血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

ホープフルS展望

読了までの目安時間:約 3分

 


東スポ杯を見て、少しどうしたものかと逡巡した人は多かったはず。

クラシックの本戦には繋がるが、皐月賞にもその前のこのホープフルSにも、中山戦でのコネクションには影響しないが、ここで狙うべきニシノデイジーが勝ったとなると、悩み倍増である。

昨年の勝ち馬やちょっと前までホープフルSを影のレースにしていたラジオNIKKEI杯における主役を、数多く送り込んできた歴史からも、素直にこの馬を評価、という展開が望ましい。

何が一番ハイレベルだったのか。

レイデオロやその前のハートレー、シャイニングレイがそう。

まだ何色にも染まっていない非オープン組かそこで勝っていない馬がいいのだろう。

フレッシュさだけでは無理でも、上位勢で活躍しているのは今は、3着のステイフーリッシュだとか、一番強い競馬をした4着のサンリヴァルだとか。

それらとて、春までの活躍。

燃え尽きる可能性まで見極め、完成度を競うレースになるかどうかは、昨年のような多頭数による消耗戦になれば、当然当てはまってくる。

本来消耗を限りなく少ない勝ち方で本番へ臨みたいから、レイデオロが休み明けで皐月賞に参戦したようなことを踏まえると、重賞馬の将来性は、ここで好勝負ほど望まれる展開から程遠くなるのかもしれない。

完成している馬となれば、

ニシノデイジー

ブレイキングドーン

上手だし、流れに左右されない雰囲気がある渋めの血統馬。

そうでなければ、

ヴェロックス

ワールドプレミア

迫力の追い上げが厳しい展開で期待される。

○×傾向になりそうなクラージュゲリエや、本当は正攻法は良さそうなアガラスなど、本番で狙いたかった混戦向きの馬がその前に来てい締まったから、こちらはむしろ、皐月賞でということになるか。

あとは、サートゥルナーリアの出来次第で結果は変わりそう。

昨年とは違い、かなりの好メンバーでゴリゴリの底力勝負になりそうな雰囲気だが、ここは一歩引いて、肉弾戦にならないことを望む。

朝日杯だってそうだった。ハイレベルのレースをしてしまうと、なかなか持ち直すのが難しいのが、若駒の才能を競う重賞の常である。

 

レース予想

2歳馬選定<~京都2歳S>

読了までの目安時間:約 3分

 


路線を分割して総括。

 

クラシック部門

ファンタジーS
マイルの競馬に拘ったようなことを川田騎手も話していたように、締まった流れをレース後半は自ら作って突き抜けたダノンファンタジーが力一枚上。この中に対抗馬はなし。

 
東スポ杯
ペースが緩いということはないが、みんな似たような上がりで、それに対応できなかったのは予想通りのカテドラルだけ。

内からスムーズに抜けてきたニシノデイジーに屈したディープの扱いは、実に難しい。

かつてのマイネルマックスやゴッドスピードのような、期間限定最強馬という気配もあり、今は逆らえない印象。

 
京都2歳S
好メンバーの一戦は、この世代でようやく生まれた基準レース。

乱戦札幌2歳Sの3着馬と、本来はサートゥルナーリアと当たっているはずだったブレイキングドーンが、紫菊賞快勝のアドマイヤジャスタを新馬で負かしているといった材料があり、重賞実績で上回る札幌組のクラージュゲリエが勝った。

だから、ワールド、ミッキー、5番人気に応えることになったショウリュウイクゾ辺りも、あまり悲観する必要はない。

 

2歳王道部門

 
京王杯
超スローにも度が過ぎる流れで、内を回った人気馬の叩き合い。

終始小倉王者のファンタジストが優勢も、似たような戦績だったアウィルアウェイも内差しの新境地で台頭。

2着の方が先が長い傾向は、今年も当てはまるか。

 
デイリー杯
逃げるしかなくなったようなところのあるアドマイヤマーズが、直線は同父ダイワメジャー同士の叩き合いから、最後は力の違いで突き放した。

まあ、実は一番相手が楽だったという見立ても合っているかもしれない。

 
福島2歳S
そこそこ流れて、差し決着で3頭横一線。ジャカランダシティはインをついて凌ぎ切ったが、2着のパイロが現状力は上だろうか。
 

 
主な期待馬

アウィルアウェイ

アガラス

ブレイキングドーン

らは、ここまでの評価、結果を見ての通り重賞級で、トライアルなどでも注意の馬。

 
総括

グランアレグリア

タニノミッション

ダノンファンタジー

以外に関しては、結果を出してから再評価。

牡馬路線はニシノデイジー以外、GⅡ以上の内容を見てからという判断に止める。

 

