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活きのいい4歳馬が1頭のみ! 宝塚記念予想

読了までの目安時間:約 6分

 

登録馬の発表時点からは定かではないが、活きのいい4歳馬が1頭しか出てこなかった宝塚記念というのは、気づけば長い期間行われてきた中で、今回が3度目のようだ。

最近の例は、06年の京都で行われたこのレース。

勝った馬があのディープインパクト。凱旋門賞の壮行レースであった。

あとの一回は、78年に天皇賞馬が3頭で競ったときに、重馬場で再び快走したエリモジョージが勝った年。

後に重賞を3勝するハシコトブキという馬が出ていたのだが、こちらは惨敗。

シンザン産駒だったというのも影響したのだろう。

今年もここ10年程パターン化した、宝塚記念仕様の重い馬場になる。

その4歳馬。今年は、よりによってエタリオウさんである。

2着がもう7回。父ステイゴールドがここで7度目の2着に入るより早く、父も出ていた日経賞ですでに記録している。

異例の1勝馬の挑戦。

初勝利は2戦目であり、和田騎手が初めて乗るも、全く前半から進んでいかず、道中は殿からの追走。

しかし、やや強引に捲りを敢行し、京都の2000Mを力で勝ち切ろうとする。

一度は、人気のムーンレイカー<現2勝>の競り落とされそうになるも、見事に二枚腰を見せ、差し返した。

あれから1年と9か月ほど…。

うまく流れに乗れば最後は差され、4戦目以降、友道調教師が好むことと出が悪い性質をカバーするように、2400M以上の競馬を使うこと実に9戦。

ダービーと天皇賞の4着、追い込み切れずの内容以外は、どうやっても2着だった。

きっと、一番惜しかったのは初めて純粋に直線勝負に出て、メイショウテッコンなどがいた4戦目の梅花賞だったのではないだろうか。

その後も好勝負を繰り返すメイショウに、際どく迫るも差し切れなかった。

だから、あのまずまず理想の競馬になった菊花賞もあるし、父のように、また似たような戦績のサウンズオブアースとはちょっと違うのだ。

いいところまで来るけど勝てないというより、勝てるはずのレースが勝てなかったのだ。

フィエールマンと3歳秋と4歳春で極端に力の差が出たのではない。

デムーロ騎手なりに、色々考えたが、考えすぎてしまったのが影響した前走の残念な結果がある。

実は、その前の日経賞で、今まではなかったことだが、少々スタンド前で気が逸って行こうとしている面が見られた。

その伏線が、極端な追い込みという狙いに誘ったという捉え方もある。

距離が今までは長かった。

自分のパートナーよりは、相手との力関係に案外詳しいことが、意外な作戦の成功パターンの下地にあることの多い横山騎手が騎乗するから、その辺りの感覚は掴んでいるかもしれない。

癖がないというのは、ステイゴールドでなくても困るもの。我が強いわけではないことは、相手に合わせてしまう可能性を秘めることとイコールなのだ。

しかし、距離が短縮されれば、その辺りは軽減する可能性がある。

母系はアメリカン丸出しながら、非常に緻密な配合が繰り返され、この代では5代内クロスなし。

エタリオウの5代母クリアセイリングからは、自身のラインであるインフィニットの妹・ピュアプロフィットから、17戦14勝のインサイドインフォメーションが登場する。

GⅠは7勝。ベルモンドパークで3歳時はエイコーンS、古馬になってBCディスタフをそれぞれ圧勝。

これが両方重馬場だった。

また、引退レースのBC戦で粉砕した面々に、コロネーションS勝ちのソフィスティキャットを送り出すセレナズソング、人気で惨敗のマライアズストームがあのジャイアンツコーズウェイの母であったりと、ストームキャット×ラーイの配合で、欧州型マイラーや10Fホースを生むニックス系形成のきっかけも見てとれる。

インサイドインフォメーションはボールドルーラーが母母父。

母父がリボー系のキートゥザミントでプライヴェートアカウント産駒。

米の芝の重でGⅠ勝ちのホットチャチャを母に持つエタリオウは、母父系がリボーのブロードブラッシュとマジェスティックライトが入り、母の代でリボーはクロス。

ネアルコとの絶妙な距離が、見た目はアウトブリードで殺風景のように映すが、ナスルーラなども薄くクロスしていたり、大変にバランスがいい。

ステイゴールドが6代父ネアルコを4つ持っていることが、最も理想的に活用されるパターンが、エタリオウなのではないか。

ここに登場する父以外の名馬たちが、全て10F以下のGⅠ勝ちしかないことでも、妙なストームキャットと重馬場のリンクが念を押す。

2勝目を挙げる条件があまりにも整っているような気がする。

下げない手で一つの理想の形を見つけようと格闘してきたデムーロ騎手のスワーヴリチャードも、本質2400戦は厳しいことを踏まえ、渋馬場の適性なども考えたら、彼が対抗一番手だろうと考える。

◎エタリオウ

○スワーヴリチャード

▲レイデオロ

注リスグラシュー

△キセキ、マカヒキ

 

