血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

ラジオNIKKEI賞 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

フィエールマンは良血馬で、あまり軽いイメージを与えない内容での2戦2勝は、ここでは最上位の評価を与えられて然るべき状況であると思う。

同時に、今年は55以上を背負う馬が少なく、それらが特別注目される組み合わせではないから、13頭立てということ以上に、力通りの決着になる可能性がある。

実はこの中では一番の実績だろうエイムアンドアンドは、同期同士や平場での2勝の記録しかない面々と同じ53での出走。

あとは、軸に何を据えるのが正しいかという読みになる。

前走は古馬戦での2勝目以上の価値があったと思う、ハービンジャー産駒のグレンガリーを狙いたい。

まあ、相応の人気にはなるだろうが、53のエイムアンドエンドらと違い、無敗ということも評価対象となっているフィエールマンやオープン、重賞でそれぞれ3着のあるイェッツトらと同等評価の54には、理由がある。

福島の未勝利戦勝ちから、ルメール人気で上位支持を受けた前走のホンコンJCTは、これまでにないスムーズな好位での追走から、一時、抜群の手応えで上がってきたユウチェンジに出し抜けを食らう形で、思わぬリードを奪われながら、しっかりとゴールまで脚色確かに伸び、ユウチェンジのふらついた走りも影響したのだろうが、最後はきっちり差し切って、後続の追い上げも凌いだ。

これまでは自分が末脚を繰り出してどこまでという競馬ばかりだったが、ルメール騎手の当たりの日だったことも味方につけ、本格派の中距離馬の型が一つ加わった印象だ。

本来は、ハービンジャー産駒であること以前に、半兄にミトラがいて、近親には超A級の競走馬・メイショウサムソンがいることでも知られる在来牝系の底力型であるから、そういう形が問題ではないことは明らかだった。

しかし、これまで2戦乗っていた津村騎手に再び戻ることが、彼にとってマイナスということもまたない。

一族の前2者が大型タイプの持続力型だったのに対し、このグレンガリーは当日どんなに増えたところで、450kgまでの中型から小型のタイプ。

初勝利となった、今回と同舞台の福島1800戦で、中団から追い上げてゴール前では抜け出すというのは、この馬にとってはとるべき形だったのかもしれない。

それが古馬との戦いを経て、一気の飛躍が期待される状況で、いきなりの重賞挑戦。

キャリアが浅い身で一気に大舞台のハービンジャー産駒というのは、これまであまりいい結果が出た試しはないが、有力とされる馬ほど古馬との対戦経験がないことの多い特殊な条件故に、フレッシュで尚且つ、左回りも当該コースも敗戦も経験しているということでさえ、ある意味で強みになる可能性がある。

今後の飛躍を期待しつつ、フィエールマンやイェッツトなどより、案外の仕上がり面のアドヴァンテージがありそうな気もする。

その中での少頭数の競馬は、勝因に直結する要素になり得る。

◎グレンガリー

○ケイティクレバー

▲キボウノダイチ

注フィエールマン

△イェッツト、エイムアンドエンド、マイハートビート

何も凝ることはないのだが、ハービンジャーとバゴで上位を固め、ジャパニーズミドルディスタンス血統の馬は次点評価。

ケイティクレバーの平均ペースの逃げであれば、同斤のメイショウテッコンよりもタフに走れると思うので、行く組の中では彼が最高評価。

流れれば、期待馬だけの勝負になるだろう。

 

レース予想

CBC賞 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

何となく、とても手が合いそうな川田騎手が騎乗する54のアレスバローズに魅力を感じる。

角田厩舎で、ここから夏の重賞路線に参戦という流れは、2年続けてスプリント路線を牽引したベルカントとよく似ている。

まるでそれとは違う血統のアレスバローズは、なかなか軌道に乗れず勝ちあぐねてきたが、そろそろオープンの流れにも慣れてきたところだろう。一発を期待したい。

そもそも、前に行くか下げるかはっきりした競馬を求めすぎてうまくいかなかったようなところのあるこの馬だから、差すならしっかりと中団で抑え込む形を選びそうな川田騎手は、タイプ的に適任だろう。

