2017年マイルチャンピオンシップ レース展望

JUST競馬予想ブログ – 血統予想・コラム

マイルチャンピオンシップ -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

先行馬の位置取り、ペース配分とその主導権争いがどう発展するかで、そのレース内容は大きく違ってきそうなメンバーが集った。
マルターズアポジーが普通にハナに拘るのか。
今回はウインガニオンが伏兵らしい競馬に徹して、先手を奪おうとするのか。
乗り替わり<池添→和田>となったレーヌミノルが、距離に自信を持てる今回は、どこまで前に行こうとするのか。
1800M以上では完全に快速型になる面々だが、マイルという誰でも走れる条件であり、自分の力を出し切れるこの舞台だと、案外、出たなりの競馬になる。
アメリカズカップだって、不本意ながらジョーストリクトリに乗ることになった武豊騎手も、主導権を握れるのであれば、形作りでも勝ちに繋がると思えば、行ってしまう可能性もある。

平均より遅いという可能性を論ずる際は、本命サイドの馬が先行する時に、それが有利か不利かを検討すればいいだけのこと。
今回は、少し馬場が重たくなり、土曜日の降雨も避けられそうにない状況だから、46秒台の半マイルという基本形をあてはめて、最後にどれだけの脚を使えるかを考え尽くせばいいのはないかと思った。
決して、逃げることや先行ポジションを積極的にとりにいくことが、特別な有利不利になるようには感じない。

力勝負になりそうだ。
同時にそれが合うのか合わないのか、しっかりと見極めねばならない混戦でもあることを踏まえないと、本命の印も打てない。
最初からGⅠ馬は本命にはしたくなかった。
マイルがベストの馬が少ない。守備範囲が狭い。今年は妙に安定感がある。
最優秀短距離馬ほぼ内定のレッドファルクスを除き、ベストの条件とは思えないし、充実度合いも春ほどではなさそうなあとの3頭は、実質切りとしたい。

妙に外国人騎手が乗ると安定感があり、戦績もまだ底を見せていない馬。
それも、GⅠ未経験かほぼ初めてというような馬であれば、一発かましてくれてもおかしくない状況。
どうせ買うならと言うことで、テン乗りでも、少なくともこれまで3人騎乗した外国人騎手の中では腕のあるシュタルケ騎手のクルーガーに注目したい。

春に長期休養明けのマイラーズCで、反応鈍く、直線は伸びきれなかったが、それ以来の競馬であったあの不良馬場の富士Sで、勝負が決まってからとはいえ、直線でただ一頭後方から伸びて3着だった内容は、イン強襲で昨年のマイラーズCを制した時以上のパワフルさがあった。
一概に、キングカメハメハ×ディクタット<父ウォーニング>の道悪適性に非ず、むしろ、比較的メンバーの集ったマイル3戦の好内容は、この路線に対する適性であり、素晴らしい底力を秘める根拠になるのはないだろうか。

3戦とも気持ちよく走れたわけでもないが、今年のマイラーズCを除くと、GⅠでも人気になる馬相手にいい争いをしている。
夏の組は今年はレベルが高かったから、昨年のヤングマンパワーのような狙い方は今年はありかもしれないが、きっと直線平坦の方がキレるはずのグランシルク以外、富士S組は大きな上がり目がないように思う。
エアもイスラも、最近の前哨戦の内容が少し良すぎる感じがする。

ちょっとローテが厳しい上に、前走は精神的なダメージを受けていけもおかしくない春の王者も心配。
よって、
◎クルーガー
○グランシルク
▲レッドファルクス
注エアスピネル
△ダノンメジャー、サングレーザー、ブラックムーン、ペルシアンナイト

とはいえ、富士S組が多い。そして、前走道悪の馬ばかり。
馬場適性で差をつけたエアスピネルは、レッドファルクスより総合力が上とは言えなくても、連続先着のイスラボニータとは勝負づけは済んだように思う。
脇役タイプが少し多いから、こういう時ほど、好調の馬やフレッシュなタイプは押さえておかないといけない。

 

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東京スポーツ杯2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

