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JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

2歳チャンピオンの行く末・無敗か否か

読了までの目安時間:約 3分

 

ラッキーライラック

ダノンプレミアム

ルヴァンスレーヴ

タイムフライヤー

距離が延びるほど、これまでの対戦成績や道悪の経験など、プラスアルファのスキルや経験値が重要になる。

競馬の根幹距離であるマイル戦では、そういうことより、しっかりと出来上がっているかどうかが重要だったりする。

無敗の王者3頭には、

アルテミスS①

サウジアラビアロイヤルC①(稍)

プラタナスS①<500万下>(不)

というように、全てに東京マイルでの2戦目におけるハイレベルな実績が残されていた。

ライバル多数ながら、そういう要素が最後のひと踏ん張りや勝負を分ける場面での決定的な力の差に繋がり、結果に影響を及ぼした点は否めない。

ある意味、負け方を覚えた馬やその陣営が得た経験値が、勝ち続けながら得られたようなものである。

既に2敗していたタイムフライヤーは、前走でそういう敗因となる要素を出し切り、本番での快走に繋げた。

道悪の経験も重賞出走歴もあり、そもそも未勝利勝ち上がりの馬というのは、有力馬が無敗だと急に強気になれたりするが、ホープフルSでは、距離経験のないジャンダルム以外は、総じて負け星があるか、急坂の経験を有していた。

最後にジャンダルムを競り落とした要素は、経験値と距離適性に加え、ここまで4か月強使い込まれてきた中で、上手に戦う術を体得していた点が、勝因となったと言い切れる。

となると…。

あまりに強すぎた4頭は、前哨戦やトライアルで、すでに完全無欠の王者としての立ち振る舞いを求められることになるわけだ。

上がり目というの、往々にして、GⅠを勝つごとに削られていき、キタサンブラックのように5歳になって一気に量産体制に入ることなどほぼあり得ない。

昨年末は3歳馬の躍動が際立っていたが、4歳馬の不振もその要因となっていた。

5歳馬の強いところで目立ったわけではないし、それを参考にすると、意外や意外、他の才能に可能性を求めることもファンとすれば、まだまだ望み薄とはならないような気がする。

早くに強くなった馬を古馬になってからも追いかけるのは、本質的には無理筋。

最強世代拝命直前の18クラシック世代には、渋めの伏兵の台頭を期待したい。

 

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伝説の終焉 最終話は平穏に

読了までの目安時間:約 3分

 

キタサンブラックをきっちり分析し、その栄誉を称えるという普通のことをしてみたい。

戦績 20戦12勝

重賞10勝<GⅠ7勝>

3歳:8戦4勝<1勝>

4歳:6戦3勝<2勝>

5歳:6戦4勝<4勝>

血統 父ブラックタイド 母シュガーハート(母父サクラバクシンオー)

主なクロス:リファール4×4 ノーザンダンサー5×5×5

半兄:ショウナンバッハ(父ステイゴールド)6勝<中央4勝、地方2戦2勝>

スタミナの根拠

・雄大な体躯<古馬になってからは524kgが最低体重>

→最後の4走は全て540kg台で、一度スピードに乗せると止まらない。

ということは、スピードがあまりない場合、先行して粘りこむ中距離型に出やすい。

・常に4角2番手以内

新馬戦(今後を見据えた戦法)と菊花賞(潜在的な距離不安を考慮した作戦)以外、4騎手全てが同じ乗り方をしている

→ちなみに、最初のコーナーでも9割近く2、3番手を確保している安定先行型。

・上がり3F1位は生涯2度のみ

抑えてイン強襲の菊花賞とスタート失敗で3、4角イン進出の秋の天皇賞だけ。

→実質、これが決め手勝負で出番なしの証拠。

これはあくまで、客観的視点で捉えた名馬の素晴らしい実績である。

この辺りで実体に対する結果との整合性において、最大のイレギュラーさを成す要素を確定させておきたい。

それは理想の成長曲線、ではないだろうか。

普通はそれができない。

彼はスピード型配合ながら、そういう走りは最初は全くできなかった。

ところが、総合力がついてきて、もっとハードなトレーニングを日常茶飯事のごとくこなしていくと、ミホノブルボンの逆現象というか、遅い馬が速くなったのである。

最初から速い馬が一流になれるのが、一般常識なのに対し、5歳になって距離ごとのベストタイムをガンガン更新できた理由はそれしかない。

そんな馬は過去あまり多くなかったっし、クラシックホースとしては異能の持ち主である。

有馬記念が平穏だったのは、それが最大の理由だと筆者は考える。

 

