2017年神戸新聞杯 レース展望

JUST競馬予想ブログ

神戸新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

うーん。
悩みは尽きない牡馬路線の主要競走は、ここに来て、有力と目された秋の主役候補の脱落の連続で、ある意味では余計なものは削ぎ落されつつある。
よって、
◎キセキ
○レイデオロ
▲サトノアーサー
注ベストアプローチ
△カデナ、ダンビュライト、マイスタイル

秋に来て本物に育ちそうだと思わせたのは、ここでの最注目対抗馬であるキセキと先週のセントライト記念で見事に直線弾けたミッキースワローだけ。
勢いで勝ったわけではないクラシックホース2頭は、同時に、本当にそのレースに向いていそうだった人気馬がうまくレースを運べる状況ではなかったことで、それぞれの武器を、騎手の好判断と共にフルに発揮した結果が出ただけとも言える。

先週のアルアインがあまり勝負気配ではなかったことも影響し、ルメール騎手も無難な競馬に終始したのに対し、結局のところ、本当にこの世代で強いといえるのはレイデオロだけではないのか、という気もしてきた彼の存在感を極限にまで誇張表現を用いて高めた鞍上が、この先は同期の中でも最も挑戦的な古馬タイトル参戦の段取りを整える中で、下手に手を打つことはなくても、ここは勝負気配で勝ちに行く正攻法をとるように思われる。

別に途中から動くだとか、本当はやりたかっただろう好位抜け出しのスタイルだとか、主だった奇策ともとれる作戦で勝ちに出るという意味ではない。
目一杯追って、相手を屈服させに来るのでは?という意味。

簡単にいうと、出たなりにはなるだろうが、スパートのタイミングをトライアル仕様にすることはないはずだ。
ジャパンCまではまだたっぷり時間がある。
動くなという指示は出ていたとしても、さすがの藤沢調教師でも、ダービー馬に無様な競馬はさせないように仕上げてくるだろう。
今のところ、大きなアクシデントもない。

ここまでキャリア6戦。
奇しくも、新馬戦でルメール騎手が乗って圧勝した阪神で、今度はデムーロ騎手が跨るキセキ。
上がりが1番速い時だけ勝っている馬というのは、本命支持ばかりの馬にしては珍しい。
阪神内回りのすみれSを除き、前走の信濃川特別の32.9秒という記録が特段突出しているわけでもなく、大きなフォームでダイナミックな競馬をするから、ほとんどが後方からの競馬。
だから、速く走れることは即ち、誰よりも直線で速いということになる。

祖母はロンドンブリッジ。
代表産駒はオークス逃げ切りのダイワエルシエーロ。
父はあのエアグルーヴにとって不肖の息子となったルーラーシップ。
綺羅星の如く輝く社台の良血配合馬の中でも、自身を持ってグッドミックスというはずの配合であると同時に、やけに捉えどころのない気難しい者同士の配合なのだ。

筆者はこの一族とは非常に相性が悪いから、こんな注目の舞台で満を持してダービー馬を競り落とそうとするシチュエーションが狙いどころだとは自信を持っては言えない。
ただ、軽さを引き出す要素がディープインパクトだけで、ルーラーシップこそ例外でも、エアグルーヴとその父トニービン、ディープインパクトも母母父ドクターデヴィアスも、伯母のダイワエルシエーロだって、ベストの条件だったかどうかはともかく、キセキに関係する名馬はほぼ全てが今回の2400M戦に勝っているのだ。

偶然の産物などではない。
阪神の1800Mの新馬戦は、中距離型の良血馬には走りやすいというだけではなく、同コースの毎日杯からディープスカイやキズナがスターダムを駆け上がっていったように、いずれやってくる大舞台に適応する能力がある稼働を推し量るには十分すぎるほどの舞台設定なのだ。
そこで3馬身以上の差をつけたキセキが、晩熟の配合をバックに、勝機は3歳秋にあると陣営が踏んだ春クラシック参戦断念からの巻き返しは、夏の中京2000では上々の1:59.1、新潟外回りでは破格の1000M58秒台の展開から、上がり32.9秒で日本レコード級のタイムを叩き出すという形で現れたから、もう春の実績馬を追い抜いてしまった可能性さえ秘めている。
無論、反動も考慮せねばならないが、スロー必至の距離延長の舞台で、この手の才能が崩れるシーンは、まず故障以外では考えられない。
それが出るかどうか。
切る切らないの根拠は、もはや、不可抗力にしか求められないように思う。

