血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

朝日杯フューチュリティS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


日曜日の予報が何とも言えないところはあるが、大雨にならない限りは、極端な馬場悪化は考えづらい。

グランアレグリアという才能をどう評価するかは、実際のところ、かなり破天荒な2戦の内容ということもあり、案外、能力の高さは認めつつ、買うかどうかとなるとその配分はそれぞれ見解の分かれる面があるだろう。

筆者の捉え方は単純だ。

「サンデー系×ボールドルーラー系の信頼度」

「前走を評価すべきか、新馬戦の内容を信用すべきか」

この2点である。

朝日杯に限らず、早期に行われる3歳春までのタイトル戦では、ボールドルーラーの入った馬はなかなか印象深い活躍をしてきた。

サンデー直系ということになれば、アグネスタキオンやその前のエアシャカール、初年度産駒で最初のクラシックホースになったジェニュインなど、サンデーサイレンス直仔の皐月賞馬と言えば、そのほとんどが母父ボールドルーラー系という時代があった。

アグネスタキオンは早逝してしまったが、ダイワスカーレットがウオッカを桜花賞で破り、キャプテントゥーレ、ディープスカイは同年のクラシックホース。

また、ディープスカイはあのクリンチャーの父であり、ハイレベル決着の皐月賞でまるで人気がなかったにも関わらず、かなり強気の競馬で4着に入線し、世紀の不良馬場の菊花賞でも2着。

今年は凱旋門賞にも挑戦した。

彼が出ていた皐月賞の断然人気馬が、母母父ボールドルーラー系のトップサイアーたるエーピーインディというファンディーナだった。

どことなく、彼女と雰囲気まで似ているグランアレグリア。

しかし、皐月賞馬以外のサンデー系×ボールドルーラー系の成功馬では、種牡馬になったリーチザクラウンやカレンミロティックなど、基本的にはグイグイいってどこまで粘れるかという勝負をする揉まれ弱いが多い一方、新馬戦で伝説を作ったように、後の2歳女王さえも子供扱いにするスケール感の大きな走りができる特性がある。

威張っている、天狗になっているくらいの時は、あまり逆らわない方がいい。

そもそも、サウジアラビアロイヤルCは牝馬でも簡単に勝てるようなレースではない。

3年前の断然人気馬・ミスエルテは、新馬戦もファンタジーSも楽勝だったが、牝馬限定戦であった。

今年最初の東京のマイルで行われた新馬戦は、当然のことなら、牡馬との混合戦。

あちらはフランケルとタピットの組み合わせ。

こちらは、既に多数の成功例のある配合。

その点だけをとっても買い材料となるわけだが、決定打はこれだろう。

牡馬はパッとしない新馬戦のライバルだったが、もう一頭の牝馬でそれも3番人気だったヴォイスオブジョイは勝ち上がっている、という事実。

あの時の2着馬は、自分を最初に追い詰めてきたライバル候補筆頭のダノンファンタジー。

ジュベナイルFでは1:34.1で、数多登場した優勝候補を撫で切った。

新馬戦は1:33.9である。

展開は違うが、新馬戦の方がより無難な好位抜け出しであり、馬場差等の補正材料を加えても、新馬戦の方が上。

対するグランアレグリアも、1:33.6→1:34.0と、同じ競馬場の開幕週の競馬なのに、質は落ちた感じがある。

その分、レース内容はより派手に。

完全に立ち遅れて、記録に残る2-2というポジション取りの経過や5F通過がほぼ新馬と同じという展開とはまるで異なる内容にも拘らず、上がりが34.0秒であり、その上がり分が最初の約60秒のタイムに加算される形で、結果的に、記録通りの内容で重賞を快勝しているのだ。

ある意味あり得ないし、スケールダウンし、粗忽な面も見せつつ、内容は同じなのである。

同じリズムで走れれば。

正直、この程度の相手であれば、位置取りに拘らず、4角で自分の位置をとってしまえば、父ディープのような一見派手でも、結果は安定するという境地にまで達してしまう可能性を秘めている。

