NHKマイルカップ 予想

宝塚記念を予想!

1996年にJRAが図った大転換施策の一つとして、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍馬が激増していた外国産馬が、3歳春にクラシックレースに一切出られないという<2001年以降徐々に解消>不遇に対し、
最も合理的な解決法として、前年までダービートライアルとして重要格付けの一戦に位置づけられたNHK杯を完全リニューアルして創設されたのが、全ての3歳馬に出走可能なGⅠレース・NHKマイルCです。
ところが、時代の流れに則して、内国産馬のレベルアップと輸入される競走馬の絶対数が減った影響が、準クラシック競走という立ち位置から、
単純なマイルチャンピオン競走に変化させる最大要因により、細分化がより進んだ現在は、中距離型の参戦そのものが激減しています。

開催年馬名備考
1998年 
エルコンドルパサー同年ジャパンC制覇
2001年クロフネ 同年ジャパンCダートレコード勝ち
2010年ダノンシャンティ このレースを日本レコードで快勝

NHKマイルカップの特徴

何の縛りもない東京の1600Mコースということで、実力がない者は、即時脱落の厳しい条件であると同時に、
反対に、団栗の背比べでかつ雨でも降ろうものなら、良馬場でされ荒れるのに、度を越した波乱も2000年代では頻発していました。
最近、その雨の影響がほとんどないため、前走で大敗していたような馬が台頭する条件は限られますが、レベル差は世代内のタレントの絶対数に比例するため、不当な低評価を受けた馬には要注意です。

NHKマイルカップの歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2011年
グランプリボス
牡3
57
C.ウィリアムズ
1ニュージーランドT③・阪神
サクラバクシンオー
コティリオン
牡3
57
小牧太
2毎日杯②
ディープインパクト
リアルインパクト
牡3
57
内田博幸
4ニュージーランドT⑪・阪神
ディープインパクト
2012年カレンブラックヒル
牡3
57
秋山真一郎
1ニュージーランドT①
ダイワメジャー
アルフレード
牡3
57
C.ウィリアムズ
3スプリングS「12」
シンボリクリスエス
クラレント
牡3
57
小牧太
15弥生賞<12>
ダンスインザダーク
2013年マイネルホウオウ
牡3
57
柴田大知
10ニュージーランドT⑦
スズカフェニックス
インパルスヒーロー
牡3
57
田中勝春
6ファルコンS①
クロフネ
フラムドグロワール
牡3
57
横山典弘
8京成杯⑩
ダイワメジャー
2014年ミッキーアイル
牡3
57
浜中俊
1アーリントンC①
ディープインパクト
タガノブルグ
牡3
57
三浦皇成
17橘S①
ヨハネスブルグ
キングズオブザサン
牡3
57
蛯名正義
12皐月賞⑮
チチカステナンゴ
2015年クラリティスカイ
牡3
57
横山典弘
3皐月賞⑤
クロフネ
アルビアーノ
牝3
55
柴山雄一
4フラワーC①
ハーランズホリデイ
ミュゼスルタン
牡3
57
柴田善臣
2スプリングS⑦
キングカメハメハ
2016年メジャーエンブレム
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞④
ダイワメジャー
ロードクエスト
牡3
57
池添謙一
2皐月賞⑧
マツリダゴッホ
レインボーライン
牡3
57
福永祐一
12ニュージーランドT⑤
ステイゴールド
2017年アエロリット
牝3
55
横山典弘
2桜花賞<5>
クロフネ
リエノテソーロ
牝3
55
吉田隼人
13アネモネS④
スペイツタウン
ボンセルヴィーソ
牡3
57
松山弘平
6ニュージーランドT<3>
ダイワメジャー
2018年ケイアイノーテック
牡3
57
藤岡佑介
6ニュージーランドT②
ディープインパクト
ギベオン
牡3
57
M.デムーロ
2毎日杯②
ディープインパクト
レッドヴェイロン
牡3
57
岩田康誠
9アーリントンC③
キングカメハメハ
2019年アドマイヤマーズ
牡3
57
M.デムーロ
2皐月賞④
ダイワメジャー
ケイデンスコール
牡3
57
石橋脩
14毎日杯④
ロードカナロア
カテドラル
牡3
57
B.アブドゥラ
7アーリントンC②
ハーツクライ
2020年ラウダシオン
牡3
57
M.デムーロ
9ファルコンS「2」
リアルインパクト
レシステンシア
牝3
55
C.ルメール
1桜花賞「2」
ダイワメジャー
ギルデッドミラー
牝3
55福永祐一
6アーリントンC<2>
オルフェーヴル
2021年シュネルマイスター牡357C.ルメール2ディープインパクト記念②キングマンソングライン牝355池添謙一7桜花賞⑮キズナグレナディアガーズ牡357川田将雅1ファルコンS②フランケル
2022年ダノンスコーピオン牡357川田将雅4アーリントンC(G3)ロードカナロアマテンロウオリオン牝357横山典弘3ニュージーランドT(G2)ダイワメジャーカワキタレブリー牡357菅原明良18アーリントンC(G3)ドレフォン
2023年シャンパンカラー牡357内田博幸9ニュージーランドT<3>ドゥラメンテウンブライル牝355横山武史8ニュージーランドT<2>ロードカナロアオオバンブルマイ牡357武豊3アーリントンC「1」ディスクリートキャット

