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競馬学<血の魔法>

読了までの目安時間:約 2分

 

・ミトラ<1400オープン特別勝ち→2000以上重賞連続連対>
母は短距離で3勝。東京芝1400Mレコード走の根拠。
一方で、時に名うての砂巧者を出すシンボリクリスエスの産駒でもあり、福島記念の勝因は、一族にメイショウサムソンがいる血統背景も影響していると推察される。

・アドマイヤデウス<フェブラリーS勝ち馬の本質>
祖母はステイヤーズS2着のアドマイヤラピス。叔父がアドマイヤフジだから、皐月賞の穴候補に上って何ら不思議なことはない。が、父はダートで2年以上一線級の活躍を見せた馬。こういう場合、父の本質的な部分がより反映される場合が多い。

・アンバルブライベン<ステイヤーからスプリンターという共通項>
上の2頭をごちゃ混ぜにしたようなのが彼女。
米産なのに英セントレジャー勝ちのキングマンボ産駒である父ルールオブローは、産駒が意外な短距離適性を示す。ペイシャオブローも1200オープン2勝。
母チェリーコウマンもウインターSというダートの長距離重賞を制しながら、この結果。

共通点は、父がスタミナ勝負になる舞台でスピードを武器にGⅠを制したこと。
ルールオブローは、マイルGⅠ覇者の系譜を受け継いだ万能型種牡馬のキングマンボ。
上記の日本で走った2頭も、速さやしなやかさをサンデー系の及ばない領域でフルに発揮した同期の華。

僅かな差が距離適性に大きな影響を及ぼす今の競馬は、時計の速すぎない短距離戦や時計の求められる中長距離戦で、ままこういう不可思議な出来事が巻き起こる。
彼らは素晴らしい結果を出した。サンデー系全盛時代に歯向かった無頼派と穏健派の血が、サンデー系のキレに立ち向かう渋とさに繋がったのであろう。
魔法にかかっているのは、先入観に囚われた我々人間の側なのかもしれない。

参考:競馬必勝法各論

 

コラム

地味なのに派手

読了までの目安時間:約 2分

 

日曜日に行われた重賞2競走で2番人気だった馬が、ともに好走。それも極端な脚質ながら、双方スローペースとなった展開を一方は利して、もう一方は完全に逆らう戦法で自分の出来る仕事をやりきった。

また、昨秋に初重賞制覇を成し遂げた点も全く同じ。一体、どうなっているのか?
まあ、週末大爆発のキングカメハメハ産駒がメインでは大人しく3着止まりで、信じるものは救われるという意味では渋めの炸裂の仕方に収まったのも、やはりアンバルブライベンとワイドバッハの充実ぶりがあってのこと。
できれば、シルクロードSのメイショウツガルの方が来てほしかったのだが…。

更に、彼らにはもう一つ共通点がある。
それがタイトルの通り、地味なのに派手な仕事をするという地味な部分の根拠である「在来牝系」出身の隠れ良血馬ということ。
今さらだが、2つのゴールシーンを振り返ってみると、それはキングカメハメハより必然性があったように思う。

シルクロードSを逃げ切ったアンバルブライベンは、母が東海ウインターSを制したチェリーコウマンとはいえ、ツルマルガール・ボーイ親仔やネーハイシーザー、フェブラリーS好走馬を何頭も送り出したエスサーディ系の中では完全に傍流という位置づけ。
近親は、今や皆がチェリーコウマンとその兄弟の子孫だ。
ワイドバッハも似たようなもの。国内指折りの大繁殖牝馬・アストニシメントの末裔で、オークス馬チトセホープを出したエベレストの亜流。

昨年のGⅠシーンでは、サンデー系の猛威をこれ以上なく体感したが、非サンデーの血が東西の重賞でワンツー。
少しずつだが、確固たる対抗株が蠢き出したようだ。

 

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