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新馬戦評価|激走が想定された血統!結果的には追い切り以上の見せつけた

読了までの目安時間:約 3分

 

なんてことはない。
好位抜け出しの良血牡馬が、やや華奢な人気の牝馬を巧みに抑え込んだというレースであって
福永騎手が卒なく乗ったというだけの事で、そんなのは当たり間だから…
と結論付けるには少し勿体ない気もした筆者。

ロードカナロア産駒で母系も古びてなどいない在来牝系であり
ディープの良血牝馬が名門厩舎だったから人気になっただけで
これは案外実力の差を示した、アドマイヤハダル快勝のレースとしても何ら問題のないところだろう。

いつこの世からいなくなるかは神のみぞ知ることと
アドマイヤの冠号でおなじみの近藤利一氏の隠し財産に化けても不思議ではない、ハダルと後に名付けられるこの漏れなく上場前の株を4000万円ほどで購入した理由が、後々伝説となっても不思議ではない。

氏ほどの知見や経験があるなら、スイープトウショウの血筋であることはすぐに分かるだろう。

ただその配合をただ羅列するだけで、多くのファンは興奮するのである。

ロードカナロア×ディープインパクト×ダンシングブレーヴ。

ある程度血統の知識を得てしまうと、レース振りが荒くなったり
反対に特長を消し合ってしまうのではと勝手に想像してしまうものだが
ただ単に、歴史的名馬の系譜を眺めるだけでスイープトウショウの幻影までも引きずり、
様々な可能性を追いかけていくのもまた楽しい。

今日のところは大人しなったアドマイヤハダルが、
このまま普通の中距離型に留まるのかどうか。

血統の価値が変質するような大種牡馬の死を経て、
改めてこうしたわかりやすい配合の馬の実力について、しっかりと注視していきたいと思う。

一方、日曜札幌の2000メートルを2:02.4で逃げ切ったタピット牡駒・バニシングポイントは
間違っても皐月賞には出てこないだろう。

だからといって、ケンタッキーダービーの平均勝ち時計を新馬戦で叩き出した点は褒められて当然。

ただ、全力を出すことを抑えたとてそれが出せてしまうのがボールドルーラー系だとしたら、
あの前脚を投げ出すフォームからも苦しいところから差す形は向かないだろうし、伸びしろには疑問も残る。

 

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レース回顧

クイーンステークス 2020 結果【レース回顧】|外枠勝負の結果は?レッドアネモスの実力と名コンビの誕生!

読了までの目安時間:約 4分

 

想像しているよりはずっとまともな先行争いであったが、想像した通りの難しい直線進路の選択。

例によって一度は詰まるスカーレットカラーは、
殿追走の直線イン選択から進路変更を一度止まりかけてからしているので
見せ場止まりという感じ。

岩田騎手はやれることをやったが、
隣の枠にもっと素晴らしいスパート決める伏兵がいた。
 
抜群のスパートのタイミングと
うまく前が開いた1番枠のレッドアネモスは、奇しくもスカーレットカラーと同じヴィクトワールピサの仔。

よりスレンダーさを増したスカーレットカラーとも、
そう体つきは変わらないが近走でわずかに掲示板に載れなかった分だけ、
別定重賞だったから、人気になる要素は皆無。

しかし、
よく考えてみたら、あのアドマイヤジャスタを蘇らせた吉田隼人騎乗である。
 
前が止まった後、
スカーレットカラーのように決め打ち専門の馬ではないから
うまく流れに乗れれば、軽い競馬では少し足らないタイプでもあるしチャンスはあった。

ところが、
想像以上に外からの追い上げが厳しく
スムーズに立ち回れるようなタイプがやや少なかったことで、
直線では程よいセパレートのコースが、小回りにしては広く生まれた。
 
