドールの新馬戦のタイムにまるで及ばないのでは、スケール感の差は歴然とも言えるが、兄ヨシダよりもずっと洗練された中型馬ながら、追って味のあるディープというのは、どことなく2歳王者になったコントレイルとも繋がるところがある。

母父も同じミスプロ系。

こちらはよりハードにセクレタリアト2本にシアトルスルーまでまとめて母父のカナディアンフロンティアに入っているということと、ノーザンダンサー-サドラーズウェルズ-エルプラドと経ることでアメリカンタイプにいつの間にか戻った芝のA級血統とは単純に評せなくなった血を母母父に置くことで、兄にはないサーアイヴァー<英二冠馬>のクロスを持つといった、実に奇異な組み合わせを成した。

勝負は血統では決まらないが、ルーツドールは先日の有馬記念でも健闘したフィエールマンの妹である。

ジュエラーは若くから短距離戦線で活躍したワンカラットの下で、12年楽勝のジェンティルドンナはその勢いに乗って京都牝馬S快勝後活躍のドナウブルーの全妹。

アーモンドアイの場合、そもそも説明の必要がない血統馬だったから、過剰気味の人気も、あっさりの直線ぶち抜きだった。

みんな、その後もっと強くなっている。

ルーツドールはジャスタウェイが父。その父ハーツクライはヨシダの父となる。

フィエールマンとサンクテュエールはディープの仔であり、いいところがクロスすれば、より爆発的な才能の発揮となるが、助走距離が実質長くなることが一般的な京都の外回りで、やや渋った馬場になった時、支持と結果の逆転は十分に起こり得る。

互いに軽くない配合。

極めつけは、サンクテュエール、ヨシダ兄妹の一族にダマスカスがいることか。

これも米二冠馬。特に縁があるという距離感ではないが、どうも、北米と欧州の血の入れ替えの段階で、テディ系の立ち位置が変化するきっかけになったこのダマスカスの存在は、価値があるように思う。

サンデーサイレンスの母父アンダースタンディングはアウトダマスカスのテディ直系。

ルーツドールの4代母の父ヨリックも、ダマスカスを経ないテディの直系。

何の意味もないこんな与太話が、クラシックを闘う上で案外、重要なファクターになることはよくある。

サンクテュエールの6代母アントティルトはダマスカスの一つ上の姉だが、こちらはボワルセル系のタルヤーの産駒。

こちらの方はその一代奥にある、日本になじみ深いマイバブーの血を味方につけたい。

 

レース予想

中山金杯 予想 – タニノフランケル、限りなく適鞍に近い舞台で一変可能

読了までの目安時間:約 4分

 

大分難解で、例年なら斤量のことなど無視しても平気だったのだと毎度思うような結果が、今回も出るようには思えない。

トリオンフはまだ若い6歳の騸馬とはいえ、GⅢにしか好走歴のないトップハンディ58。

近年なら、牝馬でもこうした牡馬とのレースで実質同斤となる56以上を背負わされる馬も登場するが、如何せん、GⅠ出走歴はあってもGⅡに出たことがなく、ほぼ同格の相手となる面々に57とGⅠ連対で半もらいのギベオンが同居の組み合わせは、波乱の匂いがプンプンする。

アーモンドアイこそ消えたが、概ね、人気のある実績上位の馬が連続好走のGⅠの流れを見て、そういう実績馬に食いつくのは、いささか短絡的すぎるとみる。

そこで、ある程度トリオンフ以外でも流れに乗れるような、そもそも、展開を作れるようなタイプの馬はいないかと、正月早々吟味していった中で絞り込んだ狙い目が、昨年の3着馬であるタニノフランケルだった。

毎年のように石橋騎手の馬に期待する暮れ、年明けの中山重賞の流れが、筆者の中ではかなり引っ掛かる要素となっているのだが、そういう期待がなかった昨年のアメリカJCCで最高の復活勝利をシャケトラにプレゼントすることになったのも彼である。

