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外か内か

読了までの目安時間:約 2分

 

JCを外国馬が勝って不思議な気分になることはあっても、何だが変に納得してしまう場合が多い。
未だに残る2400Mの日本レコードは、ここ25年ずっと外国馬によってしか更新されていない。
逆に言うと、それ以外の場面でわざわざアジアの端までやってきて、この特殊な高速馬場にフィットした馬以外が勝ち鬨を挙げることはあり得ないと断言できるくらい日本馬は強くなったのだ。
国内戦ならば、隙はまず生じない。

今年は、一昨年以来となる日本馬同士による海外遠征組と国内主要路線組の対決が実現しそうだ。
その最初の例が、ディープインパクトが凱旋門賞で豪快に散った後、何とかプライドを取り戻すべく激走した時で、その裏でライバル・ハーツクライが、キングジョージ以来の出走を果たすものど鳴りの影響で惨敗、即引退の運びになったというサイドストーリーもあって、実に印象的なレースであった。

今回はそのデジャヴなのか、それぞれの仔が歴史的な存在にまで成長を遂げ、日本に戻ってくる。
つい2か月前までは、もしかして…、という期待感を抱かせていたが、今は日本のトップホースとしての地位を揺るぎないものにする使命がある。

元々わけのわからない展開になりやすいレース。そこで焦点となるのが、彼らを外国馬のように扱うべきなのか、否か。
凱旋門賞組といえば、間違いなく人気になるが、配当のアヴェレージが低い厄介なお客さん。
それが日本馬の場合だとどうなのか。
「好走例3回には、前走大敗ではなかったという共通点あり」

有馬記念でもあまり凡走するイメージのないこの特殊参戦枠が、今年のレース展開のカギを握るのは間違いない。

 

コラム

価値ある1勝

読了までの目安時間:約 2分

 

今秋のGⅠ9戦以外にも検証すべきレースは数多く存在するが、極限値を問うのがGⅠレースである以上、その中から選ぶことが望ましい。
今年度の各部門代表馬が、秋に輝き、路線の一番馬に相応しい走りを見せてきた歴史からも、この2レースを制したチャンピオンを称賛すべきである。
奇しくも2000Mというチャンピオンディスタンス、11月初旬の3連戦初戦であることは、ある意味では至極当然のことのようにも思う。

コパノリッキー JBCクラシック
<時計の持つ価値>
スマートファルコンが暮れの大井で本場・アメリカのダート戦顔負けの歴史的逃げ切りを決めたのと比べれば、盛岡の重馬場で、ほとんどが休み明けの中逃げ切ったのとでは、まるで別物であるのも確か。
ただ、同父、同脚質というデジャヴが、父を超えたかなんて計りようがないけれども、同じようなことができる可能性を具現化できただけでも、我々は見る価値のあるレースを体感したことになる。
「速く走ることに芝適性は必要ない」

スピルバーグ 天皇賞(秋)
<ディープだからこその価値>
敢えて、これにもう一つ付け加えるならば、速さと強さが均衡してなければできない芸当であったと、あの末脚を評したい。
時計の出やすい条件ではなかった上にスローペース。京都では時に、信じられないような時計が偶発的に出ることもあるが、東京では、そのすべてが必然的な要素によって発生する。
前者とは、有力馬がこぞって休み明けであったことと快時計か否かという相違点がある。
ディープ産駒でなくは勝てない展開できっちりワンツーフィニッシュ。
「サンデーサイレンスはまだ生きている」

強さの値に、お互い差は生じない。

 

コラム

2014年 下半期GⅠ前半 検証

読了までの目安時間:約 2分

 

重賞未勝利馬が今季のGⅠ戦線で舞い踊り席巻する一方で、実績馬の苦戦が目立つ結果にもなった。

中でも、GⅠ2連続2着となったヌーヴォレコルトは、秋華賞を負けられない一戦と定めたことで、陣営のモチベーションが最高潮にまで上ったのだが、結果には繋がらず苦杯を嘗めることに。
京都の2戦では、共に1番人気に推されながらも、正攻法での敗退だから察するに余りある。
ショウナンパンドラには、自身が少し出負けして後れを取った分だけの着差をつけられ、ラキシスに目標にされたエリザベス女王杯は、卒なく回ったことで競り落とされる結果に。
父ハーツクライ。悲哀の源泉はこれだろうか。

スプリンターズSでは、ハクサンムーンを始め、路線を牽引するGⅠ馬なども揃ったのだが、特殊な馬場状態が運命を分けた。
自分らしさを出せなかったスプリントの主役は馬群に沈み、正攻法のグランプリボスも安田記念の時のようにはいかず、スノードラゴンの追い込みが決めて、父のリベンジを果たした。
そこには、復帰の目途をたてた父のパートナーもいた。