誰がそこを通ってくるかと言えば、それはローカル重賞なのだから決まって伏兵。

勝負所から外へ出したフェアリーポルカやその関係で仕掛けがツータイミングくらい遅れた上に、やはりモタれたシャドウディーヴァのせいで、そのまた外から伸びたビーチサンバなどほとんどの馬が、差し傾向にあった面々はそれぞれに力を発揮したものの
最後はロスなく回ってきた馬に凱歌が上がった。
 
レッドアネモスはダービーの裏で目黒記念との間を取り持つ白百合Sで
今や古牡馬のトップクラスに入ろうかというモズベッロを完封している。

おまけにそれ以外はコントラチェックを中山で負かしているなどの実績は持ちながら
夏しか走っていないので、誰も注目しないレベルの評価。

洋芝適性と同じくらい、こういう季節の平坦向きの巧者探しは念入りでなければならない。
 
‪1:45.9は高速決着が今週も続く札幌では、重賞のクラスと考えると当然の水準。‬

しかし、普段の牝馬限定重賞と比べても、1800戦で58.2-47.7は相当にキツい。

このような消耗戦は得意でも、
さすがにスカーレットカラーの前々走と目方がほとんど差がなかったのに
季節が変わったからと言って、そこから20kgほど増やしたのでは
ちょっと怪しかったフェアリーポルカには、スカーレットカラー以上に運が向いていなかった。

両者、陣営の良かれと思った輸送なり札幌での管理の方法が
結果的に実を結ばなかったのだろうが、こういう年だから仕方がない。
 
洋芝でさすがの根性を発揮のカリビアンゴールドや広い馬場なら抑える手もありそう
な気配を匂わせた展開不適のコントラチェックに気をかけつつ
肉弾戦必至の展開で人馬とも限界に挑んだナルハヤと藤田騎手は、
マイナス体重こそ目立つも伏兵の矜持を遺憾なく見せつけ、
明らかにバテても勝ったレッドアネモスとはたったの0.4秒差の8着。

ここ1年の充実が結果に繋がっていることを、
こういう乱戦で示したこのコンビは今後も侮れない。

 

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レース回顧

STV賞 2020 結果【レース回顧】|結果から分かった今後の注目馬とその仕上がり!

読了までの目安時間:約 3分

 

クラヴィスオレアがすんなり行ければ
乱戦の様相になどならなかったはずだが、
ユニコーンライオンが気持ちよく先行態勢に入ったがために
普通のスタートだったクラヴィスオレアのスピードを適度に引き出すような先行にならなかったので、最初の最初は速くなった。

 

ところが、
中団から位置取りに不満のあったグループが流れが落ち着いたと思うやその刹那、
まとめて先団に取り付き、よくわからない展開へと発展。

勝負所まではそれなりの手応えだったユニコーンライオンも
進路がどうこう以前に、スランプにも近い状態でこんなにややこしい競馬ではどうにも立ち行かなかった。

 

石川騎手とは手が合っていたが、このメンバーとの相性が最悪だった。

 

直前の阿寒湖特別もそうだったが
トニービンの血が入ったいかにもこういう時期の上がりが少しかかるような競馬向きの馬が人気に応えていたが、ここもそう。

 

中団グループに順当につけた組では、藤岡騎手のハナズレジェンドがあまりにも鮮やかに外に出して、理想の小回り戦法で接戦を制した格好。

 

かつてはクラシック本戦での快走も期待されたトニービンインの4歳軍団を引き連れ
差し競馬なのに上位人気は皆掲示板の不思議。

 

ハナズレジェンドは矢作厩舎の所属馬であり、デビュー年から5年続けて札幌参戦中だったから3年振りの勝利でも、様々運が向けばこういうこともある。

 

新潟で3勝目を挙げたブロードストリートの仔は、
ワンターンならば関屋記念や毎日王冠でもいけるくらいのスケール感を示した。

 

変な話、やっとこさの5勝目だったハナズレジェンドより
現状の格はこのサトノウィザードの方が上であろう。

 

