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短距離戦線【2020春】総括 ~ モズスーパーフレア・グランアレグリア

読了までの目安時間:約 3分

 

滑り出し快調だった天才少女が、少しずつ大人になる過程で、様々な紆余曲折を経た結果が、この執念の大逆転勝利であった。

短距離戦というのは、強い馬がいれば、確実にその馬が軸で回っていくことになるわけだが、今年はドラマの中身はかなり濃厚だった。

勝ち馬2頭のこれまでを振り返りたい。

思い返せば、やはり只者ではないことに気が付く。

モズスーパーフレア

シルクロードS④→高松宮記念①<2位繰上げ・重>

実績だけを考えたら、持ち時計もGⅠ好走歴だってあるスーパーフレアだから、全く結果に異論は出ない。

しかし、自慢のスピードで勝負したというほど、見た目に反したスローに近い単騎逃げで、初1200戦のクリノガウディーの実際のところは負けているから、本当の能力を出し切ったというわけでもない。

ところが、重馬場に良績のなかったというか経験そのものが乏しい状況で、やれることをそれなりにこなしたら、何となく、流れが牝馬に来ているから、思惑以上の結果がもたらされた、という感じだろう。

何も悪いことはしていないとはいえ、ツキは絶対に味方につけないといけないのである。

グランアレグリア

クリノガウディーの無念のようなものを、同期のトップホースとして汲み取ったかは不明も、層の厚い5歳勢に対し、もっと強力なメンツが揃った安田記念において、今度こその逆転で金星を上げたいと陣営が願っていたのは確か。

1400と1200で連続して古馬相手に、それも最高グレードのレースでの好結果を残していた。

実績が相手の武器ならば、勢いの一点で、大いに逆転の余地があったわけだが…。

再びの道悪を歓迎したのか、苦しみを本番で感じた5歳のタイトルホルダーに対し、良くないことはそれらに加えて鞍上まで背負ってくれたから、何もかもが自分の流れになった安田記念は、格相応の勝負運まで含めた流れの良さが、運命を分けたのかもしれない。

まだ1回は進化しそうな体つきで、超大物斬りは天晴れだ。

 

コラム

大尾形にどこまで迫れるか<藤沢和雄調教師1500勝達成>

読了までの目安時間:約 2分

 

その昔、もっと自由に競走馬を管理し、騎手が調教師と兼業で活躍するといった、戦前の競馬界の形があった。

平成を経て、令和も今年で2年目。

ルールが増え、定年制も骨抜きでなく、厳密に運用される昨今。

 

クラシックレースやその他含めた旧8大競走をこれでもかと制してきた尾形藤吉調教師は、オフィシャルの記録としては1670の勝ち星を挙げていると、どの記録を見ても書いてあるわけだが、実際はもっと多かっただろう。

もはや、禁断の領域にも等しい、そんな大尾形が築き上げた大記録に、最も迫った平成期に活躍の名伯楽として、今度は藤沢和雄の名が記されることになる。

 

土曜函館の10R・駒ヶ岳特別<1勝・芝2600M>を、藤沢和雄調教師の管理するシークレットアイズが制し、JRA通算1500勝の大記録を達成。

先述の尾形藤吉調教師に続き、史上2人目の偉業となった。

シンボリルドルフが作った禁断の領域、ある意味での聖域が芝GⅠ8勝以上だとすれば、ルドルフの調教を任された藤沢現調教師にとって、グランアレグリアで制した1499勝目もまた特別なものであったはずだ。

 

盟友にして、最高のライバル関係を形成する国枝栄調教師の自慢の娘であるアーモンドアイを破った一戦。

レース後、名伯楽二人は密かに、洗い場で言葉を交わしたという。

ダービーを制し、そのウイナーも牧場に無事帰した師に残された時間は、あとダービー1回分と20カ月ほどになった。

誰もが一目置く御大が、次にどんなドラマを紡ぎ出していくのか。

終幕までは、やはり目が離せない。

あと、20日から臨時払戻しが再開される。引き出しをチェック!

