2017年フローラS レース展望

JUST競馬予想ブログ

フローラS -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

何だか嫌になるようなGⅠの結果が続いていたから、ある意味で、この中休みは有効活用しておかないといけない。
今度は4週続けてではない。6週もあるのだから。

やや無理筋で、血統からして春の重賞路線が合いそうなメジロドーベルの孫娘・ビルズトレジャーから入ろうと考える。
同じく90年代に活躍した名牝・ニシノフラワーの孫<ニシノアモーレ>もそうなのだが、暮れの段階で超ハイレベルの牝馬路線が形成されつつあった状況で、年末から牡馬混合重賞に挑戦し、ビルズトレジャーは健闘したとはいえないが、
ホープフルS⑦ レイデオロから0.6秒差
共同通信杯⑦ スワーヴリチャードから0.7秒差
と、ダービーの有力候補が力を示した舞台で、それなりに頑張ったように思う。

加えて、他の牡馬連中に伍して、勝ち馬の末脚にみんな劣った競馬で上がりの脚がそれぞれ2、3位と、一定以上の結果を残した。
これは陣営の判断というよりは、将来性を考慮した田中勝春騎手の選択が引き出した決め手のように思う。
共に、勝負をしていくような競馬をせず、末をとりあえず活かす形を、父ダノンシャンティに前述の祖母や従兄弟の関係にある青葉賞馬・ショウナンラグーンがそうであったように、この条件ではこうすべきだろうと素直に感じて、取り入れたのだろう。

しかし今回は、まだ2勝目も上げていないわけで、多少ははっきりとした勝負手に出る可能性がある。
ホープフルSに挑むまでは、東京の1400Mで新馬戦から①-②という結果であったから、気性を考えての策は致し方ない。
が、負けた相手のせいで妙に人気になりそうな馬や、好調のハーツクライ産駒の無敗馬がいて、その他諸々のグループにも、それなりに色気を持った組がいるから、これまでやってきた積極的な挑戦の恩恵を受けられるチャンスとも言える。

メジロドーベルの一族は、「超名牝」であったが故に生じる活力の使い減りによる影響が、血統の印象以上に色濃く現れ、体質面に弱点を抱える蓋然性の高さは、まだ日本で一流馬が多く出ていない良血のラインよりも遥かに高確率になりやすいにもかかわらず、デビュー時から4戦で-2、±0、±0、±0というビルズトレジャーの秘める底力は、思われているより相当なレベルの可能性がある。

◎ビルズトレジャー
○ホウオウパヒューム
▲フローレスマジック
これらは、距離とか競馬場ということを除いて、大きな舞台に出てきてもらいたいという気持ちにさせられる何かを持っている馬だ。
底力の配合のマチカネタマカズラから生まれた大物候補・ホウオウパヒュームには、父の勢いだけではなく、今なら大物獲りも可能な対抗馬としての参戦が可能な状況で、ハーツクライが武器とした鋭さがより増してきた走りの内容に、ここでも期待を集めるはず。
ただ、体の減らないビルズトレジャーに対し、間隔を開けて丁寧に使われながら、微減ながら減り続けているから、大幅増で迫力満点のパドック気配なら、次も期待できるが、それを求めるべきは秋以降のような気もしないではない。
昨年のビッシュがまさにそうだった。

注アドマイヤローザ
△キャナルストリート、ディーパワンサ、ニシノアモーレ、ヤマカツグレース
らが、一応の相手。
一度は強い馬、牡馬相手に力を見せつけられた彼女たちは、2000Mで一変の可能性を秘めている。
アドマイヤローザも1600より2000が合いそうな配合だ。

 

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マイラーズC -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

恐ろしく、逃げそうな馬が見つからない、いやな予感がしないでもない好カードは、イスラボニータが行けばそれなりの流れになっても、ブラックスピネルの再びの逃げとなって、それを追いかける馬がいるとは思えない。
ただ、同じ流れになったとしても、東京よりも京都の方がトータルの時計は速くなる。
ある意味、伏兵の押し切りというのは、京都の方が望み薄である。

