血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

2歳馬選定<夏前期>

読了までの目安時間:約 3分

 

オープン戦も2鞍消化し、2歳戦を回顧する頃合いに差し掛かったように思う。
まずは、そのオープン戦から。

函館2歳S
稍重での2歳Sは12年ぶりだったから、ディープがどうこうとか比較のしようがないのが真実だろう。
加えて、そのディープ産駒であるブランボヌールが人気に応え、ダイワメジャー産駒も勢いだけではないことをそれに続く好走で証明した部分もあるし、成長度合いをきっちり観察するのが人間の役目になりそうだ。早熟のはずがない。

中京2歳S
下記しているシュウジが逃げ切ったレース。単純に、距離が実力差を示した結果だった。言わずもがな、番手以下からの競馬ができるかポイント。

現クラシック世代は、2勝目が遠い馬が多く、オープンでのキャリアが少ない馬ばかりが覇を競う珍しい展開となった。
本来なら、その他多数にとって、まだこの時期は多くの可能性が秘められている。大物候補もそれなりにいた。

短距離
トウショウドラフタ・牡<アンライバルド>
東芝1400
シュウジ・牡<キンシャサノキセキ>
中芝1400(稍)

早熟傾向の馬に限って、人気薄で辛勝といった傾向。そうじゃなかったら、もうオープンの洗礼を受けている。
純粋なスプリンターではないことを、マイルで示したシュウジの未来は明るい。

マイル以上
メジャーエンブレム・牝<ダイワメジャー>
東芝1800
ポルトフォイユ・牡<ディープインパクト>
阪芝1800
ロスカボス・牡<キングカメハメハ>
中芝1600
ルノートル・牡<ダノンシャンティ>
福芝1800

レースだけを見れば、上の2頭が素晴らしい才能を持っていることは確かだ。
でも、半年はおろか、季節があと三度変わった後に本番が始まるわけだから、今は目立たなくてもいい。
相手もそれなりに強かったあとの2頭も侮れない。ルノートルは、この後多く勝ち上がるだろうヴィクトワールピサ産駒の壁となる可能性がある。
先週末楽勝のシルバーステートは、1800以上での決め手やを見てから判断したい。

 

コラム

腐ってはいけない(前編)

読了までの目安時間:約 3分

 

勝ち運に見放されたGⅠ馬と世代を代表する実力馬を激励したいと思う。

サトノクラウンイスラボニータ
<ダービーで味わった二重苦>

身近なところにいるライバルが怪我をしてから、この春に新コンビを組んだパートナーは、呪縛から解放されたかのように格の高いレースを勝ちまくり、こんな縁も悪くはないと思わせてくれる部分もあった。
一方で、勝ち運から見放され続けるギニーホースは、道悪云々を加味しても物足りない春緒戦の後、中山で逃した勝ち運を取り返そうとして、今もって戦うべき場所に出て来られない状況に置かれている。

これも縁なのか、はたまた運なのか。
勝てない奴にはどうしても勝つことのできないレースで、負けるべくして負けてしまった皐月・ダービーの中心馬は、往々にしてそのまま消えて行ってしまうものだ。

正統派であるがために、幾分多めに貧乏くじを引いてきた競走生活。でも、リフレッシュの時間を経れば、好転することもある。

ワンアンドオンリー
デニムアンドルビー

<東京ともう一か所で>

ヘイローの同系配合を施されたダービー馬と、ヌレイエフの3×2を掛けられた母を持つ激走娘。
特殊な配合であるが故に、馬が好む条件も変わっているところがある。
阪神でいいのはよくわかった。宝塚記念では対照的な結果となったが、元来テレンコな性質が時に爆発的なパフォーマンスを可能にしているから、東京の2400Mで一変したのである。

理由をどうのこうのこじつけるのもあるけど、やっぱりこう考えた方がいいのではないだろうか。
「特定の条件が重ならないとダメ」
簡単に言うと、お互い本質的な適性は同じでも、ハーツクライとディープインパクトだから、選り好みの趣向が違うのだ。
ディープが来ないと走るダービー馬と、メイショウマンボやゴールドシップなど個性的なタイプが凡走すると走る激走娘。