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クールモアの名牝がディープと交配へ

読了までの目安時間:約 2分

 

今や欧州競馬の制覇者となった生産者団体、アイルランドを拠点とし、世界中に名血馬を送り込むクールモアが、この春、自慢の繁殖牝馬を日本でディープインパクトと交配させるため3頭を選定、現在すでに日本にいることがわかった。

豪華すぎる3頭は以下の面々。

マインディング<牝5>

12戦8勝 16英牝二冠など計GⅠ7勝

父ガリレオ 母父デインヒルダンサー

ウィンター<牝4>

10戦5勝 17英・愛1000ギニー含むGⅠ4連勝

父ガリレオ 母父ショワジール

プロミストゥービートゥルー<牝4>

6戦2勝 16仏2歳GⅠ2着

父ガリレオ 母父デインヒル

正直な話、いい相手がヨーロッパにいないというのが実情なのではないのか。

いい馬にはサドラーズウェルズとデインヒルの血が入っていて、さすがのクールモアの資金力をもってしても、自力でそれらがなしなしの名馬を作ることは難題。

同じような血は北米にもあるし、ダート血統との相性もあまりいいとは思えない配合。

唯一、ドイツという逃げ道もあったりするが、モンズーンの血だって、もう色々なところに組み込まれている。

競馬の根幹部分こそ共通するも、求められる能力がまるで違う日本に、ディープインパクトという素晴らしい種牡馬がいる。

サンデーサイレンスの血が、ヨーロッパでも通用することはすでに周知の事実であり、最近は、エイシンヒカリの強烈なGⅠ圧勝劇もあった。

その昔、日本の生産者が欧州チャンピオンに対し、金に糸目を付けずにほとんど蛮行を働いていた時代は、もうどこにやら。

単純なスタミナ型ではない欧州血統が、ディープとの相性がいいことは、すでに証明済みである。期待できる。

 

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新馬回顧<1/13・14>

読了までの目安時間:約 3分

 

この辺りに差し掛かってくると、芝の新馬戦そのものが減ってくる。

土日で3場一鞍ずつ。未勝利戦にも未出走馬が登場することが増えてきた。

土曜中山では芝のマイル戦が行われ、善臣騎手らしいワンタイミング遅らせた仕掛けからゴール前差し切るパータンで、ロードカナロア産駒のエピックスターが勝ち上がった。

上位3頭は皆460kg未満の馬。500kg超の断然人気馬が飛んだから、決め手も勝負を分けるポイントになったか。2、3着は減量騎手の騎乗だった。

東西でダート1200戦も開催。

共に5馬身差で、ヨハネスブルグ産駒のトウカイパシオン(中・牝)、ランアウェイアンドハイド<ミスプロ系>産駒のアポロテネシーが圧勝した。

両方とも、パワフルさあふれるアメリカンなパワー型のようだが、意外と差しでもいけそうな勝ち方に見えた。

大型というほどの馬体でもないから、楽しみは多い。

日曜の新馬は評価に困るレースが多かった。

芝は関西圏で2戦。

中京2000は波乱。好発から番手抜け出しのタートルボウル牝駒・ハナソメイが勝利するも、⑨-⑱-⑧人気順での決着。

こんなにいい配合なのに、何故ここに?タイプの人気馬は総崩れだった。

京都1600も、卒なく抜け出したルナステラより、2着馬でスワーヴリチャードの半妹・ルナステラの猛烈な追い込みが目立っていたくらいで、芝は使いたいけど、いい番組はない現象が起きていた様子。

次戦以降が皆大事になってくる。

ダートは京都は相変わらず稍重。

直線で鮮やかな決め手を発揮したオメガパヒュームが目立った1800戦は、人気上位グループがそれなりに力を出していたから、距離はともかく、評価はある程度した方がよさそう。

