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2019重賞の勝ち馬の血統【骨格を作る傍流】強い影響を与えた系統を探る

読了までの目安時間:約 3分

 

主に母父について、19年JRA重賞の勝ち馬に入った強い影響を持つと思われる一風変わった系統の効果のほどを見極めていきたい。

ヒムヤー

母父・インクルード

ダービー卿CT ヒーズインラブ

母母父・グレートアボヴ

大阪杯<アルアイン>

比較的、根幹距離に向く底力のアシストが得意な系統で、父母の母父での効果が有効。

ハンプトン

-ファイントップ

父母父・ディクタス

安田記念/マイルCS

<インディチャンプ>

-ズルムー

母父・アカテナンゴ

菊花賞<ワールドプレミア>

日本で生き残ってきた方と、ここ10年くらいで入ってきた方と、何か違うことがあるようで、意外と時計勝負に強いのが特性。

セントサイモン

-プリンスローズ-プリンスキロ

母母父・サイレントスクリーン

高松宮記念<ミスターメロディ>

〃 ・メドウレイク

安田記念/マイルCS

<インディチャンプ>

スピード型も昔は出たが、基本的には、スピードの凝縮に転換する直線勝負型が大きく育つ。

サウスボーが最近よく出ているが、プリンスキロはアメリカ血統のイメージが先行する。

マッチェム-インテント

母母父・ティズナウ

ホープフルS<コントレイル>

ザアメリカンのインテント直系は、もうスピード型しか生き残れていないが、持続力にも直線での爆発的な瞬発力の発揮にも役立つから、母系に入って邪魔になることはない。

ヘロド-トウルビヨン

父母父・メジロマックイーン

エリザベス女王杯<ラッキーライラック>

もう直系の継続は厳しい状況だが、40年以上に亘り、マイル以上に適性を持つ名馬を送り出してきたライン。元来、非ネアルコ系の中で最もスピード型を出す系統なので、引き出しが増えた途端、こうして復活することもある。

スウィンフォード-ブランドフォード

直系・ノヴェリスト

京成杯 ラストドラフト

母父・ムトト

小倉大賞典/オールカマー

スティッフェリオ

トレンドのモンズーンには、前記のアカテナンゴの血も入っている。

ブランドフォードのラインはディープインパクトにも含まれている。組み合わせとしては、どちらもニックス形と思われる。

 

コラム

若きスターの時代がやってくる~団野大成・横山武史・西村淳也・藤田菜七子・岩田望来・斉藤新

読了までの目安時間:約 3分

 

今年の重賞路線では、ベテラン騎手の活躍が目立つ。

松山弘平<京都金杯・東海S・きさらぎ賞>

ミルコ・デムーロ<中山金杯・東京新聞杯>

クリストフ・ルメール<シンザン記念・根岸S・共同通信杯>

柴田大知<フェアリーS>

柴田善臣<愛知杯>

池添謙一<日経新春杯>

吉田豊<京成杯>

川田将雅<アメリカJCC・シルクロードS>

で、先週末の3重賞で福永、北村友両騎手がそれらに加わった。

面白いことに、松山-ミルコで決まった前々週までのリーディングとここに挙げた誰もが知る名手たちのランキングを見比べているうちに、一番勝利数の少なかった4勝の大知騎手より勝ち星が上回っている5年目以内の若手騎手が意外と多くてびっくりした。

先週末勝ち星を重ねた騎手は、それも足して、

9勝
団野大成

8勝
横山武史→10<減量騎手でトップ>
西村淳也

7勝
藤田菜七子・骨折
岩田望来・病欠

5勝
斉藤新→6

小倉の連続開催の影響もあって、中堅・ベテランも元気だが、若手のパフォーマンスも見どころがある。

実は興味深いことに、年末のGⅠシーズン総決算の頃から、

チャレンジC 杉山晴紀師・4年目 37歳<ロードマイウェイ>

中日新聞杯 坂井瑠星騎手・4年目 22歳<サトノガーネット>

カペラS 藤田菜七子騎手・4年目 22歳<コパノキッキング>

阪神JF 松下武士師・6年目 38歳<レシステンシア>

有馬記念 ダミアン・レーン騎手・10年目 25歳<リスグラシュー>

東海S 池添学師・7年目 39歳<エアアルマス>

と、ニューカマーが活躍。

きさらぎ賞勝ちの鈴木孝志師は、若くもなければ、まだキャリアの浅い調教師でもないが、コルテジアで挑んだ79回目の重賞挑戦が実った形。

レーン騎手は見習いからスタートのキャリアなので、日本で言えば、丸山騎手辺りと同期になるから、中堅の扱いになるわけだが、よく考えると、海外に行った経験が皆無というようなレベルローカルスターが、いきなり春秋グランプリ制覇である。