別に、本人たちは気にしていないのだろうから、何も人間の方が気を揉む必要などない。

 

コラム

新馬回顧 <7/25・26>

読了までの目安時間:約 3分

 

今週は6鞍。
土曜から。中京芝1400Mには、人気に推されたワントゥワンや人気薄でこそのマイネルの勝負服を着た柴田大知騎手のベルフラワーなど、それぞれワンカラット、コスモベルといったいかにも中京の馬場を歓迎しそうなスプリントのタレントを母に持つ良血馬が登場。各々持ち味を出して、納得の新馬戦となった。
混戦に強そうな父ステイゴールドのベルフラワーは3着争いを制し、外に出されてゴール前ぐいぐい伸びたワントゥワンは、人気を分けたアンシェルワープとは決めても奥深さも違うぞというパフォーマンスを見せてくれた。
ハープと同配合で、この舞台から…。素直に評価したい。

さて、福島の芝2戦なのだが。
この時期の(牝)1800Mってなんだ?と、色々考えてしまうような予想とそんなような結果に終わった一戦は、小回り-松岡なら説明のつくゲッカコウの3角手前の捲り上げと好位粘り込みのリップルトウショウが押し切り波乱。
1200も同じようなもので、途中から先頭に立ったミキノドラマー等先行馬が全残り。
馬場の作りもあるが、動ける強みも結果に反映された形だ。

日曜中京の芝マイルは、死んだ馬の云々ではないが、父のカメハメハにも叔父のブラックホークにも似ていない430kg台の馬体のアオイプリンセスが、荒れた内の方から直線伸びて、追い比べを制した。渋くともいい血統の馬は多く、2着のショウナンアヴィド以下も侮れないか。
福島の2000では、またしても前が残った。
勝ったのは、4角で動いていってすぐ前にいたマルターズゲイルを直線入り口で捉えて押し切ったロジストーム。アンブラアイドルズソングとストームキャットの組み合わせだから、この形で攻め続けていきたい。

馬場回復の途上の函館1800も先行残り。
逃げ切り楽勝のアフターダークは、末を伸ばしてのスローの押し切り。これがワークフォースの十八番ではないだろうが。人気のディープガリレオは、洋芝の良で実力発揮の差し馬か。

 

レース回顧

中京記念 -回顧-

読了までの目安時間:約 4分

 

そうですか、そうですか…。素直になれなくて夏、である。
グラスワンダー×ウイニングチケットという配合にもかかわらず、スプリンターに違いないと確信をもって接すること自体、ファンと馬との距離感を冷静に判断すればするほど違和感しかなかったのである。
おめでとう、そして、ようこそマイル路線へ。
昨年の今頃、GⅠ敗走後のスマートオリオンの哀れともいうべき物悲しき連敗を重ねていた姿はこの日はなく、かつて横山騎手が跨っていた時代のスマートオリオンであった。

同時に、この路線がいかに軟弱な路盤の上で日々レースが消化されていることも証明されてしまった。
メイケイペガスターよっ!!掛かっている場合じゃないだろうが(笑)
でも、今更である。
最初にレースを乱しに、いや自分のリズムで…、それでもない、津村さんまだ僕をわかっていないようですねと、2度目のコンビを組んだ鞍上を手こずらせるいつもの感じで。
何でまた芝に戻したのか、などとナンセンスな問いを陣営に投げかけても仕方ない。
新馬戦で鮮やかな追い込みを決めて以降は、先行態勢からの押し切りが叶わなければ、何もできず、である。
9人16着殿負けに思うものは、短距離のダートで何とかもう一花、しかない。

スピードだけならメンバー屈指のエールブリーズや人気のカレンブラックヒルもそう。
メイケイの体たらくによって、マイペースで走ることを許させない46.4-47.0のタフな馬場で、実に厳しい流れに乗っていくしかなった。
ただでさえ、外差しが利くという馬場状態なのに。
故に、調子の良さと気分も同時に乗ってきたスマートオリオンにとっては、こんな展開屁でもないのであった。
速くもないし、相手も粘れていないだけのこと。