狙いはきっと悪くないが、思い切りよく乗れる馬の方が味が出る積極策で狙いたい騎手。

押しても引いても大いに怪しいところのある超良血馬だからこそ、逆張りが利く叩き一変狙いは、酷い筋読みとはならないだろう。

とはいえ、昨年はウインブライトに切り捨てられた3着。

その後は、小倉で気分屋のスティッフェリオで競り落とされた2着があってから、無残な内容の競馬が続いている。

小倉記念で4着の際は、ストロングタイタンにすんなりマイペースを作られて、メールドグラースらに決め手比べに持ち込まれてしまった。

前走は追い込み競馬で、中京というか左回りに実績のないタニノフランケルには、休み明け以上に敗因となった要素と思われる。

右回りでばかり好走するあたり、とてもウオッカの仔には思えないが、一方で、ステイゴールド産駒がよく来る一時期の有馬的傾向を引き継ぎ、ラブリーデイがレコードウインしてから4年連続でそれにまるで及ばない平均的な時計の決着になるこの2000M重賞や小倉での好走例から、限りなく適鞍に近い舞台であることは間違いない。

また、この中山2000Mは高速決着になればボールドルーラーやキングマンボなど、タフな好時計の勝負に向く血が及ぶ領域に入るが、コントレイルやちょっと前のハートレーなど、暮れで時計のかかる2歳重賞を制した才能もその仲間でありながら、明けて京成杯になる、もう通用しない軽いディープという括りになる。

ロベルトもサドラーズウェルズもあるタニノフランケル。

大いにトリオンフに有利な舞台ながら、斤量や2走ボケの嫌いがある人気馬から入るくらいなら、血統や隠れた適性を推せる人気馬の方が買いやすい。

手広く行くが、どうも使える脚に限界がありそうなザダル、復活を果たすことになったカデナなどのお仲間になれそうな面々は、ちょっと厚めに押さえたい。

◎タニノフランケル

○ザダル

▲カデナ

注トリオンフ

△クレッシェンドラヴ、テリトーリアル、マイネルサーパス

 

レース予想

京都金杯 予想 – 京都金杯で幅を利かせるフォーティナイナーが入った馬に妙味

読了までの目安時間:約 3分

 

昨年はこの時期に準オープンと明けのニューイヤーSを連勝していたドーヴァーが、前走こそ道悪適性で突き抜けたが、既にオープンでも揉まれており、今回は昨春ほどの高速決着にならない条件での競馬。

何かと調子が狂うような一年を過ごしながら、マイル以下の重賞では卒のない騎乗を繰り返す福永騎手のモチヴェーションも、何となく回復傾向に思える。

狙って妙味ありのコンビであろう。

もうビュイックがいないから、ゴドルフィンの馬でも、高確率で日本の騎手が乗ることは決まっていたドーヴァーだが、近年妙にこの京都金杯で幅を利かせるフォーティナイナーが入った馬というのは妙味たっぷり。

当時はまだロイヤルブルーで日本調教馬がレースに臨む時代ではなかった頃、先達て亡くなられた名物オーナーの近藤氏の青の勝負服から、異様なえんじ色のユニフォームへの変更で皆が首をかしげる中JCを制したアドマイヤムーンの代表産駒になれるか否か。

その成否は、拘ってサンデーサイレンスと距離を置く、そのノンクロスでの配合を基調としたミスプロ同系配合の勝負手が、どう出るか否かと同意義となる。

ただ、芝で時計が掛かるのであれば、一昨年がミスプロ系のワンツーで、勝ったのがアドマイヤムーン。

昨年2着のマイスタイルの母父がフォーティナイナーと、王道血統とはなっていないフォーティナイナー直系の血が、京都らしくない時計の勝負で通用の流れに乗っている根拠が、火を見るよりも明らかな状況にあると言える。

後は、ここ数年の中では秋の京都は荒れ馬場になりすぎていなかったという不安材料。

マイルCSより半分以上は時計が掛かるから、皆が理想とする33秒台中盤以降の時計が設定目標か。

みんな走れるからこそ、GⅠに向けた足がかりとはならないと見る。

重めの配合がいいレース。カテドラルも推すが、母父サクラローレルのボンセルヴィーソも面白い。

◎ドーヴァー

○カテドラル

▲ダイアトニック

注ボンセルヴィーソ

△オールフォーラヴ、サウンドキララ、モズダディー

 

レース予想

ホープフルS 予想 – 道悪の経験値と東京1800で圧倒的なパフォーマンスからワーケア

読了までの目安時間:約 5分

 