9頭登録で2頭回避。
有力馬の分散化とそれにより様々な馬にチャンスが生まれる可能性を引き出すと同時に、本番までこうした少頭数の競馬しか経験できずに、大きく人気を裏切るというシーンは、今までもあったが、今後はより増えるはずだ。

そういう競馬は元より絶対数の多い牡馬出走可能のレースでは、より顕著に現れることになるだろう。
さて…。

価値ある競馬を重賞経験馬も出てきた阪神の野路菊Sを制することで、より高めることに成功したワグネリアン。<ディープインパクト産駒・テンダリーヴォイスの全弟>
その才能が当たり前だったように直線反応することで、2番人気を嘲笑うように札幌1800戦をデビューウインしたルーカス。<モーリス全弟>

一騎打ちは濃厚だろうが、昨年同様、雨馬場になりそうだ。
どう考えても、あとは格下評価になるから、位置取りはあってないようなもの。
差をつける要素は、互い休養たっぷりで、その中でもオープンクラスの経験のあるワグネリアンの方が、格では一枚上ということになるが、何しろ、成長期にこれから入ろうという若駒の争い。
そんなものはアテにならない。

強いて挙げるなら、前述した渋馬場への対応力。
中京でも雨の阪神でも同じように反応したワグネリアンは、雨馬場の札幌で差し損ねたモーリスと印象被りのルーカスの方が幾分平凡な適性の可能性がある分、今回は有利だろう。
当然、人気もワグネリアンが上になる。

ムーアは卒なく乗る騎手だが、意外と馬のパワーを引き出すことよりも、一段上のキレを出すヨーロッパの騎手らしい性質がある。
良馬場だったら、ワグネリアンマークの手は有り得ないルーカスが、かなり踏ん張ることは想定されるが、果たして。

◎ワグネリアン
○ルーカス
▲シャルルマーニュ
△ゴールドギア

重馬場経験があるのは伏兵の方。
もっと上に行こうと頑張った印象のシャルルマーニュを、いちょうSを勝った方のコスモイグナーツより上に取りたい。

 

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朝日杯FS展望

読了までの目安時間:約 3分

 

京王杯を見る前までは、いくらでもチャンスのある馬がいると思っていたのだが、ホープフルSGⅠ昇格元年の今年、メンバーがある程度分割されること請け合いとなると・・。
正直、一昨年の失敗を繰り返すようだが、栄えあるGⅡウイナーとなった実質外国産馬のタワーオブロンドンのスケール感は、この2歳チャンピオン路線では抜けている気がする。
その内容如何では、クラシック路線を展望することになるだろうが、グラスワンダーやナリタブライアンのような万能性とは違う決め手が見られた。
鞍上が自信を持っていない以上、NHKマイルCから、本格的な欧州競馬参戦をビジョンの真ん中に据える形がベストの展開となるだろう。

できれば、父がそうであったように、BC挑戦もダートにもマイルができたからこそ、そこに挑む価値が出てきた。
怪我さえなければ…、の状況だ。
未来を展望するにも、まずは完成度の高さも示した前走の内容から、アストンマーチャンの時のウオッカやエアスピネルとの時に空気を読まなかった天才型・リオンディーズといった、血統馬でありまた勝ち方にも鮮烈なものがあった馬の登場がなければ、頭は固いだろう。
一度は負けている馬だから、無敗馬にあっさりというシーンも少し考えづらい。

死角があるとすれば、早くも4戦を消化している点。
オープン特別も重賞も勝っている非無敗馬というのは、それほど過去にいっぱいいたわけではない。
重賞複数勝利馬が今は登場しやすい状況にあって、コスモサンビームとメイショウボーラーとの高度な争いは、事実上、フロンティアがデイリー杯のややだらしない4着を持ち直した再度の強気の騎乗で、レースレベルをグイグイ上げていけるかどうかにかかっている。
それとて、対抗候補という立場。

負かすなら、裏路線組に決まっている。
オルフェーヴル牝駒がやけに強いから、それらに負けることは決して、悲観する材料とはならない。
新馬で掲示板に載っていた馬は、その後レースを使われれば必ず勝つというロックディスタウンとその仲間から、萩S独走のタイムフライヤーあたりを挙げておく。
ホープフルSでも有力だが、頭数次第では…、である。

