血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

3連勝の秋物語

読了までの目安時間:約 3分

 


キレイに決まった3連勝

 
'97<タイキシャトルの芝重賞3連勝>

ユニコーンSと合わせて重賞4連勝から、海外GⅠ制覇の道が始まった。

スワンSを快勝した瞬間から、世界進出へのステップは加速度的にアップした。

時は流れ、短距離型の一流馬だけではなく、2400Mまでの各カテゴリーに、アジア圏でのGⅠへは当然のように遠征するようになったのは、20年ほど前、このタイキシャトルの活躍があってのことである。

 
'00・'04<テイエムオペラオー重賞4連勝とゼンノロブロイのGⅠ3連勝>

テイエムオペラオーとゼンノロブロイは、秋の京都での接戦を経ているという共通の戦績がある。

秋天が道悪で、JC以降でその勝負強さが際立つ展開が続いたという正攻法のチャンピオンとしての走りっぷりも似ている。

局所的に強くなったロブロイとは違い、オペラオーには並外れた安定感があったが、お互いの産駒は、また局所的に強い馬が代表馬になっているのも同じだったりする。

'06<ダイワメジャー復活>

ダンスインザムードとスイープトウショウをまとめて抑え込んだ、ボスキャラの極み。

混じりっ気なし、がっつり4角ほぼ先頭のねじ込む底力と差し返す迫力。

鞍上の安藤勝己と波長が合うのは、運命のような偶然の出会いが、互いに縁のある春であったからなのかもしれない。

 

2歳重賞3連勝馬は、三冠馬より遥かに少ない

未勝利代わりの折り返しの新馬戦から4連勝で2歳王者になったマイネルマックスが、唯一の2歳重賞3勝の牡馬。

重賞は増えたが、複数制することは確率的に上がっただけであり、何一つ大勢に変化は及んでいない。

グランアレグリアのように、新馬戦よりむしろ重賞でレベルダウンする馬が多いのが、この2歳路線の特長。

不敗の重賞連勝馬の代表例として挙げられる

メイショウボーラー

ニシノフラワー

らは、本番で明暗。

マイネルマックスも朝日杯が初のマイル。

ならば、ファンタジストもニシノデイジーも、チャンスは十分にあるということ。

ニシノデイジーは3代母がニシノフラワー。新馬負けはマイネルマックス。

選択する道が1600でも2000でも、初挑戦の強みが出る。

 

コラム

キングカメハメハとハーツクライ

読了までの目安時間:約 3分

 


生涯2度の直接対決は、キングカメハメハの2戦2勝。

以後、ハーツクライは古馬になるまで勝ちそびれ、ルメールの日本初重賞制覇をディープ斬りの有馬記念で成したインパクトが、永久に競馬史の中で語られることになった。

10年余りを経て、今注目の種牡馬となった。もちろん、ディープが一番上にいるわけだが、今は必ずしもそうではない。

ざっとステークスウイナーらを挙げていくと、その存在感が際立っていることがよく分かる。
 
 
現2歳馬

クラージュゲリエ<キンカメ>

アウィルアウェイ、ヴェロックス<ジャスタ>・カテドラル<ハーツ>

 
代表産駒

ロードカナロア<'08生・キングカメハメハ>

'12・'13スプリンターズS、香港スプリント

'13高松宮記念、安田記念 計GⅠ6勝(顕彰馬)

ジャスタウェイ<'09生・ハーツクライ>

'13天皇賞(秋)

'14ドバイターフ、安田記念 計GⅠ3勝

 
クラシックホース

アパパネ、ドゥラメンテ、レッツゴードンキ、レイデオロ<キンカメ>・キセキ<ルーラーシップ>・アーモンドアイ<カナロア>

ワンアンドオンリー、ヌーヴォレコルト<ハーツ>

本当の戦いはこれから。

JC ロードカナロア-ルーラシップ-ハーツクライ

でも去年は、

ハーツクライ-キングカメハメハ

その年のダービーは、

キングカメハメハ-ハーツクライ

キンカメ系とハーツクライで、ディープなしのチャンピオンレースのストーリーが完結する時代を迎えたのである。

大舞台で人気のディープを負かした

ドゥラメンテ

ジャスタウェイ

過激な決め手を誇る、日本競馬界のファンタジスタが、名誉ある04クラシック世代の末裔として、今後も、日本の競馬界の中核を形成していくことだろう。

この世代、

ダイワメジャー

代表産駒 カレンブラックヒル、コパノリチャード、メジャーエンブレム

スズカマンボ

代表産駒 メイショウマンボ、サンビスタ

ブラックタイド

代表産駒 キタサンブラック

といった、注目すべき種牡馬がいるだけではなく、

ダンスインザムード

ダイワエルシエーロ

スイープトウショウ

という、母系に入って重要な役目を果たしそうな良血の一流牝馬も多い。

何はともあれ、元気なのは何よりである。
 
 
有馬記念の予想に関する特集記事はこちら
 

 

コラム

3歳の未来・あのJC後の世界

読了までの目安時間:約 3分

 


エリザベス女王杯の本質

全世代の牝馬による総合力勝負。故に、GⅠ級であるのかないのか、牝馬タイトル向きの決め手があるか否かが、1番人気以外ははっきりと結果に表れる。

今年の2頭は、秋華賞3着のカンタービレ、紫苑S快勝のノームコアで、如何せん、タフさで古馬を圧倒するだけのスケール感まではなかった。

いくら何でも、特異な能力の持ち主であったホクトベガクラスでないと、フラワーC組がタイトルを奪取するというわけにはいかなかった。

⑤ノームコア

⑥カンタービレ

似たような感じでチャンピオンズCに挑んだルヴァンスレーヴは、チャンピオンズCで人気に応えた。

まあ、タイトルホルダーなのだが。

 
アグネスデジタル以来、という呪縛から解き放たれたマイルCS

04②ダンスインザムード

これが3歳馬による連対のラストであった。

それが昨年のペルシアンナイトがハナ勝ちしてから、今年もステルヴィオが快走で連勝という結果になった。

①ステルヴィオ

④カツジ

⑪ケイアイノーテック

⑯ジャンダルム

数で攻めただけではなく、同期の中での争いの激しさも、結果に反映されているようだ。

 
JCは3歳馬にとっての鬼門

アーモンドアイがオークスを勝つには、ジェンティルドンナが作ったレコードの更新が不可欠だと思った。

結果同レベルのタイムを叩き出し、オークスより速く走れたジェンティルに上増しすること2秒半も速いタイムで、アーモンドアイはJCを爆勝。

3歳馬の人気に対する縛りは、天才によって解かれたと言える。若馬による1番人気快勝は、38度目にしてして初のこと。

エルコンドルパサーもジャングルポケットも、スペシャルウィークやテイエムオペラオーに人気を譲っていた。

ジェンティルドンナは当然、オルフェーヴルの対抗馬という位置づけ。

歴史を塗り替えるには、今年は条件が整い過ぎていたのもかもしれないが、それを圧倒的な数的根拠で全く論破させなかったアーモンドアイは、さすがに日本に置いておくだけでは勿体ない才能の持ち主である。

1番人気になった3歳ダービー馬は、これまで全て古馬に跳ね返させてきたのだから、基準そのものが変わってとすべきだろう。

 

コラム