ロードカナロア牡駒の大物は、実は彼の方だったのかもしれない。

 

北でこの日6着だったシフルマンは、新馬戦で全く歯が立たなかった。

 

それはあの神戸新聞杯とそっくりの構図なのである。

 

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レース回顧

アイビスサマーダッシュ 2020 結果【レース回顧】想定通りのジョーカナチャンの1着確定で見えた力の差

読了までの目安時間:約 4分

 

良馬場に回復してからというもの、結局一度も馬場が渋るというシーンはなく

韋駄天Sが例年よりは濃いメンバー構成だったからか、

その中で最も力を発揮していたライオンボスとジョーカナチャンの再戦の構図へと展開。

 

真ん中の枠で、スタートからイメージ通りの菱田プランを再現したジョーカナチャンは

自慢の千直力を駆使し、今年こその鮫島克駿騎手駆るライオンボスに対し

直線の半ばでは理想的なリードの形をとり切り、前走は接戦になったが

 

ジョーカナチャン 5354

ライオンボス 57.557

 

という、実績に対しての斤量加算がなかったジョーカナチャンの絶対的な斤量利を活かし切り、今度は逆転勝利。

 

様々なファンや芸能人たちが予想オッズや買い目を出し合い、

サイン予想などもしていたようだが

いくら専門性の高いレースとは言いながら

ゴールドクイーンやアユツリオヤジといったダート速い系の爆走型を難なく制し、

自分たちの世界を築いてしまった彼女たちの迫力が、ここでは全く違った。

巷間、この調教の内容ならばこの巧者勢揃いのメンバーでも突き抜けしてしまうのではと、応援票だけではない確信を持った投票が一定数集まったビリーバーが、

猛者の揃ったタフなアイビスSDで唯一、未経験馬でダートも未出走の馬としての限界能力を示したが、そう言いたくなるほど2着ライオンボスに迫るのも厳しいという感じで、格上がり初戦ながら、かなりの力の差を感じさせる内容に終始した。

 

当然褒めねばならないジョーカナチャンは、

ずっと最初の頃から続く54牝馬の優位性を適性同格のライオンボスに見せつけると同時に、これまで北九州記念のアレスバローズでのイン強襲や阪神Cで見事な逃げ切りを決めたダイアナヘイローなどで証明してきた、菱田騎手の短距離重賞におけるプラスアルファも、最後は効いたように思う。

 

この馬は、これまでよく見てきたダートで勝ち上がってきた

千直仕様の芝特殊型として育てられたわけだが、

休み明けの秋の新潟で千直巧者たちに玉砕された後、

狙いはここでもしっかりとコーナーがある1200戦で逃げても結果を残していたから、

終いの時計の掛かり方が前走より余計にプラスされている以外、まだまだ今後を展望できる可能性を、勝ちながら示せた一戦となった。

 

祖母はアイルランド産で、フランスで育った牝系というのも

北米血統の巣窟と化したこのレースにおいては、

やや異質な面も持ち合わせているが、ウォーニングやロイヤルアカデミーⅡの産駒が

レース創成期は快時計で乗り切っていたようなレース。

過去10年の歴代データを見ても近年では、53秒台の決着になると途端に

スターオブコジーン、ファルブラヴ、キングヘイロー産駒で今年も頑張ったダイメイプリンセスなど、芝の方が向いていそうな自身が芝のトップホースという血統が活躍する。

 

極端なラップはなかったこのレースで

時計も平凡に近い中、ジョーカナチャンが示した本質的な能力は

実際のところ、今後挑むことになるGⅠへ向けた底力の一端に思う。

そうでなければ、名立たる巧者やダートの快速型、復活なったラブカンプーを相手にしないなど、とてもできない芸当である

 

