日本ダービー(東京優駿)予想

アイビスサマーダッシュを予想

1932年、ワカタカが1番人気に応えた時から、戦乱末期2年の中断を除き、2020年までで87回レースが行われてきたジャパニーズダービー・東京優駿は、馬産が盛んに行われている国の象徴であると同時に、
その国の競馬のスタイルをそのまま体現するモデルにもなるため、一度は国外に出て競馬に参加する関係者にとって、このタイトルを持っているかどうかが、名刺の代わりになります。
武豊騎手の驚きの5勝と並び、戦乱期を挟み長く競走馬を育ててきた尾形藤吉調教師の8勝の大記録も、もはや挑む者すら登場しえない金字塔であろうかと思います。

無敗の三冠馬

開催年馬名備考
1943年 クリフジ東京優駿-優駿牝馬-菊花賞>※尾形厩舎
1984年 シンボリルドルフ牡馬で初の記録
2005年 ディープインパクトサンデーサイレンス産駒として最後のダービー馬
2020年 コントレイル父ディープインパクト、ナリタブライアン以来2頭目の三冠達成時がGⅠ4勝目

過去20年の二冠以上達成馬

開催年馬名成績
2003年ネオユニヴァース
菊花賞3着
2004年 キングカメハメハ
NHKマイルCとの変則二冠
2006年 メイショウサムソンキャリア10戦以上の珍しい二冠馬
2008年 ディープスカイキングカメハメハに次いで変則二冠達成
2011年 オルフェーヴル
史上7頭目の牡馬三冠馬
2015年 ドゥラメンテ父キングカメハメハとは違い、正規の春二冠達成

日本ダービー(東京優駿)の特徴

圧倒的に1番枠が有利とされますが、そもそも、そういう考え方よりは、極端に内の馬場が悪化しない限り、外枠がかなり不利とするのが正しい解釈にも思えます。
変に揉まれるよりは7枠くらいまでなら不利はないでしょうが、18頭以内の8枠発走でダービーを制した馬など、
ジャングルポケットとワグネリアンしかいないということでも、バイアスがないはずなのにあるように思えてしまう証左なのかもしれません。

日本ダービー(東京優駿)の歴代優勝馬

 1着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
2着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
3着馬
性齢
斤量
騎手
人気
前走
父名
【2011年】
オルフェーヴル
牡3
57
池添謙一
1皐月賞①・東京
ステイゴールド
ウインバリアシオン
牡3
57
安藤勝己
10青葉賞①
ハーツクライ
ベルシャザール
牡3
57
後藤浩輝
8皐月賞⑪
キングカメハメハ
2012年
ディープブリランテ
牡3
57
岩田康誠
3皐月賞<3>
ディープインパクト
フェノーメノ
牡3
57
蛯名正義
5青葉賞①
ステイゴールド
トーセンホマレボシ
牡3
57
C.ウィリアムズ
7京都新聞杯①
ディープインパクト
2013年
キズナ
牡3
57
武豊
1京都新聞杯①
ディープインパクト
エピファネイア
牡3
57
福永祐一
3皐月賞②
シンボリクリスエス
アポロソニック
牡3
57
勝浦正樹
8青葉賞②
ビッグブラウン
2014年
ワンアンドオンリー
牡3
57
横山典弘
3皐月賞④
ハーツクライ
イスラボニータ
牡3
57
蛯名正義
1皐月賞①
フジキセキ
マイネスフロスト
牡3
57
松岡正海
12青葉賞⑥
ブラックタイド
2015年
ドゥラメンテ
牡3
57
M.デムーロ
1皐月賞①
キングカメハメハ
サトノラーゼン
牡3
57
岩田康誠
5京都新聞杯①
ディープインパクト
サトノクラウン
牡3
57
C.ルメール
3皐月賞⑥
マルジュ
2016年
マカヒキ
牡3
57
川田将雅
3皐月賞②
ディープインパクト
サトノダイヤモンド
牡3
57
C.ルメール
2皐月賞③
ディープインパクト
ディーマジェスティ
牡3
57
蛯名正義
1皐月賞①
ディープインパクト
2017年
レイデオロ
牡3
57
C.ルメール
2皐月賞⑤
キングカメハメハ
スワーヴリチャード
牡3
57
四位洋文
3皐月賞⑥
ハーツクライ
アドミラブル
牡3
57
M.デムーロ
1青葉賞①
ディープインパクト
2018年
ワグネリアン
牡3
57
福永祐一
5皐月賞<7>
ディープインパクト
エポカドーロ
牡3
57
戸崎圭太
4皐月賞<1>
オルフェーヴル
コズミックフォース
牡3
57
石橋脩
16プリンシパルS①
キングカメハメハ
2019年
ロジャーバローズ
牡3
57
浜中俊
12京都新聞杯②
ディープインパクト
ダノンキングリー
牡3
57
戸崎圭太
3皐月賞③
ディープインパクト
ヴェロックス
牡3
57
川田将雅
2皐月賞②
ジャスタウェイ
2020年
コントレイル
牡3
57
福永祐一
1皐月賞<1>
ディープインパクト
サリオス
牡3
57
D.レーン
2皐月賞<2>
ハーツクライ
ヴェルトライゼンデ
牡3
57
池添謙一
10皐月賞<8>
ドリームジャーニー