余裕のあるローテ。当然のことであり、それはアーモンドアイの国枝調教師が正解という形で証明している。

相手はどうすべきか。

色々案じてはみたのだが、今週も重賞馬から入るのがいいか。

牝馬戦と違って、派手なパフォーマンスの牡馬はここにはいない。

結果を重視したい。というか、わからないのである。

◎グランアレグリア

○ファンタジスト

▲アドマイヤマーズ

注ケイデンスコール

△ドゴール、アスターペガサス、ディープダイバー、二ホンピロヘンソン

 

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レース予想

ターコイズS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


重賞昇格後、マジックタイムこそ人気に応えたものの、あと2年、3歳馬が勝った時は、軒並み上位人気馬はほぼ総崩れの展開。

ハイペースとスローの違いでこうなったわけではないだろう。

重賞馬でも全く人気にならなかったシングウィズジョイや昨年覇者のミスパンテールらが、ここから後の活躍に繋げた。

格が低いのではなく、多種雑多なタレントらの選別をするためのレースなのだ。

さて、56になったミスパンテールをどう扱うか。

女王杯はどう転んでもスローなのだから、伏兵が下げた後の大一番。

スピードをフルに活かす戦法がいいに決まっている。

1600-1400-1600の重賞を3連勝。

位置を取れたのだから、不振はない。

勝つなら若い馬だろう。

狙いは4歳でも、フレッシュグループの良血・リナーテ。

来週の有馬で引退の決まっているサトノダイヤモンドの妹だが、ステイゴールド替わりでスプリンターに出た。

いや、それも決まっていない。

前走の東京で32.4秒決め手を炸裂させた才女だが、新馬は京都のマイルだから、一概にスピード一辺倒の差し馬とは言えない。

同時に、上記の覇者たちにはヘイルトゥリーズンの同系配合という共通点がある。

彼女はヘイローの3×5×4を含め、そのいとこのノーザンダンサーに絡む多様なクロスが含まれている。

同系配合どころではない近親交配であり、気難しさの根源はまさにここ。

危うい馬だけに、川田、藤岡康、前走の田辺と、騎手は入れ代わり立ち代わりながら、安心できるパートナーは限られる。

三浦皇成。どう考える。

53の古馬牝馬。有利なことは多く、決め手に取られなければ、スロー見え見えのこの一戦。

兄のように正攻法抜け出しもあり得る。

◎リナーテ

○ハーレムライン

▲ミスパンテール

注プリモシーン

△フローレスマジック、ディメンシオン、フロンテアクイーン

どう狙ってもいいわけで、相手も様々。

オープン馬の前走は問わないので、実績の割に人気薄期待のハーレムラインは、狙い目に思う。

 

レース予想

阪神ジュベナイルフィリーズ -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


朝日杯FSと重複登録していたタニノミッションだったが、日ごろの行いが良かったのか、新馬戦を勝ち上がった3頭が、仲良く残りの3枠に収まり、最優秀2歳牝馬候補で朝日杯に回るグランアレグリア以外は、概ね全ての有力馬が登場する好カードとなった。

◎ダノンファンタジー

○タニノミッション

▲シェーングランツ

注ビーチサンバ

△ウインゼノビア、グレイシア、クロノジェネシス、ベルスール

有力候補が豊富な時ほど、とても堅く収まるか、案外、盛り上がった割に凡戦に終わるかの、どちらかになるもの。

今年に関しては、昨年以上にディープの好成績馬が多く、その重賞馬が3頭登場し、出てくるべき馬はしっかりと出てきた。

一見すると、安心できる要素が多いようにも思うのだが。

シェーングランツは札幌でのモタモタ感から一変、流れに乗れないのは仕方ないにしても、直線に入ってからの強烈なキレ味は、上がりが33.8秒で走破タイム1:33.7であった。