 

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オールカマー -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

中山実績を素直に評価すべきか悩むディサイファ、タンタアレグリアら、やや煮え切らない状況に終始するアメリカJCC優勝馬より、ここは何度裏切られていたとしても、一族の好調さを己が生き残ることで示す使命を託されたモンドインテロに思いを託す方が理にかなっているように感じる。
本命は、重賞でこれまで【0025】という不安と、札幌日経OP連覇を含め【3000】というオープン特別の実績の真ん中を突いて、中山外回り【0000】という意外なデータに盲点ありと、前走の鮮やかな差し切りを信ずる材料をその点に求め、初重賞制覇に相応しい舞台にしてもらいたいと考える。

散々負けてきたこの馬だが、重賞以外で敗れたレースはダートの新馬戦と、上がり33秒台の脚を使っても前が残ってしまったようなレースだけに限られる。
その不器用さから、陣営も広い馬場をノビノビ走らせてあげたいという思いもあって、東京【1005】、新潟【1001】、京都【2011】という使い方をしておきながら、その他ダート戦を含めたレースは【3020】である。

眼鏡違いというよりも、期待の大きさと弟や一族のトップホース以外のステークスウイナーが示した小回り適性の方が、ずっと彼の本質を捉える要素となっていたのである。
残りのコースは、前述の札幌とホームの中山。
芝はまだ昨年のステイヤーズSだけ。
新潟でこれは思わせた時以来の田辺騎手に、ここはいとも簡単に重賞馬の戴冠をアシストしてもらおうではないか。

本質は何一つ変わっていない。
やっと、自分の持ち味を活かせる舞台を走れるというだけだ。

◎モンドインテロ
○カフジプリンス
▲タンタアレグリア
△グランアルマダ、ディサイファ、ステファノス、マイネルミラノ

グランアルマダもマイネルミラノも下げる手はないという組み合わせだが、これらに絡んでいけそうな馬はマイネルサージュくらいのもの。
○▲の2頭に器用さはないかもしれないが、変に器用で宝の持ち腐れとなっている人気になりそうな組より、彼らの方がよっぽど信用できる安定感がある。
今回はそこを買いたい。

 

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菊花賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今から抗ってもスタミナがつくことはないだろう。
高速決着という共通項を無視した段取りで、少なくとも春の実績馬が栄冠を手にすることはないのだ。
先行して粘り強い馬であれば、皐月賞かダービーで好走していれば勝負になる。

レベルの高い年であればそうなるところだが、今年の3歳牡馬はそれほど信用できない。
朝日杯
サトノアレス-モンドキャンノ-ボンセルヴィーソ
皐月賞
アルライン-ペルシアンナイト-ダンビュライト
ダービー
レイデオロ-スワーヴリチャード-アドミラブル

昨年が平穏だっただけに、この激変ぶりにはちょっとびっくりなのだが、第一、2000M以下の2戦は断然の1番人気が牝馬だったくらいのレベルである。
9頭バラバラという例は、近30年でも07年の牝馬がやたらと強い年しかなかった。
その前は何度か見られるが、あまりにも時代が古すぎる。

牝馬が強い年…。
07年はダービー牡馬最先着馬と春のクラシック未参戦馬のワンツースリー。
押さえるべきは、キレ負けがOKでも、差し合って迫力で見劣ってはならないということ。
アドマイヤオーラはダイワスカーレットをシンザン記念で負かしたものの、彼女に敗れたウオッカに、ダービーでは相手にして貰えなかった。

