天皇賞(春) 予想

NHKマイルカップを予想!

天皇賞としてのスタートは、東京の秋の開催が先でしたが、1939年の第4回、春として二度目の開催から3200Mの距離設定は不変で、
令和の時代も残る特殊設定の古馬主要タイトル戦として、数々の名馬の独走シーンを演出してきました。

再び脚光を浴びる無敗の三冠馬は、シンボリルドルフ、ディープインパクト共々、その後に予定した海外遠征に弾みをつけるために参戦し、歴史的快勝で人気に応えています。
しかし、本物のエース級でない限り、とても守備範囲には入らないという距離であるため、近年はほとんどの年で混戦模様です。

開催年レコード馬名
1989年 
3:18.8 イナリワン
1993年 
3:17.1 ライスシャワー
1997年 3:14.4 
マヤノトップガン
2006年 
3:13.4 ディープインパクト
2017年 3:12.5 キタサンブラック

天皇賞(春)の特徴

京都もしくは阪神開催という固定された根幹競走という趣もあって、何かおかしなことが起きない限りは荒れないレースとなってきましたが、菊花賞馬でもアテにならないという、
古くから続く格の重みから、ステイヤーなど上級クラスほど存在しないという血統的な理由に影響された背景も重なり、順調に使われているからと言って、まるで近走成績を信用できない面があります。
見た目には平穏に映りますが、3000Mの前哨戦の勝ち馬が、1番人気で勝っていないというが肝。
ここ20年で、この壁を乗り越えたのはディープインパクトただ1頭です。

天皇賞(春)の歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
<2011年>
ヒルノダムール
牡4
58
藤田伸二
7産経大阪杯①
マンハッタンカフェ
エイシンフラッシュ
牡4
58
内田博幸
3産経大阪杯③
キングズベスト
ナムラクレセント
牡6
58和田竜二
5阪神大賞典①
ヤマニンセラフィム
2012年
ビートブラック
牡5
58
石橋脩
14阪神大賞典<10>
ミスキャスト
トーセンジョーダン
牡6
58
岩田康誠
3産経大阪杯<3>
ジャングルポケット
ウインバリアシオン
牡4
58武豊
2日経賞「1」
ハーツクライ
2013年
フェノーメノ
牡4
58
蛯名正義
2日経賞①
ステイゴールド
トーセンラー
牡5
58
武豊
3京都記念①
ディープインパクト
レッドカドー
騸7
58G.モッセ
6ドバイワールドC②
カドージェネルー
2014年
フェノーメノ
牡5
58
蛯名正義
4日経賞⑤
ステイゴールド
ウインバリアシオン
牡6
58
武幸四郎
3日経賞①
ハーツクライ
ホッコーブレーヴ
牡6
58田辺裕信
12日経賞②
マーベラスサンデー
2015年
ゴールドシップ
牡6
58
横山典弘
2阪神大賞典①
ステイゴールド
フェイムゲーム
牡5
58
北村宏司
7ダイヤモンドS①
ハーツクライ
カレンミロティック
騸7
58蛯名正義
10阪神大賞典④
ハーツクライ
2016年
キタサンブラック
牡4
58
武豊
2産経大阪杯②
ブラックタイド
カレンミロティック
騸8
58
池添謙一
13阪神大賞典⑥
ハーツクライ
シュヴァルグラン
牡4
58福永祐一
3阪神大賞典①
ハーツクライ
2017年
キタサンブラック
牡5
58
武豊
1大阪杯①
ブラックタイド
シュヴァルグラン
牡5
58
福永祐一
4阪神大賞典②
ハーツクライ
サトノダイヤモンド
牡4
58C.ルメール
2阪神大賞典①
ディープインパクト
2018年レインボーライン
牡5
58
岩田康誠
2阪神大賞典①
ステイゴールド
シュヴァルグラン
牡6
58
H.ボウマン
1大阪杯⑬
ハーツクライ
クリンチャー
牡4
58三浦皇成
4阪神大賞典③
ディープスカイ
2019年
フィエールマン
牡4
58
C.ルメール
1アメリカジョッキークラブC②
ディープインパクト
グローリーヴェイズ
牡4
58
戸崎圭太
6日経新春杯①
ディープインパクト
パフォーマプロミス
牡6
58北村友一
8京都記念④
ステイゴールド
2020年
フィエールマン
牡5
58
C.ルメール
1有馬記念④
ディープインパクト
スティッフェリオ
牡6
58
北村友一
11日経賞③
ステイゴールド
ミッキースワロー
牡6
58横山典弘
4日経賞①
トーセンホマレボシ
2021年ワールドプレミア牡558福永祐一3日経賞③ディープインパクトディープボンド
牡458和田竜二
1阪神大賞典「1」キズナカレンブーケドール
牝556戸崎圭太4日経賞②ディープインパクト
2022年タイトルホルダー牡458横山和生2日経賞(G2)ドゥラメンテディープボンド牡558和田竜二1阪神大賞典(G2)キズナテーオーロイヤル牡458菱田裕二4ダイヤモンドS(G3)リオンディーズ
<2023年>ジャスティンパレス牡458C.ルメール2阪神大賞典(G2)ディープインパクトディープボンド牡658和田竜二5阪神大賞典(G2)キズナシルヴァーソニック牡758D.レーン6レッドシーターフ(G3)オルフェーヴル
2024年テーオーロイヤル牡658菱田祐二1阪神大賞典(G2)リオンディーズブローザホーン牡558菅原明良5阪神大賞典(G2)エピファネイアディープボンド牡758幸英明6阪神大賞典(G2)キズナ
2025年ヘデントール牡458D.レーン1ダイヤモンドS①ルーラーシップビザンチンドリーム牡458A.シュタルケ6レッドシーターフH①エピファネイアショウナンラプンタ牡458武豊4阪神大賞典④キズナ
2026年クロワデュノール牡458北村友一1大阪杯①キタサンブラックヴェルテンベルク牡658松若風馬12ダイヤモンドS④キタサンブラックアドマイヤテラ牡558武豊2レイデオロ

