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札幌2歳Sの勘所

読了までの目安時間:約 2分

 

色々ケチの付くことも増えた北海道戦を締める札幌2歳Sは、ここ10年で6度GⅠ馬が参戦していたレースと考えると、波乱傾向がやや顕著になってきた近年の流れに惑わされる必要など全くないように思う。

1800Mの新馬戦を勝ってきた馬は、ゴールドシップがコスモス賞を勝ってここに挑んできた以外、近年全く北海道組だと見どころがないのだが、ロジユニヴァース、アヴェンチュラ、レッドリヴェールなどの阪神から一息入れて使ってきた人気馬や、結果的にここではスピード寄りで3着止まりに終わったレッツゴードンキなど、少なくとも瞬発力やスピード能力の一端を示すことがすでにできていれば、この舞台を見事にステップのためのレースとして使える。

ただ、ここまで1800未経験だったロゴタイプが逃げて4着した以外、昨年のトラストを筆頭に、先行型の出世が極めて難しい状況だ。
ある意味、競馬のセオリーに則った傾向で、変に先行するのが巧い騎手が乗ってくると、いいリズムをその後に繋げられなくなる可能性がある。

新馬戦や初勝利の時と作戦変更するのは当たり前の2歳戦だけに、前走の結果をここ以降の戦法と直結させるのは難しい。
ただ、ここで出番があった馬はその後も小回りが得意であったり、高速決着を好まない傾向を示すのはほぼ間違いないので、アメリカ型の配合よりも欧州配合の馬から当たりをつけていくのが、札幌2歳Sを見るポイントになる。

函館、札幌で4日分の開催が削られた影響で、札幌戦オンリーの馬が新馬勝ちの馬のみになったのが波乱の原因だろう。
でも、タイトなローテを嫌う有力厩舎が増えたのも、穴狙い可能の傾向を後押ししているように感じる。

 

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速力の限界

読了までの目安時間:約 3分

 

ダート血統の件の続きにはなるのだが、この夏の傾向は、ちょっと変というか妙である。
北海道2場で行われた重賞が、開幕週であること以上に高速化していたせいで、共にクロフネ産駒が快時計を叩き出した。
それも3歳の牝馬。
可能性により大きなものがあった馬に有利な馬場だったのだろう。

一方、七夕賞、函館記念、小倉記念はそれぞれ共通して、ディープ×BT、メイショウサムソン、マーベラスサンデーという何とも捉えどころのない血統の馬が勝利。
でも、レベルが低いどころか、その他注目の良血馬を差し置いて、文句なしの内容だったからこれまたびっくり。
七夕賞も小倉記念も、良馬場でこのレベルの時計なら納得というレベルで、馬鹿っ速い時計が出る場面ではさすがに出番はなかったのかもしれないが、独立したレースという観点では十分にその格に相応しいものがあった。

血統や実績などというものは、所詮は判断材料の一つであり、意外と信用ならないものだと証明するが如く、梅雨時に暑くなって、東日本はぐずつく日が増えたりという変な天気に呼応するかのようなこの結果には、ある程度の関連性はあるのだろうと思う。
常識の変化がリンクしている。

苦しさを経験した馬は、2歳戦でも古馬の重賞でも、最後は勝ち負けのポイントになるもの。
サンマルティンが逃げ馬で、マルターズアポジーが差し馬だったら…、きっと結果は同じだろう。
時計が速くなっているのに対応できないということは、速くはないとも言えるわけだ。

少なくとも互角のスピード能力があれば、函館の重馬場でタマモベストプレイがルミナスウォリアーに完敗ということはなかったはずだが、長めの距離実績があったもの同士で最後は競ったのだから、フジキセキはメイショウサムソンに屈服させられたことになる。
謎の凡戦となった札幌記念のキンカメ×SSワンツーには驚かされたが、脚の使いどころの難しさそのものが結果に反映されたのは事実。
有力馬には距離適性の幅がある分、対応可能が展開に限界があり、穴馬にそこを突かれてしまったのは、ある意味、レースの格が機能した証なのではないか。

