宝塚記念コラム

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宝塚記念の真実

読了までの目安時間:約 3分

 

ここでは強くなる馬の特性

メジロライアンやオサイチジョージは、マックイーンやオグリより強かったわけではない。直前のレースと宝塚では、内容一変だった。

ビワハヤヒデや4歳時のオペラオー、ディープインパクトにオルフェーヴルらは、総合力が違った馬。

有馬記念の好走馬で、そこで同期には負けなかった4歳馬は、早々は崩れない。

1番人気のクラシックホースをその同期が負かしたという例は、平成期に限ると、

メジロマックイーン-メジロライアン

スペシャルウィーク-グラスワンダー

テイエムオペラオー-メイショウドトウ 01

メイショウサムソン-アドマイヤムーン

ブエナビスタ-ナカヤマフェスタ

キタサンブラック-サトノクラウン

そのほとんどが4歳同士、また国内タイトル初奪取を成し遂げたという結果であった。

しかし、非根幹距離GⅠの宝塚記念は、JCや有馬記念、年によっては春天からの流れで連続好走してしまう馬がいる一方、2200Mより短い距離での実績のある馬にはあまり有利ではない状況がある。

2000Mより2400以上の長距離カテゴリーに近い要素があり、同時に、競走馬のスピード化が顕著な中で、特殊性を活かしたスペシャリストの躍動も見られる。

そのせいか、2歳王者のグラスワンダーやドリームジャーニー、ドバイの1777Mでタイトルをゲットしたアドマイヤムーンを加えても、2000Mのタイトルホルダーはまるで縁がない。

本当の例外は、この後に秋天快勝のラブリーデイくらいなのもの。

この馬は本来、ゴールドシップがもっとやる気であれば、きっと勝ち切れなかっただろうという伏兵であった。

有馬記念はもっと幅の広い適性が求められたりするが、1角まで距離が取れ、誰でも本来の形に拘ることも、敢えて勝負に出ることも容易な宝塚記念というのは、極端な追い込みの決まらないレースでもある。

ドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟や、11頭立ての中団外々強襲のサトノクラウン以外、4角で全頭の真ん中より上の位置にいるのが普通。

近年逃げ馬壊滅の秋の天皇賞のようなことはない宝塚記念だが、金鯱賞や鳴尾記念を正攻法で押し切った馬以外は用なしだ。

 

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宝塚記念の劇的逆転

読了までの目安時間:約 3分

 

2番人気以下の独壇場

ダンツフレームやその前ならマーベラスサンデー、サイレンススズカなどが、悲願のタイトルを1番人気でもぎ取った例はあるが、いずれも、あまり多い頭数の競馬ではなかったことが勝因になっていた部分がある。

実際問題、1番人気は30年間で、

【111027】

主な着外馬

'17⑨キタサンブラック

'15⑮ゴールドシップ

'07⑧ウオッカ

'05⑦タップダンスシチー

'03⑤シンボリクリスエス

'95⑦サクラチトセオー

'89⑦ヤエノムテキ

ただ、30回で7回の4着以下が問題なのではなく、11勝19敗という勝敗の塩梅が肝なのだ。

前述の通り、少頭数になる年も多い宝塚記念だけに、多頭数が増えた近年のレベルアップがありながら、昨年も見事な惨敗だった人気の中心馬は、このレースであまり頼りにならないことが完全証明されている。

連対率に対して、1番人気馬の勝率がここまで低い例というのは、独特な空気間の中で行われることの多い、シーズン末期も過ぎている春のグランプリの開催条件も大いに影響しているはずだ。

何より、1番人気馬がその年の国内GⅠに出走していた場合、そのほとんどが好走していて、2番人気以下は反対に勝ち切れなかった印象の馬が、しっかりと力を発揮して春のうちにタイトル奪取に成功、という例がほぼ通常の流れになっている。

前出のマーベラスサンデー、ダンツフレームらは、その時に、タイトルホルダーに目新しいのがいなかったために、人気に応えられた必然の流れがある。

同時に、そうでもない限り、メンバーが90年代よりはずっとハイレベルになった宝塚記念だけに、人気になって勝つ確率も低くなり、昔取った杵柄というのでも通用しないから、順調に使えているGⅠ実績上位の馬は、今後も狙いの中心になっていくことだろう。

