2018年フローラS レース展望

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

フローラS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

ディープを追いかけるのは、もはや、オッズ面を考慮するとかなりのリスクになるというようなクラシック一冠目のレース結果がある。

両方のレースで、ディープインパクト産駒が空振り、それも人気馬がいた中での不発となると、産駒デビューから今年で7年目を迎える中、実は初めてのことになる。

おかしなものである。

一方は時計勝負、もう一方はタフな稍重での競馬。

桜花賞には縁があって然るべき展開だったはずなのに、好走の人気上位馬は、オルフェーヴル、ロードカナロア、ルーラーシップと、パワー型が独占。

その流れを汲むように、オルフェーヴル-ルーラーシップ-スクリーンヒーローで決まった皐月賞。

今回のフローラSには、オハナ、サトノワルキューレ、サラキア、レッドベルローズに加え、エルフィンS2着の良血馬・ノーブルカリナンも登場するから、ある意味、パニックを起こす原因ともなりかねない状況になった。

ここまで一応、ディープインパクトのポテンシャルを評価するが…。

筆者は一貫して、この世代は芝・ダート、牡と牝問わずに、全ての路線が充実していると考えてきた。

色々な馬にチャンスがあるからこそ、その裏の面が皐月賞で現れ、総合力のマイルGⅠとなった桜花賞は、ほぼ力通りの結果。

牝馬は牡馬よりは、血統面の水準にいくらかルーズさがあって、直系の力がそこまで重要ではない面を持っているから、あの桜花賞も必然的な結果と捉えている。

東京の重馬場、中山のタフなコンディションにも適応、ハイレベル決着のクイーンCで小柄な体でも頑張って4着に入ったオハナに、距離への融通性を感じたので、これを本命に推す。

母系はノースフライト以外はそこまで素晴らしい結果を残している馬がいないものの、そのフィルターを通すことで、隔世遺伝の可能性や直系の底力をダイレクトに引き出すイメージを持たせる期待馬がこれまで何頭も登場している一族だから、姉であるハナレイムーンより気持ち頼りない馬体ながら、秘めたる底力では、ここまで孫世代ではかなりの上位にいると思わせるものがある。

先述の戦績に加え、ワンターンでキレる脚を持ち味にする後傾ラップ型が大半の一族に対し、前走のクイーンCでは流れもあって、中団から外を回ってきて、差し馬有利の展開のようで、厳しすぎる展開が災いして、ロスなく回ってきたフィニフティと坂の辺りで並んでいたのだが、フラフラ走って置いて行かれながら、最後はもうひと伸びで前との差を詰めて4着。

単純にキレる馬という印象はなく、これまで勝ってきたマイル戦での実績を踏まえると、この時期の牝馬とすれば、中距離の総合力勝負に適した能力を大いに秘めているという印象を持った。

本番の距離をすでにこなして勝っているサトノワルキューレやQC不発から中山であっさり巻き返し楽勝のレッドベルローズよりは、馬体に頼りなさがある分、迫力で見劣るような雰囲気があるようで、実は、こちらの方がよっぽどタフな馬である可能性がある。

どうせ同じ父の仔なら、本番で買いたい小さな馬から狙うのが筋だろう。

クイーンCからの直行は、人気になる分だけ妙味なしの傾向があるが、当時も伏兵評価、今回も最上位の支持とまではいかない。

何となく、そういう馬に乗っている時の方が、石橋脩という騎手の持ち味を引き出す環境になるか。

堀厩舎の大事な良血馬に乗るわけで、ここも結果で存在感を示したい。

◎オハナ

○ファストライフ

▲レッドベルローズ

注ヴェロニカグレース

△パイオニアバイオ、サラキア、ノームコア

他にも押さえたい馬は多いが、敢えて、スーパーホーネット×チチカステナンゴというキャラ不明の安定株・ファストライフを買っておきたい。

短距離で1勝の馬だが、前走を見る限り、本当は広い馬場で、もう少し長い距離でも…、という印象がある。

荒れるレースだから、この手の馬は押さえるべきだ。

 

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マイラーズC -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

