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戸川牧場の真実

読了までの目安時間:約 2分

 

メジロ牧場で大切に育てられた血といえば、メジロマックイーン・デュレン兄弟を出したアサマユリの系統と、このモーリスとメジロドーベルを出したメジロボサツのラインが、主だったファミリーとして、現在も競馬の根底を支える働きをしている。

モーリスを送り出したのは戸川牧場。
GⅠ馬だけでなく、プロ野球選手を送り込んだ稀有な生産者である。
代表者戸川洋二氏の長男・大輔さんは、埼玉西武ライオンズに所属する外野手だ。

その昔は、テスコボーイの血を利して、日高の馬が本州産の馬などをねじ伏せるように制するのが基本だった。
時は流れ、世界の良血馬がわんさか日本競馬の中に取り込まれ、勝ち組負け組に分かれたが、サンデーの血も大きく拡散した。
それを母父に持つスクリーンヒーローの産駒がモーリス。
この純国産馬は、メジロの重厚な血を受けて、鈍重な未勝利馬が出てきても何ら不思議はない配合であった。

しかし、マイラーとして大成したモーリスは、天皇賞の2000Mでは距離不安さえ囁かれていたほど。
巡り巡って、社台の良血馬の方が適性はあるという評価に引っ張られ、4倍前後を行き来したオッズは、レース当日、3倍台後半で落ち着き、1番人気に応える結果となった。

戸川外野手は、まだ1軍レベルの選手ではない。
ほぼ最低年俸である500万円を得て、未来の飛躍へ、今泥にまみれて、白球を追う日々を過ごしている。
1着賞金1億超の天皇賞を、2分かそこら走っただけで勝利したモーリスは、それと同じ額を牧場に仕送りしたのだ。
ミラクルアゲイン。ライオンズファンに愛される選手が生まれた時こそ、本当の奇跡が起きる。

 

ニュース

新馬2016<10/29・30>

読了までの目安時間:約 3分

 

曇天の土曜日は定番。3場で9鞍も同じ。
京都の新馬2戦は、共に人気馬同士のマッチレース。
が、勝った馬は強いという印象だった。

ダ1200は、ヒップホップスワンが差し返す格好でムーア騎手鞍上のスーパーモリオンの追撃をいなした。名馬ティズナウの孫にあたり、牝馬で大きすぎないのもいい。
マイル戦の方は、ムーアの逆襲。頼りないアルアインに気合いを注入し、完成期の自分の姿を自身に確認させるようにして、新馬を勝ってしまった。
ディープ×アメリカン。姉はエクリプス賞受賞の名馬だが、その道を辿るのはまだ早い。

東京は両方とも稍重馬場。キレイに差しが決まった。
京都と同じような湿り方のダ1400では、アンライバルド産駒のサンマルライバルがゴール前抜け出した。
芝の1600も、マンハッタン牝駒らしい末脚で、人気のニシノスマッシュをパルティトゥーラが捉えきった。
こちらはクラフティワイフ系なので、息の長い活躍が期待される。

京都は晴れて、他場も馬場は良化した日曜日。
東西の芝1800戦は、見どころはあったが、意外な展開に。
京都で大外一気を決めたアンセムは、エリザベス女王杯3着のピクシープリンセスの全弟。
血統からして器用さに欠くのだろうが、他が案外の小物だった可能性あり。
東京のバルデスは、ディアデラノビアの仔で父ハービンジャーだからスローは合っていたが、小柄なマンハッタン牡馬にかなり追い詰められた。
ランクは違うけれど、強い相手と戦ってどこまで上り詰められるかは、まだ疑問が残る。キレ馬ではないだろう。

東芝1400は良血牝馬のスリリングな攻防で盛り上がった。
逃げたダークプリンセスはミトラの全妹で、勝負は決したかのように見えたところ、メジロドーベルの孫・ビルズトレジャーが矢のように伸びてきて、クビ差捉えた。
血のなせる業だろう。

京ダ1800はエルデュクラージュが中団から差し切り、人気に応えた。クロフネでこれができれば、安心して買える。
シンボリクリスエス産駒ながら、新潟ダ1200圧勝のヴィーグリーズは、稍重でアメリカンの断然人気馬を負かして、またびっくり。平坦の芝もOKか。

 

レース回顧

元王者のプライド

読了までの目安時間:約 2分

 

僚馬バクシンテイオーを1馬身追走し、抑えきれない手応えから、手綱を持ったまま力強いフットワークで最後は1馬身半差の先着。
水曜日の午前、美浦・ウッドチップコースを疾駆したのは、あのモーリスである。