非根幹距離戦にしては、リピーターが少ないのも気になる。

連続連対はほとんどが根幹距離でこその馬ばかりで、GⅠだからこそ、スペシャリストは1回でその役目を終えてしまう傾向が伺える。

 

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宝塚記念の需要

読了までの目安時間:約 3分

 

快時計決着の総括

最近はかなり減ったが、時計の出やすいグランプリとしての機能したことが、この宝塚記念の特性であった時代になって久しい。

ビワハヤヒデの2:11.2を基準に、それと1秒以内、現レコード保持者・アーネストリーの優勝以降も同等とした場合、

京都のダンツシアトル・稍重

マーベラスサンデー

サイレンススズカ

メイショウドトウ

タップダンスシチー

スイープトウショウ

ドリームジャーニー

アーネストリー

オルフェーヴル

サトノクラウン・稍重

といった猛者たちが名を連ねることになった。

ダンツシアトルは例外的存在だが、ダートデビューのシアトルスルー産駒で、長期療養後に長い京都開催で好時計連発で勝ち星を重ね、直前の京阪杯<2000>で1:58.9とタイレコードを叩き出して、勢いそのままに本番も制した馬。

ライスシャワーのインパクトが大きすぎた中、安田記念好走のチトセオーやTブリザード以外は、正直、強力なライバルはいなかった。

実はそれ以外の馬というのは、かなり相手は強力。

時計の根拠もその辺りに影響をあったように思う。

マーベラスサンデーの時には、バブル、ダンスらサンデーのトップホースがいて、シーズグレイスが暴走気味に先行したことも高速タイムのよう言いに繋がった。

以下、

ステイゴールド、エアグルーヴ

テイエムオペラオー

ゼンノロブロイ

ハーツクライ、ゼンノロブロイ

ディープスカイ

ブエナビスタ、エイシンフラッシュ

ルーラーシップ

シュヴァルグラン、キタサンブラック

この時点でも有力だったが、秋以降もかなり強烈なパフォーマンスを見せた面々ばかりで、そのほとんどが秋にGⅠを制している。

一方で、スイープトウショウとドリームジャーニー以外の勝ち馬は、以降はGⅠに縁がなく、一気に下降線をたどるサイレンススズカ現象のミニバージョンのオンパレードになっている。

秋天でレコードを叩き出すと、以降も結構頑張る馬が近20年の傾向になっているが、それができたはずのサイレンススズカはGPホースで、スペシャル、Tジョーダンなどはここで空振りだった馬だ。

雨降り歓迎ということなのだろうか。

 

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もう引退!?<ジャスティファイ、三冠達成後初お目見え>

読了までの目安時間:約 2分

 

まさかの大地震発生により、週末の阪神開催に不安が燻る週最初の日。

世界的に見ても稀な無敗のクラシック三冠馬に輝いたジャスティファイが、レースでもないのに競馬場に現れるという、何とも珍しいニュースが飛び込んできた。

場所はアメリカ競馬のコアスポット、ケンタッキー州・チャーチルダウンズ競馬場。

言わずもがな、東海岸における三冠レースの初戦であるケンタッキーダービーが開催される地である。

実は、西海岸を本拠地とするB.バファート調教師がこのチャーチルダウンズを三冠制覇の拠点とし、プリークネスSのピムリコ、ベルモントSのベルモントパーク各競馬場へ輸送させる形で、激烈にして刹那の3歳クラシックを戦い抜いたのだ。

ベルモントS後も当地に滞在するジャスティファイは、GⅠレースが行われたナイター開催の16日(土)のチャーチルダウンズでの2Rと3Rの間にパドックに登場、集まった2万人を上回るファンがいるスタンド前のウィナーズサークルに次は移動し、シアトルスルー以来2度目の無敗での達成、都合13頭目となる三冠馬の雄姿を前に、大きな拍手、歓声が送られた。