ナランフレグは枠がかえって有利と思えたが、

前にダイメイプリンセスを置くことそのものは悪くなかったものの、

前回以上にインをつくことになり、加速の態勢を整えた時にはもう届かないところにいた。

とはいえ、

持ち時計は更新できなかったのだから、今までのイメージ通り、本質速い時計の決着に向く馬ではないのだろう。

まあ、まだまだ先は長いのだから、焦る必要などないのだが。

 

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レース回顧

越後ステークス 2020 結果【レース回顧】メイショウギガースの馬場攻略は1年前から証明済みだった

読了までの目安時間:約 3分

 

どう考えても速い展開が予想された上に、馬場の湿り気も思われていたほどにはならなかったので
スピード自慢の古馬勢も、前走楽勝の結果を買われたジェネティクスも、直線半ばで末を失った。

マラードザレコードが気持ち押っ付け気味に、
シスルの作り出そうとしたハイペースの更に速い流れを作ってしまったせいで、
33.7−36.2となり、先行崩れの展開を生んだ。

最近は好位付けもままならなかったメイショウギガースは
注目の古馬のスピード型でもなければ、どちらかと言うともう少し流れが緩む1400戦を主戦場としていたイメージもあり、まるで評価を受けていなかった。

ところが前走芝を久々に使われた効果か、
普通は出番のない新潟の1200戦の中団以下組から、素晴らしい決め手を繰り出し、突き抜けて見せた。

持ち時計の限界があったこの6歳馬は
もっと時計が平凡な時にコースレコードを持つマラードザレコードを負かしているという実績こそあったが
実は注目すべきは、1年前の中京1400の重馬場を1:22.6で乗り切っていた点だったか。

オウケンブルースリの甥にして、チーフベアハートも近親にいる、ミスタープロスペクターを産んだ偉大なるゴールドディガーの牝系だからこそこういう芸当も可能だったのだろうが、
比較的買い目を絞りやすい組み合わせと思えたファン心理を見透かしたかのような夏のハンディキャップ競走の罠に
馬券上手までもがハメられたようだった。

人気のジェネティクスは、左回りも揉まれたのも敗因だが
前半のこうしたタフな競馬を経験していなかった割に、限界を示しながらも
逞しく育っていきそうな可能性を示した。

差し返そうとしたことは、今日の大きな収穫。

次からは抑える競馬もできる。

これまで好走歴はなかったが、1400以上に適性を持っているのかもしれない。

 

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レース回顧

中京記念 2020 回顧 |阪神を沸かせたメイケイダイハードの破壊力と騎手の展開読みで勝負は決まった!

読了までの目安時間:約 4分

 

次元の違う波乱が前日から乱発し、その流れは変わらず。

ある意味、かつてサートゥルナーリアに何とかなりそうな感じを
ちょっとだけでもGⅠの舞台において結果で示していたアドマイヤジャスタの強烈な差し脚は納得でも
それを超えたところで異次元の破壊力を示したメイケイダイハードは、ちょっと難しすぎた。

今や、ハンディキャップ競走では黙って買え状態の酒井騎手の確かな状況判断に対し、
先週も見た感じの福永騎手の捉えどころのない馬でも何とかしてしまおうという
展開の読みや判断に的確なスパイスを調合、絶妙な振りかけ方でレースの質を変化させる見事なスパートで、
今週もまた、似たような騎手たちの争いへ誘ったところがある。

最近、重賞で酒井騎手や福永騎手、内田騎手に乗ってもらえる馬は大変に得をしているところがある。

いよいよ、その流れは来週からは変わるのだろうが…。

それにしても、
レース中はあまりにも素晴らしい手応えで驚いたメイケイダイハードさんだが
それを枠順や何やら、当日の状況まで読むことが難しい段階でこれで行こうとはさすがに言えない。

ほとんど砂がまかれているせいか、
平成中期頃までの開催末期のローカル重賞のような気配であった中京記念は、
坂もあるせいで、本来の中京戦以上に破壊力を伴った難解な決着になった。