前走3着はフロックではないことを示しつつ、父に縁のなったレースを制して忘れ物を取り返してみせたのが、菊花賞と天皇賞の勝ち馬である。
16年前にレコード決着で敗れたスペシャルウィークの仔は、1200重賞の勝ち馬を持つ血筋を味方につけ、大レコード走で快勝。
8年前に屈辱にまみれ、失意の季節を甘受したディープインパクトの仔は、名門のプライドを得意レースで取り戻す劇的逆転打を放った。
トーホウジャッカルもスピルバーグも、父と違い、ダービーに縁がなかったのも勝因であろう。

 

コラム

新馬(2014) <11/15・16>

読了までの目安時間:約 2分

 

土曜は5鞍。各場好天の良馬場。
芝から。京都1800は良血馬が揃った好カード。
超スローを1枠を利して、インから鋭く伸びたディープ×スイープトウショウのレガッタが人気に応えた。産駒中央初勝利となった母の京都大賞典のリプレイを見ているような競馬だった。2着のショウナンパンドラの半弟は、得意条件でも勝ち味の遅さが…。
1200戦では、チチカステナンゴ産駒のアグネスユーリヤが好位抜け出しで初陣を飾った。

東京1600は、ゴール前審議対象となる事象発生も、それを誘発した人気のエイムハイが一枚上だったということか。距離が短い印象。サンドリオンの仔で、ハマらない時は…。
ダートでは、東京はアジアンテースト、福島からはヴァ―ジナルが1番人気に応えた。

日曜もいい天気。東京では芝が2鞍。
1400は3番人気シンラバンショウの逃げ切り。1番人気でムーンリットレイクの全妹が非力さを見せたその恩恵もあったが、バクシンオー産駒なのにこちらの方が体は小さい。
2000Mの方でも、ダノンバラードの全弟が人気を集めて飛びそうな予感もあったが、こちらは卒なく回ってきて、優等生らしい競馬で勝ち上がった。完成は兄より早そうだが、重厚感が欲しい。

京都芝1600は、来春のマイル戦線でも期待できそうなアンビシャスが、2番人気ながら力強い伸び脚でレースを制圧した。ルメールの内から抜け出す技量は認めるが、それよりも馬自身のポテンシャルが結果に表れた形だ。
ディープ×エルコン。中型馬だが、上級戦で真価を発揮しそう。
ダ1200はスマートグレイスがぶっ千切った。アイラブリリの下。

 

レース回顧

連覇へ

読了までの目安時間:約 2分

 

去年は雨だった。
史上4頭目のエリザベス女王杯連覇を目指すメイショウマンボの敵は、意外と少ない。
GⅠ以外で負けたのは、休み明けのレースばかり。GⅠでは、半分が渋めの馬場だったが、3度の二桁着順は全て阪神。阪神は合わないようだ。
あと内回りコースは得意で、京都の場合は3戦3勝。外枠を引くと、広いコースでは心許ない。意外と上がりの競馬には強いし、凡走続きの現状もくじ運次第では、だろう。

去年は初マイルだった。
マイルCS連覇は、即ち名マイラーの証明というのが定説。安田記念より展開が安定していて、その昔は堅いレースとして知られていた。
トーセンラーの敵は、ライバルではなく京都の馬場を味方につけられるかどうかに尽きる。4勝全てが京都の外回りコース。
敵失の恩恵に与るような脚質の印象などより、自身の充実ぶりの方が何より大事なのだ。
8Fもの距離差をカバーできた理由は、それしかない。

去年は主役だった。
JC3連覇以前に、前年覇者が翌年も元気に出て来ること自体稀なレースでの偉業に挑むジェンティルドンナは、存在そのものが奇跡的。
おまけに史上初、実質的にはブエナビスタ以来2頭目の連覇達成後に、GⅠで2度連対している。

ただ、ウオッカやエアグルーヴのようにいつどこでも好勝負になる馬ではない。
本質では、ヒシアマゾンやファビラスラフィン、第一回覇者メアジードーツらのようなピンポイントでビッグタイトルを一本釣りしに来た組と同じだろう。
牝馬三冠の価値を超える栄誉は、再成長する期待感が調教時に感じられるか次第。
同じものを勝ち続けることは、選り好みせず只管勝ちまくることより難しい。

 

コラム

新馬(2014)<11/8・9>

読了までの目安時間:約 2分

 

