2018年ユニコーンステークス レース展望

JUST競馬予想ブログ

ユニコーンS -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

今年は、園田の兵庫チャンピオンシップを使っていた組がいないことで、必然的に全日本2歳優駿だとか、中央のオープン特別の注目馬が、ある程度とっかかりとしては、予想の基準を成す存在となる。

そのレース内容を色々と吟味したのだが…。

必要な要素は兼ね備えているというオープン馬は一体何になるのか。

関西馬は関東遠征経験済み。

関東馬は東京で、できればマイル戦を快勝していること。

はっきりしている要素がある一方で、こういうのもある。

「GⅠ馬、GⅠ出走馬には気をつけろ」

思えば近年ではドバイ組も皐月賞組も、昨年はあまり気にしないでもいいと思っていたNHKマイルCの好走馬が消えている。

今年の危険分子的存在は、明らかに、無敗で2歳のダートチャンピオンになったルヴァンスレーヴである。

さて、前例に倣えば…、となるのかどうか。

デムーロ騎手には散々手を焼かされることも多いわけだが、殊、危険な要素を孕んでいる気難しい馬に乗る場合、案外、丁寧に乗ろうとする。

いい場合もあれば、もちろん、それが死角になるという場合も多いが、前走の伏竜Sでドンフォルティスに逆転される形で、いきなりの57で当然の余裕残しの仕上げの中で、意地を見せるように最後の最後に伸びてきた内容は、相手がうまく立ち回ったこともあるから、負けてしまったことは残念と言えども、スムーズさを欠く中で、主戦のデムーロ騎手は真裏のGⅠ開催であった阪神にいたための既定路線の乗り替わり<代わりとすべきか>だったことまで踏まえて、怪我をしなければいい…、と考えることもできるし、無駄なレースではなかったように感じる。

新馬戦も途中から動いて先頭という競馬で、川崎のレースもかなりスリリングな仕掛けでも直線は圧倒的だった。

スタートに癖はあっても、体が大きすぎないことがプラスでも、ルヴァンスレーヴの父シンボリクリスエスの産駒の割には、こうでなければ全く勝負にならないという型があるようには思えない。

同産駒のダートの代表馬であるサクセスブロッケンは、この時期は完全に先行しないとだめというタイプだった。

この手の馬は、それこそルヴァンスレーヴで初めて土がついた日の阪神で、見事な立て直しと大胆なロングスパートでデムーロ騎手が駆ったスワーヴリチャード同様、普段というか、GⅠではないところでは大人しく乗る努力はするが、大舞台でこそ大胆にスパートすべきタイプと思えるから、鞍上にはぴったりのキャラクターのように見えてしまう。

推挙理由は他にもあるが、何となく春の方が走るイメージのあるロベルト系とファンシミン系の組み合わせという面と、最近の高温状態の気象が馬場をおかしくしたのか、タフなダートが最近の傾向であったせいで、一番優良な審査基準である東京マイルでの時計が、2回東京500万勝ちの馬では全くあてにならない面もあり、3歳秋時点で1:36.2の時計を叩き出しているルヴァンスレーヴは、多少は湿り気を帯びた馬場になるだろう日曜の競馬では、かなりのアドヴァンテージがあるはずだ。

それにGⅠでの実績もある。フレッシュさは近年の消えてしまった残念な面々とは雲泥の差である。

◎ルヴァンスレーヴ

○コマビショウ

▲グリム

注ベストマイウェイ

△グレートタイム、ミックベンハー、リョーノテソーロ

コマビショウはここ2戦パッとしないが、ずっと乗り替わりで良さを引き出せていない印象がある。

武士沢騎手には人気がありすぎるというのは冗談でも、同じレースで外からスムーズに伸びてきたグレートタイムより、明らかに不器用で、内々で包まれるような競馬は向かないタイプ。

どうせなら、ルヴァンスレーヴが来るときには押さえたい東京専用的な雰囲気がある。

東京では自在という馬もいるが、そうかもしれない。

 

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函館スプリントS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