日本ではまずあり得ない話なのだが、西海岸の馬はこういう事情でもない限り、他の地で滅多に生で見ることはできない。

ただ歩くだけ、ただ人のいるところでちょこっと顔を出すだけ。それでも盛り上がってくれるのであれば…。

実は、彼はもうサンタアニタのおうちに帰ったとのこと。ただ、また週末の開催日に、地元ファンにまた顔を出すようだ。

まるでオリンピックの金メダリストである。

引退後も大忙しだろう。

 

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新馬回顧<6/16・17>

読了までの目安時間:約 3分

 

3週目にして、レパートリー増大。この時季難しすぎる決着の多いダート戦と、函館競馬が開始。

早速、人気馬が伏兵の引き立て役に回るシーンが続発した。

土曜の中央場所ではダート戦2鞍。

阪神1200は、ダート戦では珍しい牝馬の叩き合いを、ヘニーヒューズ産駒のチュウワフライヤーが制した。

評価の低かったサウスヴィグラス産駒とのマッチアップは、何となく理解できなくはないが、それ以外は難解そのもの。

道悪で高速決着必至だった東京1400は、人気のニシノコトダマを置き去りにした単勝90倍弱のパイロ牝駒・ラインカリーナの強さばかりが目立った。

1:25.3で2着馬に1秒差。他の馬にはこの時計で乗り切るスキルが、まだ備わっていなかったということだろう。

函館は土日とも芝の短距離戦。

初日は良馬場の下、1000Mで人気のロードワンダーが行き脚つかずの展開を味方につけただけには思えない逃げ切りで、タニノギムレット産駒のウインスピリタスが57.4の好タイムで勝利。

日曜もそっくり。人気馬が流れに乗れない中、離れた2番手から直線よく反応し、前を捉え切ったエイシンフラッシュ産駒のナンヨーイザヨイが快勝。

これがレコードと僅差の1:09.4だった。完成度とタフさも問われた。

一方、本州組は2世代目となるクラシックサイアーの取捨で、明暗が分かれた。

オルフェーヴル×ショウリュウムーンの良血・ショウリュウイクゾが人気に応えた阪神マイル戦は、勝ち馬が序盤は流れに乗れずも、直線で馬込みが内外に二分されたところをつく競馬で、難なく抜け出してきたので、ツキもあった。

東1600、好発でこちらもツイていたはずのロードカナロア産駒でダノンリバティの半妹・ベルクワイアは、この系統らしい正攻法の抜け出しで、人気に応えるような競馬をするも、最後はイン強襲のディープブリランテ産駒・トーセンギムレットに競り負けた。

使い出しが早かったのではないだろうか。

因みに、ロードカナロアは1400戦でも人気馬・ロードアクアを送り込み、こちらは同じような競馬で快勝している。

関西馬だから、ということではない。ルメール騎手が冴えないからか…。

 

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函館スプリントS -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

土曜日の段階から、1200M戦は特に、極めてハイレベルの時計が頻発しており、昨年ほどではないにせよ、かなりの高速決着が予想されていた。

これはダメだな。

しかし、セイウンコウセイはGⅠ馬の意地を見せるように、ならばここは、シープスキンチークピーシーズの効果覿面で、隣のダイアナヘイローがアレレというようなスタートだったのとは対照的に、カンカン泣きは苦手な馬群からの抜け出しに対応させられる展開では想定されるという雰囲気の池添騎手のプッシュから、外にいるはずの速い馬がワンスインナムーンだけしかいない状況で、最後は気合い勝ちの単騎先行。

直線も粘り強く、後続をきっちり振り切って見せた。

ナックビーナスは上手に乗れてしまったというか、相手なりの競馬が身上の馬で、前走の厳しいところからの抜け出しで評価が上がっていたが、54の牝馬がなかなか連にまでは絡めない傾向が強まった最近、惜敗の多い馬らしい直線の今一つの反応であった。

出来とかの問題ではないだろう。

セイウンコウセイは昨年のこのレースで、1:07.3で4着。

今年はペースを自分で握り、言われるほどの流れにはならずに、1:07.6で勝利。

芝馬になって久しいヒルノデイバローでも、この辺りのタイムであれば、昨秋の京都で乗り切れた対応可能なレベルであり、渋とく伸びてきた。

この馬は四位騎手のお手馬。

生涯最少馬体重ながら、失うものはない7歳馬の意地もあったか。

ワンスインナムーンは歯痒い。

行き切ってもよかったような展開に思えたが、1200専門の快速型でもない。

だからといって、5歳牝馬の更なる飛躍のために役に立つ敗戦ではなかった。

ダイアナヘイローは振れ幅が大きい馬だから仕方ないが、小柄な牝馬に短距離重賞は厳しいのかもしれない。

急成長したところで、自分で時計を作れる馬にはならないだろう。

 