いくら良血でも時計がなかったのに、という一変ではない。

5F通過が先頭のライデンシャフトが58.7秒で、勝ち馬のダノンファンタジーは、そこから8馬身ほど置かれたところでしっかり押っ付けられていての59.9秒である。

姉のソウルスターリングも同じ東京のアイビーSでペルシアンナイトを相手にしなかったが、これと大差ない決め手を発揮しつつ、姉は札幌でも34.2秒の決め手で同じ札幌1800M戦を勝ち上がっている。

明らかに、中央場所向きの決め手があるディープ産駒なのだろう。

タニノミッションは、これまで名競走馬名繁殖牝馬に非ずを体現してきた顕彰馬・ウオッカの娘としては、実に異例の、新馬戦快勝のインパクトを残した。

馬込みを捌いての東京マイルの勝ち上がりは、若き日のウオッカが完成期の5歳春の安田記念でようやくできるようになった芸当であり、それでいて上がり一番の33.4秒だから、世代屈指の才能の持ち主。

これも時計は平凡だったが、むしろ、快速血統になるダンチヒ直系のインヴィンシブルスピリット産駒であるから、本番でその才能を遺憾なく発揮してくれればいいわけで、その準備は十分できているはず。

今回は浜中騎手。大した補強材料ではないが、レッツゴードンキでテン乗りながら、きっちり2着に持ってきた実績がある。

レーヌミノルの失態を取り返したい。

さて、本命は当然という感じでダノンファンタジーにした。

ここ2戦は相手が楽というより、新馬戦の過酷な内容に対して、あまりにもイージーな競馬であったことが勝因の一つと思えた。

その東京の新馬戦。

自身の走破タイムは1:33.9であり、記録上は勝ったグランアレグリアが<2-2>なのに対し、彼女は<4-4>と位置取りの差があったようで、発走の枠が同順で14番と4番。

出たなりにということでは、ダノンは素晴らしいスタートから前に壁を作り、いつでも人気のグランに追いつけられるポジションを取ったのだが、4角の手応えが、揉まれていなかった部分もあったのか、グランが圧倒的。

その後追っても追っても伸びきられて、0.3秒差つけられてしまった。

これが桜花賞だと勝負ありとなるが、新馬戦開始当時の東京のマイル戦である。

当時の川田騎手と今の川田騎手とでは、少しランクは違うにしても、彼の判断は100点満点のものがあった。

直線では相手の手応えに対し、追って味があるというストライドの伸びに見え、少頭数で連勝のここ2戦とは、内容も断然新馬戦の方が上と見る。

その辺りを考え、1400の競馬に慣れさせなかった川田騎手のファンタジーSの騎乗内容もパーフェクト。

クリスチャン・デムーロ騎手も、こうやって馬を作ってもらえると、非常に乗りやすいはずだ。

母系に入ったリファールとのクロスがあるというだけで、取り立てて共通項があるわけではないが、マイルベースで肝心のマイルより長い距離で強かったジェンティルドンナと、どことなく似た面がある気もしないではない。

新馬が不良馬場と高速決着のマイルの違いこそあれど、その過酷さは同レベル。また、3戦目で重賞楽勝も同じ。

下げたところから始まり、重賞では正攻法なのも似ていて、剛腕系の騎手との相性もなかなか良さそう。

ウオッカも顕彰馬なら、ジェンティルも同じ。

ライバルに変に恵まれすぎていることは、ちょっと辛いかもしれないが、ダノンファンタジーが一番安定した結果を残しそうな雰囲気が既にある。

ここを勝って、もっと高みを望みたいところだ。

 

