血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

東京優駿(日本ダービー)予想

読了までの目安時間:約 6分

 

サートゥルナーリアとダノンキングリーは、血統で共通するポイントが多数重なり合っている。

・レイズアネイティヴ<ミスタープロスペクター>
・サンデーサイレンス
・ストームキャット
・ノーザンダンサー5×4

相違点として、対照的なものを挙げるならば、

ヌレイエフ<父父父母父>、サドラーズウェルズ<母母父>

ヌレイエフの甥がサドラーズウェルズ

→サートゥルナーリアが持つ重要種牡馬

インテント系オナーアンドグローリー<母母父>、そのリファールが6代目<母母父母父父>にも入っている

3代母ロヴィンタッチはトウショウボーイと酷似した特性があり、その血統構成がマジェスティックプリンス×フリートナスルーラだから、ミスタープロスペクターとも大きく異なる配合ではない

→ダノンキングリーの母系の特性

サートゥルナーリアは無敗馬。

前年から2000M以上のレースを勝ち続けて、負け知らずでダービー馬になったのは、1800デビューから皐月賞まで2000Mを連戦連勝のトウカイテイオーと、2000Mしかキャリアのなかった4戦馬・ディープインパクトくらいしかいない。

この2頭。重賞は皐月賞まで未経験か直前に経験しただけ。

それでも皐月賞で人気になったから、ダービーはほぼオートマチックな二冠制覇の流れができていた。

ヴィクトワールピサもその前年のロジユニヴァースも、皐月賞の結果は、ダービーとは違った。

最近では、レイデオロもワンアンドオンリーも、皐月賞は勝っていない。

おまけに、サドラーズウェルズの入った馬の連対は、皐月賞以上に難しいのがこのダービー。

負けるとしたら…。

ハイセイコー、キタノカチドキ、トウショウボーイ、それに前記のヴィクトワールピサが、ほぼ順調に皐月賞まで通過しながら、ダービーで油揚げならぬ、競馬界におけるステータスをさらわれてきた歴史。

力だけで決して決まらないというより、若馬に2000M以上の連続好走がいかに過酷か、青葉賞組の無念とも繋がるものがある。

スペシャルウィークというかディープになるか、シンボリクリスエスとその仔にして兄にあたるエピファネイアとなるか。

決して、簡単なトライではない。

ダノンキングリーには、本当は距離は長いと思う。

それはしかし、近年の勝ち馬に共通すること。

2000Mのタイトルに縁のあるダービー馬が多い一方、ステイヤー型のダービー馬は、その昔からほとんどいない。

クリフジだって、本当は中距離馬だろう。

彼の血統構成を再びほじくり返してみたのだが、どうも、ダービー3着のトーセンホマレボシに似ているように思う。

ノーザンテーストかストームキャットかの違いは、決定的にして、本質から別物だとは思う。

が、ミスプロに似た血が母方にあるとして話を進めると、セクレタリアトにインリアリティ、ノーザンテーストとストームバードはテディ系のチョップチョップというあまり著名ではない種牡馬が入り、ここまで共通。

最近重要度を増している、隠れたところにあるネイティヴダンサーのクロスまで同じだから、同血ではないにしても、似た傾向を同じ時期であれば、示す可能性は大いにある。

トーセンホマレボシはダービー直前の京都新聞杯で爆発的なナショナルレコード勝ち。

勝ち馬のディープブリランテとほぼ同じ競馬をするも、上がり目が違った。

そのディープブリランテは1800で強く、東スポ杯は独走だった。

相手関係に違いがあっても、ほぼほぼ親族同士の争いである以上、必ず似た面が出てくる。

東京の新馬で前に行って勝っているダノンキングリーが、皐月賞で前に行ったのも理解できる。

器用さは彼らに似ている。その上で決め手は上位。

あと、レコード近辺の決着が見込まれる今回、オークスに至るまでのレースでレコード勝ちした馬とオークス以降の4つの3歳GⅠのレコードタイム保持者は、ヌレイエフのあるなしでキレイに振り分けられていることも触れておく。