いいメンバーだ。

エアスピネル、ダッシングブレイズ、サングレーザーなど、昨年の重賞勝ち馬がいる。

それに路線変更のカデナ<今回は幸騎手>、ブラックムーン、妙に安定して不気味なグァンチャーレもいる。

他にも重賞馬がいるから、手が回らない可能性が大いにある一戦。

迷うのは一向に構わないが、一方で、頼れる馬が少ない気もしないではない。

ならばと言って買えるタイプでもないが、一応、父と同じようにマイルで不敗のモズアスコットのスケール感を、ここでは一枚上と考え、最重視したい。

1400戦で結果を出し続け、阪神Cは豪華メンバーながら、事前の条件戦での圧倒的なパフォーマンスから、栄えある一番人気に推された。

3歳馬で勝つことは難しい。それも差し馬としての台頭だから、時計勝負でベテラン同士の決着での4着は、豪快な競馬での結果を考えると、まあ、十分とも言える。

阪急杯も似たような結果で、今度は前を捕まえきれずの2着。

思ったのだが、無理に抑えると結局は、欧州型のタフさが邪魔をして、勝負所で置いて行かれてしまうのではないか、と。

マイル延長は歓迎のはず。

だいたい、秋の阪神とはいえ、マイルで1:32.7という好タイムを中団からの差し切りで叩き出しているのだ。

父はノーザンダンサーの同系配合で、母方も別流の同系が2本。

ただ、アメリカンな配合で、同期のミスエルテよりは上等な芝馬に育ちそうな配合に見え、ミスワキのクロスも気性面にプラスはないだろうが、軽さを足されていない分、底力だけは保証しているように映る。

1400重賞で結果を出せるくらいなのだから…、の論理は通用するはずだ。

◎モズアスコット

○ロジクライ

▲エアスピネル

注サングレーザー

△ダッシングブレイズ、ブラックムーン、ヤングマンパワー

ここでは、よく立ち直ったロジクライも買っておきたい。シンザン記念制覇から2年後に、その時の走破タイムを上回って、2度勝ってしまう故障上がりの馬など、全く記憶にない。同じ路線での成功が見えているということは、いい成長の時間を作れた証拠である。

 

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優駿牝馬展望

読了までの目安時間:約 3分

 

おー アーモンドアイ推しのファン

ありゃ ラッキーライラック推しのファン

おいおいおい その他

勝負の趨勢が直線に入るところで、ほぼ確実に人気3頭による争いになることがわかってしまった桜花賞。

勝敗は直線半ばで決し、大外ぶち抜きの休み明け快走で、アーモンドアイの圧勝に終わった。

物語には続きがあるもので、最近では、シンハライトがここで敗れてしまったことで、結果的に、オークスの頃にはひとりぼっちになるという幸運を味方に、思惑交錯の大舞台ならではのタイトなコース取りは物議を醸しつつ、オークスでは結果を残した。

ジュエラーも人気だったメジャーエンブレムも、ベストはこの舞台だった。

レッツゴードンキも異常なレースを、あまりにもあっさり圧勝してしまったから、その後が続かず。

オークスは別路線組のミッキークイーンが制し、勢力図は一変してしまった。

ハープスターやヌーヴォレコルトのような高水準のエンジンを搭載した能力上位者が牽引する流れもあったりするが、アパパネでもブエナビスタでも、時計に関係なく差をつけて勝てなかったから、ある意味、能力を継続して発揮できたという流れを、この名馬戦の今年も参考にすべきではと思う。

1強構図が上書き変換された、新たなストーリーが展開されるのか。

あくまでも、上位人気馬のワンセットで進行していく、JF組プラスワンの構図となるのか。

個人的な見解ではあるが、ハープスターとブエナビスタの間の適性と思われるアーモンドアイは、ジェンティルドンナのような仕掛けのタイミングを遅らせて一気のスパートに懸ける以外、主だった戦略は存在しないように思う。

あの決め手だから、動かそうとするとそこから先はもう止まらなくなる。

二冠を制した馬も含め、人気に応えた歴代の名牝は、動かなかったという歴史を踏襲している。

ただ、マイルの力関係と2400での未知との戦いにおける可能性には、当然、ズレがあって然るべきだ。

下げて勝負…、などと血迷った策をぶち上げない限り、ラッキーライラックもまだ望みを捨てる必要はない気がする。

ヌーヴォやDエルシエーロの例は、本当はもっと起きてもいいはずの逆転の構図である。

 