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ユニコーンS -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

スタートは相変わらずだったが、重馬場からついに良化することのなかった馬場を味方に、平均ラップの展開を中団辺りからゆったり押し上げ、馬のリズムを崩さないように乗るお利口なデムーロさんの競馬で、直線はまるで手応えが違いという内容で、かつて独走のユビキタスが記録したレコードタイムをわずかに更新し、1:35.0のレースベストタイムで完勝したルヴァンスレーヴ。

パドックから放たれていたオーラは、馬体がしっかり絞れたというだけの印象ではなく、昨年の無敗街道の中で、我々に与えてくれた青天井の才能を秘めた一流馬のそれであった。

中央馬にとって、せせこましいといっては良くないかもしれないが、小回りの園田経由でジャパンダートダービーを目標とする以外では、ドバイに行く気がない場合は、2歳時に北海道か川崎で賞金加算をしてしまうと、その後のローテを組み立てるのは難儀で、尚且つ、大変な斤量を背負わされるリスクがある。

オープン特別にGⅠ馬が…、というのは、昨年ここで人気になる前に芝のGⅠで結果を出したリエノテソーロもそうだったわけだが、彼女との違いは、同じNHKマイルCを目標の一つに掲げることなく、ひっそりと中山の酷斤戦を無駄にすることなく、ステップレースにして、正味半年の調整期間を作れたことが、近年の1番人気馬と決定的に違ったのだ。

結果はこの通り。

かつて、シンボリクリスエスもそう、同系のブライアンズタイムの産駒が3歳春にこれ以上ないパフォーマンスを見せ、ファンに感動を与えてきた。

シンボリクリスエスと同期のタニノギムレットなど、批判を承知で使えるレースを全て使って、最後にはダービーを制した。

裏街道のシンボリクリスエスの反省を、その後、やはり皐月賞から使った方がいいといって、その孫でダービー制覇に繋げた藤沢調教師の勉強の機会に、このロベルトの血は一躍買っている。

ファンシミン系は、3歳春GⅠ連覇のラインクラフトに、その近親であるアドマイヤマックスが2度GⅠで快走を見せたように、狙うべきは春のレースという傾向があったりする。

それらのことは既に予想の段階で記していたが、今回改めて証明されたのは、

「重賞馬とその他との差」

それと予想の段階で、ローテ的にも問題のない園田の兵庫チャンピオンシップ組がいない点が、ルヴァンスレーヴに大きく味方するのではということを書いたのだが、そうではないローテで人気になった馬が、むしろ、芝のようにダービーを目標にするわけではないから、今後を展望するために使ってきたとすると、それはどうしたって、フレッシュな馬の方が伸びていくに決まっているのだ。

直線の伸び、というか、勝負どころの4角手前辺りで、主要レース経由の人気馬の手応えが怪しくなったのとは、あまりに対照的である。

代わりに、何となく立場が急に上がりすぎてしまったような面もあるグリムが失速。

完成度やスピード能力に不満はなかったが、スケール感が今回はあまりなかったような直線だった。

グレートタイムや伏兵・急上昇中のエングローサーとて、勝負を懸けた直線スパートで、共にロスなく回ってきた2頭。

それで上がりのタイムは、より鋭さを出したエングローサーと勝ち馬で全く同じ35.2秒。

どうせ推すなら、まるで人気のない立場で先行粘り込み、例年なら勝ちタイムになる程度の時計で乗り切ったホウショウナウ<ゴールドアリュール>、逃げたセイウンクールガイ<ヨハネスブルグ>らの、持ち場での躍進に期待した方が良さそうだ。

少し期待したコマビショウは東京が合っていそうな気がしたが、意外と晩成に出やすいエンパイアメーカー産駒だから、1:36.1で走り切るのが精一杯だった。

 