コラム

もう一頭のロードカナロア

読了までの目安時間:約 2分

 


今年の2歳世代でも、既にファンタジスト、ケイデンスコールらが重賞を制し、ディープインパクトとの熾烈にして、異次元のトップサイアー争いを繰り広げているわけだが、ここ1か月は、特に凄まじいロードカナロア産駒の勢い。

前記のファンタジストが無敗のまま重賞連勝を飾ったのを皮切りに、2週目は重賞に縁がなかったものの、2歳戦だけで5勝、そして、ここ2週は主要レースをほぼ総なめ。

そのクライマックスがあのジャパンCであり、日本競馬の至宝にまで名を高めたアーモンドアイは、もはや、地球上のサラブレッド全体のトップホースとして認知されるようになった。

早くから活躍していたステルヴィオは、陣営には悲願のGⅠタイトルをプレゼント。

木村調教師も前途洋洋ならば、馬の方もシンボリルドルフと共通する一族の出身者として、その存在価値はあまりにも大きく、未来は実に明るい。

そんな中、今年の京都競馬を締めくくる京阪杯で1番人気に推されたのも、ロードカナロア産駒・ダノンスマッシュだった。

窮屈なポジションから、最後は内ラチ沿いを鋭く伸び、気づけば、伏兵陣を置き去りにしての見事な初重賞制覇。

「長い距離も短い距離も走る馬を出す凄い」

ダノンも父ロードカナロアも管理している安田隆行調教師にとって、このロードカナロアデーの掉尾を飾ったことは、実に誇らしい出来事だったはず。

「一回使って高松宮記念に行きたい」

世界を見据えるアーモンドアイとは違い、こちらは小さなことからコツコツと。

安田隆厩舎に入ったダノンスマッシュは、アーモンドアイと同じように、幸せな運命に導かれた競走馬生活を送っていくことになる。

 

ニュース

新馬回顧<11/24・25>

読了までの目安時間:約 3分

 


一気に冬の空気が吹き込んできた週末。

いよいよ、シーズントップの雰囲気からも変化が見られるようになってきた。

土曜は東西で4鞍。

芝は短距離カテゴリーの2戦で、共に、上々の勝ち上がりの人気馬が登場し、ファンを納得させてくれた。

東京1600のグレイスアンは、JCに縁のなかったバブル一族のディープブリランテが父も、母はヒシアマゾンとアドマイヤムーンを送り出したケイティーズ系で、父はファルブラヴ。

戸崎騎手が本来の持ち味である無難な立ち回りからの押し切りで、仕切り直しの一戦を人気で応えた。

京都1400は、武豊ペースにさせなかったモレイラの技巧が光った。

それをルーラーシップ×シュプリームギフトというやや取っ付きにくい血統の馬で、さも当たり前という形で好位付けするのだから、やはり素晴らしい。

そのラフェリシテもグレイスアンも、血統のいい牝馬。生産者としても馬主としても、これなら大満足である。

東京はダートのマイル戦も行われ、フォルカー系のヘニーヒューズ・人気に推されたオーヴァルエースが、蛯名騎手の指示にきっちり反応し楽勝。

大型馬で高木登厩舎。期待感は否が応でも膨らむ。

京都のダ1800では人気のカーリンが敗れ、代わって台頭したガリレオ直仔のケープブランコ産駒・グランデルカクが、ロージズインメイを2頭引き連れて波乱を演出した。カオスってる。

日曜日は東西で、似たような展開の芝1800戦に。

人気の良血馬が勝利。東はノヴェリスト×マルセリーナのラストドラフト、西はマカヒキ全弟のウーリリ。

前者はマカヒキの近親馬をゴール前競り落とすように、後者は正統派欧州配合のDブリランテ産駒の追撃を凌ぎ、着差以上の強さを見せた。

母や兄ほどのスケール感は現時点ではないが、この世代の間口は大変に広く、まだチャンスはある。

その証拠に、出走馬のレベルに当初疑問のあった札幌2歳Sの上位入線馬が、今更ながら、評価が上がっているような状況。

その時点での実力は重要ではないのだから、この世代はまず、変わり身をどう見せるかが大切になってくるわけだ。

 