勝ち馬はスウェプトオーヴァーボード産駒で、母方は社台系のタフな血が詰まっているので、長く活躍するかもしれない。

一方の中山同距離のレースは、14番人気のミズカゼが馬込みから抜け出して制するも、この時期独特のタフすぎる馬場質が味方した印象。スマートファルコンらしい雰囲気はなかった。

 

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日経新春杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

マイスタイルを行かせてからというもの、基本先行型のロードヴァンドールでもかなり平凡な逃げで押し切りを図った横山騎手。が、この相手関係で、ガツガツ追い詰めてくるような実力馬もそう多くない。

策は決まったかのように思えたが、直線半ばでそれに待ったをかけるコンビが登場し、東西とも、平穏な決着に終わった。

逃げたヴァンドールを好位のインでマークし、徐々にペースアップを図った坂の下りで、他があまりのスローで追い上げていく中、見事に脚を溜め、そこから使える限りの末脚を遺憾なく発揮し、ゴール寸前ながら、脚勢断然の手応えで差し切って見せたのが、人気の上がり馬・パフォーマプロミスと今年も早速メインを制したミルコ・デムーロ、その人馬であった。

前走の中山の内容は、確かに上々のものであったから、スタミナ不安の馬も多く、また勢いに乗っていたはずの4歳馬がここにいない状況。

デビューから3連勝、といっても3歳秋からの記録で、何度もくじけそうになりながら、ステイゴールドらしい長期に亘る一定以上のパフォーマンスのキープ力で、ついに重賞馬にまで育てたのが、ちょっと上の条件で最近大人しなかった藤原英昭調教師だった。

この辺も、いかにも展開。

前走同レースで2着のカラビナが、今度は2kgもらいで逆転もあるかと思っていたが、どうも人馬とも流れを掴めず、勝負所で失速。

これも同父ステイゴールド。

ディープは大威張りのレースではないから、モンドインテロの定番化した案外の不発は想定内ながら、直仔・ナカヤマフェスタの秘蔵っ子たるガンコも頑張っていたし、キャラ的には一族を代表してベルーフも参戦していた。

パフォーマプロミスの課題。

6歳という年齢は、キャリアの少なさを考慮すると大きな足かせではない。

ただ、未経験の58と重賞での57など斤量面の不安はある。

56をこなしたあとの戦いが、本当の勝負だ。

 

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京成杯 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

パドックから少々気が逸っていたデルタバローズは、体重増の不安ではなく、レーススタートの時刻が迫るにつれて、ドンドンやる気が出てきてしまい…。

パドックから返し馬まで見届けたファンが、彼に票を投ずるはずもなく、3番人気でのレースになった。

そして、坂で止まってしまった…。

勝ったジェネラーネウーノは、コスモイグナーツが東スポ杯ほどの逃げではないにせよ、クラシック選考レースとすべく、ある意味賞金稼ぎを目論んでGⅠを回避したようなところがあるから、然るべき流れを作り出したことで、デルタほどではないにせよ休み明け2連勝でこちらもテンション高めの状態だったから、大外枠の発走の不利もなければ、リズムを崩すようなところも一切なく、見事に2番手から抜け出してしまった。

スピード型の配合であったデルタが、初の中山で、急坂を苦にする可能性は十分あったから、ほぼ2頭に絞られた4角での手応えから、相手の想定内の失速で、もう危なげのないレース内容で、ここでは総合力が一枚違った印象。

逆に言うと、前走であれだけ追い詰められていたことを考えたら、成長したということではなく、相手関係が…、という可能性も匂わせたゴールシーンであった。

母ミクロコスモスに、この時期散々してやられた嫌な思い出があるため、コズミックフォースのやっぱりの後方待機は、騎手の考え方としては正しいけれども、これなら届かないだろうなと思って見ていた。

しかし、前述の流れ、ダブルシャープ辺りも動きが思わしくないとなれば、今の戸崎騎手がヘグることはまずあり得ない。

キャリア3戦目。小ずるい勝ち方もすでにマスターしつつあるこのグッドルッキングホースは、時計を着実に詰めている点で、本番もしっかりと流れる可能性がある状況は、かつてのシックスセンスのような期待を持たせるところもある。