実は一番速い可能性のあるプロディガルサンは、金鯱賞の内容がなかなか評価しづらい、流れに対するアプローチは合っていながら、それに応えられなかったという面で、案外距離の壁が兄よりはっきりしている可能性も露見したように思う。
距離短縮、川田騎手のオーソドックスな好位差し狙いでも、前走のような見どころのない直線にはならないだろう。
これが軸ということで、その相手はどうすべきかと頭を巡らせてみたのだが…。

腐っても鯛ではないが、ダノンシャークや今回も登場するフィエロなど、京都外回りのスピード戦を得意とする馬は、かつての中山記念のように何度でも来る。
エアスピネルはその筆頭であり、正しくリピーターに合致する実績の持つ主なのだが、それと同じくらい、競馬の上手なイスラボニータにも適性を感じる。
セントライト記念を勝ってからというもの、距離云々ではなく、持てるポテンシャルの出し惜しみの繰り返しではあるが、最近また、関西圏の主要マイル路線で復活しそうな気配を見せている。

◎プロディガルサン
○イスラボニータ
▲フィエロ
注エアスピネル
△ヤングマンパワー、サンライズメジャー、ダッシングブレイズ、ブラックスピネル

まあ、寄る年波には敵わないという結果に、本質的な勝負弱さが重なるといったところか。
誰がどうということではなく、勝ちに行きたくないという気持ちを捨てないと、結局、いつもの通りの結果しか出ないように思う。
フィエロだけは、いつものローテではないから、意外な勝ち星を得られる可能性があるが、中京の結果は案外平凡だった。

 

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ヴィクトリアマイル展望

読了までの目安時間:約 3分

 

今年もミッキークイーンが阪神牝馬Sをステップに、順調な仕上げでヴィクトリアマイルに向かう。
オークス馬だし、他と比べても走る気が萎えるようなことはないはずだが、3月頃の山場を通り過ぎているので、この点も心配ない。

問題はむしろ、他の有力馬の動向である。
4歳のGⅠ馬はことごとく引退に追い込まれ、現在ひとり横綱状態のヴィブロスも、春期営業は既に終了。
強い4歳は短距離型ではそれなりに駒は揃っているが、早々東京マイルにツボのあるストレイトガールタイプは居ないものだ。
細かいところまで見ていないし、また出走馬が確定しているわけでもないから何とも言えないが、5歳以上の馬を軸に選んでいくのが、この東京マイルのGⅠでは一般的でもあるし、その線で攻めていくとする。

ルージュバックの弱みは、もう確定的にインからは伸びてこられないところにある。
きさらぎ賞の結果から、何でもできそうに思われていたのだが、揉まれ弱さは現役オープン馬の中でもトップであろう。
前に行くか、馬群から抜け出してくるかしか、このレースを勝つ方法はない。
有馬記念で好位抜け出し抜け出しを敢行し、人気に応える競馬をしていた4歳のブエナビスタだけは差し切りだが、基本的な勝ちパターンに背くように走った人気馬は、大体消えている。

だから、ミッキークイーン軸でも対抗株探しは念入りにしたい。
となると、脚質で死角の多いアドマイヤリードより、いくらかは競馬に自在性のあるジューヌポレールが4歳の注目馬で、ミッキーのライバルはやはりクイーンズリングとなるわけだ。

特に、道悪が血統や実績の印象より合わない可能性のあったクイーンズリングは、落鉄の不利も重なり、前走は見るも無残な内容に終始していたが、昨年の走破タイムが1:32.5なので、良ならミッキーとまたいい勝負になるはずだ。

レッツゴードンキは脚質転換がどう出るかわからないし、本来はもう少し前で競馬できるはずのトーセンビクトリー辺りが、穴の軸では面白いか。
中距離型が多い場合、ブランボヌールのようなスプリンターは侮れない。
今の東京は、必ずしも短縮組有利の傾向ではない。4歳はこのタイプが狙い。

 

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皐月賞 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

人気になりそうな組は、先週まで騎手の選んだコース取りからして不安たっぷりの内枠に集中している。
これなら、やや迫力不足のサトノアレス<7枠13番>、ウインブライト<8枠18番>でもチャンスありとみて、オッズの推移は目まぐるしく変化することが想定される。