今年は、かなり特殊な春二冠だったから、朝日杯からの連動性でいうと、ノンコネクションクラシックといった雰囲気だ。
元々特異な傾向を示している菊花賞は、データでどう拾うべきか悩みどころではあるものの、ダービー馬の積極的回避の年は、決まって、実績上位馬が強いというデータもある。
サトノダイヤモンド
エピファネイア
アサクサキングス

オウケンブルースリにしても結局は、本命馬として挑んだ菊花賞。
神戸新聞杯で2、3着というのが、ここ数年のトレンドではあるが…。
キセキというジョーカーが何をしでかすか分からない部分を除いて、さて、異例の年の菊花賞は、一体どんな結末を迎えるのか。
セントライト記念組は、上位3頭の適性が本番とは違いそうで、混戦ならサトノクロニクルでも間に合ってしまうかもしれない。
ダンビュライトやベストアプローチが神戸新聞杯で伸びてくれば、血統からも見せ場を作れる可能性はある。

 

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セントライト記念 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

道悪必至の月曜開催日こそ、台風の影響を最も受けるだろう予報が出ている中山での一戦。
それに加え、朝日杯から人気馬は牝馬ばかり。マイルCも牝馬の圧勝。
後塵を拝した組が夏の一線級の少ない古馬重賞路線でほぼ用なしの結果は、ややゾッとするような展開を予期するに十分な根拠となる。

思い切った穴狙いをしたいところだが、ここは残念ながら手駒が豊富という組み合わせではない。
人気はある程度集めることになるだろうが、アルアインとは同父、こちらは小柄で父似であること以上に、3歳牡馬としては異質の皐月賞レコード勝ちの馬より持ち時計が速いサーレンブラントのスケール感を、ここでは上に取りたい。
青葉賞で5着に入るまでは、一介の条件馬という雰囲気だったのだが、低調なダービーだったとはいえ、前日の同距離で2:26.3、一息入った新潟2000Mは、来週の主役候補のキセキが圧倒的なスケール感を示す1:56.9で駆けたレースで1:57.4の3着、上がりはこれまで使えなかった33秒台前半の脚で、一気に世代の注目馬になれそうなところまで成長してきた。

母父こそミスプロ系のクエストアメリカンだが、よく見る主要血統の積み重ねという配合ではなく、奥の方には異系がかなり詰め込まれている比較的重厚な配合。
アメリカン優先の変わった配合であるアルアインよりは、芝のタフな展開、軽くならないこのような2200M戦は合っているはずだ。
岩田騎手だから、そろそろ好位のインという策もあり得る。うまく運べればだが。

◎サーレンブラント
○クリンチャー
▲アルアイン
△クレッシェンドラヴ、サンデームーティエ、プラチナヴォイス、ローリングタワー

前走で動き一変のローリングタワーは三浦騎手が注目。
クリンチャーが皐月賞の内容でアルアインに大きく劣るわけではない以上、展開上有利な方を評価するのは当然であるように、本来の技量に見合った捲り作戦にハービンジャー×ダンスの配合は妙味たっぷり。
実は共に、前哨戦型のタイプのように思う。

 

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ローズS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

いっぱい狙いたい馬はいるのに、順調に開催できたとしても昨年と似たような道悪競馬、予報通りであれば、ほぼ間違いなく火曜日の開催である。
馬場状態が違うのであれば、予想の組み立ても変化するのがハイレベルなレースというもの。

加えて、クラシックのトライアルレースというのは、思惑が色々入り混じるから、有力馬全てが本番出走可能な賞金を持っているこのレースは、実にとっつきにくいものになってしまった。
一応の狙いは…。
雨が上がってしまえば、十分に馬場回復は見込める。そして、今年は最近には珍しく、関東馬の参戦はなし。
しかしそれでも、今の状態に対してベストな条件にはならない可能性があるという状況は、似たような馬場質の桜花賞の好走馬には多少なりとも有利に働く要素となると読んで、

