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反転する血統

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ロードカナロアとハービンジャー、ノヴェリスト

弥生賞のハービンジャー・ニシノデイジーは、人気馬の中では最先着の4着も、1番人気だったから、極めて残念な結果に終わった。

直前の雨で、フォームの印象から人気を落としたノヴェリストのラストドラフトも、直線で脚が上がって7着。

道悪も良くなかったが、何となく、距離適性もここまでが限界という印象を残した。

まあ、ラストドラフトは本当に道悪が苦手な感じもしないではなかったが。

 

ロードカナロアの産駒・ステルヴィオが、昨年のスプリングSの優勝馬。

彼はダービー参戦を機に、秋からは古馬路線における中距離主要のレースに参戦し、結果を出した。

そして、中山記念でも好走。

肉弾戦を選択した同期のラッキーライラックの気合いの入ったレースに、まだ器用さで古豪らには見劣る死角が出たから、中山巧者のウインブライトに体半分以下の差で同タイム入線なら、上々の結果である。

 

ハービンジャーは初めてのGⅠがキングジョージ。ノヴェリストはドイツの2400路線で成長力を示すと同時に大成を果たした、血統のイメージ通りの晩成型で、共に、古馬になってからキングジョージをレコード勝ちする快挙を成し遂げた。

ほぼ時を同じくして、日本から誕生したチャンピオンスプリンターのロードカナロアも、4歳秋からトップホースの仲間入りを果たすと、1年余りで6つのタイトルをゲットした。

 

スプリンターズSをレコード勝ちしたロードカナロアは、世界レコードでJC快勝のアーモンドアイも、ステルヴィオと共に、初年度から輩出。

しかし、2歳時はズブさの方が目立ち…。

ハービンジャーもノヴェリストも、取っ付きやすい血統ではないけれども、サンデー系繁殖牝馬とは配合しやすい。

それはロードカナロアも同じだが、似たような配合が可能な中で、本質はともかく、印象よりもカナロアは長めをこなせ、欧州型2頭は、中距離以下に合うタイプを出す。

 

日本向きではないから、サンデー系の良さを引き出されたら、欧州型は走るのか。

20年以上日本競馬を支えるキングマンボの血が、改めて偉大なのだと、逆説的に証明している2頭だと、筆者は思う。

 

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