GⅠ4連勝後、現在連敗中。
「(先週の状況を見て、)もう一本やっておきたかったので、今週は水曜日に追った」
堀調教師は、ここ数戦の中ではそれなりのレベルにあるという感触を掴んでいるのか、慎重な姿勢は崩さないものの自信を覗かせるコメントを残した。

「逃げてこその馬なので、何とか東京の長い直線を逃げ切ってほしい」(坂口正則調教師)
最終追い切りは、今週も武豊騎手を背に、栗東Cウッドコースでの単走追い。
終いを12.1秒でまとめ、やけに中身が悪く感じた失速の一週前とは大きく一変し、好印象の稽古内容となった。

お互い、王者になるまでは紆余曲折を経て、持ち合わせた資質と弱点が一定のところで均衡のとれた状態になり、名手の騎乗技術にも助けられて、GⅠ馬の仲間入りと相成った。
国内のレースより、最高の状態で挑むことのできた国外での大レースにおける好結果は、そのまま彼らの評価に反映されたわけだが、今年の安田記念の、昨年の天皇賞のそれぞれのレース内容は、正直、物足りなさを感じるものであった。

どれが本物のモーリスでありエイシンヒカリなのか。
ミドルディスタンスにおける世界トップクラスのGⅠ競走・天皇賞(秋)での結果が、彼らの格を確定させる。
少頭数の大一番。
彼らがプライドを取り戻すことこそ、自分たちの引き際に花を添える最高の自己演出となる。果たして。

 

ニュース

2016年 牡馬クラシック総括

読了までの目安時間:約 3分

 

牝馬路線もそうだったのだが、出る杭は打たれる現象の連続であった。
牡馬路線はそれに加えて、信じられるものは決まって、黄金ローテの馬である、という結論のようなものが明示され、極めて安定的な戦いが繰り広げられた。

期待に違わぬ走りで3連勝していたサトノダイヤモンドと劇的2歳王者戴冠を成したリオンディーズが人気になった、第一関門たる皐月賞。

直前に大地震が発生し、5年前のクラシックを思い起こさせる揺らめきの中での争いは、春ではたまにある強風の中の一戦となった。
「速いんじゃないかな」

大外枠から先団とは離れた中団の外目を追走し、直線勝負に賭けた、否、理想的なレース運びとなったディーマジェスティ快勝の流れは、蛯名騎手の体感そのままに、自分の競馬に持ち込める可能性を勝機と即座に捉えた、ベテランの勝負勘も大きかったように感じる。

エアスピネル等、上手に競馬できる面々は、ペース判断を見誤ったデムーロ騎手のリオンディーズの失速→斜行に勝機を奪われ、伸びきれず。
弥生賞快勝のマカヒキが、限りなく勝利に等しい2着への追い込みで、ダービー快走の前座とした。

そのダービー。
見た目には好内容だったが、マカヒキ以外は見せ場を作って、エネルギーが残っていなかったような惜敗であった。

いつもより前で、いつもより強気に、いつも以上に勝負に徹し…。
ダービーらしい、騎手にとって最大目標となる舞台で、最高の結果を残した川田騎手を褒めるしかない。
ルメール、蛯名両騎手には、ちょっと気の毒な直線であった。
坂上での交錯は、サトノの落鉄が原因だったとされる。

無念は勝ち抜けた2頭も同じ。
残党たるギニーホースの誇りにもかけて、菊は負けられぬ戦いに。

しかし、ダービーの不運を天秤にかけたら、無冠馬に肩入れするのが競馬の神様なのだろう。
サトノダイヤモンドもエアスピネルもよく走った。レインボーラインもよく伸びてきたが、前週のビッシュがそうであったように、ディーマジェスティだけが力を出し切れていないような競馬で、苦汁を舐めた。

皐月賞の厳しさは、非連対馬のガッツの源になったのであろう。

 

コラム

足下から見直せ

読了までの目安時間:約 3分

 

競馬学校30年生以上のベテランが、未だ質の安定感で中堅以下を上回り、他の方法で騎手として成り上がった人も活躍する現在、大勝負の経験値がまだまだ若手に足らない状況が透けて見える。

学校は基礎を叩き込むべき場所ではあるが、それは現場で見習いの仕事をさせれば身につく部分もある。
最初のハードルを上げて、成績優秀者をどんどん実地訓練で鍛えさせて、脱落者についても、もう一度学校の中で基礎知識と学ぶべきものを得れば、遠回りにはならない。

