大阪杯2026【結果】|レース後コメント/動画/払い戻し/回顧

【レース結果速報】1着クロワデュノール(2.5倍)2着メイショウタバル(4.8倍)3着ダノンデサイル(3.9倍)

レース名第70回大阪杯 (G1)
日程2026年4月5日
優勝馬クロワデュノール
優勝騎手北村友一
勝ちタイム1:57.6
馬場
3連単配当5,240円

大阪杯2026- レース結果・配当・払い戻し・オッズ

着順馬番馬名タイム着差
115クロワデュノール1:57.6-
26メイショウタバル1:57.73/4
34ダノンデサイル1:57.91
414タガノデュード1:57.9クビ
53セイウンハーデス1:58.0クビ
単勝15250円
複勝15120円
複勝6180円
複勝4140円
枠連4-8800円
ワイド6-15350円
ワイド4-15230円
ワイド4-6410円
馬連6-15830円
馬単15-61,600円
3連複4-6-151,050円
3連単15-6-45,240円

大阪杯2026 - レース後コメント(騎手/厩舎)

「もちろん僕も期待していますが、皆さんも期待していただいての一番人気だと思います。それに応えられて嬉しく思います。公式会見でも言ったのですが、いろいろな方たちが繋いでくださった継続騎乗でしたので、その気持ちに応えたいという思いで、感謝の気持ちを持ちながら挑みました。タフな馬場だなと思っていて、その中でメイショウタバルという素晴らしいライバルがいいペースで逃げていたので、なんとか捕まえてほしいと思って一生懸命追いました。自分の中では今年はクロワデュノールという馬が主役だとずっと思っています。主役級でずっと引っ張っていけるように、クロワデュノールに頑張ってもらいたいです。たくさんの応援ありがとうございます。それに応えられて正直ほっとしたという気持ちもありますが、本当に何より勝てて嬉しく思います。これからも頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

※優勝した騎手北村友一のコメント(クロワデュノール)

大阪杯2026 - レース結果動画(YouTube)

大阪杯2026 - 回顧

キタサンブラックとの親仔制覇を達成すると同時に、同産駒のクラシックホースでの古馬タイトル奪取もこれが初。 ただのダービー馬対決勝利に止まらない、強さ継続の1勝は絶大な価値を持つ。
父はスプリングSで無敗制覇を達成から、しばらく、苦しい競馬をドゥラメンテなどに強いられていたが、菊花賞や春の天皇賞制覇以降、4歳秋になって、ジャパンCを勝ってから、苦しいレースを勝利した続戦の宝塚記念、ジャパンC以外は全て連対。 クラシックは完成度というよりは、作り上げる段階でスピード能力で上回る才能に屈した2戦のみ敗戦も2着のザ・サラブレッドたるイクイノックスは、その流れを汲んいる雰囲気がありながら、ダービーをもぎ取ったクロワデュノールは、強いマスカレードボールやショウヘイを負かして、苦しい秋になったものの、ここで復活。
ダービーで厳しい仕上げを強いられたのは、年明け5戦目のキタサンブラックとは対照的な、勝った馬にのみ辛い雌伏の時間を強いる、日本の厳しい消耗戦のルールが当てはまる中で、押せ押せローテのタスティエーラも5歳でG1を勝ったように、コントレイル以降はずっと古馬タイトルをダービー馬がとっている。 晩成の血には変わりないキタサンブラックであるが、ある程度の器用さで、レースを消耗最小限でこなしきるクロワデュノールのようなタイプに、イクイノックスとが違う魅力が備わっているとすれば、もはや、このラインの継続は盤石になった感もある。 この勝利は、見た目の迫力以上に凄まじい意味を秘めているのである。