 

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エリザベス女王杯 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

昨年はスローの上がり勝負だったが、手駒手薄とはいえ、ディープに代わってマンハッタンカフェ産駒のワンツー。
その前は、ディープの中では異質の正攻法で戦うタフな馬場を好みタイプが3年連続連対。
ただ、相手がスズカマンボやハーツクライの産駒だった。
あくまでも2200M重賞。ムーア替わりのルージュバックだって、当然評価は上がる。

色々メンバーのキャラクターを比較していった中、お手馬多数ながら武豊騎手が不参戦というのはとても残念だ。
マイナス材料となり兼ねない。
クインズミラーグロ
スマートレイアー
トーセンビクトリー
リスグラシュー

ただ、リスグラシューは誰がどう乗ったところで…、の印象で、福永騎手替わりはマイナスではない。
うまく仕掛けられたら、3歳最上位入線は今度こそ可能だろう。
秋華賞好走も小回り向きの器用さはそれほどでもないし、距離延長は歓迎の配合。

しかし、たまに激走馬を出す京都大賞典の負け組は、今年はハイレベルで、同時に似た者同士の争いで先行激化、かなりの消耗戦になったから、そこでやけに積極的だったマキシマムドパリは、藤岡佑介騎手のこだわりの好位抜け出し策がその時は失敗に終わったものの、決して、それで悲観することはないように思う。
思えば、これも武騎手のかつてのお手馬。
歴戦の猛者というとレディに失礼になるが、女王決戦において、牡馬重賞で揉まれた実績は侮れない。
初めての古馬での混合重賞で結果を出せなかったことを、頭打ちと考えると、やや一長一短のある有力馬より自在な位置取りが可能となる伏兵の方が、狙って面白いように感じる。

何より、クリンチャーを鮮やかにクラシック好走馬に再び持ち上げて見せた藤岡騎手は、みんなが思っているよりもずっと冴えているように思う。
騎乗馬の質からして、今回だって、普通に乗っては味が出ない。
武騎手でも正攻法で乗る時期のあったこのマキシマムドパリで、キレを出す岩田騎手のような判断は、GⅢクラスでは十分通用するものの、この辺のクラスでは何の変哲もない末脚で勝負になるはずがない。
ある種の長期展望であり、勝負手をどうすれば見出せるかという考えの下、前走のようなタフな展開はあまり望まないものの、秋華賞3着の時は、唯一、ハイペースを好位組の中で残ったタフさは、今期の重賞の結果で、十分に証明できている。

地味だが、前走のようにはうまくは行かないと踏んでいるはずのクロコスミアは、好機を逃さない男に戻った和田騎手を配して、一応、然るべき流れを演出するはずだ。
それを好位で受け、差し馬勢の追撃を凌ぎ切るのはいかにも本命馬の姿に見えるが、有力馬ほど乗り替わりなり仕掛けのタイミングなどの難があるから、意外なほど粘ってしまうのではと思う。
決め打ちは好位のインもあるだろうが、位置取り争いで前走の失敗は想定外の存在の逃げであったから、ここは再びの強気の騎乗を期待する。

◎マキシマムドパリ
○リスグラシュー
▲クイーンズリング
注スマートレイアー
△ヴィブロス、クロコスミア、ディアドラ、ルージュバック

絞ることはないが、主軸は選定せざるを得ない。
どちらかというと半端な距離向きで、惜敗の多い馬やツボを持っている大舞台向きの馬を買いたい。
モズカッチャンも押さえないわけではないが、前走の内容で連外しだから、出しても引いても頭まではないと考え、ここでは手控えたい。
ミッキーはズブいから、良馬場ではキレな負けしそう。

 

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武蔵野S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

モーニン×横山典弘のコラボがどう影響するかは不明も、アキトクレッセントは若い頃みたいに前に行こうという感じではないから、一応行く候補に挙げられる。

さて、JBC除外&断念組が東京に集中した印象の武蔵野Sは、有力馬も概ね一叩きされて、今後のレースに向けた段取りが整っているように窺えるから、それぞれここでは力を出せる状況にある。
よって、

