2018年中山記念 レース展望

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

中山記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

先週クロフネに、カラっからダートの罠へと一緒に誘われてしまったが、今週も芝の代表馬・アエロリットが登場する。

マルターズアポジーやマイネルハニー、つつかれる厄介そうなデムーロ騎手のペルシアンナイトらが厄介な相手。

秋華賞はペースも馬場もあるが、ファンディーナが何とかしたいという思いで攻めてきて、かなり消耗の激しい展開になった。

前走のクイーンSで気持ちよく逃げ切った後のレースで、直前の輸送とかなりストレスを抱えた中での小回りの競馬は、その前回で課題にあったものを隠してしまうような持ち味と鞍上のリスクマネージメントに長けた、経験に裏打ちされたアシストもあっての快勝とは、全く異なる展開であり、揉まれたことが最大の敗因。

マイルまでは自分のリードで競馬するという流れを作れるが、1800M以上となると難しい。

一息で押し切れる可能性はあった。

2戦目 サフラン賞②

35.2-46.7-59.0

3戦目 フェアリーS②

34.7-46.1-58.0

4戦目 クイーンC②

34.8-46.8-59.1

という、マイル戦でのやや若いうちは激しい競馬での惜敗の連続で、出遅れで競馬にならなかった桜花賞の次戦、

6戦目 NHKマイルC①

34.5-46.1-57.9

という結果に、全てが表れている。

全て正攻法の競馬。スピードが有り余る、やや気の立ったタイプとはいえ、その影響でポン駆けは利く。

今回はクイーンSと似た展開には成りえないにしても、その時の臨戦過程とは似ていなくはない。

マルターズアポジーは関屋記念を、

35.2-46.6-57.9

で押し切っている。

日本女子スピードスケートのチームパシュートで完成させた、一糸乱れぬ一体感のようなものをデジャヴュさせる何かはあっても、常に坂のあるコースで大一番を狙っているアエロリットと、そういうコースでは伏兵評価に止まるマルターズアポジーとは、本質的な能力が違う。

無論、完成期の6歳馬ともしかすると早熟<牝馬は特に多いパターン>、よくてもスケールダウンも想定される4歳牝馬という構図は、意外な展開を孕む可能性はある。

同時に、途中からだが、今回も当然のように跨る横山騎手が携わった同父のホエールキャプチャのような、ここで何とかGⅠを、作戦のような成功例にまた倣うこともできなくはない。

個人的には、本質中距離型で、そこではライバルが豊富で何とかマイルでGⅠに届いたペルシアンナイトとは、アエロリットのここまで示した能力値がまるで違うと思っている。

本当に怖いのは、差しても渋とく追走してきそうな路線の主タイプ。

それにドバイターフ連覇を目指すヴィブロスだろう。

鞍上のどこかに、レースで出しにされてしまうのは嫌だ、という気持ちがありそうなアエロリット陣営は、前走の敗因をしっかりと咀嚼した中で解釈し、よほどのことがあれば別だが、極端に下げることもグイグイ前を進むタイムトライアル的な競馬もしないように思う。

上手にやりこなしてくれたら、それでいい。

それが返って、他の馬の力を露呈させる可能性が、今回に関しては大いにあると思う。

スピードは足りなくても、快速血統でもやや重たい芝の状態になりがちな開幕週の中山。

軽々に進む馬でも脚を取られる、サイレンススズカを普通の快速型に止めたレース史に倣い、マイネルグループのウインブライトやマイネルハニーの安定感を、対抗馬に相応しい言わば適役と捉えたい。

他のGⅠ馬は例年ほどのレベルではないし、やや本格派という雰囲気に欠ける。

本物はアエロリットだけと考え、

◎アエロリット

○ウインブライト

▲マイネルハニー

注マルターズアポジー

△ヴィブロス、ショウナンバッハ

と結論付けた。

 

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阪急杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

昨年のシュウジのことはあるが、今年は本命候補にGⅠ馬が混ざっている。

18頭、実に多士済々のメンバー。

そういうレースだからこそ、というのもあるが…。

怪気炎を上げ続ける安定感あふれる伏兵という評価をここらで一変させたい関東馬・ディバインコードを、意外性ではないところで狙い目十分と見て、ここは穴狙いとして買ってみたい。