 

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2歳馬選定<夏競馬総括>

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞等オープンクラスのレースは、次週にまとめて。
一応、後半の5週、例年よりは見どころのある馬が多く出ているので、各場ごとに有力株を列挙していこうと思う。

札幌
8/13 フラットレー<1800・稍重>
 /19 ダノングレース(牝)<1500>
 /20 ルーカス<1800>
 /27 ベルーガ(牝)<1200>
ダート 
ハヤブサマカオー<大差勝ち/1700>
未勝利
ファストアプローチ<1500>

小倉
8/19 モズスーパーフレア(牝)<1200>
 /20 レゲンダアウレア<1800>

新潟
7/31 ルッジェーロ<1400>
8/5 ウラヌスチャーム(牝)<1600>
 /6 ロックディスダウン(牝)<1800>
 /20 ラッキーライラック<1600・牝>
ダート
ルヴァンスレーヴ<7馬身差/1800・稍重>
未勝利
8/5 ロジャージーニアス<1800>
/19 ミュージアムヒル<1600・牝>
/26 スターフィールド<1800・重>
故障のレイエンダを除外しても、今年は近年になく、札幌組は目立った存在になりそうだ。
ただ、関西馬も多くデビューし、関東の有力厩舎も血統馬を送り込む新潟組が、質量で他場を上回る。
牝馬は新潟のロックディスダウンの総合力、札幌組の藤沢厩舎・フラットレーの底力に、それぞれ魅力を感じる。

今は中央場所の開催から2歳戦が始まるので、血統の差はもちろんのこと、ゆっくりデビューさせたいという狙いが陣営にない限り、早めのデビューからローテーションを楽にしてクラシックに挑もうというのが基本の形になりつつある。
今年の新潟2歳Sは、素晴らしい才能を秘めていたのは上位人気の2、3頭で、フロンティアがギリギリ生き残りという雰囲気の内容で勝利。

最初の2歳戦回顧の段階で評価した、
ステルヴィオ
前記のフロンティア
以外だと、結局はそこで挙げたディープ連中に挑めそうな馬を選定するのが筋だろう。
そして、週末の小倉にはモズスーパーフレアが、札幌はカレンシリエージョ、ロックディスダウンら本格派の牝馬に加え、藤沢厩舎からファストアプローチが出てきそうなので、夏の総括は一気に来週総まとめできそうだ。

 

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新馬回顧<8/26・27>

読了までの目安時間:約 3分

 

土曜日はレース前に3場とも雨がかなり降ったので、どこも道悪でのスタート。
新馬戦は全て違う条件ながら、共通して稍重馬場で行われた。
上位人気5頭の争いながら、4-5番人気で決まった小倉1200戦は、エイシンアポロン産駒のブラウハーツが好位抜け出しで新馬戦を制した。
快速型がいそうでいない組み合わせで、上位組は1200では短い印象もある。

やや人気勢の直線の挙動が怪しかった新潟1600戦は、2番人気のブランボヌールの全弟・エントシャイデンが外から伸びて、前を捉えきった。
結構馬場は良くなかったので、上がり33秒台中盤の末脚はかえって評価できる。
断然人気のシグナライズは、新潟の上がり勝負向きではないだろうドイツ血統馬で、ノーカウントでもいいように思う。
札幌ダ1700は人気3頭が、ゴール板に吸い寄せられるように、最後は横一線の入線。ロスなく回ってきたコンダクトレスが制したのだが、1800戦のようなタイムでは評価しづらい。