何だかんだで、4頭回避の13頭立て。

昨年と偶然にも同じ頭数であり、1番人気はレイデオロの年から3連勝、それも実質的に完勝の連続であると考えると、俄然、人気上位勢には有利な展開となりそうだ。

そもそも、そういう考慮のようなものが必要な組み合わせではないと想定されていたから、実質、クラシックレースのスタートと言える。

素晴らしい才能が集った、最高の2歳チャンピオン戦・クラシック前哨戦となる。

◎ワーケア
○コントレイル
▲ラインベック
☆ブラックホール
注オーソリティ
△バンサラッサ、ヴェルトライゼンデ

普通のファンなら、このいずれかが本命である。

筆者も今回ばかりは、まともに検討をした。というか、一番強い馬を見つけたという方が正しい。

重賞馬や2戦2勝馬は、正直言って、例年ならば断然の2歳2000チャンピオン候補であり、高確率でその期待に応えていただろう。

しかし、それが5頭ほどいる。ある種のカオスである。

前走で普通の競馬をして、全くパッとしなかったパンサラッサは、あの未曽有の台風被害が発生する直前に京都で独走したロードカナロア産駒。

何の因果か、先週もその選択がファンの明暗をも分けた。

今年もロードカナロアは彼だけ。

しかし、どんなにグイグイ行ったところで…、であろう。

上手に競馬をさせることをどの馬にも求めてきた経緯がある。サリオスでさえ、あの巨体を3戦目のビッグレースでしっかりと使いこなし、かなり強力な面々を完封している。

ここの距離というか、今後の展望でそういう異質な巨漢は存在しないが、どの馬も自在であろう。

その中での争いとなれば、道悪の経験値と2歳馬にとって有意義な東京1800での圧倒的なパフォーマンスは、それだけでもコントレイル・ワーケアの優位性を揺るぎないものにさせている。

中山2000はエキセントリックなところがあり…、なんてデータ上は否定されているに等しい状況で、その経験値にプラスアルファがあるとすれば、元々持ち時計が速かったコントレイルの大幅更新と、スロー2戦も、同じ33秒前半の上がりで時計を3秒ばかり更新の、そのどちらが価値があるかという話になってくる。

全力は出し切らない方がいいが、そうでなくても、時計を出し過ぎるのはよろしくない。

そういう時期の競馬である。その中でもアドヴァンテージは、きっと余力の中に明らかな伸びしろ感じさせる何かがあるかどうか。

血統の解析を行った結果、有力候補であるワーケアには、流れを汲むラジオNIKKEI杯の実質最後の勝ち馬であるワンアンドオンリーと酷似した血統であると結論付けられた。

同じ道悪での経験があったワンアンドオンリーは、同じハーツクライの産駒。

おまけにノーザンダンサーが幾重にも重なることと、先輩はその従兄弟のヘイローの同系配合で3×4、後輩だと、母父父デインヒルがノーザンダンサーの母ナタルマの直系でありその3×3を配された大種牡馬であるとすると、ニジンスキー、ミスタープロスペクター、ダンチヒまで共通となって、配合がまるで違うようで、全く同じではないが、ほぼ同じとなる。

道悪の阪神で、ルメール騎手を背に独走。後の安田記念馬や重賞馬を粉砕した結果は、揉まれることで培ったわけでもないダービーの好位抜け出しでの戴冠に直結した。

ここは勝つ必要がない。

ゴールドシップやジャングルポケットは、もっと速い馬にやられている。

しかし、毎年ペースが違うのに、中山になってからは2分1秒台のタフな競馬で全て決着。

だから、人気馬が安定して走っているのだ。

決着をつけるわけではないと同時に、それでも互いの武器が見える一戦。

ワーケアには味方になるワンアンドオンリーとルメールの後ろ盾があるが、コントレイルには、世界の矢作とムーアとの因縁に燃えるものがあるユーイチの熱い関係性も心強い。

この他にも様々な物語はあるが、ワーケアが勝つことで、銀河系軍団のノーザンファームがノースヒルズの天才を粉砕したとなる。

ノースヒルズのスターホースであるワンアンドオンリーは、本当にワーケアの味方になってくれるのか。

余計なものを付け加えたことで、筆者、勝手に新たなる岐路に立たされるのであった。

 

レース予想

有馬記念 予想 – 凱旋門賞で好位付けをした、実力派の中長距離型フィエールマンから

読了までの目安時間:約 5分

 

アーモンドアイの電撃参戦により、牝馬が5頭も出走する。

それに完敗の牡馬勢が多いから、人気も牝馬が上位に挙がるだろう。

とはいえ、牝馬が確実に走れるという保証もなければ、持ち味の決め手やスピードがフルに発揮されることが勝利に繋がるというほど単純なわけではない上に、春の安田記念同様、アーモンドアイが闖入者として出現した流れ。