ここまで東京のマイルの重賞では2戦して4着以下だが、それ以外に関しては、【3340】という好内容。

勝てはしないが、いつも健闘するというよくいるタイプのエース級だ。

まあ、重賞ではほとんど完敗という結果だから、見た目ほどは信頼に足る本命とはなりえないのだが、マイル未満の距離では一度も崩れていないのは強気になれる。

1400Mしか使っていないのは、一定の距離に対する対応力を見極めたいということより、GⅠに適距離がないため。

そうこうしているうちに、意外なハイレベルとなった東京新聞杯でリスグラシューと2馬身弱の5着に、好位から粘り込みで入線。

姉はワンスインナムーン、母ツーデイズノーチスでややスピード型の配合。

マツリダゴッホという名が気にかかるが、この一族も案外長い距離に本質的に向くわけではないから、1400Mでハイペースもスローペースも関係なく上位入線できる安定感は、こういう誰も見ていないような状況では、とても面白みのあるタイプに思える。

ゆっくりと体も大きくなり、若い頃より中身が伴った善戦マンは、姉の進んだ成長ロードと瓜二つ。

一気に姉越えの重賞制覇は、決して夢物語ではない。

時計勝負も一定レベルまで対応可能なのは、開幕週の競馬では有利。

色々なタイプの馬に流したい。

◎ディバインコード

○モーニン

▲モズアスコット

注レッドファルクス

△カラクレナイ、ダイアナヘイロー、ペイシャフェリシタ

モーニンに関しては、初芝を1:20.1で駆けたことを評価したい。

少なくとも、昨年3着のナガラオリオンよりは強い。

 

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高松宮記念展望

読了までの目安時間:約 3分

 

ファインニードルの今期緒戦快勝は、ある意味明るいニュース。

同時に、その他が淘汰されてしまった印象を残しつつ、シルクロードSの近年の極端なバイアス傾向は、2年前のビッグアーサーのような危ない人気馬に推されながらの快勝という、本番での一変の可能性を秘めるから、ちょっと怖い。

いや、前までは平坦だった中京のレースは、今は直線の長い急坂もあるコースへの変貌により、全体のレース傾向がまるっきり変化してしまっただけではなく、近年のよくわからない異常天候にみられる雨の降り方、降らなさ具合などに多分に影響されるバイアス傾向顕著な春序盤のGⅠの流れに、今最も振れ幅の大きなレースとなってしまった面を考慮しないわけにはいくまい。

バイアス×バイアスとなると、前哨戦の内容もそれまでの実績も重要ではなくなる。

人気に応えたエアロヴェロシティや先述のビッグアーサーなどは、雨馬場なり高速馬場での実績があったから、直前になって意趣返し、なんて急転直下の買い足しが吉と出る可能性もあったわけだが、そういうことがあったかなかったは別にして、秋のスプリンターズSに比べると、<勝ち馬/1人敗戦馬>

'12 カレンチャン/ロードカナロア

'13 ロードカナロア

'14 コパノリチャード/ストレイトガール

'15 エアロヴェロシティ/ストレイトガール

'16 ビッグアーサー

'17 セイウンコウセイ/レッドファルクス

などなど、縦の歴史で見ると、全くもって不可解な存在はいないという結果になっている。

だから一定の実績、昨年でいえば、雨馬場への対応力を求められた際のパフォーマンス、コパノリチャードだって前哨戦圧勝後の非1番人気馬だから、無理筋で推したい馬を挙げるのはあまり得策とは言えないのである。

最近非常に多い道悪では、昨年の上位入線馬はだいたい参戦してくる見込みで、大不振から少しだけ持ち直してきたセイウンコウセイはどこかには押さえておく必要はあるか。

レース傾向から、もう夏の時点では注目馬になっていたような馬でないと苦しい。

ファインニードルはもちろん、軽めに京都牝馬Sを叩き台に使って案外の5着だったワンスインナムーンも、この時期までは元気だから注意したい。

 

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フェブラリーS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