今週は久々に予報通りとなって、日曜の芝は全て良馬場に回復。
新潟と札幌ではその芝で1200戦が行われ、共に牝馬が楽勝して見せた。
北海道の方は、鞍上モレイラの分を補正しないといけないが、直線突き抜けたキンシャサ産駒のベルーガが強すぎた。
時計が少し掛かりだしたのも良かった。
新潟は3kgもらいの武藤騎手が跨ったニシノコデマリが、小さな体をいっぱいに使い、人気勢を封じた。スウェプトオーヴァーボードで、また来年もこの時期に登場だろうか。

小倉2000はバブリーバローズが強かったのだが、どうも奥歯に物が挟まったようなところもある。
バブルカンパニー系で仕上がりは意外と早いから、ステイゴールドでもクラシックに間に合う可能性は十分あるものの、ゆったり追走から直線はしっかり伸びるという内容ながら、何となくキレイにまとまりすぎているような気もした。
荒々しいという感じがしなかったので、ちょっと物足りなかったのかもしれないが。

 

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大逆転勝利・WASJ

読了までの目安時間:約 2分

 

今年も2回札幌3、4日は、ワールドオールスタージョッキーズを開催。
8月26、27という日取りは、どの国の騎手にとっても万全の状態で戦える条件であり、日程変更はここまでは当たりという雰囲気が醸し出されている。

初戦の1200Mは、前のやり合いを見やって仕掛けを待った船橋・中野騎手と福永騎手の一騎打ち。
豪快に差し切った福永・パラダイスガーデンに凱歌は上がったものの、地方選抜の選定レースで活躍した勢いそのままに、人気馬を駆った中野騎手に、芝適性を感じさせる内容も素晴らしかった。
2000M戦は勝った戸崎騎手のクロコスミアのレースになりそうなことが見えていたので、13人が何を仕掛けるかというのが焦点になっていたが、今年もやってきたモデル級美女騎手・K.マリヨンがゲッカコウを駆り、内枠を活かした粘り込みがあったのみ。

混戦模様のダ1700Mは、1角での位置取りで勝負が決し、モレイラ騎手のメイショウバッハが逃げ切った。
武騎手のディープオーパスも逃げたい口だったが、番手で折り合ったので…、という感じで離された2着。
で、最終の1800戦も武騎手は2着だったのだが…。
ルグランフリソンを駆ったベテラン・ダシルヴァ騎手をハナ差まで追い詰めたギブアンドテイクは、単勝40倍の超低評価の6歳騸馬。
ここまであまり出番のなかった騎手の意地が出たレースで、ある意味、今大会のベストバウトであった。

結果、南米の出身、北米で活躍する最終レース覇者・E.ダシルヴァ騎手が47ptまで得点を伸ばし、僅差でJRA勢を差し切り。
2、3位が福永、戸崎騎手で、チーム対抗戦はJRA選抜が制した。

 

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キーンランドC -回顧-

読了までの目安時間:約 2分

 

なかなかの凡戦になってしまったが、最初から騎手の腕と馬の実力や調子がリンクしない組み合わせだと皆が知っていた。

横山騎手のナックビーナスは、休み明けでここから使っていきたいという昨年と似たような思惑があったから、あくまでも形作りの先行策。
本気の逃げなんてする場面ではないと思っていた筆者は、直線でアエロリットのことを思い出して嫌な気分になっていたが、誰も競りかけてこなかったのに、現状では能力最上位と思われるソルヴェイグに最後まで抵抗して、終いは+10kgの印象通りの失速。

凡戦を強調するもう一つの材料が、それなりに洋芝実績のある馬がいっぱいいたのに、いくらスローでも、直線でしっかり末を伸ばしてきたのが目下絶好調のエポワス<9歳騸馬>だけだったということ。
猛烈な競馬になった函館の好走は、前走のなんてことはないオープン特別の凡走に繋がったのは間違いないが、騎手強化間違いなしのルメール替わりで1番人気から20倍超えの12番人気はさすがに隙がありすぎたか…。
という最後の決め手だった。

