血統予想・コラム

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トーセンホマレボシの季節

読了までの目安時間:約 2分

 

ダミアン・レーン主演の舞台、「東京はじめて物語」が絶賛公演中の裏で、そういえば、ルメールが乗るはずの馬だったことに気づかされる事態になり、さぞ臍を嚙む思いに苛まれているだろうクリストフ・ルメール氏は、復帰舞台となる「帰還・ジューンマイル」で主役を演じることが決まったアーモンドアイへの思いを、ダービー後の水曜日にどう語り、ヴィクトリアマイルからは誰が出てくるかも気になる、月曜の昼下がり。

平場のレースではあったが、東京でも京都でも、貴重という感じでもなくなった2勝目を挙げた3歳馬に、ちょっと意外な共通点があることに気づいた。

かつて、C.ウィリアムズを背に3歳春を劇的に駆け抜けたトーセンホマレボシの産駒が、芝の500万下を快勝したのである。

トーセンホマレボシといったらミッキースワロー。ミッキースワローといったら中距離重賞での追い込み。

それと似た雰囲気の牝馬・クロウエアが、京都内回り、牝馬限定の1600戦で、スローペースからの後方一気を決めた。

断然人気ながら、藤岡康太騎手の自信が伝わる堂々の立ち回りで、直線半ばに勝負は決した。これで2戦2勝。

レディパステルの一族で、楽しみは尽きない。

北村友一騎手が積極策に転じ、東京1400戦を逃げ切ったのは、カレングロリアーレ。

新馬戦はフォッサマグナやランスオブプラーナにやられてしまったが、中京ではなく東京への遠征により、見せ場を作れなかった前走とは一変。

差し後れたの直後に攻めの競馬に転じたのは、父トーセンホマレボシとよく似ている。

グロリアーレの母父はシェルゲーム。

天皇賞馬を兄に持つ者同士、その反骨精神に期待したい。

 

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今度はゴールドドリーム

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6日(月)船橋競馬場で行われた第31回かしわ記念は、稍重馬場の中行われ、フェブラリーS1、2着馬の再戦ムードで盛り上がったのだが…。

当然、ここでは断然人気の予想されたインティは、その通りの支持を受けたわけだが、前日のNHKマイルCで有力馬が漏れなく平凡なスタートだったものがうつってしまったように、こちらもスタート今一つ。

前走のオアシスSで逃げ粘ったドリームキラリにあっさり先手を奪われた上に、ゴールドドリームにはきっちりマークされ、途中からオールブラッシュに急かされる展開になったことも影響し、やや無理なスパートが最後に響き、脚が上がってしまった。

一度は置かれたゴールドドリームは、普段よりはずっといいスタートで、4角の回り方も実にスムーズ。

ルメール騎手に乗り替わってからというもの、その安定感に磨きがかかっているからこそ、フェブラリーSで魅せた諦めない追撃が、この日は勝利に繋がった。

スタートの時点で勝負ありだった印象は拭えないが、前日はメインの前までは止まることを知らない無双状態であったルメール騎手だけに、気持ちさえ落ち込んでいなければ…、ということか。

勝ちタイムは1:40.2。

2強はこの日、ゴールドドリームが-10kg、インティが+4kgと、ぞれぞれ前走比での出走となり、奇しくも、518kgと同じだった。

インティはフェブラリーSで、中3週での東京遠征でも、東海Sと同じ体重だったことを踏まえると、毎度の二桁増減ではなかったゴールドドリームと、経験値の差も勝負を分けるポイントになった。

3着は563kgのアポロケンタッキー。この馬はこれ以上増えると、まず走らない。

 

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香港チャンピオンズデー総括

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ナックビーナスは、初重賞制覇にも貢献したモレイラ騎手騎乗のビートザクロックが、隙のないレース運びで快勝したこともあり、直線では伸びを欠いて6着と敗れた。

チェアマンズスプリントプライズは、香港競馬の総決算的意味合いもあるから、実績最上位のミスタースタニングがいないとなれば、尚のこと、地元勢とすると負けられない状況にあった。