一定の学力が求められる点では、そもそも門戸が狭いからヤフートップニュース級のバカはいないわけで、複数のペーパー試験は必須ながら、仕事の性質を考えたら、勝ち抜き制を導入してもいいだろう。

問題は、馬に乗るということ以前に、勝負に必要な精神力を生み出す努力が、世界との戦いの中で明らかに足らないこと。
ジョッキールームの空気は常に安穏としていると、よく騎手は語っている。
しかし、騎乗技術がアップした昨今も、昔と同じで、実戦の結果に対する満足度の向上が見られない。

落ちることよりも負けることへの恐怖と戦う力を、競馬学校の中で得ることはできなくても、それを実戦で得るための準備くらいはさせてほしいものだ。
落ちる恐怖を伝える術は騎手出身者なら持っているだろうが、負けることの恐怖に打ち勝った大レースの映像をしっかり解説する授業があってもいい。

敢えて、それを先生の主観で伝えることで、己の個性を自覚するきっかけにすることもできる。
所詮は、個人稼業である。
一本立ちさせる中で、今足らないとされる調教に必要な技量を持った乗り手を増やす意味でも、勝負をすることの面白さを、厳しさを備えた言葉でもって伝えるだけで、ただ憧れの眼差しでレース映像を反芻して見る少年、少女の気持ちは、自己責任の重みと対峙する苦しさに耐えうるものを得ようと努力する方向へ、能動的に変化するだろう。

日本人には、闘争本能を呼び覚ます準備が必要だ。
狡猾になれない人種である以上、勝負をさせる教育こそが学校の存在意義となるのではないだろうか。

賢い子に育てるのではなく、貪欲に競馬の研究をする勝負師を作ってもらいたい。

 

コラム

2016年 牝馬クラシック総括

読了までの目安時間:約 3分

 

惜敗と激闘と完勝。
メジャーエンブレム、ジュエラー、シンハライト。
春を振り返れば、彼女たちの才能を出てくるレースごとに、再度確認するような展開となっていった。
それが、季節が変わると…。

メジャーエンブレムは絶対ではない。
桜花賞も皐月賞も同じ。
結局、2歳王者には厳しい舞台なのである。

世紀のレースレコードでチューリップ賞を駆け抜けたシンハライトとジュエラーは、併せ馬になるところは同じでも、勘所を押さえた騎乗が魅力のデムーロ騎手の気概と勝負強さが光った競馬を見せ、桜花賞はジュエラーの勝利。
まるで、ダイワスカーレットの再現をするような戦績を残し、春はこれで燃え尽きるのであった。

ハナ勝ちの後の惜敗。
上の兄が大舞台に縁がなかったことを、地で行くような内容で敗れた桜花賞は、シンハライトの覚醒に繋がった。
下げて、決め手を活かす競馬。
牝馬だからこそできる芸当は、池添騎手の十八番。
オークスでは、流れが存外速くなり、結果的にだろうが、ダービーポジションとは逆に、2角辺りでは真ん中より下の順番の通過が望ましいというスタイルを最大限に活かせる展開で、今度はチェッキーノという強敵を相手に勝負強さを見せた。

桜花賞を負けたことで、ローテを考慮した安田記念参戦やオークスの王道ローテを取りにくくなった2歳女王は、まずは勝利をということで、因縁の府中マイルに挑む。
今度は逃げて、ロードクエストら後の古馬重賞善戦馬を完封。
しかし、ジュエラーが戻ってきたときに、彼女の姿はトレセンにもなく…。

秋華賞は、オークス3着のビッシュがやけに人気になってしまったので不穏な気配は漂っていたが、その時に不利があって、完全にそれが敗因、厳密に言うと、ビッシュに勝てないまでももっと接近できただろうヴィブロスとパールコードが好走。
色々な意味で悔しい思いをしているだろう、福永、川田両騎手の好騎乗が目を惹いた。
流石に、桜花賞の人気トップスリーほどは強くないが、秋華賞馬は古馬になってからは頼もしいケースを、我々は何度も目撃している。

櫛の一本が欠けようとしている中、新顔が上位独占というのは、今後も侮れない世代である。

 

コラム

来季変更事項一覧

読了までの目安時間:約 2分

 