同時に、ディープインパクト×トニービンという華やかな配合の割に、同系統の配合ではなかなかコンスタントに安定して勝ち星を重ねられないという死角があるのも事実。

おまけに、リファールの母であるグーフドが中興の祖にある一族は、特に日本で、素晴らしい才能を秘めつつ、なかなかそれが開花しない面もあった。

アレスバローズにはその5×5があり、ノーザンダンサーも当然複数クロスしている。

その代わり、異系色の強い父と母父の母系の影響か、ヨーロピアンのスピード型の配合にありがちな血の偏りはあまりない。

スピードを純粋に競うこの手の路線では、意外と血統背景が重要ではないことが多い。

それこそが南半球産馬の短距離路線での躍進の要因であり、可能性の拡大こそが、スピード競馬の本質なのだと思う。

フレッシュな面子が顔を出してきたが、その中では最高齢の彼には、型にハマらない豪快な競馬を期待する。

◎アレスバローズ

○ダイメイフジ

▲ダイメイプリンセス

注アサクサゲンキ

△アクティブミノル、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーン

ベテランに元気な先行型が多いので、うまく流れに乗れた何かは残るかもしれないが、それなら何とも取捨の難しいダイメイダークの姉弟の方が買える。

ミルココネが共通の弟の方は、時計勝負はそこまで得意ではない配合だから、不利以外では崩れないか。

 

レース予想

ゴールドドリームがGⅠ連勝<帝王賞で4度目の美酒>

読了までの目安時間:約 2分

 

テイエムジンソクが猛烈なペースで飛ばし、本来の形に拘ったケイティブレイブが好位付け。

一方、スタートがほぼ失敗という感じだったゴールドドリームは、ロスなくインからポジションを押し上げ、直線は手応えよく絶好のイン追走からの抜け出しを図った。

2:04.2は近年では平凡も、久しくなかった晴れの良馬場という条件。

第41回帝王賞は、27日夜大井競馬場で行われ、最後は人気馬の一騎打ちに展開した。

ハイペースから力勝負に持ち込んだケイティブレイブが、逃げるテイエムジンソクを捉えにかかると、満を持してラチ沿いから進出したゴールドドリームが叩き合いに持ち込み、直線半ばで交わすと、渋とく食い下がる1番人気のケイティブレイブを抑え、かしわ記念から続くGⅠ連勝を決めた。

ルメール騎手としても、振れ幅が大きかった春シーズンのオーラス的ビッグレースを、しっかりとした騎乗で勝ち星に繋げ、先日のサトノダイヤモンドでの不発の分くらいは、何とか取り戻した格好だ。

小回りは苦手で、平田調教師を大いに悩ませる馬体重の増減の激しいタイプとして知られるゴールドドリームは、連続二桁体重減からのプラス12kgでの出走であった今回、意外な印象もある得意の良馬場でGⅠ4連続連対を達成し、ついに完成の域に達することになった。

情緒不安定なだけだった若い頃の彼は、体重に変化は少なかったが、今は昨年のドバイ遠征の尾を引いている部分もあるのかもしれないが、確実に馬は中身を伴ったレースをできるようになった。

あの中京から、馬が生まれ変わった。改めて、それを今回も示したことになる。

 

ニュース

古馬王道路線春総括

読了までの目安時間:約 3分

 