レースに影響を大いに及ぼすが、長距離カテゴリーの厳しい展開は、実は経験していないのも怖い。

勝機は大いにあるが、そういう時ほど、インディチャンプのような本流の候補に有利に働く展開が予測される。

敢えて、ルメール騎手はきっと乗りたかっただろう池添謙一騎手に乗り替わったフィエールマンから入る。

どう見ても小回り向きではないが、あのラジオNIKKEI賞でついていけなかったフィエールマンでは、もはやない。

凱旋門賞で好位付けをした、実力派の中長距離型である。

その凱旋門賞の敗因をどう分析し、反動等を見極めていくかは重要なファクターとなるが、至極単純に、ここはローテも馬場も距離も、普段やってない競馬もその全てが敗因となったとしたい。

日本で良馬場しか経験のない馬が、本格的な道悪馬場の欧州競馬で健闘を見せることはあり得ない。

それと比べ、本質的には長いはずの春の天皇賞は、何度となく位置取りを変え、結果、後に香港ヴァーズ圧勝のグローリーヴェイズに、自ら脚を使いながら、マークさせることで消耗させながら、併せ馬の最後はちょっとまた突き放すような完勝であった。

昨年ほどの馬場ではちょっと怪しいが、昨年よりいくらか馬場の質は軽い。

母はJC参戦も、格下扱いでゼンノロブロイらに完敗のリュヌドール。

注目はその父のグリーンチューンで、これがエイシンプレストンと同じグリーンダンサー。

おまけにノーザンダンサーの3×4まで共通。

ただし、エイシンプレストンと同じようにテディ系などの異系色の強い血が重なっている一方で、グリーンチューンには、仏マイルGⅠ2勝を可能にしたミスタープロスペクターの存在が、色濃く影響いている特徴が見受けられる。

距離適性などはエイシンプレストンとそっくりだが、その大種牡馬の存在が、ネイティヴダンサーの継続的なクロスを可能にし、フィエールマンは万能のサンデーサイレンス系と相まって、小回りの中距離戦と大きな競馬場の長距離GⅠで両方好走するものの、プレストンは香港で何度も、グリーンチューンはロンシャンでGⅠ2勝など、偏りが出るのもまた傾向としてはっきり出ている。

こういう場合、中山はやはり苦手ではとなるわけだが、初の中山で快勝後、自在に様々な右回りの競馬を経験し、淀みない展開となりそうな今回の有馬記念に挑むのであれば、むしろ、コーナー6つの競馬の経験値込みで、かなりのアドヴァンテージがあるように思う。

ニジンスキーというと、スペシャルウィーク親子や2度とも勝てなかったスーパークリークの例があるから、あまり歓迎の血統とは言えないものの、相手は左回り巧者の牝馬であり、やや実力に陰りの見えている5歳牡馬、脚の使い方に注文がつく3歳などである。

力でねじ伏せる競馬を中山でしたならば、フィエールマンはあのアーモンドアイが早く仕掛けた時、唯一差し切れる力を秘めた天才として、再び脚光を浴びる可能性は大いにある。

無論、受けて立つ競馬でも交わされない、その唯一の存在となり得るのが彼だ。

池添騎手とルメール騎手は、全くの同学年。

思えば、昨年もこの二人の位置取りで勝敗が決した。

オルフェーヴルが最初に勝った時の2着エイシンフラッシュの鞍上もルメール。

その時々で、一番乗れている騎手を葬ってきたグランプリ男にもたらされた幸運の緊急参戦は、本来の狙いになかった女王の緊急参戦とは意味合いがあまりにも異なる。

引退レースを制した馬があまりにも少ないように、そもそも戦略を立てづらい有馬記念へ、目先を変えての出走そのものに、とりわけオーナーサイドの神経が疑われても致し方ないだろう。

ここは海外遠征で大失敗の男の意地を、大いに見せつけてもらいたいものだ。

追い込み濃厚も、内枠なら選択肢が増えるエタリオウの復活も近いだろうから、これもしっかりと押さえたい。

◎フィエールマン

○アーモンドアイ

▲エタリオウ

注サートゥルナーリア

△ヴェロックス、リスグラシュー、キセキ、アエロリット

 

レース予想

阪神カップ 予想 – 阪神内回りの方が合っていそうなスマートオーディンから

読了までの目安時間:約 3分

 