◎セイウンコウセイ

○ダイアナヘイロー

▲ナックビーナス

注ワンスインナムーン

△ジューヌエコール、ティーハーフ、ラインスピリット

正直、牝馬があまり来なくなってからというもの、本命の選び方があまりに難しくて、困ってしまっている。

今年は昨年のような馬場にならないはずの天候のようだから、異常事態に直面することまでは想定しなくてもよさそうだが、54の牝馬は基本的に1着までは来ないし、来たとすればそれは路線のトップホースになれる馬だけという傾向、あとは、よくわからない理由で一変の古牡馬という構図。

来るなら3歳のうちに、という実績のある馬のそれも、斤量面のアドヴァンテージが一番活かさせるこの時期の古馬戦だから、3歳馬ゼロでは、元も子もない。

行きつくところ、後のGⅠ馬が登場したシルクロードSでほぼ1年ぶりの快走を見せた昨年の函館SSの断然人気馬・セイウンコウセイが、GⅠは大して競馬をしていないで、57は克服しつつあるその時の58での連対実績を買い、今年は大丈夫と見て、またしてもの本命。

池添騎手が乗るのは、関東馬での乗り替わりなら今は当然という流れであり、策が必要ではないタイプの競馬は、実はシンプルに乗れるということだけではなく、本当に上手に乗れたのは桜花賞で大穴を開けたアローキャリーだとか、レーヌミノルのような快速型の馬で、スマートにチューニングするテクニックを持っているとするなら、大胆な逃げもあまりハマらなかった今、行きたい組を行かせてしまい、自分も殺さずの形に持ち込める可能性がある。

実力は横並びのダイアナヘイローも、本質は同じでも、55が堪えるようなイメージの近走結果が全てハイグレードレースだったと考えたら、セイウンコウセイ同様、持ち場ではブレない格上馬と言える。

ワンスインナムーンが邪魔をすれば、きっと、前は崩れるだろうが、器用なナックビーナスより上にくるのは、今は難しそう。

 

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エプソムC -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

人気馬から入るのは、少し学習能力が欠如しているようにも思えるが、ここはダイワキャグニーから入る。

自力勝負で戦うとき、決まって、東京では柔軟に脚質を選択でき、安定感も素晴らしい【5012】という結果でも理解できる、とても分かりやすいタイプの府中巧者である。

よって、負けた3レースがすべて重賞であり、裏を返すとノングレードレースで無敗の結果が、ここでも重要視されること自体は死角にもなる一方、崩れたのはダービーの14着だけと考えた時に、あとは中山2000の重賞2戦だから、普通はここでは断然の中心馬と思える。

さて、そんなある意味でつまらない本命馬を推せた最大の根拠となったのが、意外なデータなのだ。

今回もサトノアーサーやグリュイエール、早い時期からの重賞好走歴のあるアデイインザライフやベルキャニオンらディープインパクトの産駒が、当然のように活躍する舞台設定であり、過去エプソムCを3勝しているにも関わらず、そのディープ産駒が勝っていない時はまるで用なしの結果が出ているのだ。

得意なはずの芝の中距離重賞で、ここまで極端に成績の差が出るのは珍しい。

ある意味、2015年に桜花賞を勝てなくなってから、以後ハナ差2着があるのみの傾向とも、2016年の皐月賞初制覇からずっと好成績の続いている状況ともちょっと違う。

考えたのだが、初年度の3歳世代が古馬と戦えるようになった時、その最初の週の安田記念でいきなりリアルインパクトが勝ってしまったことでも、マイル以上のレースには無類の強さと絶対数で勝負できる強みがありながら、しかし、その後勝ったのはサトノアラジンだけという結果から、合う条件と合わない条件があるのは確かなようだ。