レース予想

イーグルフェザーにチャンスが巡ってきた アハルテケS予想

読了までの目安時間:約 3分

 

最初はスマハマからと思っていたが、残念ながら回避。

同じ4歳なら、パワフルなブルーコンコルドの近親にあたるゴライアスでもいいのだが、戦績ほどは信用ならないところもある。

ダートの上級戦は、下のクラスほどガヤガヤしていないから、たまにこういう少頭数の組み合わせになったりもするが、脚質の影響か、14頭以下の競馬で【2101】であるイーグルフェザーには、チャンスが巡ってきた。

確か、筆者はこの馬を大分昔になったが、ユニコーンSで対抗馬にした記憶があるのだが、その時からか、急に出の悪い難儀な馬になっていった。

一時期、過剰人気なりながら、やっとこさ5歳秋になってオープン入りしたわけだが、その時は久しく見なかった中団からの差し切り。

その後は、使えそうな条件を絞っているせいか3戦のみ。

藤田菜七子騎手に何を期待した面のある休み明けの前走も、いつもの感じだった。

ただ、彼これ10数戦続けての東京で、いい感じで走るのは叩き2戦以内か道悪。

不良の2戦での好走例が、変に売れる条件となる可能性はあるが、きっと、そういう単純な理由で来る馬ではない。

古馬になって唯一、12頭立てで勝った時の田辺騎手に手が戻り、乱戦になった時の一発を期待したい。

母系にはミスプロとその父レイズアネイティヴの血が多くクロスし、ネイティヴダンサー系はエタンしか入っていない父系に比べ、明確な偏りが見られる。

そういう中で、最低6本はクロスすることになるネイティヴダンサーの存在感は、ノーザンダンサーが主要なところに入っていない血統としては、重要度でもマシマシ。

帝王賞の最後の砦的存在であるインティにも繋がる、狙いのある配合が、社台ファーム産の馬である点も興味深い。

渋馬場で期待のワンダーリーデルが相手筆頭だが、前走のオアシスSであわやの4着だったタガノディグオの復調も侮れず、4歳勢などと共に、強弱をつけて流してみたい。

◎イーグルフェザー

○ワンダーリーデル

▲ゴライアス

注ノーブルサターン

△タガノディグオ、イーグルバローズ

 

レース予想

平成の出世レース・まずは宝塚を使ってから

読了までの目安時間:約 3分

 

☆宝塚記念

勝ち馬前走

春天

1~3

09③

06①

03①

01②

00①

97③

94①

93②

89①

4着以下

18④

13⑤14⑦<ゴールドシップ>

12⑪

96⑤

91④

大阪杯<連勝馬なし>

17⑥

安田記念<連勝馬なし>

②99 02 05

3着以下

90③

主要前哨戦

鳴尾記念<97~99・12~>

①15

2着以下

金鯱賞<00~11>

①98 04 08

2着以下

11③

その他

16目黒記念② マリアライト

10メトロポリタンS① ナカヤマフェスタ

07クイーンエリザベスⅡC③ アドマイヤムーン

95<京都>京阪杯① ダンツシアトル

92新潟大賞典① メジロパーマー

秋の三大GⅠ直結度<宝塚出走年の勝ち馬>

秋天

①0015

②00 07 10

③90

④04 06 09

⑤94 03

17⑨

12⑥

95⑦

JC

①00 06 07

②99 11

③13 15 16

④04

17⑨

有馬

①89 92 99 00 06 09

②90 05

④04

⑤03

17⑨

<宝塚3着以内で、秋の3レースで1番人気になった馬>

秋天

15①→Ⅱ→①→ ラブリーデイ

13③→②→

11②→④→

10②→①→ ブエナビスタ

07②→①→ メイショウサムソン

05③→英→②→

01②→Ⅱ→②→

00①→Ⅱ→①→ テイエムオペラオー

98①→Ⅱ→止

97②→Ⅱ→②→

94①→Ⅱ→⑤

91②→Ⅱ→②→

90②→⑥

JC

16③→Ⅱ→① キタサンブラック

15秋天→③

13秋天→① ジェンティルドンナ

12①→仏2戦→②

11秋天→① ブエナビスタ

10秋天→②→

07秋天→③→

06①→仏→①→ ディープインパクト

05秋天→③

01秋天→②→

00秋天→①→ テイエムオペラオー

97秋天→③

91秋天→④

有馬

14①→日仏で2戦→③

10JC→②

07JC→⑧

06JC→① ディープインパクト

01JC→⑤

00JC→① テイエムオペラオー

99①→Ⅱ→① グラスワンダー

97①→②

91JC→②

古馬3大タイトルに限らず、マイルCSでもエリザベス女王杯でも出番はある。

ただ、わざわざ列挙した秋の人気馬の面々は、ほぼ全て歴史的名馬である。

簡単な話、宝塚でも崩れなかったから、秋があるという馬は多いということ。

4着以下で秋に複数タイトルゲットした馬は、昔からかなりの数存在する。

 

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