ニューイヤーカップ2021【予想】|枠順確定!過去10年の傾向と最終追い切り

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ニューイヤーカップ2021【予想】|枠順確定!過去10年の傾向と最終追い切り

読了までの目安時間:約 7分

 

浦和で開かれるニューイヤーカップの予想と枠順発表後の最終追い切りデータの分析を行っていきます。
鉄板軸馬や消去法で消すべき馬、激走が期待される穴馬をそれぞれ診断!
過去結果や歴代の優勝馬をしっかりチェックしながらも
予想オッズを確認しつつ過去配当を超える払い戻しを狙っていきたいと思います。

レース名第64回 ニューイヤーC
3歳オープン
グレード重賞(siii)
日程2021年1月7日(木)
発走時刻15:40出走
開催場所浦和競馬場
距離ダート1600m
コース左回り
賞金1200万円
レコード1:37.9

 

ニューイヤーカップ2021の出馬表(馬柱)- 出走予定馬の馬体診断と想定騎手(枠順確定)

枠順出走予定馬騎手斤量(負担重量)馬体重(前走)
1サヨノグローリー町田直希(川崎)56478
2カシノルシーダ吉留孝司(浦和)56457
3ジョーロノ吉原寛人(川崎)56471
4ピースフラッグ山崎誠士(川崎)56515
5トランセンデンス森泰斗(船橋)56472
6キャストロポポ和田譲治(大井)56460
7ワールドリング張田昂(船橋)56501
7サイダイゲンカイ左海誠二(船橋)56504
8ハートプレイス桑村真明(大井)56477
8キャッスルヒーロー本田正重(船橋)56463

ニューイヤーCの過去の傾向をデータ分析

 

昨年のグリーンロードは、この浦和のコース形態を完全に完璧なまでに味方につけ、最後は2着のマンガンに2秒差つける完勝。

勝ちタイムの1:40.0は、もはや、南関東のレベルでは他の馬には対応不可能であり、例えば、トラックの特性を平準化するために、東京の1650Mという概念を用いて、同時期にヒヤシンスSを快勝したカフェファラオを引き合いに出すと、

 

1:37.7+3.2<レースラップを平均化し、距離延長分を踏まえた補正を0.15秒上乗せ>
→1:40.9

無論、重馬場のグリーンロードとパサパサ馬場のカフェファラオとは直接比較などできないわけだが、同じ馬場で東京でやったら、6月のカフェファラオはハロンラップ12秒を切った1:34.9で駆けているから、それと比較するのはスケール感だけとした方がいいだろう。

結果的に、そんなに走ってしまったから、パイロの産駒の良さが強く出たとなって、クラシックを戦う前に終わってしまったような感じだった。
それをなぞる様に、大井での「轍ジャンプ」でミソをつけたカフェファラオも同じようになってしまった。

 

その前にインパクト大の逃げ切りと言えば、あのソルテとなるが、アンサンブルライフが行ってそれに続くも、最後はモリデンルンバに差し切られた当時は転厩初戦のタービランスなんかも、このレースを経て出世した馬として知られる。

雌伏の時を経て、今また復活を遂げたタービランスは、羽田盃を勝った馬から頼れる古豪へと生まれ変わった。

 

シンザン記念よりはクラシック前哨戦として機能していないが、トーセンガーネットがここを勝って大活躍していったことを考えると、今年も可能性のある才能が勝ち上がるだろうと思いたいところ。

この時期のダート馬だから、先行一手の馬がどうしても強いとなるが、その中から少なくても伸びしろがありそうな馬を探り当てることが、3歳重賞の基本的な攻略法と言える。

 

10月の鎌倉記念では共倒れの先行となったものの、その後は立て直された2頭は、ブレないところがある。

ただ、キャリアの積み重ね方と走りの内容からは、いくらかピースフラッグの方に分があるように思った。

鎌倉記念はスタートこそ良かったが、連戦の疲れもあったか、行く気を見せたジョーロノに譲る形になって、道中から勝負所では折り合って見せたが、直線では絶好位からの競馬でも見せ場は作れず。

 

以降、好走のジョーロノはせっせと使えるところは使って、暮れは浦和で快勝してここに備えた。

一方で、暮れの船橋まで間を置いて調整された後、しっかりと充電完了成功を印象付けた前走は完勝。

同じ逃げでは芸はないとなってしまうが、7頭立てでまたちゃんと勝ち切っておきたいレースだった。

抑える意味がないところだから、勝ったことに意味がある。

 

ニューイヤーC予想 - 出走予定馬の血統分析

 

逃げてのみの3勝だから、まだまだ価値ある戦績とはなっていないが、ちゃんと重賞を経験し、アーネストリーの産駒ということを考えて、無理には使われていない。
父も新馬戦からトールポピー<阪神JF、オークス優勝>を負かしているが、すぐに故障してしまった。

母父マンハッタンカフェも、明けの今頃デビューから、2戦目勝ち上がりも、春は体が減り続けて大変だった。

決して小柄ではない、500kgを超える馬体重のピースフラッグは、ふた回りくらい小さいジョーロノや交流重賞2着馬であるトランセンデンスと比べても、この先の伸びしろがある。

 

格好だけはつけられた鎌倉記念の手応えを見る限り、単調なのではなく、その時点での限界があったとすれば、前走快勝の結果にも合点がいく。

まだまだ完成は先だろうが、山崎騎手のお手馬になった今なら、川崎よりは前が有利な浦和で今度こそ、無難な好位付けが決まる可能性はある。

恐らくは、道悪にはならない予報であるから、良馬場で結果を出し続けている実績も信頼できる要素となる。

 

トランセンデンスはまだ何とも言えない部分があるが、さすがに、このメンバーで10頭の争いで置かれているようでは話にならない。

完成度を競う門別で揉まれてきた馬が、南関東のエース級がいるわけではないここで、見せ場を作れないとなると、色々とファンも修正する作業が増えてしまう。

森騎手は継続の騎乗。内容も求められる。

 

ちなみに、この馬の父であるトランセンドは、中央も地方も大してランキングがいいという種牡馬ではないものの、昨年は明けから3連勝で羽田盃を制したゴールドホイヤーを出している。
それよりももうちょっとスケール感が大きくてもおかしくないトランセンデンスは、母母父がマンハッタンカフェ。

成功者となるためには、そうした血筋を味方につけられるかが重要となってくるが、母父のシニスターミニスターが東京大賞典で唯一掲示板に載れなかったボールドルーラー系であったから、左回りの1600とか1800でこそ、崩れてはいけない馬なのかもしれない。

 




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