血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

マイルCS展望

読了までの目安時間:約 3分

 


サングレーザー

モズアスコット

アエロリット

ペルシアンナイト

ヴィブロス

プリモシーン

秋天もさぞ豪華な面々が集まると、皆が期待感を寄せているわけだが、路線変更は吉と出るか否かが、これほど明快な一戦はないと思われる。

これにケイアイノーテックやラッキーライラックなども、少し原点に返るという形で参戦する可能性がある。

実はこの秋最も注目すべきレース、なのかもしれない。

本質的には、ここにダノンプレミアムも入ってくるべきなのかもしれない。

モーリス的ローテをクリアしてしまうだけのポテンシャルは、いまだ健在のはずだ。

それがいなくても、GⅠ馬だけでなく、その候補が続々登場する。

まだいる。

圧勝がきっと条件になるだろうがリスグラシューなど、ソウルスターリングも含めた府中牝馬Sからは既定路線だろうジュールポレールもやってくるはず。

一応、勝負になりそうな面々を6頭挙げたが、

ダノンプレミアム

ラッキーライラック

ら、かつての…という立場になった2歳王者は、全くもって侮れない。

レース間隔という面で、3歳馬には元々の性質が死角になることは事実。

アエロリットやプリモシーンなども、使い込んでいいというタイプではない。

サングレーザーやモズアスコットなどが実績面含め、有利なのは確か。

馬場状態で、勝敗が決する可能性はある。

有力2頭は、その点で京都向きではない性質がある。

もう一点。

アエロリットがハイレベルの展開に強いのに対し、差し馬の大半は、その流れを期待しつつも、サンデー系とそれ以外とで、はっきりと棲み分けがされているケースが多い。

GⅡ以上で連対した際の相手は、

NHKマイルC スペイツタウン(ミスプロ系)

中山記念 ステイゴールド(キレないサンデー代表)

安田記念 フランケル(NoD-サドラー系)

毎日王冠 ロードカナロア(ミスプロ系)

展開に軸である彼女の動き一つで、来る馬も変化する。

彼女の仲間としては、牝馬勢は自身と同じく、桜花賞で人気より走らなかった組。

牡馬はディープばかりなので、ハービンジャーをとりあえずセッティングしておくのがいい。

来ないなら、ディープ中心で人気馬からが、傾向ではお薦めすべき才能だ。

 

レース予想

秋華賞 -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


とりあえず、今年は大雨に見舞われることはなさそう。

さりとて、考え事は多いレース、だと筆者は思っている。

アーモンドアイに関しては、2戦連続対抗で大恥をかいてしまったことを逆恨みしているのではなく、今回は取捨難解だと言わざるを得ない。

どんなに強い馬でも、デュランダルがそうであったように、いいところまで来ているのに、結局は負けているという異例ローテの前例がある。

新馬-休ー未勝利-休-シンザン記念-休-春二冠

再び、当然の夏季休養で予想通りにぶっつけの秋華賞。

オークス馬のぶっつけは成功例もある。

カワカミプリンセス

その他春からの直行では、

ファビラスラフィン

テイエムオーシャン

一方で、

エアグルーヴ<レース中骨折>

エリモエクセル

ウメノファイバー

ローブデコルテ<アメリカンオークスから>、ウオッカ<凱旋門賞病欠からの路線変更>

という、正面から受け止めねばならない失敗例もある。

実質的に、オークス上位人気の2頭の競馬になるだろうと予測と、桜花賞トライアルの辺りから期待を集めていた馬の成功例が、

メジロドーベル

ファレノプシス

スティルインラブ・アドマイヤグルーヴ

スイープトウショウ

エアメサイア・ラインクラフト

レッドディザイア

アパパネ

ジェンティルドンナ

メイショウマンボ

ミッキークイーン

と多く、普通のローテで成功を収めた面々のレベルと、今年のツートップとの差が歴然となるかは、秋華賞次第ではあるとしても、成功確率が低いことは言うまでもない。

休みを長くとるくらいだから、むしろ、春からのローテに無理があったり、結果が思わしくなかったりした場合の異例ローテとなれば、仕方なしにステップレースを使わず参戦の2歳女王・ラッキーライラックの方が買いやすい。

