血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

新馬回顧<1/19・20>

読了までの目安時間:約 3分

 


土曜の新馬は、牝馬限定戦2つを含む、ダートの3レースが行われた。

若手騎手による1番人気競り落としも、見どころのひとつになった。

京都は1400戦。

先行して粘りこむところを川田騎手の人気馬らが追い詰められながら、伏兵評価の藤懸騎手騎乗・ララケリアが押し切った。幻の天才ダート巧者・エストレーノが近親に降り、その父ホーリーブルの名も母父に入っている。

中山の1200Mでも、減量の恩恵はあったが、野中騎手のアヴォンリーが逃げ切り。ミナリク騎手との渋い先行粘りの競馬は、セレタ系の底力も最後はアシストしたところがある。

京都では1800Mの新馬も組まれ、福永騎手のアヴァンセがゴール前抜け出し快勝。マッチョウノ産駒でドタドタした走りに見えたが、中型の牡馬だった。まだ成長途上。

日曜日は芝の新馬戦が3場で行われたものの、皆、非1番人気の牝馬が勝利。

中京2000 クールウォーター<全兄カミノタサハラなど>

スムーズに外枠からの発走のやりこなし、好位抜け出しで最後は流す余裕。ここではモノが違った。牝馬版のステファノスか。

京都1600<稍> アンドラステ<オルフェーブル×ダイナフォーマー>

オルフェワンツーも、行き切ったアンドラステのワンサイドゲームに。表記したより奥の配合がモンズーン×ビッグシャッフル×ルチアーノ…、というドイツ牝系。馬場も合ったか。

中1600 ミッキーフォンテン<ディープインパクト×ケープクロス>

怪我から復帰の菊沢一樹騎手を背に、上手に走ろうともがく姿が印象的。故に、楽勝と見えた。正統派欧州配合で、できれば三冠どれかには出走させたい血統。

この世代、牝馬の方が遥かに、タレント豊富である。

あとは、ベットオブステート<キングカメハメハ×ディープインパクト・近親にドリームパスポート・フロンティア兄弟>が中ダ1800で独走した一戦もあったが、途中まで芝でも、最終的にはダートに戻りそうな馬なので、クラシック展望では登場しないだろう。

 

レース回顧

東海S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


終始鞭などいらぬという走りで、暮れのチャンピオンズCより0.3秒上回る時計で駆け抜けたインティ。

今回も、誰も何もさせてもらえなかった。

名古屋のタフな2500Mで泥臭く勝ち上がってきたチュウワウィザードが、4歳で勢いに乗る上がり馬ということでかなりいいパフォーマンスを見せたものの、スムーズに立ち回って追撃しようという時に、武豊騎手はようやく追いかけてくる奴が来たかと、ちょっと気合いを入れてまた突き放しにかかっていた。

ほとんど馬なりというか、昇級するごとに強さが際立っているインティが、ちょっと雑巾がけされたくらいの似たような若手にひょいと一捻りに負かされるような馬ではないことが、これではっきりした。

そういうタイプはきっと、激しい競馬に持ち込まれると苦しいだろう。

それは、昨年の勝ち馬でフェブラリーSでも大いに期待を集めたテイエムジンソクと同じ。

ただし、長い休みに入る直前の小倉で、重馬場とはいえ、1:43.8というオープン級の時計で駆けていた記録がある。

まだ全容の知れぬ馬に、松若騎手が騎乗して逃げ切ったその際は、今回の東海Sより平均的なペースを刻みながら、後続に4馬身差つけて押し切ったのである。

今はもっと強いから、引き付けて直線で突き放す後傾ラップ型のスタイルでも通用するのだが、ミスプロの3×4が父母の直系同士でクロスする、日本には珍しい配合の活躍馬だけに、見果てぬ夢が急に現実の快挙へと変化してしまうダイナミックな才能と、ここではまだ思いたい。

武豊騎手はずっとこういう馬に乗ってきたが、何となく、スマートファルコンなんかよりはサイレンススズカのイメージで乗っている気がした。

わざと本気を出させなかった。本番はまだ先にある、という感じだった。

若き日のエルコンドルパサーが、サイレンススズカにまるで敵わなかった毎日王冠を思い出した。

 