レース予想

中日新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


翌日の香港国際競走との兼ね合いか、ギベオン、グレイル、ドレッドノータス辺りは、主戦級から乗り替わり。

ここは、餅は餅屋と考えることにした。

狙いは3歳馬。

先週のチャレンジCも人気は上がり馬や3歳の重賞未勝利馬。

今週もそういうタイプが多い。

しかし、ハンディキャップ競走であり、コースレイアウトが阪神内回りとは大分異なるこちらに回ってくる以上、対応すべき条件のようなものも変わってくる。

ということで、GⅠ連対だけで斤量差が一つついた3歳馬を、少しでも軽いグレイルの方から狙ってみたい。

このレース。金鯱賞との兼ね合いで、様々な開催時期の変更などのモデルチェンジを繰り返してきたわけだが、

「暮れの3歳馬は55で買い」

というはっきりとした傾向が出ている。

ナカヤマフェスタも56だけが理由ではなかったはずだが、55のトーセンジョーダンなどと共に、アーネストリーに完敗だった。

3歳馬は、10年中12月開催5回で2勝。あとは4歳馬の勝利。

07年も3歳のサンライズマックスが勝っていたが、1000万勝ち直後の上、最後の父内国産限定重賞として開催された年で53の斤量だった。

その後のヤマニンキングリー、トゥザグローリーが55で勝利。

競馬場の作りは変化したが、軽すぎてもダメだし、重賞実績もそこそこの馬が有利なのは間違いない。

奇しくも、京都2歳S以来の重賞勝利を狙うドレッドノータスと同じ立場ながら、皐月賞やセントライト記念など、急坂のある中山で印象に残る走りをしているグレイルの方が、幾らか有利か。

先輩はスローの2000でしか好走していない。

中谷騎手がフォローしたところで、マイスタイルという何とも邪魔な男もいる。

3世代による古馬重賞獲りを巡る争いは、案外厳しいものになりそうだ。

ちょっと不器用なところのあるグレイルには、この点も有利である。

◎グレイル

○ドレッドノータス

▲マイスタイル

注メートルダール

△エンジニア、ギベオン、ストロングタイタン

 

レース予想

チャンピオンズC -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


直前になって、本命候補の一頭だったゴールドドリームが回避。

それが欠けたとて、メンバーは揃っていたわけだが、ルメール欠員の憂き目に遭うとなると、影響も大きそうだ。

そんなこんなで、南部杯の結果もさることながら、割り合い能力判定のしやすい中央競馬でのJBC競走ということもあり、アンジュデジールやケイティブレイブといった各競走の覇者に加え、人気に推されたサンライズソアやオメガパフュームといった新顔に、前回と違う騎手が乗ることでも、五指に余る候補という穴党にも出番十分のレース推理は、いくらでも成り立つ組み合わせとなった。

その新規参入組は、元々は期待馬であるサンライズノヴァがずっと戸崎騎手を配しているのに対し、サンライズソアはM.デムーロ→ルメールと来て、ルメールは乗れないからモレイラ騎手という豪華な乗り替わりが、馬柱を見ただけでもそそられる雰囲気。

対するオメガパフュームも、和田騎手が乗れない以上はそれなりの采配を振る必要があるためか、うまいこと手が空いていたC.デムーロに乗り替わり。

兄よりは安定感はあるし…。しかし、爆発力はまだまだミルコ兄さんの方が遥かに上のような気もする。

騎手で買うのは、個人的にはあまり好かない手法であり、偶々ということで片付けたいところだが、何とも期待感が募るサンライズソア×モレイラコンビには、ここではちょっと肩入れしたい。

河内調教師が途中から管理したマルカシェンクでの関屋記念制覇から、数多自ら跨った名馬の血を引く者など、ビッグタイトルを狙える才能を数頭ほど手掛けてきながら、札幌記念でブエナビスタ斬りを成したヤマニンキングリーや、そのちょっと前に秋天で2着したアグネスアークなど、いい線まで行っているのに、GⅠでは残念な結果に終わっているのは、何となく、騎手としての華やかな時代とは、大分対照的にも映る面は否めない。

同時に、プラチナムバレットで調教師としての名を高める意味合いにおいて、縁起のいい京都新聞杯勝利からダービー参戦の流れは故障で断念。

そして、あの七夕賞でのガタガタの状態での出走から、転倒事故を起こして、以後まるで覇気のない内容に終始しているなど、姉がスマートレイアーだから…、では片づけられない何かもある気がする。