筆者は思い入れもあるアーモンドアイを新馬戦の情けない2着で見切ってからというもの、チグハグもいいところの評価不当が続いているが、直線が短くなるレースで、オークスと同じ作戦を休み明けで立てられる、実行もできるとなると、これまで挙げた名牝と比較するレベルにないとなる。

三冠を目指すには異例のローテは決まるのか。

否定的な見解に対し、異常な結果をもたらす天才に再びなれるかどうか。

どの道、気になる存在だ。

レースはどうなるか。

逃げ馬はどれか。

前走楽勝のオスカールビー、ダンサールらに、紫苑S楽逃げももうちょっと頑張ってほしかったランドネ。

これ。前走、

4F47.1-5F58.1

で逃げ切りのミッキーチャームには、結構、楽に戦える組み合わせのように思える。

無論、少し出負けで相手のリズムに合わせざるを得なくなったマテラスカイのようなこともあり得る。

しかし、強烈な結果を出しておきながら、伏兵評価で戦える強みに、ルメールと同格レベルの最近の勝負強さが際立つ川田騎手との手合わせならば、素晴らしい結果を今回ももたらす可能性がある。

一介の条件馬ではない。

その前がスロー2番手抜け出しからの押し切り。

3走前が、高速函館でも重馬場の中、35.5-47.9-60.3からの当然の圧勝。

この逃げ解禁からの初勝利で、その後の連勝も全て別の騎手。

鞍上×中内田コンビは最強とされ、母系の英国血統は、深めのところにプリンスリーギフトの名前も入った正しい配合を積み重ねてきたところもあり、ある意味、ノーザンダンサーに塗れて袋小路状態の欧州戦線にも、いずれは出番があるという背景も、まだ血の交わりは極端ではない日本では、在るべきクラシック血統の姿である。

どう乗ってもいいなら、機を見るに敏ではない川田騎手とて、勝負勘鋭い今、相手に合わせて自分を活かす先行策も可能だろう。

小回りながら、波乱の構図の常道で、攻めるGⅠ戦線の初手とここはしたい。

◎ミッキーチャーム

○ラッキーライラック

▲ランドネ

注プリモシーン

△ゴージャスランチ、アーモンドアイ、ダンサール、ラテュロス

ディープ不作の世代も、ローズSが案外の結果で、それでもディープは数で上位を占めた。

となると、そのあとに来たゴージャスランチとか、ならば私がというハーツクライ・ダンサールなども面白い。

みんな、厳しい流れの方が合うし、差し馬有利の展開の方がきっと味が出るはずだ。

ロードカナロアは何となく、勝負所で置かれるから距離が延びるのが合うのだろうと思う。二冠馬とて、マイルがベストのはずだ。

 

レース予想

府中牝馬S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


ディアドラ×ルメールのコンビは、これまで【2010】であり、全てが昨年秋以降の重要戦における結果。

信頼度は前走の内容からも、ここでは絶大である。

後ろからは無理、という逆転の構図が透けて見える。

クロコスミア×岩田コンビは【1103】と、特段、惹きつけられるような結果は残せていないが、昨年の覇者であり、3度の着外は全てが後に海外遠征する馬が勝った時か、自身がドバイに赴いた時の結果。

ローズSと昨年のこのレースでは崩れていない。

雨が降れば、よりその信頼度と穴快走の確率がぐっとアップするが、どうだろうか。

そのキーマンたるカワキタエンカが、とても相性の良い池添騎手が騎乗。3勝中2勝を挙げている上に、2着も重賞の福島戦。

先行型に珍しい叩き良化型で、こちらはあまりそういう傾向が出ていない先行タイプも、あの厳しい札幌記念を使われたクロコスミアは、その前もドバイだから、優位性で大分上回っている。

