大阪杯 予想

桜花賞を予想!

古馬の芝中距離戦線に適性のある馬向けのG1になったのは、つい最近のこと。
G2競走として、春の天皇賞の前哨戦として、その後行われる安田記念や宝塚記念に向けた足ならしのレースとして、様々な目標を設定している陣営に重宝がられていた主要競走が、
出走馬のレベルアップとアジア圏を中心とした中距離G1の需要拡大に伴う空洞化を防ぐ目的で、G1にとりあえずしてみたというのが、真相なのだろうと思います。
また、ドバイの芝G1と丸被りの開催時期と距離設定であるので、アレはいないけれど、コレはいるのかという状況になりがちですね。

G1昇格後の大阪杯の主な勝ち馬

開催年馬名備考
2017年キタサンブラック顕彰馬に選出
2018年スワーヴリチャード翌年にジャパンC制覇
2019年アルアイン前年は3着で2017年の皐月賞優勝馬
2020年ラッキーライラック2017年の2歳女王、前年のエリザベス女王杯勝ち馬

大阪杯の特徴

コーナー4つの2000mという古馬にはライトな条件であることから、仕掛けのタイミングが自在の先行型に有利な面は、直線の短さも影響してか、G1昇格後はことさら強調されている面があります。
3コーナーでいつでも先頭を伺えるポジションの馬しか勝っていないので、そろそろ差し馬が来そうな気配もしないわけではないですが、
G2時代より明らかに出走頭数が増えているので、例外がない限り、この傾向は定番化して不思議ではありません。

大阪杯の歴代優勝馬

 1着馬性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
 2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
 3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2011年
ヒルノダムール
牡4
57
藤田伸二
1京都記念③
マンハッタンカフェ
ダークシャドウ
牡4
57
福永祐一
81000万<1>
ダンスインザダーク
エイシンフラッシュ
牡4
59
内田博幸
3有馬記念⑦
キングズベスト
<2012年>
ショウナンマイティ
牡4
57
浜中俊
7大阪城S②
マンハッタンカフェ
フェデラリスト
牡5
57
横山典弘
1中山記念「1」
エンパイアメーカー
トーセンジョーダン
牡6
58
岩田康誠
2有馬記念⑤
ジャングルポケット
2013
オルフェーヴル
牡5
58
池添謙一
1ジャパンC②
ステイゴールド
ショウナンマイティ
牡5
57
浜中俊
2京都記念③
マンハッタンカフェ
エイシンフラッシュ
牡6
58
C.デムーロ
5有馬記念④
キングズベスト
2014
キズナ
牡4
58
武豊
2凱旋門賞「4」
ディープインパクト
トウカイパラダイス
牡7
56
柴山雄一
6中日新聞杯⑤
ゴールドアリュール
エピファネイア
牡4
58
福永祐一
1菊花賞【1】
シンボリクリスエス
【2015年】
ラキシス
牝5
55
C.ルメール
4有馬記念⑥
ディープインパクト
キズナ
牡5
57
武豊
1京都記念③
ディープインパクト
エアソミュール
牡6
57
M.デムーロ
6アメリカジョッキークラブC③
ジャングルポケット
2016年<ここまでG2産経大阪杯>
アンビシャス
牡4
56
横山典弘
2中山記念②
ディープインパクト
キタサンブラック
牡4
58
武豊
5有馬記念③
ブラックタイド
ショウナンパンドラ
牝5
55
池添謙一
4ジャパンC①
ディープインパクト
2017年<ここからG1>
キタサンブラック
牡5
57
武豊
1有馬記念②
ブラックタイド
ステファノス
牡6
57
川田将雅
7金鯱賞⑥
ディープインパクト
ヤマカツエース
牡5
57
池添謙一
4金鯱賞①
キングカメハメハ
2018年
スワーヴリチャード
牡4
57
M.デムーロ
1金鯱賞<1>
ハーツクライ
ペルシアンナイト
牡4
57
福永祐一
6中山記念⑤
ハービンジャー
アルアイン
牡4
57
川田将雅
2京都記念「2」
ディープインパクト
2019
アルアイン
牡5
57
北村友一
9金鯱賞<5>
ディープインパクト
キセキ
牡5
57
川田将雅
2有馬記念<5>
ルーラーシップ
ワグネリアン
牡4
57
福永祐一
4神戸新聞杯
ディープインパクト
2020年
ラッキーライラック
牝5
55
M.デムーロ
2中山記念②
オルフェーヴル
クロノジェネシス
牝4
55
北村友一
5京都記念「1」
バゴ
ダノンキングリー
牡4
57
横山典弘
1中山記念
ディープインパクト
「2021」レイパパレ牝455川田将雅4チャレンジC①ディープインパクトモズベッロ牡557池添謙一6京都記念⑧ディープブリランテコントレイル牡4
57
福永祐一
1
ジャパンC②
ディープインパクト
2022年ポタジェ牡557
吉田隼人1金鯱賞(G2)ディープインパクトレイパパレ牝555
川田将雅3金鯱賞(G2)ディープインパクトアリーヴォ牡457
武豊7小倉大賞典(G3)ドゥラメンテ
2023年ジャックドール牡558武豊2香港C⑦モーリススターズオンアース牝556C.ルメール1秋華賞③・阪神ドゥラメンテダノンザキッド牡558横山和生10中山記念⑪ジャスタウェイ
2024年ベラジオオペラ牡4
58横山和生2京都記念②ロードカナロアローシャムパーク牝558戸崎圭太3香港カップ⑧ハービンジャールージュエヴァイユ牝556菅原明良11京都記念⑧ジャスタウェイ
2025年ベラジオオペラ牡558横山和生2有馬記念④ロードカナロアロードデルレイ牝558西村淳也 4日経新春杯①ロードカナロアヨーホーレイク牡758岩田望来8京都記念①ディープインパクト
2026年クロワデュノール牡458北村友一1ジャパンC④キタサンブラックメイショウタバル牡558武豊3有馬記念⑬ゴールドシップダノンデサイル牡558坂井瑠星2有馬記念③エピファネイア