こちらのルメール騎乗馬は、スプリンターズS回避後から、予定通りの余裕ローテで参戦となったグランアレグリア。

順調に使えたことで、安田記念以降は安定して力を発揮しているマイルCS組の男馬連中も人気になる。

ただ、1400Mとなると…。

いずれにしても、どの角度からも入れる一戦。乱戦模様でこそ魅力の、高額賞金GⅡ・阪神Cである。

スワンSで激走ならずも、阪神内回りの方が合っていそうなスマートオーディンは、苦手の雨馬場になる前に競馬ができそうで、ここは狙ってみたい。

地味にいい仕事を重ねている世界のユタカと長く彼と共に競馬界を支えてきた池江泰寿調教師のコンビ。

実はあまりパッとしない。大体、過剰人気で消える。

ただ、ドリームジャーニーの復活の過程には彼がいたし、オーナーがノースヒルズとなると、途端にユタカ騎手が主戦になる。

池江厩舎で大川オーナーというのも物珍しさはあるが、今回のパートナーの長期休養明けの一戦の手綱は、言わずもがな武豊である。

スワンSはいつもの競馬はしたが、稍重と自力で加速する展開を好むこの馬には、太目残り以外にも合わない条件が多かった。

余裕をもって、春に結果を出した舞台で復活して見せたい。

父はダノンシャンティ。母は英愛血統のバランス重視のアルザオ産駒。

これがまた珍妙な配合で、父はヘイローの3×3、母は両親にサーゲイロードを持つことでその4×5を秘める。

都合、ターントゥの6・6×6・7という継続クロス。

ノーザンダンサー偏在の欧州血統で、決め手が持ち味のこの組み合わせは、スピード凝縮してそれを爆発させるスタイルが合い、血統構成から、ディープインパクトとの共通項も多い。

相手が戸惑いつつの抜け出しを図る中、大外から…。

春の再現は十分に可能だろう。このレースでやたらと活躍するフジキセキの系統という強みは、念押しにもなる。

◎スマートオーディン

○ロジクライ

▲イベリス

注フィアーノロマーノ

△グランアレグリア、マイスタイル、メイショウショウブ

 

レース予想

朝日杯フューチュリティS 予想 – 謎の代打需要にフィット感がありすぎる池添Jのグランレイから

読了までの目安時間:約 5分

 

ムーアさんが世代のトップホースとされるサリオスに乗る。

関東馬は2頭しかいない。

もう一頭が、年末休業が決まった松岡騎手のウイングレイテスト。

馬も騎手も揃っているが、妙な胸騒ぎがしてならない。

思えば、アーモンドアイ圧勝から、日曜の最大メインレースで1番人気はずっと負け続けている。

惨敗も多い。超大型馬で、騎手人気も加わるサリオスは、天才っぷりを今回も発揮できるだろうか。

牝馬のビッグマッチほどはハイレベルではないだろうが、力差がある組み合わせで、上位はかなり強力。

しかし、穴も多い最近の傾向に倣い、今週もへそ曲がりっぷりをフルに発揮し、筆者は池添兄弟のコンビネーションに期待をしつつ、グランレイの快走に思いを馳せたい。

新馬戦は人気になりながら、やや単調な逃げで距離不安も感じさせた京都の1800戦を3着。

しかし、出負けしたところから掛かり気味になりながらも、直線でグイグイ伸びたレース内容一変の京1400戦圧勝は、時計以上に見どころがあった。

意外と若い時期から活躍馬を出すルーラーシップの産駒であり、近親には勢いを取り戻すとともに、今まで全く耐え切れなかった2400Mでも大いに健闘したダイワキャグニーがいる。

グランレイという馬は、きっと今後はマイル近辺で活躍する馬。

母父はファルブラヴ、母母父フジキセキとなると、牝馬なら大きなところを目指せるかもしれない…、という組み合わせでも、ルーラーシップとの組み合わせで、全然牝馬的な出世の可能性が消えたような配合に、妙味を感じる。

ここに挙げた主要な構成の種牡馬の牝系には、由緒正しい名血が組み込まれ、直系としても活躍馬多数のトップサイアーが居並ぶ重要な立ち位置を占める。

そのファミリーについて、ルーラーシップならパロクサイド、ファルブラヴはその父のフェアリーキングがラフショッド系で、フジキセキだとその4代母がミルリーフの母でもあるミランミルと挙げられるわけだが、最大のポイントに、今年もクラシックホースを出したファミリー出身で直系の3代父にあたるキングマンボの母・ミエスクのラインが組み込まれているという強調材料は、やはり推挙理由として信頼がおける。