天皇賞(春) 過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気3回1回0回6回25%33%33%
前走阪神大賞典3回3回5回47回5%10%19%
前走日経賞2回3回2回46回4%9%13%
前走大阪杯3回3回0回7回23%46%46%
前走京都記念0回1回1回4回0%17%33%
前年天皇賞(秋)連対1回1回0回1回33%67%67%
前年有馬記念8着以内4回5回2回19回13%30%37%

主要前哨戦組はよく消える傾向にあります。

レースの特殊性からして関連するところから狙いたい東西の長距離重賞が、まるで本番と違う適性が求められるため、全然アテにならないことは、頭の痛い話。
阪神開催についても、ビワハヤヒデは京都記念から直行、ニチドウタローも阪神の中距離の平場オープンからそれぞれ連勝の4歳馬で、遥か昔から、そういう傾向があるのも頭に入れておきたいデータです。

ただ、数の関係で、秋のG1の好走馬は狙い目と言えるでしょう。

どう考えても、関連性では有馬記念、無関係に見える秋の天皇賞となるようで、信頼するとなると、違う力まで引き出されるジャパンCよりは、この2つとなるという傾向。
特に、人気馬でも飛ぶことはあっても、順当に来る馬を選別したら、どうしたってこのレースの次に長い古馬GⅠの有馬記念の好走馬になります。
前哨戦の結果は置いておくとして、まずは、馬柱の真ん中か、今は下から2、3番目の欄に注目でしょう。
秋の天皇賞は、シーズン最初のレースという馬も多いので、繋がりがあるのでしょう。総合力で有馬組と互角と見たいところです。

天皇賞(春)の攻略ポイント

とにかく、前走の内容でも、もはや父の違いもあまりでない環境で、ハーツクライとキングカメハメハの産駒が今一つピリッとしないくらいで、
あとはそれなりに買える材料のある馬をパラパラ押さえるのが常道という狙い方から、一歩踏み込むとしたら、連覇の馬が決まって菊花賞やダービーで好走していた、脈ありの馬だったということでしょうか。
人気にもなるし、味はない推理ですが、皐月賞勝ちだけで通用するはずもなく、皐月賞完敗の2着だったヒルノダムール、似たような3着のキタサンブラックというキャラから、
今のスピード競馬の流れに乗り切れていないと見切ることができれば、狙いが立つのかもしれません。