 

ニュース

注目の新馬・リンゴアメの血統を深掘り

読了までの目安時間:約 3分

 

土曜/函館芝1000M

土曜の新馬戦は、この時期らしい全て短距離の芝のレースが組まれ、函館は超高速馬場、本州2場はかなりの雨馬場と対照的な馬場状態に関わらず、全て人気上位馬が勝ち切った。

ところで、特に驚くような配合の馬が台頭したわけではないこの土曜新馬で、馬場相応でもなければ、成長曲線も一体どこに大きな山があるのかも不明の馬が、1頭勝ち上がっている。

名前はリンゴアメ。

母系を辿ると、4代母のハワイアンドーンがあの超不良馬場の皐月賞で後のダービー馬であるオペックホースを負かしたハワイアンイメージの母という背景。

ところがその姉で、リンゴアメの3代母にあたるメイワキミコは、当時まだGⅠ格という位置づけではなかったとはいえ、スプリンターズを連覇するという偉業を果たした名牝だった。

この一族がポツポツと活躍馬を地味ながら出して、在来牝系としてのポジションを確立しているわけだが、メイワキミコはシンザンと同じボワルセル系のギャラントマンの直仔。

ベルモントSを圧勝した馬なのだが、メイワキミコと朝日杯勝ちの快速馬・ギャラントダンサー代表産駒で、ペキンリュウエンはその長距離適性をマキバスナイパーに伝えたが、よくわからない種牡馬である。

そこにサッカーボーイと同じサンクタスを父に持つサンシーが入り、リンゴアメ自身は、マツリダゴッホ×マイネルラヴという配合。

スタート直後に1回、ゴール後に1回ややバカついたような仕草を見せつつ、伝説のハギノトップレディのレコードと0.4秒差で走ったから、実力は折り紙付き。

果たして、道悪適性を秘めたモズスーパーフレア的快速型としての明るい未来が待っているのだろうか。

はたまた、突如の距離延長で目覚めるダークホークとなるのか。

初めは、今週の期待は日曜の東京と思ったのだが、多く水を含んだ馬場で重戦車軍団が次々と倒れてゆき…。

みんながみんな、コントレイルやサリオスのように万能なわけがない。

このレースを制したユーバーレーベンの父・ゴールドシップ相談役のコメントである。

 

レース回顧

マーメイドS 2020 回顧 ~ 序盤からサマーセントと酒井騎手の完璧なレース運び

読了までの目安時間:約 3分

 

面白過ぎる重賞として知られるマーメイドSとしては、比較的、読みが利く展開になって、こういう時は完璧に流れに乗った馬と、どうにか馬込みを捌いてきた馬との組み合わせになるわけだが、序盤からサマーセントと酒井騎手の完璧なレース運びで、筆者は若干、泣きたくなるような気分でいた。

 

ここにもいたかという、軽ハンディキャップホース。

実力伯仲というより、誰がこの馬場をこなし、上手にレースをできるかと言えば、圧倒的な存在感で今週も仕事をしている福永騎手とそのパートナーであり、体つきよりはパワー型ではないセンテリュオは、少しは揉まれ強くなって、最後は内から伸びてきた。

 

ナルハヤとサマーセントは、自分の形とハンディキャップのマッチングで、伏兵としての全てを出し切ったところがある。

藤田騎手の判断と酒井騎手の見事なリードは、レースの質を上げ、素晴らしい展開を作った。

前者のパートナーはサクラプレジデントの産駒。ただ、サマーセントは稍重王者のような代表産駒を数多く送り込んできたハービンジャーの仔。

 

同じハービンジャー産駒の良血馬・エアジーンは、比較的タフな展開でも、中型馬で中山巧者のような実績はあったものの、序盤から行ける馬ではないから、最後の最後は少し余計な肉がついたような感じで止まってしまった感じのナルハヤにも届かなかった。

斤量差も小さいから、もう一度自己条件で揉まれないといけないか。

それを考えると、3着のリュヌルージュはよく頑張っている。

とりたてて買い材料の多かった人気上位馬ではない。良馬場ならもっと強気に行きたい。

 

サラスは昨年比+10kgが、叩き2走目ではさすがに厳しく、昨年はこんなに縦長ではなかった。

元々難しいタイプも、全妹セラピアと似たマイル全力勝負型に作り変えた方が先はあるか。

もう5歳の夏ではあるが…。

 