しかしだ。
1:09.0という馬場悪化を差し引いても時計が遅すぎる札幌のキーンランドCは、エポワスと似たような臨戦過程で復活したかつての2歳女王・ローブティサージュと同レベルだったので、残念ながら、スプリンターズSを読み解くための材料には使えない。
穴馬はここから、逆に、本当に強い馬もこの路線から出てくるケースが多いのだが、エポワスにかかる期待には限度というものがある。

10番人気超えの残り3頭が掲示板に入る組み合わせ。
3歳馬はやはり力不足で、その他も信頼に足るものがあるかと言われれば…。
1400でなら、巻き返せそうな馬はいるだろう。

 

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新潟2歳S -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

混戦ムードとなった今年のレースは、ストームキャットの血を持つキレのある馬にみんな飛びついて、超高速の上がりを自らのペースで作り出したダイワメジャーの2頭にまんまと押し切られるという結果に。
言うなれば、関屋記念の反省が皆出来ていなかったということか。
筆者も相手抜けで、その他大勢の組に見事今週も仲間入りである。

唯一、中央場所の経験があるのかないのか、左回りを正攻法で制している実績や血統の選択の中でマイル以上はこなせそうな馬から入るのが、今年の場合だけではなく、新潟2歳Sの攻略には大事だということだけは理解していたので筋の悪い外し方ではないと言えるのだが、負け惜しみである。

しかし、あまりにも前半の流れが遅すぎたので、差し、追い込み勢に仕事する場面が全くなかった点は、岩田騎手なりに工夫することを重要視した絶対に逃げさせないぞという意思を持ち合わせた好位付けからの抜け出しを、人任せに道中進むことを学習させることはできても、前回とあまり代わり映えしない展開では、馬にとってのプラス要素はあまりない。

その意味で、ステイゴールド一族でドリームパスポートの半弟、ダイワメジャーが父であり、その母父のノーザンテーストが母系に入ったそれとクロスすることで生じる奇跡の血量といったバックボーンは、まだ何かを起こすために使えるだろうという根拠を得ることができなかったように感じる。
新馬戦の方が上等だったし、少し絞った分よりキレたことが、先行型のそれであればあまり大きな反動の心配はいらないというだけで、もう一度フロンティアがその名を上げるための結果が必要となる。

ちょっと距離がどうかなと思ったコーディエライトは、高速の阪神デビューで、前走の中京でも終いがむしろ伸びたような馬。
本当にそういう類の馬なのであれば、フロンティアより2馬身くらい先着出来たはずだが、サウスヴィグラスだなんだのスピード型が大半の系統で、牝馬独特の溜めが利くと鮮やかな脚を使うというイメージの差し返しで、印象が一変という2着ではなかった。
内から伸びた人気のヨハネスブルグ<ストームキャット>・テンクウは上がり32.6秒。
総合力の勝負とは違う中で、むしろ、持ちうるスピード能力でその転換がなされた末脚を発揮しても、今回は伸びきることのできない領域で3着止まり。
みんながハープスターになれるわけではないし、うまく正しい競馬のリズムを作ることができた先行馬ほど上がりが速いレースになってしまったから、自分の武器がそれだと言えるかの判断はちょっと難しい。

ただ、それ以下の組は、現状人気のムスコローソも全く伸びなかったように、完成度でフロンティアや上位組に見劣っていたわけではないから、当面の課題は上手に走らせることではなく、総合的なスケールアップをより求められることになる。
上がりがまるで違うというほど差はないが、究極の上がりというのは新馬戦でも求められるケースがあり、このレースではそれが常。
ムスコローソ 33.7秒
プレトリア 33.1秒
という数字が、上位組を上回っていないのでは、丸で見せ場なしの36.0秒殿負け・グランデウィークの畑違いの参戦と意味が違うから、かなり期待を裏切ってしまったように映るし、数字だけではなく、パドックでの期待感からの落差の大きさに残念な気分だ。

 

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新潟2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