良は無印・○は着順/<稍>「重」【不良】

NHKマイルカップ 過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気4回1回0回5回40%50%50%
朝日杯参戦馬5回2回4回39回10%14%22%
阪神JF参戦馬1回1回0回8回10%20%20%
毎日杯組0回4回0回8回0%33%33%
皐月賞組2回1回1回13回12%18%24%
桜花賞組2回1回0回12回13%20%20%
無敗馬1回1回0回4回17%33%33%
アーリントンC1~3着1回0回4回18回4%4%22%
ニュージーランドT組4回0回2回54回7%7%10%

朝日杯の組が強いというより、阪神に替わる前の中山の時代から、継続的に勝ち馬を出している主要路線の大元のようなところがあり、
当然、同じワンターンでコネクションもあるため、まずは、数が一定以上存在する主要路線組の取捨選択が肝になります。
ニュージーランドTもアーリントンCも、数の割に安定して好走馬を出せないのは、好結果が本番の内容と比例しないため。
ならば、朝日杯に参戦した実績やその好結果を、ここで反映した方がずっと利口というわけです。

昔は、アーリントンCから毎日杯のローテになって、次が本番ということもあってのコネクションが存在していて、毎日杯組はその他の1800辺りを使っていた馬を取りまとめる意味もあって、
NHKマイルCの伝説の勝ち馬列伝では、この組がやたらと登場してきたのですが、皐月賞前日のアーリントンC開催となって、徐々に、トライアルとしての機能が強化されつつあります。
いずれ、完全に主流となる中3週以内の組と、クラシックトライアルからの直行組の対決構図になるでしょうから、毎日杯がダービーへ向けたステップに使われ始めている現状、あまり信用しない方がいいのかもしれません。

NHKマイルカップの攻略ポイント

中山ではNHKマイルCでは問われない能力が求められるので、まるでコネクションがないようで、皐月賞やそのトライアルも中山で行われる以上は、
案外、朝日杯が阪神で行われるからこそ、関東圏での実績は、中山でこそという面もあります。
ラウダシオン以外の勝ち馬は、中山でも好走実績のあった馬ばかりで、細かいことでも、関西馬が中山<できればNZT以外で>を使っていれば、リスクは軽減されると思えます。

NHKマイルカップ2024の予想 過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

NHKマイルカップの予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第29回NHKマイルカップ (G1)
グレード重賞(G1)
日程2024年5月5日(日)
発走時間時分
開催場所東京競馬場
距離芝1,600m
コース左回り
賞金1億3000万円
レコードタイム1:30.5