レース回顧

エプソムC 2020 回顧 ~【パワー勝負歓迎コンビ】内田博・藤井でワンツー

読了までの目安時間:約 4分

 

激しい競馬になり、不良馬場としては上々の1:47.7での決着。

昨年より遥かに重い馬場で、時計は1秒半以上速い。

よく考えてみたら、ジャパンCで似たよう馬場をこなして、レースの質を上げたダイワキャグニーがほぼどストライクに近いこの距離に挑んできたのだから、揉まれるはずもないこういう馬場状態の事。

もっとパワフルな印象で昨年以上に気力が漲っていた雰囲気のソーグリッタリングも好走し、複雑な方程式を用いるまでもなく、鞍上内田博・藤井のパワー勝負歓迎のコンビなら、実力フルに発揮と読めた2頭の競馬になったとすべきか。

 

快速のトーラスジェミニが、5F通過昨年比ー3.8秒で飛ばして、結果的に粘り込んだわけだが、大外枠からの発走も良かったし、エイシンフラッシュやワークフォースの父として知られるキングズベストの産駒で、消耗戦の形を自ら作ったのだから、これも堂々とした内容の3着。

 

おかげで、歴代エプソムCウイナーには道悪実績があったにもかかわらず、まるで用なしの展開になってしまった。

トーラスジェミニが近2走、中山のマイル戦で45秒台中盤のタイトな流れを作り、ダービー卿CTでは厳しい重賞の流れを生んだ。

良血で大人しいというわけではないが、サトノアーサーもレイエンダも、揉まれないことを味方につけて、この道悪のエプソムCを快勝したようなところがある。

 

血統的にはもっと道悪巧者で、抜け出しのが好きではないくらいだから、揉まれることはそこまでも苦手ではないように思うピースワンパラディは、内からの追撃は予定通りも、やや出負けのスタートから、常に気を張った追走になり、馬場というよりはペースに惑わされたような差し負けに見えた。

底力で抜け出したダイワキャグニー以外、2着のソーグリッタリングから7着に終わったピースワンパラディまで、1馬身半ほどの差。

 

それは熱戦のゴールというよりは、重賞を勝つのに必要な勝負運とそれを補助する流れにいかにスムーズに乗れたかどうかの勝負で、様々な要素が横一線になってしまったというだけのこと。

GⅠの激しい競馬を経験していない、この中にいた大半のメンバーには、トーラスジェミニと育也騎手が作った本物を選定する流れに、実際のところはあまり乗り切れていなかったのだろう。

 

それを考えると、斤量面のアドヴァンテージもあったとはいえ、マーメイドSであれだけナルハヤが頑張っていたことを考えると、前回彼女を楽々差し切った4着のアンドラステの将来性は、実に有望と言える。

そもそも、オルフェーヴルの仔だからこちらに出てくる道理はない。

むしろ、阪神の方が合うだろう。

 

ところが、この牝馬は昨年好走のサラキアと似たようなドイツ牝系の影響なのか、ワンターンでキャリアの大半を戦ってきた馬らしく、またしても好走で、このクラスの古馬勢と互角の能力を示して見せた。

そもそも、牝馬が出てくるべき理由もないからこそ、こういう馬の実力は侮れず、より人気のピースワンパラディ同様、一度も底を見せなかった戦歴も、ここでは傷つかなかった気もする。

オルフェーヴルだから道悪で来たわけではない。

その気になれば、ラッキーライラックのように自在に立ち回れる馬だろう。

まだまだ成長できる望来騎手と共に、大なる飛躍に期待なのは、このコンビである。

 

レース回顧

エプソムC 2020 予想【ピースワンパラディ】距離・馬場状態を選ばず全て3着以内

読了までの目安時間:約 4分

 

妙に登録頭数が多い中で、妙味のあった穴馬も除外や回避。

それ相応の実績がモノをいうほど救済レース的ポジションを担っているわけではない半面、だからって、人気馬が総崩れするようなケースも多いわけではない。

エイシンヒカリ、ジャスタウェイ級などが混ざっているとは思えないが、信用できそうな馬をピックアップするという狙いがフィットするのが、実はエプソムCらしさなのかもしれない。

 

