2018年ラジオNIKKEI賞 レース展望

JUST競馬予想ブログ

ラジオNIKKEI賞 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

フィエールマンは良血馬で、あまり軽いイメージを与えない内容での2戦2勝は、ここでは最上位の評価を与えられて然るべき状況であると思う。

同時に、今年は55以上を背負う馬が少なく、それらが特別注目される組み合わせではないから、13頭立てということ以上に、力通りの決着になる可能性がある。

実はこの中では一番の実績だろうエイムアンドアンドは、同期同士や平場での2勝の記録しかない面々と同じ53での出走。

あとは、軸に何を据えるのが正しいかという読みになる。

前走は古馬戦での2勝目以上の価値があったと思う、ハービンジャー産駒のグレンガリーを狙いたい。

まあ、相応の人気にはなるだろうが、53のエイムアンドエンドらと違い、無敗ということも評価対象となっているフィエールマンやオープン、重賞でそれぞれ3着のあるイェッツトらと同等評価の54には、理由がある。

福島の未勝利戦勝ちから、ルメール人気で上位支持を受けた前走のホンコンJCTは、これまでにないスムーズな好位での追走から、一時、抜群の手応えで上がってきたユウチェンジに出し抜けを食らう形で、思わぬリードを奪われながら、しっかりとゴールまで脚色確かに伸び、ユウチェンジのふらついた走りも影響したのだろうが、最後はきっちり差し切って、後続の追い上げも凌いだ。

これまでは自分が末脚を繰り出してどこまでという競馬ばかりだったが、ルメール騎手の当たりの日だったことも味方につけ、本格派の中距離馬の型が一つ加わった印象だ。

本来は、ハービンジャー産駒であること以前に、半兄にミトラがいて、近親には超A級の競走馬・メイショウサムソンがいることでも知られる在来牝系の底力型であるから、そういう形が問題ではないことは明らかだった。

しかし、これまで2戦乗っていた津村騎手に再び戻ることが、彼にとってマイナスということもまたない。

一族の前2者が大型タイプの持続力型だったのに対し、このグレンガリーは当日どんなに増えたところで、450kgまでの中型から小型のタイプ。

初勝利となった、今回と同舞台の福島1800戦で、中団から追い上げてゴール前では抜け出すというのは、この馬にとってはとるべき形だったのかもしれない。

それが古馬との戦いを経て、一気の飛躍が期待される状況で、いきなりの重賞挑戦。

キャリアが浅い身で一気に大舞台のハービンジャー産駒というのは、これまであまりいい結果が出た試しはないが、有力とされる馬ほど古馬との対戦経験がないことの多い特殊な条件故に、フレッシュで尚且つ、左回りも当該コースも敗戦も経験しているということでさえ、ある意味で強みになる可能性がある。

今後の飛躍を期待しつつ、フィエールマンやイェッツトなどより、案外の仕上がり面のアドヴァンテージがありそうな気もする。

その中での少頭数の競馬は、勝因に直結する要素になり得る。

◎グレンガリー

○ケイティクレバー

▲キボウノダイチ

注フィエールマン

△イェッツト、エイムアンドエンド、マイハートビート

何も凝ることはないのだが、ハービンジャーとバゴで上位を固め、ジャパニーズミドルディスタンス血統の馬は次点評価。

ケイティクレバーの平均ペースの逃げであれば、同斤のメイショウテッコンよりもタフに走れると思うので、行く組の中では彼が最高評価。

流れれば、期待馬だけの勝負になるだろう。

 

レース予想   コメント:0

CBC賞 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

何となく、とても手が合いそうな川田騎手が騎乗する54のアレスバローズに魅力を感じる。

角田厩舎で、ここから夏の重賞路線に参戦という流れは、2年続けてスプリント路線を牽引したベルカントとよく似ている。

まるでそれとは違う血統のアレスバローズは、なかなか軌道に乗れず勝ちあぐねてきたが、そろそろオープンの流れにも慣れてきたところだろう。一発を期待したい。

そもそも、前に行くか下げるかはっきりした競馬を求めすぎてうまくいかなかったようなところのあるこの馬だから、差すならしっかりと中団で抑え込む形を選びそうな川田騎手は、タイプ的に適任だろう。