良は無印・○は着順/<稍>「重」【不良】

大阪杯の過去10年データベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気4回2回2回2回33%50%67%
関西馬10回8回9回65回12%22%33%
関東馬0回2回1回29回0%6%9%
1着(有馬記念組)0回0回0回1回0%0%0%
2着(有馬記念組)1回0回0回0回100%100%100%
3着(有馬記念組)0回1回0回1回0%50%50%
4~8着(有馬記念組)2回1回4回3回20%30%70%
9着以下(有馬記念組)0回0回0回8回0%0%0%
1着(ジャパンC組)1回0回1回1回33%33%67%
2~3着(ジャパンC組)1回1回1回3回17%33%50%
4~7着(ジャパンC組)0回0回0回4回0%0%0%
8着以下(ジャパンC組)0回0回2回4回0%0%33%
前走が金鯱賞1回0回0回2回33%33%33%
前走が中山記念0回1回1回2回0%25%50%
前走が京都記念0回2回0回4回0%33%33%

はっきりした傾向で、馬券になった関東馬が2020年に久々登場という有り様。
理屈は単純で、並行して開催の中山で中山記念も前週には日経賞もあって、ドバイ・香港・安田記念か宝塚記念、
この4つのレースを目指すための適鞍でもなく、春の天皇賞に関東馬のステップには不適当という理由も加わって、使いたいレースになっていないからです。

やんわりとした傾向であって、当然、秋の天皇賞やマイルチャンピオンシップを使っていた馬が主役になるレースではあるのですが、
コース形態が似ている有馬記念の実績で買うくらいなら、スピードレースの側面も持つジャパンCの好走馬の方が、幾らか買えるというだけのこと。
G1馬の始動戦にもなるレースなので、本気度と実力の兼ね合いで、今後は色々な展開が待っているでしょうから、これは話半分でよろしいかと。

大阪杯 攻略のポイント

簡単に言うと、G1馬しか勝っていないということ。
そうじゃない馬も、G1で何度も上位人気推されて、惜しいシーンくらいは見せていることが条件であるから、G12着が最高のスワーヴリチャードも1番人気で強い勝ち方をしています。
いずれ、そんなスワーヴよりキャリアも浅く、期待以上に走る馬が登場するでしょうが、強烈な時計勝負にはなりづらいコース形態なので、
実力のあるこうしたレイアウトの重賞レースの活躍馬から狙う以外、お勧めできる方法を挙げることはできません。

大阪杯2026の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

大阪杯2026の予想と最終追い切りの予想を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第70回大阪杯 (G1)
グレード重賞(G1)
日程2026年4月5日(日)
発走時間15時40分
開催場所阪神競馬場
距離芝2,000m
コース右回り
賞金3億円
レコードタイム1:56.2