◎リスグラシュー
○レーヌミノル
▲ミリッサ
雨が多ければ、
注モズカッチャン
△カワキタエンカ
らの渋とさが活かされることも想定される。
連下は他には、ファンディーナ、ミスパンテールなど、大きな仕事もできる良血馬を押さえる。

さて、細かく見ていくと、レーヌミノルに距離への展望を求めていくことになれば、カワキタエンカが横山騎手に先行するリズムを確定的にする仕事を依頼したような乗り替わりであることも含め、桜花賞のようなタフな展開になってくれると思えば、位置取りは問わないけれども、揉まれずにしっかりと抑える競馬を定着させたい狙いはあるだろうと思う。
似たタイプでも、違うメカニズムで先行したと思っているファンディーナは、徐々に勝負勘が戻ってきたようなところのある岩田騎手が乗ることで、まずは、走りのリズムを取り戻す好位差しというものに拘っていくのではないだろうか。
自分で動いているようで、自分から動きたいのはレーヌミノルで、これがかなりスプリンタータイプの可能性を秘める総合力勝負対応可能の馬だから、時計が遅くなって桜花賞はこなせたが、皐月賞に挑むべきは、実はそちらの方だったのではないのか、というような勝ち方で桜花賞馬になっているから、平均ペースないし後傾ラップの自力勝負型のファンディーナとは、全く適性が異なる可能性は大いにある。

筆者は、1800という絶妙な条件で、桜花賞を勝っているレーヌミノルが力負けするシーンは想定しづらいと考える。
自分から動けるのは、相手が軽い時だけという雰囲気のファンディーナがスタミナがあるだろうからといって前を潰しに行き過ぎると、カワキタエンカにも差し返されるような展開も有り得なくはない。

揉まれる経験は牡馬相手にできたファンディーナを軽視するというより、その牡馬相手の対戦経験が本当に意味があったのか、という点の方が疑念たっぷりなのである。
謎ばかりの展開が続く牡馬路線は、今や、ただとっつきにくいだけのローカル・リーグ戦の趣だ。

常に一線級と戦い、ソウルスターリングに先着した数少ない存在のリスグラシューは、オークスこそ馬場特性や展開を味方につけられなかったものの、ちょうど1年前のこのコースで1:46.2の走破タイムは、牡牝問わず傑出した記録であり、相手がどうこうというタイプでは実はないように感じる。
相手がずっと強かったからこそ、タフな条件でこれまでの経験がフルに活かされ、久々の重賞勝利につながる可能性が大いにある。
誰でも走れるコース体形だからこそ、総合力の前哨戦には、こうした安定して力は発揮する馬を選びたい。

 

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秋華賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 

ソウルスターリングにGⅠで続いた組というのは、何かしらの共通項があった。
小柄な体のリスグラシューは、見た目の配合は全く違うようで、直系以外のところにトニービン、ベーリング、ミルリーフが入り、リファールはクロスしている特異な重厚配合で、ザヨーロピアンのソウルスターリングとは同じ組合に属する仲間のような存在であった。
ダイワメジャー×タイキシャトルのレーヌミノルも、フランケルが同系配合であることでは同じようなイメージの血統。

ハービンジャーとキングカメハメハが日英の高速2400ビッグレースの圧勝馬という同士の配合モズカッチャンと、一見共通項が見当たらないアドマイヤミヤビでさえ、母が3代続けてノーザンダンサー系を配されているハーツクライ産駒で、リスグラシューにはないデインヒルを持ち合わせているという点まで合わせると、一番配合の共通点が多い馬とも言える。

ソウルスターリングはいつも自分のポジションを作って競馬をしていたから、それをどう負かすかというテーマを配合に適応した戦法によって完遂できるかということを、常に求められた。
それが1回しかうまくいかなかったのだから、基本的に秋華賞は別のレースになる。