ディアドラがどうこうは関係なく、その他差し馬勢に対しても、有利に立ち回れる。

人気落ちで妙味十分だ。

ちなみに、母デヴェロッペはダートスプリントでデビューウインしたボストンハーバー産駒。

早めに見切りをつけて芝中距離で先行するタイプに育ったが、まるでその辺りの戦歴が似ている娘は、田辺スペシャルの中山マイルのハイペース逃げを経て、昨年の函館で逃げ馬としてのテクニックを手に入れた。

前走は元主戦の勝浦騎手が大事に先行位置につけさせた。

今回は前の争いがややこしくならない。マイペースになる公算が大きい。

◎クロコスミア

○ディアドラ

▲ミスパンテール

注ソウルスターリング

△アドマイヤリード、リスグラシュー

よく考えてみると、道悪巧者が多い。良馬場歓迎の馬は何故か重厚な配合の馬で、目方もある。

謎なのはミスパンテールだが、タイプ的に重厚な配合の2頭と同タイプ。

ジュールポレールは勝っても不思議はないが、何となく、みんなが走りにくい場面で頑張るタイプ。今度は真逆の条件である。

 

レース予想

エリザベス女王杯展望

読了までの目安時間:約 3分

 


過去問の回答例を展望の主材料としていく。

 
3歳傾向

フサイチエアデール

ローズバド

ファインモーション

アドマイヤグルーヴ-スティルインラブ

フサイチパンドラ

<ダイワスカーレット>

リトルアマポーラ

クラシックホースがコロッと負けるのは当たり前だったが、勝ち切る3歳馬が最近は多いので、キャラを見極めて、勝負強い馬はそのまま頭からがいいかもしれない。

秋華賞馬は翌年以降に買いだから、今年はオークス上位組の取捨と行きたいところだったが、やや勢力図が変化しそうな流れになりつつある。

今年はメンバー次第で、春の期待馬から狙うのが妙味ありか。

かといって、コアメンバーより強いわけではないのが悩みの種。

 
古馬の人気コケのパターン

2.5倍以上の支持を集めた断然人気の古馬は、

’08カワカミプリンセス②

’98エアグルーヴ③

’97ダンスパートナー②

’96ダンスパートナー①

3歳馬が斤量利もあって、どんどん上位に食い込んでくるのに対し、一般的な2.6倍以下の1番人気馬がスノーフェアリーしか勝っていないのは、偶然ではない。

他の重賞にはない特徴として、2、3番人気馬が半分制している傾向は、過剰人気に気をつけろのサインである。

非根幹距離の牝馬GⅠはこれしかないことも影響しているのだろう。

怪しいのは当然、人気必至のディアドラ。

 
大穴の条件

強烈な穴馬は、何年かやっていれば登場するもの。

コンスタントに来るのは、こういうチャンピオン戦の場合、3着馬である。

初期に穴を空けた面々やテイエムプリキュア、一昨年のシングウィズジョイなどは、大体が2、3歳時の重賞連対実績があって、それが血統の組み合わせで、ようやく適性のある舞台で力を発揮したというケースがほとんど。

クィーンスプマンテもトライアルには顔を出している。

復調気配ということで言えば、アンドリエッテなんかはもう距離がどうこうは問題ないだろうから狙い目だったのだが、東京は回避で、ならば府中牝馬不発で逆張りしたいソウルスターリングとか。

藤沢先生に柔軟に対応していただきたく、秋天などには無理に使いに行かないでもらえたらと思う次第だ。

 

レース予想

京都大賞典 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


これを絶対買いたいと積極的に思える組み合わせではない上に、例によって、南部杯との兼ね合いもあって乗り替わりが多い。

手が戻ったのは、

シュヴァルグラン

レッドジェノヴァ

ただ、前哨戦のGⅠ馬とオープン未経験の4歳牝馬。

軸には厳しい条件である。休み明けでも、鉄砲駆けしない古馬が連対することも多いから、尚更、目標が先の馬や実績不足馬は中心視しがたい。

サトノダイヤモンドは策があるようで、全くないようなタイプだから、川田騎手にはぴったり。

勝つならここでは圧勝。

負けたら、きっと今の状況では、ゴールドシップよりだらしない結果に終わる可能性はある。

筆者の中では、宝塚不発で終わったと感じている。

少なくとも、ここで勝ち切ることはないと考える。連下まで。

スマートレイアー?まさかのサンエイゴールド、プラチナムバレット…。

怖くて買いづらい馬ばかりで、ほぼ5頭に絞られた。

で、鞍上が決まるか決まらないかの段階で、休み明けから案外動けるアルバートが、2400M以上なら決め手というより総合的な適性で突っ込んでくる可能性を信じるしかないと思い至った。