東西の芝の新馬戦は、ともにゴール前独走となった土曜日。
東京1600は、(外)×(外)コンビの人気馬対決をキティンズジョイ産駒のダッシングブレイズが制した。が、ダート臭のする配合の馬が多く、どいつもこいつも決め手がないなあ、という感じ。様子見で。
一方、西の1400(牝)は、人気のエイシンカラットがレコードに0.3秒差の好時計で7馬身差逃げ切り。父のテイルオブエカティは母父サンデーという変わり種。母はブライアンズタイムの半妹と良血だ。
ダートは、京都が岩田スペシャルのクリノダイスーシー、東では馬力の違いを見せつけてレレマーマーが圧勝した。

福島1200Mは、松若騎手騎乗のマズイマズイウマイが逃げ切り勝ち。母はモットヒカリヲ。

日曜日は東京怒涛の3連戦から。
4R ダ1400 スモーダリング(父パイロ) 楽勝
5R 芝1800 シャインアロー(父サムライハート) 好位抜け出し快勝
6R 芝1400<牝> エクストラファイン(父シンボリクリスエス) ゴール前捉える

5Rに関しては、総合的に判断してもレッドライジェル(2着)一本被りに異論のないところだったから、シャインアローのポテンシャルが上回った。
あとの新馬勝ちの2頭は、なかなかいい配合なので今後も注視したい。

京都では、マイルの牝馬戦は四位スペシャルの追い込みを決めたコルボノワール、2000Mで良血の2番人気のシャイニングレイが楽勝で、それぞれ初陣を飾った。
前者が好調のマンハッタンカフェ産駒、後者はディープ×シェルズレイ。ただ、上がりも勝ち時計そのものも目立つほどのものではなかったので、過剰人気で怖い。

 

レース回顧

2014年 2歳馬選定 10月

読了までの目安時間:約 2分

 

流石に10月。競馬が締まってきた。

いちょうS―クラリティスカイ
近5年だけみても、コースレコードが度々塗り替えられている条件で、牡馬が出られる初めての2歳重賞を開催。時計もさることながら、この時期この条件で珍しい前傾ラップを好位抜け出しで制した勝ち馬は、総合力が違った。

アルテミスS-ココロノアイ
奇しくも、同じ条件で、同じ騎手が同じようなイメージで乗って勝つという偶然が重なった。元より期待された馬だが、実力型のフェノーメノと同配合なので、人気ガタ落ちで台頭した。成長力はあるだろうが、即戦力は残りの掲示板組か。

紫菊賞-ティルナノーグ
もう更新されたが、レコード勝ちと差す形を定着させられそうな脚質の幅の確認に収穫あり。
あとは、揉まれた時だろう。トーセンスターダムよりは完成されていて、中団前目からが理想形か。

萩Sはエイシンライダー、復活のアイビーSを3連勝で制したコスモナインボールなどもいるのだが、東西で1400戦を勝った、
ニシノラッシュ<くるみ賞>
コートマーシャル<りんどう賞>
アルマワイオリ<もみじS>
らの方が、成長力がありそうで才能も感じる。

その他初勝利を挙げた組を厳選したのだが、
新馬
10/25 サトノクラウン<東>
11/1   ダイワミランダ<東>
11/2   ロカ<京>
みんな本物だと思うが…。

未勝利
シュヴァルクラン
ニシノオタケビ
トーセンビクトリー
あとはレコードホルダー・グリュイエール。ナヴィオンに新馬で敗れた組も、続々勝ち上がっているので注目。

ブライトエンブレムの今後次第だが、主要競走の勝ち馬は勝った格相応の評価が妥当か。牝馬はまだ横一線。

 

コラム

小さな馬の憂鬱な秋

読了までの目安時間:約 2分

 

今やチャンピオンサイヤーとして君臨するディープとステイゴールドは、小柄な体で怪我なく走ったスターホースだった。
真の実力の証明は、古馬になってからというのが定番。
レッドリヴェールとハープスターは、何となく父似のようで、意外と特殊な存在なのだ。

サッカーボーイとその甥ステイゴールドは、どちらも小柄なのに、競走生活があまりにも対照的。
最初に出たGⅠを勝った伯父と最後のGⅠで有終の美を飾った甥。3歳秋に怪我で引退したサッカーボーイと、明け4歳から重賞路線に出てきたステイゴールドと、何から何まで違う。
ただ、秋天2年連続2着や京都大賞典の失格処分など、惜しい星を落としたこともあって、ステイゴールドには秋今一つの印象が強い。
となると、あの香港での走りは、本当の奇跡だったのかもしれない。