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皐月賞 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

人気になりそうな面々が内と外に分かれ、真ん中らへんの枠に先行しそうな馬と、共同通信杯を制したオウケンムーンが入るという枠順は、登録馬で唯一回避のダノンプレミアムがいようといまいと、鞍上にある程度の工夫が求められる条件となりそうだ。

ただ、信ずる者は救われると行きたい、実質、弥生賞の内容だけでも世代2番手評価が妥当なように思えるワグネリアンを、筆者不本意も、流れが遅いという想定はしなくてもよさそうなので、ここでは力一枚上の評価で本命に推したい。

あの弥生賞は、どんなに力があっても、父ディープクラスの馬ではない限り、展開上2着になる理由はないレースだったと思う。

それを重視し、もっと走りやすい流れになれば、余程揉まれない限り、最後は抜け出してしまうと考える。

今までで一番、能力の高さを示したレースだった。

その末脚。

世代屈指にして、ディープインパクトほどの豪快さはなくても、徹底後方待機型の祖母・ブロードアピール譲りのところが多分にある。

おばあちゃんのようだ…、などと評した筆者は、久しく見ていなかったそのブロードアピールの走りと馬体を再確認したのだが、体の大きさではワグネリアンより10kgも多くないほどなのに、前脚の付け根につく逞しい筋肉が、いかにも短距離型と思わせるフォルムと見せつつ、決してマッチョではない全体像は、自身が示した芝での適性も大いに感じさせる、柔軟なレースを可能にする馬体と映った。

加えて、決して体のつくりではそっくりとはいかない孫との関係性に関しても、奇しくも同じ中山、片や、大レースのスプリンターズSで唯一差し馬勢で上位に突っ込んできた時の走りは、歯痒く先頭までは届かないまでも、2着争いでは互角以上、孫に関しては粘る好位組を交わし切っている点で、よりフォルムがディープ化した馬体の印象同様、ワグネリアンの芝適性とポテンシャル高さを、祖母のレースからも十分に感じ取れた。

ブロードアピールの父ブロードブラッシュは、サンデーサイレンスと共通の先祖にあたるターントゥの3×3というかなり強烈なクロス持つヒムヤー系の種牡馬だ。

アピールの母はインテント系の馬で、その母父はアメリカの誇りであるセクレタリアト。

サンデーサイレンスの獰猛なまでの気性と本質で共通する、何か北米血統の底力の源泉がそこにもあることで、小さくても気骨な印象のあの末脚が繰り出せるのだろう。

母ミスアンコールは、ブロードブラッシュのクロスがもう二代経ることで、キングカメハメハをつける時に発生した4×4のノーザンダンサークロスと同じ代に、それらがクロスすることなく配置される形。

実質的にはアウトブリードとなる。

それにドイツ牝系のサンデー産駒であるディープインパクトを配せば、当然、血の交錯は少なくなる。クラシック向きの血統馬と評価できる。

妙味はブロードアピールの血統構成か。

父の中に4代目に入るターントゥは、サンデーの祖父にあたるヘイルトゥリーズンが3代母の父に入ることで、4×4×5を形成。

プリンスキロの薄いクロスは、濃くなければ、瞬発力をアシストする効果が少しあるとされる。

さらに、昔は多かっただろうヒムヤー系の中のクロスが発生。

アルサブの5×5にどれほどの意味があるかは不明も、当時戦争どこ吹く風の平和なアメリカでプリークネスSを勝っているような馬だから、マイナスはないように思える。

キングカメハメハも今や、ディープがいなくても、ならば私の一族からこんなのはいかがと、過激なキャンペーンで桜花賞を劇勝する才能を孫世代から登場させている。

負けてはいられないディープ。

先行する怪物がいないのであれば、キレが衰えない血脈的差し馬は、世界の潮流である10Fのチャンピオン戦において、気後れする理由など全くない。

雨がどうなるか、風は、内枠と多頭数は…。

本当の底力型は、大舞台でこそ全能力を示せる。

キレるだけの馬と思っていると、きっと痛い目に遭う。そう信じて、福永騎手の気概にも期待を寄せたい。

もしかすると、最後のダービー獲り可能の才能でも不思議ではない。

所謂、ダービー適齢期で一気にモノにするきっかけにしたい。

◎ワグネリアン

○タイムフライヤー

▲ジャンダルム

注ステルヴィオ

△オウケンムーン、エポカドーロ、サンリヴァル

キタノコマンド-ルに関しては、鞍上がアグレッシブすぎる時とのギャップが大きいので、変に強気に出てしまうと脚を失くす近年の傾向も含め、この次の評価に止める。

 