良馬場の勝ち時計は1:08.26。

スプリントは厳しいというのは、今も昔も変わらない。

で、マイルにはビューティジェネレーションとかいう、異星人みたいな怪物がいる。

また勝った。9連勝。1:33.63。

これは来ますよ、奥さん。

仕方ない。QEⅡだけしか勝ち目がなかったか…。

3頭とも実力馬だし、チャンスはある。いや、エグザルタントがいた。

GⅠ馬5頭をねじ伏せたウインブライトが、最近、やけにキレる。

果たして。インから器用に抜け出して、勝ってしまった。

パートンのエグザルタントも、マーフィーのリスグラシューも、ムーアと化した松岡正海に、見事にしてやられた。

人馬一体。おまけに1:58.81という、香港競馬の新時代を告げる沙田競馬場のレコードタイムを叩き出した。

ディアドラの下降線は気になるものの、こちらは宝塚記念の有力候補がわんさかいるという組み合わせだったように思う。

アジアの東の端っこで、近代競馬の祖国である英国に範を取ったレース体系やそのノウハウを活かし、今、世界基準の最新版を発信する場所に作り上げるまでに昇華させた競馬関係者の尽力と情熱には、一ファンとしても頭が下がる。

素晴らしい未来が待っているはずだ。

 

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ネプチュナイト快走<2つの記録を同時達成>

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日曜日の京都競馬は、前日から快時計連発の芝のレースに加え、サトノギャロスが3歳未勝利戦のダート1200Mで記録した1:11.6という桁違いのスピード決着で始まったこともあり、メインのマイラーズCも、昨年のレコード決着と同等クラスの時計になるかもしれないと皆期待はしていたのだが、グァンチャーレが逃げるような展開でレースの上がりが極端になったというくらいで、ただひたすらに、ダノンプレミアムの強さが際立つだけの結果に終わった。

その代わりと言うとおかしいが、特別一番手の9R比良山特別<芝2200M/1000万下>では、マイル戦のメインより3秒ほど速い5F通過のアゲアゲな展開から、先入観のなかったテン乗りのシュタルケ騎手が駆ったネプチュナイトが、正攻法での抜け出しで猛然と追い込んできたチャロネグロらを全く寄せ付けず、3年前にグリュイエールが記録した時計を0.2秒上回る、2:09.7の新日本レコードを樹立した。

また、管理する友道康夫調教師は、02年の開業から20年弱で通算500勝をこのレースで達成。

ハルーワスウィート3姉弟・妹を筆頭に、ダービー馬2頭を同時期に誕生させるなど、2000M以上のクラシックディスタンスにおけるコンスタントなGⅠ優勝の印象深さからも、もう誰もが認める名伯楽の域に達していると言える。

まだ50半ばの師である。当然、折り返し点の小さな記録に過ぎない。

馬自身はダンビュライトの一つ下の弟。

今年はユーキャンスマイルがいるが、来年は彼が春天の有力馬になる。

 

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ラヴズオンリーユー、ミルコでオークスへ

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桜花賞の前座にして、オークスに向けた重要ステップレースである忘れな草賞<リステッド>を、休み明けながら、断然の支持に応えて無傷の3連勝を決めたラヴズオンリーユーが、次戦に予定するオークスで、引き続いてミルコ・デムーロ騎手が騎乗することが、オーナーサイドのホームページ上で発表された。

 

兄にリアルスティールがいるだけではなく、ストームキャット×キングマンボの全妹という母・ラヴズオンリーミーの血統背景から、極めて注目すべき要素が揃っているディープ産駒なので、大一番に向けて、その仕上がり度合いも関心を集めることになりそうだ。

 

ここ2週、ドバイミーティングも含めて、オーシャンSの日に食らった騎乗停止の余波など、全くGⅠ戦線において無風という仕上げてきたクリストフ・ルメール騎手に対し、例年もっと春になると元気になるデムーロ騎手が、最近、全く目立っていない。

彼これ、3か月以上重賞未勝利だ。

何より、2歳チャンプ選択の権利を得ていたはずのミルコに、それが一切与えられなかったという経緯がある。

 

オーナー権限の強大化が、その一因であることは言うまでもない。

アルアインが池江厩舎所属で、松山騎手に続き、今度は北村友騎手を男にした際、調教師自身が思うことはないのか、もっと自分を意見を通すべきだ、と筆者はひとりで勝手に叱咤したのだが、ミルコも、かつての武豊、内田博幸、岩田康誠らが通った苦難を道を進むことになるのだろうか。

立場上、八方美人であることにメリットはない。一鞍一鞍を大事にしたい。

その点、矢作調教師は一家言を持つ人だから、頼りになる。

 

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