同時に、ディープインパクト×トニービンという華やかな配合の割に、同系統の配合ではなかなかコンスタントに安定して勝ち星を重ねられないという死角があるのも事実。

おまけに、リファールの母であるグーフドが中興の祖にある一族は、特に日本で、素晴らしい才能を秘めつつ、なかなかそれが開花しない面もあった。

アレスバローズにはその5×5があり、ノーザンダンサーも当然複数クロスしている。

その代わり、異系色の強い父と母父の母系の影響か、ヨーロピアンのスピード型の配合にありがちな血の偏りはあまりない。

スピードを純粋に競うこの手の路線では、意外と血統背景が重要ではないことが多い。

それこそが南半球産馬の短距離路線での躍進の要因であり、可能性の拡大こそが、スピード競馬の本質なのだと思う。

フレッシュな面子が顔を出してきたが、その中では最高齢の彼には、型にハマらない豪快な競馬を期待する。

◎アレスバローズ

○ダイメイフジ

▲ダイメイプリンセス

注アサクサゲンキ

△アクティブミノル、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーン

ベテランに元気な先行型が多いので、うまく流れに乗れた何かは残るかもしれないが、それなら何とも取捨の難しいダイメイダークの姉弟の方が買える。

ミルココネが共通の弟の方は、時計勝負はそこまで得意ではない配合だから、不利以外では崩れないか。

 

レース予想   コメント:0

ゴールドドリームがGⅠ連勝<帝王賞で4度目の美酒>

読了までの目安時間:約 2分

 

テイエムジンソクが猛烈なペースで飛ばし、本来の形に拘ったケイティブレイブが好位付け。

一方、スタートがほぼ失敗という感じだったゴールドドリームは、ロスなくインからポジションを押し上げ、直線は手応えよく絶好のイン追走からの抜け出しを図った。

2:04.2は近年では平凡も、久しくなかった晴れの良馬場という条件。

第41回帝王賞は、27日夜大井競馬場で行われ、最後は人気馬の一騎打ちに展開した。

ハイペースから力勝負に持ち込んだケイティブレイブが、逃げるテイエムジンソクを捉えにかかると、満を持してラチ沿いから進出したゴールドドリームが叩き合いに持ち込み、直線半ばで交わすと、渋とく食い下がる1番人気のケイティブレイブを抑え、かしわ記念から続くGⅠ連勝を決めた。

ルメール騎手としても、振れ幅が大きかった春シーズンのオーラス的ビッグレースを、しっかりとした騎乗で勝ち星に繋げ、先日のサトノダイヤモンドでの不発の分くらいは、何とか取り戻した格好だ。

小回りは苦手で、平田調教師を大いに悩ませる馬体重の増減の激しいタイプとして知られるゴールドドリームは、連続二桁体重減からのプラス12kgでの出走であった今回、意外な印象もある得意の良馬場でGⅠ4連続連対を達成し、ついに完成の域に達することになった。

情緒不安定なだけだった若い頃の彼は、体重に変化は少なかったが、今は昨年のドバイ遠征の尾を引いている部分もあるのかもしれないが、確実に馬は中身を伴ったレースをできるようになった。

あの中京から、馬が生まれ変わった。改めて、それを今回も示したことになる。

 

ニュース   コメント:0

古馬王道路線春総括

読了までの目安時間:約 3分

 

