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ラジオNIKKEI杯京都2歳S 予想 – 武豊と欧州のトップ騎手を狙うのが基本戦略

読了までの目安時間:約 3分

 

2戦続けて圧勝のマイラプソディが、このレースが重賞昇格した14年のティルナノーグと似ていなくもないと思えた時点で、急に他の馬が怖く感じた。

その時は2勝馬のベルラップがシュヴァルグランらを封じたわけだが、まだ若かったビュイック騎手の巧みなリードも光った。

武豊と欧州のトップ騎手を狙うのが基本戦略。

今年もスミヨンとマーフィーがいるから安心だ。

ここはマーフィー騎手のミヤマザクラから。

藤原厩舎の良血馬で藤岡兄を配してきたのは意外だった札幌では、初戦が既に2勝のホウオウピースフルが、その他良血馬もろとも一刀両断。

うまく仕掛けていなかったのもあるが、クロフネの一族だけに、ズブの側面は皆が隠し持っている。

2戦目はタフな中1週でも、そうした面がフルに活きて、4角で勝負ありの手応え。直線は独走だった。

全兄マウントロブソン、甥のグリュイエールなどは早くから活躍したが、どういうわけだか、ミスパスカリのディープの牝馬はいなかった。

仔出しがいい割に…、とは馬でも失礼になるだろうが、なまくらな一面がクロフネの幻影となって成長を邪魔したとするなら、牝馬で、ミヤマザクラのように中型に出れば、少なくとも使うことへの躊躇は出てこない。

タフさを証明し、近年の傾向通りに、洋芝や道悪で結果を出してきた馬に有利な2回開催の最終週の馬場も大きな味方。

どちらかと言えば、アメリカンタイプに属する配合は合わないようで、2000Mという距離も影響してか、ダート適性のある血統の馬も荒れ馬場を好走要因としている。

タフな牝馬に持続力勝負歓迎の牡馬もかなりの強敵。

ここは牡牝の問題ではなく、真のスケール感が試されることだろう。

ただ、昔のOP特別時代と一緒で、負けている馬も出世する。

後のGⅠ馬が負け、ここを勝つとそれが勝てない。

マイラプソディの最低目標は、2か3の好走実績を作ることになる。

そんな結果を、陣営は望んでいないだろうが…。

◎ミヤマザクラ

○ロールオブサンダー

▲マイラプソディ

△トウカイデュエル、ヒシタイザン

 

レース予想

マイルチャンピオンシップ 予想 – ダノンのディープ2頭が崩れる図は想像しがたい

読了までの目安時間:約 5分

 

直前で有力馬にドタバタの乗り替わり劇が発生するといったこともあったが、

インディチャンプ 福永→池添

ダノンキングリー 戸崎→横山典

MCSは2人とも3勝、レジェンド級の勝ち馬の背も知る名手にスイッチすることになった。

人によっては、これを「鞍上強化」と見ることもできる。

縁のあるベテラン騎手に変更となれば、歓迎したいほどのチェンジと捉えることはできるから、今回は伏兵に乗って期待の欧州トップジョッキーたちの技巧は、昨年見えた出来ること、出来ないことの見極めが、ファンにとっての勝負のポイントとなるはずだ。

◎ダノンプレミアム

○ダノンキングリー

▲インディチャンプ

注ダイアトニック

△プリモシーン、フィアーノロマーノ、レイエンダ、レッドオルガ

とはいえ、ダノンのディープ2頭が崩れる図は想像しがたい。

中2週などこれまでは考えられなかったダノンプレミアムは、前走で燃え尽きたような直線最後の外へのヨレが、休み明けでのもの、案外の平均ペースで強烈な上がりを1頭勝ち馬だけだ繰り出した展開で、本質的な左回りへの適性や言っても万全になる要素には乏しい臨戦過程など、限界の解釈が違うと見ることもできる。

これまで、ダービーで激しく揉まれ、安田記念でレース参加を断念せざるを得ない状況だったケースは、一方は休み明けで、後者は逆に使い詰めの中でのわずかな立ち遅れが影響しての進路カットの憂き目であるから、大きく問題視すべきローテの不備はない。