レース回顧

ジャパンC -回顧-

読了までの目安時間:約 5分

 


パドックから別次元のオーラを放っていたアーモンドアイ。

そして、2:20.6という想像を絶するタイムの決着。

仕方がない。敗者には問題はない。

みんないい出来だったから、こうなったのである。

キングカメハメハという種牡馬、そして、キングマンボの存在。

凱旋門賞で躍動したパントレセレブルの父ヌレイエフ。

このレースを語るのは、血統の話を詰めるより、論の緒とはなりえないだろう。

キセキが平均ラップを刻んだ。

菊花賞を勝つ前には、新潟の2000Mで1:56.9を繰り出し、楽勝だった。

1年以上経って、日本競馬の頂点を競う秋の天皇賞で1:57.0を叩き出している。

当然だ。

勝ったのは同期のダービー馬。2400Mで負けただけだが、完敗だった。

レイデオロは1:56.8で駆け抜けた。

2000Mでは互角。

奇しくも、このブラッドストーリーには欠かせないキングカメハメハの直仔に敗れたのである。

アーモンドアイは、スプリンターズSを1:06.7で駆け、翌年の安田記念を1:31.5で快走したロードカナロアを父に持つ。

母は実際のところはGⅠを勝てなかったフサイチパンドラ。

その父サンデーサイレンスはJCを勝った馬を2頭出した。ゼンノロブロイが2分24秒台で駆けたのが最高のタイムだったが、スペシャルウィークもディープインパクトも春の天皇賞を素晴らしいタイムで駆け抜け、有馬記念でレコードを出したロブロイも、そのタイムは未だに傑出した記録として、燦然と刻み込まれている。

ヌレイエフはキングマンボの母ミエスクを生み出した。

どこに行ってもマイルなら彼女という一時代を築き、繁殖入り早々に似たようなタイプのキングマンボを産み、今の大繁栄をもたらすに至った。

その血が変則的に、5×3で入っているアーモンドアイ。

キングマンボに入り、フサイチパンドラの母ロッタレースの父として、ヌレイエフは重要な役目を果たしている。

ヌレイエフはスプリンターズSと安田記念というコネクションだけでなく、あまりも関係が強いことを示すように、国枝栄調教師の名を世に広めたブラックホークの父として、あまりにも有名。

負け癖がついた彼を、苦心の横山騎手が追い込ませてこの東京で復活させた時、久しく記録されなかった1:33.0というタイムで駆け抜け、これを最後に引退した。

フサイチパンドラの母系は、エルグランセニョール<ロドリゴデトリアーノの父>、トライマイベスト<ラストタイクーンの父>らを世に送り込んだだけではなく、フサイチパンドラという宝物をこの世界に生み出すことで、キングマンボ直仔のアルカセットが叩き出した日本レコードを、世界レコードに塗り替える仕事を娘のアーモンドアイに託すという偉業をやってのけた。

キングマンボの血にも、フサイチパンドラの一族の底力にも、ジャパンCを勝ち切る能力を備わっているが、爆発的にそれを引き出すためには、世界の名血のいいところか全て出し切らないといけない。

ラップを落とさず、どこまでもスピードが止まらないのは、直系のレイズアネイティヴの影響なのかもしれない。

それを言うなら、根性のサンデーサイレンスだって必然的に関わってくるだろう。

ダート向きのミスタープロスペクターは、芝に特化したキングマンボを血の継承者にすることで、ノーザンダンサー一色に染まった欧州競馬の質を少しずつ変えていった。

だからって、何度も頂点に立つことはできない。

それはJCだって同じはずで、こういう高速馬場を味方につける場面でのキングマンボの底力、快時計を生み出す不思議な才能に恵まれたヌレイエフの血をしっかりとマッチさせることで、アーモンドアイのような破壊力を持った天才が登場するのだ。

最初から勝つのはアーモンドアイをみんなが思っていたが、キングマンボが関わるだけで、こんな顛末にまで発展してしまう。

あの厳しいラップの中、今まで通りに2着馬に1馬身半以上の差をつけている。

どうしようもない彼女の才能は、これを機に、国際GⅠのスイーパーという位置づけにされるはずだ。

時計は素直に評価されない風潮だが、このタイムで低評価になるわけがない。

今後は、国枝調教師と共に、心身のバランスを保つ力が問われていくことになる。

 

レース回顧

京都2歳S -回顧-

読了までの目安時間:約 3分

 