若葉Sに回ったりすれば、それ以外にもトライアンフマーチなどの決め打ち型の好走例だってあるくらいだから、もうひと踏ん張りして、出走権を勝ち取りたい。

それを思うと、ジェネラーレウーノという馬は、田辺騎手がどうもその全容を掴み切れていないスクリーンヒーロー産駒、ロックオブジブラルタル×ストームキャットという母の配合で、どういう隠れた性質があるのか、さっぱりわからない面がある。

ここで堂々人気に推されて、しっかりとした内容のレースで、ほぼ古馬GⅠへの出走まで3歳時には可能な賞金を勝ち取っている。

だからって、本当は2000Mじゃなくて、モーリスのようにマイルが得意な可能性は母父からも考えられなくもないし、ストームキャットが入っているなら、プロトコルも同父でダートの活躍馬である。

父のスクリーンヒーローが、まさかジャパンCを勝つなんて…、という大出世を遂げるとは、穴快走のラジオNIKKEI賞2着時には誰も思いもしなかった。

ルーカスが東スポ杯で2着する根拠は何となく掴めても、このジェネラーレウーノという才能は、いつまで経っても謎多き存在になるかもしれない。

これで3連勝。タフさで2歳GⅠ組にスタミナ勝負挑める強みを備えつつ、実は、古馬になってルヴァンスレーヴとフェブラリーSで競り合っている構図も信じ難くない馬が、このハイレベル世代だからこそ誕生しそうな予感がある。

レベルが低そう…、などと高を括っていた筆者を驚かせてくれた彼のことを、ずっと面白い存在として受け入れるつもりだ。

 

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京成杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

何だか、ラッキーライラックに魔法をかけられてしまったのか、最近は石橋騎手の乗る馬に気が行ってしまうのだが、今回も昨年のサーベラージュの失敗を取り返す愚策とならないことを祈りつつ、堀厩舎の才能・デルタバローズに肩入れしたい。

大局的に見て、主な理由は二つ。

昨秋の雨馬場の経験は、雨が降ったアルテミスS優勝という約束手形を利して、ラッキーライラックが断トツの内容で2歳女王戴冠となった例を挙げるまでもなく、稍重だったサウジアラビアロイヤルC圧勝のダノンプレミアムと重馬場の萩Sでオープン馬になったタイムフライヤーと、素晴らしいパフォーマンスで2歳タイトルホルダーになった馬は全て、あの台風マンスの悪影響をものともせず、底力を示した者ばかりであった。

川崎の全日本2歳優駿で軽くGⅠを制してしまったルヴァンスレーヴやGⅠ2着馬であるステルヴィオは2回、それぞれかなり渋った馬場を体験し、結果を残した。

富士S当日の東京、レース施行時には重馬場だった1600戦でしっかりと人気に応えたデルタバローズは、その日のメインで圧勝のエアスピネルや翌週の主役キタサンブラックのような継続的な活躍、連続好走に肖ることもできなくはない。

ああいうレースの後に、無理に賞金加算を焦って使い込むよりは、しっかりここから使われて、万一にも失敗したところで、取り返しが利かないことになることも十分に防げる休み明けのローテーション。

加えて、2つ目に挙げたいのが、旧ホープフルSとラジオNIKKEI杯を合体させ、GⅠへと昇格したホープフルSの質の向上と開催日の固定は、唯一そこを使っていた馬のみ回避という状況からもわかるように、全体的に前がかりになる有力馬の出走傾向に、最も悪影響を及ぼされるのがこのレースではないか、という目算がある。

例年に比べ、2勝馬が少ないこと以上に、オープンキャリアがある馬がそれなりに存在し、昨年はそうでなかったとはいえ、葉牡丹賞でレイデオロの2着・コマノインパルス-デビューから3戦連続重賞馬に負けた・ガンサリュート-ホープフルS2着・マイネルスフェーンらが上位を占めた結果からもわかるように、それ相応のスパーリング相手がいた馬が、今年はほとんどいないことが問題。