よく考えると、
ラセットの1400適性がここでも少し発揮されたわけで
そういう尺度で見ていけば、普段はあまり参考にならない阪神1400の準オープンで
ミッキーブリランテが人気になったレースを制したのが、今回も勝ったメイケイダイハードなのだから
そういう関係で前走はダートの欅S、新馬戦もダートで短距離型として育ったメイケイダイハードは
論法で言うところの対極にいる馬ではないど真ん中の適性を持ったタフなタイプと、
まあ割り切って適応な括りでは押さえられなくもない。

いい線を行っていたわけではないが、
異様な直線の攻防が予測された史上初・中央場所での中京記念では
キレイに1600を走り切れば好勝負のギルデッドミラーに向く展開は予想できないから
前に行けないけれども、渋とく伸びる2着ラセット、3着覚醒気配のエイトシャイデンらが
もう少しはっきりした武器のあるケイアイノーテックに勝ってしまうという辺り
そもそも、中京記念が夏のマイル重賞になった時から七夕賞や函館記念のようなキャラに変化する可能性を秘めていたのだから、当然起こりえた波乱なのだろう。

1600Mにおけるレコードホルダーのトロワゼトワルが、
少し掘れた馬場を嫌うようにしてリズムに乗れないと思うや否や、
リバティハイツの西村騎手が大方のファンとは違う戦略を駆使し、
45.8−46.9というハードな展開を作ることになった。

キレイな馬場で走ることを望む馬に、これは良馬場に非ずという戦いに赴く以上
型を変えて挑まねばならないと知った時から、勝負は決まっていたのだろう。

ハードスパンは目立って直仔が活躍することはなかったが
奇しくも、大体逆配合と言えるダノンスマッシュが3年近くトップクラスで活躍している。

これら全てが、あの宝塚記念で無残に散っていった5歳一派。

ミッキーブリランテやギルデッドミラーに、
こういう馬場への適応力がなかったということはないが
ほとんど意地みたいな感じで、強烈な逆襲を始めたのかもしれない。

思えば、ラブカンプーもダイアトニックも5歳馬。
難しいレースでは、ちゃんとマークしないといけないのだろう。

 

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函館2歳ステークス 2020 回顧 | 重賞を制したリンゴアメだが何故か追い切りデータの目眩まし効果も?

読了までの目安時間:約 3分

 

近年全く縁がなかったに等しい、前走芝1000M勝ち。
それも新馬戦から直行のリンゴアメが。

ハッキリ言ってモンファボリが不甲斐ないレースをしていたので、かなり進路選択に自由が利かない中で素晴らしい末脚を繰り出し勝負強さを見せつけた。

何故、芝の1000M組が来ないかというと
1200Mは2F目辺りからペースが上がって、終いはかなり厳しいのに対し
2F目にはコーナーに入っている1000M戦は、そこで楽ができるから終いが最初の1Fより速いケースもかなりあるからだ。

消耗戦になる2歳Sの施行時期に合わせて、そんな適性はそもそも重要とされないから
小倉でさえもそういう適性を持った馬は来ないので
ならばダートの方がいいだろう言う感じでそっちも人気になるわけだが
今年はダートで快勝のルーチェドーロも見せ場たっぷり。

開催序盤が流石に好タイム連発で怪しかったとはいえ
案外過ぎる、芝1200快時計勝ちの面々の内容に少し助けられた面もあったのは事実だろう。

しかし、マツリダゴッホ産駒でハワイアンイメージの一族であるリンゴアメは
ガッツが信条の丹内騎手に合っているのか、凄まじいリカバリー能力を発揮して見せた。

新馬の段階で、1分9秒台で走れる能力は新馬戦で示していたとはいえ、
ハギノトップレディにかなり近づいた57.6の勝ちタイムが
ここまで如実に結果に反映されたとなるとモンファボリの1:08.7なんて目眩ましだったのではないか、
と疑念も生まれた一戦。