安田記念から秋の天皇賞直行で、しっかりとそこも好走して、ここで圧勝した関東馬・エアジハードとよく似ている。

彼も4歳充実のシーズンのクライマックスであった。

最初から強かったダノンプレミアムは、皐月賞に出られなかったことから様々な不遇を甘んじて受け入れてきたわけだが、それもまた走りすぎる馬の唯一に近い死角だ。

母系に隠れたグラスワンダーと酷似した母の血統構成は、再び立て直された時に、往時というか、若々しく追い風を味方にして疾駆したあの頃の走りでなくても、そうは簡単に崩れない底力の一端の示し方のようなものもあると、エアジハードの引き立て役に回った後に、ダービー馬を二度屈服させた20年前の雄姿と、どことなくダブる何かがある。

今は、アーモンドアイのような王者が女王様であることも少なくない時代。

それに負けたことがそのまま、力不足と直結する論拠とはならない。

あと、これまで数多くのリピーターが登場した世界一トップマイラーに優しい舞台であるマイルCS連覇の5頭のうち、ニジンスキーやその全弟のミンスキーが入った3頭が20世紀にそれを達成し、サンデー×ノーザンの21世紀の2頭と含め、テディ系やハイペリオン系の血に名牝系の底上げ効果が、その偉業の後押しとなってきた共通項を持つ。

元より、安田記念よる穏やかな競馬になりやすいこのレース。

種牡馬選定の意味合いもかなり強く表れる。

フロリースカップ、スタイルパッチの系統から連覇の馬が登場し、ヘイロー系の3頭だと、アルマームード、ラフショッド、ラトロワンヌの組み合わせのタイキシャトルに、アルマームードクロスのサンデー2頭というように、世界的名血の集積体の名マイラーが大きく羽ばたいた実績は見逃せない。

父ディープはこれまで3頭の勝ち馬を送り込み、母父インティカブは京都で踊るように快走して見せたスノーフェアリーの父であり、その中に入ったクラフティプロスペクター×ダンチヒには、あのアグネスデジタル<母父ダンチヒ直仔・チーフズクラウン>の影を見る。

母系を辿れば、日本に輸入された愛米で活躍したガリレオ・ケープブランコや遠い昔のJC1番人気の名牝・ユーザーフレンドリーがいる。

一番サイクルが遅いところには、盛岡でやけに速かったベストウォーリアなど、クラフティプロスペクターが入っていないのに、様々な適性を秘めた才能が点在する。

ある意味、本当に強い馬ならば、ここは勝たねばならない舞台。

ダノンプレミアムは、ダノンキングリーの末脚をどう封じるか。

否、あの鞍上である。正攻法で一本釣りのプレミアム潰しもあり得なくはないか。

いずれにせよ、いい競馬を見せてもらいたいものだ。

ただ、川田&中内田調教師のコンビで、いい加減GⅠを勝ち切ってもらいたいというのが本音である。

 

レース予想

マイルCS 展望

読了までの目安時間:約 3分

 

マイルCS展望(2019/10/14)

毎日王冠の3頭の注目度合いが、どの程度のものになるのか。

そもそも、まさかの秋天参戦が既定路線であるアエロリットの存在が、どう影響するのか。

その人気度合いがちょっと気になるメンバー構成となりそうだ。

クロノジェネシスが秋華賞を勝たなければ、もう少し違った展開もあり得たのだろうが、ラッキーライラックも女王杯の方に向かうだろうし、プリモシーンがVマイルなどの牝馬路線組の使者になる。