レース回顧

アメリカジョッキークラブC -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 


シャケトラはやや弱気の競馬に見えたのだが、そこは陣営の期待馬。

叩き3戦目で気配のあったミライヘノツバサが強気に出た形作りに、ジェネラーレウーノがあまり走る気になり切っていなかった面とステイインシアトルのスロー逃げに馬が早く納得してしまったことで、道中のストレスはかかっていても、あの引っ掛かった春の天皇賞であり、不良馬場の秋の天皇賞があり、1年丸々の休養の前が有馬6着。

ジェネラーレウーノが逃げ込めそうもない時に、代打石橋が決まったシャケトラは、タイプ的に最初の契約者であった戸崎騎手と全く違うファイタータイプなので、やれそうと思ったからじっくり進出して、前を潰しして押し切る、いかにも彼らしいスタンスと休み明けのシャケトラにはピタリと合っていたのかもしれない。

思えば、一昨年の覇者は前年の春の天皇賞4着以来のタンタアレグリア、昨年は中間条件戦を挟んでここを快勝したダンビュライトが皐月賞の3着馬である。

一見、4歳馬にとても合っているようなレースのようで、ここのスペシャリストが毎度出番をモノにしてきた歴史と並行するように、厳しいレースの経験は、サクラアンプルールには上がり目の面で役に立たなかった面はあっても、まともに走らせることがままならないシャケトラのような毎度勝負の馬が、実質5歳馬として迎えたアメリカJCCならば、流れとしてはトレンドの通りの結果と結論付けられなくはない。

強気に行った方がいいのか、日経賞の時のような大胆な追い込みを仕掛けた方がいいのかよく判らない点で、人気になったフィエールマンとの共通点は案外多い。

父マンハッタンカフェ。復活なった角居調教師。

近5走が全て、17古馬チャンピオンロードのビッグタイトルであり、大阪杯の代わりにまずはタイトルを考えた日経賞を6走前に制していた馬。

見た目がトウカイテイオーのような雰囲気だったミライヘノツバサとは違い、本当の天才はこちらだったのだと、ゴール前の粘りには感嘆したものだ。

6歳の天才に敗れたフィエールマン。

負けはしたが…。キャリア5戦目である。

それはダメとも、いくらでも立て直せるだろうという希望的展望もあっていい。

確かなことは、パドック気配にはまだGⅠ馬、それも勢いある青年のそれではなく、直前の菜の花賞快勝のコントラチェックにさえ及ばない雰囲気の頼りなさがあり、未熟さで群を抜いていたという事実。

古馬初戦。いい経験だった。

陣営がそう思って、この春は無駄にスパーリングを敢行しないことを望みたい。

何より、いいお手本が彼に先着したシャケトラなのだと思う。

ポテンシャルの高さは下級条件や同級生との戦いの中ではピカイチでも、古馬との戦いでそれは幼さの死角である。

時間がまだたっぷりあるのだから、来年のJCに絶頂期を持っていくくらいの余裕が、陣営には欲しい。

きっとその頃のフィエールマンは、勇敢な戦士に成長を遂げていることだろう。

 

レース回顧

新馬回顧<1/12~14>

読了までの目安時間:約 3分

 


芝は一日一鞍。3日間開催ながら、そろそろ未勝利戦にも将来性豊かな才能が登場する時期になってきた。

曇天、寒空の土曜中山からは、トーセンラー産駒のザダルが登場。人気の良血馬を尻目に、マイルコースをスローからの逃げ切りで、デビューウインを決めた。

地味にワグネリアンと血統構成が似ていると思いつつ、それはダート馬に育つ可能性があるのだと気が付いた。

土曜ダートは対照的な競馬。

中1800は人気薄の逃げ切りでナガレボシトリキシが勝利。バラード系で、見くびると痛い目に遭いそう。

京1400は2着馬に2秒以上の差をつけて、人気のララクリュサオルが圧勝。ゴーンウェストの2×4などを持つ。そのせいか、ボールドルーラーとレイズアネイティヴが多い。