能書きはよして、今回はこれまでのパフォーマンスを素直に信用することにした。
もちろん、信じられる結果とそうでないものがある。
レースというのは大多数が負けるわけだが、勝ち馬も必ず登場する。
直前のレースほど注目を集め、また、その勝者は評価対象となる。
今年の一連の牡馬クラシックのトライアルは、どれも低調であり、本番には繋がらなさそうな面が、牝馬路線の充実と見事なコントラストを成し、皆がしかめっ面になりながら買い目を考える混戦となっている。

がしかし、暮れから2月までのこの路線は、決して悲観すべき内容のレースばかりではなかった。
戦績を補う道悪の競馬が、明けの京都のGⅢで連続して展開され、それは大変な結果になったのだが、その時得たガッツを、ここぞの場面で繰り出すべき時がここではないかとも、考えられなくはない。

◎スワーヴリチャード
○コマノインパルス
▲レイデオロ
☆アウトライアーズ
注サトノアレス

ファンディーナの扱い方は難しいが、先週がそうであったように、負けていないことの死角は初GⅠで露わになるケースはままある。
加えて、高確率で先団グループの本当の好位につけられたところで、直線は岩田騎手が得意なロスのないコース取りからの楽々抜け出しという形は、今の中山の馬場ではやりづらい面もある。
大柄な牝馬だから、ヴィクトワールピサの時にやった出負け→イン潜り込み→ロスなく馬群から抜け出すというのは、キャリアからいって負けパターンとなる。
相手は比較的楽なレベルだが、8番枠を味方につけられるほど、馬なり楽勝の3戦の内容は信用できない。
京都1800新馬楽勝馬は、ほとんど皐月賞では来ない。

それよりは後ろからの競馬をするはずのスワーヴリチャードは、きっと彼女よりは不器用であろう。
しかし、鋭さで勝負するようなタイプではなく、昨年のディーマジェスティのように、中団辺りから力で捻じ伏せるように伸びてくる馬にはピッタリの馬場コンディションになりそうだ。
図らずも、発表された馬場状態を額面通りに受け取れない状態での競馬が、今週も行われることになるから、かなり荒れているその時の結果を考慮すれば、前にいる自分から動きたがる馬をみんなでマークする展開は、実際のところ、流れは違っても構図としては昨年と全く同じように思う。

だから、相手も器用には動けないコマノインパルスにした。
どうせなら道悪希望…、の陣営の期待は叶いそうにないが、行けない馬と分かればしっかりと追い込みの競馬に徹する江田騎手の手綱捌きには、大いに期待したいところだ。
どうせなら俺も…。葉牡丹賞で子供使いにしたレイデオロも買わないわけにはいかない。
今のところ、この関東圏で結果を残した牡馬勢は、当時の評価より大きく株価急落というほど、相手が多士済々というほど充実していない。

低調ながら、実は皆が歓迎する新勢力が登場したスプリングS組も、暮れのパフォーマンスを重視すると、アウトライアーズやサトノアレスが、ここでも通用しないわけではないだろう。
中山適性の差で、一発があるのはアウトライアーズ。
ここに来て、少し信頼度が低下している百日草特別3着馬は、中山でパーフェクト連対だ。

あと買いたいのが、
△カデナ、ペルシアンナイト、トラスト
道悪経験、うち2頭はその時に勝ち鞍があり、良馬場の乱戦でも持ち味は活かせるだろう。
荒れ馬場が合うタイプではないが、いくらか華奢に映るタイプの方が、先週のリスグラシューのようにガッツがあるものだ。

今回の18頭。
トライアル3着以内、或いは1800M以上のオープンで勝ち鞍のある馬ばかりで、決してメンバーの実績がない組み合わせではない。
しかし、そういう時ほど、各馬の本質が見えにくい状況にあるとも言える。
レース前にこういうことを言うのは何だが、この結果をダービーと直結させるには、平年並みのレースレベルであったかどうかを要分析しないといけない。
3番人気以内の馬が2頭以上上位に絡まないと、決まってダービーでは消える。

 

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アンタレスS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

好カードのダート中距離重賞は多いが、ここもそれに違わぬ期待の土曜重賞だ。
ただ、期待すべき4歳重賞馬が、
グレンツェント 58
ロンドンタウン 57
では、ちょっと本命にしづらい。