天皇賞(春)2026の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

天皇賞(春)2026の予想と最終追い切りの予想を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第173回天皇賞春 (G1)
グレード重賞(G1)
日程2026年5月3日(日)
発走時間15時40分
開催場所京都競馬場
距離芝3,200m
コース右回り
賞金3億円
レコードタイム3:12.5

天皇賞(春)2026予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

天皇賞(春)2026の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11ヴェルミセル鮫島克駿牝656.066.29栗東・CW・良(鮫島駿)
6F 81.0-66.1-51.8-36.8-11.3(一杯)
ワンダービジブル(一杯)の内0.7秒追走・0.5秒先着
栗東・坂路・良(鮫島駿)
800m 51.9-38.9-25.7-12.9(馬なり)
22サンライズソレイユ池添謙一牡558.081.010栗東・CW・良(助手)
6F 81.4-66.1-51.2-36.7-11.6(強め)
リアライズグリント(一杯)の外0.5秒先行・同入
栗東・CW・良(助手)
6F 83.0-66.8-51.6-36.8-11.7(馬なり)
23アドマイヤテラ武豊牡558.03.31栗東・CW・良(荻野琢)
6F 82.7-68.1-53.3-37.3-11.2(一杯)
サトノフレイ(馬なり)の内1.0秒追走・0.1秒遅れ
栗東・ポリ・良(助手)
6F 81.9-65.5-51.5-38.3-11.9(末強め)
34アクアヴァーナル松山弘平牝556.015.44栗東・CW・良(松山弘)
5F 68.9-52.7-37.1-11.5(G前仕掛け)
アオイタケル(馬なり)の外0.8秒先行・同入
栗東・CW・良(松山弘)
6F 84.8-68.2-52.7-37.2-11.4(馬なり)
リン(馬なり)の外0.9秒先行・アタマ先着
35ケイアイサンデラ藤懸貴志セ658.0301.315栗東・CW・良(藤懸貴)
7F 95.4-64.8-51.2-36.6-11.4(馬なり)
ミステリーウェイ(馬なり)の外1.0秒追走・同入
栗東・CW・良(藤懸貴)
6F 82.3-66.8-51.7-36.5-11.2(馬なり)
ミステリーウェイ(馬なり)の外0.8秒追走・同入
46エヒト川田将雅牡958.044.58栗東・坂路・重(助手)
800m 54.3-39.7-25.1-12.1(末強め)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.2-38.5-24.5-11.9(馬なり)
47クロワデュノール北村友一牡458.03.62栗東・CW・良(団野大)
6F 82.2-66.8-51.6-36.4-11.1(一杯)
イクオクコウネン(馬なり)の外1.2秒追走・クビ先着
栗東・CW・良(団野大)
7F 99.7-67.3-52.2-36.9-11.3(馬なり)
グロリアラウス(末強め)の内0.5秒追走・同入
58シンエンペラー岩田望来牝558.016.45栗東・CW・良(岩田望)
7F 99.7-68.3-53.2-37.2-11.1(一杯)
ホウオウアートマン(一杯)の外0.7秒先行・0.5秒先着
栗東・CW・良(助手)
6F 84.8-69.5-54.0-38.5-11.2(稍一杯)
カフジエメンタール(一杯)の外4.7秒先行・0.1秒遅れ
59プレシャスデイ吉村誠之助牡458.0126.013美浦・ウッド・良(助手)
7F 99.2-66.4-51.4-37.2-11.3(強め)
美浦・ウッド・稍重(助手)
5F 66.2-50.7-36.7-11.5(強め)
610マイネルカンパーナ津村明秀 牡658.0103.912美浦・ウッド・良(助手)
5F 67.7-52.2-37.5-12.1(馬なり)
美浦・ウッド・稍重(助手)
5F 67.1-52.1-37.7-11.9(G前仕掛け)
ゲキザル(直一杯)の内0.7秒追走・0.1秒先着
611タガノデュード古川吉洋牡558.022.06栗東・CW・良(助手)
7F 99.7-67.2-52.7-37.9-11.9(馬なり)
栗東・坂路・良(助手)
800m 53.2-37.8-24.1-12.0(馬なり)
712ヘデントールC.ルメール牡558.05.73美浦・ウッド・良(助手)
6F 83.0-67.1-52.2-37.6-11.6(直強め)
グランマエストロ(馬なり)の内0.2秒追走・同入
美浦・ウッド・稍重(助手)
5F 68.9-53.4-38.0-11.4(馬なり)
レッドキングリー(馬なり)の内0.3秒追走・0.1秒遅れ
713ミステリーウェイ松本大輝セ858.0158.514栗東・CW・良(松本大)
7F 96.4-65.5-51.5-36.7-11.4(馬なり)
ケイアイサンデラ(馬なり)の内1.0秒先行・同入
栗東・CW・良(松本大)
6F 83.1-67.3-52.2-37.0-11.3(馬なり)
ケイアイサンデラ(馬なり)の内0.8秒先行・同入