◎カフジテイク
○サンライズノヴァ
▲ゴールデンバローズ
注モーニン
△サンライズソア、ピオネロ、ベストウォーリア

カフジテイクは日本に理由もない限り存在しえない1400GⅠではなく、マイルのタイトル争いで敗れてきた。
現に、昨年のこのレースでは3着。都合、1600M以上のレースでは【0115】となっている。
ただし、得意とする良馬場のレースで<1400以外ではという話>、人気を裏切ったということになっているフェブラリーS以外には1800Mの経験しかないから、特段力を落ちたわけでもないここでは、豪快な決め脚を発揮してくるはずだ。

サンライズノヴァもいいところを知っている戸崎騎手に改めて手が戻った。
ベストウォーリアとのコンビが定着している中で、若手のホープ、しいてはフェブラリーSの有力候補であるこの馬が、東京ダート【3000】というのは、ここでもかなり強気になれる。
まだ相手が軽いから、斤量実績はあっても、カフジテイクと1kgもらいは有利ではない。
キレも相手の方が上。

問題はポンコツアメリカンになりかけているゴールデンバローズか。
東京ダートの条件戦で【5100】、ムーア騎乗で【2111】もドバイと人馬とも冴えぬ時期の15年秋のこのレースを除くと、パーフェクト連対。
取捨難解も、今年はいい走りも見せている。フレッシュな方がいい。

レベルの高い組み合わせだけに、底力のある馬はひとまず押さえないとまずい。
だから、勝てそうな馬は優先的に買っておく。

 

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阪神JF展望

読了までの目安時間:約 3分

 

桜花賞への展望という意味では、今のアルテミスSは大いに機能しているものの、その連対馬は、2着だったメジャーエンブレムが勝った以外、人気以上に走った記憶はない。
アユサンやレッツゴードンキはここでは少し力負けという印象を残しつつ、春の快走へと繋げる経験を得た部分もある。
コレクターアイテムやデンコウアンジュなど、走りすぎて反動が出てしまった馬などの例を考えると、
①ラッキーライラック-オルフェーヴル
②サヤカチャン-リーチザクラウン
という血統背景なので、いくら厳しい阪神マイルと言えども、容易に推せる才能となるわけではない。

ラッキーライラックと同じ父を持つロックディスタウンは、近年かなり増えた夏の2歳S優勝からの直行は問題なくとも、新潟で見せた決め手よりは札幌の消耗戦で牡馬連中をねじ込んだパワフルさの方が、本質を示しているように感じる。
高速レースにはならないとしても、スピードやキレに屈する可能性は大いにある。
ストームキャットが肌のサンデー系は、案外スピード型の活躍馬が少ない。

オルフェーヴルだから、今の時期に期待を持ち過ぎるのはやはり危険というのは、直前になればなるほど、そう考える人が増えていくことだろう。
京都の前哨戦で何を期待させるものがあったのか。
ミスエルテ以外はダメと思ったのに、ディアドラの裏切り?があった昨年とは違い、良血で血の混ぜ合わせ方がクイーンS連覇のアイムユアーズとよく似ているベルーガ以下、ダイワメジャーの2頭も実績通りに走ってきたから、まあ、着拾いの妙味で買い材料はある。
即阪神マイル通用の印象まではなかった。

今年は昨年とは違い、牡馬が非常に質の高いことを示すような結果を残している。
そういう時は、未勝利勝ちの馬にでもチャンスは十分にある。
姉ミスエルテと父違うハーツクライ産駒のミカリーニョは、配合のコンセプトが別のところにあるから、極悪馬場の東京で人気に応えられた。
これとて、決め手の質が読み切れない配合の馬。
総じて、パワー優先型が好調なので、キレのある馬をこれから探し当てたいところだ。

 

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アルゼンチン共和国杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

連チャン台風の後は、2場開催×3の変則開催。
金曜日からまた競馬と向き合わねばならないとなると、もはや憂鬱な人も出てきてしまうだろう。

憂鬱である。
今年のアルゼンチン共和国杯は。
何しろ、近年活躍馬多数輩出ということで、全くGⅠの谷間週の雰囲気を醸し出していない日曜重賞のラインナップは、とても豪華で、土曜日は今や2歳重賞パラダイスで最高に考え甲斐のある週にも拘らず、このメンバーどういうことなのだろうか。
4歳馬は登録の時点で既におらず、珍しく3歳の重賞ウイナーが菊に間に合わなかった分を取り返すべく<恐らく、今年の場合は正解だったように思う>、帳尻合わせの参戦で古馬に挑むことにはなったのだが、2000Mを超える距離で勝った記録が共にない。