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アーリントンC -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

一応、ダノンプレミアムがいないのであれば…理論でタワーオブロンドンを消すことはないという、消極的ながら、ペースメーカーの存在など、無駄な動きをしなくてもいい状況が整っていると展開も読めるので、本命。

いつも別のところから飛んでくるインディチャンプも、毎日杯とほぼ同レベルのここで、大きな失態を演ずることを想定するだけ無駄か。

残りのひと枠。

人気馬と絡めたい才能は、このレースにしては、基、トライアルという位置づけと考えた時、明らかに例年とは違うレベルにあると思われ、期待できる。

・エアアルマス 父マジェスティックウォリアー

前走は2戦目 阪神未勝利 1:34.2 上がり33.8秒で、4馬身差圧勝。

・パクスアメリカーナ ホエールキャプチャ半弟

前走はケイアイノーテックに同舞台で、1馬身半差つけて快勝。

初勝利の時も、ラセットに先着。 

・ピースユニヴァース 父ロジユニヴァース

京王杯2歳S4着

前走阪神1400 1:21.9の好タイムで追い込んでの勝利。

・レッドヴェイロン クラレント半弟

前走は5戦目 阪神未勝利 1:46.5 5馬身差の逃げ切り

新馬戦では現2勝馬・スーパーフェザーと、同タイムで2着。

これらに順位をつけるのは、現状では難しいものの、この間の毎日杯のように、人気馬が上々の内容で皆好走するパターンも想定される。

今のところ、距離がやや長い印象の人気馬とダノンスマッシュらと、十分に同格の戦いはできるはず。

ただし、マイルと中距離カテゴリーでは、総合力の引き出され方が若干違う。

先週も、デイリー杯の結果にそのまま則した順番で決着したし、簡単に回り道の伏兵や上がり馬にチャンスが巡ってくるとも限らない。

期待は上がり馬に傾くが、朝日杯の経験は、このメンバーの中では貴重なものになる。

次戦も展望して、ここは格を重視。

◎タワーオブロンドン

○インディチャンプ

▲レッドヴェイロン

注エアアルマス

△ダノンスマッシュ、パクスアメリカーナ、ピースユニヴァース

 

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ヴィクトリアマイル展望

読了までの目安時間:約 3分

 

阪神牝馬Sはプレマッチの様相を呈したメンバー構成も、あるあるのノリスペシャル・逃げバージョンでミスパンテールが前から差し競馬に持ち込む展開で、後続は何もできず。

急に調子の上がってきたリスグラシューも、本当の瞬発力を求められるとさすがに辛いという内容だったが、勝ち馬とこれが有力だと確認できた。

巧い騎手が勝とうという意思に対して、何をこのレースで求めていたかを再認識するような位置取りだったから、アドマイヤリードが悪い位置ではなかったのに、リスグラシューに最後は競り負けているのはやや減点。

休み明け組は壊滅で、牝馬同士であるが故に、牝馬のキレは勝負のポイントにはならなかった。

その意味では、本当にいい前哨戦になった印象が強く残った。

昨年の傾向から、湿るとパワー型の配合なのに、何だかこの辺りの距離が合う馬にピタリと合うから、馬場適性も含め、阪神4、5着の2頭は今年もマーク。

良馬場では、中距離戦における総合力が重要で、そのランク付けを間違えないようにしないといけない。

ただ、今年はマイル実績のある馬が、今年の重賞で結果を出しているから、ソウルスターリングの瞬発力が高が知れているという前提に立って、普段通りに46秒ちょいの5F通過の展開と、昨年のようなスローで場合分けは必要。

