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クイーンステークス 2020 結果【レース回顧】|外枠勝負の結果は?レッドアネモスの実力と名コンビの誕生!

読了までの目安時間:約 4分

 

想像しているよりはずっとまともな先行争いであったが、想像した通りの難しい直線進路の選択。

例によって一度は詰まるスカーレットカラーは、
殿追走の直線イン選択から進路変更を一度止まりかけてからしているので
見せ場止まりという感じ。

岩田騎手はやれることをやったが、
隣の枠にもっと素晴らしいスパート決める伏兵がいた。
 
抜群のスパートのタイミングと
うまく前が開いた1番枠のレッドアネモスは、奇しくもスカーレットカラーと同じヴィクトワールピサの仔。

よりスレンダーさを増したスカーレットカラーとも、
そう体つきは変わらないが近走でわずかに掲示板に載れなかった分だけ、
別定重賞だったから、人気になる要素は皆無。

しかし、
よく考えてみたら、あのアドマイヤジャスタを蘇らせた吉田隼人騎乗である。
 
前が止まった後、
スカーレットカラーのように決め打ち専門の馬ではないから
うまく流れに乗れれば、軽い競馬では少し足らないタイプでもあるしチャンスはあった。

ところが、
想像以上に外からの追い上げが厳しく
スムーズに立ち回れるようなタイプがやや少なかったことで、
直線では程よいセパレートのコースが、小回りにしては広く生まれた。
 
誰がそこを通ってくるかと言えば、それはローカル重賞なのだから決まって伏兵。

勝負所から外へ出したフェアリーポルカやその関係で仕掛けがツータイミングくらい遅れた上に、やはりモタれたシャドウディーヴァのせいで、そのまた外から伸びたビーチサンバなどほとんどの馬が、差し傾向にあった面々はそれぞれに力を発揮したものの
最後はロスなく回ってきた馬に凱歌が上がった。
 
レッドアネモスはダービーの裏で目黒記念との間を取り持つ白百合Sで
今や古牡馬のトップクラスに入ろうかというモズベッロを完封している。

おまけにそれ以外はコントラチェックを中山で負かしているなどの実績は持ちながら
夏しか走っていないので、誰も注目しないレベルの評価。

洋芝適性と同じくらい、こういう季節の平坦向きの巧者探しは念入りでなければならない。
 
‪1:45.9は高速決着が今週も続く札幌では、重賞のクラスと考えると当然の水準。‬

しかし、普段の牝馬限定重賞と比べても、1800戦で58.2-47.7は相当にキツい。

このような消耗戦は得意でも、
さすがにスカーレットカラーの前々走と目方がほとんど差がなかったのに
季節が変わったからと言って、そこから20kgほど増やしたのでは
ちょっと怪しかったフェアリーポルカには、スカーレットカラー以上に運が向いていなかった。

両者、陣営の良かれと思った輸送なり札幌での管理の方法が
結果的に実を結ばなかったのだろうが、こういう年だから仕方がない。
 
洋芝でさすがの根性を発揮のカリビアンゴールドや広い馬場なら抑える手もありそう
な気配を匂わせた展開不適のコントラチェックに気をかけつつ
肉弾戦必至の展開で人馬とも限界に挑んだナルハヤと藤田騎手は、
マイナス体重こそ目立つも伏兵の矜持を遺憾なく見せつけ、
明らかにバテても勝ったレッドアネモスとはたったの0.4秒差の8着。

ここ1年の充実が結果に繋がっていることを、
こういう乱戦で示したこのコンビは今後も侮れない。

 

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レース回顧

クイーンステークス 2020 最終予想 |出走予定馬は?枠順は?高配当が狙える穴馬を過去データと追い切りで選定!