良は無印・○は着順/<稍>「重」【不良】

日本ダービー(東京優駿) 過去10年のデータベース

 1着2着3着4着以下勝率連対率複勝率
1番人気4回1回2回3回40%50%70%
ダービージョッキー4回3回2回44回8%13%17%
無敗馬1回0回0回3回25%25%25%
皐月賞で1着3回2回1回4回30%50%60%
皐月賞で2着1回2回1回6回10%30%40%
皐月賞で3着1回2回0回5回13%38%38%
皐月賞で4着1回0回0回6回14%14%14%
皐月賞で5着1回0回0回7回13%13%13%
皐月賞で6着0回1回1回6回0%13%25%
皐月賞で7着1回0回0回5回17%17%17%
皐月賞で8着0回0回1回4回0%0%20%
皐月賞で9着以下0回0回0回32回0%0%0%
青葉賞組0回2回3回20回0%8%20%
京都新聞杯組2回1回1回20回8%13%17%
1、2番人気の連対馬2回1回0回3回33%50%50%
プリンシパルS勝ち馬0回0回1回7回0%0%13%
毎日杯勝ち馬1回0回1回6回13%13%25%
前走が上記以外のレース0回0回0回31回0%0%0%

ダービートライアルに普通のレースは存在せず、唯一の存在が皐月賞であって、それをカバーするのは東上最終便である京都新聞杯のみ、と解釈すべき傾向です。
皐月賞組は上位入線馬から均等に勝ち馬が登場し、様々な展開やメンバーの質のバラつきなどもありながら、結果として、中山で揉まれた経験が大一番で活きるということがよくわかります。
問題は京都の方。しばらく京都ではないので何とも言えませんが、人気になっている馬が走れば、本番でも期待ということでしょう。
青葉賞組と違って、皐月賞トライアルで目立たなかった馬が、ダービー一本釣りで成功することは、今後も起こり得る展開です。

無敗馬と青葉賞組のストレスは極大

コントレイルの前がディープインパクトで、その前は1996年のフサイチコンコルド。
本流路線から外れてなお、無敗のまま世代を制するなどあり得ないという傾向がこれ。
同時に、もっと重要なトライアルである青葉賞も、長距離カテゴリーに近い多頭数のレースになる上に、日本では時計も必要で、これも反動が出やすい。
となると、大人しく皐月賞から中5週、震災の年でも中4週空けて、しっかりと立て直された組が有利という話です。
NHK杯廃止後は、ずっとこの調子なので、ややこしくとも皐月賞の結果分析が最優先となります。

日本ダービー(東京優駿)攻略のポイント

アウトロー的出現の別路線組が、理由もなく勝つことは有り得ないので、前走2200M以下のレースを使われた、
一定レベルのストレスを受けた馬の精神力が問われるとするならば、当たり前のことながら、皐月賞で戦うということ自体に意義があるという結論に達します。
着順はともかく、厳しい競馬を一度でも経験すれば、何か違うものが見えてくる。
そうして巻き返してきた馬の歴史を紐解いていけば、必ず、誰かと似ている馬を見つけることができます。
皐月賞を振り返った後は、ダービーの歴史を勉強するのがいいでしょう。
案外、ヒントは簡単に見つけることができます。

日本ダービー(東京優駿)2021【予想】

日本ダービー(東京優駿)の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

今世代の頂点は誰だ!?