昨年2着のアスカノロマンは、GⅠ惨敗後のハンデ重賞58での5着で、ローテは厳しいが、1kg減で気ムラなキャラクターはよく知られているので、幾らかは信用できる。
ミツバも阪神で57を経験して、そこでは人気に応えて勝っている。
モンドクラッセ諸々がそれなりの流れを作ってくれそうだから、実績のある馬には有利だろう。
ただ、どれも今が絶好調ではない可能性があり、隙はある。

阪神を庭にしていたナムラビクターの半弟・アラシは、より豪快に過激な追い込みを決める馬に育った。
一発を期待し、彼の追い込みに賭ける。

兄は3歳の夏にレパードSで2着して、秋にはオープンを勝っていたから降級することはなかったが、3歳春には全く歯が立たなかったオープンクラスに今ようやく挑める身になったナムラアラシは、暮れの阪神で快走した時の鞍上幸騎手を背に、京都で見せ場なく敗れた後、前走の阪神で豪快に前を捉えきってみせた。

阪神で勝った時、新馬の1800Mは重馬場で1分54秒台で楽勝。
稍重の2000Mは2:04.1で、前走の伊丹特別が良馬場で1:52.0。
京都での前々走は、勝ちタイム1:48.8で前が一騎打ちだからさすがに離されたが、それでも1:49.6だから、どさくさ紛れの乱戦追い込み型ではない。
エンパイアメーカーなので、上級クラスで通用する馬は鈍重ではないはずだ。

◎ナムラアラシ
○アスカノロマン
▲ミツバ
注タガノエスプレッソ
△ピットボス、グレンツェント、モルトベーネ、ロワジャルダン

3歳以降、坂のあるコースでしか好走していないタガノエスプレッソは、パサパサでなければ、弥生賞3着があるほどで、距離不安はないだろう。
大波乱は少ないが、中穴馬券になりやすいレース傾向。
好メンバーの時こそ、穴馬は押さえたい。

 

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NHKマイルC展望

読了までの目安時間:約 3分

 

レーヌミノルが出てくるかもしれないし、皐月賞の結果如何では、ペルシアンナイトやサトノアレスが有力馬として浮上する。

レベルが低いのは、第一にスピード型の牡馬が頼りないから。
スローの展開で逃げ切ったトラスト以外、あとは重賞を勝てていないボンセルヴィーソが先行して3戦連続好走しているだけという、実に残念な結果が続いている。
差し馬ばかりが台頭しているのではなく、重賞級の先行型がいないのだ。

そのキーマンとなるボンセルヴィーソが、勝ち切れそうでまたしても勝負弱さを見せるゴールシーンとなったニュージーランドTは、雨の影響以上に、前に行けるという武器を最も悪用したような丁寧すぎるラップづくりに終始したメイソンジュニアが、当たり前のように逃げ粘り、うまく内に入って伸びてきたジョーストリクトリがせこく抜け出すという、何とも言いようのない凡戦となってしまった。

一応、先々を見通して、オープン2勝で賞金は十分足りているタイムトリップの上がり1位の記録には、あわよくばの狙い目はあるのかもしれないが、それだとあまりにも味気ないGⅠレースになりかねない。
世紀の激走馬・ピンクカメオだって、GⅠを使われていた良血という一応の買い材料はあった。
距離実績かトライアル好走歴がないのであれば、3月以前のマイル実績を最重要ポイントとするのが常道であり、そうすると冒頭の3頭が出てくればの条件で、人気に応える展開を希望する見立てとなる。

まあ、そんなに単純ではないだろう。
奇跡的にソウルスターリングが出てきたとして、さすがにローテが厳しいようにも感じるし、意外な伏兵が眠るスプリングS組も、上位組にスピード勝負への適応力が大いに疑問であり。
コウソクストレートの左回りへの適性の一転突破に期待する以外は、かなり低調なマイル路線からピックアップするより他はないだろう。
牝馬なら重賞掲示板程度の実績でも、勝った馬が強ければ出番はある。
例年なら軽視すべき、クラシック本戦からの転戦組は、レースレベルの補完という意味で、今年は人気でも逆らわない方がいいように思う。

 

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桜花賞 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