パドック気配からもゲート入りの嫌がり方も大したことはなくて負けそうな感じはなかったが、
スムーズにコーナーを回れなかったのは新馬と同じで、結果的には、外枠の好位抜け出しは合わなかったモンファボリは
フランケル産駒だけに、モズアスコットのようなルート選択も視野に入れる必要がありそうだ。

 

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レース回顧

プロキオンステークス 2020 回顧 安定感のあるサンライズノヴァが突き抜けた一戦だった

読了までの目安時間:約 3分

 

実績十分の牡馬勢に、
過酷な昨秋の浦和のJBCレディスクラシックを制したヤマニンアンプリメが
阪神1400名物の外枠の先行型らしい粘り込み。

オプションはフルスペック級のサンライズノヴァは平安Sのオメガパフュームがそうであったように
決め手比べでの強さを再度松若騎手に引き出されると
直線では若い頃、東京限定で繰り出していたような胸のすくような末脚を炸裂されるのであった。

差し馬に突き抜けられたのではオープンクラスと言っても、
グレードの付くレースでの実績はさすがに見劣った人気勢や、
季節感が合いそうで道中も悪い手応えに見えなかったミッキーワイルドでも、全く歯が立たなかったということ。

中京ほどは前残りにならないが、
厳しいダート重賞の争いにおいて相応の格という概念がある判然としている中では、
サンライズノヴァみたく安定感を得た充実の6歳GⅠ馬に、ライバル勢のスピードが足らなかったということになる。

ハイペースだから差せるほど甘くないが、
昨年と一昨年のレース結果が大きく異なったように位置取りではなく、
どの作戦が最も有効なのかという形を問われた場合は、自ずと実績順にそのレースの着順は決まってくるところがある。

素晴らしいダート適性を示したエアスピネルがそうであったように、
ヤマニンアンプリメもフレッシュなグループ。

例年は使い詰めてきた、いかにもタフさを誇示するような馬の序列を決定する重賞レースのようで
再びの阪神開催で、真の底力が問われたのだ。

中間の通過ラップは34.3−46.2→1.21.8と厳しいようで、
サクセスエナジーが1:21.9で逃げ切った時はもう少しタイトな流れだった。

時計を作れないタイプのサンライズノヴァの成長も、ここから読み取れる。

強いのだから仕方がない。

ローカル競馬の流れに変わってきたが、ちょっとだけGⅠシーズンの風を受けたような結果であった。

 

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レース回顧

七夕賞 2020 回顧 過去のデータから見る結果を分析

読了までの目安時間:約 4分

 

誰もクレッシェンドラヴの実績とヴァンケドミンゴの適性を疑ってはいないから
この結果は読めていたのかもしれないが、騎手に目を転ずれば
① 内田博幸
② 福永祐一
③ 酒井学

なるほど。

流れはそのまま。

渋いレースで台頭のベテラン騎手に、無の境地を体得しかけているように見えるユーイチさんである。

期待したパッシングスルーという馬は
東京の新馬戦で素晴らしい脚を使って勝ち上がったのだが
福島を正攻法で抜け出す圧勝から、競馬が上手になった。

ジナンボーが行けない状況も戸崎騎手の頭の中にあったのだろうか、
正確にペースを見極め、内枠が明らかな不利な状況で、外に張りやすい先行のポジションを
予定よりずっと前目の位置取りで逃げるという展開はおかしな感じでも、
本質的に問題のない61秒程度の先行で、これは…、と期待していた。

ところが、気を見るに敏はどいつかと直後の位置につけた面々を見ていると
青い勝負服が目に入った。

なるほど。これは熱戦になるな。

決め手という面で突き抜けた何かを持っていないブラヴァスだから、母にも乗っている福永騎手。

その時点でやや不利の展開に対して、最も合理的な詰めをした。

自分の流れを作っていた戸崎騎手のパッシングスルーは、
あとは適性とタフさで乗り切るしかなかったが、
競馬が上手な割に比較的キレイなフォームで走る豪快過ぎないタイプの中距離型なので
単騎逃げは少し合わなかったか。