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

レース名第88回 日本ダービー(東京優駿)
グレード重賞(G1)
日程2021年5月30日(日曜)
発走時間15時40分
開催場所東京競馬場
距離芝2400m
コース左回り
賞金2億円
レコードタイム2:22.6(ロジャーバローズ※2019年)

日本ダービー(東京優駿)予想2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)※レース直前オッズ&最終追い切り更新!

枠順馬名騎手最終追い切り性齢斤量予想オッズ
1エフフォーリア横山 武史美浦・南W・良
5F 66.3-51.2-38.3-11.9(G前仕掛け)
牡357.01.6
1ヴィクティファルス 池添 謙一栗東・坂路・良
800m 54.5-38.7-24.8-12.4(末強め)
牡3 57.0 62.1
2レッドジェネシス 横山 典弘栗東・芝・良
6F 81.8-65.7-51.1-37.6-11.9(馬なり)
牡3 57.0 47.5
2タイムトゥヘヴン 石橋 脩美浦・南W・良
5F 66.3-51.1-38.2-12.4(G前仕掛け)
牡357.0 246.4
3ディープモンスター 武 豊栗東・坂路・良
800m 52.9-38.7-25.1-12.3(馬なり)
牡3 57.0 15.9
3バジオウ 大野 拓弥美浦・坂路・良
800m 53.9-39.7-25.4-12.5(馬なり)
牡357.0 189.8
4ヨーホーレイク川田 将雅栗東・芝・良
6F 78.4-63.4-49.7-37.0-12.4(馬なり)
牡357.0 22.0
4グラティアス 松山 弘平美浦・南W・重
6F 82.7-67.5-52.2-38.1-11.9(直強め)
牡357.0 51.2
5シャフリヤール 福永 祐一栗東・坂路・良
800m 54.4-39.7-25.4-12.1(馬なり)
牡3 57.0 11.2
5ラーゴム 浜中 俊栗東・CW・良
6F 87.6-70.2-54.6-39.7-11.9(G前仕掛け)
牡357.0 122.6
6ワンダフルタウン 和田 竜二栗東・CW・良
6F 79.9-64.5-50.3-37.4-12.0(稍一杯)
牡3 57.0 13.7
6ステラヴェローチェ 吉田 隼人栗東・坂路・良
800m 52.7-38.2-24.9-12.2(馬なり)
牡3 57.0 28.5
7タイトルホルダー 田辺 裕信美浦・南W・良
5F 66.5-51.2-37.8-12.0(馬なり)
牡3 57.0 18.8
7グレートマジシャン 戸崎 圭太美浦・南W・良
5F 66.9-51.9-37.7-12.0(馬なり)
牡3 57.0 18.1
8サトノレイナス C.ルメール美浦・南W・良
6F 84.3-67.8-53.0-39.3-12.8(馬なり)
牝355.04.6
8バスラットレオン M.デムーロ栗東・坂路・良
800m 52.0-37.8-24.4-12.0(強め)
牡3 57.059.7
8アドマイヤハダル 藤岡 佑介栗東・坂路・良
800m 54.5-38.6-24.4-11.7(馬なり)
牡3 57.0 48.7