長いところではヌレイエフ絶対主義。

東京の古馬戦も、ヌレイエフインが中距離戦では強い。

ただ、皐月賞と今年の桜花賞は、ディープの仔でボールドルーラー系が肌、という点が共通。

先週はいいところ全部持ちのラヴズオンリーユーが記録を出したが、今や、キングマンボかそれと血統構成上酷似した血を持つ馬に時計勝負で挑むには、アメリカンなパワフルさが必要なのではないだろうか。

目方も見た目も、ラヴズオンリーユーとダノンキングリーは似ている。

同じ配合だからと言って、ここまで似ることはないが、ボトムが違うから、傾向とは違ってそっくりなのかもしれない。

時計勝負で見劣ることはない。

◎ダノンキングリー
○サートゥルナーリア
▲クラージュゲリエ
注ヴェロックス
△ロジャーバローズ、アドマイヤジャスタ、ランフォザローゼス、リオンリオン

 

レース予想

葵S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

上位人気でないなら、手当たり次第に流すしかないメンバー。

ここが終わって、ようやく見えてくる景色もある。

伏兵になるかもよく判らないが、2戦無敗、ダート経験のあるマリアズハートに、ちょっと肩入れしたい。

除外になっても不思議ではない平場戦2勝馬だったから、関西圏で地元騎手に乗り替わりは仕方ないが、どうも、その菱田騎手は短距離の方が味がある印象。

乗っていた馬とはいえ、昨夏、アレスバローズとのコンビネーションは素晴らしかった。

大野拓弥に何を託したのか。

それが狙いのポイント。中山での2戦は、ダートを逃げ切りでスタートダッシュつかずの芝は差し切りだったが、共に34秒台、33秒台でなかなかに流れた。

競馬が下手なわけではないが、調子づかせて行かせてしまうと、ちょっとややこしい面のあるアメリカンのようだ。

4.5F戦のデビューからBCジュヴェナイルまで5連勝するも、絵に描いたような下降線を辿ったハーランズホリデー産駒である父シャンハイボビーは、ミスプロもブラッシンググルームも入っているからなのか、シャトル先のブラジルで活躍馬を出した、外弁慶型アメリカン。今は日本で繋養。

またマリアズハートは、父に発生したレイズアネイティヴのクロスを引き立てるように、非ミスプロ系マリアズモンを母父に持ちながら、全てのクロスは6代目以降という変わった配合。

この手の配合は、スピード型として成功する。

ナスルーラをいくら重ねても、5代内はクロスなしだったウオッカと同じく、この牝馬もロベルトの血を持つ。

英ダービー馬がスタミナの根拠になるとは限らないが、パワフルさは間違いなく継承される。

伏兵として、6代目に2つあるノーザンダンサーのような隠れた魅力を、菱田騎手のエスコートで引き出してもらいたい。

前走の重馬場での内容がやけに目立ったタマモメイトウが相手妙味。中距離の名馬の産駒との叩き合いが見どころか。

◎マリアズハート
○アウィルアウェイ
▲タマモメイトウ
注ディアンドル
△アスターペガサス、ディープダイバー、ドゴール

 