昨年の展開なら、言わずもがなの阪神牝馬S組有利の構図に変化なしだが、ハイレベルの流れになると、代々、スペシャリスト型の馬が誕生するきっかけになるから、その点は考えておかないといけない。

ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ、ストレイトガールらに共通するのは、自分からスパートする形を作ってしまってから強くなったという点。

今年その手の馬はいないかもしれないが、キャラではリスグラシューが前2者と瓜二つ。

違うところからは、ドバイターフでボチボチ走ったディアドラのタフで意外な万能性が、相手候補で妙味を感じる。

しかし、今年はもう一頭、前に行っても速いペースで押し切れるアエロリットがいるので…。

レース水準を下げる馬がいない以上、桜花賞馬とのガチンコ勝負がなさそうな状況で、勝機濃厚とみる。

 

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桜花賞 予想

読了までの目安時間:約 5分

 

◎ラッキーライラック

○アーモンドアイ

▲リリーノーブル

注フィニフティ

△トーセンブレス、アマルフィコースト、プリモシーン、マウレア

今週の木曜の朝、大本命のラッキーライラックにアクシデントが発生し…、ではなかったから、おおわらわということはない一方で、そういうことも想定しつつ、様々な準備をしていく必要がある気がしないではない。

ここ3年、

ソウルスターリング③ 1.4倍

メジャーエンブレム④ 1.5倍

ルージュバック⑨ 1.6倍

という結果が残っている。

関東馬が2歳女王になったり、また、関西圏の重賞を快勝してのこの評価。

今年は関西馬が本命。

そうなると、

ハープスター① 1.2倍

ブエナビスタ① 1.2倍

という流れが、実に無難な形でそのまま踏襲されそうな感じもしないではない。

さて、様々な名馬のポイントを色々と併せ持っているラッキーライラックだが、父オルフェーヴル以外の面にも見どころがある。

無敗の2歳女王が関西馬という流れ。

ソウルスターリングの前は、もうずっと遡ってスティンガーである。いや、藤沢厩舎所属の関東馬ばかりが無敗馬だったのである。

ずっと有利とされてきた桜花賞の関西馬の成績は、例の飛んだ女王候補が過去にもいたし、ここで評価一変の馬が大多数。

穴馬は当然関西馬が多く、むしろ、波乱の桜花賞の主役は関西馬、という流れがあるのである。

そもそも、ニシノフラワーもテイエムオーシャンも、負けたがウオッカも負けてから強くなった桜花賞という結果がある。

ちょっと前に出現したレッドリヴェールも、評価は常にハープスターの2番手。

ラッキーライラックは、関西馬の無傷の2歳女王で初の桜花賞の大本命なのである。

東京で重賞を勝っている実績がある以上、かなり強気になれる。彼女は関西馬なのだから。

異例なのはもう一つ。

シンザン記念を勝った牝馬・アーモンドアイが、本命馬ではないけれども、一定以上の評価を受け、その上で関東馬であるという点。

これも歴史的快挙。

道悪であの追い込みは、極端な内容だった部分も否めないし、時計面の不安材料は極めて大きな死角となる。

ただ、1400の新馬ではモタついてしまったものの、東京マイルで楽勝後のシンザン記念である。

血統馬らしい豪快さを持つ彼女は、何の因果か、ラッキーライラックと同じ新潟デビュー組。

負けてから強くなった…。何だ、関西馬のいい流れを掴んでいるではないか。

無敗の関東馬による桜花賞制覇は、ダンスインムードくらいしか例がないから、この厳しい前例に倣う必要のないアーモンドアイの死角は、最近はあまり気にならなくなった久々実戦より、時計勝負への対応力に一点集中するはずだ。

幸か不幸か、57秒台で5Fを走れそうな馬は見当たらない。

そうなると、内枠がどうなるか怖い面もあるラッキーライラックでも、何の心配もない展開が推測される。

実力のある馬に有利な展開となれば、伏兵の策もかなり限られてしまうから、ハイレベルな内容をこれまで記録してきた馬に、また走りやすい条件が重なってくるだろうと考えた。

個人的には、小柄なのに厳しい展開のクイーンCで前に上がろうともがいて好走したフィニフティが魅力的。

3戦目の今回、実はスロー、ハイ両ペースを経験した強みが、他馬の隠れた死角を浮き彫りにしてしまう可能性を秘める。

少なくとも、ステファノスよりもガッツはある。マウレアよりランクは上のような気もするのだが。

藤原厩舎という念押しの買い材料も含めて。

 