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ユニコーンS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

今年は、園田の兵庫チャンピオンシップを使っていた組がいないことで、必然的に全日本2歳優駿だとか、中央のオープン特別の注目馬が、ある程度とっかかりとしては、予想の基準を成す存在となる。

そのレース内容を色々と吟味したのだが…。

必要な要素は兼ね備えているというオープン馬は一体何になるのか。

関西馬は関東遠征経験済み。

関東馬は東京で、できればマイル戦を快勝していること。

はっきりしている要素がある一方で、こういうのもある。

「GⅠ馬、GⅠ出走馬には気をつけろ」

思えば近年ではドバイ組も皐月賞組も、昨年はあまり気にしないでもいいと思っていたNHKマイルCの好走馬が消えている。

今年の危険分子的存在は、明らかに、無敗で2歳のダートチャンピオンになったルヴァンスレーヴである。

さて、前例に倣えば…、となるのかどうか。

デムーロ騎手には散々手を焼かされることも多いわけだが、殊、危険な要素を孕んでいる気難しい馬に乗る場合、案外、丁寧に乗ろうとする。

いい場合もあれば、もちろん、それが死角になるという場合も多いが、前走の伏竜Sでドンフォルティスに逆転される形で、いきなりの57で当然の余裕残しの仕上げの中で、意地を見せるように最後の最後に伸びてきた内容は、相手がうまく立ち回ったこともあるから、負けてしまったことは残念と言えども、スムーズさを欠く中で、主戦のデムーロ騎手は真裏のGⅠ開催であった阪神にいたための既定路線の乗り替わり<代わりとすべきか>だったことまで踏まえて、怪我をしなければいい…、と考えることもできるし、無駄なレースではなかったように感じる。

新馬戦も途中から動いて先頭という競馬で、川崎のレースもかなりスリリングな仕掛けでも直線は圧倒的だった。

スタートに癖はあっても、体が大きすぎないことがプラスでも、ルヴァンスレーヴの父シンボリクリスエスの産駒の割には、こうでなければ全く勝負にならないという型があるようには思えない。

同産駒のダートの代表馬であるサクセスブロッケンは、この時期は完全に先行しないとだめというタイプだった。

この手の馬は、それこそルヴァンスレーヴで初めて土がついた日の阪神で、見事な立て直しと大胆なロングスパートでデムーロ騎手が駆ったスワーヴリチャード同様、普段というか、GⅠではないところでは大人しく乗る努力はするが、大舞台でこそ大胆にスパートすべきタイプと思えるから、鞍上にはぴったりのキャラクターのように見えてしまう。

推挙理由は他にもあるが、何となく春の方が走るイメージのあるロベルト系とファンシミン系の組み合わせという面と、最近の高温状態の気象が馬場をおかしくしたのか、タフなダートが最近の傾向であったせいで、一番優良な審査基準である東京マイルでの時計が、2回東京500万勝ちの馬では全くあてにならない面もあり、3歳秋時点で1:36.2の時計を叩き出しているルヴァンスレーヴは、多少は湿り気を帯びた馬場になるだろう日曜の競馬では、かなりのアドヴァンテージがあるはずだ。

それにGⅠでの実績もある。フレッシュさは近年の消えてしまった残念な面々とは雲泥の差である。

◎ルヴァンスレーヴ

○コマビショウ

▲グリム

注ベストマイウェイ

△グレートタイム、ミックベンハー、リョーノテソーロ

コマビショウはここ2戦パッとしないが、ずっと乗り替わりで良さを引き出せていない印象がある。

武士沢騎手には人気がありすぎるというのは冗談でも、同じレースで外からスムーズに伸びてきたグレートタイムより、明らかに不器用で、内々で包まれるような競馬は向かないタイプ。

どうせなら、ルヴァンスレーヴが来るときには押さえたい東京専用的な雰囲気がある。

東京では自在という馬もいるが、そうかもしれない。

 

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函館スプリントS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