もうちょっと穴狙いで行こうと思っていたが、ハードに行くにもリスクがある組み合わせとも思えたので、ミラアイトーンがいないのであればという言い訳をしながら、人気の一角として多くのファンに推されそうなピースワンパラディから入る。

というか、他に軸になりそうな馬が見当たらない。

 

何より素晴らしいのが、距離がどうあれ、持ち時計の大幅な短縮も求められる立場ながら、わずか8戦のキャリアの中で、1600、1800、2000、2400で好走しているだけでなく、全て3着以内。

昨年のタフなコンディション、展開となった青葉賞などは、左回り適性だけでゴール前追い詰めてきたような差し方で、本質面の距離適性を超えたような走りを見せた3着。

この混戦のメンバーの中では、こういう類の道悪実績であれば、条件戦上がりの馬と言えども十分誇れる。

 

前走の湘南Sは、初めてマイルで1分33秒台を叩き出したというより、少し問題になっていた時計に対する幅のようなものが出てきて、接戦の勝利とはいえ、少なくとも距離への壁も同時に出てきたから、今後を展望する上でも、格が上がる最初のレースで距離延長の結果は、大いに参考になる。

何より、道悪が言い訳にならない馬。

1分45秒を切るとはちょっと思えない組み合わせであり、平均的な勝ち時計に何故か少しずつ遅くなってきているエプソムCのこと。

 

近親のホエールキャプチャがそうであったように、初重賞制覇も最後の重賞勝利も東京の時計は出るけど渋った馬場だったということも強調材料だ。

父ジャングルポケットも、デビュー戦とダービーは渋馬場。

どういうわけだか、引退を決めた有馬記念もシンボリクリスエス、ナリタトップロードらと、稍重のレースを戦った。

そういう血筋だからこそ、どう取り繕ってもパンパン馬場ではないはずのこのレースで、これまでのパフォーマンスと大違いの内容では先が見えてこない。

 

乗り替わり多発の組み合わせだが、何となく、東京の渋った馬場が似合う津村騎手とは手が合いそう。

すでに色々な差しを経験しているから、枠なりの競馬で人気に応えたい。

相手はほぼ全てに目を配らないといけないが、差すのも悪くないことを示した同じ4歳でこちらは牝馬のアンドラステとか、池江厩舎ならソーグリッタリング、藤沢厩舎はさすがにレイエンダ。

昨年の好走馬ならサラキアも押さえたいが、含水率などが読めないので、キレるシャドウディーヴァも入れるとする。

 

◎ピースワンパラディ

○アンドラステ

▲ソーグリッタリング

注アイスストーム

△サラキア、シャドウディーヴァ、レイエンダ

 

レース予想

マーメイドS 2020 予想 ~ 菜七子騎乗で粘れるようになったナルハヤ

読了までの目安時間:約 3分

 

昨年強引にゴール前強襲で差し切ったサラスは、何故か昨年と似たローテになり、51→54は不安も、馬場の予測などと重なり、一定の評価を受ける。

 

一方、それより一つ上のナルハヤは、今回は51でコンスタントに使われる大型牝馬。

体格は似ているが、レースぶりやその戦績を見る限り、対極の馬である。

わざわざ、半端に人気なる藤田菜七子騎手の馬に乗っかるのは、こういうレースでは危険であるのを承知で、あえてこのコンビから。

 

2走前の福島での負け方から、もっと消耗が激しい阪神内回りで推すのもまた良くない手だろうが、強気で押していけるほどのワイルドな先行型まではいない。

ポンと出てしまえば、また近3走で繰り返す逃げこみの再現が可能。

 

サクラプレジデントが父ということで、尚の事、見えづらい適性もあるし、脚質がまるで反対。

ところが、一族にハットトリックがいて、近親にもクラシックで活躍したブランネージュもいたりと、見どころのある血筋なのだが、この馬、昨年の今頃から菜七子騎手が乗るようになってから、同じような先行策をとっても粘れるようになったのだ。

一族の傾向からも、牝馬で5歳から本格化など予想外だが、母父であるキングヘイローの産駒では強烈に追い込んだ5歳時のシャトーブランシュがいて、サラスやハットトリックに似た感じでも、シャトーブランシュは決め打ちをできる藤岡康太騎手と共に、後に大活躍するマリアライトを差し切ったような大仕事をする力があった。