横山典弘騎手のアエロリットは、クロフネ×ネオで、ダイヤモンドビコーやハーツクライと近親同士。
みんな似たような勝ち味の遅さがあったが、いざスイッチが入ってしまえば…、という内容の競馬で現在連勝中。
クイーンSのような逃げ切りは難しいかもしれないが、ラップの刻み方に特異な方程式を用いる魔術師である鞍上が、見た目の同調性を戦略的に求めるのか、数的な根拠を最大能力発揮の必要絶対条件とするのかは、何となくオッズによるところが大きい気もする。

最初に始動して、最後まで出てこないこのGⅠ馬は、実は陣営の思惑通りに競馬をできるソウルスターリングの代打的存在なのだろうと思う。
簡単な相手にはならない。
対抗株は、紫苑S辛勝のディアドラと前哨戦的惜敗で人気落ちの一発に期待のモズカッチャンら、ハービンジャーの刺客だろうか。
サンデー系とは違い、柔軟ではない分ガッツがある。
秋華賞は踏ん張り合いのレースである。

 

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セントウルS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

母がこのレースを制しているという共通点のあるアルティマブラッド、フィドゥーシアらは、母と同じように古馬になってから活躍する馬になった。
今季のスプリントシリーズはここまで勝ち馬バラバラで、ポイントもそれらが1戦のみで横一線。
どう転んでも、ここで勝たないことにはチャンピオンにはなり得ない。

それに相応しい馬はもう一頭いると考え、前走大いに期待を裏切ったメラグラーナに、ここはしっかりと勝ちきってもらおうと思う。
直前の雨の影響で、この大型の牝馬には大きな死角が生じたとされるが、必ずしもそれだけが敗因となったわけではなさそうだ。

これまで、522kgまでは好走実績があったメラグラーナだが、それを超えてしまうと、
京阪杯<重>⑭ 532
高松宮記念<稍>⑩ 528
CBC賞<雨>⑩ 528
なかなかのコケっぷりである。

前走の内容、相手関係を考慮して人気に推されることが多かった彼女だが、後にGⅠを制することになるセイウンコウセイに敗れた福島のレース以外、この3戦を除くと芝1200Mは無敗である。
相手は当時とは全然レベルが違うかもしれないが、自分が強くなるきっかけを得た1年前の1200路線本格参戦以降、崩れる理由は雨と何故かうまく調整できない馬体重と、3敗に共通する18頭立てという足かせもマイナスに作用しているのだろう。

少なくとも、前走の敗因はそれだと筆者は考えている。
高松宮記念にはそれに加えてオープンでのキャリアというのも影響したと考えられるが、同じコースで2度とも、内から外へと持ち出さないといけないレースで、自慢の決め手はものの見事に封じ込められてしまったのだ。

今回は14頭と、とても手頃な頭数。
鞍上の戸崎騎手にしても、春先の冴えない感じではもうない。
ここを勝てば、勝機までは見出せないだろう北村友一騎手や東西とも重賞不参戦の秋山騎手を、WASJとは立場逆転のゴール寸前差し切り優勝となるかもしれない。
狙いはここではないが、実績上位に古牡馬2頭は、順調に使えていてもここは勝負レースではないから、一息入った彼らは敵ではない。
実質、人気も実績も最上位、近走の内容の不甲斐なさで人気落ちなら、むしろ買い材料豊富な人気馬である。

◎メラグラーナ
○ファインニードル
▲フィドゥーシア
注アルティマブラッド
△ダンスディレクター、ラヴァーズポイント

高速阪神快勝の馬が、この夏不発続きで痛い目に遭ったファンも多いことだろう。
一応、こちらはスプリント戦ということで、同じ場所に戻ってくれば、水無月S快走のファインニードルは消しづらいという風になるのだが、相手が少ない、有力馬の狙いがこの先というだけで押さえるのは、本命馬同様、少々リスクがある。
一方で、やけに差しタイプが多い組み合わせで、フィドゥーシアと彼だけはだいたいの位置取りが見える。
だから、結局は堅いレースになるのではと思ったわけだ。

 

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紫苑S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