まあ、武豊騎手もダービーを獲った年に、日本調教馬初の国外GⅠ制覇を果たしたわけだが、凱旋門賞もキングジョージもまだ勝っていない。

この事実を若手はどう捉えるか。

 

コラム

超小型牝馬・ロッタチャンセズ(390Kg)の興味深い血統

読了までの目安時間:約 3分

 

2/15 土曜 東京芝1800M

人気になっていたアルベロベッロのステーブルメイトであるロッタチャンセズが、ゴール前で逃げこみを図るタツオウカケンランを捉え切ったというのがレース結果なのだが、如何せん、直線で脚をほとんど使えなかったアルベロベッロは、中山で似たようなことが起きないことを望むしかない。

活躍馬多数のクロフネ一族であり、走りすぎなければ持続して力を発揮できるはずだ。

 

さて、人気になったディープは500kg超えだったのに対し、とても同じ歳には思えない390kgという超小型サラブレッドである牝馬のロッタチャンセズは、最初は斤量差なしだったのがこの時期まで来るとしっかりとノーマルのアローワンスである2kgもらいで据え置きの54で出走できる。

結果的に、相手も牝馬だったのでそれがフルに活かされたというような展開ではなかったが、何の因果か、2着のタツオウカケンランも430kgと大きくはないキズナの女馬。

 

加えて、母のワッツダチャンセズはアイルランド産の米芝GⅠ勝ち馬で、それはまあいいとして、英愛血統ではあまりも当然のように受け入れられているダンチヒ系×サドラーズウェルズ系の配合ながら、デインヒルとモンジューかガリレオという組み合わせではない点が興味深い。

 

特にワッツダチャンセズ以外に走った馬は出せていないと思われるその父ダイアモンドグリーンは、シーザスターズと同じグリーンデザートの直系。

母父はアカラッドで、母系にはネアルコはあってもノーザンダンサーの影は見えない。

一方、サドラーズウェルズ系の母父<ロッタの代では母母父系>は英2000ギニーウイナーであり、そこでザルカヴァの父ザミンダーやシーザスターズの父ケープクロスを破っているアントレプレナーで、ガリレオと同じ母父レイズアN系でネイティヴダンサーのクロスを持つ。

 

如何せん、ここからオークスとなるとビッシュの悲運再現を想像してしまうが、その辺は堀先生の手腕と采配に期待。

いい意味で決め手が強烈過ぎないタイプなのは、返っていいだろう。

 

レース回顧

藤田菜七子騎手【なぜ落馬したのか?】その経緯・原因とは?

読了までの目安時間:約 2分

 

菜七子落馬・過怠金にサウジ遠征も断念

15日小倉5Rの3歳未勝利<芝1800M>において、2番ランサムトラップ号<牝・根本>は向こう正面で他馬と接触しバランスを崩した際、騎手が落馬し、競走を中止した。

落馬の経緯と原因

自厩舎の馬であり、2戦目からずっと藤田菜七子騎手が騎乗し、今年の小倉でもすでに2戦しているパートナー。

しかし、スタートでやや後手を踏んでから少し押して出していくと、すぐに馬が行きたがる素振りを見せると、そこからは内枠が災いし、挟まれるなどして一度もリラックスして走らせることができず、2角を過ぎたあたりからポジションを下げてしまい、仕方なく外へ出そうという中で、他馬と接触してしまった。

その際、馬の真下にぼとっと落とされるようにして、その後に馬の方がびっくりするような仕草を見せたくらいの事象なので、厳しく言えば、自滅と言わざるを得ないような事故であった。

藤田騎手は、直後に担架で運ばれ、小倉競馬場内の救護室におけるX線検査で左鎖骨骨折の診断を受け、北九州市内の病院へ搬送、そのまま入院した。

また後の裁定で、藤田騎手のその御法に対し、過怠金5万円が課せられている。

愛情あふれる根本師の言葉

「もう一度、自分を見つめ直すきっかけにしてもらいたいですね」

とは、骨折が完治する前の状態でダービーに騎乗し、誰にも渡したくなかった2歳王者のメリーナイスと共に独走勝利を決めた根本康弘現調教師。

目先のJRA100勝や海外でのイベントへの参加も重要だが、愛情あふれる師の言葉は、ライバル騎手などファン、関係者がかけるそれとは、全く違う次元で深い意味を持っている。