大阪杯2026予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

大阪杯2026の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
11サンストックトン高杉吏麒牡758.0603.715美浦・坂路・良(松岡正)
800m 53.7-38.6-24.7-12.0(強め)
美浦・ウッド・重(助手)
6F 83.6-67.3-52.4-37.5-11.2(G前仕掛け)
22マテンロウレオ横山典弘牡758.043.212栗東・CW・良(古川吉)
6F 80.4-64.5-49.6-35.4-11.3(一杯)
栗東・CW・重(古川吉)
6F 84.6-68.2-52.9-37.0-11.3(馬なり)
23セイウンハーデス幸英明牡758.028.09栗東・CW・良(幸英明)
6F 80.4-64.8-49.9-35.6-11.0(一杯)
栗東・坂路・重(助手)
800m 52.2-38.1-24.8-12.6(末強め)
34ダノンデサイル坂井瑠星牡558.04.32栗東・CW・良(調教師)
6F 80.8-65.8-51.6-36.5-10.9(G前気合付)
栗東・坂路・重(調教師)
800m 54.9-40.0-25.7-12.7(馬なり)
35ショウヘイ川田将雅牡458.06.63栗東・CW・重(川田将)
7F 94.3-63.9-50.4-36.3-11.3(直強め)
栗東・ポリ・良(助手)
5F 65.1-50.5-37.4-11.3(馬なり)
46メイショウタバル武豊牡558.07.34栗東・CW・重(太宰啓)
6F 80.5-63.9-49.5-35.5-11.4(一杯)
栗東・CW・重(助手)
5F 67.5-52.2-36.7-11.1(馬なり)
47エコロディノス池添謙一牡458.021.07栗東・CW・良(助手)
7F 96.2-65.3-51.2-36.8-11.7(一杯)
栗東・CW・重(助手)
6F 81.9-66.8-52.5-37.8-12.1(強め)
58エコロヴァルツ浜中俊牡558.020.96栗東・CW・良(浜中俊)
6F 83.5-67.4-52.5-37.9-11.6(馬なり)
栗東・坂路・重(助手)
800m 56.0-41.1-26.4-12.8(馬なり)
59ヨーホーレイク西村淳也牡858.027.98栗東・CW・重(西村淳)
7F 97.9-65.5-50.8-36.4-11.2(一杯)
栗東・CW・重(西村淳)
6F 83.3-67.0-52.2-37.1-11.3(馬なり)
610ボルドグフーシュ松山弘平牡758.067.214栗東・坂路・良(松山弘)
800m 53.9-38.9-25.0-12.2(末強め)
栗東・坂路・重(助手)
800m 54.8-39.9-25.7-12.6(末強め)
611デビットバローズ岩田望来セ758.028.310栗東・CW・良(岩田望)
6F 83.5-67.7-52.9-38.0-11.4(馬なり)
栗東・坂路・重(調教師)
800m 54.8-40.3-26.2-12.6(馬なり)
712レーベンスティールC.ルメール牡658.08.85栗東・CW・良(助手)
6F 82.2-66.3-51.5-36.9-11.4(G前仕掛け)
-
713ファウストラーゼン岩田康誠牡458.050.513栗東・CW・良(岩田康)
6F 82.8-67.2-51.6-37.0-11.4(馬なり)
栗東・CW・重(岩田康)
6F 83.1-66.8-51.4-36.4-10.8(一杯)
814タガノデュード古川吉洋牡558.031.911栗東・CW・良(助手)
6F 84.3-68.3-52.6-37.0-11.2(G前仕掛け)
栗東・坂路・重(助手)
800m 54.4-39.1-24.9-12.2(末強め)
815クロワデュノール北村友一牡458.03.11栗東・CW・良(団野大)
6F 82.3-66.6-51.6-36.7-11.1(一杯)
栗東・CW・重(団野大)
6F 83.8-68.5-53.7-37.9-11.1(馬なり)
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬4回2回2回13回19.0%28.6%38.1%
先行馬8回9回7回49回11.0%23.3%32.9%
差し馬5回6回8回77回5.2%11.5%19.8%
追い込み馬3回3回3回65回4.1%8.1%12.2%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠0回2回0回22回0.0%8.3%8.3%
2枠0回0回3回23回0.0%0.0%11.5%
3枠4回5回1回20回13.3%30.0%33.3%
4枠3回1回3回24回9.7%12.9%22.6%
5枠4回3回3回26回11.1%19.4%27.8%
6枠3回2回4回30回7.7%12.8%23.1%
7枠3回4回3回29回7.7%17.9%25.6%
8枠3回3回3回30回7.7%15.4%23.1%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
キズナ17回21回17回82回12.4%27.7%40.1%
ドゥラメンテ16回15回11回66回14.8%28.7%38.9%
エピファネイア13回12回12回89回10.3%19.8%29.4%
ディープインパクト13回11回16回88回10.2%18.8%31.3%
ルーラーシップ13回8回10回58回14.6%23.6%34.8%
ハーツクライ11回11回14回90回8.7%17.5%28.6%
キタサンブラック11回8回8回46回15.1%26.0%37.0%
キングカメハメハ7回8回1回28回15.9%34.1%36.4%
シルバーステート7回5回5回38回12.7%21.8%30.9%
ブラックタイド7回3回3回26回17.9%25.6%33.3%