福永が動くならば俺たちもという以降の流れに、中の下くらいのスタートであったクレッシェンドラヴが
ちょうどリカバリーしたところで
より動いていきやすい流れに変化があった時点で、南関東で勝ちまくっていた頃の内田博幸的勝負勘が
いつでも正確に働く状況なのだから、勝負あり。

休み明けなのに、太目感はおろかパワー全開で重馬場を走らないといけないシチュエーションに
最も適した男の筋力を見せつけんばかりのパツンパツンボディで、ゴール前では突き抜けていた。

ずっと最近はメインの頃にスイッチが入るようなところのある酒井騎手のヴァンケドミンゴは、
さすがに福島の良績が偏り過ぎていたとはいえ、
充実の4歳、賞金面の不安を福島だけで快勝した異様な戦績を味方に、上々の初GⅢ参戦を好走で飾った。

福永騎手が理想的すぎる動きであったからこういうのも仕方がないところ。

いずれクレッシェンドラヴと福島王の交代式のようなレースをするのであろう。

まずは福島記念に万全の態勢を整えて、結果を残したらいよいよ中央場所である。

ステイゴールドの産駒は、意外にも七夕賞は初勝利。

今更、さして重要な新記録達成ではないが
父の初重賞勝利が雨の中の目黒記念であったようにイメージよりずっと雨で濡れた馬場になることがなく、
産駒が出走可能年齢到達の時期から、これが初めての重馬場での七夕賞であった。

筆者の思惑と気持ちズレた結果になったのは、稍重ではなく
明らかに厳しい重馬場に悪化したのが最大の理由だと、勝手に結論付けている。

 

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CBC賞 2020 レース回顧

読了までの目安時間:約 3分

 

直線競馬を使った影響か、その時の藤田菜七子騎手の騎乗が良かったのか、はたまた、その前の名古屋での競馬を契機に、自信を取り戻したのか。
いずれにせよ、前走の結果を大いに買われて58を背負わされた横山典弘騎手のクリノガウディーとは正反対、正真正銘、古馬GⅠ連対馬のラブカンプーに若き才能・斉藤新騎手を配し、51での逃げ切りとは、よくできた話だ。

何かにつけて、対抗だの単穴だの、ラブカンプー応援団だったのは昨年までの筆者とすると、それでも何かを求めるように走り続ける彼女に対し、前走のやる気に、わずかながら感じる可能性のようなものはあったのだが、そんなことは、重賞では忘れている。

同じように3歳時から見ていたアンヴァルも、しっかりと正攻法で戦える馬として、ここでは好走。
見切りが早いのではないが、時計はかかってもいいけれども、何かが噛み合わないと走らない馬…。
阪神でやっているけれども、これはローカルカテゴリーの重賞だと割り切れば、それがむしろ、阪神でやることになったから波乱となったのだろうか。

ルーキーイヤーから積極性とレースメイクの巧みさを評価されていた斉藤騎手からすれば、今まで乗った馬の中でも、最速レベルの馬。
こう言うと些か乱暴になるが、モズスーパーフレアがGⅠ馬になった今、同期でずっと同じ路線を歩んだ彼女たちが不当に評価されないなら、こういうこともある。

自他共に認める、道悪巧者のレッドアンシェルと近走の内容に成長を感じさせたタイセイアベニールらは、行けるとこまで頑張ってみようタイプのラブカンプーと折り合えば好位付けOKの2頭とは違うことが敗因だが、鞍上を見れば納得。
今は、だいたい馬券内だ。

出なかったクリノガウディー、出てもその後ついていけないアウィルアウェイらは、馬場回復が恨めしいように、レースに参加させてもらえなかったのも、印象的だった。

 

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