これもいい再鍛錬の機会であり、勉強の時間も作れる。

いい経験である。

 

ニュース

共同通信杯(2020)回顧「マイラプソディに細かい敗因を求めるのは筋違い」という話

読了までの目安時間:約 5分

 

動き出しのタイミングと勝負所の見極め。

思えば、こんなことが初夏の同じ東京稍重の1800重賞でも起きたなと、ふと記憶の一片に触れる機会となった。

 

マイラプソディに細かい敗因を求めるのは筋違いであり、武豊騎手を責めるのも少し違う。

それよりも、左回りで期待したかったミナリク騎手のビターエンダーの平凡ながら味のある道悪の逃げと、序盤の怪しい面を完璧にカバーし、3角からの唯一進出に繋げたルメール騎手のダーリントンホールに、秘めた力を出し切られてしまったというのが、トータルとしての見解。

雑に走らせたというより、どうしても、重賞を勝ってからこの季節のGⅢを使うと本番と同じ57を背負わされることで、ここで改めて、持ち合わせた瞬発力とそれがこのスローや道悪で、しっかりと発揮されて他をねじ伏せることができるかどうかを、前哨戦の段階で試しておきたかったのは事実だろう。

 

京都2歳Sの時もかなり怪しいところがあったマイラプソディだから、道悪とて、34秒台の上がりで33秒台の上がりを求められる展開は歓迎ではなかった。

スピード能力に勝る2歳王者に対して、最も対極の位置にいる実力馬。

彼はそういう才能の持ち主なのだから、むしろ、思ったのと違う09、16年の強烈な差し競馬のような場面で、かなり見せ場を作れるだろう。

となると、肝心のダービーは…となるわけだが、どちらにせよ、これまでできなかった先行策を急にどこでやるかとなった時に、もしも皐月賞を捨てるのであれば、その中で可能性を探ることになる。

下げながら、次に位置をとりに行った時にどうすべきかを考える。

 

ファンの多い馬だから、そういうことは簡単にはできないが、本当の名手と思う武豊騎手がその時、しっかりと今よりもいい成績を残していたのなら、そんなことをしてもいいわけだ。

ダービーを勝っている者同士のコンビ。早め進出の狙いが見えれば、中山でも引き続き狙える。

 

さて、気を見るに敏の早め進出から、ちょっと馬場の悪いところをついて、直線で唯一のライバルになりそうだったビターエンダーをいち早く狙い撃ちしたルメール騎手は、言わずもがな、現日本競馬のチャンピオン騎手らしい立ち回りだった。素晴らしい。

掛かるのは分かっていたから、最初は池添騎手に委ねられたような馬。

変な感じの小回り2戦で埋没しかけた厩舎期待のダーリントンホールを、そのプライドとともに、完全に取り戻して見せた木村調教師の手腕もまた、大いに称えたい。

 

九分九厘、今年こその牡馬クラシック獲りに燃える相沢調教師が育てるビターエンダーと、好アシストでついに念願の日本初重賞制覇を果たしかけていたミナリク騎手の無念は察するに余りあるが、あのレイエンダを重賞馬に導いた時も、丸山&サラキアが繰り出した奇策にいち早く対応しての好騎乗だったルメール騎手である。

すっかりの日本の騎手になった彼だからこそ、動いてはいけないところはしっかりと見極め、動き出しのタイミングだけ気を付けて、万全の態勢で直線を迎える準備がいかに重要であるかを、改めて見せつけた一戦。

 

フィエールマンでもレイデオロでも、実に魅せる競馬を伴ったベストライドを繰り返してきたが、いくらクラシックの登竜門であったとしても、あくまでもGⅢである。

例年以上に早仕掛けのクリストフの今年の大仕事は、皆想像を大きく超えたものなのかもしれない。

北村友、津村、松山ら、いい仕事をできるようになった中堅のテクニックは、より研鑽されなければならないと気づかされたレースでもある。

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当ブログの予想
◎→△→▲ 馬単4,540円、3連単16,600円的中

 

