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あっさり逃げ切り 川崎記念はケイティブレイブが優勝

読了までの目安時間:約 2分

 

31日、川崎競馬場で行われた今季最初のGⅠ戦・第67回川崎記念は、1番人気に推されたケイティブレイブが久々に先手を奪い、アポロケンタッキーら交流GⅠ覇者の面々を終始コントロール下に置き、そのまま2100Mを逃げ切り、2つ目のビッグタイトルをモノにした。

勝ち時計は2:14.9(稍)。

2着アポロケンタッキー、3着アウォーディーなどとは、何度となく対戦していたが、この日は福永騎手との息もぴったり。前走の東京大賞典は、勝ったコパノリッキーに手も足も出ない完敗に終わっていたから、陣営の思いも一入だったろう。

目野哲也調教師も、定年による勇退まで残り少なくなった挑戦の機会を、きっちり勝利で結果を残したのだから、素晴らしい。

機転を利かせて、帝王賞のズッコケスタートで得た普通の競馬での結果も芳しくなく、メンバー構成を見ての福永騎手の好判断により、ごくごく自然な形に戻しての1勝。

ダートの猛者だけに、転厩後の競走生活もまだまだ長く残っている。

小回りでこそ持ち味全開のこの器用さが、今後も活かされることになるはずだ。

個人的には、アウォーディーの惜敗ロードがちょっと悩ましい。

いや、それは陣営の側の方か。

広い馬場向きといっても、フェブラリーSに参戦して結果を出せるような年齢でもなくなってきた。

よく走るヘヴンリーロマンスの仔の中で、一番の活躍馬になったのは良かったのかもしれないが、ホッコータルマエやコパノリッキーのような復元力があるようには思えない。

GⅠ勝ち目前での故障が、どうも尾を引いている気がしてならない。

 

ニュース

ディープ対キレるキンカメ

読了までの目安時間:約 3分

 

主なところでは、3年前のクラシックでの激闘。

<K=キングカメハメハ>ドゥラメンテ対<D=ディープインパクト>サトノラーゼン、リアルスティール

サンデーサイレンスの血を味方につけられるのは、ミスプロ系の主幹種牡馬キングカメハメハか正統後継者のディープインパクトなのか。

キンカメ(系)が人気になったGⅠを中心に、ディープ産駒と仲良く、ではなくバチバチやったレースについて、列挙していく。

順当

優駿牝馬

<D>シンハライト対<K>チェッキーノ

東京優駿

<K>レイデオロ対<ハーツクライ>-<D>アドミラブル

安田記念

<K>ロードカナロア対<マンハッタンカフェ>-<D>ダノンシャーク(⑫人気)

天皇賞(秋)

<K>ラブリーデイ対<D>ステファノス(⑩人気)

ジャパンC

<D>ジェンティルドンナ対<ステイゴールド>-<K>ルーラーシップ

朝日杯FS

<D>ダノンプレミアム対<ロードカナロア>ステルヴィオ

波乱

桜花賞

<K>レッツゴードンキ対<D>クルミナル、コンテッサトゥーレ

宝塚記念

<D>マリアライト対<K>ドゥラメンテ

<K>ラブリーデイ対<D>デニムアンドルビー

ジャパンC

<D>ショウナンパンドラ、ラストインパクト対<K>ラブリーデイ

阪神JF

<D>ショウナンアデラ対<K>レッツゴードンキ

有馬記念

<D>ジェンティルドンナ対<K>トゥザワールド

主な傾向は3つ。

・真のチャンピオンこそ、得意分野とそれ以外で相手の質が変化する。

・キレないディープとの相性は良いが、それでキンカメの良さも殺がれることが多い

・穴で来るのは、総じて距離が長いとされたスピード型。

概ね、チャンピオン競走に向く根幹距離適性の高い馬は、然るべき舞台で結果を残す。

ディープは一定の数を出して、安定してGⅠ級を供給できるが、キンカメは生まれてから育ててみて、実際走らせてからでないと適性がはっきりしない場合も多いから、芝で一流の結果を残せる馬は、本物の才能に育つ。

長期的に上位争いできるキンカメの一流馬が、物量作戦で攻め立てるディープを受けて立つ時、案外、非根幹距離の方がディープに有利になるケースがまま見られる。

真の一流馬は、まだお互い数少ないという仮説が、これで成り立つ。

 

コラム

牝馬の王者・普通ではない状況

読了までの目安時間:約 3分

 