 

血統背景も似る。リボーの血があるノーザンダンサーや祖母アルマームードに絡む多重クロスは、ノーザンダンサーと同じアルマームードの孫であるヘイローの3×4により強化されたナルハヤは、意外性や秘める破壊力が重賞級である可能性も推測できる。

凡戦ながら、日曜東京の新馬戦で徹底した仕事をこなした菜七子騎手が、ナルハヤを再度覚醒させたとて、無理筋の予想ではないだろう。

 

◎ナルハヤ

○パルクデラモール

▲レッドアネモス

注サトノワルキューレ

△エアジーン、サラス、フィリアプーラ

 

レース予想

無敗の三冠馬とは

読了までの目安時間:約 3分

 

3頭いるパーフェクトオブトリプルクラウンホース。

 

クリフジ<1943・牝>

2戦2勝

東京優駿

阪神2400ひと叩き<秋緒戦/東京以外初出走>→優駿牝馬<阪神>

京都2戦→菊花賞<8戦目>

 

シンボリルドルフ<1984>

3戦3勝

弥生賞→皐月賞

東京優駿

セントライト記念→菊花賞<関西圏初輸送/8戦目>

 

ディープインパクト<2005>

2戦2勝

弥生賞<関東圏初輸送>→皐月賞

東京優駿

神戸新聞杯→菊花賞<7戦目>

 

クリフジはダービーが3戦目で、それ以降が多かった。

そういう意味では、それぞれ全く時代が違う無傷の三冠。

最少キャリアで5戦目に秋華賞制覇となれば、7戦目想定のコントレイルよりも、デアリングタクトの方が偉大なのかもしれない。

せめて、この点だけでも上回っておきたい。

 

その他も参照のこと。

 

【一敗】<トリプルティアラのみ達成>

・アーモンドアイ<2018・牝>

新馬②<新1400>

未勝利→シンザン記念

桜花賞

優駿牝馬

秋華賞<6戦目>

 

【秋トライアル負け】

・シンザン/1964

オープン②→京都杯②<現旧新聞杯>→

・ミスターシービー/1983

京都新聞杯④<関西圏初輸送>→

・ナリタブライアン/1994

京都新聞杯②→

・スティルインラブ/2003

ローズS⑤→

・アパパネ/2010

ローズS④→

 

【ファーストクラウンから連勝】

・無敗馬3頭

・ジェンティルドンナ<桜→秋/4連勝>

ラストクラウン制覇で5連勝以上達成

・無敗馬3頭

・メジロラモーヌ<4牝→女/6連勝>

・オルフェーヴル<スプ→菊/5連勝>

 

参考資料

12戦9勝 セントライト/1941

ダービーの前に古馬と対戦し、61で勝利しているが、ダービーがその翌週で、おまけに4連闘。

秋はもっとタフに60以上3回でも1勝して、菊花賞で総仕上げ。

昔から変化のない57のクラシックの設定という面で、58未満と括れば、5戦全て快勝。

大型馬の牡馬三冠達成はこれが最初で最後であり、斤量規定の観点から、早期引退も已む無しだった。

2年後登場のヒロイン・クリフジも超大型馬だったというが、周りが小さく非力すぎただけとも言えるか。

彼らは永遠に名馬であり続けることだろう。

 

コラム

母父ミスプロ系の考察 ~ デアリングタクト・コントレイル・ラッキーライラック・ラウダシオン

読了までの目安時間:約 3分

 

今春のGⅠを制した母父ミスプロ系の馬。

・ラッキーライラック<フォーティナイナー>

・デアリングタクト・二冠<キングマンボ>

・コントレイル・二冠<ファピアノ>

・ラウダシオン<ファピアノ>

 

<毎日杯~皐月賞>

母父系 毎・大・牝・N・桜・ア・皐

フォーティナイナー系 1頭

キングマンボ系 2頭

ファピアノ系 1頭

その他ミスプロ 3頭

 

直系 高・ダ

ゴーンウェスト系 1頭

キングマンボ系 1頭

 

アウトミスプロ

該当馬なし

 

<福島牝馬S~目黒記念>

母父系 マ・フ・N・オ・ダ

キングマンボ系 2頭

ファピアノ系 2頭

その他 1頭

 