不穏な連日の雨予報に、大本命馬は7枠14番から、周囲に人気上位馬を従えての発走と決まったことで、大きな不安はなくなったように思う。
下手に出る馬が隣り合わせに入れば、変なスペースが生まれて、序盤の位置取りで思わぬ躓きをしてしまう可能性もあったが、桜花賞に縁のある騎手が、ソウルスターリングをマークする乗り方をするのは目に見えているから、双方終始、力を出し切れるように走れる確率は高い。

◎ソウルスターリング
○アドマイヤミヤビ
超重厚なドイツ由来の正統派チャンピオン血統であるソウルスターリングは、ルメール騎手がやや距離不安を匂わせる発言をしつつも、実際のところ、この距離における不安はむしろ超高速決着であったはずだ。
先週も少し雨の影響があって、軽い馬場ではなかったことで、大阪杯の決着タイムは1分59秒をわずかに切っただけのほぼ常識的なレベルに止まった。
それよりは多少は多く湿るだろうことが明らかな状況で、昨年のスローペースながらレコード級の高速決着になったことは、ほぼ参考にならないように思う。

マイル重賞、とりわけ、桜花賞における重要なステップレースである2、3歳の牝馬重賞は、
34.7-46.7-58.8→35.2→1:34.0 阪神JF<1着ソウルスターリング>
34.2-46.4-58.6→34.6→1:33.2 チューリップ賞<〃>
34.8-46.8-59.1→34.1→1:33.2 クイーンC<1着アドマイヤミヤビ>
という、実にわかりやすい力の決着で、全て1番人気が制し、3番人気以内の馬が皆掲示板に載ったという、各々の能力に則したお手本のような競馬を人気馬が作って見せた。

この3レースを制した2頭は、当然、大負けする理由などアクシデント以外には考えにくい。
人気に根拠があり、かつ、高水準のレースで最も内容の濃い競馬で、楽勝している。
加えて、それらに接近か否かはともかく、大きく離されなかった組には、当然の如く、雨での逆転の芽は残っている。
リスグラシュー、ミスパンテール、レーヌミノル、アエロリット
この4頭と好勝負を演じている先着の実績を持つ、
カラクレナイ、ライジングリーズン
1敗ならまだ可能性のある
ミスエルテ、サロニカ<跛行で出走取消>

ただ、無敗の桜花賞馬が誕生した時には、ダンスインザムードがレースレコードで制し、その前のシスタートウショウ、アグネスフローラはともに馬場が渋ったところで力を見せつけている。
軽い馬場にはならない上に、良馬場でも極端な時計が出ていない阪神において、馬場適性以外の大駆けに賭けるという手以外は、むしろ、オークスを見据えて無難に4着以内を獲りに行く手を取った方が、結果的には自滅があった時の台頭の可能性がある気がする。

上手な競馬こそ対抗馬の武器であり、そうでないなら、スピードや決め手、今回は秘めたる道悪適性に魅力のある馬にしか、女王位争いは不可能であろう。
本命馬と同父の<ミスエルテ>
この世代で好調のハーツクライ・クロフネ連合
<リスグラシュー>
<アエロリット>
トライアルで目立っていたギニー血統の1番手から、
ダイワメジャー産駒<ミスパンテール>
ローエングリン産駒<カラクレナイ>
雨中の乱戦になれば一発もある<ライジングリーズン>
という6頭が、基本的には人気にもなり、必然的な上位入線の可能性を持っている力の持ち主だと考えている。

一応、
▲アエロリット
注ミスパンテール
△残りの4頭
としたが、ドタドタ馬場になれば、ベーリング系×ミルリーフ系×リファールを母に持つリスグラシューが同格という扱いにしたい。
アエロリットとミスパンテールは、共にダービー2勝の名手が乗り続けている上に、3歳牝馬にとってあまり歓迎ではない雨馬場に対応するだけの引き出しがある。
その中でまた、クロフネ×ネオのアエロリットとダイワメジャー×シンボリクリスエスのミスパンテールという配合で、人気の集まる立場ではない点は魅力たっぷり。
大番狂わせは考えにくいが、各騎手の腕比べだけでも十分満足できる競馬は結構期待ができそうだ。

 

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ニュージーランドT -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