またムーアが乗るということで、テイエムジンソクとゴールドドリームは、直前まで1番人気も、レース中でもチャンピオンズCのような接戦を演じる可能性がある。

これまでは、中京に秋の大目標が移ってからというもの、まるでフェブラリーSと繋がりがない状況が続いていたが、昨年の場合は、中央の重賞しか勝っていない馬と、フェブラリーSを制していた2頭との組み合わせ。

こういう場合、東京、阪神時代を含め、両獲りを果たした猛者たちに共通する、良馬場での強さや速さが、数字の持つ絶対能力の差を示すことで、他をライバルとさえしなかった歴史に正しく倣った結果になるのが、ずっと当たり前になってきた。

ゴールドドリームは選ばれし者なのである。

'00 ウイングアロー 1:35.6(良馬場レコード)-2:07.2(日本レコード)

'05 カネヒキリ 2:08.0(新コースレコード)-06 1:34.9(良馬場レコード)

'09 エスポワールシチー 1:49.9(良馬場レコード)-10 1:34.9(良馬場タイ)

'10 トランセンド 1:48.9(レースレコード・稍)ー11 1:36.4

'17 ゴールドドリーム 1:35.1-1:50.1(良馬場タイ)

この中で、良馬場でフェブラリーSを快走した3頭は、リピート率の極めて低いダートGⅠとしては異質のこのレースには珍しく、再度馬券に絡んでいる。

勝った時より強くなるということはなくても、昨年、何度もチャンピオンズCに挑戦して初めて馬券に絡んだコパノリッキーも、フェブラリーSを連覇した唯一の馬。

それはレースタイレコードで、良馬場でのレース。

これに加えて、ヴァイスリージェントからデピュティミニスターを経たフレンチデピュティ(F)の系統とデピュティミニスター(D)が入った系統が、近10年史は数多く上位争いに顔を出していることも、人気2頭には心強い。

それがまた良馬場で強い。意外だが。

'06 ①カネヒキリ 母父D

'09 ①サクセスブロッケン 母母父D ②カジノドライヴ 母父D ③カネヒキリ(〃)<稍重>

'10 ③サクセスブロッケン(〃)

'15 ②インカンテーション 父母父父D

'16 ③アスカノロマン 母母父D<重>

'17 ①ゴールドドリーム 母父F

超高速決着に向いているようで、実は、底力勝負の良馬場で力を発揮するのがこの系統。

09年はデピュティミニスターインの実力馬がこぞってレコード決着で台頭したものの、この血が特別沢山あるわけではないことを考慮した場合、カネヒキリや昨年のゴールドドリームなどのように、自分でレースをコントロールするほどの競走能力を持っている馬になれば、この血があるということで、俄然、タフな展開は頼りになる存在となるのだ。

今年は、それがやけに多い。無論、重賞馬だけの争い。実力馬ばかりだ。

インカンテーション

キングズガード

ゴールドドリーム

サウンドトゥルー

テイエムジンソク

ノボバカラ

ロンドンタウン<父カネヒキリ>

不良のフェブラリーSを快勝したサンライズバッカスの甥っ子は、やはり、渋った馬場で特に強い。

ここは一度雑巾がけを経て、来年また…。

そういう組み合わせだ。

東京が初めてのテイエムジンソクながら、中京でもしっかり見せ場を作った。

コパノリッキーに最後に先着した内の一頭であり、それが初めてのGⅠでのこと。

前走も、ラップが途中で1秒近く変化することが中盤にあったくらい、見た目には楽そうに見えても、かなりコスモカナディアンがいじめてくるようなラストの展開。

きっと、その他のGⅠ馬であっても、あれは負けていた可能性のあるレースだった。

それでも勝ってしまったという状況で、敢えての休み明け参戦となるゴールドドリームは、ちょっと気の悪さが目立っているだけに、中京戦以上に苦戦の可能性も秘める。

こちらは相手に据えるのが良さそうだ。

◎テイエムジンソク

○ゴールドドリーム

▲ノンコノユメ

注サンライズノヴァ

△ニシケンモノノフ、ベストウォーリア、レッツゴードンキ、ロンドンタウン

軸馬に関係していそうな馬、とりあえずマーク。色々考えて、ノンコの復活を素直に評価する。

 