モズカッチャン

ディアドラ

ソウルスターリング

ミッキークイーン

4歳世代は当初から、牝馬のレベルは高いとされていた。

だから、皐月賞もNHKマイルCも人気になったのは牝馬。思い返せば、朝日杯だってミスエルテが断然の支持を集めていた。

勝ち負けに関係なく、その路線において牝馬が中心視された場合、彼女たちが本来の路線に戻った瞬間、その本質が牡牝それぞれの部門で顕在化する。

総じて人気馬、直前の内容が悪かったレーヌミノルとて重賞圧勝の記録があったGⅠの3着馬だから、結局、本当に怪しい結果に終わったのは朝日杯だけだったのだ。

古牡馬相手に同期の牡馬は即通用。

牝馬は絶対に好走できるだろうという流れは、すでに10月の時点で作られつつあったので、モズカッチャンの実績を考えたら、エリザベス女王杯で強かった内容は、納得の結果だったように思う。

その他諸々、そこには3歳のトップホースも出ていたが、どの馬もその前に上がってしまった印象は拭えない。

問題は、何故か?ミッキークイーンが現役続行を意思表示せずに自然と6歳シーズンに入っている点。

怒涛の追い込みにファンは唸ったようだが、散々差し損ねを繰り返してきた彼女を徹底分析していた筆者は、前年以上に有馬で結果を出すことは不可能と思っていた。

あの時は内から抜け出し、器用さも見せていたが、昨年はそうではなかった。

ハイレベルではないが、才能は他にもいる。

一度揉まれて、掛かる競馬も経験したヴィブロスの成長力も見逃せないし、マイル近辺だったら当然、アドマイヤリードやアエロリット辺りもマークしないといけない。

ヴィクトリアマイルは目標にすべきレースではあっても、得意条件というクラシック組がほとんどいないのが問題となってきた。

3歳時の活躍があまり重要ではない結果となった昨年のエリザベス女王杯で、もう一度、今までのことをリセットしないといけない不思議な展開が、この春に起きるかもしれない。

例年にも増して、距離適性が明確に結果に影響する流れは、今年も引き継がれる可能性がある。

秋の女王より、春に連続好走していた組は、要注意だろう。

 

コラム

新最強世代列伝 2001年<新最強世代の血統力>

読了までの目安時間:約 3分

 

クラシックホース

テイエムオーシャン

レディパステル

アグネスタキオン

ジャングルポケット

マンハッタンカフェ

(メジロベイリー)

(クロフネ)

フ0 高2 大- 春1 V- 安1 宝1 ス2 秋0 エ0 マ0 J1 チ1 有1

若いうちに1勝、というのが特長。

3歳でJC、有馬にプラスワンがポイントとなる最強世代の指標は、歴史的強力コネクションたるオペラオー-ドトウコンビの解消を図った秋の2勝で、堂々クリア。

また、それら全てが2、3歳GⅠの覇者を生んだ。

瞬間的に、まさしく刹那に輝く才能の宝庫であったこの世代のトップホースは、それこそ短距離組を除くと、ものの見事に4歳秋以降のタイトルに縁なしという結果。

現役生活に別れを告げる馬は、すなわち、この世代の領袖であったというのが、大レースごとに登場し、ダンツフレームに勢いがなくなると同時に、後記する02クラシック世代の勢いに呑まれていった。

その影響なのか、頗る仔出しがいい。というか、素晴らしすぎた。

アグネスタキオン

皐月賞 キャプテントゥーレ

東京優駿 ディープスカイ

桜花賞・有馬記念 ダイワスカーレット

ジャングルポケット

優駿牝馬 トールポピー

菊花賞 オウケンブルースリ

天皇賞(秋) トーセンジョーダン

マンハッタンカフェ

天皇賞(春) ヒルノダムール

大変珍しい、同世代種牡馬による旧八大競走完全制覇を、クラシックホースだけで成し遂げているのだ。

無論、芝短距離にツボを持つ万能スピード型・クロフネも外せない。

ダート馬は渋っていると強いが、良馬場でタフな展開など、地方兼用の馬が少ないから、一流馬となると数の割に芝ほどは出てこない。

つまり、純粋にスピード型なのだ。

ショウナンカンプもGⅡ馬を出し、ビリーヴはアメリカ産の良血馬が3頭活躍した。

まだ、孫の世代の活躍は限られているが、誕生から25年前後が成否の判断のポイント。

世代レベルの高かったヒルノダムールやトーセンジョーダンは、評価の割に、意外な大物を出すかもしれない。

タキオン系とクロフネ系が主軸になったとして、牡馬の活躍馬を増やすための血の確保も忘れてはいけないから、こちらは少々時間がかかる可能性はある。

 