NHKマイルカップ2024予想-予想オッズ/出馬表(馬柱)/出走予定馬の馬体診断/想定騎手/最終追い切り評価(枠順確定)

NHKマイルC2024の予想オッズと登録馬

枠順馬番出走予定馬騎手性齢斤量予想オッズ人気1週前追い切り最終追い切り
1ノーブルロジャー松山弘平牝357.011.45栗東・坂路・稍重(助手)
800m 56.9-42.0-27.0-13.2(馬なり)
栗東・坂路・稍重(松山弘)
800m 55.1-40.4-26.3-13.1(馬なり)
1ダノンマッキンリー
北村 友一牡357.027.18栗東・CW・稍重(北村友)
5F 64.6-50.9-36.8-11.7(一杯)
栗東・CW・稍重(北村友)
5F 66.8-51.1-36.5-11.6(馬なり)
2ディスペランツァ鮫島克駿牡357.016.46栗東・坂路・良(助手)
800m 51.7-37.7-24.1-11.9(一杯)
栗東・坂路・稍重(鮫島駿)
800m 55.4-40.3-26.2-13.2(馬なり)
2イフェイオン西村淳也牡355.049.913栗東・CW・稍重(長岡禎)
5F 66.8-50.9-35.5-11.4(強め)
栗東・坂路・稍重(助手)
800m 56.7-41.6-27.5-13.3(馬なり)
3ボンドガール武豊牡355.010.64美浦・ウッド・稍重(嶋田純)
6F 82.9-65.9-50.7-36.0-11.0(G前仕掛け)
美浦・ウッド・重(嶋田純)
6F 85.5-68.7-52.9-37.6-11.2(馬なり)
3ロジリオン
戸崎圭太牝357.030.59美浦・ウッド・稍重(北村宏)
6F 83.0-66.3-51.2-36.6-11.4(馬なり)
美浦・ウッド・重(戸崎圭)
6F 84.1-67.3-51.6-37.0-11.4(馬なり)
4チャンネルトンネル
岩田 望来牡357.034.611栗東・CW・良(調教師)
5F 68.8-53.5-38.2-11.7(馬なり)
栗東・坂路・稍重(岩田望)
800m 54.6-39.8-25.8-12.9(馬なり)
4エンヤラヴフェイス
菱田裕二牡357.0169.918栗東・坂路・稍重(助手)
6F 53.4-39.5-25.8-13.1(一杯)