しかし、このサンライズソアに関しては、そんなバタバタがあった昨年の春には、ダート替わりでたまたま快走に思えた2勝目から、芝を挟んでの青竜S勝利で再評価されたあとは、大井でも2着し、使い詰めの昨秋最終戦と酷いスタートだった東京戦以外、まるで大崩れしていない。

【4352】というダートの戦績の中に、阪神、東京、大井、中山、名古屋、京都での勝利もしくはGⅠ好走の記録があり、4歳の重賞2勝馬にしては、意外なほどの奥行きを感じさせる、タフさと堅実さが見て取れる。

そういう馬がデムーロ騎手の影響もあるのか、より積極的に先行するにようになり、先述の東京2100MのブリリアントS以外、それまでほとんどGⅢ以下のでレースだったのが、重賞と最高格のGⅠ<JpnⅠ>で3着を外していない。

中京には専門家はいて…、云々は、昨年のどちらかというと現状の力関係に則した結果になったことを考慮しても、むしろ、時計が足りないことが武器にもなるコース設定だけに、厳しい展開の経験は買い材料に思える。

時計の課題は、3歳春の青竜Sで1:35.2だったことを評価するなら、同時期のユニコーンSでルヴァンスレーヴは1:35.0で、奇しくも同じシンボリクリスエス産駒だから、それをプラスに考えるタイプに思えるモレイラ騎手には、とても乗りやすい馬となり得る。

デムーロが手懐けた馬。ルメール連続3着なら、プラスアルファはモレイラで期待と思えるところは、正直ある。

充実のケイティブレイブとそのルヴァンスレーヴを相手筆頭とし、何とか出られたウェスタールンドはオメガパフュームを追い詰め、それはまたルヴァンスレーヴに接近したことがあるのだから、これらはランク付けされる前は、評価を下げないでおきたい。

◎サンライズソア

○ケイティブレイブ

▲ルヴァンスレーヴ

注オメガパフューム

△ウェスタールンド、ノンコノユメ、サンライズノヴァ、インカンテーション

 

レース予想

ステイヤーズS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


メンバーの質は明らかにチャレンジCの方が上だが、もしも、アルバートが消えたなら…、という妄想のようなものが頭を過ったら、とことん狙ってみたいのがこちら。

そこで思い至ったのが、

「条件戦組からの狙い」

兄に平場の格で追いつかれてしまったコウキチョウサン。

彼と同じく六社Sを使ってきた、

ネイチャーレット

マサハヤダイヤ

アドマイヤエイカンは準オープン勝ち。最初に勝った時のアルバートも、同じ京都の準オープンを勝って参戦。

これが重賞馬で、ここでは格は上の方。

人気はいずれにしてもアルバート。

コーナー8つの競馬は、モレイラ騎手にとってもほとんど経験がないと思われるが、それ以上に、京都大賞典好走からアル共杯で高速の差し損ねで、何となく、いいプランだった春天の臨戦過程とは大違いで、ちょっと怪しい。

どうせ狙うなら、目黒記念は最後は大外、その前走の陣馬特別がステイゴールドらしさを引き出すのに最高のイン強襲だったコウキチョウサンが、前走東京の休み明けで不発だったので、これは面白い。

だからといって、中山が特別合う馬でもない。

10戦未勝利で、2200と2500で好走歴が1度ずつあるだけ。

ところが、新潟、東京でしか勝っていないような馬が、自ら揉まれにいくようにインに入って、ゴール前の接戦を制したのだ。

最近の上がりの鋭さと、コース替わりでの一変。同じ兄でも、ラジオNIKKEI賞勝ちのケイアイチョウサンのような感じと見た方がいい。

アルバートは臨戦過程から見て、万全を期して、はうまくいかずの雰囲気がある。昨年はメンバーが軽すぎて、自分が強すぎたが、今年はよくわからない馬も多い。

一発のある方から狙うのに、妙味のあるレースだろう。

◎コウキチョウサン

○ヴォージュ

▲アドマイヤエイカン

注メドウラーク

△リッジマン、マイネルミラノ、マサハヤダイヤ

西の一戦は、ホープフルSしか小回りコースを使っていないステイフーリッシュから。

一定程度流れる上に、藤岡佑介騎手がここで追い込みの手を再現するとは思えない。

レイエンダよりは器用だろう。

 