大阪杯2026 - 過去10年のデータ傾向

キタサンブラック、スワーヴリチャード以降は…

道悪激太りのコントレイルや調教の動きの悪さがコンディション面の不安に直結したエフフォーリアなど、近年は、なかなかの結果が続いている。 万全の中山記念快勝後の参戦だったダノンキングリーも、たまたま、叩き良化の性質ではなかったから、逃げるという事故的な先行策も、ある意味、展開上の優位性はありながら、精一杯の3着だった印象。 どれもこれも、使った距離が怪しかったブラストワンピースも含め、騎手に責任を問うのは、いずれも筋違いである。
最後の連対となった2023年のスターズオンアースも、ルメール騎手がどうにも出だしで躓く、メンタル面の不安定さを組み込んだ準備がもうできていたから、完璧なラップのジャックドールをギリギリのところまで追い詰めることに成功も、内容はレースとして不完全。 秋のビッグマッチ以来のレースになる大駒の連中よりも、ショウヘイやレーベンスティールに食指がのびる部分もあるが、どういうわけだか…。 ダービー馬2頭の動き如何で、レースは大きく変質することは間違いないだろう。 両者のいずれかが人気になれば、大きく着順を落とすことはないはずの秋の出来と春の好内容との対比から、春は悪くないはずと読むことは、決して、筋悪ではないと思う。

主力のベースになりやすい有馬組はOKだが…

キタサンブラック、ぺラジオオペラなど、スプリングS覇者の5歳時盛り返し、むしろ、パワーアップの完勝劇は記憶に新しいが、2着は5着だったキセキ以外、ほぼ全滅。 いずれも、暮れの時点で自分らしいポジションをとっていたから、休み明けのレースでもまるで問題なかった。 鞍上のテクニックも光ったが、馬自身の適性も重要であろう。
ホープフルS勝ちのクロワデュノールは、どことなく、コントレイル的な匂いがするし、キャリアは酷似しているとできる。 京成杯勝ち以降、この距離はご無沙汰のダノンデサイルは、右回りの直線立ち上げ問題<後ほど、しっかりと見解を述べる>はあっても、瞬発力勝負になりづらい中山、阪神の内回りは本質的に適性あり。 東京で新馬戦以外ポカはないが、右回りはそれが散見される辺り、人気を左右することだろうが、バランスの悪い走りを強いられる中で、もしも、この距離がフィットしたのならば…、という読みができれば、この壁は難なく突破。 動き出しのタイミングを、2代目ベリベリジョッキー襲名の代打リュウセイがどう乗るか、ここはポイントになる。 脚質的にはフィットするが、キャラが信用できないメイショウタバルは、選り好みがあるにせよ、典型的な逃げ馬のそれが課題なので、スピードレースではコーナー4つの競馬に危ない面もあるから、ここは少し、行く気があるメンバーも多いので、自重しようと思う。

ジャパンCは微妙

ユーイチコネクションのダービー馬<金子コネクションとも言えなくはないが>がこのローテを選択し、3、5着。
有馬記念は悪くないが、その他で来たのが、香港C以来のジャックドールくらいで、どういうわけだか、昔はしっかりとG2っぽかったのが、G1になると同時に、渋い馬の宝塚記念選抜競走のプレップになったかのように、叩いてよくなる、前走負け馬が優勢。
前走勝ちの馬は金鯱賞から連勝のスワーヴリチャードを除くと、異様なローテでぶち抜いた無敗馬のレイパパレだけが勝っている。 この辺りの埋め合わせを、当然、芝G1組は完全補完のシステムになっていきそうなのに、新興のレースではないが、G1としてはまだ未成熟のレースであるのだろうか、季節感丸出しで、不安要素を醸している。 有馬を除き…。 急に、ショウヘイやレーベンスティールが怪しくなって、そうなると、狙える馬は少ないな…、という感じになってしまったから、クロワデュノールは自然昇格の黒=▲となってしまった。