栗東・坂路・稍重(助手)
800m 54.0-39.5-25.7-12.9(一杯)
5キャプテンシー
M.デムーロ牡357.033.110栗東・CW・稍重(M.デムーロ)
6F 82.6-68.0-54.1-39.2-12.1(稍一杯)
栗東・坂路・稍重(助手)
800m 53.4-38.8-25.4-12.6(馬なり)
5ウォーターリヒト菅原明良牡357.0104.117栗東・坂路・良(助手)
800m 54.6-39.3-25.3-12.3(末一杯)
栗東・坂路・稍重(助手)
800m 54.7-39.7-25.5-12.7(一杯)
6ゴンバデカーブースJ.モレイラ牡357.010.53美浦・ウッド・稍重(助手)
6F 82.8-65.9-50.6-35.6-11.3(一杯)
-
6アレンジャー
横山和生牝357.056.814栗東・CW・良(助手)
6F 79.9-64.0-49.3-35.4-11.5(一杯)
栗東・坂路・稍重(横山和)
800m 53.1-38.3-24.7-12.7(馬なり)
7アスコリピチェーノC.ルメール 牝355.03.32美浦・ウッド・稍重(北村宏)
6F 79.4-65.0-50.8-36.9-11.1(直強め)
美浦・ウッド・重(助手)
6F 82.2-66.1-51.0-36.9-11.1(馬なり)
7シュトラウス
北村宏司牡357.034.812美浦・ウッド・稍重(北村宏)
7F 94.2-65.0-51.4-37.4-11.2(馬なり)
美浦・ウッド・重(北村宏)
7F 95.2-64.2-49.9-36.0-11.2(馬なり)
7マスクオールウィン岩田康誠牝355.085.116美浦・ウッド・稍重(助手)
5F 66.3-51.2-36.6-11.6(強め)
美浦・ウッド・重(助手)
6F 83.2-66.8-51.9-37.5-11.5(馬なり)
8ジャンタルマンタル川田 将雅牡357.03.31-栗東・坂路・稍重(助手)
800m 56.7-40.9-26.2-12.3(馬なり)
8アルセナール
横山武史牡355.019.87美浦・ウッド・稍重(助手)
7F 96.4-65.3-50.5-36.8-11.3(馬なり)
美浦・ウッド・重(助手)
5F 68.2-52.4-37.6-11.4(馬なり)
8ユキノロイヤル
石橋脩牝357.062.115美浦・坂路・稍重(石橋脩)
800m 54.0-39.8-25.9-12.4(一杯)
美浦・ウッド・重(助手)
6F 84.8-68.2-52.4-37.6-12.1(強め)
脚質1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
逃げ馬3回1回1回15回15.0%20.0%25.0%
先行馬4回7回4回66回4.9%13.6%18.5%
差し馬8回7回11回133回5.0%9.4%16.4%
追い込み馬5回5回4回85回5.1%10.1%14.1%
枠順1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1枠0回5回2回33回0.0%12.5%17.5%
2枠2回2回2回34回5.0%10.0%15.0%
3枠2回2回3回33回5.0%10.0%17.5%
4枠2回0回1回37回5.0%5.0%7.5%
5枠2回4回4回30回5.0%5.0%15.0%
6枠4回0回3回32回10.3%10.3%17.9%
7枠5回3回2回50回8.3%13.%16.7%
8枠3回4回3回50回5.0%11.7%16.7%
種牡馬1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
ディープインパクト47回22回21回211回15.6%22.9%29.9%
ロードカナロア27回33回25回182回10.1%22.5%31.8%
エピファネイア23回14回15回121回13.3%21.4%30.1%
ドゥラメンテ17回14回10回86回13.4%24.4%32.3%
モーリス14回16回16回101回9.5%20.4%31.3%
ルーラーシップ13回11回11回121回8.3%15.4%22.4%
キングカメハメハ11回14回7回70回10.8%24.5%31.4%
キズナ11回12回5回76回10.6%22.1%26.9%
ダイワメジャー11回10回11回101回8.3%15.8%24.1%
ハーツクライ10回16回19回102回6.8%17.7%30.6%

NHKマイルカップ2024予想 - 過去10年のデータ傾向

1番人気は好走をするものの、掲示板の下の方がほとんど

冒頭から言い訳ばかりだが、その調子で続けさせてもらう。(笑)

ルメールの失態でグランアレグリアを無理やり馬込みから抜け出させようして、皐月賞のミスライドと合算方式で、ダービーに乗れなくなって大変なことになった=レーン共に沈んだサートゥルナーリア<アーモンドアイに乗る予定だった安田記念の週からは乗れたが、よもやの斜行をスタート直後のボコッと発進の影響でモロに食らう形で3着>という出来事の前にも、内のトラフィックで自滅することで、藤岡佑介・起死回生の予定外直線一気=ケイアイノーテックでのG1初制覇アシストとなったタワーオブロンドンの怪など、無駄にドラマチックな場面を演出してきた御大は、間に合うような間に合わないような状況で…。

もし、不死身を証明するための帰還なったなら、デビュー戦騎乗のアスコリピチェーノやお手馬のアルセナールだけでなく、乗ったことのある問題児・シュトラウス<北村宏司騎手がどれに乗るか問題が発生中の2週前、ルメさんの状態次第という意味も含まれる>に、ゴンバデカーブースの参戦のあるなし、出てきそうなダノンエアズロックなど、復帰祝いできそうなメンツは一定程度いるが、人気になるのは、ここではアスコリピチェーノだけか。