レース予想

ホープフルS展望

読了までの目安時間:約 3分

 


東スポ杯を見て、少しどうしたものかと逡巡した人は多かったはず。

クラシックの本戦には繋がるが、皐月賞にもその前のこのホープフルSにも、中山戦でのコネクションには影響しないが、ここで狙うべきニシノデイジーが勝ったとなると、悩み倍増である。

昨年の勝ち馬やちょっと前までホープフルSを影のレースにしていたラジオNIKKEI杯における主役を、数多く送り込んできた歴史からも、素直にこの馬を評価、という展開が望ましい。

何が一番ハイレベルだったのか。

レイデオロやその前のハートレー、シャイニングレイがそう。

まだ何色にも染まっていない非オープン組かそこで勝っていない馬がいいのだろう。

フレッシュさだけでは無理でも、上位勢で活躍しているのは今は、3着のステイフーリッシュだとか、一番強い競馬をした4着のサンリヴァルだとか。

それらとて、春までの活躍。

燃え尽きる可能性まで見極め、完成度を競うレースになるかどうかは、昨年のような多頭数による消耗戦になれば、当然当てはまってくる。

本来消耗を限りなく少ない勝ち方で本番へ臨みたいから、レイデオロが休み明けで皐月賞に参戦したようなことを踏まえると、重賞馬の将来性は、ここで好勝負ほど望まれる展開から程遠くなるのかもしれない。

完成している馬となれば、

ニシノデイジー

ブレイキングドーン

上手だし、流れに左右されない雰囲気がある渋めの血統馬。

そうでなければ、

ヴェロックス

ワールドプレミア

迫力の追い上げが厳しい展開で期待される。

○×傾向になりそうなクラージュゲリエや、本当は正攻法は良さそうなアガラスなど、本番で狙いたかった混戦向きの馬がその前に来てい締まったから、こちらはむしろ、皐月賞でということになるか。

あとは、サートゥルナーリアの出来次第で結果は変わりそう。

昨年とは違い、かなりの好メンバーでゴリゴリの底力勝負になりそうな雰囲気だが、ここは一歩引いて、肉弾戦にならないことを望む。

朝日杯だってそうだった。ハイレベルのレースをしてしまうと、なかなか持ち直すのが難しいのが、若駒の才能を競う重賞の常である。

 