このレースを快勝し、勇躍JCに向かったインティライミの近親であり、母父は菊花賞で極限の決め手を炸裂させたダンスインザダーク。

京都では春の天皇賞しか使っていないようで、ステイヤーズS三連覇の足掛かりとなった最後の条件戦が、同じ京都2400M戦。

ここで豪脚を披露し、直後から3000M専門パートナーのムーアと4つのタイトルをゲット。

もうさすがに長くない現役生活の中で、このようなモレイラとの出会いは、ある意味で運命的。

鞍上の広い馬場での長距離適性も見えてくる。

◎アルバート

○ブレスジャーニー

▲シュヴァルグラン

注ウインテンダネス

△サトノダイヤモンド、レッドジェノヴァ

まだ、京都の適性が見えないブレスジャーニーに、本来長距離戦得意の和田騎手。

あとはズブばかりだから、突き抜けてしまっても何ら不思議ではない。

サトノダイヤモンドが好走しても、彼に差される可能性は想定される。

 

レース予想

毎日王冠 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


◎ステルヴィオ

○アエロリット

▲ケイアイノーテック

注サトノアーサー

△サンマルティン、ダイワキャグニー

まあ、夏の続きがここでも再現されそうな状況ということで、この予想の大部分が占められている。

動きやすい位置につけられるかという点で、自在な位置取りを勝利の最大要因にしてきたモレイラ騎手のアエロリットのオッズは、安田記念のパフォーマンス込みで、かなり高い評価受けることになる。

スローに抑えたところで、位置取りで他を抑え込める優位性に変化はない。

問題は、誰が乗ったところで勝ち味の遅さは変わらないだろうことが明らかになっている状況で、敢えて、それを押さえに行かねばならないのか、という予想の組み立てがあって、そこにみんな納得するところがアエロリットという才能の特性なのである。

東京でも中山でも、求められることをしっかりとこなした中で、毎回何かを得ているはずなのに、結果はいつも大体同じ。

筆者もその残念な傾向に、大分悩まされてきた。

京都の重馬場、2000Mで完敗は、ちょうど一年前の出来事。

今回道悪競馬になるわけではないが、マークがきつくなることは問題ないにしても、モレイラ騎手の手腕をもってしても、瞬発力のある馬に負けてきた歴史は、しっかりと踏まえる必要がある。