日曜も似たような番組。

高馬・サトノソロモンが人気に応えた京芝2000戦は、重馬場のような上がり時計に加え、勝ち馬のもさもさ感に対する妙なギアの軽さと、追い込んできた組のギアの重さが、不思議なレース展開を象徴。正直、実力がよく判らない。

一方、溜飲を下げたのがデムーロとルメール。

東西のダ1800(牝)で、お互い人気に応え、揃って今年の初勝利を挙げた。

中・ルのフラッシングジェムはEフラッシュ×タキオン、京・デのパールデューはカメ×ブルーメンブラット。

日曜の勝ち馬はみんなサンデー系×ミスプロで、適性がとてもよく似ている。

月曜の2鞍は、面白いなという印象を残した。

極めて際どい着差で決着の中ダ1200戦は、シャンハイボビー牝駒のマリアズハートの逃げ切り。誰もが、2着のマーフィー騎手の馬が勝ったと思った。

一方、こちらの2着川田騎手も、きっと勝ったと思っていたはずなのだが…。

立ち遅れから、狭い内回りコースを唸るように押し上げ、大勢が決してからもうひと伸びで制したのが、その名もゲバラ。

エリモシック一族のディープ産駒ながら、関東馬で伏兵評価。血は争えないということか。

一応、京成杯も回顧。

ラストドラフトは皐月賞向きの順応力を感じさせたが、ランフォザローゼスやヒンドゥタイムズの方が、京成杯組的伏兵の匂いがする差し脚だった。

 

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レース回顧

日経新春杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 


動いてくれてありがとう。

どういうわけだか、うまくスタートが切れないと、早めに位置取り争いから撤退し、武豊には実に珍しい、タブーである下りに入る手前からのスパートで、上がり勝負にはならなかったことは、実力のあるグローリーヴェイズや安定感のあるルックトゥワイス、ムイトオブリガードには有利。

メイショウテッコンにしても、なかなか先行できなかったアイトーンにしても、自分のリズムを作ることに四苦八苦していたのに対し、夏の時点では条件クラスだったものの、その辺りからこの日経新春杯あたりで活躍してくれそうな雰囲気のあった好走馬に、自分の持ち味を十二分に発揮させてしまった印象はある。

それにしても、4歳馬は分かりやすい活躍を見せている。

中山金杯こそ、ねじ伏せるような末脚で5歳のウインブライトがプライドを見せたものの、その後に行われた古馬重賞を制したのは、5歳以上の馬を引き連れた4歳の本命馬である。

先週のパクスアメリカーナも、あまり重たい馬場は得意ではないはずの血統背景を持ちながら、クラシック好走歴のあるマイスタイルを底力で差し切った。

グローリーヴェイズは、そのパクスアメリカーナの3代母にあたるタレンティドガールの一つ年上である、グレード制導入後最初の三冠牝馬・メジロラモーヌを、同じく3代母に持っている。

奇しくも、三冠に縁のある血筋の馬が、その因縁の舞台である旧エリザベス女王杯の行われた京都で、共に春重賞制覇。

タレンティドガールは、三冠確実とされたマックスビューティを退け、半兄ニッポーテイオーより印象深い活躍をした87年のエリザベス女王杯勝ち馬。

立場も違えば、血統構成そのものが違うが、GⅠには縁のなかったラモーヌの弟・メジロアルダンのように、勝てそうなレースがあるとそこでまさかの一撃を食らって、残念な2着を大舞台で繰り返してしまうようなことがあると、あまり男馬に強烈な才能が出てきづらい在来牝系出身者だけに、グローリーヴェイズも他人事とは思えず、変な肩入れの仕方で応援したのだが、先述のあれである。

同期が花を持たせてくれれば、サラスと手を組んだ49以下専門騎手的存在・松若騎手の好位付けも大きかった。

どことなく詰めの甘さのあるグローリーヴェイズには、真の力勝負でこその魅力があるアマゾンウォリアーの血がある。

クラシックを勝てなかったホエールキャプチャの弟が先週は勝った。

4歳馬の流れもあるが、人気の支持は勝って当然のもの。

そういう見方より、やや古ぼけているようでとても健やかな血統背景を持つカタカナ配合の馬には、いい傾向であったのかもしれない。

タフな展開で、かなり惜しいところまで追いつめてきた6歳のルックトゥワイス、シュペルミエールは、何の因果か、ここを勝って勇躍世界デビューを果たすことになった、あのステイゴールドの産駒。