川田騎手の本気が見られるジャンタルマンタルが本命候補である以上、ここがブレない調整で臨戦態勢万全となったら、ハードローテに近いが、確実に僅差でも人気最上位だろう。

キャリア形成の軸である高速マイルへの対応力でアスコリピチェーノがずっと先に行っていたものを、猛レコードの皐月賞で一気に挽回した内容で買われるはずだが、両者勝ったり負けたり、とはルメール騎手との関係でもあるわけだが、その他含めて、過剰人気馬とルメール問題を除いて、3着以下が少し多い。

ただ、そこは二枚看板であるから、ズブも少し長かったタイプも持ってきているので、ゴールデンシャヒーン以来のG1再戦叶えば、どちらかは3着に来ると思っておけばいいだろう。

主流を成すことだけは間違いないクラシック転戦組は、信頼度低めという、何とも言えない傾向

皐月賞組の優勝馬は、横山典弘騎手のクラリティスカイとデムーロ騎手のアドマイヤマーズ。

いずれも1番人気馬が5着だった。

桜花賞組だと、ルメール騎手のメジャーエンブレムとノリ騎手のアエロリット。

いずれも桜花賞不発、メジャーエンブレムは継続の1番人気で、アエロリットの年も桜花賞出走馬・カラクレナイが人気。

全てが東京での高水準の1800以下の重賞で結果を残していたから、この点で、両2歳王者への不安はほぼなくなったとできる。

重賞未勝利だったアエロリットは、クイーンCで桜花賞で逆転を許すレーヌミノルに先着し、オークス好走のアドマイヤミヤビと好勝負だった。

ただ、東京の重賞を走ったことはない女王と、ジャスティンミラノに完敗だった西の王者は、完璧に狙い目とまではならない。

その他が買えない以上、両者を人気でも押さえるところでは万人共通の思考でありながら、少し速すぎた一冠目のハイレベルマッチからのローテも含めて、グランアレグリアの敗因がここだったことを踏まえると<降着事象発生に関わらず、アドマイヤマーズにまたねじ伏せられていた印象>、斜に構えたくなる気持ちに偏りつつある。

昔より来ないけれども、来ると穴馬券が発生する仕組みを作っている毎日杯組は、遊びでも買いたい

最近来たのは、ミルコを狙うべきとなった最初の年である2018年のギベオンと、石橋脩なら走ることを証明した謎多きサッカーボーイ一族であったケイデンスコール。

ケイデンスコールが走ったことで、レーン騎乗の弟・インダストリアは人気になりすぎた。

どっちも得意コースに偏りがあった。

近親のバランスオブゲームと瓜二つ。

そして、オッズに関係なくして、2着が最高というのがポイント。

勝ったのはケイアイノーテックとアドマイヤマーズ。

朝日杯の時点で、このクラスへの目途を立て、また勝ち方をマスターしていた。

強い相手に勝っているだとか、クラシック級との対戦がある組に、新規参入組やケイデンスコールのように、巻き返せる条件を備えていたなどの魅力があった。

乗り替わりはあるものの、皐月賞で期待されることにもなったメイショウタバルの完敗も、後のトライアル勝ち馬・エコロブルームを完全制圧のシンザン記念快勝馬・ノーブルロジャーは、この路線の準エース級に位置づけられる存在。

主要重賞で人気になったことのある組に魅力がないと感じた時、この馬がその対抗一番手に上がる。

別定から馬齢の競走に変化したファルコンSは、第3のトライアルになること確実

ファルコンS2着だったラウダシオン、グレナディアガーズらは、朝日杯の時点で強敵を相手に戦っており、ラウダシオンは重賞初勝利がここになったものの、初の東京であった前々走のクロッカスSで逃げ切り勝ち。