レース予想

ジャパンC -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


最初はミッキーロケットにしようと思っていた。

アーモンドアイと同じ父系であり、アウトサンデーのトップホースが宝塚記念の覇者。

叩いた後のここで、もっとハイレベルのパフォーマンスを期待していたのだが…。

続いて、ではアーモンドアイと接戦になるとして、本命はそちらに譲るにしても、よもやの差し返しなどの展開で誰に可能性があるのかと、色々思案していった。

ダービーで前目のポジションでもスパッと反応したマカヒキには、前走凡走で上がり目十分のはずで、対抗格の単穴にでも指定しようと思ったのだが…。

JCと3歳馬との関連性は、実に珍妙である。

1番人気で9頭全てが1着にならず、古馬に頂点を譲ることが実に8度あったことが、どうにも気掛かりだったのだ。

こんな世界レベルのGⅠレースの傾向を、知識凡庸の筆者ではあるが、聞いたことがない。

秋の欧米のトップレースは、斤量利が多少あるにしても、古馬なんかより圧倒的に3歳馬の方が勢いで勝るケースが多いのだ。

ただ、先週のマイルCSは、結局、古馬が人気になって2年連続での3歳馬の制覇。

流れは来ている。敢えて、不遇の3歳1番人気<ほぼ確定だろう>の女王に、史上初の快挙を成し遂げてもらいたい。

ここまで相手が楽なら…。それが一番の理由なのだが。

◎アーモンドアイ

○スワーヴリチャード

▲ミッキースワロー

注ウインテンダネス

△キセキ、サトノダイヤモンド、サトノクラウン、シュヴァルグラン

本命の推挙理由の一つに、陣営の拘った余裕ローテのステップが挙げられる。

ただ、ここはジャパンC。

前哨戦は地元勢以外、当然名立たる国際GⅠである。

秋華賞はその中ではローグレードのほぼローカルタイトルだが、ジャパニーズギニー、オークスやダービー、セントレジャーの菊花賞よりも、ファビラスラフィンの快走に始まり、三冠馬対決を制したジェンティルドンナなど、世界クラスの名馬との激闘の立役者になってきた歴史がある。

レースとしては軽いが、そこはGⅠ。

だから、消耗のより激しい天皇賞組より、血統構成にやや縛りが薄れた現在の2400戦なら、リスクの少ないGⅠの好勝負組の方がより有利なのだ。

似たような理由で、昨年のアルゼンチン共和国杯くらい走れば、十分に上位争い可能のスワーヴリチャードが推挙できる。

アーモンドアイは、きっとジェンティルドンナとの比較がされる。

オークスの内容はほぼ互角だが、その前後のタイトルの勝ちっぷりは、あまりにも対照的。

力でねじ伏せることも共通のようで、後輩の方が遥かに基本能力が上である。

追い込んで阪神マイルを1分33秒前半で乗り切ることなど、ウオッカもブエナビスタもまるでできなかったのだ。

故に、前哨戦は必要ないのだ。

それがしっかりとしたステップでJCに挑む。

ここに挑むためのローテの理想形を、前哨戦たる秋華賞で体現したが、それとて、あの衝撃のシンザン記念の比ではない。

桁違いのスローに、道悪も重なった1月の京都マイルは、前年のキョウヘイのことがあるから、ある種の必然性はあったのかもしれないが、坂上で13.3秒というあり得ないようなラップが刻まれてから、12.8-12.1-11.7-11.5秒という極端な加速ラップの中、数字のインパクトは平凡の類の34.4秒ながら、後方位置の9番手から直線一気。

当時乗れていた戸崎騎手とて、スタートがあまりにも酷く、見せ場作りで十分という風に頭を切り替えていたはずだ。

ちなみに、ジェンティルドンナはリードホースがいた中、好位抜け出しの34.7秒で男馬連中を屈服させた。

思うのだが、既にこの時点でジェンティル超えを果たしていたアーモンドアイが、言っては何だが、オルフェーヴルクラスではない古馬勢や欧州勢を相手にして、53で負ける構図を、14頭立てになって思い浮かべることの方がよっぽど無理筋なのではないだろうか。

ついこの間まで、違う手段をもってJC攻略に臨んでいた人間とは思えない豹変ぶりだが、GⅠ馬がこれだけいなくなれば、秋天のレイデオロもそう、格相応の能力が必然的に求められる条件だという理屈で、経験則に沿って、アーモンドアイを今回ばかりは応援するしかないと結論付ける。

 

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レース予想

京都2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


ワールドプレミアが人気に応えられるか。

混戦は確かに多かったが、ここまで1番人気になった牡馬が、重賞を制したというのは新潟のケイデンスコールのみ。

圧倒的な存在がいないだけではなく、人気になった途端、底が割れる現象が続いている。

先週も人気馬は総じて苦戦。

血統だけではなく、新馬戦の勝ちっぷりで重賞路線を歩んだグループを簡単に制するのが、本来の東スポ杯の在り方ではないのか、という想定のようなものは、ニシノデイジー・アガラスという地味なところから確かな実績を残してきた面々に、底力というより経験値の差で喝破されてしまった雰囲気。