自慢の持続力をじわじわ加速で発揮する最高の展開に恵まれるも、ルックはアルザオ、シュペルもクロフネがそれぞれ肌と、スウェプトオーヴァーボードが入って、ややハイカラな感じの配合に変わったグローリーヴェイズよりも、父の名の違い以上に、軽やかに駆け抜ける重賞級の決め手に、まだ欠くところがあったのかもしれない。

一応、今年のこのレースに関しては、グローリーヴェイズが一抜けと見るが、果たして。

昨年より時計が速いというだけで、かなりのアドヴァンテージはある気がする。

 

レース回顧

フェアリーS -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


例年通りに、あまり速い展開にはならず、そういう時ほど前がうまくスパートできずに、スムーズに外に出した馬の方が伸びる。

クイーンCにこれくらいのメンバーが集まれば、上がりの脚がもっと必要になるから、ある程度人気に則した結果になるものだが、3歳牝馬に中山マイルで強烈な決め手を求めるのはあまりにも酷。

経験値がある上に、東京の1800でも中身のある3着でデビューをしていたフィリアプーラが、やや時計を要したレースを、力で差し切った。

父はハービンジャーであり、東京の上がり最速の記録はまやかしなどではなく、前走の中山マイルで適性そのものが合うという見事な追い込みの末脚を繰り出し、1:34.4の好タイムで快勝。

一族にはサクラバクシンオーとアンバーシャダイがいる、それらを頂点とした社台牝系でもパワー自慢のクリアアンバー系の出身。

後から見れば、買い材料ばかりの1番枠の馬だったが、アクアミラビリスの前走の内容や好馬体を誇ったエフティイーリスなどもいて、評価が言うほど上がらなかったのは、丸山騎手としても気楽に乗れる要因に繋がったのだろう。

鮮やかに前の壁を外への回避ですり抜け、結果だけ見れば、上位5番人気以内の馬同士による力勝負で、最も有利な位置にいた。

ホウオウカトリーヌ、グレイスアンは例年の好走パターンにハメた印象も、歴代の明け開催になったフェアリーS勝者の中でも秀逸のフィリアプーラの末脚の前に、どうにも敵わなかった。

エフティとアクアは、恐らくは東京の方が合うタイプ。

人気上位3頭は、今後もきっと活躍してくれるだろう。

ちなみに、直前10Rまでミルコは【0111】、クリストフも【0204】と、いきなりの寒すぎる環境で、本来の力は出せず。

ルメール騎手はメインに乗っていないし、アクアの2.2倍は、少し割り引かないといけなかったか。

 

レース回顧

新馬回顧<1/5・6>

読了までの目安時間:約 3分

 


中央競馬の今季開幕は、東西対照的な天候の下、行った者勝ちのダート8連戦からスタート。

そして、中山、京都の新馬戦から芝のレースが行われた。

その東西5R、中距離の新馬戦。

寒空の京都1800で人気に応えたハーツクライ産駒・シュリは、スローで危ういところを見せつつ、逃げたナリスを最後は競り落とした。

見た目は大外強襲3着のジャスタウェイに魅力を感じるが、勝ち馬はグレイトチャーターの下で、成長力でも上回るはずだ。

快晴の中山2000では、人気の良血馬対決をステルヴィオ半弟・ヒシゲッコウが制したが、我ながら無茶苦茶な本命だったとはいえ、勝負所の判断が大分まずかった丸田騎手騎乗の殿人気・タイキウォレスの猛烈な追撃での5着に目が行った。