814ホーエリート戸崎圭太牝556.028.07美浦・ウッド・良(戸崎圭)
6F 85.5-68.8-53.0-37.8-11.0(G前仕掛け)
ルシード(馬なり)の内0.1秒先行・同入
美浦・ウッド・稍重(戸崎圭)
6F 85.3-68.7-53.3-37.7-11.3(馬なり)
ホウオウヘッセン(馬なり)の内0.1秒追走・同入
815ヴェルテンベルク松若風馬牡658.083.811栗東・CW・良(松若風)
6F 82.5-67.0-51.8-36.8-11.3(直一杯)
栗東・坂路・良(松若風)
800m 51.6-37.1-24.4-12.4(末強め)
ブルーレース(一杯)を0.3秒追走・同入
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬3回0回1回21回12.0%12.0%16.0%
先行馬10回15回9回45回12.7%31.6%43.0%
差し馬7回5回10回122回4.9%8.3%15.3%
追い込み馬0回0回0回90回0.0%0.0%0.0%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠7回1回2回26回19.4%22.2%27.8%
2枠1回2回3回31回2.7%8.1%16.2%
3枠2回2回2回33回5.1%10.3%15.4%
4枠2回2回4回32回5.0%10.0%20.0%
5枠1回2回0回37回2.5%7.5%7.5%
6枠2回4回4回30回5.0%15.0%25.0%
7枠2回2回2回44回4.0%8.0%12.0%
8枠3回5回3回45回5.4%14.3%19.6%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
ディープインパクト3回1回0回8回25.0%33.3%33.3%
リオンディーズ1回0回0回0回100.0%100.0%100.0%
ステイゴールド0回1回1回2回0.0%25.0%50.0%
キズナ0回1回1回1回0.0%33.3%66.7%
エピファネイア0回1回0回0回0.0%100.0%100.0%
オルフェーヴル0回0回1回5回0.0%0.0%16.7%
トーセンホマレボシ0回0回1回0回0.0%0.0%100.0%
ハーツクライ0回0回0回6回0.0%0.0%0.0%
ルーラーシップ0回0回0回2回0.0%0.0%0.0%
ゴールドシップ0回0回0回2回0.0%0.0%0.0%