◎セイウンコウセイ

○ダイアナヘイロー

▲ナックビーナス

注ワンスインナムーン

△ジューヌエコール、ティーハーフ、ラインスピリット

正直、牝馬があまり来なくなってからというもの、本命の選び方があまりに難しくて、困ってしまっている。

今年は昨年のような馬場にならないはずの天候のようだから、異常事態に直面することまでは想定しなくてもよさそうだが、54の牝馬は基本的に1着までは来ないし、来たとすればそれは路線のトップホースになれる馬だけという傾向、あとは、よくわからない理由で一変の古牡馬という構図。

来るなら3歳のうちに、という実績のある馬のそれも、斤量面のアドヴァンテージが一番活かさせるこの時期の古馬戦だから、3歳馬ゼロでは、元も子もない。

行きつくところ、後のGⅠ馬が登場したシルクロードSでほぼ1年ぶりの快走を見せた昨年の函館SSの断然人気馬・セイウンコウセイが、GⅠは大して競馬をしていないで、57は克服しつつあるその時の58での連対実績を買い、今年は大丈夫と見て、またしてもの本命。

池添騎手が乗るのは、関東馬での乗り替わりなら今は当然という流れであり、策が必要ではないタイプの競馬は、実はシンプルに乗れるということだけではなく、本当に上手に乗れたのは桜花賞で大穴を開けたアローキャリーだとか、レーヌミノルのような快速型の馬で、スマートにチューニングするテクニックを持っているとするなら、大胆な逃げもあまりハマらなかった今、行きたい組を行かせてしまい、自分も殺さずの形に持ち込める可能性がある。

実力は横並びのダイアナヘイローも、本質は同じでも、55が堪えるようなイメージの近走結果が全てハイグレードレースだったと考えたら、セイウンコウセイ同様、持ち場ではブレない格上馬と言える。

ワンスインナムーンが邪魔をすれば、きっと、前は崩れるだろうが、器用なナックビーナスより上にくるのは、今は難しそう。

 

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GⅠロード・不世出の存在を決める

読了までの目安時間:約 3分

 

春の勝者・一例<類似の存在>

アーモンドアイ<ドゥラメンテ、ジェンティルドンナ>

レインボーライン<イチフジイサミ、モンテプリンス>

ワグネリアン<アドマイヤベガ、ロジユニヴァース>

モズアスコット<バンブーメモリー、ヤマニンゼファー>

5歳馬天国の高松宮記念やヴィクトリアマイルは、今年も順当にそうなったわけで、異常分子が発生したというようなことは、この春は少なかったように感じる。

ただ、

ノンコノユメ

スワーヴリチャード

ケイアイノーテック

らは、かなり珍しい存在である。

6歳になってフェブラリーSを制した地方タイトルホルダーでは、脚質から展開までほとんどがテスタマッタと丸被りノンコノユメは、意外や意外、古豪が蠢く条件であるはずのフェブラリーSでは、初の騸馬による勝利。

去勢文化のようなものはない日本で、数が少ないのもあるが、牡馬が騸馬になって、その両方でGⅠ勝利をした日本競馬史上初の馬となった。

スワーヴリチャードは大阪杯制覇ということよりも、右回り重賞初勝利がGⅠという馬は結構いても、4歳春に達成した馬となると初めて。

左回りの番組が秋より豊富な春に、短距離GⅠは右回りはなしで、あとは古馬王道路線のみ。

特殊な構造である2戦に比べ、大阪杯はいくらか自由が利く影響か、春では異質の結果を出し続けるレースに育つ可能性がある。

重賞初勝利がNHKマイルCという馬は、過去には、

シンボリインディ 無敗

テレグノシス スプリングS②

ロジック NZT③、アーリントンC②

ピンクカメオ 菜の花賞①

マイネルホウオウ スプリングS②

アエロリット フェアリーS・クイーンC②

と、それなりの数存在する。

が、初めて今回、GⅠ経験のあるトライアル組の馬が勝ったのだ。

一見、まるで不思議ではない傾向のようで、クラシック本戦より層が薄い以上、

シーキングザパール

クラリティスカイ

アエロリット

といった、人気になったり、厳しい展開を経験した馬が勝ち切った例はあるが、重賞連対1度のややレベルに疑問符の付くことの多いトライアル組が勝った意味は、東京1400時代の格を取り戻した証拠となり得る。

 

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