関西圏ビッグGⅠの見出しをこうなるだろうか。

スワーヴリチャード、驚異の捲りでGⅠ初制覇

レインボーライン、執念の追い込みで死闘を制す

ミッキーロケット、実績上位馬を得意のイン抜け出しで制圧

しかし、何だか物足りない古馬王道路線シリーズでもあった。

キタサンブラックやゴールドシップがいなくなるだけで、これほどまでに切なくなるものか。

4歳世代ももう手が空いていない状況。そこを5歳馬が後半は埋め合わせをしたが、正直、真のGⅠ級というレベルの馬が勝ったわけではない。

レインボーラインに至っては、厳密に言えば、もう直線後半で脚を痛めていたのだろう。

悲劇に繋がった要因。それは一体。

「職人と安定勢力が全くいない」

GⅠ路線の主役は、基本的には安定勢力がいてようやく形を成す面がある。

スワーヴリチャードは順調だったから、若いのもあるし、フレッシュな状態をキープして押し切れた面がある。

ペースを考えれば、早仕掛けは当然も、役者は違ったように見せたのは、シュヴァルグランやサトノダイヤモンドの情けないレース内容の影響も大いにあったと言える。

不穏な雰囲気は、乱戦模様の天皇賞も同じ。

常識人たるボウマンのシュヴァルグランの扱いは尊敬に値するが、2度完敗のこの舞台で、6歳馬に上がり目があるわけではない。

春天にGⅠ初制覇の思い入れもない状況。

しっかりとメンツは保てたが、直線一気型の気ムラなステイゴールドの一撃を食らった理由は、現状の充実度の問題とイコールである。

悲しい気分になった宝塚記念。

人気馬は走らないし、伏兵の競馬が妙に正攻法に映ったミッキーロケットは、もし万全だったら…、のボウマン&ワーザーのらしくない追い込みを当然のように封じた。

味な競馬だが、宝塚らしすぎるというか、GⅠだから許される攻撃的な策を、人気馬はまるで受け流す余裕がなかった。

由々しき事態。

いや、メンバー確定の時点で、そう読まなければならなかったのか。

単純に面白くなかったと、筆者は思う。

 

コラム   コメント:0

快進撃を知るべし

読了までの目安時間:約 3分

 

血統・ミスタープロスペクター系の躍進

ロードカナロア、トワイニング、アドマイヤムーン

3歳世代のミスプロインの馬の活躍は目覚ましい。

ヘイローとノーザンダンサーが従兄弟という関係性にあり、様々なタイプに双方の血が混ざっている以上、ミスプロ系の出番が増えるのが必然的なのは間違いない。

同時に、格を担保するように、明けて3歳世代のGⅠ馬は、その全てがキングマンボかフォーティナイナー、ゴーンウェストといった血を父か母の直系に持つ馬であった。

古馬路線でも、ミスプロ系はノンコノユメ、ファインニードル、ミッキーロケットらが直系、スワーヴリチャード、ジュールポレールが母方にその血を持ち、安田記念ではミスプロ直仔のミスワキの4×3があるモズアスコットが劇的な勝利を挙げた。

例外は悲運のレインボーライン。

 
調教師・同タイプの名伯楽と後継者候補

藤原英昭、中内田充正

エポカドーロの快進撃とギベオン等ジョーカー的存在を評価するまでもなく、リーディングトレーナーに驀進中の藤原調教師の凄みは、言わずもがなのところがある。

そこで敢えて、最も称賛すべきことあるとすれば、いずれ訪れるだろう中内田時代に向けた指針のようなものを、大事に馬を育てる藤原式を形で示した結果が残された点であろう。

元より、中内田調教師の馬を作る技術は高く評価されていて、管理能力も若手ではトップクラスだった。

その結果、三冠候補や多様な良血馬の預託に繋がったのである。

不運を乗り越えて…。因果は巡る糸車となるか。

藤原調教師は、テンザンセイザやデアリングハート、エイシンツルギザンなど勝ち切れない馬の象徴的な存在を多く管理していく中で、か弱い良血牝馬・エイジアンウインズを見事大成させ、開業8年目でウオッカ斬りを成した経緯がある。