ワンツースリーが2015年。ワンツーは、実質最初の挑戦となった2012年。

いずれも、後のGⅠ馬が絡んでいる。例外が2014年のディサイファ。

ただ、彼がGⅠ馬になっていないことは問題ではなく、翌年の上位独占の一翼を担う3着好走の実績を残した。

このいずれもが、平均ペースでの結果。

その他の3年は極端なスローを大外一気で突き抜けたルージュバックの2016年と、上位人気に信頼できるディープ産駒がいなかった2年。

サトノアーサー以外で、いや、彼も含め、重賞の中心馬としての結果を求められる場面の走りは、それほど信頼できるものではない印象もある。

今回だけではなく、今後もそういう傾向が続くか。

勝ったディープ産駒が、いずれもフレッシュな面々だったことからも、本当に推せる馬はグリュイエールだけという可能性もある。

であるならば…。

◎ダイワキャグニー
○サーブルオール
▲スマートオーディン
注サトノアーサー
△アデイインザライフ、グリュイエール、ベルキャニオン

数だけは多いディープを外すと、相当思い切った買い目になる。

あまりフレッシュではない、実績上位馬のダイワキャグニーを推すからには、普段と違う面も見なければいけない。

フレッシュさのスマートオーディンやサーブルオールは、冴えないとされた5歳世代の期待馬だった。

勢いのある4歳馬も、先週までで出番を終えてしまったように、ここは2頭のみ。

ヒモ荒れも含め、簡単に狙いを絞り込まない方が無難なように思う。

 

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マーメイドS -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

雨予報が出ている中、都合よく、ハービンジャーやらステイゴールドといった候補がいる。

おまけに斤量も魅力的。

思い切って、ここは減量騎手にとっては有利な50kgでの参戦馬の登場で出番が回ってきた中央2場開催で、大きな金星を挙げてもらいたい富田暁騎手のヴァフラームから。

一族はヒシアマゾンを頂点とするケイティーズの名牝系であり、近親には極めてタフなコンディションと展開を味方に、宝塚記念でメイショウサムソンとの名勝負を演じたアドマイヤムーンがいる。

ハービンジャー×ジャングルポケット。

共に、似たような形態の秋華賞馬を送り込み、奇遇か必然なのか、道悪の時の優勝馬という共通点を持つ。

ヴァフラーム自身はタフな中距離型で、道悪を特別好むわけでもないが、最近は誰が乗ってもいい位置を取れず、距離などの面に頭打ちの傾向が出てしまっているものの、縁あってか、春の高速決着となったここ2年のレースで、まずまず健闘を見せている。

昨年は阪神2200Mを2:11.7で乗り切り、そこは2着。

以後、得意の小倉では走ったが、前走の東京2400で高速決着になった時に完敗も4着入線の時まで、ほぼ開店休業状態。

ただ、冬に太りやすいというか、あまりその時季に攻めないのか、今になって絞れて、意外と長いところも良くないという結果が出ている状況で、50、距離一気の短縮、あわよくば重馬場の条件で、一変の可能性を秘める。

今回はブリンカーを装着し、普段から乗り慣れた軽量の競馬を求められる富田騎手のやるべき仕事は、だいたい予想がつく。

できるだけ位置をとりに行くはずだが、意外と速い上がりも使える馬。

伏兵の競馬に徹すれば、かなり面白い存在となる。

◎ヴァフラーム

○レイホーロマンス

▲アンドリエッテ

注ルネイション

△キンショーユキヒメ、ミエノサクシード、ワンブレスアウェイ

道悪が得意そうなベテランを中心に、ここは軽めの斤量の馬から拾っていきたい。

妙味は、母系のアメリカ血統が道悪適性を引き出している感もあるアンドリエッテか。

 

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安田記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

ここではお手馬多数のデムーロ騎手が、ほぼ迷わずにスワーヴリチャードへの騎乗が決まったことは、路線変更にも似た安田記念参戦の過程を考えると、他に推せる馬はなかなか見つけづらいと言える。

同型で勝負強さも求められる。

前で勝負できるし、一定の決め手がある馬と皆が理解している状況は、むしろ、ライバルが勝手にコケる展開も予想されてしまうほど、かなり有利な立場にあることはよくわかる。

そういう馬にどう対抗するべきか。

1400型のように見えるサングレーザーは、マイラーズCをレコードウイン。

中団から素晴らしい決め手を発揮した辺り、さすがはディープ産駒だなと思わせた。

ただ、フレッシュな状態である一方で、関東圏の輸送はこれが初めて。

若い馬でもあり、58は初めてではやや気が引ける面も否めない。

モズアスコットは先週、賞金加算に失敗。

今週は、また縁あってルメール騎手騎乗ともなったが、うまくゲートをこなしても、こんなパターンの連対馬は、30年前のバンブーメモリー以来存在しない。

中1週で来た例はあるが、重賞2度連対で共に好時計決着だったことは、連闘以上のダメージになりかねない。

いや、それが前走の敗因のようにも思えてくる。

ペルシアンナイトやサトノアレスはマイルでは時計に注文が付きそうで、そうなってくると、4歳は牝馬が有力で、古馬は…。

それはリアルスティールだろう。

散々、強いライバルたち、特に同期の巨星に揉まれに揉まれてきた馬だけに、勝負強さを見せつける場面には恵まれなかったが、例えば、ドゥラメンテの壁に阻まれなくなったドバイでいきなりムーアスイッチで結果を出した。