天皇賞(春)2026 - 過去10年のデータ傾向

近10年は堅調の1番人気、2番人気以下で強い日経賞組には警戒だが…

ここ数年で消えたのは、日経賞を勝った有馬記念が前々走のゴールドアクターとタイトルホルダーだけ。 阪神大賞典組が1番人気でも来ない時期はあったが、テーオーロイヤルが人気に応えたことで、その信頼度は増して、阪神大賞典組の頼りなさを補完していた日経賞組が、少し人気で怪しいという傾向。
しかし、日経賞組は人気でも穴からでも、全ての条件をフォローするような存在感が昔からあるので、菊花賞実績のある関東馬が人気になって消えたことにだけ着目をして、あまり人気になりすぎるからと言って、嫌う理由はないということだけ抽出し、極端な穴狙いを避ける意味でも、この手の馬を取り込む準備はしっかりしておきたい=点数は絞りたい。
ルメール騎手は1番人気でボロボロになったことはないが、アリストテレスやサトノダイヤモンドなど、乗り馬にいくらか恵まれなかった年に健闘の結果も含め、実力通りの着順に持ってくることはできる技術はある。 武豊騎手は、乗り馬の癖が近年ほど強いことが多いから、作戦を色々考えて、元よりベストの選択をすることに長けた名手。 ショウナンラプンタは重賞を未だに勝てていないが、その性質を見抜いて、的確な戦法の選択もあって、納得の3着。
プラスアルファのある騎手ということでは、もしも、アドマイヤテラが過剰な支持であっても、ひどいことにならないだろう。 武豊が過剰人気で消えた春天は枚挙にいとまがないが、ダービー連対馬や阪神大賞典勝ち馬への一本被りが見られた異様な売れ方は問題だっただけで、長距離実績を重ねているなら、こちらの方はあまり問題ある結果にはならないように思う。 両方買う方を選ぶことにした。

G1馬に対抗する唯一の手段

G1未勝利馬による勝利は、この10年で4例。 古い順で、レインボーライン、ジャスティンパレス、テーオーロイヤル、ヘデントールなど、近年ほど多い。
この中で、G1連対馬はレインボーラインとヘデントール。 この二つを分かつ条件は、G2を勝った上でここに挑んだレインボーライン、ジャスティンパレスらと、G3だけしっかり勝って、人気に応えきったヘデントールとの差があるくらいという、菊花賞連対馬によるG1初制覇で、ジャスティンパレスだけは2歳G1の連対馬。
ヘデントールには夏の激しいスキルアップの経験があり、ベストシーズンのG2勝ちを超える価値ある記録があった。 アドマイヤテラにはG2を2勝した実績はあるが、ヘデントールとのベストミックスでテーオーロイヤルのような長距離専門のG1待望組の一撃大逆襲勝利も可能な条件として、再現できそうな前例を持っていることでも、アクアヴァーナルやミクニインスパイアなど、明らかに格下でも、チャンスを持っていそうなキャラなどが、似たタイプのスティンガーグラスも含めて、他の中距離カテゴリーでの好走実績がないならば、はっきりとした記録を持っているが重要ということでも、連対馬に関しては、かなりの分量で人気になりそうな組の扱いに傾注すべきデータは出ている。
G1馬がもっと少ないならともかく、ある程度出てくる今年は、極端な波乱を読む買い目への必要以上の投資へ、少々の自重を推奨するべき傾向が出ていると考え、軸はあくまでも実績上位馬の順序付けというスタンスをここでもとりたい。

案外、適性だけでは限界を示す傾向とも言える

レインボーラインとジャスティンパレス、テーオーロイヤルが連勝を決めている黄金ローテでは、連勝ということに関して、日経賞の1例に大差をつけているとも言える一方、路線別では、3勝と2勝だから、少し微妙といったところか。
そこで余裕ローテが一般化する状況において、ディープボンドやシュヴァルグランなどの影響で、2着馬を量産するのが阪神大賞典。 困ったことに、ディープボンドは有馬も2着があるなどして、ついにG1を勝ち切ることは敵わなかった。
シュヴァルグランは辛うじて、キタサンブラックが天皇賞走りすぎで消耗した隙を突いたジャパンCを勝ち切ったが、翌年も2着だったこの舞台では、阪神大賞典を経ていないので勝てず。 速い馬ではないとしても、他のレースで結果を残したとて、スペシャリストでも、善戦止まりが基本的な堅軸に最適であると同時に、2着付けの悲しい買い目の適任にもなってしまう面を抱える。 いかにもそのような性質であるアドマイヤテラに、ベストの結果を求めるとして、その着順の分類は、ファンの求める期待値によって大きく変化するわけだが、ここで穴ではない馬の中での堅軸狙いと固めることで、目的の高配当狙い、投資額に応じた払戻額の方針も決まるので、アドマイヤテラからの狙いでは、厚めに他の人気馬を押さえる方向で、大方の買い目は決まってくることにもなるから、馬連、3連複では、相手を絞るしかないだろう。 今回は絞り込めるから、3連単勝負にしたが、本来は勧められない。

