血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

夏季競馬前期終了<各場リーディング発表>

読了までの目安時間:約 2分

 

3回中京、2回福島、今年の函館開催全12日が終了し、騎手・調教師部門のリーディングが発表された。

3回中京

松永幹夫調教師<4勝/2着2回/3着1回>

福永祐一騎手<12勝>

2回福島

斉藤誠調教師<7勝>

戸崎圭太騎手<14勝>

1、2回函館

池添学調教師<5勝/2着3回>

藤岡佑介騎手<15勝>

一番に注目すべきは、リーディング争いにあまり縁のなかった藤岡佑介騎手が、多士済々の函館開催で最多勝を挙げた点だろう。

武豊騎手が甘くないなとボヤき、ルメールさんは短い休暇を得ていたものの、他にもビッグレースを数多く制した名手が例年通り集結した中で、自身も何度か他場に乗りに行ったにもかかわらず、この結果であれば、文句なし。

今年断トツの存在感を放つ川田騎手がいながら、福永騎手がリーディングというのも不思議な感じもする中京であったりと、少々掴み切れない結果にも映る一方で、例えば、藤岡兄の活躍の陰で、関東リーディングを懸けた前哨戦になることの多い関東ローカルの福島で、戸崎騎手と2位の三浦皇成騎手が1勝の差で決着したくらいだから、そもそも、ルメール騎手以外は、今はあまり騎乗馬の質や勢いを含めた技量など、全く差がない状況にように思える。

久しく重賞に縁のなかった江田、田中勝両ベテランも函館で一仕事していたし、読みづらい展開という面で、この夏は見どころが沢山あるのかもしれない。

剛腕系の地方出身騎手が、ちょっと元気になってきた気もする。

 

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サトノアレス引退

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2016年の2歳王者・サトノアレスの引退、種牡馬入りが決まった。

朝日杯FSでは低評価ながら、驚異的な瞬発力を発揮して皆を驚かせたが、以降は勝ち星にも恵まれず、3歳夏に制した巴賞が最後の勝利。

しかし、以降東京競馬場のレースを使い続けたことで、しっかりと掲示板に載り続けていたので、その存在を忘れるというほどの体たらくではなかったものの、今年の京王杯SCでは、左前肢跛行を馬場入り後に発症し、そのまま競走除外。

「蹄の状態が良くなく、現役を続けるのは難しい」

とは、オーナーの里見治氏。

もちろんそれも引退理由の第一要因となったわけだが、本音はそれだけではないようだ。

「デインヒルの血が入っているので、ヨーロッパからも興味を持たれており…」

これで合点がいくところもある。

近年はクールモアの名牝が、続々日本でディープインパクトとの交配を行っており、先細りが見えているその直接的手法よりも、数多存在するディープ産駒の後継種牡馬に適性を見出した方が、よっぽど経済的で効率もいいのだ。

ある意味、ここで重要になってくるのが、東京は得意なのに、2歳時に勝ったきりだったという戦績面の残念さ。

裏を返せば、命がけの競馬もしなくてはいけなくなる超高速馬場での競馬を勝ってはいないというのが、それでも持ち時計はあるし、デインヒルの優秀さと同時に、サンデーサイレンス系の影響力も再認識する結果を2歳でタイトルを持った馬が古馬になってから残したことに意味があるように思う。

サイクルが早くなり、早熟性や効率性を重視しすぎた結果、持続性のある成長の魅力が持ち味の系統は、今まで以上に主要国で重宝されるのではないだろうか。

 

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未だ敵なし<クリソベリル4戦無敗で3歳ダート王戴冠>

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ゆったり仕掛けるという川田騎手のテーマに対し、的確に毎回応え、強さを増すようにして勝ち続ける馬。

今のクリソベリルには障壁となるようなものは存在しない。

10日夜、大井競馬場で行われた3歳ダートのビッグタイトル・ジャパンダートダービーは、分かっていたものの、有り余る期待を一身に受けた3戦3勝のクリソベリルが、中団から外を危なげなく進出、直線もゴール前に近づけば近づくほど安定したフォームとなったように、誰も寄せ付けない内容で完勝。