日本ダービー(東京優駿)予想2021 - 過去10年のデータ傾向

今年の日本ダービーの解法としては、秘めた才能の爆発を目撃することの多い皐月賞と比べ、ダービーの結果に意外性はないという過去30年の傾向に従う。

ダービーで必要となる既知の能力値は、皐月賞、東京、マイルなどの各実績を除き、人気に比例する傾向

1番人気で連対した馬は、期間中では5頭と案外の数字に止まるも、勝ち馬は4頭いる。
うち、皐月賞の勝ち馬が4頭連対し、弥生賞の結果<5着>に修正点を見つけて、関西の裏ルートから立て直されて戴冠のキズナ<武豊騎手はこれでダービー5勝>が皐月賞組を豪脚で封じた例外があるのみ。
問題なのは、3着以下に終わった5頭。

a: 皐月賞勝ち馬
2016年 ディーマジェスティ 3着 / 2019年 サートゥルナーリア 4着

b: 青葉賞勝ち馬
2017年 アドミラブル 3着

C: 弥生賞勝ちから直行<中11週>
2018年 ダノンプレミアム 6着

d: 皐月賞1番人気で敗戦
2012年 ワールドエース 皐月賞2着→ダービー4着

朝日杯快勝などのダメージもあって、上手にローテを組めなかったところのあるダノンプレミアムのみ着順が掲示板外ながら、ワグネリアンに大した差をつけられた結果ではない。
だから、消えているわけではないが、何かが違うのだとしたら、東京を経験している皐月賞勝ち馬以外、実は、4着以下の馬券外敗戦が普通というのが、一般的解釈。
今年、その他の中でも例外のアドミラブルタイプにあたる青葉賞勝ち馬・ワンダフルタウンが1番人気に推されるような皐月賞の内容ではない。
要するに、この一点だけでも、エフフォーリア1強の論拠となってしまうのだ。

ちなみに、その前の10年で、皐月賞勝ち、またはそこで1番人気だったという以外の馬が制した例は、

・2001年 ジャングルポケット <1番人気> /前々走共同通信杯勝ち・皐月賞1番人気で優勝のアグネスタキオンが故障で引退

・2004年 キングカメハメハ <1番人気> /前走NHKマイルCをレースレコード勝ち

・2007年 ウオッカ <3番人気> /阪神ジュベナイルフィリーズを大レコードで快勝

・2008年 ディープスカイ <1番人気> /前走NHKマイルCを1番人気で制す

・2010年 エイシンフラッシュ <7番人気> /前走皐月賞3着も、京成杯1着以来の競馬 

エイシンフラッシュや一昨年のロジャーバローズは、定期的に登場のミラクルホースであり、皐月賞の馬場質や時計が少し通常と違ったときに、チャンスを得たタイプ。
エイシンフラッシュの年のヴィクトワールピサとエフフォーリアの違いは、勝ちタイムが優秀なのは同じでも、前者は途中乗り替わりがあったところで展開も向かずという二重苦があった。
似たタイプになるコントレイルより、ローテはタイトになるし、前々走が冬季という馬は皐月賞かその前で負けていた方がいいという死角はあるが、乗り替わりもなく、成功に最も近い冬の東京からの余裕ローテをとれた若き挑戦者にとっては、あまりにも有利なデータであろう。

 京都新聞杯組が絡む条件は、前走時の人気から実力を認められていた場合に限られる

変則的な狙い方だが、5番人気で日本レコード勝ちのトーセンホマレボシは、本番で3着。
あのモズベッロの父になるディープブリランテと翌年から春の天皇賞連覇のフェノーメノが競った際どいゴールシーンは、記憶に新しい。
でも、それ以外も連にまで絡んできている。

3頭存在しているから、あのロジャーバローズのこともあるから無視などできないとして、今年は有利な上位人気の勝ち馬が登場の展開で面白いわけだが、レッドジェネシスは何とも言えない3番人気での勝利。
僅差とはいえ、そこは厳密に捉えるとしたら、この組は頭までは突き抜けないとなる。

連対したアグネスフライトや京都4歳特別時代のシルクジャスティスらは、上位人気で勝っていた。
ダービーでもそこそこ人気になりそうな馬を出せるかどうかの観点で、時計だけは優秀な京都新聞杯組は、いつもと違う中京のレース。<ナリタブライアン−エアダブリンの決着だった1994年が阪神・京都4歳特別の最新例で、その年の京都4特は低レベル>
レッドジェネシス自身がどうこうではなく、その他大勢がほとんど横並びというところでは、下手に逆らって痛い目に遭うのは寂しい。
青葉賞かこちらか。
例年はわざわざ選択などせず、皐月賞一桁着順組との組み合わせの中で、必ず皆が拾っているのだから、今年も枠ははみ出てしまうが、勝っていた馬は押さえたい。
東京のトライアル、前哨戦だと、人気薄好走の馬が連続して走ることはある。