激しいあの元世界レコード戦を経て、何か上積みがあるとは思えないが、その後中京で先着を許した3歳馬は、中山の高速決着で完敗。

強烈な時計勝負になるとは限らない、ここ最近の11月の京都戦は、どういう才能が優先的に求められるか、ちょっと難しい面もある。

右回りでは今一つ、キレは極上でも使える脚が短い春の覇者・インディチャンプに、復活の目があるのか。

はたまた、強靭な決め手を披露したダノンキングリーに有利なのか。

理想の競馬とは何なのか。

強烈な決め手は京都のそれほど時計の求められない馬場にフィットするのか。

外差しになるのか、昨年のように内が有利なるのか。

実力伯仲とすれば、3歳のアドマイヤマーズなどが登場するだろう富士Sの困った際の頼りがいも、それなりにあるというもの。

ただ、一芸に秀でたトロワゼトワルなどが、非重要戦に登場する流れになっていて、やはり、アエロリットがいるいないの影響はかなり大きいように思う。

これを潰すかどうかに焦点が絞られれば、スパートのタイミングが前倒しになる。

差す力も勝負所が早くなることで、より持続的なものが求められる。

必ずしも実績馬有利にはならない最近のマイルCSだから、安田記念を使った馬に拘る必要はない。

春のマイル重賞重賞は、遅いか速いか極端だったので、プリモシーンのように安定して走っていた馬には、加点は多めにしておきたい。

昔よりは若い馬有利ではなくなったので、またしても登場のペルシアンナイトには期待できる。

逃げ馬には不利だが、シルポートやコパノリチャードも粘って4着がある。

定期的に残る馬が登場するので、その辺りはケアしておきたい。人気があまり関係ない。

 

レース予想

東京スポーツ杯2歳S 予想 – ディープ産駒3頭でもスケール感が違うコントレイルから

読了までの目安時間:約 3分

 

関西の3人のダービートレーナーが送り込む良血ディープ産駒が人気を集める組み合わせ。

京都2歳Sも魅力だが、東京1800の舞台設定に惹かれる陣営は、東西問わずに多い。

昨年は乱戦だったが、4着以下からヴェロックス、カテドラルなど、その前からオープン級だった馬の出世が叶った。

その前年は翌年のダービー馬が圧勝した。

個人的には、阪神1800での好走というのもあり、ディープブリランテの矢作厩舎所属・コントレイルが、最も可能性があると思っている。

前走は力を余すことなく圧倒したのではなく、力が残っているから最後伸びたという感じ。

スケール感がまるで違った。

ディープインパクトの産駒は、2年目の世代が既述のブリランテの年であり、あとはこれも前出・ワグネリアンの2頭しか勝っていない。

そういう点は、皐月賞に合わない馬が出てくると、きっちり結果を残すという傾向に表れているのだろう。

道悪の皐月賞で…。あまりにも共通項が多い。

コントレイルは母父アンブライドルズソング。

あとのアルジャンテとラインベックらも、父だけではなく、母方にストームバード、ウォーレリックにミスプロまで共通して入っている。

トレンドのアメリカンダート寄りスペック強めの母系。

コントレイルに関しては、ラトロワンヌ系共通でストールンベースからの分岐、ゴーンウェスト系の米二冠・スマーティジョーンズがいるという大きな後ろ盾があり、これがボールドルーラーの入り方から、母で米2歳女王のフォルクローレと似ている。

ディープ×スマーティジョーンズでは、既にケイアイノーテックという素晴らしい追い込み馬が登場。

いかにも東京のワンターン、末脚比べで台頭の筋書きが見えてくる。

マイネルデステリョは東2000レコード勝ち。父Eフラッシュも、祖母ラークホイッスルに中距離型は少ない。

これもディープがロブロイに変更以外、共通項多し。相手の筆頭に。

◎コントレイル

○マイネルデステリョ

▲オーロラフラッシュ

△アルジャンナ、ラインベック、ソウルトレイン

 

レース予想

朝日杯FS 予想

読了までの目安時間:約 3分

 

朝日杯FS レース展望(2019/11/13)

近年の傾向を見る限り、サウジアラビアRC組がそのままワンツーし、その後も序列が崩れなかった17年の流れを汲まずとも、阪神移設後、ワンターンのマイルのオープンを勝ってきたほぼ無敗のマイラータイプが圧倒的に強い。

昔は、重賞に価値があったから、その結果がそのまま反映されることが多かったが、今は、重賞の勝ち方とあまり重要ではなく、本番に向けたステップにより無駄の少ないセイウンワンダー型の未来志向のローテが、ほとんどの勝ちパターン。

昨年のアドマイヤマーズなど、普通のローテすぎて嫌われたくらいだ。

サリオスは出てくるのか。

デイリー杯勝ちの2歳タイトル専用血統のようなレッドベルジュールは、しっかりと順調に調整されているか。

その他では、一応はしっかりと評価しないといけない、タワーオブロンドンタイプにすぐにならないことを望みたい京王杯圧勝のタイセイビジョンが、当然人気になり、重要な役目を果たすことが求められる。

