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関屋記念 ~ ミッキーグローリー、重厚な終いの脚で制す

読了までの目安時間:約 4分

 

完全にソーグリッタリングとミエノサクシードの競馬になっていたのだが、あの脚は一体なんだろうというくらい、ミッキーグローリーの重厚な終いの脚は圧巻であった。

グイグイ攻める逃げを決めたマイネルアウラートと野中悠太郎騎手のガッツも見事だったが、そんなことなど気にも留めずに、悠々後方からの競馬。

今更ルメール騎手を褒めても仕方がないが、200勝が当たり前だったころの武豊騎手の姿が、3角のポジショニングから思い起こさせれた。

直線で必死にミッキーグローリーの壁になり続けたディメンシオンの戸崎騎手も、外に出されてからあんなにいい脚を使われてしまっては…。

それはサラキアもキレなかったケイデンスコールも同じだろう。

実は持ち時計のアドヴァンテージが結構あったミッキーグローリーのことを、仕上がりはまだそれほどではなかった中でも、ルメール騎手はファンの期待した以上に、勝機濃厚と見ていたのだろう。

焦って最後は外に出したのではなく、その前でじっくりエンジンをかけていって、ギャロップに入ってしまえば、誰も敵わないだろうという確信めいたものが見えた。

1:32.1は昨年のプリモシーンほどではない勝ち時計ではあったが、一時期ほどはハイラップにも強烈な決着タイムにもならない関屋記念。

加えて、ようやく馬場が速さを求めるコンディションになってきたくらいの芝の質から、長雨や低温の影響も少なからず、生育面に影響していると考えられる。

ドナウブルーのレコードには及ばないが、時計の価値は例年以上のものがあるだろう。

ステイゴールドの仔ということ以上に、瞬発力勝負に少々不安のあったミエノサクシードは2着。

前走の内からの抜け出しを図った惜しい内容に引き続き、何かがハマると一発のある父の良さを証明するように、接戦ではソーグリッタリングの渋とさを封じて見せた。

阪神外回りが得意な馬というのは、それはディープも同じで、関屋記念で好走しそうな条件は揃っていたのだが、ディープの仔ともキンカメのこともあった。

人気になっていたロシュフォールが、サラキアやケイデンスコールと同様に、上がりや時計面の不安で絶対的な適性に死角があったことを示したのとは反対に、本当は平坦の新潟がベストの可能性を示したミエノサクシードは、遅い段階での新境地開拓に成功したと同時に、一族の一番馬になれたはずのファインモーションが、結局、その血を残せなかった分も、しっかりと仕事することが求められる重要な役割が、新たに生まれたことになる。

6歳の夏。早熟馬ばかりがもてはやされる時代に、一矢報いた元最強世代の面々の執念に、皆が熱くなった。

ロードクエストあたりもいい感じで競馬ができていたが、時計勝負の不安もあったが、31.9秒で追い込んだことなど一度もない。

スワンSのあの強烈な追い込みだって、終いは34秒台だった。新潟2歳Sは、コース取りの妙もあっての32.8秒だ。

どの馬も他場よりは1秒速く上がれるから、時計も更新できるわけだが、キレるロードクエストは案外、末恐ろしいものがある。

言わずもがな、彼も6歳馬である。

 

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レース回顧

関屋記念(2019)予想

読了までの目安時間:約 5分

 

行きたい馬が今年は少ないが、1400ならば平均ペースくらいは作れるトミケンキルカスが、ここに来て平地に再登場のマイネルアウラートに乗っていた柴田大知騎手の騎乗とあって、出てきた以上は形作りに拘るように思う。

その行きっぷりや誰が引っ掛かるかで展開は大きく変化するだろうが、多頭数の競馬になるから、極端なスローもハイペースも考えづらい。

久々登場の実力馬。

かつてはカンパニー、その前は右回りコース時代のブラックホークなどがいたか。

休み明けではレインボーペガサスも勝っている。

中距離戦などでキャリアを積み重ねてきた重賞馬が、満を持して、得意条件(と想定される)のマイル戦・関屋記念に挑む構図は、狙いを定めてここから本格的にマイルのトップグループ挑もうとしつつ、勝ちに来た昨年のプリモシーンのような馬に、実にやりやすい条件が整っている。

直線平坦に魅力の馬もいたりするが、今は、左回りへの適性を重視しての参戦も多い。

プリモシーンも東京で勝ち上がった馬だったから、ヴィクトリアマイルなどを展望した時点で、ここを使うのはそのステップとしてそもそも最有力だったのであろう。

その実力馬・ミッキーグローリー。

カンパニーと同じ、6歳夏に休み明けで、昨秋のGⅠ以来の実戦復帰となる。

スパートのタイミングは、福島でも中山でもペースを考えて合理的な動きで正攻法の差し切りだったことでも、あまり難しいということはないタイプ。

休み明けの新潟で、じっくり動き出しても相応の反応が期待できる馬である上、鞍上に関しても、流石に一時期不体裁続きだったルメールではないことを証明した先週のこともある。

同じく休み明けの東京1800で昨年は負けているが、中山の初重賞挑戦の時でも普通の差しを選らんだのもルメール騎手。

マイルCSの極端な追い込みは相手関係も影響したが、夏に頑張りすぎた後のテン乗り騎手との初GⅠ。

ただ、キャリア12戦ということ以上に、馬は若々しく、その時が自己最高の554kgだった。

同厩の先輩・ブラックホークは、同じく骨折明けのレコード決着で、ベストではないだろう530kgで叩かれ2着後、最高体重の534kgで暮れのスプリンターズSで初GⅠ制覇。

1年半して、7歳春の安田記念も528kgで好時計勝ち。

かつてクマのような馬…、などと形容していたブラックホークを国枝調教師は、名馬にまで育て上げた実績がある。

これほどの強みはない。

デビューは新潟、3歳時もここを使って勝利。今回も含め、ミッキーグローリーは全てマイル戦を使われることになる。

ある種の死角である時計面の不安も、いい頃に1:32.4を中山で記録しているくらいで、昨年の勝ち時計である1:31.6ほどは速くならないだろうし、あのマイルCSでの上がり最速の追い込みもある。

実は今まさに強くなっている状況にあるミッキーグローリーの死角は、今回に関してはとても少ない。

フロリースカップ系の中では、GPホースを送り込んだサンキストの系統は、平坦巧者を数多く出したヒンドバースのラインに今それほど元気はないものの、メイショウサムソンが活躍してからは、母メリッサ、弟カツジなどを出したアイレバースの系統も、存在感はそれなりに示している。

おまけに、母父ホワイトマズル、母母父トニービンが、共にイタリアの軽めの馬場で適性を示した、欧州型のなかでも変わり種の競走馬だったことが、直線平坦の京都やキレが求められる東京で強いなどの種牡馬成績に影響した面は大いにある。

ミッキーグローリーはディープの仔で、それなりの瞬発力はあるが、母だって決め手はピカイチだった。

タイプ的には東京より京都のマイルが合う。

彼と同じく母がスプリント重賞勝ちのロシュフォールなど、何だかちょっとズレてる感じの馬は、多少人気過剰でも、きっちり押さえない。

その反面、上がりがそれほどは強烈ではないケイデンスコールは、適性は買っても、古馬の時計勝負のマイル重賞で厚めに押さえるのは控えたいところ。

◎ミッキーグローリー

○ロシュフォール

▲ロードクエスト

注サラキア

△ソーグリッタリング、エイトシャイデン、オールフォーラヴ

 

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