皐月賞で負けたとて、結局、上位組ばかり来るのは当然なのだろう

本流組のダービーの勝ち馬に限って、二冠達成以外の5頭の特徴を挙げていくと、

・2着 →1着 マカヒキ <弥生賞レースレコード勝ち>
*今年はタイトルホルダー <現ディープインパクト記念勝ちで共通>

・3着 →1着 ディープブリランテ <東京スポーツ杯勝ち・スプリングS参戦>
*今年はステラヴェローチェ <不良馬場の東京の2歳重賞勝ちは同じ>

・4着 →1着 ワンアンドオンリー <ラジオNIKKEI杯勝ち・弥生賞参戦>
*今年はアドマイヤハダル <阪神2000の重要戦勝利は同じだが…>

・5着 →1着 レイデオロ <G2・ホープフルS勝ちまで3戦全勝・休み明け>
*今年はヨーホーレイク <同じレースを使ってはいるが、実力はレイデオロの方が遥かに上>

・7着 →1着 ワグネリアン <皐月賞は稍重で完敗・弥生賞参戦>
*今年はディープモンスター <ディープ産駒で似たような負け方も、暮れから使い詰めの裏路線から参戦の点は全く違う>

何から何まで全て、理想の結果を勝ち得たダービー馬に肖ることはないのだが、理由がないと逆転は難しいという構図で言えば、また着拾い止まりの可能性がある掲示板組を押さえるに止まるだろうか。
そうなると、3着以内とそれ以外で全く着内率が違う点は見逃せない。
ただ、昨年みたいに接戦の皐月賞ではないから、<本当のところは、際どい内容ではないが> ここの順番は前々走の内容で入れ替わるとしていい。
皆、全くの互角だが、良馬場になった時に魅力は、やはりアドマイヤハダル。
距離は少し長いだろうが、ここはダービー2勝のミルコにお願いすることにしよう。

歴史を紐解けば、偉大な軌跡を辿っているとも評せるが、異質ローテで二冠制覇を目指すのが今年のエフフォーリア

全てはダービーのためにある、という時代ではないのかもしれないが、超名馬・10戦無敗の二冠馬であるトキノミノルの名を残すために作られたと言って過言ではない共同通信杯<旧東京4歳S・〜4歳S>は、トライアル前に使うレースであった。
そうではない馬は、大体が関東の有力馬で、中山の朝日杯で勝ち負けの馬ばかり。

年明けに2つ使って皐月賞の流れ、皐月賞とダービーの間に東京のレースを一つ…、というのは、平成期ではもう見られなくなっていって、皐月賞に直行ローテが可能になった2歳中距離重賞の総クラシック前哨戦化の影響もあって、暮れにG1を使っているくらいでちょうどいいほどの、いい意味での早熟化が安定して実現されている。

でも、ミスターシービーだって、シンボリルドルフだって、2歳戦は使っていても、オープンを使ったわけではない。
2歳のオープンを複数回使われて三冠制覇のナリタブライアンとオルフェーヴルは、4歳春から大分おかしな感じになっていった。
ディープインパクトとコントレイルは親仔というだけあって、特徴に大差があるわけではないが、暮れにチャンピオンの仔の方は、激しい菊花賞とJCを経て、道悪大幅体重増の大阪杯でひと休み。
定石どおりに無敗の三冠馬らしく、菊花賞後は敗れた有馬記念とその次以降の古馬戦は、余裕ローテで立て直された父に対し、コントレイルはハードな選択で連敗。