ダノンプレミアムのクラシック奪取失敗の経験は、まだ、成功プロセスの一環であるから、ここで空回りなどせず、スマートガイの先生として大成するきっかけを掴んでほしい。

失敗しないのは、ある意味で、何よりも強い毒に曝される危険性を増幅させているに等しいのである。

いい回答はもうしばらく待てば、確実に皆で共有できるはずだ。

 

タグ :    

コラム   コメント:0

新馬回顧<6/23・24>

読了までの目安時間:約 3分

 

梅雨のない函館と雨期真っ盛りの本州2場では大違い。

しかし、何故か血統のパターンはよく似た傾向を示していた。

土曜の阪神芝1200では、ヨハネスブルグ産駒のジャカランダシティが逃げ切り勝ち。

大きな体ではなかったものの、パワーで押し切った。

似た雰囲気の馬場であった東京のマイル戦でも、クロフネ産駒のエメラルファイトが、正攻法の抜け出しで人気のディープ牝駒・ミディオーサの追撃を凌いだ。

ミディオーサは石橋騎手の弱気の騎乗もあったように見えたが、姉が道悪を苦手としているミスエルテ。

慎重に外に出ている間に、勝ち馬に引き離されてしまった。

函館は良馬場も、短距離だったから、芝1200の牝馬戦もスウェプトオーヴァーボード産駒のトーセンオパールが制し、他との完成度の違いを示した。

ダ1000Mでは、スカーレットインク、サウスヴィグラス牝駒、ミスプロクロスの3点セットで、人気のラブミーリッキーが逃げ切り勝ち。

どこでもサンデー系が人気になっており、本質的なパワーが求められた時に、差が現れた格好だ。

日曜日はその応用編。

東西では道悪の芝1800戦で、人気馬に明暗。

ただ、勝ち切ったのはどちらもヴィクトワールピサ産駒でミスプロクロスを持つ正攻法の抜け出しの馬だった。

阪神は伏兵のブレイキングドーンが3馬身差勝ち。人気馬の完成度が怪しい中、馬場適性も味方につけ、上がりも最速で押し切り。

東京は反対に、人気を背負ったアンブロークンがパワー勝負に持ち込み、後続を制した。

早め先頭も、後者の方は全く後ろに追いつかれそうな気配はなかったから、好評価を与えられる。

函館は1200戦。

前日もそうだったが、逃げた馬がペースの割に失速が早く、番手抜け出しのアスターペガサスが、ジャイアンツコーズウェイ産駒らしい豪快な伸びで、低評価を覆しての快勝。

母はフォーティナイナーの3×3を秘めるアメリカ系統も、父と同じように、欧州型の戦略が合うタイプだろう。

 

レース回顧   コメント:0

宝塚記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 

何かが起きそうな感じがしたが、サトノダイヤモンド&ルメールの自滅に始まり、キセキが流れに乗れず、まずまずの位置にいたヴィブロスも伸びきれず…。

穴党の興味は最初から伏兵探しにあった。

その中で、前走快走のストロングタイタンなり、昨年休み明けの七夕賞を快勝のゼーヴィントらと同レベル支持を受けていたミッキーロケット<和田竜二騎手>の春の天皇賞以上のスムーズなレースぶりが、究極の刺客・ワーザーの底力をわずかに上回った。

有力馬はだいたいいい位置につけていて、サイモンラムセスは快速タツゴウゲキにつつかれたこともあって、淀みない流れを作った。

先週までの馬場状態を考えずとも、力比べになることは見えていて、揉まれなければワーザーの気になる馬体重問題があったところで、彼の実力を出せれば、サトノダイヤモンドにだって肉薄する可能性はあったから、これは当然の台頭。

一方で、サトノダイヤモンドはボコッと出たことで、大阪杯の自分が乗っていなかった中での敗戦を繰り返すのを嫌がったのか、ルメール騎手は一度下げてから外を押し上げていく形をとった。