スタート後はクラージュゲリエがやけに、慎重で消極的なモレイラに見えたのだが、途中まではスムーズにレースを運べていたワールドプレミアが、パドックからイレ込み気味だった影響もあってか、勝負所の動きも悪く、すぐ前のブレイキングドーンに対し、うまくその内を上がって行って、直線ではクラージュゲリエがパワー勝負に持ち込んで、しっかりと重賞経験のある分を結果で示し、結果的に夏の新馬勝ち上がり組、特に札幌組強しを今週も証明した。

クラージュゲリエが怪しい面があるのは、多分にトゥザヴィクトリーの一族であるからであり、小回りが苦手なようで、直線の決め手比べは特別強くないから、最終的には小回りの小脚を使う勝負で台頭するのだ。

新馬戦でも騎乗したモレイラ騎手は、気持ちが前向きというよりは、それが強く出過ぎると危ない面があって、後ろから構えても十分に少頭数であれば対抗できる末脚があることを知っていたので、新馬戦の時より序盤はゆっくり走らせた。

が、リクエストのあるなしに関わらず、今後の彼に求めるところはここでのとりあえずの勝利ではない。

先週の東スポ杯の結果からも、乱戦となった札幌2歳Sはこれまでの基準レースだ。

決してスムーズではなかった前回の敗因をフォローし、とにかく、直線の入り口では好ポジションを取ろうと、しっかりと早めの進出を図った。

今後もこれができるとは限らないが、同じく休み明けだったブレイキングドーンも血統馬であり、彼らの赴いたレースでは、クラシック級も多く顔を揃えていた。

両者とも器用ではないが、間違いなく、皐月賞などの消耗戦で出番のタイプである。

差はついてしまったが、上位5番人気以内の馬で掲示板が占められた。

ようやく、GⅠ<クラシック戦線>における、推理の基本線が見えてきた。

出世レースであればこそ、それは信用できるデータになる。

 

レース回顧

ジャパンC -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


最初はミッキーロケットにしようと思っていた。

アーモンドアイと同じ父系であり、アウトサンデーのトップホースが宝塚記念の覇者。

叩いた後のここで、もっとハイレベルのパフォーマンスを期待していたのだが…。

続いて、ではアーモンドアイと接戦になるとして、本命はそちらに譲るにしても、よもやの差し返しなどの展開で誰に可能性があるのかと、色々思案していった。

ダービーで前目のポジションでもスパッと反応したマカヒキには、前走凡走で上がり目十分のはずで、対抗格の単穴にでも指定しようと思ったのだが…。

JCと3歳馬との関連性は、実に珍妙である。

1番人気で9頭全てが1着にならず、古馬に頂点を譲ることが実に8度あったことが、どうにも気掛かりだったのだ。

こんな世界レベルのGⅠレースの傾向を、知識凡庸の筆者ではあるが、聞いたことがない。

秋の欧米のトップレースは、斤量利が多少あるにしても、古馬なんかより圧倒的に3歳馬の方が勢いで勝るケースが多いのだ。

ただ、先週のマイルCSは、結局、古馬が人気になって2年連続での3歳馬の制覇。

流れは来ている。敢えて、不遇の3歳1番人気<ほぼ確定だろう>の女王に、史上初の快挙を成し遂げてもらいたい。

ここまで相手が楽なら…。それが一番の理由なのだが。

◎アーモンドアイ

○スワーヴリチャード

▲ミッキースワロー

注ウインテンダネス

△キセキ、サトノダイヤモンド、サトノクラウン、シュヴァルグラン

本命の推挙理由の一つに、陣営の拘った余裕ローテのステップが挙げられる。

ただ、ここはジャパンC。

前哨戦は地元勢以外、当然名立たる国際GⅠである。

秋華賞はその中ではローグレードのほぼローカルタイトルだが、ジャパニーズギニー、オークスやダービー、セントレジャーの菊花賞よりも、ファビラスラフィンの快走に始まり、三冠馬対決を制したジェンティルドンナなど、世界クラスの名馬との激闘の立役者になってきた歴史がある。