キレないグループのディアドラ、ウインブライトは同期だから、右回りでタフな展開だったとはいえ、適性で負けた面は否めない。

あとの左回りでの敗戦は、

クイーンC アドマイヤミヤビ<上がり33.6秒>

ヴィクトリアマイル ジュールポレール< 〃 33.3>

安田記念 モズアスコット< 〃 33.3>

今回想定される追手の決め手は、それと同等レベルだ。

いつでもその脚を繰り出せる馬と、自身が安定した成績を残している影響もあって、毎度のようにゴール前で遭遇する。

故に、きっちり差される。

1800戦2戦1勝、1400戦新馬で快勝。

案外、この半端な距離向きの才能はあるのかもしれない。

だからといって、前哨戦向きとは思えない。

休み明けは新馬戦を含め、秋華賞を除くと完全連対。

1800戦2戦2勝、根幹距離では新馬のマイル戦のみの勝利。

上がりは常に上位で、この後ミルコ、ジョアンらとMJC時代を築くことになるはずのクリストフ(・ルメール)騎手騎乗のステルヴィオには、チャンス十分。

3歳馬はたまに勝つが、GⅠ馬が勝ったというのはカレンブラックヒルくらいなもの。

この傾向からも、こちらは前哨戦向きに思える。

休み明けは新馬含め、3歳馬なので例は少ないが、4戦3勝でGⅠ2着がある。

これらに対抗できるのは、キセキ、ケイアイノーテックらGⅠ馬だろう。

適性のサトノアーサーやダイワキャグニーは別枠として、キセキが色々あって順調ではないこともあり、ここは繰り上げでケイアイを上位に取る。

東京中距離はキタサンブラックが踊るように駆け抜けた1勝クラス以外全て好走の地味に東京向きのキレ馬・サンマルティンも、実際問題、オープン上位レベルの決め手なので、これも買わないといけない。

 

レース予想

JBC諸競走展望

読了までの目安時間:約 3分

 


何となく、こんなもんだろう。

今までのオッズの付き方はそうだったのかもしれない。

日本競馬で初めて、競馬場が持ち回り制で行われるGⅠ<厳密にはJpnⅠ>が、よく考えてみたら当たり前なのだが、NARの総意で中央競馬での主戦場である京都競馬場での開催となった今年。

特段、やることは変わらないから、地元枠というのがあってないような組み合わせで、邪魔になる馬がどの程度増えるか、ということがレースの展開に影響を及ぼすということを考えていれば、大方筋違いの予想にはならないはずである。

さて、京都の1900MでわざわざGⅠをするのである。

そちらの方が、中央のレースを中心に見ているファンからすると、思案のしどころになるはずだ。

08年だったか、珍しく雪での中止ではなく、芝のダート変更で行われた開催があって、非常手段以外では普段使われることのない1900Mのレースが、久々に行われることになった。

1800Mより当然、1角までの距離はとれるし、騎手とすれば乗りやすい。

言うなれば、スタンド前の1800Mか2000Mの芝での発走で、どちらがより競馬がしやすいかという話と、本質は同じだ。

これが関係者に好評で、ちょっとしたら主催者側も気を利かせて、オープン特別も定着し、最近では重賞も正式に正規開催で組み込まれるようになった。

ファンも慣れている1900M戦に、早逝のアウォーディーを除く、ゴールドドリームやケイティブレイブなどお馴染みのメンバーが登場。

まあ、サンライズノアや小倉連勝からシリウスS2着のウェスタールンドなども、馬場状態によっては肉薄できるかもしれない。

それが1900M戦の魅力。

スプリントには何と言っても、世界レベルの快速馬になりつつあるマテラスカイがいる。

レディスクラシックでは、故障明け後パッとしないものの、実力面で、小回り向きとは言えないクイーンマンボが中心だろう。

船橋で鞍上の復帰戦を勝利したケイティブレイブと南部杯のゴールドドリームらは、前哨戦を勝つのは当然。

中京を見据えた戦いとなれば、京都で強気の競馬には持ち込まない可能性はある。

狙いを見極めていきたい。

 

コラム レース予想

凱旋門賞展望

読了までの目安時間:約 3分

 


クラックスマン ’17ブリティッシュチャンピオンS ’18コロネーションC

シーオブクラス ’18アイリッシュオークス ヨークシャーオークス

エネイブル ’17 12F級GⅠ5連勝

例えば、こういう面々の実績をちょっと調べただけでも、やや気が引ける面は否めない。

ただし、とても順調なのはシーオブクラスだけ。

皆、欧州競馬の臨界状態に達したノーザンダンサー<サドラーズウェルズ&デインヒル>スパイラル対合に違いはないが、シーオブクラスは、ダンチヒ直系で非デインヒルラインのシーザスターズとニジンスキー同系配合の母という組み合わせ。

可能性を感じさせるのは、やはり、3歳牝馬のシーオブクラスであろう。

他には、ファーブル厩舎で経験豊富なフォア賞2着・タリスマニックが有力だろうか。

我らがクリンチャーの扱いは、意外と難しい。

今までは、欧州対応型配合だったのが、ミスカーミー系にボールドルーラー系が肌の種牡馬という組み合わせのディープスカイにブライアンズタイム×ダンチヒで、根幹部分を形成する種牡馬のラインに全てクロスが掛かっているというのは、欧州のトレンドのようでいて、ロンシャンの大舞台に対応できるか、よくわからない特性を秘める。