三冠馬になれるのかどうこうはさすがに早いが、完璧な戦績の重ね方と無敗二冠など牝馬のそれと比べ、昨年のコントレイル登場により全く珍しいことではないという風に、近50年で5頭登場の10年に一度ペース継続の流れに戻したから、トウカイテイオー・ミホノブルボンの連チャンパターンがあって、ここは不思議もないとしていいだろう。
キャリア5戦以内の二冠挑戦者は、皐月賞の前に関東圏のオープンで本賞金加算の好走歴があった馬に限れば、【6・2・1・2】という圧倒的成功確率。
着外の2頭が、不良馬場のダービーと主戦騎乗停止で乗り替わりの各関西馬であったとすれば、その確率はより高くなる。

ただし、ドゥラメンテもナリタブライアンもカブラヤオーも共同通信杯参戦の成功者だが、このキャリアの括りでフレッシュな組であったところで、前週のソダシのように、この参戦ルートで無敗継続の馬は、どこにもいない。
大昔のトキノミノルやミスオンワードを思い起こさせた近年の無敵キング・クイーンらは、そんなもの糞食らえと出来たのだが、類例がないということが死角というだけで、もはや、その必然の流れを無視できるような状況ではないというのが、結論となってしまう。
東京の芝2400Mは、ジャパンCがそうであったように、常に絶対的な結果を求めるべき舞台とした時、勝ち運を失ったサートゥルナーリアのような結果だけは切ない。

それでも今の横山武史騎手が、酷いヘグり方で不発に終わると考えにくい、というのも推挙できる強い材料だ。
もはや、他の人馬によほどの強運でもない限りは、今年も何も起きないダービーであろう。

日本ダービー(東京優駿)予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

共同通信杯の決着と同時に生まれたこの流れに乗って、期待感だけなら3年連続で平穏ダービーを希望したい一戦!

  • エフフォーリア

立派なギニーホースであり、血統に関しても語り尽くされているだろうが、くだらない妄想を引き合いに出せば、

・父エピファネイア <2013年/キズナに半馬身差の2着>

・母父ハーツクライ <2004年/キングカメハメハに1馬身半差の2着>

・従兄アドマイヤムーン <2006年/メイショウサムソンに5馬身ほど離された7着>(稍重)

縁のない血脈ではある。
直系祖父のシンボリクリスエスはエピファネイアがそうであったように、武豊騎手の人気馬に最後に差されるという屈辱を味わっている。
ただ、エピファネイアはデアリングタクトを出し、ハーツクライもダービー馬・ワンアンドオンリーがすでに輩出。
クラシック出走不可で、出走権があるエリザベス女王杯を勝つためにずっと負けずに戦ったヒシアマゾンの一族であるアドマイヤムーンに、そこまでのタフさや万能性はなかったが、叔母が勝ち切れなかったジャパンCを制したのだから、血の進化は侮れない。
それでも、オークス馬のチョウカイキャロルを競り落としたヒシアマゾンのプライドは、春に続くサムソン斬りのJCとしたアドマイヤムーンに引き継がれている。

もう、クラシックに縁のないケイティーズの系統ではない。
同時に、いい血のイメージを継承しながら、早熟性を幾らか強化している良血馬には珍しいスケール感の維持や進化には、ただ、エピファネイアやハーツクライが優秀というだけではない、エフフォーリア自身の個体としての非凡さも、結果に表れている。
すでに、このパフォーマンスだけでアグネスタキオン級であると証明したわけで、阻むものなど何もない状態。
昨年のコントレイル同様、余勢をかってどこまでやれるのか…、という種牡馬としての能力以外の面が、今のところの皆が注視するポイント。
もはや、スタッドインした時の期待感は、完全に目一杯のところにまで膨らみ切っている。

日本ダービー(東京優駿)予想2021 - レース展開

脚質1着2着3着4着以下
逃げ馬0回3回1回18回
先行馬8回6回6回52回
差し馬10回8回11回141回
追い込み馬2回3回2回87回
枠順1着2着3着4着以下
1枠7回2回1回30回
2枠3回2回3回32回
3枠3回2回2回33回
4枠0回5回4回30回
5枠1回2回1回36回
6枠2回5回1回32回
7枠2回1回5回52回
8枠2回1回3回53回