レースとしては軽いが、そこはGⅠ。

だから、消耗のより激しい天皇賞組より、血統構成にやや縛りが薄れた現在の2400戦なら、リスクの少ないGⅠの好勝負組の方がより有利なのだ。

似たような理由で、昨年のアルゼンチン共和国杯くらい走れば、十分に上位争い可能のスワーヴリチャードが推挙できる。

アーモンドアイは、きっとジェンティルドンナとの比較がされる。

オークスの内容はほぼ互角だが、その前後のタイトルの勝ちっぷりは、あまりにも対照的。

力でねじ伏せることも共通のようで、後輩の方が遥かに基本能力が上である。

追い込んで阪神マイルを1分33秒前半で乗り切ることなど、ウオッカもブエナビスタもまるでできなかったのだ。

故に、前哨戦は必要ないのだ。

それがしっかりとしたステップでJCに挑む。

ここに挑むためのローテの理想形を、前哨戦たる秋華賞で体現したが、それとて、あの衝撃のシンザン記念の比ではない。

桁違いのスローに、道悪も重なった1月の京都マイルは、前年のキョウヘイのことがあるから、ある種の必然性はあったのかもしれないが、坂上で13.3秒というあり得ないようなラップが刻まれてから、12.8-12.1-11.7-11.5秒という極端な加速ラップの中、数字のインパクトは平凡の類の34.4秒ながら、後方位置の9番手から直線一気。

当時乗れていた戸崎騎手とて、スタートがあまりにも酷く、見せ場作りで十分という風に頭を切り替えていたはずだ。

ちなみに、ジェンティルドンナはリードホースがいた中、好位抜け出しの34.7秒で男馬連中を屈服させた。

思うのだが、既にこの時点でジェンティル超えを果たしていたアーモンドアイが、言っては何だが、オルフェーヴルクラスではない古馬勢や欧州勢を相手にして、53で負ける構図を、14頭立てになって思い浮かべることの方がよっぽど無理筋なのではないだろうか。

ついこの間まで、違う手段をもってJC攻略に臨んでいた人間とは思えない豹変ぶりだが、GⅠ馬がこれだけいなくなれば、秋天のレイデオロもそう、格相応の能力が必然的に求められる条件だという理屈で、経験則に沿って、アーモンドアイを今回ばかりは応援するしかないと結論付ける。

 

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レース予想

京都2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


ワールドプレミアが人気に応えられるか。

混戦は確かに多かったが、ここまで1番人気になった牡馬が、重賞を制したというのは新潟のケイデンスコールのみ。

圧倒的な存在がいないだけではなく、人気になった途端、底が割れる現象が続いている。

先週も人気馬は総じて苦戦。

血統だけではなく、新馬戦の勝ちっぷりで重賞路線を歩んだグループを簡単に制するのが、本来の東スポ杯の在り方ではないのか、という想定のようなものは、ニシノデイジー・アガラスという地味なところから確かな実績を残してきた面々に、底力というより経験値の差で喝破されてしまった雰囲気。

君たち、そんなんじゃダメだよ、と人間の側も叱られた感じである。

2戦目の完敗は京都2000M。

兄ワールドエースとしばらくは比較されるワールドプレミアには、陣営とオーナーの変化により、父のことをよく知る武豊騎手が騎乗する。

そこそこメンバーの揃った、例の菊花賞当日の京都1800戦を、やや差しが決まる馬場状態だったが、外から捉え切った。

反応の遅さは、若き日のワールドエースに似ている。

出が甘いのは悪くないが、単純に置かれてしまうと、言うほど切れないという死角が出てくる。

ただし、ディープは他にはいないし、動きたがりのミルコがいなければ、柔軟な策士のモレイラもクラージュゲリエを差し馬としてデビューウインさせた経緯がある。

このレースでは珍しいマイル戦デビューの休み明けのショウリュウイクゾが、母似のタフな決め手がありそうなので、それだけはマークしておきたい。

即ち、ここはワールドプレミアと武豊のお手並み拝見ということである。

◎ワールドプレミア

○ショウリュウイクゾ

▲ミッキーブラック

△ブレイキングドーン、クラージュゲリエ

これよりは、キャピタルSのタワーオブロンドンの方が妙味ありか。

ビュイック替わりで56は、人気だとリスキーだが、ダイワキャグニーとレースを盛り上げないといけない立場だ。

 

レース予想

有馬記念 展望

読了までの目安時間:約 3分

 


好走要請枠を3頭に絞れば、

レイデオロ

アーモンドアイ、スワーヴリチャードが出てこない限り、不適条件に思えても最有力。

良・稍重だった秋の天皇賞で2000M超を2勝以上していた状況で勝利した馬は、

ミスターシービー
タマモクロス
スーパークリーク
サクラチトセオー
スペシャルウィーク
テイエムオペラオー
シンボリクリスエス 2回
ゼンノロブロイ
ブエナビスタ
キタサンブラックやエアグルーヴなど、時計の遅い年でも好走馬はいる。