ディープインパクトにとって、春は栄光の季節である。
一年を半割りにした戦績だと、上半期では7戦全勝。が、下半期も7戦ながら、凱旋門賞と有馬記念で負けているし、菊やJCは苦しみの中で勝利した。中山2戦以外楽勝の春とは大違い。

反動は誰にでもあるということ。毎年のように春のビッグレースで好走していたステイゴールドと上半期不敗のディープ。
72代ダービー馬の真実を知れば、失意の第81代ダービー馬とその陣営に勇気も出て来るだろう。

スプリンターズSこそ、普通の馬場状態ではなかったことで波乱となったが、その後の10月のハイレベルマッチを制したのは、春と同じサンデーの孫。うちディープ産駒は2勝している。
競馬はリズムが大切。この秋、両者の孝行娘の走りに血の争えぬ世界観を感じる。

 

コラム

2014年 3歳牡馬路線 検証

読了までの目安時間:約 2分

 

天皇賞1番人気のイスラボニータは、力を出し切ったと思われるが3着止まり。
その裏でウインフルブルームが復活。これがこの世代の性質なのか。
「何が良くて悪いのか」
世代の代表馬ハープスターも引き合いに出しつつ、クラシック戦線を振り返る。

人気になると、弱点が見えてくる半年間だった。
弥生賞は辛勝ながら、自在に立ち回れ、かつ速さを見せていたトゥザワールドが、皐月賞で1番人気に推された。
早仕掛けでもなく自分の競馬に徹したが、イスラボニータの決め手はそれを遥かに上回っていた。
完敗の理由は自在性の差。トゥザワールドはキレないし、器用でもない先行馬だった。

イスラボニータに、左回りの適性とその自在性を疑う余地はなくなった。ダービーの中心馬。
距離延長にミソはついたが、展開の綾も影響した。力を出したからといって勝てるとは限らないのが、勝負の厳しさ。
勝ったワンアンドオンリーは、運もそうだし、様々取り沙汰された数的な巡り合わせで大舞台へと挑めた縁の部分も大きかった。
出遅れなければ、勝率は自ずと上がる。それが勝因だ。

そんな馬がダービー馬になったわけだから、神戸新聞杯の結果を反映する形で、菊花賞も人気になれば危ない。
追われる立場になった上、トライアルには春とは見違えるように成長したライバルもいた。
ワンアンドオンリーは、そんな彼らに勇気を与えてしまったがために、自らの上昇力を失ったのだろう。
時計も強烈だが、トーホウジャッカルとサウンズオブアースは歴代の上がり馬をも凌駕するハングリーさがあった。

ハープの武器も凄いが、総じて本番で勝負弱い。成長途上とみたいのだが。

 

コラム

新馬(2014) <11/1・2>

読了までの目安時間:約 2分

 

注目馬多数の週末。雨の影響は小さかった。

土曜日は、馬場が湿る前に芝のマイル戦が行われた。
東京では、ハービンジャー×ダイワスカーレットという血統馬のダイワミランダが、仕切り直しの新馬戦を逃げ切った。1番人気はアルーリングトーンに譲ったが、気のいい先行脚質は、母にそっくりだった。

京都は、サトノルパンの全妹レッドベルダが登場したものの、反応がイマイチで、最後は内が詰まってアウト。代わってゴール前先頭に出たのは、ブービー人気のベルベットクラルテ。3連単は100万超えの大波乱となった。
残りのダート戦は、東京でラブミーテンダーが人気に応え逃げ切り、京都は人気馬同士の一騎打ちをアドマイヤスターが制し、福島ではグローリアスヴォレが穴をあけた。

日曜日は雨の影響は最小限。東京は芝2鞍。
1400戦(稍)は578kgのコンテナが、豪快に伸びてゴール前抜け出した。ダートに行っても走れる口だろう。バクシンオー産駒。
良回復もいくらか渋残りの2000Mは、良血馬が揃うも、勝ったウェルブレッド含め、派手じゃない方が上位に来た感じ。勝ち馬はルメールマジックと欧州血統のディープ産駒らしく遅い時計で台頭。2着だったカゼノコの半弟も騎手の好判断で粘り込み。ジェダイトとウオッカの仔とは、器用さで差が出た。

混戦の雰囲気を直線一変させたが、京都芝1800を快勝したディープインパクトの姪・ロカ。母は未勝利も、トレンドのハービンジャーの初年度産駒。何となく、父の血統とマッチした配合に思う。
ダートはスマートアヴァロンが快勝。ゴツいミスプロの同系配合馬で、長く走れそう。

 

レース回顧