ほぼ確実に、主要路線組は年明け2戦目から狙うべき

人気勢が概ね、人気の通りに走っているのは、ローテが似通っているからでもある。 キタサンブラックの連覇は、いずれも大阪杯連対を経て、有馬記念からのローテーションが2年続けて同じであったということでもわかるように、この顕彰馬に絡んできた連中もまた、阪神大賞典を経ているなど、明快な狙いを持った、ここに照準を絞ったローテーションになっていた。
速い馬を狙うレースではないから、前走が2000M以下であるという馬は、大阪杯組を除くと、例外なく全敗であり、馬券外というのは理由を探るまでもないが、2200M級であっても、京都記念かアメリカジョッキークラブCなので、同路線上であったことは明らか。 これが有馬記念やジャパンC、暮れの重賞から一息入って、G2であるとかダイヤモンドSを経ていると、ほぼ有力馬になってくる。
ジャパンC、有馬記念を経ていることはないが、年明け2戦目のディフェンディングチャンピオンに関しては、だいたい、適性も見えているので、変な状態で出てくることもない。 ヘデントールを京都記念の内容で切るというよりも、昨年の勝ちっぷりに高評価を与えるだけならば、そちらの方が問題があって、巻き直しを求められる立場ではあることは認めるべきである一方、得意とする馬の少なさが堅調な結果に繋がるからには、評価を落とし過ぎることは避けるべきだろう。
問題はクロワデュノールの方だろうが、往々にして、皐月賞≧ダービー>菊花賞というメンバー構成になるから、総合力と皐月賞の勝ち直しにした大阪杯の内容からも、ほぼ、反動を除くと、大負けは考えにくい。 これに阪神大賞典勝ちのアドマイヤテラと、振り出しの転厩初戦を無難にこなしたスティンガーグラスなど、ほぼ、組み合わせ方の工夫だけのクイズになってしまう公算が、現状では大きいと言える。 日経賞を快勝したマイユニバースのような飛び道具が、宝塚記念に向かう<実は、幸四郎調教師の好判断とも思える、疲労を考慮した回避とは違う、強かな作戦にも思える>予定になって、実は、兄貴を討つために、究極の刺客を準備した感じでもあるから、お兄さん、ここは頑張っておきましょうということで、武豊本命でグイグイと行く。

天皇賞(春)2026- 出走予定馬の血統/成績/タイム

昨年のこのレースを振り返って思う、レベルの違う魅せる技量に期待

アドマイヤテラの血統

ここ数年は、ずっと勝ち切れなかったフェブラリーSで、毎年のように勝ち馬を送り込んでいるように、春の初期に行われるG1にキングカメハメハ<キングマンボ系全体が好調>の直系が、このレースでも過去5年で3勝している。<=タイトルホルダー、テーオーロイヤル、ヘデントール>
一方で、ディープインパクト直系孫世代は未勝利。 キタサンブラックの直仔であるクロワデュノールが、大阪杯に続き、親仔制覇を目指す天皇賞になるわけだから、些細なことでも少し気になる。 最高着順は、あのディープボンドが立て続けで4年も2、3着を連打した、善戦の記録があるのみ。 父であるキズナ自身がこのレースに縁がなかったように、ディープインパクトのような派手な勝ち方をする馬はいなかったように、孫の世代の苦戦は今後も続くように思う。
ハーツクライ肌のアドマイヤテラは、かつて4年連続2着の直仔世代の快記録<怪しいという面もあったりする>は持ちながら、ステイゴールドの仔やキタサンブラックの連覇を挟み、ディープ産駒のステイヤーにことごとく競り負けてきた。 キングカメハメハはブームを作ったが、供給過多のサンデー系は、淘汰の度合いも少し極端な部分があり、直系はステイゴールドとディープインパクト、ドウデュースやサリオス次第だが、まだハーツクライは直系拡大に苦戦中も、残りはブラックタイドを経たラインが元気。
ディープインパクトは華奢な馬も多いが、その全兄であるブラックタイドからはキタサンブラックというバカでかい丈夫な馬<ステイゴールド直仔のゴールドシップもこの類>を経て、大繁栄をしている。 ビッグマザーになったウインドインハーヘア<存命という驚異的生命力にただ頭が下がる>のクロスを、母系のクロスとして4×4を抱えるアドマイヤテラは、これに関わる全ての血の悪い面はあまり出ておらず、ディープインパクトのような故障知らずの消耗とは無縁のアスリートの鑑をこの馬も体現しつつ、G1に縁のなかったブラックタイドのような粗忽さもそこここに見かけるから、何だか愛らしくもある。
ハーツクライがキングカメハメハを越えられないのは、ディープインパクトも関わるから仕方ないが、ディープインパクトはまだ母父としても勝ち馬を送りこめていないことからも、先のその屈辱から脱する好機を得ている。 ディープインパクトでもあり、ハーツクライの血を抱えつつ、キングカメハメハ直系孫でもあるこの馬が、他馬に対し、適性距離での大崩れは考えにくい。 打たれ強そうな感じもしないが、とことん、血統のいいものを掛け合わせてきたこの馬に、活力で上回るとすれば、それはG1馬だけであろうと思うような見事な配合である。