このレースに珍しく、2000Mの新馬を勝っているスズカメジャーを推したい。
きさらぎ賞の逸走で図らずもその名は知られるところとなったが、完走した時は2戦無敗。
新馬戦は上手な抜け出しで、器用さで勝ち上がった印象があったが、きさらぎ賞の一件があった後、今回も乗る初騎乗だった岩田騎手がその時と同じ外枠からの発走で、そろりと出た影響もあって後方からの追走を余儀なくされたフローラルウォーク賞の直線は、当然の如きスローの展開から、坂を上ったところでもまだモタついていたのに、最後に外に展開していってからのゴールまで150Mほどの走りに、底力の違いのようなものが現れていたように窺えた。

古馬短距離路線で活躍した母スプリングサンダーは、デビュー2戦目の新潟2歳Sで12番人気5着。
時間を経て、4歳時に挑戦したVマイルでも同じ人気ながら、アパパネ、ブエナビスタの至極の叩き合いに0.4秒劣るだけの6着と健闘している。
ダイワメジャーを父に持つスズカメジャーが、スピード能力を隠して新馬を制したことは、3戦目、実質2度目の競馬である苦しい位置からの500万戦勝利に繋がり、合理的な選択となったこのNZTで好走するならば、その血統の持つ底力を前走で見せたことが、そのまま勝ち負けする理由となるように思う。

レース内容とは対照的に、ゴール前では楽な態勢での差し切りで、月1のレース参戦のリズムに馬自身はもう慣れているはずだから、反動など気にする必要はないだろう。
◎スズカメジャー
○クライムメジャー
▲ボンセルヴィーソ
注ナイトバナレット
△イノバティブ、ジョーストリクトリ、マンカストラップ、メイソンジュニア

前走初の1400で、苦しいところから抜け出してきたクライムメジャーは、本命と同じゴール前の余裕を買って、マイルでこそという意味で対抗。
ボンセルヴィーソはマイルではなく、ファルコンSで体験した初のハイペースで結果を出したので、3歳限定だからこその経験値で3番手。
関東馬の押さえた方が妙味のレースだが、関西で2勝目を挙げたイノバティブのガッツ以外は、ダイワメジャーの壁は破れないだろう。

 

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大阪杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

15頭の登録に対し、日経賞と重複登録していた皐月賞馬・ディーマジェスティがそちらに回っただけで、14頭が出走することとなった。
61回目の大阪杯は、ついにGⅠレースとして行われることになる。

焦点は、キタサンブラックは明らかに叩き台としてここを選んできた節があるということ。
さりとて、長距離戦がベストという馬ではない。
ジャパンCの逃げ切りは、その技量が改めて素晴らしいとされた武豊騎手のペース判断も勝因ではあるが、それが彼にとっては全く難しい競馬のやり方ではないと知っているからこその先行策だから、結局楽勝であった。
マカヒキ、サトノクラウンが真っ向勝負できる相手ではない。

見立ては色々あるかもしれないが、2400MのGⅠタイトルしか持っていない馬が、2000MのGⅡに挑むのであれば、いか様にも戦えるだろうとは想像できる。
それとわずかに適性はズレるが、2000Mとのコネクションは大分異なる2200MのGⅠ好走馬は、GⅡ時代はかなり幅を利かせていて、エリ女優勝馬がダービー馬を完封するという異様な光景も、つい最近目撃したばかりだ。

ダービー馬であれば…。
近年は、メイショウサムソン、ディープスカイ、オルフェーヴル、キズナが大きな期待を集め、それなりには結果を残している。
これがGⅠになったらどうなのか。
最後の10年間で、ダービー馬を4頭出した阪神のラジオNIKKEI杯は、キズナもそうであったが、その時点で断然人気を集めてはいなかった。
1番人気は距離適性で支持を集め、そうでない馬はスケール感を買われ、厳密には、断トツ人気にならないで好走すると、皐月賞以降の戦いで有利、という傾向が出ていた。

ゴールの一つに設定された阪神2000M。
コネクションを読み解いていけば、阪神で強いから勝てるというものでもなく、他コースとのコネクションにおいて、距離設定に対する一様の傾向が出ているのだろうことは、容易に想像がつく。
きっと、他のレースで適性を見せた馬にとっては、ここは戦いにくい舞台なのではないだろうか。
2000Mのチャンピオンも、現状、その距離における王者の候補もちょっと見当たらない。