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ニュージーランドT -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

ダノンプレミアムは挫跖、ここでも注目になっただろう関東馬のタワーオブロンドンも、同厩舎である点を考えれば、来週の開催に今年から変わったアーリントンCでの始動も納得のようで、無理やりすぎる面もあったりと、充実3歳路線にやや不穏な空気が漂いつつある。

ダノンプレミアムに完膚なきまでに打ちのめされた面々が、こちらにも数頭登場。

別路線組では、前走のクロッカスSでダート戦以上の好内容を示して快勝したリョーノテソーロが目立つくらい。

これに中山マイルで2勝目を挙げた面々を加えれば、ほぼ買い目は埋まってしまう。

2勝目の時期が3月の前走でなければ、違う路線もありえたケイアイノーテックが、どこでもある程度の結果を残しているので、実績面も含め、やや抜けた存在と思われる。

前走はスローペースながら、直線の伸びは全くの、いくら格下相手とはいえ異次元であった。

周りとかコース形態など、死角となる要素がディープ産駒だから多いと可能性もあり、今回とは頭数が全く違うから参考にならないとしたところで、朝日杯FS4着は1:33.9で乗り切り、来週の注目馬であるタワーオブロンドンや、急に注目が集まりそうなステルヴィオなどといい勝負をしていた馬。

この時点では未対戦でも、後にダノンプレミアムと当たるジャンダルムに、デイリー杯の時点でかなり水を開けられていたが、以後はほぼ同レベルの内容、結果である。

母ケイアイガーベラは異質。しかし、ディープ産駒はもう世界レベルの活躍を広げている状況で、配合相手によってさまざまなタイプが登場し、活躍しているのも事実だ。

皐月賞制覇は叶わず、同時にダービー奪取も実はもう容易ではない状況にある2歳王者も、実は硬軟自在の先行型という異質さを誇る同産駒だ。

アルアインなどもそうだが、こうしたパワー型の成功例が、血の発展に大いに貢献する可能性がある。

ケイアイノーテックにはここを勝って、大舞台に立ってほしい。

◎ケイアイノーテック

○カシアス

▲カツジ

注デルタバローズ

△ファストアプローチ、ラムセスバローズ、リョーノテソーロ

西もディープのジュールポレール。兄も前哨戦向きだった。

 

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NHKマイルC展望

読了までの目安時間:約 3分

 

テトラドラクマと桜花賞から回ってきそうなフィニフティ、プリモシーンらが、牝馬の注目馬か。

その他で、特に短距離路線の主だった馬はいない。

あとは、朝日杯組の復調がポイントだろうか。

ほぼ間違いなく、朝日杯覇者・ダノンプレミアムのクラシックロードになる牡馬路線になる以上、負けたからどうこうということではもはやない。

無敗馬を負かすことができないのは当たり前。

ニュージーランドTの結果は、これまであまりアテにならなかった。中山開催になってから、緊急阪神開催も含め18回で、連勝馬、連続連対馬合わせてたったの4頭。

両方2着のファイングレインとダイワバーバリアンはマイル以下で崩れていない馬、エイシンツルギザンは1200以下で2度圧勝のマイル初出走からの連続連対。時計が平凡な時の方がこの手の馬は走る。

NZTより時計の遅かった本番を制したカレンブラックヒルが代表例。

京王杯好時計勝ち、朝日杯好走のタワーオブロンドンは、西のトライアルに回るようだが、スピード型の第一番手として狙い目になる。

傾向から、結構な期間行われてきたのに、勝つための条件は、

複数重賞連対

オープン特別勝ち

1800重賞勝ち

NZT以外のGⅡ連対

という4パターンに限られる。これが複数重なったり、マイルでの実績が十分であれば、前走の内容、特に中山の結果は重要にならない。

意外なほど、急進勢力には厳しいレースなのだ。

今年のメンバーレベルでは、勝たないと先が見えない。

アーリントンCが使えるトライアルに変身する。

ここからは、3着以内馬が過去に3年に一度ペースで好走している。

が、中2週はどうか。それも関西圏のレース。

頭まで来そうなのは、前記以外だとステルヴィオは当然として、オウケンムーンやジャンダルムなど、使い分けや勝ちに出出た采配でこちらに回ってきた時などは、レベルの高い世代だけに、人気でも買いだろう。