レース予想

優駿牝馬(オークス)-予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

内枠に有力馬が集中し、ウィクトーリアとラヴズオンリーユーが12、3番枠。

3番コントラチェックはスタートで悪かったということがこれまで一度もないから、ジョディーがガッツを出して最内から猛ダッシュを決めても、不利なことはない。

ウィクトーリアも今度は真ん中から外だし、行きたければ途中から先行勢に加わることは可能。

故に、超スローの展開は今年もない。

近年は、ダービー的というか、テレビ馬は登場しないまでも、このオークスも軽いレースになることはない。

スローでも追い込みは決まることで知られる、道中の消耗も激しいオークスに、楽な展開はない。

速い馬は強いが、有利ではない。

逃げ切りの形をとったイソノルーブル然り、スロー逃げのダイワエルシエーロでも、際どく、世代のトップクラスの牝馬に追い詰められている。

通常、差し馬に有利。

グランアレグリアにいいようにやられてしまったダノンファンタジー以下、路線のトップホースには、今回は巻き返しのチャンスというか、通常の走りをできる舞台になる。

だから、ジュベナイルフィリーズの力関係をここは重視したい。

2歳女王・ダノンファンタジーの末脚に期待する。

正攻法ながら、上がりのスピードはグランアレグリアの方が遥かに速いので、バランスの取れた競馬が得意なダノンファンタジーは、彼女の出てくるレースでは、2度とも、破壊的な時計勝負に持ち込まれ、いずれも完敗。

しかし、それ以外は4戦4勝だ。

それも、自在性を見せながらの快勝。

特殊過ぎる特性のライバルがいるがために、その良さが見事に殺されてきただけのことなのだ。

そんなグランアレグリアとて、牡馬混合のGⅠは2度とも鮮やかなレースをできずに、アドマイヤマーズに完敗。

ディープには色々いるが、ダノンファンタジー今や、南半球の血を有効活用する、北米主観的論理で言う逆輸入の流れは、日本の例外に漏れずの、絶賛採用中の流れに乗った配合。

しかし、その血の中身は、欧米の主要レースにおける名血の集合体であり、主流系統の袋小路化を防ぐ意味合いにおいて、それは重要なファクターとなっている。

サンデーサイレンスもその類で、ファンタジーの母・ライフフォーセールも父ノットフォーセールもアルゼンチンの活躍馬だったが、その組み合わせはカロ系×ニアークティック系なのだ。

ただ癖が強いのは、サンデーサイレンス・ノットフォーセールの中には、5代血統表から外れたところにハイペリオンのクロスが入っている。

ハイペリオンはどこにでも入っているから、ニアークティックの母父であり、ノットフォーセールもカロ以外の主要系は全てハイペリオンの流れ。

サンデーサイレンスはその祖母がハイペリオン同系の3×4を持っている。

ハイペリオンとその仔カーレッドは本家英国の活躍馬。3歳時に輝いた。

ただ、カーレッドのイメージには、その代表産駒であるスワップスと似たようなパワフルなダート系のイメージが強く、日本ではその印象しかないという面もある。

ノットフォーセールはスワップスの4×3。

ナスルーラとハイペリオンは似たような感じのスピード優先型の馬は生き残ってきたから、両方の血をフル活用したセイウンスカイが入ったニシノデイジーがダービーに登場するくらいで、決して、古臭い配合ではない。

地味に母系に入って存在感を示す、21世紀のハイペリオンの在り方は、ノーザンダンサーが絡むクロスが無限の存在することで自然発生する激薄のそのクロスが、全体のバランスを整える役目を果たしているように思う。

実は、ディープの3代母ハイライトはその3×2がある。

ヘイルトゥリーズン系とカロのラインとの組み合わせは、グレイソヴリン系とまで幅を広げると、タニノギムレットもアドマイヤベガもダービー馬であり、代表産駒も牝馬のクラシックホースだ。

ハーツクライだってヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーを同年に送り出した。

もっと大きな括りで、ヘイルトゥリーズン系×ナスルーラ系のグランアレグリアが活躍する今年。

そちらはネイティヴダンサーが多く入ったスピード型と出たが、裏に隠し持つエプソムダービー馬・ハイペリオンのクロスによる底上げ効果は、12Fのビッグレースでこそ、主流系統との組み合わせで爆発するはずだ。