日本の2000Mの高速決着に対応し、桁違いの不良馬場の下行われたセントレジャーで2着に激走。

京都記念は勝ったが、3000M級のハイレベルレースではまたして勝ち切れず。

適性はまるで、タフな芝コースで行われるチャンピオンディスタンスは歓迎という雰囲気である。

相克とも表現できる内なるせめぎ合いが、藤岡兄や武豊、三浦騎手らの助力で、パンチ不足でも、何か光るものがある馬という立ち位置を作り出した面は大いに認めてあげたい。

だから、前哨戦惨敗で、当たって砕けろ作戦がとてもやりやすいのである。

鞍上の悲願もある。それは日本競馬の悲願だが、本質は、対欧州競馬という大きな構図への聖戦といった趣である。

血統の質で、ついに勝負しない戦いに挑めるということ。

この点をとっただけでも、今年の凱旋門賞は一見の価値があると思うのである。

 

レース予想

スプリンターズS -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


ちょっと思い返してみたのだが、今年の古牡馬出走可能の1400M以下の重賞馬を挙げていくと、

シルクロードS ファインニードル

阪急杯 ダイアナヘイロー

オーシャンS キングハート

高松宮記念 ファインニードル

京王杯SC ムーンクエイク

函館SS セイウンコウセイ

CBC賞 アレスバローズ

アイビスSD ダイメイプリンセス

北九州記念 アレスバローズ

キーンランドC ナックビーナス

セントウルS ファインニードル

何も、複数の重賞馬が路線の主要路線を独占する形になったわけでない。

にもかかわらず、ほぼほぼレースの上位人気馬がレースを制し、大舞台であるスプリンターズSに主力の欠員がない中、見事なまでのメンバー揃ったわけだ。

これに香港の刺客・ラッキーバブルズも参戦する。

スプリント戦は特に、常にスピードと底力を高い水準でキープした者が生き残れる構図になっている。

素晴らしい能力を秘めていても、距離を変更して戦う中長距離戦のような駆け引きは、結局、ハイレベルになるほど意味をなさないケースが多い。

同時に、ハイレベルであるが故に、コーナーのあるレースになると、位置取りや通ったコースが、結果に明暗を分けることがあるくらいなもので、1、2、3番人気の馬がコンスタントに勝ち星を挙げていることが、レース史を再確認しても明らかな以上、力のある馬が今回はチャンスをモノにする一戦になると考える。

かなり直前で迷ったが、

夏に1分7秒フラット以上の時計で重賞2勝をした唯一の馬

GⅠ未経験馬は、GⅠ連続敗戦中の馬より上がり目あり

という、客観的事実も含め、異彩を放つハイレベルの才能がそのレベルにあると判断し、夏のスプリントチャンピオン・アレスバローズの戴冠を期待したい。

迷ったというのは、単純に、すでに今年重賞3勝のファインニードルがいるから。

重馬場のセントウルSは、実質、史上初であるから、そのデータの扱いは実に難しいものがあったものの、香港でも大崩れしなかったことと、今年は差して安定した結果を残している点で、現状は、三連覇挑戦のレッドファルクスよりランクは上。

それに伍して戦うというより、何を勝敗の分かれ目と推理するか、と考えた。

台風の動きは不確定のままで、まだ正確な予想雨量は見極めきれないが、断続的に雨は降っても、中間の雨量を遥かに上回るようなことは、レースの時間帯まではないという雰囲気。

