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ドリームジャーニー ~ 夏の証明

読了までの目安時間:約 2分

 

ドリームジャーニーという馬は、今年の札幌記念ツートップとよく似ている。

ゴールドシップとは同配合で、ハープスターとはGⅠ馬としてのプライドを賭けた夏の戦いを制した所がそっくりで、3頭とも真夏のデビューだ。

 

変わってるなあ。そう思ったのは、芙蓉Sで豪脚を披露して快勝後に出走したそこそこメンバーの揃った東京スポーツ杯で、道中消耗して何とか3着を確保した時と、その直後に中山に戻って、またすごい脚を使って2歳チャンピオンになった時とで、あまりに印象が違ったから。

今にしてして思えば、小倉記念楽勝の理由が、この時眼前に提示されていたわけだ。

 

非力な印象を受ける父似のボディラインが可能にしたディープ並みの強靭な末脚。勿論、条件は限定される。

それは、万能性を問われるクラシック戦線では足かせとなった。

3歳シーズンで神戸新聞杯1勝に止まったのも、我慢を強いられる窮屈な競馬が苦手なのではなく、早くから才能を爆発させてしまった反動もその一因だろう。

 

年が明け、コーナー2つの1マイル戦2連続惨敗。揉まれない競馬が合うわけでもない。

ここで陣営は方針転換する。末脚を直線の短いコースで活かしてみよう。そして、左回りはできるだけ使わないようにする。

見事復活を遂げた小倉記念。以降1年近く休まずに使い続けられ、翌年のグランプリ2戦を独り占めした。

 

最初に分かっていたものと本質との相違点を埋め合わせるための時間というのは、箔のある馬ほど得てして時間がかかるもの。今の姿を信じることの大切さ。

札幌発ロンシャン行きのチケットを持った2頭の場合、その点で自信と期待が陣営に満ち溢れている。

 

コラム

レコードクロニクル 8月重賞編

読了までの目安時間:約 3分

 

夏の名物重賞それぞれに、一風変わった独特の雰囲気がある。この2レースもまた然り。

 

1:58.6 札幌記念<優勝・タスカータソルテ>

札幌芝2000M 08年8月24日(コースレコード)

 

26年前の今頃、函館記念でサッカーボーイが凄まじい時計を叩き出したせいなのか、同じ北海道の重賞でも、こちらの方のレコードはあまり注目されてこなかった。如何せん、この前のレコードは、札幌競馬場に芝コースが敷設された90年にグレートモンテが記録した1:58.9という基準タイムだったのだ。あまりに古すぎる。

 

でも、競馬は面白い。

その記録が出た札幌記念にカチウマホークで挑み、3着に終わった横山典弘が18年後に同じレースを、今度はレコード勝ちしたのだ。無論、双方で騎乗したのは横山ただ一人。かつての庭で、今年も秘技を魅せてほしい。

 

1:33.5 新潟2歳S<優勝・ザラストロ>

新潟芝1600M 12年8月26日(2歳コースレコード)

 

これは果たして名誉なことなのだろうか。

このレースを1分33秒台で走破した馬は計7頭いる。

少し前までは、上がり32秒台など古馬にしか出せなかったが、ここ3年で3頭もその豪脚を繰り出しており、進化は明白だ。ハープスターはすぐに結果を出している。

 

が、11年2着のジャスタウェイを除くと、速く走った残りの6頭のその後が…。

34秒台で走った馬が10頭以上も、後のGⅠで好走しているのとはあまりにも対照的だ。

 

このレコードの出た2年前の2歳Sは、結局サウンドリアーナくらいしか出世しなかったが、18頭中15頭が1分35秒以内で走った反動もあったのかも。

 

 

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