◎ダノンファンタジー
○クロノジェネシス
▲ビーチサンバ
注シェーングランツ
△コントラチェック、ウィクトーリア、ラヴズオンリーユー、ノーワン

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レース予想

平安S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

帝王賞と直結しない流れが、直前に行われるアンタレスS優勝馬の出世の率と比べると、相当に悪いことはもう知られている平安S。

一昨年など、グレイトパールに潰されたケイティブレイブが本番を勝っているくらい。

この1900Mという距離が、本命候補を苦しめているのかもしれない。

その点、函館、札幌、ホームフィールドの中山の1700、1800戦に良績の集中するハイランドピークなどには、チャンス十分の舞台設定と言える。

横山家の管理下に置かれたこの馬。土田厩舎で活躍したトップホースで南部杯を制しているタイキシャーロックもそうだった。

こちらは蛯名騎手が乗ったり、父典弘騎手が跨ったりと色々。

縁あって、その南部杯で2着のバトルラインに乗っていた武豊騎手に、今回は騎乗依頼が舞い込んだ。

様々な名馬の背中を知るユタカ騎手だが、近年は、馬格のある先行型に乗ることが多い一方で、社台系からの依頼が少ないから、自慢の正確無比な体内時計は、ラップの正確性という面でフル活用されている。

和生騎手が乗っていたから、父にまた依頼というのもやりづらかったか、乱暴に扱うようなことのないベテランの適役を見つけられた幸運もある。

エルムSを好時計勝ちしている馬なので、速いけど積極的ではない先行型が多く、クリソライトの奇策のような追い込みはしないはずだから、先行すると思われる。

そうなれば、伏兵のやりたいようにできる。

一定する存在するナイスダンサーの血を持つ繁殖牝馬が、父母それぞれの3代母。

ダンスダンスダンスがボトムの方で、皐月賞5着馬ながら、母父トウカイテイオー、直仔ナイスネイチャの出た年の同期。

重なったカナダの名馬の血が、何となく活かせそうな舞台が、よくわからない右回り平坦のダート戦だったりするのか、否か…。

そういうこともあって、地味めの関東馬を多めに押さえようと考える。

◎ハイランドピーク
○アナザートゥルース
▲オメガパフューム
注マイネルユキツバキ
△グレンツェント、サンライズソア、チュウワウィザード

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レース予想

クラシック最終展望

読了までの目安時間:約 3分

 

オークス路線に関しては、ジュベナイルフィリーズの再々戦ムードに、なんかの時に役に立ちそうな非桜花賞路線組が、なかなかのレベルの馬が揃って、不安定なグランアレグリアがいないことで、極めて濃密な2分20秒のドラマが展開しそうな状況。

万が一にも、誰かさんに何かがあっても、それが複数出た場合に波乱が起きる…、ということはない。

スタートミスがここまで一度もないことが変に引っ掛かるコントラチェックも、丸山騎手が乗った時が一番スムーズだったくらいで、押して出すようなタイプに代わることはない限り、現状でもJF上位組とスピード互角。

ミルコで期待のラヴズオンリーユーも、溜めての爆発力が見えた。

ウィクトーリアはそもそも、平均ペース型の先行馬。

JF上位組と桜花賞で支持された馬は、脚質の幅でも皆似たところがあり、絶対的な脚力を見極める、ファンの冷静な分析力が問われる。

溜めたら、実はダノンファンタジーが一番強い気もするのだが…。

さて、牡馬戦線。

青葉賞は肉弾戦に持ち込んだ横山騎手のリオンリオンがスタミナの違いで押し切り。

ペースを乱されたわけではないランフォザローゼスの迫力は今一つでも、自在性や叩いての良化で、この組の買える馬はやはり限られる。

謎の展開となった京都新聞杯組、さすがに、2000M戦後の中1週は辛すぎるプリンシパル組などは、本当にしっかりとした理由がないと苦しい。

レッドジェニアルもザダルも、昨年激走のコズミックフォース同様、キングマンボとサンデーの掛け合わせで、似た配合ならトーセンホマレボシもいるけれども、正攻法で戦えるタイプではないので…。

もう、あとはダノンチェイサーとトップスリーとの兼ね合いだけが焦点。

キレないのがマイルだと気にならないことは多いが、そこはディープ。

叩き合いに敗れたチェイサーに、皐月3着のキングリーレベルの底力は感じない。

揉まれなければの皐月1、2着馬に対し、内からも外からも差せるキングリーがどの枠を引き当てるか。

騎手の腕が、昨年以上に試されることになる。

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レース予想