京成杯AHもまずまずメンバーが揃ったのだが、別にGⅠに直結するような前哨戦ではないのに、やけに勝利に飢えた古馬が多い組み合わせは、今の波乱の流れでは警戒する材料が多すぎる。

秋華賞トライアルの紫苑Sは、ここ数年はしっかりと前哨戦としての役目を果たしている。

本番の勝者は勝ち馬からは出ていないものの、異常に時計の速くならない秋の中山になったことで、馬の質も上がった気がする。

狙いたいのはこちら。

狙いはやや単純でも、ディアドラの安定感と秘めたる底力は、本番向けのそれだろうと思い、これを本命。

オークス上がり最速、2勝目はその直前という何ともちぐはぐなここまでの成績は、前走でやや勝ち味に遅い古馬陣をねじ伏せる3勝目を挙げたことで払拭とまではいかないまでも、岩田騎手に鞍上固定後は、はっきりと差して勝負しようという狙いが見える。

その影響で、桜花賞は適性外として、常に相手を見過ぎて差し損ねるようなレースは劇的に減ったから、効果てきめんと出たことは、中心馬が一応いなくなったこの路線では、勝機に直結する要素となる。

ハービンジャー×スペシャルウィークという配合はいささか重すぎの印象はあるものの、前走大幅マイナス体重で古馬初対戦を乗り切っているから、オークスの結果同様、距離はこの辺で、総合力勝負歓迎なのは間違いない。

体の大きさに関係なく、少々パワー優先の馬が多い組み合わせ。

単純に重たいタイプとは違う彼女なら、連続体重減だとさすがに苦しいかもしれないが、もう実力でここは順当勝ちしておかねばならない相手だろう。

◎ディアドラ

○ルヴォワール

▲ポールヴァンドル

注サロニカ

△ホウオウパフューム、マナローラ、ライジングリーズン

好位につけられそうな馬は有利だろう。でも、遅すぎると逆に差し馬の方が有利になったりするのが中山。

そのどちらでも走って欲しい無敗のルヴォワールと恐らく1800巧者に思うポールヴァンドルの先行力など、相手には力はあるけど、それをなかなか出し切れなかった馬を押さえたい。

 

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スプリンターズS展望

読了までの目安時間:約 3分

 

自由に出走馬を選択できるのであれば、毎度毎度カードはチェンジである。
混沌に拍車がかかったスプリント路線は、この夏もまともな決着は殆んどない。
救世主求む。
昨年はそれがハマった形になったわけだが、今年はどうもそれはなさそう。

ビッグアーサー回避でやや拍子抜けのセントウルSだが、ポイントが散り散りになってスプリントシリーズがノーコンテストになることを防ぐ意味合いのあるレースとして、ここの勝者が夏の王者になるのであろう。
即ち、狙いがセントウルSという馬に有利。
つまりは例年通りに、その結果を鵜呑みにしてはいけないということになる。

セイウンコウセイに時計を求めると脆く、ビッグアーサーにタフさを求めても怪しいというのは結果として現れてしまっている。
エアレーションを実施するなどの極度の高速化を防ぐ造園課の努力は実を結びつつあるが、天候の読みが難しい時季での開催である以上、あまりアテにならない推定タイムというやつに、昨年の覇者・レッドファルクスはレースレベルの低下を味方につけての勝利であったと仮定した場合、今年も大分左右されてしまう可能性がある。

上がり馬に期待ができない以上、最近の流行りであるちょっと前の実績に頼ることが最後の一手になるどころか、大きな推挙理由となり得る状況にある。
ギリギリ夏競馬とのボーダー上にある函館スプリントSとCBC賞の覇者は、前哨戦というステップを踏んだら好走しないとダメ。
基本的に暑さに歯向かわなければ、調整そのものは難しくないから、函館スプリント組の方が有力だとは思う。