その時、勝ったミッキーロケットは好位のインにいた。

最高のスタートで、インから抜け出すのがスタイルになってきた人馬にとっては、理想的なポジション。

思えば、二年前の神戸新聞杯で接戦を演じた2頭である。

互いの成長や充実の度合い、レースへの適応力は、最初のリプレイで比較する段階にないことは明白と映った。

思えば、これもそう。

レインボーラインはその前のファインニードルなど、ジュールポレールやゴールドドリームもいる5歳世代は、サトノダイヤモンド等高水準の陣容を誇りながら、16年の有馬記念を境に、まとめて主要路線における不振が続いていた。

ヴィブロスも日本ではタイトルに縁はなし。

そういえば、ミッキーロケットはここ1年半で、重賞連対はたったの2度しかない馬である。

重賞馬であることを危うく忘れるところだったが、関西圏の重賞を中心に使われてきたミッキーロケットが、GⅠ以外で大敗することは、和田騎手騎乗ではまずなかった。

最高の競馬で、最高の結果を求める勝負の形を追求する。

いかにも、競馬を知って再成長の今の和田竜二にぴったり合ったパートナーである。

理想のポジショニングから、ある意味、サトノダイヤモンドの強引な仕掛けで前を掃除する必要のなくなったミッキーロケットが、ロスなく内から抜け出して、あっさり初タイトルを勝ち取った。

テイエムオペラオーのような競馬をすれば、サトノダイヤモンドだってもっと走れたはずだが、どうも馬というより、ルメール騎手の方がより冴えない感じの最近、危険を承知で憤死した筆者に言わせると、やるべきことができた人馬が自然に勝ったというだけのレースにしか映らなかった。

時計も出やすい条件だった先週までの馬場状態ではない。

地力で2:11.6を叩き出したのだ。それは昨年のサトノクラウンにも通じるものがある。

無理に仕掛けては…。ワーザーのボウマンの諦めの後方追走から、大外一気の2着に全てが含まれている。

目指すべきものは勝利であり、回復のための競馬をしたところで、そもそも消耗戦で余力勝負の宝塚記念は勝てない。

位置を取れなかった馬に勝利の女神が微笑まないという点で、この結果はそのまま、スイープトウショウ-ハーツクライで決まった05年の波乱の決着と瓜二つだったと言える。

余力はあったが、人馬とも自信を失いつつあり、スパイスの振り方がやや乱暴では、人気馬のレースはできない。

悲しいかな、そういうときほど、キレイに競馬した馬に勝ち運は舞い込んでくる。

宝塚記念は必ずしも実力通りに決着しないレースではあるが、どの馬にも正攻法で戦える舞台設定である点を考えた時、いつも以上に慎重に競馬をしないと、どんなに力のある馬でも勝てないのだ。

それはメイショウドトウに敗れたテイエムオペラオーがそうだった。

そこから学ぶべきは、今後を大きく展望する可能性にはあまりに乏しい内容ということ。

ワーザーも激走がたたらないことを祈るしかない。

運が左右しすぎては、GⅠで望ましい結果は生まれないものだ。

 

レース回顧   コメント:0

大沼S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 

小回りの競馬の要素がいっぱいに詰まったレース展開。

人気のヨシオと、外枠からじっくり好位につけて仕掛けのタイミングを図った松岡騎手のリーゼントロック。

他では、使える脚はダートでも案外短い人気のアングライフェンも外枠だから、それらに続いて先団グループ。

問題は、ほぼ休み明けと言えるストロングバローズが、プラス体重で自身最高記録を達成するのは問題なしとして、しっかりと藤岡騎手が卒なく中団グループにつけ、直線も外にアングライフェンがいたから追い出しづらかったのもあるが、一瞬だけ脚を使って、最後は内のゴーインググレートに競り負けるという情けなさ。