サリオスは無理に調整することなく、今年もう一つ使うかは、いい意味で流動的だろう。

皐月賞を使うためのホープフルもあるし、皐月賞をステップにマイルC狙いならば、先に阪神で揉まれるという手もある。

もちろん、共同通信杯だっていいわけだ。

スケール感はともかく、ドデカい未来少年は血統表の字面通りに、欧州型のマイラーに育つのだろうか。

完成度も高く、器用さやスピード能力で魅力のGⅡ馬に挑む手が、本当に有効なのかどうかは、相手云々以前に、どこに目標を置いているかによる。

それ以外では、何かひとつステップを使えたら面白いディアスティマや、それに新馬で敗れた後に1400で追い込み価値も、新馬は逃げたグランレイなど、総合力の問われた新馬戦を使っている馬は注目。

あと、タフな札幌2歳Sで好走のサトノゴールドなんかは、母系が米牝系なので合わないことはないだろう。

決め手比べはディープだが、ハーツクライが活躍する年。

豊かなスピードの方に重きを置きたい。

 

レース予想

エリザベス女王杯【予想】ポンデザールの破壊力は充実の4歳秋を迎えたハーツクライの覚醒か

読了までの目安時間:約 5分

 

ようやく天候も落ち着いて、このレース当日、いよいよ新天皇の祝賀パレードが執り行われることになった。

よって、地上波での生中継はなくなった今年。

様々な予定が狂ったという面では、このレースの変更事項は意外なほど多い。

まず、デットーリがメルボルンCで降着処分を下され、ほぼ世界中で実効性のある騎乗停止処分を食らい、どうも参戦意欲が殺がれた模様。

これにより、穴人気しそうだったゴージャスランチが、どういうわけだか牝馬には縁のある幸騎手に手綱が渡ることになった。

もう一頭、堀厩舎に縁のあるムーアが来なくなって、最初は騎乗予定とされていた土曜東京のタイムフライヤーと日曜の女王杯は前走圧勝のポンデザールが、実質的には乗り替わりのような状況になった。

口約束は反故にされても致し方なしというのは、そういうものは守って当然という不文律にある種縛られている日本では、ちょっとあり得ないことのようで、契約が実効的でない限り、この場合は自分自身が不利になるわけで、こちらがどうこう言えることでもない。

ただし、ムーア騎手にだって言い分はある。

一時期ほど濃密ではなくなっても、しっかりと契りを交わすオブライエン厩舎の馬に、GⅠで騎乗する機会があれば、それに騎乗しなければならないのだ。

オーストラリアの春シーズンにおける総決算のGⅠが、現在絶賛開催中。

日本馬もオーストラリアの競馬には、最近はかなりお世話になっている。その点でも、文句を言うのは筋違いだろう。

そんな死角はあるが、前々走では派手な競馬で勝ち切っている藤岡康太騎手との2度目のコンビに期待し、ポンデザールの破壊力を本命の推挙理由としたい。

前走の50kg・石川騎手とのコンビで見えた底知れない魅力というのは、見た目の派手さというより、本来斤量の利が活きるだろう勝負所の反応ではなく、勝負を決める最後の突き放す瞬間に凝縮されていた。

早くから仕掛けるタイプというより、もたつきがある分をどう補っていくかを斤量でカバーしたようで、丹頂Sはいつもの感じで牝馬らしからぬいい意味での鈍さがあった。

強烈な脚を平坦で使えたという直線ではない。あれは、充実の4歳秋を迎えたハーツクライの覚醒ではないか。

父は有馬記念で爆発したが、その前のJCも素晴らしい追い込みでレコードタイ。

代表産駒のジャスタウェイも、ずっと勝てなかったのに、スローの毎日王冠で久々に普通の差しでダービー馬に肉薄した直後から、怒涛の4連勝で最後は古馬チャンピオン路線に挑んだ。昨年の覇者の似たようなもの。