妙味は、ディープ産駒のサトノソルタスやギベオン。頭はともかく、1800重賞の内容はよかった。

 

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大阪杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

ウインブライト

スワーヴリチャード

トリオンフ

ミッキースワロー

GⅠ馬より、彼らの方が魅力がある。

ハービンジャー産駒ながら、伯父はダートの主幹系統を形成しつつあるゴールドアリュールというバックボーンのあるペルシアンナイトにすら、足元にも及ばないほど。

一方で、日本だけではなく、世界中の良血の基本であり、同時に、懸念材料にもなってるノーザンダンサークロスもしくは、その直仔種牡馬の一定濃度のクロスが、そういったマイナスにもなりそうな要素をかき消しているように思うのがミッキースワローだ。

彼の血統面を深掘りすると、父のトーセンホマレボシにノーザンダンサーの5×3が掛かっている点がポイントとなる。

ミッキースワローの母・マドレボニータは、同じ種牡馬の4×3が入り、都合(6×4)×(5×4)の継続された絶妙な距離の取れたインブリードとなって、ディープインパクトの母父父にあたるリファールが、マドレボニータの母で桜花賞でも見せ場作ったツィンクルブライドの父と共通し、その5×3を併発している。

強調点は、ありふれたどこにでもあるその手の付き物のクロスを、実際はどういう風に活用しているかにある。

その継続と多発したクロスが同系の中で発生した偏重型のインブリードが施されていながら、意外なほど、極端なファラリス-ファロスの主要系統ばかりが入っているわけではないのがポイントなのだ。

4代目では主要系は8/8で、普通の良血馬とあまり変わりがないものの、倍になる5代目になると、それは10/16となるのだ。

即ち、あとは今でいうともう異系、傍流の扱いになる血の集合体。

非常に珍しい血統構成だ。

6系統の内訳は、5代目の母のラインにのみ集中して、テディ2本、ハイペリオン2本とヒムヤー、スウィンフォードが一本ずつ。

注目すべきは、それがトーセンホマレボシもマドレボニータも似たように組み合わされているところなのだ。

よく見る主要系統の集合体のように見えて、直系の流れを重視しつつ、中身はバランスの非常に取れたインブリードホースなのである。

概ね、これまで好相性を示してきた配合の集まりで、母系が全く直系の良さを邪魔しない組み合わせであり、ディープインパクト直系のミッキースワローは、時に爆発的な能力を発揮する馬を出すリファールの強めのクロスにより、その両方のいい点を完全に、自分の武器にしている面が見受けられる。

非常に理にかなった配合であり、ずっとチャンピオンになれるという保証まではできないものの、大型馬ではない上、今年一回使われているし、充実のレース内容をここでも期待できる。

鞍上は時に、大いに期待を裏切る一方で、信じられないほどの奇策をいとも簡単に、レース後には納得の数字や記録を残してしまう横山典弘騎手ではあるが、本質正攻法を好むこの騎手が、アンビシャスの時のような乗り方はしてこないように思う。

知っている人は知っているだろうが、ここの2000と2200では、決め打ちがハマるのはむしろ根幹距離の2000の方。

中山外回りのようなトリッキーさはないし、セントライト記念の再現は即ち、GⅠ即通用の結果を期待させる根拠になる。

無理に位置をとらなくても、この組み合わせで、決め手は最上位だ。

焦らずにいきたい。

◎ミッキースワロー

○ペルシアンナイト

▲トリオンフ

注アルアイン

△ウインブライト、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード

買い目は平凡も、ここはペルシアンナイトの意趣返しにも似た逆襲を期待。

中山1800の前残りで不発の5着は、いくらでも度外視できる。調子は悪いとは思えないし、直線勝負に出るなら、先行馬も多く、意外と差しが決まるこのコースは外回りより合うかもしれない。

使える脚は、ミッキーと同じくそれほど長くないのも、返って、好材料になる。

 

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