コラム

2018年 クラシック②

読了までの目安時間:約 3分

 

重賞回顧を中心に、1月は候補生の列挙に傾注。

京成杯

異例にも近い、中間点1分切りのハイペース。番手抜け出しのジェネラーレウーノの底力は文句なしで、しっかりとそれを最後まで追い詰めていった2着コズミックフォースも一定の評価を与えられる差し馬。ただ、どこにどう繋がるかよくわからないレースであり、メンバー構成であったから、トライアルとの内容比較が重要。

シンザン記念

立ち遅れから後方外々追走、道悪のおまけつきは血統面から足かせにはならなかったようだが、アーモンドアイが思われているより遥かに強烈な決め手を披露した。ジュエラー級であることは確定。次戦では時計を縮めたい。

フェアリーS

平均遅いペースで、位置取り争いにならなかったことを利して、中団外目から堂々抜け出してきたプリモシーンが快勝。

人気を集めたテトラドラクマは、リズムを崩しながらも見せ場は作ったが、完成度では最後にそれを交わしたトロワゼトワルの方が上か。

若駒S

一見、道悪を利した伏兵ケイティクレバーの逃げ切りだが、ディープ2頭は4角までの手応えはよかった。格が違ったという見立てが筋か。

ジュニアC

無難に立ち回った新潟2歳S3着のテンクウが、上々の内容で2勝目。ヨハネスブルグの割に、1800も守備範囲か。

紅梅S

単調な先行馬ペースで、ライバルが走らず、反応できたのがモルトアレグロだけという展開。ダート経験から、道悪マイルの乱戦なら出番か。

福寿草特別はアイトーンの単調な逃げ切りが決まっただけの凡戦。

若竹賞も、レノバールの関西馬オーラが目立ったのみ。

この2戦が重要か。

菜の花賞① オハナ

軽い馬ではないが、意外と重賞級には簡単に負けてしまうキロハナ、ハナレイムーンの下。

変にキレないのが本当のいいところで、だから中山をこなせたと考えると、

1/8 中2000①オウケンムーン

オウケンブルースリ産駒ということ以上に、早くから器用に小回りもこなして、正攻法の競馬ができるトニービンというのが、ちょっと普通とは違う。

タガノマイバッハ、トキオエクセレント兄弟が母の兄に当たり、アウトサンデー配合でもあり、異質な存在感を放つ個性派なのは間違いない。

 

コラム

ノースフライト死す

読了までの目安時間:約 2分

 

28歳、心不全だった。

22日、生まれ故郷の浦河・大北牧場で、フーちゃんは静かに天へと旅立った。

90年代の名馬も、繁殖適齢期は既に過ぎ、90年生まれのこの馬も例外なく、寄る年波に抗うことはできなかった。

11戦8勝、94年にマイルGⅠ2勝。

縁あって、GⅠでは必ず跨ることになった角田晃一現調教師の名馬数え歌の一節を彩った彼女が、同じだけ騎乗した武豊騎手をどれだけいじめたことか。

絶対的存在になった名手を悩ませる宿敵になったノースフライトは、直系の孫オハナが、ディープインパクトの力を借り、その底力を示そうとクラシック戦線に名乗りを上げようしているから、存在感はまだまだ健在だ。

サクラバクシンオーとの決闘にも似た、あの秋の熱戦から、奇しくも、あまり期待されていなかった孫が、共に春の天皇賞の勝者となると、誰が思っただろうか。

そこにまた紡がれた名馬物語。

オルフェーヴルもシュヴァルグランも、この時だけは脇も脇の端役。

スワンSは京都競馬場の改修工事の影響で、阪神開催。

マイラーズCは中京1700で、京都牝馬Sも阪神だった。

その全てで、ノースフライトは注目馬として輝きを放った。

フーちゃんと呼ばれるようになった経緯、エリザベス女王杯とそこに至るまでのストーリー、引退レースでの負けられないプレッシャーとの戦い。

名馬量産時代の中、確かに主役を担った名牝が、また一頭逝ってしまった。

もう90年代の女傑は、ノースフライトの一つ下の名スプリンター・フラワーパークくらいしか生き残っていないようだ。

平成が終わる、というシグナルが発せられている意味なのだろうか。合掌。

 