天皇賞(春)2026 - レース展開と最終予想

3:02.0で駆け抜けた阪神大賞典の内容は出来過ぎである一方で、遅い馬には日本の芝G1で勝つチャンスはないことを示しているかのような、ライバルたちに対し、現実を見せる完勝劇でもあったように思う。
自身が経験し、また3着であった乱戦の菊花賞は、勝ったアーバンシックが最後は独走して3:04.1で完勝。 ただ、有馬でミソをつけて以降は、何ともツレない、どうにも切ないクラシックホースの抜け殻感を体現するだけになってしまっている。
一方、熱戦の2着以降はかなりゴージャス。 少々離された2着に飛び込んできたのが、天皇賞(春)・ディフェンディングチャンピオンとして登場するヘデントール。 年明け初戦のダイヤモンドSを完勝して、その勢いで天皇賞も制したわけだが、昨年のこのレースで迫ったのが、凱旋門賞で5着に入るビザンチンドリーム。 やや精彩を欠く、今季の内容であるが、やる気スイッチさえ見つかれば、いつでもダノンデサイルや古馬になってG1獲りを成したブローザホーンらが証明した、エピファネイア産駒の怪しげな性質の抜け穴から脱することは可能であろう。
そのダノンデサイルは、揉まれた中で6着。 ビザンチンドリームが5着で、その前に入ったのがショウナンラプンタ。 いずれも、春の天皇賞の上位入線馬。 この菊花賞は、ダノンデサイルやビザンチンドリームなどの、国際派の外信記者型の中長距離砲だけでなく、正統派のステイヤーも多く出したレースであった。 荒れたレースのようでいて、あのゴチャつきがいい迷惑だったというのは、ダービー以来の実戦であったダノンデサイルだけだったのかもしれない。
激しいアップダウンの競馬の中で、武豊騎手らしい快刀乱麻の一手で、正確なタイミング早め抜け出しにかかったのは、ショウランラプンタの昨年の天皇賞でのパフォーマンスとよく似ている。 確かに、これはスパートのタイミングは難しいとはいえ、いくらか早かったという見立ても正解ではあるが、あくまでも結果論。
その後証明した、芦毛の豪傑・メジロマックイーンのような、スタミナ自慢でも中距離型には決め手争いで屈する、目標にされやすい性質の先行抜け出し型になることが、この一戦で決まったという3着であった。 ハナ差敗れたのが、後の天皇賞馬。 菊花賞勝ち馬の不振に対し、その後に続いた面々は皆元気。 ダービーの強さを、違う形で体現しつつ、安定した戦績とその個性的なパフォーマンスとが釣り合わないダノンデサイルも、まだまだ健在ぶりを示した、不完全燃焼ということに意味のある大阪杯だった。 まだ、そうしたタイトルに縁のないアドマイヤテラは、ここでいくらでも伸びしろを示すことができる。
この天皇賞にはダービーを勝った、そして、ジャパンC以来の再戦となった新旧ダービー馬対決で、勝ち負けをつけることに成功した大阪杯勝ちのクロワデュノールも転戦してきている。 京都記念で怪しい結果に終わりながら、極端な先行タイプ有利の展開で大不発となってしまっただけという感じのヘデントールも、一応は、故障明けの一戦。 昔のメジロマックイーンやトウカイテイオーが、天皇賞前には格の差を見せて勝ち切る、という前哨戦の理想的なステップを踏めるような、力差が明確な組み合わせにはならない距離で走ったなら、いくらでも修正は可能だろう。