レース回顧

クイーンC(2020)回顧【武器を隠すことができた】福永ミヤマザクラ

読了までの目安時間:約 3分

 

思ったより派手な展開で、好位抜け出しとなったミヤマザクラは正直、ちょっと苦しい展開にも思えたが、牡馬のクラシック有力候補とチャンピオン距離で対戦した経験が活きた。

インザムービーの軽快と言うよりか、目的意識のない暴走が、タイトな展開を作ったと同時に、厳しいレースの経験があった分だけ、戦績傷なしの人気2頭より、遥かに重賞で人気になって好走した記録のあるマジックキャッスルの方にも付け入る隙があった展開。

 

あのレシステンシアに食らいついていったマジックキャッスルだから、東京で鮮やかな競馬をしていた2頭よりは、違う武器があったということだろう。

戸崎騎手が乗れない状況だけに、国枝調教師としても、簡単に乗り替わる騎手を選定しづらい中、結果も求められるこの重要な場面で、フォーリー騎手というジョーカー的存在を見事に使いこなした印象もある。

両者ウインウインの結果は、連続2着3度目のアエロリット的展開なので、いいのか悪いのかはともかく、これから自由度の高い戦法の選択ができるようになった点で、プラスの方が多いかもしれない。

 

福永騎手は昨年の2着の結果を悪い内容とは考えていなかった節がある。

現に、明らかに格上相手に、様々策を労し、秋華賞で強気の先行で粘り込みを図った5着の結果が勲章にもなった。

だから、やりたいことはできなかったから、とても正直に騎乗内容への不満を口にしていたのだが、敢えて言うと、この武器は隠しておきたかったということだろう。

2勝馬ではないから、賞金加算は必要でも、2着が悪い結果ではないのはビーチサンバと同じ。

血統も結構似ていて、本番を見据えたらこういう時こそ、ダイワエルシエーロのような一転の追い込みを決めたかったのかもしれない。

 

そんな好走2頭に対し、人気の三冠馬の産駒2頭だって、経験を積めば、同じ舞台に立てるはずだが、勝負根性を養う場面がなかったのは痛かった。

 

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当ブログの予想
◎→注 馬単1,700円的中

 

 

レース回顧

共同通信杯 2020 予想【ダーリントンホール】自分からは動かないサドラーズウェルズ系だが…

読了までの目安時間:約 5分

 

◎ダーリントンホール

○マイラプソディ

▲フィリオアレグロ

△ビターエンダー、ココロノトウダイ

 

思ったより回避馬が多かったのは、先週のきさらぎ賞と同じ。

13頭の登録数に対し、出走馬は9頭となった。

特段、大幅なレースプランの変更はないので、昨年のようなハイレベルな展開がファンの希望となるが、妙な気配漂う組み合わせでもある。

 

そもそも、ダービートレーナーが送り込むディープ産駒がキーマンになるところ、それなりに支持を集めるだろう東京で勝ち上がってきた方のディープが出走し、西の馬はいなくなった。

ステイゴールドでも33秒台の上がりを使えるのが、スケール優先の共同通信杯の特性だが、それは最初からここら辺の距離に合っていると想像がつく馬だから、そういうことが可能という見立ても筋違いではない。

 

左回りもワンターンも得意そうで、小回りコーナー4つの競馬もこなした。

マイラプソディの課題は出来というか、勝負気配にあるかどうかが問題であり、ビワハヤヒデやドゥラメンテが負けたこととの関連性だとか、案外、11月の名物出世レースとのコネクションがちょっと狂うような結果も散見されるから、絶対視することもない。

 

ダーリントンホールは札幌2戦で簡単に勝つ方法と、一番苦しい位置から立ち回ったという両方の経験を、中山で大いに活かそうと2勝目を目論むも、ハードな時計勝負と勝ち馬の自在性に翻弄される形で、札幌2歳S3着とは違う内容の同着順となった。

本来ならば、東京を使うにしても、距離延長で2000M以上の1勝クラスを使う手もあったのだろうが、陣営は至って強気。

 

順序を重んじ、成長を阻害するような使い方も調教も、レースの内容にも普通の調教師よりかなり気を遣うように、あまりはみ出たような策を打つことはしない木村哲也調教師としては、思われているよりは賞金加算が楽になりそうな組み合わせと踏んでの出走の判断だろうが、本音はうまくいかなかったという口惜しさが先行している気もしないではない。

 