帰国初戦はモーリス共々不発も、秋はそのモーリスと共に天皇盾の格を守った。

以後、乗り替わり多発で、順調に使えなかったこともあるが、デムーロ騎手の乗った2戦だけは、直線勝負でしっかりと結果を出している。

今回また、初騎乗の岩田騎手への変更はどう出るか。

掛かりやすいといっても、年齢面や距離の面も含め、癖が強いタイプではもともとないから、戦績そのものは安定感がある。

誰が乗ってもキャラ変わらないことは悪い特徴ではない。

また、岩田騎手自身、昨年から再び重賞を勝てるようなレベルの馬を任させ、人気に応えた例も多いが、肝心の大舞台で、連続騎乗のロンドンタウンやレインボーラインでは結果は残したものの、レッツゴードンキとのコンビに象徴されるように、歯痒い状況で大きな変化まだないように思える。

しかし、相手がはっきりしている戦いになる以上、掛かる馬を力づくで抑え込む騎乗は案外しない岩田騎手のようなタイプは、常に好位のインを獲得したいと考える騎手だけに、ムーアで成功した4歳時のドバイターフのような競馬をする可能性がある。

勝負弱さがあるにしても、あの毎日王冠の末脚があり、左回りでの安定したレースぶりも印象深いリアルスティールは、まだまだGⅠで結果を出せることを証明しつつ、得意の1800戦ではもう頭打ちの可能性があるとも、6歳ドバイで証明している。

ディープも若馬も多い組み合わせで、約半数を占める6歳以上の古豪が全く絡まない安田記念は、ほぼ想定しなくていい傾向もあり、最有力のリアルスティールから入るのは、理に適っているように思う。

あとは展開。今回はレーヌミノル辺りが行くような気もするし、例年より、中距離型向きの総合力勝負になると読んでいる。

◎リアルスティール

○スワーヴリチャード

▲アエロリット

注サトノアレス

△キャンベルジュニア、ペルシアンナイト、リスグラシュー、レーヌミノル

一応、同じエンコスタデラゴならというのもあって、同じ歳でも日本馬で上がり目たっぷりのキャンベルジュニアが妙味ありだが、この馬とて、GⅠ初挑戦の重賞未勝利馬で、かつ58初経験。

順調に使えているとはいえ、レコードから中2週では、頭までは厳しいか。

今年も、最低GⅠ級の評価がされている馬が有利だろう。

 

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鳴尾記念 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

どういう経緯か不明も、タートルボウル×メジロトンキニーズという配合、アストニシメントから連なるアサマユリから始まるメジロの牝系出身者である今の時代では地味馬のトリオンフが、ルメール騎手と初コンビでレースに挑む。

この馬。

急に夏ごろから自在に立ち回れるようになったわけだが、その理由は、言わずもがなのところもあるが、去勢した成果でもある。

和田騎手が熱心に競馬を教え込み、クリスチャン・デムーロ騎手が積極策を道悪の中で敢行してからというもの、川田騎手が2戦乗って、準オープンと小倉大賞典を楽勝。

その後は、最初が54での重賞参戦と恵まれた後のGⅠとハンデ重賞だから、57での敗戦と理屈は一応は通る。

問題は、やはりそれが56だから大丈夫かというところ。

故に、ルメールなのか。とも思った。

大型馬で血統の印象通り、タフに先行して立ち回るのがいい。

何となく、阪神内回りではラキシス以外でいいところをあまり見た思い出がないのは心配の鞍上だが、アーモンドアイをお手馬にした手腕にここは期待する。

真逆のタイプだが、課題はゆっくり出して遅れずのゲートであるから、同じだ。

相手には色々押さえないいけないが、

◎トリオンフ

○サトノノブレス

▲マルターズアポジー

注トリコロールブルー

△タツゴウゲキ、モンドインテロ

ら、タフな中距離戦が得意そうな面々を抜かりなく拾って、できれば、たまに残れるストロングタイタン、ヤマカツライデンも買いたい。

裏の東京メイン・麦秋Sは、降級4歳で前走オープン負けの準オープン圧勝馬が、共に横山典弘騎手のお手馬。

東京得意のスピーディクールに和生騎手が乗り、父は中山3勝のハットラブに騎乗。

どうなるかはわからないが、久々ダートのトラストや横山親仔の馬同様の戦績のユラノトもいて、こちらの方がレースとしては見どころが多いか。

 