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京都牝馬S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

またしてもダイヤモンドSも登場のフェイムゲームに注目は集まるが、その他が…、という組み合わせで、軸馬が定まりそうもない。

昨年以上に、西の方が質の高い組み合わせ。

今年は間違っても道悪にはならないだろうし、外差し傾向が出たところで、力のある馬が多い。

その中でも、実績、勢いは上位。やや荒れ馬場でこそのアドマイヤムーン産駒、昨年の好走実績に加え、石橋騎手も調子が良く、それとの相性ばっちりのワンスインナムーンが、55以外の要素が全て買いのような状態だから、これから入る。

スプリンターズSの逃げ方に象徴されるように、彼女は、特段速い先行型ではなく、ミスプロ系の同系配合でありながら、いや、その影響があるのだろう、スプリンターズSで記録した33.9-33.8秒の先行ペースが、番手で控えたものを除くと最速。

持ち時計は昨夏福島で記録した、33.3-34.3秒があるくらいで、ほとんどがスプリンターズSのような34秒を切らない程度の流れから押し切った記録で、どう考えても、1F分の距離延長がマイナスに働く馬ではない。

ミスプロ系の件。

要するに、これはその3×4を持つレイデオロなどに代表されるように、あまり快速型を作る意味合いにおいて、有効な手段とはなっていないのである。

重い血を少し取っつきやすくするために使える手。

それだけ、他の血統も快速型が出せる特性があるということだ。

1400戦では、若い頃にセイウンコウセイを完封した記録があるくらいで、軽いレースになるかはともかく、自分の流れに持ち込めるこの条件で、力負けはほぼあり得ない。

快速型だったエンジェルフェイスも、この距離でグイグイ行くのも考えづらい。

マイペースで押し切りが濃厚だ。

◎ワンスインナムーン

○ソルヴェイグ

▲デアレガーロ

△ヴゼットジョリー、エスティタート、オーヴィレール、ミスパンテール

人気上位馬からの狙い。デアレガーロのようなフレッシュ組を多く買いたい。

 

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共同通信杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

昨年の覇者はスワーヴリチャード。

また、57を背負わされる=重賞馬という構図にもなってきた共同通信杯。

しかし、重賞2度2着のゴールドシップがその斤量で、同斤も当時重賞を勝っていた後のダービー馬・ディープブリランテを完封、本格化遥か前とはいえ3着に入ったのはスピルバーグという豪華メンバーでの争いは、そのままクラシック戦線での立ち位置を、その後の格をも明確化した一戦にもなっている。

足慣らし、とはもういかない。

熾烈な生存競争が、いよいよ開戦する場がこのレースなのだ。

その意味で、厳しい戦いのホープフルSを経験したステイフーリッシュには、大いに期待したいところがある。

同時に、それを超えてしまえば、十分に本番での優位性を示せる舞台にもなるわけで、力があると信じてここを使ってきた他陣営とすれば、内容も伴うことが求められる極めて重要な一戦。

ここで大負けして、本番でも好走した馬など、近年では全く存在していないし、かつてもそうだった。

負けてもいい馬はいないが、形を作れれば、それはこの後の重賞戦線でも自信を持って戦えることになるから、ハイレベル決戦必至の世代だけに、どういう形であれ、見せ場にこだわる競馬に展開する、中身の濃い一戦を今年も期待できそうだ。

狙いは未知数ながら、この時期ではちょっと珍しい、府中未経験ながら、右回りと左回りで勝ち星を上げているオウケンムーンにした。

こういうタイプが堂々と立ち回ってくれると、ディープ一色のクラシックではなくなるという楽しみが生じる。

当のオウケンムーンは、新潟の決め手比べの1800新馬で4着の後、同場内回りの2000Mを快時計で圧勝。

休み明けながら、いろいろな都合もあって寒竹賞が平場の1勝クラス戦になった中山の2000Mも、これまでの実績に見合った内容を示し、理想的なステップで重賞路線に参戦してきた。