<GⅠ開催関連>
・2回阪神4日<4/2(日)>
大阪杯 GⅡ→GⅠ昇格
名称も大阪杯で行われ、別定条件は昇格を機に、定量戦へ変更される。

これに伴い、3月重賞の番組変更、特典付与が為された。
2/26(日)中山記念は開催条件の変更はないが、金鯱賞と中日新聞杯の開催時期をそっくり入れ替え、両GⅡの勝者には大阪杯への優先出走権を与える。
更に、年末のチャレンジCも施行条件に若干の変更が生じる。

3/11(土)金鯱賞
12/2(土)チャンレンジC 1800、ハンデ→2000、別定
12/9(土)中日新聞杯

・5回中山9日<12/28(木)>
ホープフルS
有馬記念が24日(日)の開催で、中央競馬の開催可能の末日に、現在GⅠ格付けへの昇格を申請中のホープフルSを変則日程で行う。
金杯との兼ね合いを考慮したという側面は理解されているが、有馬記念のステータスを軽んじているとする懸念は、かなり多いとされる。

・<11/3(金・祝)>
JBC競走開催<大井>・中央でも京都・福島で競馬を開催
南部杯とのコラボも、一部で不評を買っているが、来年もこの週はGⅠ開催はないので、何とか集客効果を上げたいのだろうけど、場合によっては、ホープフルSの件もあって、憤慨するファンが1年後に現れるかもしれない。

主だった変則日程<3日開催>についても、ここでは触れておきたい。
3/20(月・春分の日)
9/18(月・敬老の日)
10/9(月・体育の日)
これに前記、文化の日の開催と年末のアレもある。

中央・地方の一体化は結構な話だが、結局、旨味があるのは中央の側だということを、ファンはよく知っている。
潮目が変わるきっかけになるかもしれない。

 

ニュース

奇跡の血統 ミスタープロスペクター

読了までの目安時間:約 3分

 

凱旋門賞とスプリンターズSが行われた週は、
・ポストポンド<父ドバウィ(シーキングザゴールド直系)×母父ドバイディスティネーション(キングマンボ直仔)>
・ビッグアーサー<母父キングマンボ>
らが人気を裏切った。
しかしシリウスSを、
・マスクゾロ<父ローマンルーラー(フサイチペガサス直仔)×父母父母母父にミスタープロスペクター×母母父ホームビルダー(ミスプロ直仔)・継続クロス>
が制し、スプリンターズSと凱旋門賞では、
・レッドファルクス<父スウェプトオーヴァーボード(フォーティナイナー直系)>
・ファウンド<父母父ミスワキ×母父母父クラフティプロスペクター>
らが、人気馬の穴埋めをする見事な走りを見せた。

毎日王冠に出られた4歳、出られなかった4歳もそう。
・アンビシャス<母父エルコンドルパサー(キングマンボ直仔)>
・リアルスティール<母母モネヴァッシア(全兄キングマンボ)>

西の前哨戦でも、
・ラブリーデイ<父キングカメハメハ(キングマンボ直仔)>
・ラストインパクト<母父ティンバーカントリー(ウッドマン直仔)>
らベテランが、この秋も無事に始動した。

日本なら断然のサンデーサイレンス直系という構図。
欧州は重い馬場であればあるほど、サドラーズウェルズの血が躍動し、大まかなところではデインヒルを中興の祖とするダンチヒの直系が幅を利かせている。
アメリカではそれらも活躍するが、ダートでは、ボールドルーラーやデピュティミニスターに代表されるヴァイスリージェントも大威張りで存在感を示している。

にもかかわらず、どの国でも、ミスタープロスペクター系はどんな条件であろうとも、何かの系統は自分の庭を持っていて、そこで活躍する。
フォーティナイナーやキングマンボには、もはや、国も馬場差も条件も問わない万能性が見て取れる。
つい最近のキングマンボ系は、どうも大舞台で情けない感じになっているが、昨年はヒーローを増産していた。
ノーザンダンサークロスが全盛の時代にあって、それを生み出す原動力となったネイティヴダンサーの直系が活躍する世界は、何も、突然一変して生まれたわけではない。
ノーザンダンサーの万能性と、原理は同じだと思う。

 

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2016年 2歳馬選定 -9月-

読了までの目安時間:約 3分

 