責任ある立場だ。

 
エポカドーロ

京都内回りの1600戦では勝利から、小倉と中山で好走。

皐月賞は道悪で、
ステイゴールドのツートップ
ヴィクトワールピサ
といった面々が、そのまま共通した存在。何より、オルフェーヴルの仔である。

先行できる武器は、キタサンブラックやダイワスカーレット、兄のダイワメジャーなどを挙げるまでもなく、シンボリクリスエス、シンボリルドルフ、グラスワンダーらが関東馬であった優位性だけでなく、総合的な安心できる買い目としての魅力がある。

 
マカヒキ

これまで京都外、内回り、中山、東京、シャンティイで勝利。
初戦のみが1800Mであり、それは京都。
要するに、その他のレースは基本的に、スローの瞬発力勝負ばかりなのだ。

メンバーが揃えば、その可能性は色濃くなっていくはずで、乱戦の道悪競馬となった札幌記念の結果に進境が見られたとすれば、勝機も出てきそうだ。

5歳以降のダービー馬の好走例から学べることは、あまり使われていない点か。

トウカイテイオー<優勝年は初戦>
オルフェーヴル<5歳時はここが4戦目・2勝2着1回>

夏以降の参戦も、筋悪の実績馬の戦績にはならない。

それらだけではなく、

エタリオウ<3歳のGⅠ未勝利馬は人気薄で怖い>
サトノダイヤモンド<腐っても鯛、前々年覇者>
シュヴァルグラン<中距離で走らなかった長距離型>
ミッキーロケット<JC不発でも拾える春のグランプリホース>
モズカッチャン<よくわからないけど人気にならない馬>
謎の存在・オジュウチョウサン

クリンチャーやモズカッチャンなど、京都好走の冬馬はマークしたい。

マイルGⅠ馬と接戦のマイラーも、史学的にはそろそろ怖い。
 
 
>> 有馬記念の予想に関する特集記事はこちら
 

 

レース予想

3歳馬とJC

読了までの目安時間:約 3分

 


82年の第2回で、ハーフアイストとオールアロングで決まった年以外、ワンツーはないという傾向は、世界のトレンドに反していると言える。

斤量差が、北半球ではあと1か月余りで本来なくなるはずであり、その2kg差は大いに3歳馬に歓迎のはずだが、菊花賞の開催日を繰り上げたり、より有利な牝馬の参戦も多いものの、3歳馬同士では決まらない。

3着以内に2頭来た年は案外多い。82年以降だと、

96<②ファビラスラフィン、③同着エリシオ>

98<①エルコンドルパサー、③スペシャルウィーク>

04<②コスモバルク、③デルタブルース>

10<①ローズキングダム、③ヴィクトワールピサ>

実に分かりやすい構図。

ハイレベル世代で、国際GⅠのウイナーばかり。

ここで負けた後、もっと強くなった馬がほとんどだ。

また、3歳馬の勝利の記録となると、これも明快なところがある。

80年代 2頭

90年代 1頭<エルコンドルパサー>

00年代 2頭<ジャングルポケット、ローズキングダム(2位・1着繰り上げ)>

10年代 1頭<ジェンティルドンナ>

ほぼ古典の記録である、82ハーフアイスト、87ルグロリューらは時代背景からいって、今で言うところの、関西の著名ではない厩舎から登場したスターのようなもので、相対的に見ても、JCの絶対的な格が安定していなかった時代の勝者であり、現状の日本馬と比べるレベルではない。

ここに挙げた4頭が負かしたのは、古い順で、

エアグルーヴ・スペシャルウィーク

テイエムオペラオー

ブエナビスタ・ヴィクトワールピサ

オルフェーヴル

本物中の本物であり、自身より強い馬であるケースも多い。

平均的なレーティングであれば、瞬間的な爆発力で相手を制したという面もあるが、大舞台にこの手のドラマはつきもの。

競馬の面白さは、この3歳馬が躍動するJCにこそ、実は凝縮されている気もする。

裏を返すと、1番人気に応えた3歳馬はいないのである。

83⑬ハイホーク

90⑦ベルメッツ

92⑥ユーザーフレンドリー

96③エリシオ

98③スペシャルウィーク

99④モンジュー

02③シンボリクリスエス

08②ディープスカイ

11⑥デインドリーム

今年は果たして…。

 

コラム