本来ならば、もっとディープ連合が登場してきても不思議はなく、気楽な立場で挑めそうだったのだが、未経験ながら、人気馬がハーツクライやステイゴールドの産駒、この馬もそれに続く評価でオウケンブルースリを父に持つサンデーの血を持たない血統ということで、タフな競馬は歓迎という雰囲気は、どの立場の人も共通して掴んでいるはずだ。

これまでも好位抜け出しでやってきたから、いい面も悪い面も知っているはずの北村騎手が今回も騎乗するし、奇を衒ったことはしないだろう。

ここで下げたところで、ここ2戦やりすぎているコスモイグナーツを敵としてみなしても、自分の良さを殺すだけだと理解しているはず。

グレイルやステイフーリッシュは、ややエンジンの掛かりが遅いところがある雰囲気で、見た目の印象よりもキレないタイプ。

いち早く抜け出すのが目標とされる危険性にも繋がる一方で、全3戦上がり1位という、結果にはあまり見合っていない記録が、勝因に直結する可能性も十分ある。

相手もあまり器用ではないだろうし、型を崩す必要もない。

◎オウケンムーン
○グレイル
▲ゴーフォザサミット
注ステイフーリッシュ
△アメリカンワールド、カフジバンガード、ブラゾンダムール

藤沢厩舎のゴーフォザサミットは取捨難解。

もう東京2000で勝っている馬は、ここではかなり貴重ながら、意外とリズムが異なることもあるし、田辺騎手への期待という意味で黒に止める。

中山の内容が良すぎたし、百日草特別のレベルは平凡だった。

 

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京都記念 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

ここは大人しく、

◎レイデオロ

○モズカッチャン

▲アルアイン

△クロコスミア、ディアドラ

実質、このレベルの競馬であれば、クリンチャーやミッキーロケットも消せない一方、対レイデオロで何ができるかという構図も見え隠れする。

実際問題、ここで結果を求めているのは、意外と今後に向けた足がかりとなる要素を見つけておきたい本命馬だったりする。

この厩舎だけに、いきなりのレースではヘグるというのは、その昔は非常に多かったので不安も多いが、いくらテン乗りとはいえ、そこはベテランのバルジュー騎手。

卒なく乗ることに徹すれば、大いに苦しめられる相手関係ではない。

ダービー後の、実に安定した走りが、それを雄弁に証明している。

ただ、かつてJC連覇後のジェンティルドンナが、ひどいコケ方をしたことは記憶に新しいわけだが、その時の馬場状態と似た雰囲気はある。

というか、ここ数年見事、毎年のように道悪になっている。

良馬場なら、好カード連発のこのレースだけに2分12秒台での決着が基本。

強い馬が多すぎると、牽制のし合いでひどく流れない年もあるが、今年は一応牝馬で行ける、やや距離がここでは長いタイプの馬もいる。

有力馬は自分の競馬に徹すればいい。

ここ数年、前期の道悪の影響もあるのか、ややダート色の強い種牡馬の産駒が強い。

サトノクラウンは無類の道悪巧者だけに、ほぼ例外的な扱いとなるが、ダートでも活躍していたデスペラードでも奇策を弄したとはいえ、快勝している。

キングカメハメハ等ミスプロの入った血統の馬がよく走っている。

牡馬はその点クリアしているが、微妙な馬場状態がハービンジャー牝馬に影響しないとも考えられなくはない。

まあ、不良馬場でなければ、むしろ歓迎だろうが。

高速のアスコット・キングジョージ圧勝馬の産駒が、遅い競馬で大活躍というのは、ある種奇異だ。

日本の馬場が速すぎるという考え方もあるが。

月曜クイーンCは、フェアリー3着・レッドベルローズから。福永手戻りのキレに期待する。

 

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東京新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