関西圏ビッグGⅠの見出しをこうなるだろうか。

スワーヴリチャード、驚異の捲りでGⅠ初制覇

レインボーライン、執念の追い込みで死闘を制す

ミッキーロケット、実績上位馬を得意のイン抜け出しで制圧

しかし、何だか物足りない古馬王道路線シリーズでもあった。

キタサンブラックやゴールドシップがいなくなるだけで、これほどまでに切なくなるものか。

4歳世代ももう手が空いていない状況。そこを5歳馬が後半は埋め合わせをしたが、正直、真のGⅠ級というレベルの馬が勝ったわけではない。

レインボーラインに至っては、厳密に言えば、もう直線後半で脚を痛めていたのだろう。

悲劇に繋がった要因。それは一体。

「職人と安定勢力が全くいない」

GⅠ路線の主役は、基本的には安定勢力がいてようやく形を成す面がある。

スワーヴリチャードは順調だったから、若いのもあるし、フレッシュな状態をキープして押し切れた面がある。

ペースを考えれば、早仕掛けは当然も、役者は違ったように見せたのは、シュヴァルグランやサトノダイヤモンドの情けないレース内容の影響も大いにあったと言える。

不穏な雰囲気は、乱戦模様の天皇賞も同じ。

常識人たるボウマンのシュヴァルグランの扱いは尊敬に値するが、2度完敗のこの舞台で、6歳馬に上がり目があるわけではない。

春天にGⅠ初制覇の思い入れもない状況。

しっかりとメンツは保てたが、直線一気型の気ムラなステイゴールドの一撃を食らった理由は、現状の充実度の問題とイコールである。

悲しい気分になった宝塚記念。

人気馬は走らないし、伏兵の競馬が妙に正攻法に映ったミッキーロケットは、もし万全だったら…、のボウマン&ワーザーのらしくない追い込みを当然のように封じた。

味な競馬だが、宝塚らしすぎるというか、GⅠだから許される攻撃的な策を、人気馬はまるで受け流す余裕がなかった。

由々しき事態。

いや、メンバー確定の時点で、そう読まなければならなかったのか。

単純に面白くなかったと、筆者は思う。

 

コラム

快進撃を知るべし

読了までの目安時間:約 3分

 

血統・ミスタープロスペクター系の躍進

ロードカナロア、トワイニング、アドマイヤムーン

3歳世代のミスプロインの馬の活躍は目覚ましい。

ヘイローとノーザンダンサーが従兄弟という関係性にあり、様々なタイプに双方の血が混ざっている以上、ミスプロ系の出番が増えるのが必然的なのは間違いない。

同時に、格を担保するように、明けて3歳世代のGⅠ馬は、その全てがキングマンボかフォーティナイナー、ゴーンウェストといった血を父か母の直系に持つ馬であった。

古馬路線でも、ミスプロ系はノンコノユメ、ファインニードル、ミッキーロケットらが直系、スワーヴリチャード、ジュールポレールが母方にその血を持ち、安田記念ではミスプロ直仔のミスワキの4×3があるモズアスコットが劇的な勝利を挙げた。

例外は悲運のレインボーライン。

 
調教師・同タイプの名伯楽と後継者候補

藤原英昭、中内田充正

エポカドーロの快進撃とギベオン等ジョーカー的存在を評価するまでもなく、リーディングトレーナーに驀進中の藤原調教師の凄みは、言わずもがなのところがある。

そこで敢えて、最も称賛すべきことあるとすれば、いずれ訪れるだろう中内田時代に向けた指針のようなものを、大事に馬を育てる藤原式を形で示した結果が残された点であろう。

元より、中内田調教師の馬を作る技術は高く評価されていて、管理能力も若手ではトップクラスだった。

その結果、三冠候補や多様な良血馬の預託に繋がったのである。

不運を乗り越えて…。因果は巡る糸車となるか。

藤原調教師は、テンザンセイザやデアリングハート、エイシンツルギザンなど勝ち切れない馬の象徴的な存在を多く管理していく中で、か弱い良血牝馬・エイジアンウインズを見事大成させ、開業8年目でウオッカ斬りを成した経緯がある。

ダノンプレミアムのクラシック奪取失敗の経験は、まだ、成功プロセスの一環であるから、ここで空回りなどせず、スマートガイの先生として大成するきっかけを掴んでほしい。

失敗しないのは、ある意味で、何よりも強い毒に曝される危険性を増幅させているに等しいのである。

いい回答はもうしばらく待てば、確実に皆で共有できるはずだ。

 

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