ニュース

新馬2018 <1/20・21>

読了までの目安時間:約 3分

 

週中に雨が降った影響もあり、土曜のダート新馬3戦は道悪競馬。

未勝利戦なども圧勝馬が続出し、脚抜けのいい状態でレースは行われた。

京都では2戦。馬場は重。

1400の牝馬限定戦は、芝の新馬戦くらいの流れになって差し追い込み決着。

勝ったエイシンデルフィーは同冠のアポロン産駒ながら、父系の秘めたるダート適性だけでキレた印象。馬体は母父タキオンの反応のいい馬のフォルム。

1800は人気馬同士の叩き合いをエイカイキングが制した。キンカメに元道営馬でアネモネS解消のエミーズスマイルという配合。キレないけど、渋とさは魅力か。

中山では、稍重の1200戦をトランセンドの娘・トラストテッペンが逃げ切った。

12秒台で駆けているし、スカーレット一族というのは強調材料。

日曜日は晴天。

急坂コース2場のマイル戦含め、各場で芝の新馬が組まれた。

中山はゴール前強襲の3番人気ロフティフレーズがインパクト大だったが、ロードカナロア×ディープはキレキレ血統の可能性を示した一戦にもなった。

正攻法の上位2頭も同系・同父。距離ももっとあっていい。

あとはディープ。

良馬場に変わると、途端に台頭のいつもの流れ。

正攻法で中京のサラキア、京1800のオールフォーラヴと、堂々のゴール前抜け出し。

ドイツ牝系の前者に母レディアルバローザの後者。タイプは似た感じで、タフな条件を好むはず。

相手が強くなると、そこで本領発揮といきたい。

オールフォーラヴに関しては、川田騎手が他馬の動きに関係なく、勝ちにいかずに勝ち切った点は強調できる。

ファンディーナの再来というよりは、ダノンプレミアムで得た経験値が反映されている気がする。いい傾向だ。

中山ではダートの1800戦も行われた。

稍重もあるが、グロンフォールの終始豪快な競馬、直線だけで大差をつけての押し切りは、ある意味この時期らしい力差のある組み合わせならではの展開。

56秒台はまずまず優秀でも、ハーツクライだと頭打ちもある。576kg。

芝は牝馬が活躍したが、この馬が一番の注目株かもしれない。

 

レース回顧

2歳チャンピオンの行く末・無敗か否か

読了までの目安時間:約 3分

 

ラッキーライラック

ダノンプレミアム

ルヴァンスレーヴ

タイムフライヤー

距離が延びるほど、これまでの対戦成績や道悪の経験など、プラスアルファのスキルや経験値が重要になる。

競馬の根幹距離であるマイル戦では、そういうことより、しっかりと出来上がっているかどうかが重要だったりする。

無敗の王者3頭には、

アルテミスS①

サウジアラビアロイヤルC①(稍)

プラタナスS①<500万下>(不)

というように、全てに東京マイルでの2戦目におけるハイレベルな実績が残されていた。

ライバル多数ながら、そういう要素が最後のひと踏ん張りや勝負を分ける場面での決定的な力の差に繋がり、結果に影響を及ぼした点は否めない。

ある意味、負け方を覚えた馬やその陣営が得た経験値が、勝ち続けながら得られたようなものである。

既に2敗していたタイムフライヤーは、前走でそういう敗因となる要素を出し切り、本番での快走に繋げた。

道悪の経験も重賞出走歴もあり、そもそも未勝利勝ち上がりの馬というのは、有力馬が無敗だと急に強気になれたりするが、ホープフルSでは、距離経験のないジャンダルム以外は、総じて負け星があるか、急坂の経験を有していた。

最後にジャンダルムを競り落とした要素は、経験値と距離適性に加え、ここまで4か月強使い込まれてきた中で、上手に戦う術を体得していた点が、勝因となったと言い切れる。

となると…。

あまりに強すぎた4頭は、前哨戦やトライアルで、すでに完全無欠の王者としての立ち振る舞いを求められることになるわけだ。

上がり目というの、往々にして、GⅠを勝つごとに削られていき、キタサンブラックのように5歳になって一気に量産体制に入ることなどほぼあり得ない。

昨年末は3歳馬の躍動が際立っていたが、4歳馬の不振もその要因となっていた。

5歳馬の強いところで目立ったわけではないし、それを参考にすると、意外や意外、他の才能に可能性を求めることもファンとすれば、まだまだ望み薄とはならないような気がする。