父ゴールドアリュールと同じく、ダートでは無傷のままダートの3歳王者に輝いた。

勝ちタイムは2:06.1。馬場は稍重。

2着争いは混戦となったが、早めの仕掛けで4番人気のデルマルーヴルが粘り込み、追い込んだミューチャリー、ウィンターフェルら地方勢<船橋所属の2頭>の追撃を抑えた。

2番人気のデアフルーグは8着。

クリソベリルは叔父アロンダイト、全兄のクリソライトらに続くダートGⅠ格の制覇となり、半姉のマリアライトら3兄弟で、2018年を除き、ここ6年で5年、何かしらのGⅠ級レース連対という記録も作った。

母クリソプレーズは、芝オンリーで3勝。全て平坦コースでのもので、秘めたるダート適性は息仔に全て伝わったことになるが、最初はダートで勝ち上がったリアファルも含め、どうしても男馬に出ると大型馬になり、そういった傾向が顕著になる特性がある。

思えば、クリソライトもアロンダイトも、怒涛の勢いで頂点を極めた経緯がある。

最初から分かっていたことものの…、クリソベリルが負ける要素など、今回は全くなかったのかもしれない。

 

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どんどん海外へ

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昨年の今頃は、藤田菜七子騎手も一人の減量騎手であり、マテラスカイもまだ若いホヤホヤのオープン馬だった。

しかし、競馬のサイクルが早くなるにつれ、こういう劇的な変化が度々起こるものなのだと、少し呆気にとられながら、現実を受け止めるしかない筆者なのであった。

日曜日の夜。

MLB公式戦2戦目が熱波のロンドンで行われている中、スウェーデンの開場4年目のブローパーク競馬場で行われたウィメンジョッキーズワールドカップ2019において、5戦中2勝、海外競馬初勝利の感嘆に浸る間もなく、藤田菜七子騎手が堂々総合優勝を決めた。

比較的騎乗馬に恵まれたこともあるが、世界各国の10人が競ったシリーズで、2戦目を2番人気馬で勝利。

その海外初勝利の後、4戦目で1番人気に騎乗も2着と敗れ、迎えた最後のレース。

好発を決め、好位から早め抜け出しで2勝目。

ヨーロッパの競馬は、過酷な斤量を牝馬にも背負わせることもあり、初勝利の際の斤量は64だった。

40kg台半ばの菜七子騎手には、相当な量の重りを持ち運ぶ試練が課されたことになる。

「来年は連覇を目指したいです」

そう語る彼女だが、パートナーのコパノキッキングのBCスプリント参戦が正式発表された中で、小さな実績でも、確かな結果を残したということは自信に繋がる。

そして、なかなかに怪しい面を秘めるコパノキッキング遠征の成否のヒントが、プロキオンS連覇を目指すマテラスカイにあるのだ。

たかがGⅢ1勝馬が、ドバイの1200GⅠで2着。

USAブランドの本格派快速馬は、日本のダートには向かない。

藤田菜七子の名を世界に広めるチャンスは、もっと大きな舞台でも十分にあるのだ。

 

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レーンが止まらない

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26日大井競馬場で行われた第42回帝王賞は、3番人気のD.レーン騎手騎乗・オメガパフュームが、直線で外から一気の追い込みを決め、暮れの大井で行われた東京大賞典以来の勝利を挙げると同時に、今回はローカル格のGⅠ<JpnⅠ>となるが、2つ目のビッグタイトルをゲットした。

勝ちタイムは2:04.4。重馬場。

芝の注目されることになったGⅠを2勝。

いずれも牝馬だったこともあり、本来の体に戻して448kgで出走となったオメガパフュームとは、十分に手が合う下地はあったわけだが、淀みない流れをインティではなく、好発を決めた浦和のシュテルングランツが作ったことで、勝負所の争いがかなりタフな展開にはなったものの、途中まで後方待機だったオメガなので、さすがに馬場状態を考えると…。