まずまず名の通った1800重賞の勝ち馬が、ここを選択してくる時点で、あまり芳しくない状況であると言わざるを得ない。
勝つ時はあっさりという組み合わせに思えるが、スワーヴリチャードの56という斤量は、ハンディキャップレースであることを踏まえれば、益々手を出しづらいところがある。

後は5歳以上の迷える古馬たちばかり。
個人的にはあまり賛同できないデニムアンドルビーとて、過去の実績を考えたら、実質スワーヴと同斤、否、ここでは純粋に2kgもらいの54なら、いくらでも勝負になりそうな雰囲気だ。
昨年のシュヴァルグランやヴォルシェーブ級の馬はそもそもおらず、この路線にしがみつくしかないステイヤーの鑑のような馬が、案外今年の主役になるのかもしれない。

アルバートも昨年くらい走れれば問題ないだろうが、GⅠで3着以内のない馬で適距離でもないこの条件の58.5では、職人シュタルケでも尻込みする。
連対実績が2度あり、前走の内容からもまだイケるという気配を漂わせる9歳騸馬・カレンミロティックを敢えて推そうと考えた。

何が行くかはわからないが、勝手知ったる主戦級の池添騎手に手が戻ったことは買い材料だろう。
前回も乗ったが、いくら気のいいタイプの彼でも、この年齢で1年ぶりの競馬、望外のラストインパクトによるタイトな流れを好位付けで、差し決着になったことを踏まえると、むしろ、しっかりと勝負所までレースに参加していた方を評価すべきだろう。
その時と1kg増は、ゴールドシップ、キタサンブラックといった顕彰馬クラスのスターホースらと複数回GⅠのゴールシーンで接戦を演じてきた実績があるから、ごくごく当然のことで、昨年のメルボルンCより半分もらっただけ、休み明け検討の3年前の香港ヴァーズとは同斤であるから、力さえ衰えていなければ…、という雰囲気ではある。

加えて、このレースでは良馬場<今週は確信をもって言える>の時のトニービンの入った馬の連対率は尋常ではなく、11年にトニービンインのGⅠ馬2頭がルルーシュにタイレコード級の走りで子供扱いされた年でさえ、その母父が同系のハイエストオナーだった点を考慮して混ぜ込んでしまえば、機会8年連続の記録継続中である。
桜花賞のディープ伝説が最近全く使えないデータであることを考えたら、ちょっと普通ではない。
共通点は2000M以上の好時計勝ちか長距離のオープン戦で勝ち鞍があった馬。

勝ち切れない代わりに、一昨年の京都大賞典3着の時より、展開の差はありつつ、走破タイムは今年の方が速いから、十分ここでは勝負になるはずだ。

◎カレンミロティック
○シホウ
▲アルバート
注ヒットザターゲット
△スワーヴリチャード、セダブリランテス、デニムアンドルビー

3代母はココット<ピルサドスキー、ファインモーションの母>で、ハーツクライとは因縁の深いキングカメハメハ産駒のシホウは、配合のイメージより距離をこなせる血統だから、初のこの距離で53なら推せる。
レースの性格上、関東馬を買いたい部分もあったが、勝負になりそうな穴馬は見つからなかった。

 

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京王杯2歳S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

伝統と格式の著名な2歳の重賞レースながら、11頭立てというのは、いくら重賞競走激増の昨今とはいえ、やや少なすぎるきらいはある。

それも仕方ないと思わせるのが、有力とされるオープン馬が素晴らしい実績を誇っている点。

  • アサクサゲンキ<1200持ち時計断トツ、小倉2歳Sはハイペースを好位抜け出し>
  • カシアス<恐らく史上初の函館12003戦全て、1分10秒以内で走破の当地チャンピオン>
  • タイセイプライド<1400戦を2戦2勝、左回り実績断トツ>
  • タワーオブロンドン<好調の藤沢厩舎所属、関東馬には珍しい関西圏のオープン勝ち>