好メンバーであり、妙な乗り替わりも散見される興味深い一戦。

アドマイヤリードなどは幸四郎騎手が引退後は、とりあえずトップレベルの騎手を乗せていたところがあるから、康太騎手に替わるのは不思議な展開ではない。

ただ、

ダノンプラチナ 蛯名→田辺

グレーターロンドン 田辺→川田

という展開に関しては、何とも思惑が読み切れない。

カデナ 福永

リスグラシュー 武

デンコウアンジュ 蛯名

らの継続騎乗も、カデナは鞍上が他とバッティングしていないこともあって、複雑の方程式の中でたまたまこうなった部分がある。

クルーガー 浜中

ダイワキャグニー 横山典

落ち着くところに落ち着いた印象のコンビは、あとは普段からしっかりと関係性が築けていそうな、

サトノアレス ルメール→柴山

替わり以外、よくわからないコンビが大半を占める組み合わせだ。

例年は前が残るのが通常。

前走、漁夫の利とはいなかったが、初めて差す競馬で形を作れたダイワキャグニーを、得意の条件でこのメンバー、この騎手ということで、読める要素が多いから中心としたい。

キングカメハメハ産駒だから、500kg弱の馬体は余計なものがあったとして、絶対的な決め手でサンデー系の大半の馬にはどう絞ったところで、適うわけでもない。

南半球を経て、北米に移ってレイズアネイティヴ系のコースタルをつけられ、キャグニーの母トリプレックスはサンデーの産駒。

これが小倉で全4勝した中距離馬。

ファインモーションが我が物顔で馬なり楽勝していたローズSの4着馬でもある。

これも当時はまだ内回りの2000M戦。

ところが、この直仔にあたるダイワキャグニーは東京の中距離カテゴリーでしか、まるで用なしの結果しか残せていない。

まさか、気性面のやや難しい部分が、こうした趣向に影響しているのかもしれないと思いつつ、単純に他の馬が控えた時の方がやりやすいタイプということで、大体のキャラ説明は可能。

ダービーは長すぎて、毎日王冠ではGⅠ馬多数参戦の中、正攻法で4着粘り込み。

当時からの人気馬であるグレーターロンドンとは、当時2kg差で今回全くのイーブンというのは不利といえば不利だが、金杯で揉まれながら、最後は何とか形を作って勝ち馬と2馬身ほどの差に詰めたことは、今までにない進境があったように感じる。

弥生賞で番手折り合いに四苦八苦して、直線失速。

一年も経たないうちに、まだキャリア8戦でこの変化。

思われているより、末がある程度使える馬になってきたということか。

一線級で1800戦では、さすがにキレ負けするが、この距離で自在型。

昨年快勝のブラックスピネルが距離短縮でうまくいった例になぞられる部分は、大いにある。

2走前のキャピタルSでは、ここは十分威張れる1:32.6で乗り切っている。

プリンシパルSは3歳春で、これは1:58.3で圧勝。

自分で時計と作ることにかけては、武豊騎手と比肩する鞍上だけに、策には問われずれとも、求めるものは必然的に巧みなレース運びとするのは目に見えている。

差し馬に有力馬が多い。

マークされる死角を乗り越えられそうな今、またしても東京で勝利するシーンが思い浮かぶ。

◎ダイワキャグニー

○グレーターロンドン

▲サトノアレス

注ダノンプラチナ

△アドマイヤリード、クルーガー、リスグラシュー

 

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きさらぎ賞 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