トップ騎手が札幌に集中する週だけに、前走でGⅠ勝ちのある騎手が乗っていた馬は、ことごとく乗り替わっている。
2歳戦だけに、こういうところは注意を払いたいところだが、ある意味成功のパターンを見出せそうな良血馬がいる。
半兄ドリームパスポートに乗って【0200】、それでも2歳時のフサイチリシャールとジャパンCのディープインパクト相手に2着という結果は好意的に受け止められる岩田騎手の相性を買って、期待馬が多い組み合わせだがフロンティアのデビュー2連勝に一票投じたい。

非常に堅い決着の多かった今年の中京デビュー組で、楽逃げの押し切り勝ちは特段目立った存在にはならないものの、やけに勝ち方が派手だったシンデレラメイクが人気馬の案外な失速に助けられた中での穴快走だったのに対し、新馬戦とはいえ、有力馬に総マークを受けた中での1番人気→逃げ切りはちょっと強気になれる。
本来の強気な騎乗というところまで戻り切っていないが、少しずつ気力も回復傾向にあるように窺える岩田騎手が、あまり難しく考える必要のない先行型に乗れるのは、結構ありがたいことと思っているはずだ。

加えて、エルムSのレコード勝ちを演出した必殺のイン溜め→直線の叩き合いに持ち込んだ騎乗は、ここでできなかったとしても、今後の大舞台に向けたステップレースで有力馬を任せられた時に大きな武器を取り戻したという意味で、気合十分のことだろう。
何せ、サマージョッキーシリーズには直接関係のないレースでの活躍になるものの、ちょっと前はそちらの方にばかり用があったトップ騎手としては、どうしてもアピールしたい、結果の求められる立場になった今は、先を見通せる2歳最初の重賞レースで勝ちに拘りたい部分もある。

フロンティアは一族の影響を受けてか、ダイワメジャー産駒としては2歳馬でもやや小さめの450kg台の馬体。
いつまで経っても体形が変わらず、最後まで元気いっぱいに生きたステイゴールドのような姿も、その代表産駒が秘めるノーザンダンサー、ノーザンテーストのクロスをこの馬も持ち合わせ、ノーザンテーストの奇跡の配合に大いなる飛躍を期待させるものがある。

2歳戦は難しい。
しかし、危うい場面もありながら勝ち切った函館のカシアスのような才能は、この世代には多いような気がする。
派手なレースをしていた馬は、シンデレラメイク以外にも未勝利戦のコーディエライトなど中京にもまだいるし、福島組のグランデウィーク、東京組は是が非でも切れない3頭も皆有力で、フルゲートではないのに理由があるという雰囲気だ。

そういう意味で、派手な差し切り勝ちも多いこのレースを、平均的な勝ちタイムで上手に勝てる馬に今後の展望が開けるのだ。
キレすぎても勝ち切れなかったことがプラスに働いたジャスタウェイ、キレが足らずに敗れるも中距離で成功したイスラボニータなどの例は、形作りでも将来性に見通しをつけられる成功のパターンを示しており、どの陣営も位置を取ろうという意識はあまり強くならないように思う。

力があれば。
レベルが高ければ、位置を取れる馬の方が走りやすい。

◎フロンティア
○ムスコローソ
▲オーディットエール
注プレトリア
△キボウノダイチ、シンデレラメイク、テンクウ

グランデウィークやコーディエライトが新潟で好走するイメージ湧かないということと、東京とその他の組では自力が反映される度合いが違うはず。
今年は軽いタイプは少ないので、広い馬場の好走歴は意外と重要かもしれない。

 

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キーンランドC -予想-

読了までの目安時間:約 2分

 