いかにもミルコに適したパートナーだったという印象もある。

グレナディアガーズはレコードで朝日杯を制し、ファルコンSも好時計決着の小差2着。

当時は別定で、勝ったルークズネストとは微差ながらも、1kg重い斤量だった。

今年はそれがフラットになり、わんさか強い馬が登場。

取捨難解だったモーリス兄弟<シュトラウス、ダノンマッキンリー>が人気になり、朝日杯で少しだけ先着だったダノンが勝った。

実は、連対のダノンマッキンリーだけ、近年の傾向であるオープン好走、賞金加算実績がなかった買えない馬であり、その他の2頭が買えるとなってくるのだが…。

朝日杯に続いて結果の出なかったシュトラウスと東のトライアルを挟んでそこも走らなかったエンヤラヴフェイスなどと比べ、重しになるような実績はなくとも、路線の安定勢力であるオーキッドロマンスと常に好勝負で、スパートに至る過程でいつも何かしらかの不具合を抱えるロジリオンがマイル実績で乏しいものの、グレナディアガーズもマイルで結果が出ずに、1400の未勝利を圧勝した後、朝日杯で高速レースに乗じて実力発揮の後にここに挑んだことからも、スピード優先型は比較的有利の傾向を味方につけられる可能性が大いにある伏兵の一頭。

後のスプリント重賞好走馬もよく好走するから、ならば、ダノンマッキンリーではないか…。

人気面の妙味からも、本来は東京で強い戸崎圭太<近年は中山でいつも元気になるが、今年もそうだった…>に期待して、穴軸の人気馬にパラパラ流すせこい作戦で、ボチボチの払い戻しへ期待する小さな人間らしいつまらない買い目で、レースを楽しみたいと考える。

NHKマイルカップ2024予想 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

かなり強い2歳王者両頭にはもう少し静かにしていてもらうべく、隠れ府中巧者の隠れ良血馬から狙う乱戦

ロジリオンの血統

父リオンディーズの母シーザリオが、名競走馬にして、偉大なる母になったことはあまりに著名であるが、母ビービーバーレル<2016年フェアリーS優勝、以降ダートで活躍>のファミリーは、そのもっと前から発展してきた。

90年代を中心に、母ダンシングキイの仔がターフを賑わせていたが、このダンス一族、母ネイティヴパートナーを持つキーパートナーとベヴベヴの一つ違いである姉妹の関係であり、ロジリオンはその姉から連なる名血の血筋。

春の天皇賞を制し、ダートでパンチの効いた活躍を見せた名牝を送り込んだスズカマンボもその一族。

また、スタッドブックなどを用いず調べた時、長姉として登場するファビュルージューンのひ孫の世代に、2000年にこのレースを制したイーグルカフェが登場する。

もっと言うと、ネイティヴパートナー系という括りが一般的なこの良血系を、一代上のディナーパートナーと筆者が括るのは、その仔、ネイティヴパートナーの半弟にジムフレンチがいるから。

自身はキャノネロという二冠馬が誕生した年のクラシックを走ったので、サンタアニタダービーを勝つので精いっぱいだったが、クラシック戦2着2度は立派。

その産駒から、東京優駿・日本ダービーを大レコードで制した岩元市三騎手<言わずと知れたテイエムオペラオーの管理調教師>のバンブーアトラスという大ヒット作を出すことで、一応の成功を見せた。

ダンスパートナー、インザダーク、インザムードのクラシックウイナーに加え、レコード決着のダービーで好走のスズカマンボらは、同じサンデーサイレンスを父に持つ血統馬として、まずは認識されたが、薄めにその血を受け、シーザリオ経由で得たサンデーサイレンスに絡むヘイローのクロスを有することで、ミスプロの血を持つ者同士の配合でもあるから、これもクロスしたから、雰囲気はスズカマンボ。