門外漢の実績上位馬に戦いを挑めるのは、きっとスピード型である。
その点、断然に優位性のある巨漢・マルターズアポジーは、大いにチャンスありのように思う。
◎マルターズアポジー
○キタサンブラック
▲ヤマカツエース

有馬記念を前にして、筆者は一連の参考レースを見返して、ミッキークイーンというジョーカーを本命にした。
結果は大健闘のようで、あまり振るわなかったという感想を持った。
一番は、人気馬が妥当に走ったことであり、その次に、マルターズアポジーは単騎逃げなのに、猛ペースでなくても楽に先行できたことが、自在型の上位人気馬には走りやすい条件をアシストしてしまったからだ。

が、そこでスイッチが入ったのか、続く小倉大賞典で、猛ペース必至のレース展望通りになったにもかかわらず、46.2-57.6-69.3を自ら先導しながら、ついに後続に影をも踏ませぬ押し切り勝ちをしてしまったのだ。
有馬記念では、相手が穏やかな競馬を心掛けたから楽に逃げられたが、その時のレース内容に、多少の無理をかけてでも、自分の形に拘ることが、何より大事なのだと馬自身も、また武士沢騎手もはっきりと認識したことで、今まで以上にスピード型としての成長を見せるような、極めて破壊的な逃げを体現することができるようになった。

このレースでキタサンブラックより上手に競馬できる馬はいない。
無論、GⅠこそそれを疑うべきなのだろうが、その根拠はない。
小倉で好走したもう一頭のロードヴァンドールは、その気になれば行けるけど、マルターズアポジーに鈴をつけに行くくらいしか、今のところでは出来ないはず。
自分でレースを作ることに、逃げ馬で自信を持ったライバルを目標に動くとき、武騎手は丁寧に追いかけていくはずだ。
速いほど残る。遅くはない、という流れこそ彼らの流れになる。
差し馬には辛いレースになりそうだ。今なら総合力でもGⅠ馬に引けとならないヤマカツエースは、少し難しいところのあるGⅠ馬よりは安心して狙える存在だろう。
以下はペースが狂って面白い存在から、
☆サトノクラウン
△マカヒキ、アンビシャス、ステファノス、モンドインテロ
 

 

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ダービー卿チャレンジT -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

グレーターロンドンの回避は、いささか残念ではあるが、ここまでのローテーションを考えれば、至極真っ当な判断だ。
あくまでも劇的な成長があった時は使う、という実際は一貫した積極的回避の計算通りの展開だったのではないだろうか。

おかげで、キャンベルジュニアに掛かる期待は、昨年以上のものになりそうだ。
だからではないが、それをちょっと疑ってみたいという気持ちも生まれた。
前走は自ら逃げずとも、34.6-46.0-57.7という、重賞でもなかなか見かけなくなったハイペースの3番手からの追走であり、昨年このレースで逃げたくなかったのに、35.3-46.9-58.3という不本意な先行<やや暴走気味>であったから、成長をどうこうという指標はあってないような状況。
その前の2戦はスローで差し損ねている。
快速ではないマイネルアウラートに自由に走られると、昨年とは違う意味で、よくない流れにもなり得る。

困らないのは差し馬ではないだろうか。
どの道、平均ペース以上にはなるから、自分の流れに持ち込めるかが鍵。
そもそも好調馬多数という組み合わせではなく、勝ち抜け戦の匂いが漂っていた登録メンバーのこと。
雨量の多さより、長い時間の雨の方が影響大だが、まだ悪化しそうでしていない馬場状態。

元々は中山マイルの派手なレースぶりで期待馬になったグランシルクが、東京14002勝後、このコースに戻ってきた。
前走のニューイヤーS2着を終え、中山マイルは【2202】で、1番人気で全4敗という、ステイゴールドらしい曲者ぶりを発揮している。
ペースはどうこうより、動かされるのはよくないタイプ。
全快ではないものの、この手の差し馬は戸崎騎手、中山では是非物の存在である。

◎グランシルク
○キャンベルジュニア
▲ロイカバード
注ショウナンバッハ
△ダンツプリウス、ガリバルディ、クラリティシチー、ショウナンアデラ

先行馬や巧者は、今回は軸から外せない。故に数打って引っ掛ける、差し馬物量作戦で3連勝馬券に妙味がある。

 

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