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小さな馬の憂鬱な秋

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今やチャンピオンサイヤーとして君臨するディープとステイゴールドは、小柄な体で怪我なく走ったスターホースだった。
真の実力の証明は、古馬になってからというのが定番。
レッドリヴェールとハープスターは、何となく父似のようで、意外と特殊な存在なのだ。

サッカーボーイとその甥ステイゴールドは、どちらも小柄なのに、競走生活があまりにも対照的。
最初に出たGⅠを勝った伯父と最後のGⅠで有終の美を飾った甥。3歳秋に怪我で引退したサッカーボーイと、明け4歳から重賞路線に出てきたステイゴールドと、何から何まで違う。
ただ、秋天2年連続2着や京都大賞典の失格処分など、惜しい星を落としたこともあって、ステイゴールドには秋今一つの印象が強い。
となると、あの香港での走りは、本当の奇跡だったのかもしれない。

ディープインパクトにとって、春は栄光の季節である。
一年を半割りにした戦績だと、上半期では7戦全勝。が、下半期も7戦ながら、凱旋門賞と有馬記念で負けているし、菊やJCは苦しみの中で勝利した。中山2戦以外楽勝の春とは大違い。

反動は誰にでもあるということ。毎年のように春のビッグレースで好走していたステイゴールドと上半期不敗のディープ。
72代ダービー馬の真実を知れば、失意の第81代ダービー馬とその陣営に勇気も出て来るだろう。

スプリンターズSこそ、普通の馬場状態ではなかったことで波乱となったが、その後の10月のハイレベルマッチを制したのは、春と同じサンデーの孫。うちディープ産駒は2勝している。
競馬はリズムが大切。この秋、両者の孝行娘の走りに血の争えぬ世界観を感じる。



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