これらには共通して、決め手比べでのいささか鈍らな面のある末脚であるせいで、決め脚勝負で台頭の専門家に差し負けたという悲しい記録が大舞台で残っている。 この距離でその弱点を示したヘデントールと、同じように負けたけれども、自分から混乱の展開を平定したような仕掛けで力勝負に変えたアドマイヤテラ<実質的には、武豊騎手手腕によるところが大きかった>とで、実績の差はあるにしても、ここ1年のレース内容からも、大きな力差があるとも思えない上に、前走のパフォーマンスの差は大きいから、リードしているともできる。
距離不安はないが、溜めてもあまり魅力がないとは言っても、中距離型のクロワデュノールにとって、正攻法過ぎてはリスクがある年下のダービー馬は、鞍上変更なしどうこうではなく、案外、やりようがないという感じの、いつも同じ感じの抜け出したをすることが理想で、それ以外はないという戦い方をするから、何もしていなかったくらいに、不気味なほどの前走でおとなしい道中の振る舞いであったアドマイヤテラ&武豊に、相手強化のシナリオはそもそも描いていない可能性がある。
京都だとスパートは早めになるが、相手の側が、自分の動きを見ながらスパートをするとなれば…、まるっきり、阪神大賞典と同じ展開。 馬場差や京都、阪神の違いを誰よりも理解する武豊騎手にとって、これは大した課題ではない。 相手が正しい動きをしたときに、ピンチは訪れるだろうが…。 勝ち運を失ったような秋のパフォーマンスは終始ドタバタであったものの、前走は得意と思える距離で完勝。
相手もアクアヴァーナルを含め、決して、簡単な相手ではなかったから、実績は違う馬が相手に変わるものの、適性差を見せつけることが容易に可能なキャラであることでも、実際は、かなり有利に立ち回れる立場である。 弟の厩舎にいる、自分なんかよりもずっと深い絆で結ばれた、時にレースシナリオを根本からすり替える技術を持つ男が駆る、自分には合わなかったあの変な馬も、さすがに中山連戦で疲れて、仁川の刺客になることまでは決まったが、これがややこしい存在であったからこそ、まとめて、最年長勝利記録などの一斉更新を、春の盾・9度目の制覇という、少し気持ち悪くなるほどの1勝で決めてしまって、今回は何ら不思議ない場面になるはずだ。
1989年のイナリワンでの優勝から、実に4連覇。 それ以外でも4勝。 もっと言えば、最初の4勝は20代半ばまでの記録で、40代までの20年ほどで4勝。 JRAのみで2000勝以上の偉業を成した面々は、どれもこれも、かなり偏った記録を持っているが、とりわけ、上位3者に関しては、他との比較に少し戸惑うほどの実力者であるというだけでなく、多くの関係者に与えた影響という意味でも、圧倒的高水準の無形の財産を残し続けているからこそ、根本部分の評価が違うという存在でもある。
3000勝に掛かる、それを越えた、またそれ以上に5000勝という途方もない目標に向け記録を残す3者に、早々、伍して並び立つような存在となる者が出てくるはずもない。 ようやく、40半ばで、制約のようなものから解き放たれたルメール騎手が、様々なやりたかったことを次々に実践し、自由な気風の日本の流儀に、少なからず影響を受けたような、面白い仕事でこの5年ほどは、より冴えわたったレースを作って、勝ち切って見せている。 フランスで縛りの多い競馬を強いられる中では、こんなに楽しい競馬は体現できない。 若手の台頭は大いに嬉しいが、依然として、壁は高い。 武豊、聳え立つ。 そんな伝統の一戦を再び見たくなった。

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天皇賞(春) 過去の予想と結果