ただ、兄のエピファネイアよりキングカメハメハ替わりでスピード強化のリオンディーズの産駒は、総じて、自身と同じように2000Mが限界になる事が多い。

そして、ダンス一族と同じように、母系にリボーの血を持つロジリオンは、母以上にクラシックディスタンスへの適性を秘める。

単なるスピード型というより、これまでのキャリアで目立たない、根幹距離適性を内在する。

ちなみに、ジムフレンチはブライアンズタイムの母父でもあるグロースタークの産駒であるが、この馬、実はホイストザフラッグと同じ1968年のUSA産。

畏れ多い、リボー系の頂点に君臨するとして異存のないアレッジド<凱旋門賞連覇、セントレジャー以外全勝>の父となるわけだが、どういうわけだか、同じホイストザフラッグを父に持つリンケージが、ロジリオンの4代母の父に入るのは、きっと、当時からリボー系と相性がいいと事を認識していたのだろうから、偶然ではないはずだ。

成功のモデルにピタリと合うこの血統馬を、3歳G1で買わない手はない。

NHKマイルカップ2024予想 - レース展開と最終予想

古賀慎明調教師のロジリオンに対する、これまでの距離適性へのジャッジに誤りはなかったように思うが、前段で記したように、この馬のキャリアは全く順風満帆とは行っていない印象がある。

その典型が、前走のファルコンS。

その前のレースである2勝目を挙げたクロッカスSが、少し太目残りだったことに、このレースを使うことを踏まえて、最終目標を今回のNHKマイルCであるとか、その先の葵Sどちらかに振っていく指標を得る結果を求めたところで、慎重さが裏目に出たかのような馬体重変化なしでの出走は想定外だったはずだが、想定された程度の出負けから、本来は得意だろうハイペースをライバルのオーキッドロマンスが作り出したところで、途中から人気のソンシを徹底マークできるポジションにつけ、2番人気馬のこと、絶好の展開になるはずだったが、近年の川田騎手=ソンシの騎乗者がまず進路選択や力関係の見誤りをすることはないところで、直線は案外の伸び。

毎年、直線の攻防は激しいものになるファルコンSは、今年も17頭立てで、モーリス産駒の人気2頭も登場して、例年以上のハイレベル戦だったが、川田騎手が現状の力を出し切ったと語ったように、目標にすべき対象が違っていては…、という感じで、理想の形の抜け出しを出来なかった好位の人気馬の後ろをつく、伏兵の常道がハマらなかったことで詰まったロジリオンは、無念の5着だった。

直線で脚を使う場面は、ついに一度もなかった。

元々、気性的な問題を抱えて不思議のない父と母の血統的特性から、1400Mを中心に使われてきたが、初戦があまりにも序盤からだらしなかったもので、直線の確実な末脚から次走こそマイル戦に挑むも、これももたついて勝ちそびれた。

3戦目は東京の1400で、初騎乗の戸崎騎手で、直線の伸びが素晴らしいと言える、うっぷん晴らしの快走であったが、一瞬、重馬場の恩恵もあったのではないかと、リオンディーズ×パイロの血統構成に勝因を求めたりもしたが、京王杯2歳Sの結果で、評価は一変する。

伏兵評価で、新馬戦の手綱を執った北村宏司騎手に手が戻ったところで、相変わらずの序盤の進行ながら、高水準の1400、1600重賞の展開を約束する34秒台前半のバランスラップとなり、本来はこうした流れは得意だろうロジリオンには、チャンス十分だったのだが…。

地力はあっても、勝ち運に恵まれない馬の典型であるドン詰まりがここでも発生。

隣に勝ち切ったコラソンビートもいて、理想の流れだったのに、勝ち馬の前には馬はいなかったが、直線を向いて、前に伸びあぐねた2頭を捌く過程で、武史騎手のコラソンビートはトップギアに入れていて、それがオーキッドロマンスを捉えに全力で追いかけ始めてから、その進路に切り替えるロスがあって、結果、コンマ1秒負けただけ。

モタモタの原因は出の悪さだが、前々走のクロッカスSがスローで太目残りの慎重なレースで勝ち切った内容であり、初勝利も決して得意というわけではない道悪で勝ち切ったことを含めると、絶好機に力を発揮できない脱落者にありがちなキャリア形成ながら、賞金加算は案外順調で、G1に楽々出走のポジション。

