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アイビスサマーダッシュ 2020 結果【レース回顧】想定通りのジョーカナチャンの1着確定で見えた力の差

読了までの目安時間:約 4分

 

良馬場に回復してからというもの、結局一度も馬場が渋るというシーンはなく

韋駄天Sが例年よりは濃いメンバー構成だったからか、

その中で最も力を発揮していたライオンボスとジョーカナチャンの再戦の構図へと展開。

 

真ん中の枠で、スタートからイメージ通りの菱田プランを再現したジョーカナチャンは

自慢の千直力を駆使し、今年こその鮫島克駿騎手駆るライオンボスに対し

直線の半ばでは理想的なリードの形をとり切り、前走は接戦になったが

 

ジョーカナチャン 5354

ライオンボス 57.557

 

という、実績に対しての斤量加算がなかったジョーカナチャンの絶対的な斤量利を活かし切り、今度は逆転勝利。

 

様々なファンや芸能人たちが予想オッズや買い目を出し合い、

サイン予想などもしていたようだが

いくら専門性の高いレースとは言いながら

ゴールドクイーンやアユツリオヤジといったダート速い系の爆走型を難なく制し、

自分たちの世界を築いてしまった彼女たちの迫力が、ここでは全く違った。

巷間、この調教の内容ならばこの巧者勢揃いのメンバーでも突き抜けしてしまうのではと、応援票だけではない確信を持った投票が一定数集まったビリーバーが、

猛者の揃ったタフなアイビスSDで唯一、未経験馬でダートも未出走の馬としての限界能力を示したが、そう言いたくなるほど2着ライオンボスに迫るのも厳しいという感じで、格上がり初戦ながら、かなりの力の差を感じさせる内容に終始した。

 

当然褒めねばならないジョーカナチャンは、

ずっと最初の頃から続く54牝馬の優位性を適性同格のライオンボスに見せつけると同時に、これまで北九州記念のアレスバローズでのイン強襲や阪神Cで見事な逃げ切りを決めたダイアナヘイローなどで証明してきた、菱田騎手の短距離重賞におけるプラスアルファも、最後は効いたように思う。

 

この馬は、これまでよく見てきたダートで勝ち上がってきた

千直仕様の芝特殊型として育てられたわけだが、

休み明けの秋の新潟で千直巧者たちに玉砕された後、

狙いはここでもしっかりとコーナーがある1200戦で逃げても結果を残していたから、

終いの時計の掛かり方が前走より余計にプラスされている以外、まだまだ今後を展望できる可能性を、勝ちながら示せた一戦となった。

 

祖母はアイルランド産で、フランスで育った牝系というのも

北米血統の巣窟と化したこのレースにおいては、

やや異質な面も持ち合わせているが、ウォーニングやロイヤルアカデミーⅡの産駒が

レース創成期は快時計で乗り切っていたようなレース。

過去10年の歴代データを見ても近年では、53秒台の決着になると途端に

スターオブコジーン、ファルブラヴ、キングヘイロー産駒で今年も頑張ったダイメイプリンセスなど、芝の方が向いていそうな自身が芝のトップホースという血統が活躍する。

 

極端なラップはなかったこのレースで

時計も平凡に近い中、ジョーカナチャンが示した本質的な能力は

実際のところ、今後挑むことになるGⅠへ向けた底力の一端に思う。

そうでなければ、名立たる巧者やダートの快速型、復活なったラブカンプーを相手にしないなど、とてもできない芸当である

 

ナランフレグは枠がかえって有利と思えたが、

前にダイメイプリンセスを置くことそのものは悪くなかったものの、

前回以上にインをつくことになり、加速の態勢を整えた時にはもう届かないところにいた。

とはいえ、

持ち時計は更新できなかったのだから、今までのイメージ通り、本質速い時計の決着に向く馬ではないのだろう。

まあ、まだまだ先は長いのだから、焦る必要などないのだが。

 

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レース回顧

アイビスサマーダッシュ 2020 予想|スタミナ勝負となれば穴馬のシミュレーションは消去法!