坂があっても問題ない中で、加速装置のある京都外回りのレース。

歴代、休み明けの馬など3歳戦時代のタケノベルベットやトゥザヴィクトリーくらいしか勝っていないこのレース。

しかし、北海道に縁があり、近走で使っていた馬は、エリモシックの頃から何度も馬券になっている。

札幌記念から直行のファレノプシスもいれば、京都を挟んで衝撃の逃げ切りを決めたクィーンスプマンテのような例もある。

兄はあのサトノクラウン。凱旋門賞2着馬を香港で負かしたあの天才である。

あのというと、キタサンブラックが完全不発の宝塚記念も彼が制した。

ピントがズレたところで、大きな仕事をするタイプ。

母系にレイズアネイティヴクロスがあるというのは、昨年期待したコルコバード<丹頂S2着>と共通で、晩成型も多いステイゴールド産駒ということで相似形に近い。

彼女はうまくスパートできなかったが、リスグラシューしか差せなかった競馬だから、縁がなかったという感じ。

ある意味、もう少し強引に動こうとすることのある康太騎手騎乗だと、少し工夫の必要な血統の馬にはピタリ合うスパイスがある。

順調ではないオークス馬、順調すぎた秋華賞馬。

3歳馬は信用できるようで、過去オークスを勝っていた場合は、古馬に限られるという傾向がある。

メイショウマンボは古馬が手薄な年に、道悪になった好機を逃さなかった。

道悪秋華賞組も、あまり信用ならない。稍重勝ちのアヴェンチュラは2着だったが、秋華賞のタイムは今年より2秒弱速かった。

先行型もそこまで強烈ではないので、うまく仕掛けられた馬に幸運が訪れるだろう。

行ける馬では、すっかり立て直された感もある叩き2戦目のラッキーライラックが魅力も、ちょっと長いか。

何かが残るレースなので、これが相手筆頭になりそう。

◎ポンデザール

○ラッキーライラック

▲スカーレットカラー

注クロコスミア

△ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス、サラキア、シャドウディーヴァ

 

レース予想

武蔵野S 予想 – 良ではかなりタフな阪2000で2:04.1 とイケイケのタイムフライヤーから

読了までの目安時間:約 3分

 

乗り替わりの代打が功を奏しそうなタイムフライヤーが、再び56で登場。

GⅠ格の勝利で59まで跳ね上がったサウスポーのサンライズノヴァよりは、ダートに転じての2戦があまりも素直に前に行けている面でも、大きなアドヴァンテージを有している感じがする。

それより何より、馴染みのマジェスティックウォリアーとはいえ、格上がりでの粗相が多いボールドルーラーはちょっと怖いということで、人気を集めそうなエアアルマスをパスしたいという意味が大きい。

妙に不良の1800での競馬が良すぎたというのは、どことなく、舞台を転じたタイムフライヤーと似たところがあるが、一方で、互いにマイルベストの感じがする点が、距離延長で先に結果を出したのに、時計を作り出す能力が案外だった後者に、良馬場での伸びしろを感じなかったというのも推せない材料。

東京マイルへの適性は、血統のイメージでエアに大きく譲るものの、タイムフライヤーの一族の長であるサクラローレルは自身がそうでなくても、産駒は東京のロングスパートでの底力勝負で活躍したイメージ先行する。

大体、初のダートから1700で1:42.4、良馬場ではかなりタフな阪2000で2:04.1というイケイケのタイムフライヤーは、使える脚は短くとも大変に堅実だった伯父タイムパラドックスが2000M級のGⅠ格5勝のうち、3度が左回り。

ブライアンズタイム×リファール系で芝の代表馬・ダンツフレームも、東京で2度のGⅠ2着がある。

根幹距離型の血統ながら、肝心の本番は非根幹距離の方が合うといった風情。

1800にもコネの強い武蔵野Sだから、復活勝利にはうってつけの舞台であろう。

同父スワーヴアラミスも芝からキャリアスタートの馬。まとめて狙いたい。

京都は伏兵のコルテジアから。前走は逃げでも、抑えないで距離延長の勝利だから、再短縮の今回はもっと強気に行ける。

◎タイムフライヤー

○スワーヴアラミス

▲ワンダーリーデル

注デュープロセス

△サンライズノヴァ、グルーヴィット、ドリームキラリ

 

レース予想

阪神JF 予想 – ロングスパートもできるリアアメリアが普通に出れば…

読了までの目安時間:約 3分

 

阪神JF(2019)展望

ファンタジーSなど、昨年のようなことがない限り、全く存在意義がないという年が多い中、新潟チャンピオンのウーマンズハートと事実上世代の頂点にいるとされるリアアメリアとの対決という構図以外に、見どころが出てきたことは嬉しい限り。