滅多にいないタイプだが、こんな馬がいきなりG1に出てきて、ぶったまげるようなパフォーマンスを魅せるなんて、コパノリッキー<フェブラリーSを最初に勝った年は、園田重賞圧勝後の故障明け2戦いずれも完敗で、単勝200倍超え。いきなりのG1出走もエース級のホッコータルマエを力でねじ伏せ、以降はライバルとなる>、ヒシミラクル<ノーリーズン落馬の菊花賞で重賞初制覇、翌日の宝塚記念以上のタイムで旧500万特別をぶっ千切った実力を神戸新聞杯完敗後の本番で見せつける逆転の物語がスタートした超消耗戦>などなど、まるで輝きを放つとは思っていないような原石が、一気の相手強化で、凄まじく高速で研磨されることで、突然変異の様に能力開花というのは、決して珍しくはない。

ヒシミラクルが勝った菊花賞には、畑違いとなっていくアドマイヤドンや同冠号のマックス、名バイプレイヤーとして長く活躍するローエングリン、バランスオブゲームらのほか、ゴール前熱戦を演じたメガスターダム、ファストタテヤマらが、当時少し評価を下げていた在来牝系の出身で、雨馬場での適性で良血を上回ったようなところもあった。

斯く言うヒシミラクルも、80年代前半までは大物を多くターフに送り込んできたヘレンサーフのファミリー。

面白いもので、メガスターダムの母父マルゼンスキー、ファストタテヤマの父ダンスインザダークの牝系、ヒシミラクルは表面上のナスルーラ5×5に対してのヘイロー5×5などの要素が、ロジリオンの特徴にそれぞれ取り込まれている。

ヒシミラクルには巧みにナスルーラ系のクロスが取り込まれ、少し前に歴史的逃げ切り勝ちを決めた横山典弘騎手のセイウンスカイとよく似た血統構成が組み込まれ、どちらも翌年の春の天皇賞も好走している。

ヘイルトゥリーズンのクロスを表面的には抑えつつも、父も母も隠し持っているようなところがあるロジリオンの血統構成は、実は、本番でこその狙いが立つというような、実に特異な性質を秘めている可能性が十分に考えられる。

戸崎騎手はこのレースでグランシルクに乗って人気を裏切ってしまったが、その翌週のヴィクトリアマイルをストレイトガールと共に快勝。

翌年も同じコンビで勝っただけでなく、昨年ソングラインで3勝目を挙げるまでに、中距離型と思われた2頭を3着に持ってきている、これも隠れた東京マイルG1巧者。

安田記念では、歴史的な3歳馬による優勝=堀厩舎のリアルインパクトを決めたほか、アエロリットやソングラインなど、東京待ちの名牝を確実に上位に連れてきている。

人馬とも、人気落ちでこそ狙い目の舞台。

何か見えざる力に導かれたかのように、皐月賞2勝目を決めた戸崎圭太が、待望のダービー戴冠を決めるとすれば、直前の東京G1で外すわけがないはず…。

各馬、騎乗者たちへの期待を総合的な観点から整理し直した結果、隠れた魅力にあふれるこの伏兵を買わない手はないと考え至った。

色々集まりすぎた世代統一戦の趣もある今回、過剰に実績を買うような手段を選択するよりも、こうした実力発揮の機会を渇望するような挑戦者を狙った方が、買う側のメリットは大きいようにも感じている。

また、新潟大賞典が裏で行われる上に、件の落馬禍の事情と合わせて、期待の外国人騎手・モレイラ、ドバイWC独走V・ローレルリバーのオシェア、いつ戻ってくるか不明のルメールらの配置が期待値を変える以上、最初から人気のない組には、ある程度の妙味が自然とついてくるので、ファンの読みはより深まって、オッズ面の妙も増すはずだ。

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