自分から動けるようになってほしい馬だが、如何せん、軽いサドラーズウェルズ系など存在しないわけで、ダーリントンホールには期待が大きい分、物足りなさを一気に返上するような逞しさを示してほしいところ。

だからこそのルメール鞍上であり、上位人気間違いなしのこの中で、相手に関係なく、ハイレベルなパフォーマンスが彼には求められることになる。

 

一族には、自身が進路選択で生じた不利で3着に敗れた札幌2歳Sの後、一気にGⅠ馬の誇りを取り戻したマジカルがいて、従兄弟には一昨年のメルボルンCを制したクロスカウンター、日本の代表馬の一頭にダーリントンホールの5代母と3代母が共通のオークス馬・ヌーヴォレコルトがいる。

底が浅い薄さを武器とした牝系ではないし、1800M戦はこういうタイプにこそ向く面もある。

同時に、平成以降の1勝馬の勝利は、彼と同じように重賞未連対馬でも4頭存在するが、ビワハヤヒデを負かしたマイネルリマーク、ドゥラメンテを負かしたリアルスティールと共に、人気過剰の1番人気が消えた時に勝ったヤマニンアクロとメイケイペガスターらも含め、皆ネアルコ系同士の配合。

 

何かを武器にするかと問われた時に、絶対能力以上の可能性を引き出すものが、激しさを持つ配合だったりする。

マイネルリマークはテスコボーイの4×3を持ち、ダーリントンホールにとって絶妙なスペシャルのクロスを作るのに必要なヌレイエフの血を、あのリアルスティールも母系に持っている。

無理に強気に行かずとも、策に拘りがない方が吉と出るのが東京の1800Mコース。

その割に、必ずしも実力通りとはならないレースだからこそ、ダーリントンホールにもぴったりだったりすると思うわけだ。

 

レース予想

クイーンC 予想【ミヤマザクラ】このレースと因縁があるクロフネの血は見逃せない

読了までの目安時間:約 3分

 

翌日行われる京都2歳S覇者マイラプソディが出走する共同通信杯の展望において、このレースの結果がオッズに与える影響は大きいのかもしれない。

2着馬ミヤマザクラは完封されているからだ。

 

彼女がデビューした札幌1800の新馬を制したのは、その日のメインである札幌記念を制することになるブラストワンピースの半妹であるホウオウピースフル。

そこで1番人気だったミヤマザクラは、最終週に勝ち上がって、今度はクラシック候補のマイラプソディを真っ向負かしに、わざわざ京都2歳Sという格のあるレースを選択し、距離に不安を感じさせる内容の2着に終わった。

 

その間にホウオウピースフルは、東京で2勝目を挙げた。

レース間隔は似たようなもので、東京の経験の差と、ルナシオンが気になりすぎる存在であるがために、ミヤマザクラはそこまで過剰に支持を集めることはないだろう。

本質的な決め手はともかく、上の牡馬陣のほとんどが1800M以上に向く、軽快さを欠く馬ばかりなのに対し、札幌の対照的な2戦の内容ともまた違い、やはり牝馬らしさが武器のように見えたミヤマザクラは、より伯父のクロフネに適性が似ているところがありそうだ。

 

馬格がまるで違うし、こちらはサンデーサイレンスの血が入った牝馬。

そもそも、母父がミスプロ系とデピュティミニスターの流れとでは、性質も大分違う。

それでも、早い段階で2000M戦を連続好走。

特段早熟ではない系統だから、軽いレースに向かないことはあっても、近年の高速化の冬の東京は、底力勝負を希望する彼女にはフィットするかもしれない。

 

雨の影響が残っても不思議はない予報でも、それに関係なく、クロフネの血がこのレースで何度となく活躍馬を生んだ歴史は見逃せない。

重厚な配合や見た目より軽くは見せない血統馬がライバルであり、ミヤマザクラは、福永騎手以外の武器も有しているように思う。

 

◎ミヤマザクラ

○ホウオウピースフル

▲ルナシオン

注マジックキャッスル

△シャンドフルール、アールクインダム、チアチアクラシカ

 

レース予想

オイシン・マーフィー&キズナ / エネルギー満ち溢れる男たち

読了までの目安時間:約 3分

 