福永調教師の現役復帰を要請いたします

さきほども先生をいじってやったが、本業ですっかり、性に合っていると語っている通りの好調ぶりで、コントレイル産駒だけが悩ましい存在…、というほどの充実ぶりを見せている福永祐一、ここでは元騎手を、もうひとイジリ。
コントレイルが雨馬場以前に、菊花賞でボロボロになった後に気合いでジャパンCを乗り切ったあとに、楽をさせつつ、将来展望で本質に合う馬格にした途端、やる気を失ったかのように、急な雨でダブルパンチとなった。 これが生涯唯一の連外し。 相手を考えると、同じように4歳緒戦をここに選んだエフフォーリアのように、燃え尽きて仕方ない部分もあったのかもしれないが、秋に完全体になったのだから、競馬が奥が深い。
そうした点から、後輩ダービー馬のダノンデサイルやクロワデュノールが学ぶべきは、程々のところで撤退の教え。 お互い、皐月賞は意外なことになったものの、本チャンはかなりイカツイ内容で…、そうした馬たちが、ジャパンCで惜しくも何ともない掲示板の結果だったが、厳しい内容の前走海外で共通していたから、ここでは格上のところで、見せ場なしの方が本当は問題あり。
元は、ダービー後の2戦目がここになったワグネリアンや、最初の年のマカヒキなど、苦しい結果は続き、これで川田、ルメール人気が加速する感じだが、ここは少し違うスタンスで狙いたくもなる。 連対がないのは、1番人気になるような要素がなかったから。 実は、ダービー馬で人気の中心になったのはコントレイルだけ。 これも走っていない、走れていないから、ダメな傾向ともとれるのだが、エピファネイアの主戦である先生、ゆういちが共通のクロワデュノール…。 福永祐一騎手なら、一気解決の傾向なので、勝ち切れないまでも、理想の形を示すことにはなるはずだ。
敵方に武豊<メイショウタバル>や横山典弘<マテンロウレオ>を含め、現状のトップオブトップを差し置いて、ダービー馬の方は人気になり、昨年のダービーで喜びを分かち合いつつも、雪辱を誓う坂井瑠星騎手が、無事に乗れる保証は今のところないものの、生涯の誇りであるフォーエバーヤングとのコンビで中東ビッグレースのダブルを達成した途端、こんなものは大したものではないな…、と気づくことに期待する筆者なのである。 意外な人が逃げそうな気もするが、セイウンハーデスの行き方次第という見立てが、筋読みの基本であるから、馬場状態と同じくらい、総合力勝負になる時計がどこの程度のモノになるかの読みに長けたベテランは有利だろうし、そうなれば、やはりダービー馬を両消しの判断は、構成上、無理筋という根拠になったというわけだ。

大阪杯2026- 出走予定馬の血統/成績/タイム

迸る闘争心?を解放させつつあるダービー馬が、三度覚醒する5歳シーズンとするか否か

ダノンデサイルの血統

自身や周辺に関連する、2000M重賞での実績についてまとめてみることにした。 出走すれば、中山競馬場の馬場に入場することにはなったものの、発走直前に回避をする神回の皐月賞を除くと、もう長いこと当該距離では走っていない。

京都2歳S=4着 京成杯=1着* 皐月賞=競走除外 という感じ。 特筆すべき戦績には*をつけておく。
このように、エピファネイアのことやその父のシンボリクリスエス、父母であるシーザリオなど、当たりをつけていくと、意外なことに気づかされた。 まず、7度この距離を使われ、うち、重賞競走は5戦しているエピファネイアであると、

ラジオNIKKEI杯2歳S=1着* 弥生賞=4着 皐月賞=2着* 産経大阪杯=3着 <G2時代> クイーンエリザベスⅡC=4着 天皇賞(秋)=6着 <ドバイワールドC=9着/メイダンの路面がオールウェザーからダートに変わった初年度>
これがシンボリクリスエスであると、