武器があるシャイニングレイは、正直どういう競馬になるのかまだ不明な点が多く、ディープ産駒なんてまず理由でもない限り馬券にならないから、セントウルS快勝で堂々のサマーチャンピオンになれたら考えたのだが、体質も考慮した直行ローテに。
3歳馬でも勝負になるレースだけに、キャリアの浅さも揉まれ弱さも、それそのものは死角にならない。
ジューヌエコール自身に才能があるかが焦点となる。

 

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新潟記念 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

札幌記念でさえ、人気馬ほぼ総崩れの結果。
ゼーヴィントがいない組み合わせでは、ハイレベルの決着は望めないというのは、2000M戦線の括りで言えば、ちょっと残念な最終戦となってしまった。

おまけに、人気になること請け合いのデムーロ&アストラエンブレムは2000Mが初めて。
往々にして、年を重ねて競馬が上手になって、距離延長で末脚なりスピードが爆発するケースなど、下級条件まで含めれば枚挙に暇がないわけだが、4歳の充実期にあるべきこの時期に、本当の意味でプラスアルファを求めるのであれば、エプソムCのいつも通りの感じの指定席入線といった趣の2着では、強調材料が見当たらない。

だから、何となく似た雰囲気があるようで、何かが違う馬であれば、方向性に少し迷いがあっても何とかなってしまうように思う。
それこそが夏のローカル重賞の魅力であり、色々な馬にチャンスが生まれる環境であることが、穴党の興味に繋がる部分だ。
だからと言って買えるタイプでもないが、今週も懲りずに実績のある馬の人気薄の一発に期待して、57.5はここでは軽いとみて、ラストインパクトと田辺騎手の化学反応に期待しようと考える。

筆者は今年のダート2戦の内容はともかく、挑戦することそのものは、厩舎が変更したわけだし、可能性の詮索では間違った方向性とはならないと思っている。
東海Sは未曽有のスローペースで大波乱、一転、平安Sは後の帝王賞連対馬2頭がいる中で、グレイトパールが独走するハイレベルな決着。
まだ新参者のこの7歳牡馬にとって、対応できる範疇にはなかったレースであった。

中1週の鳴尾記念もまたスローで、これは武豊騎手がさすがという騎乗を見せたステイインシアトルの競馬で為す術なし。
その前はもう勝ち馬が世界レベルの馬がいくらでも出てくるような芝のハイグレードレースで、頭打ちになった古牡馬にありがちな出番待ちの時期にあるような結果が続いていた。
故に、調子のいい時期ながら、もう少し走れていた頃に春の天皇賞で勝ち馬と小差の4着に入った58での実績を思えば、猛ペースは考えにくい組み合わせで、パシフィカスは最後に平坦に答えを求めるという側面と合わせて、ダート馬になれないことを悟ったラストインパクトには、GⅠ勝ちとは縁はなくても、芝の中距離で底力のある姿を見せる場面が訪れたとここは考えたい。

前任者の松田博調教師も無理に使い込んだわけではない。
夏→夏の休養明けというのは、調整に時間がかかるのではなく、使い込みづらい季節であることで、ある意味必要になってくる復調に費やさられる期間だから、そんなに心配はいらないローテ上の不利だろう。
元々乗り方に工夫が必要な脚の使いどころの難しい馬で、田辺騎手にははっきりした戦法を好む性質もあるから、敢えて積極的に好位につける可能性がある。
先週と真逆の結果になることは有り得なくもないが、時計が速くなったらなったで、先行馬ほど時計勝負は辛いという雰囲気の組み合わせは、位置取りで全てが決まるという考えで、ダメなら仕方ないが、勝ち気なら勝負の先行位置につける可能性がある。
実績からいって、それに賭けるのが筋だろう。

◎ラストインパクト
○アストラエンブレム
▲トーセンバジル
注カフジプリンス
△ロイカバード、ウインガナドル、フルーキー、ロッカフラベイビー

新潟には新潟巧者がいるように、左回り巧者でもない夏の2000重賞勝ちの2頭は、重賞クラスで広い馬場のキレ味勝負は厳しいように感じる。若い先行馬なら別だが。

 

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