読了までの目安時間:約 5分

 

2020年7月26日(日)新潟。
大いに怪しい予報が出ているが、例年より新潟の千直専門家だとか適性を持っている馬…。

そういう傾向を示しているダート実績のある面々が揃った。

故に、
力勝負になるというのも常識的な見解としてあっていいが、
折角の荒れ荒れムードに一度くらいは肖りたい筆者としては
邪推にならない程度で、若い騎手がそれぞれ騎乗する人気馬にちょっとだけ対抗してみようと思った。

とはいえ、先週みたいなノーヒントの馬が来るような組み合わせでもない。

このコースに勝ち星があり、なおかつ、
斤量面でディスアドバンテージがないフレッシュな組を探っているうちに候補に挙がったのが、
何だか全くこのコースに合っていないような追い込み型のナランフレグだった。

識者曰く、コーナーワークがたいそう下手で…、というキレ馬は
中京で鬼脚を炸裂させたことで、大いに注目される差し馬として
2月のシルクロードSに乗り込んだが、超追い込み決着でも差し負けというより
その中の選別でわずかに適性の差を見せたような3着であった。

キレる馬というのはいつも前まで届くわけではないし、殊、スプリント重賞路線においてそれは定説であり
休み明けというだけで惜敗を重ねたわけではないデュランダルがそうであったように
そういう中心馬がいた時にこそ、先行型がガッツを出すというのもまた真理であったりする。

先行型有利の型が最も当てはまる短距離戦線で、そういうことを一番追求すべきレースコンセプトのアイビスSBは
同時に、ただ行って粘るだけの適性を問うたという歴史を刻んできたわけではない。

これまで19回、何度となく逃げ馬が台頭したレースでありながら
後のGⅠ連対馬が基本斤量の古牡馬56、牝馬は54、3歳だと3kg減というルールの最低ラインでは連対までこぎつけてもカルストンライトオが59になった3勝目を狙った05年に、見事、51の九州産3歳牝馬にしてなられたというのが典型例。

適性と順調度に加え、ここ一本勝負だとか夏に狙いを絞ったか否かが、勝敗を分けてきたのだ。

55までなら一流牝馬ならばこなせるが、
57の牡馬が枯れ始めた6歳のシンボリグランしか馬券にすら絡んでいないことからも、牝馬有利なのは当然。

そうなると、ラブカンプーよりジョーカナチャン、ライオンボスよりアユツリオヤジという構図になるのだろうが
ゴールドクイーンというJBC2着の牝馬がいて、56でかつ芝の重賞を勝っているから
どうもタフさが例年より求められそうな気がするのだ。

前走の直線競馬はキレ味は見せたが、
進路選択で春の新潟では絶望的な外進出断念の内というか真ん中突きの5着だから
ナランフレグがその時より1kgもらうのは不利のようで、展開上の優位性を少しだけ確保できた可能性はある。

兄が京王杯SC3着のインプレスウィナー、一族には有馬記念と旧体系の秋の天皇賞を際どくも勝負強く制したホウヨウボーイがいる。

拡張すれば、マンナ系から今でも活躍馬多数の小岩井牝系・牝祖フラストレートの末裔と
土着の度合いが強いバックボーンは、道悪のローカル重賞では心強い要素。

狂気の追い込みは兄に似た気配だが、確かな末脚だとか、狙った場面での強さでは
そうしたホウヨウボーイ譲りの底力が見て取れる。

ゴールドアリュール×ブライアンズタイムのスプリンターとは本質以外の何かを秘めているよう奇異に思われるが
80年代初頭活躍のホウヨウボーイには、当時としては極めて稀な両大種牡馬共通の祖先であるロイヤルチャージャーの4×3、それも直系でのクロスがあったという妙な共通項がある。

底知れない何かによって、歴史が動かされることもあるのが競馬の最大の魅力。

晩成の血を引く馬の未来は明るい。

もっと大きな夢を見るためにも、この好機は掴みたい。

実績を買って、千直適性を底力により示したいゴールドクイーンを相手筆頭に。

ならば、アユツリオヤジやモンペルデュも押さえねば道理に合わないから
これに人気馬と言うか若き活躍者へのエールを込め組み入れて、色々な買い目を試してみたい。

◎ナランフレグ

○ゴールドクイーン

▲ライオンボス

注モンペルデュ

△アユツリオヤジ、ダイメイプリンセス、ラブカンプー

 

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