神戸新聞杯=1着* <阪神2000M時代> 天皇賞(秋)=連覇**<中山代替、リニューアル東京> 当該距離では3戦全勝
エピファネイアの母シーザリオはアメリカンオークス独走Vで、これも当該距離2戦2勝。 父方でこの前の代であると、秋天レコード勝ちのダービー馬・スペシャルウィークが目立つくらい。 隔世遺伝されていたら、この距離が本質ベストの可能性はあるが、東京の上がりが高速のレースには向かない。 シンボリクリスエスもスペシャルウィークも、前がかなりやり合った超縦長の展開であった。
一方、むしろ短距離型だった母トップデサイルの方に目を転じると、ダイナフォーマー<ダノンデサイルから見て母母母父>がケンタッキーダービー馬のバーバロを出したという以外は、無敗米三冠のシアトルスルー<トップデサイルの3代父>がいて、典型的な北米血統ながら、そうしたところでその血の長所が組み合わさるのであれば、皐月賞の高速展開も本当は悪くなかっただろうし、昨年の秋の天皇賞は合わなかったはずでも、ドバイ後に再遠征となったインターナショナルSで不安定なレースを強いられてから、むしろ、長い距離でのバランスの難しさを出しているくらいだから、あまりロベルト系らしい、早くから長い距離で走って尻すぼみの…、という展開にならないとするなら、早速、ドバイ回避のここで結果を出して不思議ない血統ではあるだろう。