リボー・プリンスキロのセントサイモン系やハイペリオンの直系といった、非ファラリス系の主要系統が、4者挙げた基礎牝馬の根幹部分を支え、以後大活躍するネアルコ系を大いに取り込める素地を作った。

ルーラーシップの場合、母エアグルーヴの代まではハイペリオン色が強力だったが、リボーの色も出やすいキングマンボとフジキセキとの組み合わせで底上げ効果を期待できるミルリーフの血を持つマンファスとの間に生まれたキングカメハメハが、一代勢力を築き上げることに、底力のあるエアグルーヴやディープの一族との一族で成功を求めるきっかけとして、その存在が大きく影響を及ぼした経緯もある。

いい血との組み合わせで成功を収める種牡馬が積み重なった超良血の集積体。

その手の底力が勝った系統の馬が、早くからスピードレースで変わり身を見せた。

根幹距離に変わって、力が入る一戦となる。人気がない立場だからこそ、力みなく全ての能力を引き出すことができるはずだ。

そういう馬にこそ、謎の代打需要にフィット感がありすぎる池添騎手の腕ならしという意味で、プラスアルファの可能性を求めることができるのかもしれない。

今週も、スピード競馬に対応したやや重厚そうな配合の馬を押さえたい。

京王杯圧勝のタイセイビジョンは、芝もダートもマイルというハニードリーマー系。

全く人気にならないだろうが、前走の阪1400戦の勝ち方が異常に強かったメイショウチタンは、一族の活躍馬がほとんど春のクラシックの時期までに力を発揮するココパシオンの系統。

外国人騎手のケアもしつつ、約半数にチャンスのある組み合わせで、最も妙味のある買い目を重視して押さえておきたい。

◎グランレイ

○タイセイビジョン

▲メイショウチタン

注トリプルエース

△サリオス、ペールエール、ラウダシオン、レッドベルジュール

 

レース予想

ターコイズS 予想 – 何故、横山典は中山マイルで強いのか?トロワゼトワルから

読了までの目安時間:約 3分

 

ヘイロー系×ロベルト系しか勝っていない、「重賞」ターコイズS。

ただ、ここではマイル戦に元々強いキングマンボの系統から、実質的なトップハンディに近い55のトロワゼトワルを狙う。

別に、前走の内容にばかり目が行くという単純な理由ではない。

もっと短絡的である。(笑)

何故、横山典弘騎手は中山マイルで強いのか、ということ。

このレースも連覇中。

京成杯AHも同じことはあるし、ダービー卿CTとNZTを2週続けて制したこともある。

特に、スピード競馬になる京成杯AHは、ゼンノエルシドに始まり、レオアクティブと今年のトロワゼトワルと、もちろん他にも勝っているわけだが、ただ勝つのではなく、様々な戦法を用いて、何か時計のターゲットを作ってそこを目指すという勝ち方で、歴史的レコードを三度樹立している。

長距離戦の戦法に関しては、あの武豊騎手を翻弄したことも一度や二度ではないこの生ける伝説は、その武騎手同様、

「ハロン別ラップの入れ替え」

ができる稀有な騎手なのだ。

もしも、普通ではない条件下で競馬をしたのなら、その普通ではない展開予測を逆手に取り、後ろ倒しにするか前倒しにするかを的確に読み取り、あの名騎乗は…、という伝説のシーンを演出してきた。

マイルとはいえ、10秒台のラップを2F目から3連続も異常だが、時計は出るから、44.2の猛ペースから46.1秒で上がれるのは、ハイラップを前に置いたから可能という理屈。

ユタカマジックはその逆のパターンが通例。

まあ、話が長くなるのは仕方ないとして、トロワゼトワルは元よりスピード型だったことをより強調して、もっと巧みに競馬を作ることが可能が状況にあると考える。

それもまた、ラップの入れ替え。逃げない可能性も大いにある。

でも、残ると思う。何せ、相手がビビッて突っかかってこないと予測されるからだ。

インで溜められた日には、手も脚も出ない。

◎トロワゼトワル

○エスポワール

▲ディメンシオン

注フィリアプーラ

△コントラチェック、モアナ、リバティハイツ

 

レース予想

1 2 3 7