埼玉新聞栄冠賞2020【予想】|過去結果と追い切りから分析

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埼玉新聞栄冠賞2020【予想】|過去結果と追い切りから分析

読了までの目安時間:約 6分

 

 

今回は南関東競馬/浦和競馬の予想をします。2020年10月21日(水)に開催されるダート重賞「埼玉新聞栄冠賞2020」の最終予想になります。

過去データベースから傾向を洗い出し、予想オッズや厩舎情報を分析しながら高配当を狙っていきたいと思います。

 

レース名:第30回 埼玉新聞栄冠賞
グレード:重賞(ダートグレード競走)
日程:2020年10月21日(水)
発走時間:15:55出走
開催場所:浦和競馬場
距離/コース:1900メートル ダート・左回り
賞金:1200万円

埼玉新聞栄冠賞2020の出走予定馬(枠順確定)

埼玉新聞栄冠賞2020・馬柱
枠順出走予定馬騎手馬体重(前走)
1
ホーリーブレイズ繁田健一(浦和)478
2ファルコンウィング左海誠二(船橋)486
3リンゾウチャネル石崎駿(船橋)509
4マイネルバサラ本橋孝太(船橋)492 
5タービランス笹川翼(大井)536 
6トーセンガーネット今野忠成(川崎)457 
6オールブラッシュ本田正重(船橋)491 
7ミキノトランペット橋本直哉(浦和)552 
7リッカルド矢野貴之(大井)500 
8チェスナットコート森泰斗(船橋)478 
8ロードアルペジオ山崎誠士(川崎)494 

 

埼玉新聞栄冠賞2020の最終予想とデータ

浦和競馬場には2000Mのコースもあるから、浦和記念だとか昨年のJBCクラシックなどは、当然その距離で施行されることになる。

最初から狭い競馬場であるという認識で挑む以上、自在に動けない馬が出てきても仕方がないので、川崎や船橋以上に、その巧者というのが代々誕生してきた歴史もまたある。

 

しかし、3コーナーに少し近づいたゲートのポジションになるこの1900Mというのは、そもそも、年に一度やるかどうか。

コーナー6つもやたらと小回りも、地方の中距離戦というのはごく当たり前の設定ではあるが、普通は向こう正面からのスタートとなれば、できるだけ距離をとれるところに設定するのが普通である。

小回りすぎて、1000~1300Mの距離が取れないのは、1000Mはさすがに設定できる船橋よりタイトということだから、イレギュラーの印象はずっと続いていくことだろう。

 

そんな巧者を量産するために作られたようなこの埼玉新聞栄冠賞は、2012年にトーセンアレスが中央からの転入2戦目で勝った最初の年から、これまでの期間、1番人気の勝利はその一度きり。

なかなかに埋蔵金レース的にデータではあるは、トレジャーハンターとて、脈ありと見てから攻略法を講ずるもの。
出走11頭全てが、このエキセントリックなコースに初挑戦である。

 

おまけに、一応別定と言いながら、3歳を含む牡馬にオープン実績がそれなりにあるとほとんどが58を背負わされる。

今年出走の牡馬<騸馬も含む>は、全てその酷斤、南関東の活躍馬であるトーセンガーネットも実質同じの56だから、ほぼほぼ天皇賞や安田記念の設定に等しい。

根幹距離の国際GⅠと、この瀟洒というフレーズとは対極にあるザ・地方競馬的浦和重賞のそれも1900M戦。

おかしなことが起こって、何ら不思議はない条件だ。

 

3歳馬には苦しい。

カンムルが3年前に、戸塚記念からの連勝を決めているが、その前後で酷い負け方をした馬もいる。

実力は十分に足りそうなファルコンウィングから、素直に逃げ切り期待のレースでもない。

渋馬場濃厚の今年、ここ2年のレースレコード連続更新に目を奪われると、実績面に距離不安のある馬だけに、いい目標にされる懸念もある。

浦和記念よりはドラマがある。

 

よって、ここは古馬から。

前走、前々走に勝ち鞍のある馬はなく、何故か、半数以上に3走前の勝ち鞍がある妙なメンバーなので、ならば、その中で抜きん出た勝ち方をしているホーリーブレイズでも勝負になりそうと考え、ここから入る。

 

東京記念はトライアルの圧勝を買われ人気を被り、行くしかない枠で総マークに合い潰された。

前走は格上相手の白山大賞典で、勝負所で楽に上がって行く場面もなく、そのレースからも、条件が整わないと勝ち切れないタイプであると、改めて印象がついた面は否めない。

 

故に、大井の2400Mコース同様、あっという間に3コーナーがやってくるレースを再び使ってきたのだろうと読んだ。

JRA所属時代は、豪快に追い込んで来るような馬だから、大井に転じて、まさかの2周目から先頭の豪快さ違いに面食らったわけだが、毎度騎手が変わったところで、父フリオーソのような熟成の仕方はできないタイプなのは明らかだから、また内枠で、また抑えきれないような手応えで、また早め先頭で…、その再現から自分の勝ち方を取り戻すより、己の道はないように思う。

 

器用ではないから、隣の隣にいる東京記念での刺客一番手だったリンゾウチャネルも大いに邪魔になるが、これが石崎駿騎手に手が戻り、その主戦級だった繁田騎手に、何故かホーリーブレイズへの騎乗依頼が入った形になる。

乗り替わりなどよくある話だが、コロナ禍の副因以外にも色々と複雑な要素が加わった因縁も面白い。

 

当然、その実力者にリッカルドの底力を買う組み合わせとなるわけだが、春の大井記念以来となるタービランスも、門別でデビューして様々な場面に遭遇しつつ、掲示板を外したのはキャリア5年でも、中央馬の出てくる指定交流重賞のみという安定感がある。

毎年のように門別に戻っては、外厩活用のように秋は過ごしてきたが、それは南関東のクラシックで激闘を演じ、引き換えに大きな代償を払うことになったから。

4歳シーズンはほとんど棒に振っている。

ハートオブクィーンでも価値ある中央重賞勝ちをきた経験のあるオーナーだけに、誇りになるクラシックウイナーの扱いに、異例の手段を講ずることも自然なのかもしれない。

使ってないからこそ、良さが出るのだとすれば、この7歳馬も侮れない。

 

 

 

 




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