大阪杯2026 - レース展開と最終予想

右回りでは致命的な弱点を持つダノンデサイルが、ドバイ遠征を断念し、わざわざ、この大阪杯にエントリーしてきた。 ここも回避し、欧州への再遠征も悪手ではないのかもしれないが、今度は古馬になってから主戦を務めたきた戸崎圭太騎手の騎乗停止で、いい感じに負けフラグが立っている。 しかし、ジャパンCも有馬記念も両方参戦し、失意の英国遠征<この頃から、どうも気性がこじれはじめた>もあったのに、まるでマイペースを貫いたような3着連チャンも、相変わらずの有馬記念の内モタれを見せつけるも、ジャパンCは気負うデサイルをなだめながらのハイペース追走で、いずれもフレンチコネクションの名手の徹底マークに合いながら、苦しい立場に追い込まれた割に、重厚な古馬らしい振る舞いと、荒ぶる本質<父も母も、いずれも気性が勝った血で固められている>が露見する死角という武器が先行しそうで、ならば、今回ような距離を使った方がいいのではないか…。
父を応援すると、いつも戸崎さんが前にいて…。 大井で調教師としても活躍する坂井英光パパは、案外、ライバルであった戸崎推しという意外な見解を述べていたが、日出ずる国の優駿たるフォーエバーヤングを駆るこの世で唯一のドライバーである息子瑠星騎手が、ベリベリジョッキー拝命<直々に代打指名>となれば、これも何かの縁。 東京大賞典で不滅の4連覇を成したオメガパフュームは、管理する安田翔伍調教師としての初年度から預かった、父隆行元師から贈り物となったが、ほぼ、自分で作っていった馬でもある。 3歳で東京大賞典制覇というのは、現行条件に限れば、武豊のゴールドアリュール、地方時代の内田博幸駆るアジュディミツオー、そして、坂井瑠星のフォーエバーヤングという、モンスターコンビばかり。 この中に混じって、何も不思議はないミルコ・デムーロとオメガパフュームの黄金コンビが結成できない4連覇達成後、G1ジョッキーとなる前夜の横山和生が代役に指名されたが、その5連覇の夢を奪われた代わりに、このレースを勝ったのがウシュバテソーロ、川田将雅でも優勝なので連覇。 この後がフォーエバーヤング…。
東京大賞典の話をしても仕方ないが、どうも、ダノンデサイルの話をしているのに、横山家と大井を中心とした南関東競馬の傑物とのコネクションの強さに、どうしても目を惹かれてしまうところがある。 そうした勝負事に必要な引きの部分で、見事なバランスでの協力関係が構築されてきたのかもしれない。 南関東にも縁のある川田騎手とは、実質的な兄弟弟子のような関係で、オメガパフュームの初G1級挑戦となったジャパンダートダービー<JRA調教馬に開放となった現在の東京ダービーのポジション>では、手綱を任されている。 この人も代打候補だったが、ショウヘイがいるのだから仕方あるまい。
ある意味、引き合うもの同士という関係。 どういうわけだか、様々なピースの動きに合わせて、フレキシブルなスタンスとなった坂井瑠星騎手は、意外や意外、まだ20勝にこの週のプラス分という思われているより少ない勝ち鞍に止まるが、誰も、その程度の騎手とはもう思っていない。 今年のJRA重賞は1勝に止まるが、1番人気3度で、期待を裏切った2回も含め、全て3着は外していない。 評価は勝った時に初めてされるものだが、フェブラリーS3着に文句を言うのも少し違う。 アドマイヤクワッズは、馬への期待値と同時に、鞍上への期待も込められていたような気もする。
ダノンデサイルの左右適性差は、字面だけでは掴みづらいところがある。
右回り 【3・0・2・2】 左回り 【2・0・1・2】
よく見ると、よっぽど右回りの方は走っているが、キャリア8戦<実戦7戦>、その出られなかった皐月賞までも語り草になっているダノンデサイルには、スーパージョッキーになった男の様々な好判断が積み重なり、意味のないような東京の新馬戦も、東京初挑戦ではないからダービー馬になれたと言い換えられる<皐月賞も視野に入れたローテを想定した時、地元ではなく、東京マイルの一番合わなさそうなところからスタートさせることを提言している時点で、もう先が見通せていたということになる>神采配の裏で、様々な右回り対策をほぼ全て出し尽くした結果が実ったようで、昨年の有馬記念の敗因の第一番手になっている、いわば、普通の競馬を出来ないキャラというところで、同じような戦歴になっていることは、ある種、異常なレベルでもある。
一昨年の3頭大接戦にジャパンCのようなスロー、あれは少しヤバいレベルの展開だったが、あのようなリズムとはまるで正反対の大レコード決着だった昨年もまたイレギュラー。 左回りでは安定しているこの馬が、右回りを敬遠すると、うまくローテを組み立てられない。 恐らく、ラストイヤーになる今年。 坂井瑠星騎手がどう跨るかがカギになるが、少し長い距離ではモタレがきつい傾向で、それが、すっくりしないレースとなった菊花賞の進路取りの妙な部分と重なり、有馬のスロー逃げ<あれだけやっても、ラチから距離が近いとスムーズに手前を変えられず、ずっと単調なリズムで走るだけで交わされてしまった>にもなったが、少し序盤は流れたけどスローだった昨年は、大きく内にモタれた。
ただ、京都2歳Sも京成杯も、一度修正を加え、2度目の立て直しをスムーズに行えると、アメリカジョッキークラブCもそうだったが、最後は真っすぐ走れる。 ラチにつけると面倒なことになるが、早め先頭でもダービーのような振る舞いが可能であるからには、少しオラオラ系になったダノンデサイルには、スマートな仕掛けから、十分な余裕を持った仕掛けで、自慢のロングスパートを決める10F戦が、実は、本質的に最も合っているような気がずっとしていた筆者からすると、ここで推さないという手はない。 本当はブリーダーズCにも展望があっていいし、昨年はドバイワールドCが一番手希望だったというほど。
安田翔伍という若き指揮官の躍動を、飛ぶ鳥を落とす勢いの坂井瑠星が助力することで、ベリベリホースは更なる進化を見せる可能性を秘める。 ここは初の阪神だが、よほど、ゲート内で暴れない限り、これまでひどいスタートのレースは一度もしていない馬。 かなり癖は強いタイプだが、案外、我慢強さも備えるダービー馬の背中から、あの時3着だった騎手が…。 これ、戸崎指名、リュウセイ指名…、いたずら心のある調教師とは言え、わざとやっているとしか思えない采配が、未だ解せぬところがあるが、ジャスティンミラノの主戦だった戸崎さんは、すっかりデサイルの虜になってしまったから、面白いものである。
そんなダノンデサイルの創造主的存在が、手替わり最初のアメリカジョッキークラブCで2着になっていたが、そのパートナー・マテンロウレオが、どうもスピードレースにしっかり適応して、5歳時のような先行力を進化させて、7歳の今、少し厄介な存在になりそう。 人気が集中する組み合わせで、この人馬が展開の鍵を握るように思う。 ここに父兄参観の対象となる息子がいる、そのことを後から思い出すことは避けたいが、案外、大穴単勝でも面白いと思えてきて、ちょっと怖くなってきた。

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