強いて挙げるなら、実績の元・ホッカイドウ競馬所属馬であるダブルシャープと萩S5着のサクステッドにアイビーSで不良馬場を味方につけて押し切ったコスモイグナーツくらい。

人気になりすぎると怪しいジェネラーレウーノが、楽に前に行って押し切れそうな雰囲気が、返って、怪しかったりもする。

この馬はまだ13頭以上の競馬は経験していない。

先行型はこういうことが重要な場合も多い。

中山で勝った名前も気になるイェッツトや崩れていないスマイルトゥモローの下・ライトカラカゼなども含め、距離がもつかも不明なデルタバローズも十分勝負になる組み合わせだ。

本命馬の強みに関しては、完全ダート血統のストームキャット系ながら、しっかりと番手から抜け出して快勝している点だ。

折り合えば距離は問題ないし、多少の乱ペースにも惑わされない多頭数の道悪競馬での経験がある。

強気に押すだけではないはずだが、石橋騎手もやることはしているという重賞の内容が続いているから、普通に好位付けでも楽々抜け出しはあり得る。

案外、広い馬場の持続力勝負より小回りで位置取り争いで優位に立てる条件の方が合うかもしれない。

◎デルタバローズ

○ジェネラーレウーノ

▲ダブルシャープ

注スラッシュメタル

△イェッツト、サクステッド、ライトカラカゼ

 

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日経新春杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

力はミッキーロケット、距離適性は横一線で、例年より軽ハンディの馬が多い。

狙いは手広くでも、12頭立てではオッズとの相談もある。

キングカメハメハ、ディープインパクト、ダイワメジャーという組み合わせで決まるようなレースではない。

良くも悪くも、抜けた存在になれるかどうかは展開次第。

ロードヴァンドールは軽くハナを叩いていける相手だが、広い馬場でグングン行ってもさすがにもたないし、そこまで速いタイプではない印象。

一団にはならなくても、ハイペースは考えづらい。

初めてのコンタクトであれば、そういうことも想定しておかねばならないが。

だから、準オープンを勝てないような馬でも、ある程度のところまでは位置をとれる。

関東遠征で4戦全連対、関西圏での6戦すべて3着以下という不可思議な戦績を昨年は辿ったカラビナが、ちょっと臭い。

藤岡厩舎の馬は往々にして、騎手がコロコロ変わる。

ステイゴールドだからといって、特別扱いはないから、昨年も5人が携わった。

ゴールドシップはスイッチ最初が好結果というケースが多かったが、カラビナも康太騎手と田辺騎手には心を開いた。

後方待機で活路を見出したこともあるが、東京2000で究極の上がり勝負と破壊的不良馬場の双方で勝っているように、体が大きくなるに連れて、普通に流れに乗って走ることができるようになり、前走はついに中山2500という攻略難解のコースで、結果の出ていなかった隼人騎手騎乗で2着。幸騎手は2度目の騎乗。

暖かい時期よりこれからの季節の方が良さそうなこの馬は、解説の難しいノーザンダンサーの4×2を持つ。

ヘイルトゥリーズンを2本持つ愛産馬という珍しい配合の母だから、日本にツボのある条件は限られる。

急坂コースが合うようで、東京で2勝。

本格化後のキタサンブラックが条件問わずになっていったように、馬体が欧州型らしくなった今、これも小さな障壁にしてしまう可能性が彼には秘められている。

◎カラビナ

○ミッキーロケット

▲サンタフェチーフ

注ロードヴァンドール

△ガンコ、パフォーマプロミス、モンドインテロ

 

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新最強世代列伝

読了までの目安時間:約 3分

 

98<中央GⅠ完全制覇の偉業>

クラシックホース

ファレノプシス

エリモエクセル

セイウンスカイ<皐月・菊>

スペシャルウィーク

(アインブライド)

(グラスワンダー)

(エルコンドルパサー)