君たち、そんなんじゃダメだよ、と人間の側も叱られた感じである。

2戦目の完敗は京都2000M。

兄ワールドエースとしばらくは比較されるワールドプレミアには、陣営とオーナーの変化により、父のことをよく知る武豊騎手が騎乗する。

そこそこメンバーの揃った、例の菊花賞当日の京都1800戦を、やや差しが決まる馬場状態だったが、外から捉え切った。

反応の遅さは、若き日のワールドエースに似ている。

出が甘いのは悪くないが、単純に置かれてしまうと、言うほど切れないという死角が出てくる。

ただし、ディープは他にはいないし、動きたがりのミルコがいなければ、柔軟な策士のモレイラもクラージュゲリエを差し馬としてデビューウインさせた経緯がある。

このレースでは珍しいマイル戦デビューの休み明けのショウリュウイクゾが、母似のタフな決め手がありそうなので、それだけはマークしておきたい。

即ち、ここはワールドプレミアと武豊のお手並み拝見ということである。

◎ワールドプレミア

○ショウリュウイクゾ

▲ミッキーブラック

△ブレイキングドーン、クラージュゲリエ

これよりは、キャピタルSのタワーオブロンドンの方が妙味ありか。

ビュイック替わりで56は、人気だとリスキーだが、ダイワキャグニーとレースを盛り上げないといけない立場だ。

 

レース予想

有馬記念 展望

読了までの目安時間:約 3分

 


好走要請枠を3頭に絞れば、

レイデオロ

アーモンドアイ、スワーヴリチャードが出てこない限り、不適条件に思えても最有力。

良・稍重だった秋の天皇賞で2000M超を2勝以上していた状況で勝利した馬は、

ミスターシービー
タマモクロス
スーパークリーク
サクラチトセオー
スペシャルウィーク
テイエムオペラオー
シンボリクリスエス 2回
ゼンノロブロイ
ブエナビスタ
キタサンブラックやエアグルーヴなど、時計の遅い年でも好走馬はいる。

責任ある立場だ。

 
エポカドーロ

京都内回りの1600戦では勝利から、小倉と中山で好走。

皐月賞は道悪で、
ステイゴールドのツートップ
ヴィクトワールピサ
といった面々が、そのまま共通した存在。何より、オルフェーヴルの仔である。

先行できる武器は、キタサンブラックやダイワスカーレット、兄のダイワメジャーなどを挙げるまでもなく、シンボリクリスエス、シンボリルドルフ、グラスワンダーらが関東馬であった優位性だけでなく、総合的な安心できる買い目としての魅力がある。

 
マカヒキ

これまで京都外、内回り、中山、東京、シャンティイで勝利。
初戦のみが1800Mであり、それは京都。
要するに、その他のレースは基本的に、スローの瞬発力勝負ばかりなのだ。

メンバーが揃えば、その可能性は色濃くなっていくはずで、乱戦の道悪競馬となった札幌記念の結果に進境が見られたとすれば、勝機も出てきそうだ。

5歳以降のダービー馬の好走例から学べることは、あまり使われていない点か。

トウカイテイオー<優勝年は初戦>
オルフェーヴル<5歳時はここが4戦目・2勝2着1回>

夏以降の参戦も、筋悪の実績馬の戦績にはならない。

それらだけではなく、

エタリオウ<3歳のGⅠ未勝利馬は人気薄で怖い>
サトノダイヤモンド<腐っても鯛、前々年覇者>
シュヴァルグラン<中距離で走らなかった長距離型>
ミッキーロケット<JC不発でも拾える春のグランプリホース>
モズカッチャン<よくわからないけど人気にならない馬>
謎の存在・オジュウチョウサン

クリンチャーやモズカッチャンなど、京都好走の冬馬はマークしたい。

マイルGⅠ馬と接戦のマイラーも、史学的にはそろそろ怖い。
 
 
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レース予想

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