別に、何も書くことはない。見ているだけでいいというレースだろう。
昨年以上に、本命馬にかかるプレッシャーは大きいが、もう勝負付けは済んでいる。
初参戦だと何をするにしても、不安はあるものだが、横山武史騎手にはトライアルホース・リオンリオンと挑んだダービーの貴重な経験がある。
慎重に抑えても、進路取りを間違えなければ、それさえも仕掛け遅れとはならない。
勝たねばいけないレースの勝ち方を既に馬には教え込んだし、それを皐月賞で完全実行している。
故障さえしなければ、他が立ち向かうことも難しいはずだ。

そこで、不安材料を一つだけ拵えることにした。(笑)
過去データを参照とし、皐月賞が渋っている時に快勝した4頭について、分類を加えた時には不安が残る、という死角を提示してみる。

共同通信杯から直行の馬が、意外と二冠馬になるのに、どこかで不完全なレースをして敗れている戦績を隠し持っているなどというのは、実はどうでもいいが、皐月賞を勝って、かつ大きく支持を集められないダービー参戦馬はたまにはいるが、渋った馬場の皐月賞勝ちの実績は、素直に評価されるダービーという構図になった時、反発の憂き目に遭うことはほとんどないという安心の材料はある。

ところが切り取り方を変えて、皐月賞で1番人気ではない時とした場合、トウカイテイオーやコントレイルのようになれず、エアシャカール<2000年2着>やヴィクトワールピサ<2010年3着>などが、大昔のキタノカチドキだとかハイセイコーのような残念な敗戦を喫するのである。
約50年前の彼らは中間NHK杯を叩いて、本番でガス欠になったが、菊花賞では素晴らしい結果を残した。
エアシャカールもヴィクトワールピサも秋にタイトルを得ている。
ただ、ここでミソをつけたことで、コントレイルにはなれなかった。

無敗で共通の50年前のスターホースと、二冠の2頭に対し、そのほとんどよりキャリアが少ないエフフォーリアは、ディープインパクトやコントレイルが達成した5戦目での最短キャリア二冠達成記録に挑むことになる。
が、夏デビューの馬の二冠達成もまた珍しく、無敗に括ると、7月の旧新潟デビューのシンボリルドルフ以来の記録となる。
大した要素ではないが、そんな些細な誰も気にしない死角を乗り越えることくらい、いとも容易いと思わせた時点で、それはジンクスでも高いハードルでもなくなるのだ。
筆者、それら低レベルの障害に躓くとは思っていない上に、ナリタブライアン的着差拡大の可能性まで予測しているような状況。
相手は関係ないと言える状況で、自身のパフォーマンスがより大切になるという、昨年のコントレイル&福永コンビの実例を、よく復習すれば二冠は確実であろう。
大いに楽しみたいものだ。

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日本ダービー(東京優駿)過去の予想と結果

開催年1着馬2着馬3着馬
2020年コントレイルサリオス
ヴェルトライゼンデ
2019年ロジャーバローズダノンキングリーヴェロックス
2018年ワグネリアンエポカドーロコズミックフォース
2017年レイデオロ スワーヴリチャードアドミラブル
2016年マカヒキサトノダイヤモンドディーマジェスティ
2015年ドゥラメンテサトノラーゼンサトノクラウン
2014年ワンアンドオンリーイスラボニータマイネルフロスト
2013年キズナ エピファネイアアポロソニック
2012年ディープブリランテフェノーメノトーセンホマレボシ
2011年オルフェーヴルウインバリアシオンベルシャザール
2010年エイシンフラッシュローズキングダムヴィクトワールピサ
2009年ロジユニヴァース リーチザクラウン アントニオバローズ
2008年ディープスカイスマイルジャックブラックシェル
2007年ウオッカアサクサキングスアドマイヤオーラ
2006年メイショウサムソンアドマイヤメインドリームパスポート
2005年ディープインパクトインティライミシックスセンス
2004年キングカメハメハハーツクライ ハイアーゲーム
2003年ネオユニヴァースゼンノロブロイザッツザプレンティ
2002年タニノギムレットシンボリクリスエスマチカネアカツキ
2001年ジャングルポケット ダンツフレームダンシングカラー

日本ダービー(東京優駿)参考リンク


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