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東京優駿(日本ダービー)予想

読了までの目安時間:約 5分

 

◎ワグネリアン

○ゴーフォザサミット

▲ダノンプレミアム

注ブラストワンピース

△キタノコマンドール、ステイフーリッシュ、エタリオウ、ステルヴィオ

藤沢厩舎はオブセッションを失い、ゴーフォザサミットが蛯名騎手と弔い合戦に挑む。

このタイミングでの悲劇に、感傷的になるなというのは無理である。

ワグネリアン本命の問題点。

この栄えある東京優駿競走で、能力断然であろうダノンプレミアムに対し、小さな体でどこまでやれるかをテーマに戦うワグネリアンの皐月賞での敗因は何なのかを、しっかりと突き止めないといけないという障壁がある。

皐月賞負けのトライアル好走馬、特に、弥生賞の結果というのは、ダービーに直結することはあっても、皐月賞は必ずしもリンクしないとされるが、それは少なくとも、皐月賞惨敗の理由ではない部分もあり、そうなのかもしれないと思う面もある。

2000Mの重賞を連続して使うことは、3歳馬にとっては過酷であり、中6週以上開く京成杯以前の重賞からの連勝馬は、得てして、皐月賞で止まるか、その後の故障や連勝ストップで、成長の妨げになる場合が多い。

でも、皐月賞で力を出し切れないと、弥生賞の前に2000M重賞を勝っている馬がダービーを勝ったという例は、新しい順で、

レイデオロ

ワンアンドオンリー

エイシンフラッシュ

ロジユニヴァース<弥生賞勝ち・皐月賞惨敗>

アドマイヤベガ

タヤスツヨシ

という面々が近30年で出現。

タヤスツヨシは皐月賞の強烈な追い込みは評価され、ダービーは1番人気になったが、近年の弥生賞勝ちのダービー馬である、

マカヒキ

ディープインパクト

ウイニングチケット

サクラチヨノオー<朝日杯勝ち・東京開催の弥生賞>

らが人気のプレッシャーと戦ったのと比べると、遥かに有利である。

ワグネリアンは弥生賞の勝ち馬でもないし、2000M重賞を勝っているわけでもない。

1800Mまでの勝ち星しかない。

ただ、歴史的朝日杯馬であるダノンプレミアムが、新馬で彼より速い上がりを使ったスプリングスマイルをほぼ開店休業中の状態に追い込んでからというもの、2度2着のステルヴィオにはまるで別次元の先行押し切り勝ちで相手にせずという競馬ながら、スプリングSはしっかりとステルヴィオが制し、それに競り負けたエポカドーロは皐月賞快勝馬になっている。

ワグネリアンはスローで追い詰め、完敗でも、プレミアムには最小着差の1馬身半差で2着だった。

これがあるから、初距離、休み明けの快走で、本番はここを見据えた仕上げで、皐月賞での不発に繋がったのは間違いない。

2走ボケでもあり、激走の反動が最大の要因だろう。

加えて、皐月賞の上位入線馬はどれも道悪巧者ばかりだった印象もある。

良馬場限定の馬というわけではないが、ワグネリアンは祖母のブロードアピールばりの直線の決め手を秘めつつ、ディープインパクトの血を強調するように、パワー優先でもアメリカで正しく育てられてきたインテント系の血にプリンスキロを補給するなどして、セクレタリアトの豪快さやキングカメハメハの万能性に惑わされない、多種の系統が可能性の拡大に繋がる配合が施されることで、ディープ自身もドイツ由来の牝系を味方に色々な相手を配合できる優位性を大成功の結果にしたように、異種の混合により、ディープインパクト産駒らしい決め手の体現に成功したクラシック血統を持つ。