一頭、未勝利勝ち上がり直後の馬で買いたいのがいたのだが、残念ながら回避。

この時期に勝ち上がった馬。力を出すべき舞台は、まだ先にあると考えるのが自然か。

◎カツジ

○ダノンマジェスティ

▲レッドレオン

△サトノフェイバー、ラセット

これにグローリーヴェイズを入れるかどうかの、厳密には、ミルコを買うか否かの判断があるくらいの組み合わせ。

アメリカJCCはうまいこといったが、先週のあのやる気のなさは、ラフプレーがあったとも思えない状況で、やや不可解。

ここ2年、この辺から春まで驀進ロードを突っ走る騎手だけに、この先を見据えて、ちょっと様子見としたい。

狙うなら、きっちり頭からがいいタイプ。何となく、気分が今週も乗らない可能性がある。

本命にしたカツジは、ディープ×メリッサの良血馬。

新馬戦の京都内回りの1600戦で、あの雨の憂鬱が続いた季節に、センス良く中団から楽に抜け出して勝ち上がり、デイリー杯もしっかりと2着に入った。

良血特有のセンスの良さというのもあるだろうが、本質は距離短縮で持ち味前回の可能性を秘めるも、ここ2戦は総合力で上位台頭の好内容が続いている。

母系は日本を代表する在来牝系の祖であるフロリースカップから連なる名血。

サンマリノを経た彼の近親は、GⅠには足らないまでも、ヒンドバース-オカノブルーのラインは中距離に活躍馬を多く出してきた一族。

メリッサは気性の関係で短距離志向が強かったが、ホワイトマズル×トニービン。

何となく、京都でここまで3度使ってきた理由がよくわかる配合である。

適鞍も東京などよりはこちらの方が多いし、平坦巧者ぶりが一族の特性。

キレなどで上回るだろうダノンマジェスティとて、京都であっさり先着となれば、もうここでは勝負付けは済んだことになる。

この2頭の動きを注視しつつ、ディープ産駒の流れがどこまでのものか、この辺りで正確に状況の把握を行いたい。

 

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根岸S -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

どうしても狙いたい馬というのはいないが、ダート重賞では滅多にないフルゲート割れの14頭立てで、本番にはあまり繋がりそうもないメンバー構成。

いや、ここで勝てば再度浮上のメンバーはいても、むしろ、厳しい展開のマイル戦の方が向いていそうな馬だから、ちょっと本線では狙いにくい。

というか、楽しみを取っておきたい、というのもある。

ノボバカラから入りたい。

4歳時に暖かくなった頃から一気に力をつけ、その年にまとめて重賞を3勝したのものの、昨年は体調が良くなかったか、走る気に問題でもあったのか、盛岡の南部杯で一度激走した以外、ほぼノー感じの負け方。

ただし、オープンクラスに上がってから得意距離とした1400M戦で、実はほとんど走っていなかったのも事実。

昨年はまるでレースにならずに殿負けのこの馬だけに、同じレースで狙うのはどうも筋悪の気配も漂うが、そのショックが陣営のちょっとした勘違いを誘った可能性も戦績から見て取れる。

一息入れて、ずっと使いたかったのか、夏のスプリント路線に乗せて2戦、最初の高速決着の函館スプリントSこそ驚異の上がりで脚力を示したが、それでおしまい。

マイルの距離でやや時計の出やすい盛岡の南部杯で走れた根拠は、函館での芝の経験もあったのだろうと思えるが、4歳時に1400重賞2勝した後、タイトな展開を作って逃げ切ったカペラSなど、思われているよりずっとタフな展開を好む傾向があるので、昨年ドスローで惨敗のこの根岸Sなどは当然度外視できるし、1200ではちょっと忙しすぎる雰囲気も出てきた馬だけに、本来得意の条件で一発を期待するのも、案外面白みがあるように感じる。

若い頃には騎乗していた北村騎手が鞍上。

それが前回からの再結成で、強気に押した方がいい面を素直に引き出すかは不明な点も多いが、妙に折り合い重視を狙って失敗を続けているモンドクラッセがいるくらいで、多少のプレッシャーはむしろ歓迎の彼だけに、楽々先行の図も望み薄ではない。

前走は中山の割に速くはなく、それを途中から追い上げていっての展開はさすがに中途半端だったと感じているはずだから、引く手は考えなくていいだろう。

ノーザンダンサーの3代続いた継続クロスに目を惹かれがちだが、その奥にある異系色の強い血が多く、主流偏重の現在では非常に珍しい配合と言える。

そういう馬は、突如として走る気のスイッチが入ったりする。

◎ノボバカラ

○ベストウォーリア

▲ラブバレット

注カフジテイク

△キングズガード、サイタスリーレッド、サンライズノヴァ

地方馬は例年より遥かに強力。本命と血統構成が似ているラブバレットの方が、この条件に合いそう。

あとは、フェブラリーSでは狙いたくない順で有力馬を押さえていく。

カフジテイクは相手筆頭でもよかったが、どうも武蔵野Sを見ていても、今はマイル以上の方に向きそうな気がしてならない。

今は先行激化の展開の方が歓迎の可能性がある。

 

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