マーフィーに関わった幸運な男たち

27勝の内訳について、ちょっと調べてみたのだが、ああ、あのオイシンさんのことです。

調教師別で興味深い傾向が現れた。

関東

木村
戸田・4勝
国枝・6勝<最多/ジュニアC等>
高橋文
田島
中舘
大竹
大和田
矢野
伊藤大(9番人気・24.3倍)/27勝中最低支持での勝利<3牝1勝・菜の花賞>
古賀史
栗田
田中博(4人・12.9倍)
藤沢<カーバンクルS>
古賀慎

関西

吉村(8人・17.1倍)<白富士S>
鮫島
安田隆・<トウカイエトワール2勝>(うち1勝4番人気)

 

計19の厩舎で、約1カ月で27勝。

特別戦がほとんどないのも特異だが、特別戦ばかりで穴をあけたことが実に妙味深い。

まだムラなところはあるのだけれども、昨年と複勝率がアップしたことは当然としても、勝率と連対率が1割以上アップした。

昨年は2、3着と1着の数が横並びで、今年は好走の2、3着の数を足した27が勝ち数である。

ビュイックがちょこっとオフに乗りに来た後、ロイヤルブルーがよく似合う男になったように、ついに、マーフィー騎手に全盛期の時代が訪れようとしているのであろう。

キズナブームが3、4年後再び起こるのか

エピファネイア産駒がキズナ産駒に負かされるというダービー現象が、3歳の出世レースでもう2度も再現されている。

思えば、明けてからは立場逆転、しかし、産経大阪杯以降は共に尻すぼみで、秋に一発花火を打ち上げたエピファネイアも、以降は扱いに再び悩む難儀な良血馬に成り下がってしまった。

 

血統のイメージよりもずっと柔軟に、一定の早熟性も担保されている上に、キズナにはダービー馬という特別な箔がついている。

周期的にブームが来るのは、当然、最初の結果に影響が出るものだから、初年度産駒の2年目くらいで、もう種牡馬としての立ち位置はほとんど決まってしまうのが常。

次が来るとすれば、それは3年か4年した後。

その間にどれだけ走る仔を送り出せるか。特別な後継馬になるために、従兄弟のパシフィカス兄弟も天国から応援してくれるはずだ。

 

コラム

今買っておきたい、川田将雅、幸英明、団野大成ジョッキーの狙い方

読了までの目安時間:約 3分

 

ジャストナウ・2月中に買っておきたい騎手

デムーロ・ルメールの次は混沌としているが…、それなら川田と行きたいけれども、実は、武豊騎手同様、高い複勝率に対し、2着と3着の割合がややいびつに、着拾いの失敗が目立つ③の方が少し多いという傾向が、ちょっと恐ろしくもある。

 

勝率をまだ高い数値にまで持っていけていないルメール騎手に対し、圧巻の3戦につき1勝ペースの勝率と6割の複勝率である川田騎手の序盤の好発ぶりは、本当はすでにマーフィー超えなのに、どうもパンチ不足の昨年のGⅠでのやや寂しい結果を引きずっているような面も見え隠れする。

 

数字は所詮数字だが、昨年の今頃、全く勝てていなかった超鉄人・幸英明騎手が、相変わらず今年もリーディング上位組に伍す騎乗数ながら、既に10勝以上挙げている。

芝・ダート、距離不問の名手なのは言わずもがなだが、人気の馬で特別戦を2勝している。

道悪競馬が多かったのもプラスだったのかもしれないが、ヴェンジェンスの出世に最も貢献した彼が、新たな役者を作り上げる可能性に、今は期待したい。

もちろん、勝ち星の方もこの調子で行ってほしい。

 

あと、若手でも活躍している面々で出てきているから、これは買っておきたい。

どうしても注目される藤田騎手や横山武騎手は、色々と派手に映るシーンがクローズアップされるので、過剰人気にもなる。

一方、先々週の活躍により勝ち鞍で互角の2年目なりたての団野大成騎手は、昨年から引き続き、人気の馬で狙える傾向が出ている。

小倉での4勝は全て、単勝5倍内の馬で、前2者はすでに、かなりの穴馬券を勝利でファンに提供している…、と記そうと思っていたら、先週は単勝40倍弱の馬で単穴をあけて、その直後に3番人気で勝った団野騎手。

 

しかし、それが珍しいタイプの騎手なのは間違いない。

勝てそうな馬で結果を出すことの方が、本来は騎手として重要なはずだから、びっくりするような結果は重賞戦だけで魅せてくれればいいのだ。

こういう育ち方をしてくれると、後々楽しみが多い。

 

コラム

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