本来は連戦にも強いが、一発の破壊力が図抜けているダノンプレミアムには簡単には敵わない。

ただ、今度は自分が有利な立場になる。

下げるしかないという狙いはないはずの福永騎手が外枠をどう捌くかかも重要だが、この馬の両隣りに前に行こうという意思を見せそうな馬がいる点で、意外なほどスムーズにレースを運べる可能性もあり、ここでは力を出し切れるはずだ。

弥生賞のあの脚に、アーモンドアイのような距離適性の本質を超えた能力の発揮を期待したのは、皐月賞の時は筆者だけではなかった。

ダービーはもっとシンプルに走れる。

 

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葵S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

初年度から二冠牝馬を送り出し、ダービーにも有力馬を送り込んだロードカナロアの産駒が、ここでも気になる存在になる。

もう少し登録していたはずだが、時期も時期であるし、また短距離の1勝クラスはどこでも行われているから、2勝馬の抽選でかなりの数が除外された。

そういう傾向は、この時期の名物競走であったかつてのファルコンSだとか、今年からは再びクロスして3月の3歳重賞と両方できる形に戻ったクリスタルCの傾向にも付随する、まず2勝してからお越しください、というスタンスに似ているから、05年まで行われていた旧ファルコンSの傾向から、有力馬を選定する基準を探ってみた。

面白いことに、2勝が優勝条件であると同時に、クリスタルCと今のファルコンSには見られない、フレッシュではないオープンキャリアの豊富な馬が数多く制していたのである。

カズサラインやルスナイクリスティは、一度オープンで壁にぶつかってから、古馬混合戦開始寸前に荒れ馬場を利して結果を残している。

意外なほど、先行き不透明な馬が多く勝っていたファルコンSは、今はNHKマイルCの前哨戦も兼ねている。

葵Sはそういう怪しい傾向に肩入れするよりは、僅差2着のトロットスターや快勝のサニングデールような逸材を見つけ出すことに傾注したいところ。

オープン2連敗も前走は桜花賞のアンヴァルは、祖母アルーリングアクトがオープン特別時代のここで結果を出せなかった事実も、母アルーリングボイスも年明けからもう走らなくなったのとは違い、不利込みのFR4着の記録がある。

掛かる可能性を秘めるも、今回はペースメーカーがいる中で不安視無く戦える。

弟が代打再騎乗となったのは、父の意図するところか。卒なく乗れば、力は出せるはずだ。

◎アンヴァル

○アサクサゲンキ

▲ラブカンプー

△マドモアゼル、タイセイプライド、トゥラヴェスーラ、ミッキーワイルド

 

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宝塚記念展望

読了までの目安時間:約 3分

 

先週だったか、サトノ軍団3頭を含めた最大5頭を送り込もうと目論む、池江泰寿厩舎なる存在がいることに気づかされた。

アルアインにサトノダイヤモンドはともかく、サトノクロニクルと高齢馬2頭は、ほとんど賑やかしといった風情。

例年通りの馬場になると、みんな2割減のパフォーマンスしかできない可能性がある。

最初はウエルテルと呼んでいたワーザーが、それなりの勝算があって、日本に初お目見えする公算が大きくなってきた。

当面は予備登録のこちらも賑やかしになるわけだが、季節柄、香港の競馬はお休みになる上に、南半球のリズムで番組が組まれるから、どの道大きなレースはやらないので、疲れているからという理由で回避することはない。

馬場を見ての参戦となるようだが、特別登録まではほぼ、間違いなくしてくるだろう。

モンジューの孫×サートリストラムの孫という配合。昨年のように、道悪なのに時計が速いというのでは来ないタイプか。

天皇賞組がパッとしないように思える。

シュヴァルグランは秋に備えてくるはず。

大阪杯組。勝ち馬は出てこないだろうし、アルアインにベストの舞台にもならないか。

安田記念を勝って出てくる馬がいたらともかく、夏が苦手なヤマカツエースが本気の参戦もなさそうで、意外と今年のGⅠ好走馬は、ヴィブロスとかレイデオロくらいしか買いたい馬が見当たらない。

