血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

有馬は北村宏司<ルージュバックの鞍上決定>

読了までの目安時間:約 2分

 

24日行われる有馬記念への出走が予定されているルージュバックは、3日、前回エリザベス女王杯で騎乗したムーア騎手ではなく、北村宏司騎手に再び乗り替わりとなり、新コンビで悲願のGⅠ制覇を目指すことが決まり、所有するキャロットクラブのホームページで発表がされた。
オールカマーでは、再びの牡馬斬りで相変わらずの決め手を見せつけていたが、比較的当たりの柔らかい北村騎手との息が合えば、十分にチャンスはありそうだ。

実は、これと同時に発表されたのが、リスグラシューの回避。
共に伏兵で、気楽に挑める牝馬ということで、陣営の目論見と立場の違い、言うなれば、ゴール間近の活躍馬とまだまだこれからの3歳→4歳のホープと差が、こういう判断を生んだ可能性もあるのだが、少し残念な気もしないではない。

シンプルに勝つことに、GⅠ制覇に猪突猛進する姿が見られたのなら、たとえ、キタサンブラックのバッドエンドに直結する結果がもたらされたとしても、競馬の内容を吟味したら、至極納得の展開ととらえることはできる。
目標がまだ先にあるという考え方も、もちろん、有終の美を飾るべく周到に準備してきたのだから当然という見立てもあっていいわけだが、どこか、シンプルに使い分けの論理が働いただけという気がしてしまって、得心がいかないというのが本音である。

本当に馬のことを考えての判断だったのか。
中心馬ではない以上、レースの本筋には大きく影響しないかもしれないが、女王杯の差し損ねの後の大勝負に向けての段取りにしては、何だか腑に落ちない部分も否めない。

 

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ニュース

レイデオロは有馬パス

読了までの目安時間:約 2分

 

「前走はスタートが速かったけど、いつもこんな感じだからね」(ルメール騎手)
「終いは来ていたけど、スタート良くなかったね」(藤沢和雄調教師)
3歳馬のJC挑戦は、古馬に完敗で終わった。

最近よく走っている、頑張っている印象の3歳トップホースによる重賞連続週勝利記録が、ついにJC2着によってストップした。
2頭のトップホースは、一方はスタートで後手を踏み、もう一頭に関しても、いつもより一段後ろのポジションから折り合いを欠き、直線は伸びきれず。
レイデオロは上がり最速の脚を繰り出したが、落鉄したキタサンブラックを交わすので精一杯だった。

瞬発力に関する課題を、位置を取りに行くことで解消できないレイデオロは、ダービーこそ積極策で乗り切ったものの、神戸新聞杯のような好スタートはなかなか決められないから、ルメール騎手の中でも想定内だったはずだが、差し馬が必ずしも有利ではないのが、底力勝負になった時の中長距離GⅠ。

「来年は色々な選択肢があるからね」
秋天パスはJC制覇のために講じた作戦。
うまくレースは運べなかったけど、この馬にはまだ先がある。
指揮官の脳裏には、3年ぶりロンシャン開催に戻る凱旋門賞を勝つためのベストローテが浮かんでいるのだろうか。
春全休も珍しくない厩舎だけに、この秋の省エネ戦法が吉と出る確率は、案外高いように思う。
結果だけが求められるダービー馬を管理する名伯楽に、特別すぎる感慨がないことの表れが、この有馬回避に凝縮されているのである。

 

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ニュース

ジャパンC -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

穴人気のシュヴァルグランが、世界の名手の仲間に入りつつあるH.ボウマンと共に、大本命のキタサンブラックをついに打ち破る大金星を上げた。
ヴィブロスでも国際GⅠを勝ててしまうオーナーの勝負運と、ウィンクスを世界レベルの名馬に育てたボウマン騎手の充実が、歴戦の東京2400タイトルホルダーを完封する底力をアシストしたということか。
前走のやや情けないレース内容と比べれば、出来も素晴らしかったとはいえ、久しくなかったねじ伏せるパワー全開のシュヴァルグランが、そこにはいた。
2:23.7。
2400Mの重賞未勝利馬とは思えない、ガッツのある内容での初GⅠ制覇であった。

上も下も女馬ながら、複数のタイトルを持っている名牝。
彼女たちが見せたここぞの勝負強さは、大魔神パワーとは別次元のところにある、競馬はブラッドスポーツだということを証明する結果だったように思う。
数あるバラード系の血統馬の中でも、今一番勢いのある系統がこのハルーワスウィートの仔たちである。

