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反転する血統

読了までの目安時間:約 3分

 

ロードカナロアとハービンジャー、ノヴェリスト

弥生賞のハービンジャー・ニシノデイジーは、人気馬の中では最先着の4着も、1番人気だったから、極めて残念な結果に終わった。

直前の雨で、フォームの印象から人気を落としたノヴェリストのラストドラフトも、直線で脚が上がって7着。

道悪も良くなかったが、何となく、距離適性もここまでが限界という印象を残した。

まあ、ラストドラフトは本当に道悪が苦手な感じもしないではなかったが。

 

ロードカナロアの産駒・ステルヴィオが、昨年のスプリングSの優勝馬。

彼はダービー参戦を機に、秋からは古馬路線における中距離主要のレースに参戦し、結果を出した。

そして、中山記念でも好走。

肉弾戦を選択した同期のラッキーライラックの気合いの入ったレースに、まだ器用さで古豪らには見劣る死角が出たから、中山巧者のウインブライトに体半分以下の差で同タイム入線なら、上々の結果である。

 

ハービンジャーは初めてのGⅠがキングジョージ。ノヴェリストはドイツの2400路線で成長力を示すと同時に大成を果たした、血統のイメージ通りの晩成型で、共に、古馬になってからキングジョージをレコード勝ちする快挙を成し遂げた。

ほぼ時を同じくして、日本から誕生したチャンピオンスプリンターのロードカナロアも、4歳秋からトップホースの仲間入りを果たすと、1年余りで6つのタイトルをゲットした。

 

スプリンターズSをレコード勝ちしたロードカナロアは、世界レコードでJC快勝のアーモンドアイも、ステルヴィオと共に、初年度から輩出。

しかし、2歳時はズブさの方が目立ち…。

ハービンジャーもノヴェリストも、取っ付きやすい血統ではないけれども、サンデー系繁殖牝馬とは配合しやすい。

それはロードカナロアも同じだが、似たような配合が可能な中で、本質はともかく、印象よりもカナロアは長めをこなせ、欧州型2頭は、中距離以下に合うタイプを出す。

 

日本向きではないから、サンデー系の良さを引き出されたら、欧州型は走るのか。

20年以上日本競馬を支えるキングマンボの血が、改めて偉大なのだと、逆説的に証明している2頭だと、筆者は思う。

 

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コラム

圧倒と僅差・血の方向性

読了までの目安時間:約 3分

 

今年、複数の産駒がGⅠを制した種牡馬は少ない。

ハービンジャー
秋華賞<重>
ディアドラ-11/4差<リスグラシュー>
エリザベス女王杯
モズカッチャン-クビ差<クロコスミア>
マイルCS
ペルシアンナイト-ハナ差<エアスピネル>

2着馬の父も、ハーツクライ<ジャスタウェイ>、ステイゴールド<三冠、二冠馬>、キングカメハメハ<上記エアスピネル>など、道悪巧者を数多く出している系統。
重厚な底力勝負で、瞬発力を求められなければ、しっかり対応できる。

ディープインパクト
皐月賞<レコード>
アルアイン-クビ差<ペルシアンナイト>
安田記念<歴代2位タイ>
サトノアラジン-クビ差<ロゴタイプ>
シンザン記念<重>ズッコケコンビと、スイートスポットの狭いマイラー同士の決着。
2着馬のマイル適性に引っ張られた、少々非根幹距離向きの馬が父の底力でねじ伏せたようなレース内容であった。
ディープを他の種牡馬に変えると、きっとなまくらな芝馬かダートの重賞級になっていた2頭が、見事GⅠ馬になっている。

ゴールドアリュール
フェブラリーS
ゴールドドリーム-クビ差<ベストウォーリア>
チャンピオンズC
ゴールドドリーム-クビ差<テイエムジンソク>
かしわ記念
コパノリッキー-2馬身差<インカンテーション>
南部杯<稍>
コパノリッキー-4馬身差<ノボバカラ>
2着馬がボールドルーラー系かその影響の強いアグネスタキオンの孫、クロフネ初の一流ダート馬とGⅠではやや軽めの配合馬が相手。
相手が軽いと強い。相手が強敵だと、あっさり退散ということも少なくないのは、揉まれなければ最強だった父と似ているようで、少しだけスケールダウンの気配も感じる。
ボールドルーラーやフォーティナイナーの特徴とも酷似する。

ここに記した馬の中で、南部杯圧勝時のコパノリッキーを除くと、1番人気はいない。
基本的に、伏兵候補の評価だったか、その他に目立つ馬がいたか。
混戦のビッグレースで欧州型底力配合の強みを活かし、最後に勝ち運を引き寄せた。
敗者にはそういうスキルやバックボーンはなかった。

 

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コラム

松と竹の系統

読了までの目安時間:約 3分

 

キングマンボ系は元気だったのかもしれないが、雨馬場があまりにも多すぎた10月は、ディープ産駒が開幕週の東京、京都で重賞をジャックしたのみで、出番は少なかった。

  • 秋華賞 ハービンジャー-ハーツクライ-ハービンジャー
  • 菊花賞 ルーラーシップ-ディープスカイ-ディープインパクト
  • 天皇賞 ブラックタイド-マルジュ-ステイゴールド

 
ポポカテペトルも特殊なディープという扱い。まさに異常事態。

3レースともサンデー系がワンツーではなかったというのは、アウトサンデー血統が3連勝した08年<ウォーエンブレム-ジャングルポケット-タニノギムレット>以来の出来事であり、当時は孫世代の質がまだ不安定だったから、秋華賞はジャングルポケット、以降は勝ち馬が1番人気に推されて勝利した。
時代は移ろい、サンデー2世勢揃いの時代にこの結果。
意味合いはまるで異なる。

ハービンジャーはまだこれからの若い種牡馬だが、ほとんどは10歳以上かすでに死んでいるから、この手の不穏な気配漂う厳しい馬場状態で、人気に応える馬を出したルーラーシップのキングカメハメハのラインは、現状、松の血筋と断言できるだろう。

ルーラーシップはともかく、ドゥラメンテやロードカナロアはレースレコードを出してGⅠを勝った馬である。
サンデー系に対抗しているだけではなく、それを取り込める血統背景を味方につけ、更には、伸びしろもあり、ダートも歓迎という万能性が、今後の発展をより加速させる要素となる。

サンデー系で生き残れそうなのは、ディープを除くとなると、ステイゴールドのクラシックホースの仔出しの良さに加え、ダートのトップホースをコンスタントに送り込むゴールドアリュールなど、池江パパラインの良血種牡馬が、今後のライバルになるか。
母父シンボリクリスエス対決で、今年はキングカメハメハが勝ったが、いずれこの同系配合の耐用性も、母父ブライアンズタイムで早速チャンピオンを送り込んだゴールドアリュールには、芯の強さを感じさせる部分がある。
そして、それはスマートファルコンに受け継がれ…。
同系とはいえ、ロベルト系とけんかしてはいけない。

 

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