メイショウタバルはセイウンハーデスのマークには遭わなかったが、代わりに、執念で立て直しを図られたファウストラーゼンの攻めの逃げ<実際は2番手も岩田騎手とすれば同意義の先行策>で、タフ馬場をさらに消耗戦にした先行にもなり、伏兵には全く出番のないレースになった。 内外でリアクション様々、特に、クロワデュノール陣営にしてみれば、うつむきたくもなるような枠順の明暗は、クロワに味方したことになる。
元来、両ダービー馬の運びに、卒はないからこそのダービー戴冠という内容であったから、終始、苦しいポジションで追走に手いっぱいの感じのダノンデサイルに、しっかりと進路選択の自由を奪う余裕を、前のタフネスホースに誘ってもらったりもして、見た目はギリギリでも、スパートのタイミングを誤れば、このレース連覇のベラジオオペラの二の舞に…、という判断を冷静に見極めた北村友一騎手の騎乗も、実は、理想的であったように思う。 しかし、見た目にも超合金ボディを目指すキタサンブラックの仔たちにすれば、いくらか、パワフルさ優先で、少しだけメリハリの面で物足りない、あくまでも叩きの印象が残った。
メイショウタバルは自分の競馬をしているが、違った意味で、仕上げに課題を持つダノンデサイル同様、お互いに世代の覇者であることを声高に表現するに相応しい才能であると、改めて、この重要な争いの中で、宣言したようなレースにもなった。 クロワデュノールは秋に苦しすぎるレースをしてきたから、その中で、この勝ち方をするということそのものに価値があったようにも思う。
タフ馬場を味方につけつつ、前半は58秒そこそこのハイラップで牽引。 そこに上がりにして、60秒弱の逃げ込みはさすがの一言に尽きる武豊であるが、この手の高速馬場で、実は見直したいということを示した、メイショウタバル自身のキャラも再確認したレースになった。 コンマ1ほど、昨年のダービー馬には先着したが、同期のビッグボーイを封じ込めている。
タフ馬場が得意なのは、ステイゴールドの直系なので当然であるのだが、実は、お父さんのゴールドシップが新聞を読んでいるかのように、一見、予定を乱すようでいて、得意条件を選んで、偉そうに独走劇を何度も演じてきたのは逆に、進みが良すぎる正反対の性格から、ゴールドシップが唯一、高速の上がりを見せた共同通信杯<ダービーを勝たれるディープブリランテを完封>が、良馬場の1800M。 武豊騎手のアドヴァイスもあったと言われる、ドバイターフ参戦時は、アジアンスター総出演のような構成で、小差の逃げ粘り。 有馬記念は距離が長いことを考慮し、仕掛けに様々な趣向を凝らした武豊騎手にしてみれば、この良回復の芝というのが、ベストに近い条件であることを堂々宣言したい部分はあるのかもしれない。 無論、他が苦しいからこそ、この手の渋馬場も不得手ではないとは思うが、変な馬の代表産駒がまじめにいつも走るわけがない。 天才的な頭脳を持つゴールドシップが、走ることに一生懸命になるメイショウタバルを出したことに、らしさを感じるのは、筆者だけでない。 惜しかったが、毎日杯の1800であれば、もしかすると圧勝であった可能性さえ感じたレース内容である。
終始窮屈、今までになく、レースを戦う余裕を一切持たずに、ずっと走らされていた感じもあるダノンデサイルは、今までと違う表情を見せたが、最初の段階から、外へ出して、スムーズにレースを組み立てる坂井瑠星騎手のイメージがあったような動きからすると、序盤から𠮟咤される状況は、想定以上に苦しいレースになったと思える。 ただ、変な馬の現役競走馬の代表格であるこのダービー圧勝馬も、やはり、只者ではない。
外に出そうと思ったところで、器用に立ち回れるほどの馬込みの捌きを騎手にだけ委ねていたようなところもあったダノンデサイルは、やけに不器用なスタイルのまま、内に1頭置く前追撃の直線でも、モタれることはほとんどなく、最後まで走り切っていた。 距離が短かったというような母系の血統ではないが、内面がより成長をすることで、狡さも少し出てきたのだが、やる気はパドックから程よく感じさせるのだから、なかなか面白いい。 気性的に、エピファネイア産駒の前進気勢ややる気という部分では、早熟にさえ思わせる、激しさを活かした、強烈な勝負意欲にどことなく支えられた産駒ばかりで、尻すぼみがほとんど。
同じ様なキャラであったサンデーサイレンス産駒も、最初に長い距離の古馬タイトルを得たのは、人間臭い性格だったとされる武豊騎手のスペシャルウィークであった。 面白いもので、シーザリオを挟んで、この色々な性格の血をベストミックスというか、色々な人間の試みによって、違う形での成功のパターンを、勝ち切った偉いクロワデュノールと同様、このベリベリホースも見せている。 最後枯れることのない、それこそ、キタサンブラックのようなキャリアを積み上げることになったが、案外、バランスの良くなった右回りでのパフォーマンスから、ロイヤルアスコットに行っても面白いような気がしてきた。 道悪の宝塚という条件は合いそうにないというのもある。
ショウヘイもレーベンスティールもファイトしていた<川田、ルメール両騎手は珍しく挑戦者として善戦>ものの、タガノデュードが上昇力に封じられた感じもある。 自分らしさを取り戻した中山記念1番人気馬が、その圧勝馬を差し返して、ねじ込んだと同時に、またも外から追撃してきたこの5歳馬の上昇力は、想像を超えて、伏兵の域を超えてきている。 業師ぶりに磨きをかけてきたベテランの古川吉洋騎手は、50手前にして、究極の馬乗りに進化を遂げつつある。 癖馬の依頼をこなし、難しいバランスで乗ることを強いられるながらも、G1で戦える馬を得て、こちらのおじさんも大威張り状態だ。 思えば、金鯱賞勝ちのシェイクユアハートではなく、その前に小倉で勝ったこの馬でG1参戦。 池添騎手も乗りたいだろう、ヤマカツエースの仔で、父超えの2着以上は敵わなかったが、伏兵がまだたなかった中で、この面白い男コンビに、少し違った感情を抱いたファンは、きっと多かったはずである。