フ1 高1 大- 春1 Vー 安1  宝1 ス1 秋1 エ1 マ1 J2 チ1 有2

この世に新種の生命体が誕生し、概念を新たに構築したところで、自然淘汰のスピードに逆らう中で進化が同時も伴っていかないと、こういう異常な現象は起きたりしない。

一種では到底かなわない多カテゴリーのタイトル奪取を、実にバランスよく、5歳シーズンを迎える頃には、GⅠ完全制覇の金字塔を成すに至った。

自己実現性の限界点が近づく間近で、やれることを全てやり尽くしてしまった。

恐るべきチーム力である。

今でも感心するのは、前世代がかなり強力だったにも拘らず、隙をついてガンガン勝てるところから勝っていったところ。

クラシック年の秋天以降、4歳世代にも少しずつ綻びが生まれ始めていたから、秋には3勝、春は勢いに乗って、人気馬のいた芝主要部門は総なめ。

秋は王者安泰で、5歳シーズンに眠れる才能を呼び覚ました期待馬が、残りの穴も埋め、新GⅠのJCダートも最初に勝って完結。

名馬物語を引き合いに出すと永遠に終わらないから、あまり深掘りしないでおくが、2、3歳のタイトルホルダーが4頭も古馬GⅠを制し、牡馬は世界レベルの舞台で躍動した。

その3頭は父として再び脚光を浴びることになり、また誇り高き名馬を送り出した。

ブエナビスタ、ヴァーミリアン、孫の世代からはモーリス。

その血はまた広がりを見せ、再び世界に挑む名馬が誕生する。

偉大なる祖先となれるかまでは不透明だが、その直系が今再び注目されていることは事実である。

もう一つ。

この辺りから、重厚すぎる配合の馬でもスピード決着のレースで活躍するようになった。

例えば、皐月賞の1、2着馬。たとえば、2歳女王やオークス馬。

また、軽い血統と揶揄されたミスプロから、キングオブグラスホースにあと一歩のところに迫ったエルコンドルパサーが登場。

で、プリンスリーギフト系のエアジハードまでいたわけだから、血統的価値でも他世代を凌駕していると言えよう。

 

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レイデオロ・必要なのはキレ味ではない

読了までの目安時間:約 3分

 

キングカメハメハ×シンボリクリスエス。

メジャーでありながら、サンデー無視の配合として異質の存在感を放ちつつ、ついに日本競馬界の頂点たる・東京優駿競走の覇者となった。

相手があまり鋭い決め手がなかったとはいえ、道中、機を見るに敏の鞍上が世紀の奇策で向こう流し進出を敢行した勇気が高く評価されると同時に、それにきっちり応えた馬の能力の高さも、秋の安定したレース結果の継続により、世代屈指の実力馬であることを改めて示すことができた。

あとは、何を求めて戦っていけばいいのか。

クラシックに縁がなかったというか、藤沢和雄の競馬哲学に加えて、その路線に向く才能が手元に少なかったことで、定年間近に悲願の…、というあるあるパターンで頂点を極めた名伯楽には、ダービーへのローテやJCへのステップに対し、大変に慎重に、かつ間違いの起きないような周到な準備を施し、その中である程度納得のできるレベルの結果がついてきたという自負があるはずだ。

気性が難しいのは若き日のおじいさんを知っている人なら、誰でも理解することができる弱点。

徐々にそれが解消されていったのに、肝心のダービーではイレ込んでいた。

ジャパンCの頃にそういう不安はなくなったが、代わりに、ずっと課題としてあったスタートの悪さが、結果進路カットと惜敗に直結することに。

そのどこにも、騎手が少し心配していた決め手比べでの死角は存在しない。

キングマンボ系のキングカメハメハ産駒は走る気性の持ち主はいても、完成されてしまえば、その弱点はカバーできる。

パワー型の死角は、ダービーの大立ち回りで消え失せた。

問題はシンボリクリスエスの危うさである。

パワーがありすぎるが故に、折り合わせようとさせると必要以上に消耗してしまう。

下げるのは得策ではないから、いい位置をとれると味は出せるが、祖父とて、3歳のJCでは出負けしていた。

世界を視野に入れるには、まずは多少はスタートが上手になることだ。

それさえクリアできれば、場所を問わず、チャンピオン戦にこだわる道を進んでいってもらいたい。

 

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