稍重の先週土曜のような馬場状態を想定することができる。

時計勝負歓迎で、位置取りでも見劣らなくなったアレスバローズには、好走条件が整った印象もある。

ナックビーナスのモレイラ騎手の動きは、レース展開に大きな影響を及ぼすだろう。

ラブカンプーやワンスインナムーン、つつくだけならセイウンコウセイもタフな流れは歓迎であり、前回のような自分のリズムで相手の脚を奪うほどの快走までは期待しがたい。

間違いなく、潰しに来る馬が出る。

キャンベルジュニアも、京王杯SCの内容から、田辺騎手なら出たなりで果敢に攻めてくる可能性もある。

その次に位置にいるだろうアレスバローズやファインニードルのテーマは、自身の選択すべきコースの確保。

サンデー、ミスプロ、ナスルーラ直系、母系に入ったノーザンダンサー直系…。

共通する血は多い両者だが、この路線でディープインパクト×トニービンは異質。

だが、よく考えてみたら、3年連続で連対のデュランダルなど、ダービー馬を出した者同士のサンデー×NTの配合。

ベストトゥベストでありながら、母父がやや時代が進んだ中で過去の大種牡馬である場合、持て余した底力を単純能力の勝負になる短距離戦で発揮することはままある。

ここ10年では、サンデー、トニービン、ヌレイエフという古株の大種牡馬がダイレクトに入った血統の馬が勝っている。

6歳牡馬がいきなりGⅠで来るという構図は珍しいことかもしれない。

ただ、アダムスブリッジやサトノラーゼンの勝った阪神、京都のクラシックギリギリ路線の登場した新馬、未勝利戦からスタートして、晩成型を多く出したリファールを産んだグーフドのクロスを持つアレスバローズが、今更…、というマイナスイメージで捉えられるのは、きっと心外である。

実力馬同士の争いを、最近身につけたキレイに差す形で勝ち切ってもらいたい。

◎アレスバローズ

○ファインニードル

▲レッドファルクス

注セイウンコウセイ

△ムーンクエイク、キャンベルジュニア、ラッキーバブルズ、レッツゴードンキ

雨が多く降ったら、セイウンコウセイとレッツゴードンキが激走すると思う。

 

レース予想

シリウスS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


ワンダフルな古馬の上がり馬に、グレイトパールらを筆頭とした、これからGⅠを目指す組もいるという組み合わせ。

よって、牝馬がいないこともあってか、53~57.5というどちらかと言えば、しっかりと斤量を背負わされる馬ばかりの争いになった。

ならばと…。

◎オメガパフューム

○グレイトパール

▲クインズサターン

注ウェスタールンド

△ミキノトランペット、ナムラアラシ、ヒラボクラターシュ

3歳の2頭は、共にオープンクラスになるが、53で出走。

ミキノトランペットも東京、中京のパフォーマンスを考えれば、ウェスタールンド等漏れなく背負わされる55の馬より一つ軽いことは、ちょっとプラスだろう。

が、56でも力があればもっと背負った馬が勝てるのが、この手の長距離重賞。

再び立て直してきたグレイトパールが57.5、何故かそれと同斤がサンライズソアということで、休み明けの実績と合わせて考えても、これ以上の才能はきっともっと軽い組だと思える組み合わせで、いちいちサンランズを押さえる手はないと結論付けた。

一方、ルヴァンスレーヴの破壊にも近いレースクラッシュで、それと接近した馬が軒並み崩れるシーンを見てきた状況で、オメガパフュームをわざわざ推す理由としては、

阪神1800の良・稍を、1分52秒台で乗り切っていること<片方はスローの展開>

後にレパードSを制するグリムが登場した青竜Sで、上がり35秒台を繰り出している

父スウェプトオーヴァーボードも、母がゴールドアリュール×リアルシャダイ

→その全ての要素が、GⅠ2着の根拠として明確である。

元は芝馬として期待の地味目の社台牝系だったが、ここ2代でダート対応型の主流系統をつけられ、軽薄にも思える450kg台の馬体でも、馬場状態に関係なく、素晴らしい決め手を直線では魅せてきた。

もしかすると格上、本質はもう少し短めの距離が合うのかもしれないが、道悪競馬必至の中、フレッシュな3歳馬の素軽い動きは大きなアドヴァンテージになること間違いなしだ。

 

レース予想

1 2 3 48