上位勢の上がり目は兄弟を参考にすればいいが、このダンカーク産駒、従兄弟にブラックスピネルなどがいるアロンダイト一族だけに、侮りがたい存在と思える。

大いに眼鏡違いの可能性はあるが。

土曜ダートは1200戦。

中山は人気薄のアイルハヴアナザー牝駒・アイルチャーム、京都は人気のタピット・タイミングナウが、それぞれ前述の流れに乗って勝ち上がった。

後者に関しては、終始手応え楽が、ナスルーラ直系の落とし穴となって何ら不思議ないものの、36.0-36.2のバランスラップはいくらでも更新可能なタイム。素直に期待できる。

日曜はダートのみで1800戦ひと鞍ずつ。

それぞれ人気に推されたロジユニヴァース産駒のアンダープロミス、ジャスタウェイ産駒のサトノクライムが、道中の位置取りはともかく、直線の反応の違いで他を圧倒した。

それは別によくあることだが、中山のロジの方は、両親がいとこ同士の関係でソニンクの3×3を持ち、ヘイルトゥリーズン3代連続クロスのおまけつき。

後者は名馬・ウイングアローの血筋でキレ者ジャスタウェイとの配合もあってか、京都で踊った。

前日に比べ、一段と寒さの増した日曜日は、気になる良血馬の登場で、午前中の競馬を盛り上げた。

 

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レース回顧

シンザン記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


これも血筋ということなのか、昨年圧勝のアーモンドアイとは近親の関係にあたるヴァルディゼールが、皆が一瞬外に目をやっている直線半ばで、インからあっという間の抜け出し。

またしても快走の穴男・マイネルフラップが豪快過ぎる追い込みで迫るも、枠の利もあったヴァルディゼールが接戦を制した。

評価の難しいメンバーが集い、結果、1戦1勝馬がレースを勝利し、もう一頭の関東馬・パッシングスルーも見せ場を作って4着。

前走が1800の組は、近年ではグァンチャーレやジュエラーが好走したくらいで、毎年のように期待を裏切ってきたから、理想的なレース運びでミッキーブリランテが上がってきた時はやるなと思わせたものの、インから外からあっという間に交わされてしまったので、いつも通りの感じに収まってしまった。

評価が難しい点で、異常に時計が掛かる良馬場での1:35.7というタイムが、今後、どういう能力として互換性のあるモノが反映されていくかが、全くの未知数であることと、そういう馬場だったからか、東京でキレたアントリューズが自分の競馬にならなかったとはいえ、まるで見せ場がなかったことが気掛かり。

ヴァルディゼールのポテンシャルの高さはよくわかったが、突然開眼のマイネルフラップが、期待の人気馬が結果を残した近走の内容が平凡だったのに、谷間のこの時期に連続好走。

1勝馬の3、4着はどうにでも今後立ち回れるだろうが、デイリー杯では遥か前で先着のハッピーアワーの内容が相変わらずだから、マイネルも過大評価厳禁。

春の内にまたオープンで来れば、その後の伸びしろもあると言えるはずだ。

ロードカナロアが今年も制し、ヘイローの同系配合のVピサ産駒を挟んで、ヨーロピアン融合のディープブリランテが3着。

タフな中距離適性の方が問われた。

あと、テーオーエナジーがフェブラリーSに出てきたら、厚めに買いたい。底力型の配合で侮りがたい。

 

レース回顧

中山金杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 


分かっていても中山内回り、タニノフランケルやマウントゴールドなどの名があり、軽いレースにならなければ、58というタフな重しも何とかこなせるだろう。

陣営の勝負に賭ける狙いは、秋にマイル戦を二つ使って、見切りをつけたのではなく、もっと上に行けるだろうと考えた末の決断であり、ここでウインブライトはGⅡ2勝の格上馬。

潰しが利くとて、5歳になったばかり。自在さを身に着け、昨年のスローからの2着から一変し、ゴール前で豪快に追い込む、かつてスプリングSで魅せてくれたような重厚な決め手で、重賞4勝目を挙げた。

タニノフランケルは出がやや甘く、ほとんど隣のコズミックフォースや元来スピード自慢のストロングタイタンに少しせかされた中での先行とはなったが、フランケルの成功馬であり、母はあのウオッカである。