例年、牝馬路線はこの時期の序列の見え方如何で全てが見えてしまうものが、いい意味で混戦模様に引き戻した価値がある。

ただ、どこまででもその決め脚を使い続けられるような勝ちっぷりだった左回りの暫定女王2頭は、やはり、この中では傑出した存在。

タフなクラシックを戦い抜いた後に、もう一つ上のタイトルを狙える才能であろう。

ウーマンズハートの課題は、末脚の使い方より、その戦略。

アーモンドアイや桜花賞後はさすがにおかしくなってしまったハープスターのような豪快過ぎるスパートをかける必要のない差し馬とは違う。

いい位置をとろうとし過ぎると、きっとあの脚だから、溜めが利かないこと以前に、我慢の仕方をリセットされて、柔軟性を求められるクラシックの前に崩れる危険性はある。

同時に、勝てそうなときに無理に内に突っ込む意味もない。

本番で厳しい競馬を経験して、最後にタイトルを奪ったこの間のクロノジェネシスやちょっと前のスイープトウショウのようなパターンが見える。

そうなると…。

ロングスパートもできるリアアメリアが、普通に出れば、普通に勝つという構図が見える。

そこで対抗できそうなのが、高速決着でそれぞれに見せ場を作ったファンタジーS上位組。

2戦2勝のレシステンシアが抜けたのは当然のこととして、直後の本番では、いいキャリアの積み重ね方をしたマジックキャッスル、クリアサウンドらも格下とは言い難い。

ヤマカツも渋とそうで、表の路線以外の組もきっと侮れない。

左回りというか、新潟外回りにフィットしすぎている感じがウーマンズハートの死角だとすれば、それを最初の右回りのレースである程度克服できたところで、今後の展望はほぼ前途洋々となる。

トニービンの入った馬は、速く、また早くから走りすぎると消耗して、伸びしろを失ってしまう。

ギリギリのラインにいる彼女の動向こそが、この世代の見どころなのである。

 

レース予想

アルゼンチン共和国杯 予想 – 久々に身の丈に合ったレースで◎ムイトオブリガード

読了までの目安時間:約 5分

 

最初はみやこSで手堅く利ザヤを稼ごうと狙っていたのだが、これといって軸馬が見当たらない割に、狙いを定める方法で中穴を獲りに行くのもありと思い、こちらから。

ペースは読みづらいメンバー構成ながら、昨年の好走馬が勝ち馬以外はいるという組み合わせ。

春の目黒記念が異様な決着になったために、斤量だけが理由ではないグランプリホース惨敗の事態が起こってしまったというのとは対照的に、先週のことを踏まえず、無責任に想定タイムを下方修正するのはおかしいが、独力で速く走る馬にはあまり関係のない馬場質も、そういうタイプが揃った組み合わせになるはずのないアルゼンチン共和杯である。

レコード更新はないだろう。

昨年は、これはこれで異様なスローからの叩き合い。

そこで今回登場の中で最先着馬のムイトオブリガードを買いたい。

休み明けのステイヤーなど狙うものではないというのは、今年は春の天皇賞で見事に裏切ったフィエールマンの存在を語るまでもなく、ずっと前から、10数年前が全盛期だったトウカイトリックが、走らないはずの休み明け激走で、後の天皇賞馬・アドマイヤジュピタに肉薄した例がある。

もう12年も前の事。

アドマイヤジュピタはその前週にGⅠ4勝目を挙げた同期の二冠馬・メイショウサムソンを、翌春に破ることになる。

トウカイトリックはそのまた1世代前のディープの同期生。

ムイトオブリガードでいうところの、キセキやレイデオロがまだ頑張っている頃に、アフリカンゴールドやアイスバブルはどういう存在となるのか、というのが焦点。

ルーラーシップを父に持つキセキとの共通項を持つムイトオブリガードは、牝系もピカイチ。

何しろ、4歳秋に怒涛の4連勝でマイルCSで大団円のシンコウラブリイが祖母である。

サンデーサイレンスを血を受け、期待はあったこの馬だが、ロイコン系は押し並べて気性面に不安が付きまとう。

この馬も逃げたかと思えば、その次に勝った時は追い込みだった。

通算これまで3度騎乗し、ここまでで最後の勝利時の鞍上だった横山騎手とて、好位抜け出しが最初はハマったが、金鯱賞ではハマらず、その次の大阪杯ではそもそも真っ向勝負は無理と、積極的にいくわけでもないというレースでどちらも完敗を喫している。