今のレーン騎手に、そんなくだらない心配事は無用であった。

東京大賞典のメンバー構成より、速い馬が多くなった今回は、同期のチュウワウィザードも強敵。

これがインから渋とく脚を使って格好をつけたが、前走で59という今の日本馬ではまず背負うことのない斤量を、4歳馬の身で経験した強みが、最後は活かされた格好だ。

全く知らない世界に飛び出し、道悪は得意そうだというくらいの情報しかないパートナーの性質を、いきなりの大一番でほぼ全て引き出してしまった天才の登場に、インティやチュウワで堅そうだと思ったファンの虚脱感は、容易に想像がつく。

日曜日だってそうだったか…。

オーストラリアの騎手だけに、いずれ、日本のダービーも勝つのだと、皆が確信した瞬間であった。

インティは直線の反応が悪く、1番人気も6着に終わった。

 

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グリーンカル騒動~事態は収束の方向へ

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中央競馬の3場・土日の72レース以外にも、地方競馬の出走予定馬からも対象馬が発見され、挙げ句の果てには、帯広・ばんえい競馬にまで波及した「グリーンカル騒動」だったが、使用停止後も、今週末の中央競馬にもその摂取による影響が考えられる状況は大きく変化していないこともあり、今度は徹底した対象馬の検査が行われることになった。

ほぼ全ての22・23日に行われれる中央競馬への出走予定馬は、当然のことながら、先週末の競馬には参戦していないこともあり、すでに対象とされる365頭<美浦・74頭、栗東・291頭>の検査検体の採取は終了しており、20日(木)の出馬投票までは、検査結果に則った判断が下され、そこをクリアした馬が出走可能となる。

また、15・16日に出走予定だった除外馬に対しては、今週末の競馬にできるだけ優先して参戦できるような特別措置をされる見込みだ。

当然、一度はパスした抽選などを理不尽な形で弾かれた経緯を慮った優先出走権であり、格上挑戦や芝・ダートの大幅な参戦条件の変更などには採用されないわけだが、特別戦などでは、大きく定員割れしているレースもあるから、リスクを取って条件を変えてきた馬の逆張りも、意外と面白いか。

さて、上を下への大騒ぎが収まりつつある日本競馬界は、やはり、曲がり角に差し掛かっている。

海外遠征は目先のビッグレースから、身の丈に合ったレース選択へと変化した。

この問題。関西馬が関東馬の3倍以上対象になっている点や、2歳戦の除外対象馬は少なかったことからも、競馬に対する本質的な考え方が、より進化するための事件と捉えることが、実は重要なのではと思う。

 

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【緊急】今週の中央競馬の競走除外について

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JRAは15日、今週の中央競馬(東京、阪神、函館競馬)の出走予定馬の中に、禁止薬物を含んだ飼料添加物を摂取した可能性のある馬が判明したため、それら全ての馬を競走除外としたことを発表。

当ブログで予想掲載していた函館スプリントS・G3(16日、函館・芝1200メートル)では、出走予定の13頭のうち、3番シュウジ、4番ライトオンキュー、5番リナーテ、6番ダノンスマッシュ、8番トウショウピスト、12番タマモブリリアンの6頭が競走除外となり、7頭立てで行われることになった。

http://www.jra.go.jp/news/201906/061504.html

 

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13週連続重賞勝利<ノーザンファーム産馬の勢い止まらず>

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大阪杯のアルアイン優勝を皮切りにして、オークスまでのGⅠを立て続けに制していったノーザンファームの生産馬。

GⅠのない2回東京1週目もフローラSを、ダービーの週は葵Sを制し、安田記念は密かに一発を狙っていたインディチャンプが勝利。

そして、社台ファーム産のサラスが豪快な直線一気を決めた直後に行われたエプソムCは、社台ファーム産の本命馬を破って、4歳馬のワンツーで連続重賞勝利の記録を13週にまで伸ばした。