そこらの血統馬に自慢の持続力勝負に長けた能力をそがれることはない。

しかし、3角に掛かろうかという手前で、ステイフーリッシュが外枠を意識して序盤はじっとしていた藤岡騎手の判断で、今度はロングスパートを敢行。

その時点で2番手にいたコズミックフォースらが少々押っ付け気味だったから、タニノフランケルにも少しつらい展開になった。

菊花賞も完全に不発。前走のチャレンジCだって、流れは厳しかったが何とかできそうな感じもあったゴール前追撃の3着。

それに堂々先着だったマウントゴールドが、今回も前走くらいの位置取りなら間違いなく好位付けするかと思ったのだが、全く見せ場も作れず惨敗。

真ん中の枠は動くに動けないことが多いので、2000Mでは、はっきりとした戦法を事前に描いていないと、こういうことになるケースは多い。

これに代わって、内で見事に好位付けで折り合って好走のアドマイヤリードとホープフルS快勝のタイムフライヤーが掲示板に登場。

ただ、ストレスに耐えた4歳馬に加え、最後に底力で押し上げてきたウインブライトなどには、充実度合いで及ばなかった。

伏兵も本命候補も、アクティヴに攻めた陣営に吉と出た金杯。

外からじわじわ伸びた西の2頭と比べ、東の好走馬には皆、もっと上を目指したいという現状打破を図った泥臭さがあった。

ラブリーデイのような快時計の抜け出しではなかったが、近年激増の道悪のGⅠでは、この上位陣は侮りがたい魅力を持ち合わせている。

ちなみに、中山も京都もさして展開は違わないが、距離が大分違うのに、上がりも35秒台中盤で同じ。

中山はそんなに軽くないとはいえ、上々の仕上がりに映ったが、京都はペースが上がらないと全然時計が出ないようで、パクスアメリカーナが弾けなかったのも、1分35秒前後という平凡すぎる決着になった影響に思えた。

そう考えると、彼は完勝であったと思う。

 

レース回顧

新馬回顧<12/22・23・28>

読了までの目安時間:約 3分

 


超変則3日間開催になって、今年で2年目。

来年は丸々1週分の間隔になるから、いよいよ、競馬界に休みがなくなることになる。

今年の最終開催は、まずダート戦から。

22日の中山は2戦で、1800は前を見ながらじっくり抜け出しで快勝のVピサ・アルマスティングが、1200は快速競馬の流れに乗ってプリサイスエンドのトーアシオンが1:11.8で逃げ切り。

前者はお馴染みのエイシンキャメロンの一族、後者は1Rが1:11.6で決着している点が特記事項。

阪1400の渋馬場戦も、伏兵評価のロードカナロア・メイショウウズマサの逃げ切り。24秒台だから、京都でも期待できる。

28日の中1200は、デカすぎる白毛・マイヨブランとメモリアルのルメール騎手の迫力勝ち。母ユキチャンとはタイプが違う。

雪舞う阪1800で穴をあけたマッスルビーチはメイショウサムソン産駒。こちらは競馬がうまいタイプ。

22日は、芝は阪1800のみ。

稍重馬場をスムーズに外から伸びたハービンジャーの女馬・グラディーヴァが、低評価を覆して快勝。

ディープ×フレンチの母の配合というより、日本最高峰の牝系であるパロクサイド-エアグルーヴのボトムだから、当然の結果だろう。続いたミクロコスモスとレディアルバローザの仔も、そこそこ見どころがありそう。

日曜の東西の芝戦からは、中マイル快勝のダイワメジャー×シーイズトウショウの良血・ブレイブメジャーが目立った存在として登場。

2000以上はともかく、1200型に出るということはないだろう。

西の渋残りの1400戦では、エイシンオズが小柄なのにガッツのある差し切りで勝ち上がり。

エイシンアポロン×プルピットという配合を見て、合点がいった。

28日は東西2000M戦。

中山 ジュピターズライト<ハービンジャー>

阪神 フェアリーエポカ<ルーラーシップ・牝>

どちらも好位のインからしっかりとした脚で抜け出す競馬で、中身も濃かったのだが、人気馬が走らなかった阪神に対し、ルメールの人気馬を破ったジュピターズライトは、今後に期待。

共にパワー型なので、タフな展開が希望。

 

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