こうなると太くて、動きが悪いという話になるが、最後は、走る気がなかったようなところもある。

残念にもほどがある内容だった。

レースが前の2頭の競馬。

後ろの動きを完全に封じるように、ヨシオのリズムにしっかりと合わせて、勝ったリーゼントロックは、これまで戦ってきた相手と比べれば…、の典型的な力の競馬で、最後はしっかりと抜け出した。

7歳のダイワメジャー産駒で、大きな体は常に520kg台に保たれていたが、何の因果か、筆者本命のストロングバローズとは真逆にマイナスの16kgでの出走で、結果を出した。

使い込んで一時はクラシックを目指した4年前の春に記録した最低の512kg。

オープンを勝ち切れない馬には、何かのきっかけで爆発的に、何かを取り戻すかのようなパフォーマンスをみせることがたまにみられる傾向として知られるが、勝ち方は極めてオーソドックスな内容。

前走で軌道に乗ったような勝ち方をしたヨシオに、オープン道の真理を伝授したような競馬であった。

しばらくなかったオープン特別らしい大沼Sは、これをきっかけに変わり身を見せられるか、その基準を見極める材料になりそうだ。

このままで、どの馬も大成はできない。

 

レース回顧   コメント:0

宝塚記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

トレセン、競馬場に地震の被害はなかったようだが、関西馬は12頭いる。どう絡んでくるのだろうか。

予想は難しかったが、悩まず推せる唯一の存在になったのは、結局、サトノダイヤモンドだけだった。

奇しくも、昨年の覇者、今年も一定の支持を集めることになるサトノクラウンがそうだった。

大阪杯の冴えない競馬の中身が、むしろ、相手が強化されたことで、天皇賞組の上昇力がかなり奪われた状況だった面も味方につけ、見事にレースを終始、自分の流れに持ち込んで勝ち切った。

サトノダイヤモンドという馬は、最初から注目されていた馬で、みんながその存在を知っていたようなところがある。

だから、参考資料たる彼の出走したレースの再確認をしたところで、新たな発見があったわけではない。

唯一、彼に褒められて然るべき才能があるとすれば、どのレースにおいては、安定して力を発揮できる位置につけられていることだろうか。

近走の内容があまりも情けないものばかりで、今回も多頭数の内枠スタートは大いに不利になる可能性がある一方、そんな直線のピリッとしないレースの時もそう、前走の大阪杯も、いきなりではないしても戸崎騎手にスイッチする経緯があり、最初のコーナーまではまずまず自分のらしさを発揮することのできる好位につけられている。

そこから先がどうなんだという話で、その前の金鯱賞が、シャンティイの重馬場2戦、高速決着で外々追走で初の58でみんなヘトヘトになってしまったレースからの休み明けのレースで、直線に入るまでは理想でも、坂を上る辺りまでは、全く走る意思が感じられない状況から、最後の最後で脚を使って前を追い詰めたという3着。

大阪杯があまり経験のない、内枠好位付けで、スローからの馬込み捌きで、結局外に出したという展開面での不利を考慮した場合、ほぼほぼ1年以上、彼は力を出し切っていないのではないかという推理は十分に成り立つ。

凱旋門賞はハイレベルで、春天も素晴らしい競馬だった。

それが同一年の最も力を出し切れる条件下で行われたレース。

両方とも好走するのは、馬場のあまりに違う、実質的に別カテゴリーの争いの中でそうなる確率は、極めて低い。

陣営はかなり疑いの目で彼のことを見えているようだが、筆者とて、体調面に不安がないとは思っていない。

その反面、オルフェーヴルだってかつてのディープインパクトにしても、春天のあの競馬から、本当に上積みがあったのかというと、それは疑問ではないかと思うのだ。

ディープインパクトは京都のレースだったが、本来の阪神での宝塚記念では、直線コースをいっぱいに使って、各馬が理想の位置を取れるようなコースレイアウトになっている。

それが伏兵の、万年2番手の馬の台頭に影響を及ぼし、人気の根拠が近走の内容に反映されている時に、昨年のような結果がもたらされるということが、意外と、今は有馬記念よりも高確率でここでは繰り返されている。