その間制した重賞は18。

ダービー以外の芝の主要タイトルは誰にも渡さなかったことになる。

一方、コントラチェックがフラワーCを制した週は、日曜日も阪神大賞典を勝っているわけだが、これを皮切りに…、ということは、その前の週は勝てなかったのである。

中山牝馬S フロンテアクイーン

金鯱賞 ダノンプレミアム

フィリーズレビュー ノーワン・プールヴィル

フロンテアクイーンは父メイショウサムソンと同じ、林孝輝氏の生産馬。

金鯱賞はディープ産駒だが、意外にも、ケイアイファームの生産馬であるダノンプレミアムが優勝。

この馬がマイラーズCを制したことで、数では勝負出来ていたフローラSも、実は危なかったのである。

セラピアは社台ファーム産だった。

プールヴィルはサラスとも同じ吉田照哉氏の持ち馬だから、同じところの生まれ。

そして、衝撃の序章を演出したのが、ロジャーバローズと同じ飛野牧場のノーワンだった。

ディープ産駒の絶対数が減れば、当然、他の牧場のチャンスは増すわけだが、キングカメハメハだって、ノーザンファーム産の馬が一番強いことが多い。

この流れはまだ続くのだろうか。

 

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悩める名牝の行く末

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月曜の競馬記事は、スタートのアクシデントに巻き込まれた安田記念の有力馬の不運に触れた、太鼓持ちの論評がほとんどだったことに、やや違和感を持ちつつ、その裏で着々と敗戦を重ねる秋華賞馬・ディアドラのロイヤルアスコット参戦が、もう目前であるということにふと気が付いた。

「(次の)競馬が終わってからですね」

19日アスコット競馬場で行われるプリンスオブウェールズS(9F212Y/約1990M)の結果如何では、すでに登録を済ませていた9月のアイリッシュチャンピオンSへの参戦、転戦も視野に入っているという中での、橋田調教師の返答。

使っているGⅠは非常に限定的で、かつ、狙って勝とうという意思を感じさせる理想的なローテーションのようで、秋華賞を勝つまでの間に、軽く10戦以上、桜花賞もオークスも使っている馬が、秋華賞の後は前走の香港までで9回だけ。

条件馬時代からその戦績は堅実であり、今もそれは変わらないが、突き放された勝負圏外の6着という結果が妙に目立つ。

同じハービンジャーの産駒のブラストワンピースも、明けてからの2戦は、恐らくベストに近い条件にも拘らず、スタートの悪さが出ているだけとは思えない平凡な内容に終始している。

段取りが整わなかった3歳時までのハービンジャーとは違い、彼らは本来獲れるだろうGⅠを勝てるだけの準備をしっかりした中で、結果を残している。

昨年の今頃は、どこまで伸びていくのだろうとワクワクさせるものがあったディアドラに、今、そんな期待感は抱けない。

アスコットの結果に拘る背景からは、これで店仕舞いの可能性も含めた、陣営の覚悟のようなものが伝わってくる。

 

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2頭の進路が不透明に

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高速決着では、色々な不測の事態も発生する。

ワールドニューレコードが再び日本で更新された2500Mの目黒記念は、向こう流しの後半は入ったところで、重賞馬のアドマイヤエイカンが故障を発症し、競走を中止。

見た目でも良くない結末が予期できたが、案の定、予後不良の診断を受けた。

その目黒記念。

スタートこそ悪かったが、前年のダービーより遥かにスムーズに巻き返しに成功していた1番人気のブラストワンピースが、坂の辺りではもう手応え怪しく、8着に終わった。

「59キロも多少影響したし、フットワークもいい頃と比べて少し硬かったですね」

結果的にしても、コンビ継続となった池添騎手のコメントだけに、言葉の重みがある。

その1時間ほど前。

レーン騎手との初コンビで、無敗の二冠達成を目指して戦ったサートゥルナーリアは、直前になって、急にテンションが上がったことも災いし、ゲート内の態勢も悪く、スタートで完全に立ち遅れた。

予測よりも道中は流れたこともあり、ロスなくとはいかないまでも、4角で好ポジションを得て、直線も外から伸びていたが…。

「外を回ってしまったからなのか、距離なのか、敗因も断定できないので…」

オーナーであるキャロットファームの秋田社長も、このダービーのレース内容を見て、秋の渡仏を断念すると明言している。

日高生まれのジェンティルドンナの従姉弟にサートゥルナーリアは敗れ、追分ファーム産のステイゴールド産駒が目黒記念を制し…。

ルメール騎手の騎乗停止が急増した3月からの流れが、どこかしかに悪影響を与えているのだ。

中内田・川田コンビや戸崎騎手に、もうそろそろ幸運が巡ってくるのかもしれない。

 

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