1年前の1月の京都。
筆者はそれまでの充実したレース内容から、日経新春杯1番人気間違いなしを承知のうえで、シュヴァルグランを本命に推した。
が、同期のダービー出走馬・レーヴミストラルに、よもやの敗戦。
いや、これは牡馬だから、ディープが父ではないし、ちょっと厄介なことになりはしないかと、ちょっと心配になったのをよく覚えている。
以降も、阪神大賞典こそ素晴らしい結果を残したが、GⅠはことごとく「キタサンブラック」の壁に跳ね返され、後塵を拝するに甘んじた。

しかし、福永騎手が<とても口惜しいはずだが>宝塚記念で逃げの手を打ったことは、前哨戦の京都大賞典で消極性を生む要因を作ったものの、大一番に向けては、まだまだ余力のある5歳牡馬だけに、大いに役に立つボウマンの参考資料になったように思う。

何しろ、キレないことは皆知っているキャラクターだっただけに、昨秋のアルゼンチン共和杯やこのレースで繰り出した末脚では、到底、GⅠ制覇は成しえないと、プロなら誰でも感じ取れていたはず。
だから、キタサンブラックが逃げそうな組み合わせで、奇遇にも、東京2400Mでは競馬をしやすい最内枠を引き当てた時点で、ボウマン騎手の頭の中には、好位のイン以外に狙うべきポジションはないと考えたように思う。
癖のある馬ではないから、位置を取れることまでは計算できる。
あとは、キタサンブラックに直線に入ったところでどの程度差をつけられているか。

先行力があり、持続力の質も春の天皇賞連覇で証明済みのキタサンブラックだから、平均ペースからの粘り込みで、見せ場を作れないはずはない。
競馬のセオリーに当てはめても、それを追いかけて交わせないのでは、とてもじゃないがGⅠなど用なしだ。
共に、あの激烈な高速春天で粘り合ったもの同士。
しかし、誰でもということはないにしても、3200よりはチャンスが増えるこの距離で、2400GⅠ馬がいっぱい揃った。

直線、位置取り争いに敗れた藤沢勢やサトノクラウン、その他諸々ライバル陣は、勝ったシュヴァルグランを除き、キタサンブラックの敵にはなっていなかった。
しかし、勝者になったシュヴァルグランには、秋はプレップ一戦のみ、それも連外しで余力十分という中、春の京都のリベンジを果たす一騎打ちの形を作ってもらうことで、ジリ脚勝負の追う者の強みという最高の舞台が整っていた。
キレない馬には、一定以上の時計の勝負は歓迎。
前週よりずっと馬場は良く、ハイレベルな決着になって勝敗は決した。

レイデオロは、思った位置はとれなかったはずだが、キタサンより余力は残っていた。
強い者だけ、フレッシュな者だけが残ったゴールシーンで、道中の位置取りに一度は破綻が生じるような大きな動きを今年経験した連中だけが、最後の最後に生き残った。
血統や順調さだけではなく、大舞台を制するのに必要な精神的負荷が、彼らの好走要因だったように感じる。

 

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レース回顧

マイルチャンピオンシップ -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

結局、ムーアとミルコの競馬になったわけだが、最後はどう転んでもエアスピネルはGⅠで敗れ、ミルコは確実にチャンスをモノにするというところで落ち着いた。
ムーアの案外な騎乗が続いていることは、一昨年休み明けのモーリスを駆った時にそれまでの流れを変えてしまったように、この大一番ではあまり関係ない。

時計さえ掛かってくれれば。
ムーア騎手がどれほど、日本の高速決着に対する体感のスピードを自分のモノにしているかは、まだ判然としない面もあるが<決まって、ムーアがGⅠを勝つ時はタフなコンディションか時計が平凡なことが多い>、1:33.8のタイムが象徴するように、軽い競馬にはならず、時計勝負にもなりづらい先行馬のキャラクターに対し、唯一の重賞タイトルがマイルでのもので、それがぶっちぎりだった好調のハービンジャー産駒のペルシアンナイトにとって、相手が絵に描いたように最後脚が上がるエアスピネルだったことは、もはや、神懸かっているだけでは済まないミルコ・デムーロ騎手にとっては、残り100Mで勝負ありだったようにも感じてしまう。