ウインブライトやマイネルハニーではちょっと物足りないし、あとは菊花賞ワンツーの2頭やAJCCの上位2頭くらいしか軸にできそうな馬がいない。

昨年の結果を踏まえれば、ミッキースワローかキセキが定石通りの本命候補になる。

昨年の秋よりパワーアップしているというなら、納得の軸馬になるのだが、結果が今一つだし…。

久々に先行型の出番のような気もする。

海外で走ってきた組が案外ということが多いこのレースは、道悪になると途端に、その手の馬が活躍する傾向にある。

ヴィブロスが福永騎手で兄の遺恨を消しにかかると思えば、一方で、専門家や職人気質の人馬にも注目の、自由なグランプリに今年はなりそうだ。

 

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優駿牝馬(オークス)-予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

◎ラッキーライラック

○アーモンドアイ

▲サトノワルキューレ

△マウレア

他にも少し押さえるが、軸を人気馬に定める以上、大きな払い戻しを求める買い目をたくさん買う意味はない。

来週はそうもいかないが。

ダービーでもきっと同じ話をすることになるのだが、ラッキーライラックのような存在は、オークスで何度となく勝ってきた歴史がある。

桜花賞で負けたけれども、そのトライアルでは勝っている。それがすでに人気になった状況での勝利で、桜花賞でもかなりの支持を集め、結果は奮わず…。

ソウルスターリングがまさにそうだった。ほとんど同じである。

オークスは圧勝にも等しい内容。2着馬と4着馬は秋のタイトルホルダーである。

近年だけでも、実はほとんどの勝者が桜花賞負けのトライアル好走馬という構図。

シンハライト、ヌーヴォレコルト、メイショウマンボ、トールポピー等。

ジェンティルドンナ

アパパネ

ブエナビスタ

らは、クラシック級のレベルに止まらないGⅠ5勝以上の優駿であるから、無駄に力を出さずして、好結果を残した。

2歳女王がチューリップ賞を経て、このオークスに挑んできた場合、関東馬のアドヴァンテージだけに囚われることなく、メジロドーベル以降で約3割弱の勝者が登場している。

偶然ではない。レベルの高いレースを3度続けて勝つことは難しい。

これはブエナビスタしかできていないこと。彼女は実質JC連覇の実績を残した名牝である。

でも、どこかで負けても、総合力勝負でマイラーが他の伏兵は消えるオークスで、まず力を出し切れないということはほぼあり得ない。

有力馬は早い段階で関東ないし関西への輸送を経験し、そこでもしっかりと結果を出していた。

むしろ、上がり目ではメンバー中指折りのサトノワルキューレが前回が初めての遠征だったことが、中3週での連続輸送で怖い面があることは事実ながら、トライアルは異次元の競馬でのレコードウインだった。

相手が軽いとかそういう次元ではない。

加えて、ここではマウレアの東京への適応力と秘めたる底力に期待したい。

クイーンCこそ賞金加算に見事失敗の内容だったが、武豊騎手を配し、厳しいローテでも納得の結果を阪神で残した。

そこらの関東馬より、よっぽど神経が図太い。

アーモンドアイの煌びやかな直線一気のワンマンショーはできないものの、姉より遥かに機動性に富んだ競馬は、内枠での競馬ができなかったここ3戦中2敗の内容から見て、毎度いい脚は使えているので、追い込みの2頭にまんまと先着する可能性を十分に秘めている。

姉がほぼ正攻法で4着のアユサン。軽視しない方が無難。

本命の理由に付け加えるならば、ラッキーライラックの最後の武器は、中団より前につけても、素晴らしい上がりの脚を使える点。

チューリップ賞と桜花賞は流れが違って、その中で本番ではもっとアグレッシブな競馬をしたものの、極端な追い込みで制した勝ち馬以外とはほぼ同等の上がりの数字。

これで2着の根拠と持ちうる底力は、ほぼ、実質的な彼女の能力を実証したに等しい。

間隔が詰まり、ハイレベル競走の連続出走に不安もなくはない2頭に比べ、母系もアメリカンな持続力勝負に向く血が重ねられたオルフェーヴル産駒ということもあり、タフな展開でこその底力型なのは明白だ。

こういう馬を負かすのは、ギニーホースよりトライアルホースだろう。現状で、正攻法の人気馬を負かすほどの実力は見えてこないが、成長する時期だけに、やってみないことには全容は見えてこない。

楽しみがまた増えた一戦である。

 

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