読了までの目安時間:約 5分

 

札幌記念が行われる2000Mのコースとは異なり、
ローカル特有の小回りの影響で、フルゲートの設定は1角までの距離の短さもあって14頭立てがマックス。

まずまず好メンバーは揃ったが
恐らく、抜けた支持を受けるような馬がいないと見る向きが大勢だろう。
 
近年では差し馬の台頭も目立ち、よりによって今年は単騎で行きたい馬が揃った。

おまけにタガノアスワド、モルフェオルフェらは強豪との対戦もある先行型でこのコース形態。

体調に精神面も含めグッドコンディションであることをアピールしたルメール騎手も
楽に逃げる手段は容易にはとれない。

前走でやろうとはしたけれども
うまくはいかなかった番手からの抜け出しに活路を見出す可能性は
それが武豊騎手であったからこそ再現を目指すという手もあるが
こればかりはナルハヤの方がそういう手に適している可能性まで含めると、
コントラチェックの位置取りは読めない。
 
早々重賞騎乗機会3連勝などあり得ないが
1カ月半でベテランがバランスを整えつつ、分散して局所集中型の力量のマックス値でさすがはダービージョッキーというところを見せている内田騎手騎乗のシャドウディーヴァに、本来の力を示してもらいたいと願う。
 
確かに、右回りではモタれる。

一方で、岩田騎手が丁寧にインを狙ってシャドウディーヴァらしい戦略を東京で組み立てていった経緯には使える脚が短いことと、その癖にスパートのタイミングに難しさがあったことは、容易に想像がつく。

おまけにそういう努力をしながらも例えば、2勝目の中山では相手3枚落ちの準オープンで少頭数とはいえそれまでもそうだったが、どういうわけか1角まで近いコースでは案外スタートも無難。
 
この「展開の読み」に、
実は隠れた洋芝巧者であることを稍重馬場3戦全て好走の実績、
全く人気薄の秋華賞でも素晴らしい脚で伸びてきたことを考えると、ワクワク感が止まることのない内田騎手の腕もなるところだろう。
 
一見すると
昨年覇者のミッキーチャームと似た母父ダンシリのサンデー系という点を除くと
本当の近親には大いに活躍した馬が、自身以外にもいないという表面的な印象で彼女の配合を認識していたが、筆者、これ渾身のチョンボである。

大間違いの根拠として
シャドウディーヴァのサイクルが極めて早い母系を辿り10代母にあたるジュリーを起点として、その曾孫からはプリンスリーギフト産駒の大種牡馬テスコボーイに、同父のキングストゥループというカツラギエース直系の祖父が登場。
 
加えて、もう一代経たら今度はドイツ血統に漏れなくついてくるハンプトン直系ズルムーが登場。

アカテナンゴを経て、
JC快勝などのランドや名牝ボルジアが誕生したあと少しすると
行き詰った欧州良血系統の活力源として、21世紀以降の芝競馬では重要な位置づけへと格を押し上げた。
母父プラティニはズルムー直仔であり、
その代表産駒のムーンレディがあのエイシンフラッシュの母にあたる。
 
血統表をひっちゃかめっちゃか、あっちを開けこっちは今度は閉めてとやっていくうちに、奇遇にも、内田博幸騎手の運命を変えた馬を作り出した。

その根源部分に近いものを底流に秘める馬へのスイッチというストーリーに転換されてしまった。

シャドウディーヴァの血縁者が世界中に散りばめられた今、
ホースマンがそれぞれのスタンスによって見解を異にするトピック。

ただ、きっとこのいい流れでこういう血縁は不思議な勝ち運を運んできてくれるものだ。

時代を経て、
ダービーや日本競馬に縁を持つようになった欧州血統が、札幌で才能開花となれば、もはや偶然ではない。
それは地方競馬も同じだ。
 
秋華賞で先行馬壊滅の中、無理やり行って粘った5着のビーチサンバも
友道&福永コンビなのだから、少しでもそういうものを感じた中で重視しないわけにはいかない。

縁あって、お休みをいただいている松山騎手に代わって騎乗のダービー5勝・武豊騎手のサムシングジャストも主戦の勢いに合わせるような戦績であり
Vピサとの関わりであまりいい思い出はない武豊騎手鞍上はむしろ逆張りするにはいいタイミング思えるから、これも押さえる。

 

 

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