ただ、その後があの目黒記念。

小倉の2600を逃げるような馬が、東京のマックスの高速馬場の時に先行している図は目には浮かばない。

あまり相性の良くない感じの武豊騎手で、後ろ回ってきただけだったが、一応はブラストワンピースより前で入線している。

かれこれ1年格の高いレースを使い続けているこの馬も、休み明けながら、久々に身の丈に合ったレースに出ることになった。

昨年ほどのスローは、本質的には歓迎ではない。

しかし、また昨年の四位騎手がハエも止まるようなスローから繰り出した32.5秒がこれまでで突出した上がりのように、時計勝負になりすぎない条件ならば、大崩れは少ない。

本当は、父の母系に入ったエアグルーヴとその一族もそういう傾向。

キセキや近親のドゥラメンテは派手に走った印象が先行するのは仕方のないことだが、ロイコン系も含め、コースに騙しの利かないところがある条件を好む血の組み合わせならば、2:22.9/2:28.8の持ち時計が、ここではむしろ、大きな武器になる。

ライバルのルックトゥワイスはもっと時計を持っていることになるが、思ったより時計の速い条件を好むステイゴールドのようで、昨年は派手にコケた。

同じ休み明けなら、消耗戦を走り過ぎていない方がいい。

隠れ左回り巧者のポポカテペトルも、不良の菊花賞3着が本質。

目黒記念では好位にいたから、この相手になれば侮れない。

◎ムイトオブリガード

○ポポカテペトル

▲オジュウチョウサン

注アフリカンゴールド

△ルックトゥワイス、タイセイトレイル

京都はさすがにインティだと思うが、スワーヴアラミスがいないので、ちょっと興味が失せたというのが本音。

 

レース予想

京王杯2歳S 予想 – 大いに期待外れの函館で豪快さに磨きをかけたタイセイビジョンから

読了までの目安時間:約 3分

 

東西とも注目は、サンデーサイレンスに付随しているノーザンダンサー系の血で、ナイトシフトを持っている馬。

特に目立った戦績を残せなかったノーザンダンサーの産駒だが、一族には日本で活躍のジェニュインなどがいる、リプライというなかなか侮れないいい牝系の出身。

調べると、ボチボチ種牡馬も出ている。全兄にはエリモシブレーがいる。

そういう背景もあり、インザグルーヴ、ダルヤバという名牝が輩出している。

ということで、東京の方の本命はタイセイビジョン。

新馬戦の豪快な抜け出しには、マイル以上の距離での期待感があったが、大いに期待外れの函館でも豪快さに磨きをかける追い込みの2着。

どことなく、ルメール騎手が乗っているからか、タワーオブロンドンのように見えてきた。

彼より早い日程でデビューし、重賞もここに至る前に経験済み。

相手を見ながら、かつ、当面の目標になるビアンフェが登場し、小倉チャンピオンのマイネルグリットも正攻法で戦う馬。

妙な戦績で怪気炎を上げる未対戦組も気になるが、一時期よりは、夏の重賞の好走馬の実績が重要になりやすくなった。

完成度はともかく、自慢の末脚は魅力。

父はフランスで走った重厚ヨーロピアンのマイラーのタートルボウル。

ただ、ダート馬も当地のギニー馬も出しているように、トリオンフのようなじっくり仕掛けのパターンにハメれば、実力は発揮できるのだろう。

スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、ノーザンテースト…。

ダート型の多いハニードリーマー系だが、そういうタイプに優しい東京1400というのもまた合っている。

重賞勝ち馬以外で注目は、やけに強い馬相手で連敗後、未勝利脱出のセイラブミーか。

母は3年前のカーバンクルSを勝っている馬。ダイワメジャーの産駒。

ならばと、京都も2戦目が情けなかったダイワメジャー・シャレード<母父アザムールはナイトシフト牡駒の代表馬>にもチャンスありか。

どの馬も、こういう広い馬場の1400という特殊条件が合いそうな感じがある。

◎タイセイビジョン

○ビアンフェ

▲マイネルグリット

△ヴァルナ、グレイトホーン、セイラブミー

 

レース予想

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