言ったら、4着捲っての粘り込みのエースブリーズとともに、隠れたマイル適性と確かな左回りへの適性をこの2頭は、正攻法で示したことになる。
いかにも混戦向きのアルマディヴァンや一応自在型のオリービンらと比べ、特殊な馬場適性も問われたことは間違いないのだが、良馬場での正攻法には、最近のこの路線にいそうでいなかった堅実さのある性質といつかは大舞台に出てきてもやれそうな予感をさせる何かがあった。

それこそここで大敗後にサマーマイルチャンピオンになり、今年の安田記念でも「左回り適性」だけで3着激走したと思われるクラレントと通ずる危ない香りと中毒性のある一発の破壊力が、また戻ってきたのではないか。
ミルコにも通ずるそれを彼が引き出したのか、やっぱり名手の乗り味が勝負を分けたのか。
元々斤量の重い馬にもチャンスが大いにある競馬だから、他場の高速決着で同様のパフォーマンスができるとも限らないのだが、オッズが示すように、ここをきっちり勝っておかないといけないというほど実力の抜けた馬はいなかった。
1400M・1:20.5で駆けた前走の東京より迫力はあったから、やはり58は超えない別定重賞でもう一度彼を見てみたいという願いくらいは果たしてほしい。
中京競馬は、軽い競馬にならない分、時計勝負による消耗は考慮しなくていい利点がある。そこを信じたい。

 

レース回顧

中京記念 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

今回やってくる台風は週末に関していえば、中京競馬場など開催3場には影響しないようだ。
それでも、先週までの雨の影響で大分痛んでしまった芝が、どんな波乱を演出しないとも限らない。
さっぱりわからない逃げそうな馬の選定よりは、荒れ馬場をこなしてくれそうな有力馬を探した方が手っ取り早いような気がする。
何せ、マイル戦になってからの3年、前半の流れと全く関係のないところから追い込んできた馬が勝っているのだから。

とはいえ、今回推したいと思っているオリービンは、展開を読んでのことだろうが、前走米子Sで突如として逃げた馬だ。
この馬も先行態勢が整えばいくこともあるだろう。でも、それを期待しているわけではない。
造りが阪神と似ているとはいえ、59秒中盤の前走の逃げ方では、さすがにちょっと粘り込めないだろう。

それでも、どうもこの馬は、ポートアイランドSと妙に相性がよく2勝しているように、体型は違うが、父ダイワメジャーのようなパワー勝負に向く性質を色濃く受け継いでいるようにみえる戦績をここまで残している。
全5勝は全て阪神でのもので、前記のオープン実績は少し馬場の荒れてくる開催最終週か冬、春の時計のかかる時期に集中している。

上の兄弟であるピクシーダストやハングリージャックも似た傾向にあるから、母父のジルザルやその奥にあるハイぺリオン系のパワー型の影響も強く出ているのだろう。
時計の読みも難しく、ましてや早くもリピーターが2頭登場しているレースに変わった7月中京記念のこと。
丸々1年走っていない馬にもチャンスのある特殊な性質が要求されることは百も承知で、ちょっと癖のある血統を最大の理由にして、オリービンの初重賞制覇に期待する。
無論、小牧騎手が前回に続いて乗ってくれることが重要な条件だったから、意外とこの開催に強い鞍上のプラスアルファも含め、軸に据えたい。

スマートオリオンやメイケイペガスターなど、一つ下の世代で重賞を強い勝ち方で制した取捨難解な馬も登場するから、相手探しは相当難しい。
狙い方が荒れ馬場巧者からのちょい荒れ希望なので、前々走東京1400好時計勝ちの実績が光るネオウィズダムの本来のネオユニヴァース産駒らしい性質と、左回り巧者ぶりを買って2番手評価。
3年連続2着もあるだろうミッキードリーム等のうるさ方も押さえつつ、4歳馬の参戦がいないから若い馬を狙えない分を、実績馬トーセンレーヴの激走への期待に充てたい。元々、中央場所ではもうパンパンチ足らなかった馬だから、ここでは面白いと思う。

 

レース予想

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