危ないと承知しつつ、58で惨敗癖もあるキンシャサノキセキ産駒に重賞未勝利のモレイラという二重三重のトラップには目をつぶって、敢えてシュウジから狙いたい。

前走は武豊騎手が馬場状態を意識し、時より名手たちが何かの呪縛から解放させてあげるような大胆な騎乗をしたために、中間点で32.2秒という猛ラップを刻んでしまったから2番人気を大いに裏切ってしまったが、昨年のモレイラの34.1秒の先行策の方が中途半端で良くなかったように感じる。

以後、4、1、8、15、10着という悲惨な結果ばかりが目につき、あれだけ強かった阪神Cのことなどもう皆忘れてしまったのだろうと思うほど、今回は期待されない存在である。
無論、騎手人気で混戦の1番人気もなくはないだろうが、それの方が怖いという状況であり、強力な先行力を武器に戦う先行型ではないと知った今回、函館ほど速くはない札幌で、自在の位置取りながら終始自らがレースをコントロールするというモレイラ騎手の勝ちパターンが、今のシュウジには一番合っている気がする。

気難しいという情報が昨年は多少邪魔したのだろうが、GⅠを勝っていないのに58という酷斤では下げる手は有り得ない。
無難に乗って欲しいという意味でなく、イッテツ、ソルヴェイグ、ネロ、メイソンジュニアに、きっと去年と同じようにここから馬を作っていくつもりだろうナックビーナスなどの先行しそうな馬の動きを気にするまでもなく、相応のタイミングで自分から動くしかないのはかえって好都合のように思う。

◎シュウジ
○ブランボヌール
▲ソルヴェイグ
注ネロ
△ノボバカラ、メイソンジュニア、モンドキャンノ

昨年の好走組はほとんど出ているし、強力な新勢力がいるわけでもない。
流れが変われば一変…、という気配のするメンバー構成ではないというのもある。

 

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攻略できる時

読了までの目安時間:約 3分

 

南米血統のディープ産駒の死角と欧州良血馬の弱点は同じである。
欧州配合の急進勢力たる若い牝馬は、近年トレンドではあるが、彼女たちを巡る内包した血の混雑具合は限界に達しようとしている。

血の濃縮度合いでは互角、ヘイローが沢山入っているサトノダイヤモンドの武器は、何といってもその安定感。
レース内容もそれを支える肝となる気性面も、常に実力の範囲内で力を出し切ることに向いた性質を持っているので、相手が強いからとかそういうことに惑わされず、いつでも自分の競馬に徹することができる。

最初はそれを評価され、高馬らしい気高き走りでファンを魅了していったが、そこに突出した決め手がないことに、ひとつの死角があるという風に捉える向きがあった。
陣営の狙いは常に、ゴールは凱旋門賞であると考えていたので、ダービーで残念なハナ負けを喫したあとは、今年のこのレースに向けた準備をしてきた。
1-1-1-1-3。
あの高速天皇賞だけ負けたのだから、問題ない。
フォア賞も勝てれば、もう言うことなしの古馬の有力馬である。

距離をこなすのに不適とされたヘイローのクロスは、今や長距離の高速戦では欠かせない血統構成であり、シュヴァルグランが春天でもっと頑張れていれば、こちらにやってきていても不思議ではなかった。
距離の不安を誤魔化すことはできない条件で、高速決着でも怪我無くここまでは過ごせているサトノダイヤモンドは、上がり勝負ではヨーロッパでも見劣りする可能性がある。

よって、混戦の凱旋門賞を期待する。
最近は、日本や南米、その昔のアメリカのタイトな芝も速かったわけだが、雨さえ降らなければ、求められる時計の対応力に大きな差異はどこもないというのが常識。
それなりのレベルの競馬で結果を残している馬は、その流れにどう対応するかだけが重要になってきた。
日本では上がりが速すぎるが、ヨーロッパでそれはまずない。
時計が出て、尚かつ力勝負になった時、本来の適距離である12Fでの争いで、サトノダイヤモンドが力を出し切れない理由などない。
父ディープとは違う個性が、実は勝機をもたらす可能性を秘めているのである。

 

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