早くに強くなった馬を古馬になってからも追いかけるのは、本質的には無理筋。

最強世代拝命直前の18クラシック世代には、渋めの伏兵の台頭を期待したい。

 

コラム

伝説の終焉 最終話は平穏に

読了までの目安時間:約 3分

 

キタサンブラックをきっちり分析し、その栄誉を称えるという普通のことをしてみたい。

戦績 20戦12勝

重賞10勝<GⅠ7勝>

3歳:8戦4勝<1勝>

4歳:6戦3勝<2勝>

5歳:6戦4勝<4勝>

血統 父ブラックタイド 母シュガーハート(母父サクラバクシンオー)

主なクロス:リファール4×4 ノーザンダンサー5×5×5

半兄:ショウナンバッハ(父ステイゴールド)6勝<中央4勝、地方2戦2勝>

スタミナの根拠

・雄大な体躯<古馬になってからは524kgが最低体重>

→最後の4走は全て540kg台で、一度スピードに乗せると止まらない。

ということは、スピードがあまりない場合、先行して粘りこむ中距離型に出やすい。

・常に4角2番手以内

新馬戦(今後を見据えた戦法)と菊花賞(潜在的な距離不安を考慮した作戦)以外、4騎手全てが同じ乗り方をしている

→ちなみに、最初のコーナーでも9割近く2、3番手を確保している安定先行型。

・上がり3F1位は生涯2度のみ

抑えてイン強襲の菊花賞とスタート失敗で3、4角イン進出の秋の天皇賞だけ。

→実質、これが決め手勝負で出番なしの証拠。

これはあくまで、客観的視点で捉えた名馬の素晴らしい実績である。

この辺りで実体に対する結果との整合性において、最大のイレギュラーさを成す要素を確定させておきたい。

それは理想の成長曲線、ではないだろうか。

普通はそれができない。

彼はスピード型配合ながら、そういう走りは最初は全くできなかった。

ところが、総合力がついてきて、もっとハードなトレーニングを日常茶飯事のごとくこなしていくと、ミホノブルボンの逆現象というか、遅い馬が速くなったのである。

最初から速い馬が一流になれるのが、一般常識なのに対し、5歳になって距離ごとのベストタイムをガンガン更新できた理由はそれしかない。

そんな馬は過去あまり多くなかったっし、クラシックホースとしては異能の持ち主である。

有馬記念が平穏だったのは、それが最大の理由だと筆者は考える。

 

コラム

クールモアの名牝がディープと交配へ

読了までの目安時間:約 2分

 

今や欧州競馬の制覇者となった生産者団体、アイルランドを拠点とし、世界中に名血馬を送り込むクールモアが、この春、自慢の繁殖牝馬を日本でディープインパクトと交配させるため3頭を選定、現在すでに日本にいることがわかった。

豪華すぎる3頭は以下の面々。

マインディング<牝5>

12戦8勝 16英牝二冠など計GⅠ7勝

父ガリレオ 母父デインヒルダンサー

ウィンター<牝4>

10戦5勝 17英・愛1000ギニー含むGⅠ4連勝

父ガリレオ 母父ショワジール

プロミストゥービートゥルー<牝4>

6戦2勝 16仏2歳GⅠ2着

父ガリレオ 母父デインヒル

正直な話、いい相手がヨーロッパにいないというのが実情なのではないのか。

いい馬にはサドラーズウェルズとデインヒルの血が入っていて、さすがのクールモアの資金力をもってしても、自力でそれらがなしなしの名馬を作ることは難題。

同じような血は北米にもあるし、ダート血統との相性もあまりいいとは思えない配合。

唯一、ドイツという逃げ道もあったりするが、モンズーンの血だって、もう色々なところに組み込まれている。

競馬の根幹部分こそ共通するも、求められる能力がまるで違う日本に、ディープインパクトという素晴らしい種牡馬がいる。

サンデーサイレンスの血が、ヨーロッパでも通用することはすでに周知の事実であり、最近は、エイシンヒカリの強烈なGⅠ圧勝劇もあった。

その昔、日本の生産者が欧州チャンピオンに対し、金に糸目を付けずにほとんど蛮行を働いていた時代は、もうどこにやら。

単純なスタミナ型ではない欧州血統が、ディープとの相性がいいことは、すでに証明済みである。期待できる。

 

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