オルフェーヴルになれるかどうかではない。

サトノダイヤモンドが自分の競馬をすることで、大阪杯よりはいくらか馬群が捌きやすくなる状況で、ある意味、道悪というだけの理由で凡走するようには思えないのだ。

他の馬が素晴らしい上昇力を秘めているわけでもなく、時計が一定以上のものが出ることが見えている時、やや渋った時くらいの馬場状態での底力勝負は歓迎の「優等生らしい」サトノダイヤモンドの才能は、きっちり引き出されるはず。

惜敗続きの4歳馬が、ここで激走するような感じではなくても、彼のエネルギーは実は、かなり満たされているように思う。

相手はハイレベルとは言えないという理由で、絞りがたいものがある。

◎サトノダイヤモンド

○ヴィブロス

▲サトノクラウン

注タツゴウゲキ

△パフォーマプロミス、ダンビュライト、ゼーヴィント、キセキ

安全な馬は少ない。そこで伏兵で推したいのは、叩き2戦目のタツゴウゲキ。

夏のチャンピオンは秋は買えないが、また同じ季節を迎えると動ける場合が多い。近走の2000重賞を4戦続けて1:59.0以内で走破していている馬を、不肖の筆者とはいえ、他には知らない。

1800戦を含め、6戦続けて12-12ラップ超えの走破時計を繰り返す馬は、極めて稀である。

父マーベラスサンデー、母父シングスピールとも、晩生の競走馬であり、このレースの好走馬を出した種牡馬。

時計の出る渋馬場という条件が、配合的にも、大駆けの蓋然性をより高める気もする。

 

レース予想   コメント:0

大沼S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

現状、暫定王者のゴールドドリームとかつては好勝負であったストロングバローズが登場してきた。

順調に使えないこともあるが、前走の梅田S勝利は、実に2年ぶりの勝ち星だった。

上がり目はともかく、調子はまずまず戻りつつあるのだろう。

今までになく、田辺騎手が騎乗したこともあって、後方からのゴール前抜け出しのような内容は、条件戦とはいえハイペースに乗じた結果で、実力を考えたら当然でも、必要なことをやった中での好転だから、少々の評価上増しが妥当か。

大型馬すぎて、ズブいのではなく、動き出すのにどうしてもモタモタするところがあった彼が、増えることはあっても、前走では初めて大幅体重減の546kgで出走。

ボールドルーラー系で大型馬が多いのは当然としても、若い頃にはできていた好位抜け出しなど、最近は全くできないでいた。

間違いなく、ベストの体ではない。

ただ、まだシャープではない中での差し切りの結果は、そんな特性を考慮し、これまで敬遠してきた小回り初参戦で、藤岡佑介騎手への乗り替わりで、全く違う形に持ち込む可能性がある。

去年テン乗りで先行策をとった勝浦騎手でまた行きそうなヨシオを負かしたのが、何を隠そう、その藤岡騎手。

ヴァーミリアンの大型馬・エポックを駆って、見事な2番手抜け出し快勝であった。

リーゼントロックがつついたところで、流れは高が知れているし、何を求められているか咀嚼して騎乗することの多い鞍上なら、前走と同じ策はとってこないだろう。

やるなら、後方一気の直線勝負。相手は強力ではないからあり得るが、どうしたって、自力で前を潰しに行く方が合うタイプ。

わずかだが、実績から56での出走になり、斤量1kg減で確勝級。

相手が問題か。1400Mなら芝もダートも時計決着歓迎のマッチレスヒーローなら、小回りの差し脚比べで見劣りはなさそうでこれが対抗。

◎ストロングバローズ
○マッチレスヒーロー
▲ヨシオ
△アングライフェン、ゴーインググレート、ブレスアロット
 

 

レース予想   コメント:0