直系 福・京・V・平・目

キングマンボ系 4頭

フォーティナイナー系 1頭

 

アウトミスプロ

オーソリティ<青葉賞>

トーセンスーリア<新潟大賞典>

<ディープボンド/京都新聞杯>*母母父はアリダー系カコイーシーズ・レイズアネイティヴ系では同じ括り

 

アーモンドアイもインディチャンプも勝てないとは思わなかった安田記念が、しかし、歴史的快勝劇の一戦となったのは血統の縛りを常に跳ね返してきた絶対能力の競馬であることを証明したのに対し、その他のGⅠや重賞では、器用さも破壊力もそもそもの競走能力なども、根幹距離であったところで、どこかしらに傾いたバランスになるもの。

 

その一端が、サンデー系がいっぱい勝っていると同時に、それといくらでも組み合わせることができるミスプロ系の母父における活躍なのである。

キングマンボ系が最近は偏って多いようで、その前はフォーティナイナーの時代もあったりと、母父だからこその柔軟性が売り物。

日本で必ずしも主流ではなかったものが、直系の確かな土着の傾向に合わせるように、こうした流れができている。

時計の速さもその流れを後押しするのだろう。

 

ほとんどが決め手の目立つ馬であり、アーモンドアイのような逆配合よりキレは強く出せるのも魅力。

直系が活躍していないわけではないから、ヘイロー系が行き詰った瞬間、ドゥラメンテやレイデオロもいるキングマンボ系に天下を奪われても不思議はない。

まあ、何もなければコントレイルに全部持っていかれるだろうが。

ドゥラメンテのようなキレキャラは、ミスプロ系にない魅力満載で速い馬も出せる。

 

コラム

牡馬クラシック戦線【2020春】総括 ~ コントレイルは限りなくトウカイテイオーに近い存在と捉えていたが…

読了までの目安時間:約 3分

 

ラウダシオンとサリオスは、朝日杯を前に2つ勝っていた。

おかげで、本番の結果に関わらず、使いたいレースを絞ったり、勝てない可能性もあったレースを使ったり、そういう作戦を立てて、結果としては上々の春シーズンを戦うことに繋がった。

 

重みのあるタフな展開や道悪の経験値は、順調度というより、戦うために必要な要素として、今後も重要視されるであろう。

時計を持っていたサリオスは、見た目の時計などより、ずっと厳しい経過を辿って、人馬とも現状の理想形を体現した。

ラウダシオンは何度も敗れたし、NHKマイルCもレシステンシアの凡走にも近い状況が味方したが、重・不良馬場で③①②だったから、朝日杯完敗でも、しっかりとした根拠を持って再度登場のGⅠで結果を残せた。

騎手も評価されて当然だが、彼らのパフォーマンスを正当に評価すべきだろう。

 

ところで、2017年4月1日生まれのコントレイルは、一体何者なのだろうか。

まだ細い体で新馬戦を完勝後、福永騎手騎乗停止でムーア騎手が押して押してみたら、伸びしろを残して毎日王冠級の好タイムを叩き出した東スポ杯。

内枠の戦い方を、以降の日本競馬の根幹GⅠで楽にマスターし、ダービーはサリオス待ちのような態勢から、あと1馬身ほどまで迫られてから、結果的に3馬身つけてしまったポテンシャル。

 

限りなくトウカイテイオーに近い存在と捉えていた筆者だが、レオダーバンとサリオスの力の差は、現状の実績では歴然である。

コントレイルが強い競馬をするほど、強い馬がついてくる。

ヴェルトライゼンデやガロアクリークなど、不得意とされた中山で完敗の面々も、ダービーで頑張っている。

スマートな競馬なのに、内面はとても狡猾。

菊花賞を楽しむのも手だが、その次に何を捉えるかが重要であり、ジャパンCや有馬記念を狙うには理想のキャリア形成なのだから、菊花賞でスターオーのような…、とはしない予定。

関西馬のくせに、京都初出走が菊花賞になる彼の事。消耗とは無縁のスリムボディの研鑽により、あり得ないことがこの秋以降も巻き起こるのである。

父は京都を使っていたが、あの若駒Sは当時も今も、内回り使用のレースだ。

 

コラム