決していいポジションではなかったものの、外に膨れる差し、追い込み勢を尻目に、上手に乗ることに長けたムーアの後を追いかけるように、積極性を殺した時ほど恐ろしく強かなミルコが、スムーズに5分どころからわずかに内の狭いところから見事に最後は前を捉えきるところまで持ち込んだ。
セオリーに忠実に、乱戦、混戦だからこそ、そういうものを大切にした馬だけが、上位に入線。
気づけば、先行粘りの4着レーヌミノル、それを最後に捉えたサングレーザーと、少ないも実力十分の3歳勢は3頭も掲示板に載っていた。
多くの人が今年の3歳は…、とも思っていると、何度も道悪を経験しているうちに、古馬の方が消耗し、3歳馬の最大のアドヴァンテージたる斤量のマイナス分を極限にまで活かしきったここ1か月の躍進は、自力でも互角という内容の濃い競馬の連続で、既にファンも承知するところとなっている。

同時に、古馬の方に勢いがなくなっているのかもしれない…、いや、そもそも層が厚かった部門ではないところで、自然と若手が台頭した結果なのだろう。
3歳トップホースたる藤沢厩舎の刺客は、未知数のまま来週のJCを迎え、ここまでうまいこと運べないでいる女王の方はかなり気楽な立場でそれを迎え撃つが、ともに主役というほど抜けた評価を受けることはないはずだ。
何しろ、一番強いのはまだ5歳馬である。

その5歳馬。
最先着が怒涛の掲示板ラストワン争いにハナ差及ばなかったブラックムーン。
それが6着で、さすがに体重増でムチムチ過ぎたことがキレ味に多少影響し、正攻法でなかったことや少し悔やまれるクルーガーがそれと僅差の7着。
特別高い評価を受けていたわけでもなく、目立つ競馬で仕事をすることなく、46.7-47.1というごくごく平凡にして、上がりの数字に見られるタフさの根拠により、脚質はっきりの面々には、結果として厳しいレースを強いられることになった。

レコード決着の皐月賞好走馬に、近年の3歳馬にはない勢いを感じさせる競馬を続けてきたサングレーザーらによる決着。
もっと大きな波乱も期待させる条件ではあったが、これで負けて言い訳しているようでは、単なる負け犬の遠吠えでしかない。
もう一段成長してもらいたい。

 

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レース回顧

東京スポーツ杯2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

9頭登録で2頭回避。
有力馬の分散化とそれにより様々な馬にチャンスが生まれる可能性を引き出すと同時に、本番までこうした少頭数の競馬しか経験できずに、大きく人気を裏切るというシーンは、今までもあったが、今後はより増えるはずだ。

そういう競馬は元より絶対数の多い牡馬出走可能のレースでは、より顕著に現れることになるだろう。
さて…。

価値ある競馬を重賞経験馬も出てきた阪神の野路菊Sを制することで、より高めることに成功したワグネリアン。<ディープインパクト産駒・テンダリーヴォイスの全弟>
その才能が当たり前だったように直線反応することで、2番人気を嘲笑うように札幌1800戦をデビューウインしたルーカス。<モーリス全弟>

一騎打ちは濃厚だろうが、昨年同様、雨馬場になりそうだ。
どう考えても、あとは格下評価になるから、位置取りはあってないようなもの。
差をつける要素は、互い休養たっぷりで、その中でもオープンクラスの経験のあるワグネリアンの方が、格では一枚上ということになるが、何しろ、成長期にこれから入ろうという若駒の争い。
そんなものはアテにならない。

強いて挙げるなら、前述した渋馬場への対応力。
中京でも雨の阪神でも同じように反応したワグネリアンは、雨馬場の札幌で差し損ねたモーリスと印象被りのルーカスの方が幾分平凡な適性の可能性がある分、今回は有利だろう。
当然、人気もワグネリアンが上になる。

ムーアは卒なく乗る騎手だが、意外と馬のパワーを引き出すことよりも、一段上のキレを出すヨーロッパの騎手らしい性質がある。
良馬場だったら、ワグネリアンマークの手は有り得ないルーカスが、かなり踏ん張ることは想定されるが、果たして。

◎ワグネリアン
○ルーカス
▲シャルルマーニュ
△ゴールドギア

重馬場経験があるのは伏兵の方。
もっと上に行こうと頑張った印象のシャルルマーニュを、いちょうSを勝った方のコスモイグナーツより上に取りたい。

 

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レース予想