ざっと、注目馬を出てきた順に列挙していく。

/10 中芝1600・未 ハウメア<牝>
〃  阪芝1800・未 リスグラシュー<牝>
動き一変の2頭。

/17 阪芝2000・未 エリンソード(新馬①ブライトンロック)
〃  阪芝1400・新 アグネスジュレップ<牝>
/18 中ダ1800・未 マイネルレンカ(新馬①ブライトンロック)
〃  中芝2000・未 アウトライアーズ(新馬①サンライズソア)
〃  阪芝1800・新 ワンダープチュック
未勝利勝ち=適条件で一変、新馬勝ち=ライバルより適性上位。

/24 阪芝1600・未 アドマイヤミヤビ<牝>
〃  〃 1800・未 ガウディウム(新馬①アメリカズカップ)
〃  〃 1600・新 ミスエルテ<牝>
/25 中芝2000・新 キャナルストリート<牝>
〃  阪芝1800・新 ムーヴザワールド
未勝利組は一息入れて、動ける体に。新馬勝ちの馬はスケール感で他を上回った。

10/1 阪芝2000・新 スズカフロンティア/サトノアーサー
/2 阪芝2000・未 スワーヴリチャード
この距離で結果が出たことを評価したい、道悪好走の期待馬。

後半に進むに従って、大物が増えるのが秋競馬の常。
3週目の新馬勝ち3頭に関しては、すでに、オープン馬と見なすべき才能の持ち主。
特に、ミスエルテはこのまま進んでいけば、いずれはGⅠの舞台に顔出すことになるだろう。
未勝利勝ちの馬は皆2戦目の勝ち上がりを評価できる面々。新馬戦の勝者がまずまず名の知れた馬だから、そのレベルに則した評価となる。
ディープ一族のハーツクライ産駒・アドマイヤミヤビは次戦から、新馬勝ち組とガンガンやり合える素材だろう。
アスター賞でコケたブライトンドックに新馬で敗れた2頭は、狭い条件で活躍するタイプか。

・野路菊S<アメリカズカップ/父マンハッタンカフェ>
・ききょうS<ジューヌエコール/父クロフネ>
・芙蓉S<キングズラッシュ/父ルーラーシップ>
いずれも2戦2勝、現時点でのレースチャンピオンといった勝ち方。
ただ、抜けて強かったというほどでもなかったから、ここまでの重賞ウイナーや夏の新馬でインパクトを残した1戦1勝馬よりは、現時点で上ということはない。

 

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馬券の資金と理念

読了までの目安時間:約 3分

 

2016凱旋門賞から始まった国外GⅠの馬券発売。
マカヒキの支持率、それに関連した買い目の売り上げ等々、今後に向けた課題であり教訓であったりという、ある意味で最も憂慮された、心情だけでは動かされてはならないコアな部分の影響に関しては、もっと数を重ねて、日本馬がいない時にこそ、それぞれの考え方が反映されることになっていくわけだから、現状で論点にはなり得ない。

それでも、馬券マイスターのパートⅠ国・日本において、普段から見慣れたもの以外に、若干嫌厭の感情が生まれて距離を置いてしまいがちな国民性に、少なからず、立ち向かうという姿勢を根付かせる効果は、一定程度見込まれるだろう。
35年前に現役の外国馬を受け入れることを選んだジャパンCの創設から、日本の競馬は、馬にとっては内弁慶、騎手に関しては反対に舶来至上主義化しつつある。
やや度を越したその相反する2つのファクターが、幾らかでも平準化されるきっかけにしたい。

どうせなら、JRAが主催する興行であるなら、敢えて、自己申告制をとりながら、海外のレースに関しての身内の馬券購入容認くらいの柔軟な対応は、あって然るべきなのではないだろうか。
国外で奮闘する日本の馬のことは、日本人は応援するのだ。
勝手に馬券を売ることに、相手の主催者は関知していない。道義的問題は発生しえない状況に思うのだが、どうだろうか。

しかしだ…。
度を越したという意味では、身の丈に合わない勝負の仕方は、これを以って慎むべきとも思う。
どこにでも馬鹿野郎はいるもので、的中という名の麻薬に毒されたスリルを味わうためだけの大博打を、楽しむわけでもなく、病的に憑りつかれるが如き、不毛な行動を続ける人間が、WIN5の高配当の連続などで今後増えないとも限らない。

先日、身の丈に合った高級時計の購入に考え巡らせる同級生の姿を、傍から見て思ったのだが、
「自分が稼げる額以上の見返りを求めてはならない」
と、つくづく感じたものだ。
海外のレースで少頭数になりがちだからといって、あまりにも馬鹿げた大勝負をしてしまうのは愚の骨頂。
ファンもまた、競馬先進国の優秀なる識者でなければならない。

 

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