 
選り取り見取りということで、ここは全部押さえる事にした。というか、他は買わないと決めた。

◎カシアス
○タワーオブロンドン
▲タイセイプライド
△アサクサゲンキ

半姉ラビットランの覚醒具合を考えたら軽視禁物だろうが、2歳重賞で3戦目勝ち上がりのアサクサゲンキのようなタイプが重賞連続好走というのは、殆んど稀。
実質的には3強の組み合わせだろう。
上位に支持した3頭は、浜中、ルメール、ミルコらが2、3戦全て騎乗している点、また負けを経験しているということでも引き出しが多い分、特に本命と対抗の信頼度は増す。

函館で1か月半という短い開催の中で、中1週→中2週という経験に加え、カシアスという新馬6番人気の馬が、重賞勝ちをできる要素などほとんどない中での2勝であること、血統構成に似たところのある叔父ファイングレインというバックボーンも含めると、前走のギリギリ差し切り勝ちながら、返って、今後のこういう広い馬場での競馬や距離を延ばした時の対応力で、休み明けの不利をあっさり跳ね除ける経験値を持っている気がする。
相手は重賞を未経験で、重賞馬はマークされる競馬を嫌おうが嫌わまいが、変化のつけ方に敗因を求めることが多い時期で、3回とも策が違うのは有利な点ばかり。
追って味があるマイラーである可能性を、この舞台で大いに示したい。

 

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チャンピオンズC展望

読了までの目安時間:約 3分

 

来年のJBCは京都なんだな、と思いつつ、ふとこのレースの存在意義について考えてみた。
或いは、一連の東京大賞典に繋がる前哨戦なのではないか、と思ったりもしないではないこのチャンピオンズC。

連勝した馬は勿論いるが、この先に川崎記念を目標とする馬とフェブラリーSを使う馬とで、12月のこの2戦の使い方、捉え方が各陣営で大きく異なる。
その中で、非中央場所のGⅠとなってかれこれ4年。
やたらと前年の大井のタイトルホルダーに優しいレースになってしまった。
少なくとも、東京2100、阪神1800時代にはなかった、少々年季の入った馬に有利な傾向は、中京コースがタフということ以上に、それぞれの思惑というのも影響している気がするのである。

今年はまだJBCを行っていないから、大体のことしか言えないのだが、2100M時代では出番のなかったコパノリッキーには、あまりにひどいここでの結果を度外視できるだけのエネルギーがまだ残っている。
盛岡だと速い馬に変身できる稀有な才能は、よりスピードを活かした戦いを選択した今年のJBCでの結果に拘わらず、他の馬にはない個性を見せつけてきた。

今年の代表馬を見つけ出すのは難しい。
リッキーと同期の7歳馬のエネルギーに関しては、もはや、高望みはできぬといった気配。
ならば、若い馬はと言われても…。
元より、フェブラリーSのような高速競馬にはならないレース。
まだ、若手の台頭はない。

直線一気はむしろ昨年のようなパサパサ馬場の時の方が決まるから、雨が降っても高速のレースにはならないのなら、ケイティブレイブなんかは面白いかもしれない。
何となく、古株の器用さをもう体得したような晩年に差し掛かった現在のコパノリッキーと、とてもよく似た馬である。
突然、立ち遅れからの大逆襲で初タイトルゲットとなった帝王賞のようなことはなかなか起きないだろうが、文化の日もきっちり好走できたのなら、金沢、浦和、名古屋などのタイトなコースで楽勝してみせた適性を、不思議なリンクを示してきたこの舞台でフルに発揮してもらいたい。

まあ、あとはメンバーが決まってから考えましょう。

 

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天皇賞(秋)-予想-

読了までの目安時間:約 4分

 

良馬場は有り得ない。
雨が降らないという言質は誰からも取れないし、2週続けてのタフすぎる芝へ変質が、いくらか中間回復しながらも、どうせまた少なからず雨が降れば、また想像よりもずっと重たい馬場になるのは目に見えている。
1分57秒台で決着した渋残りのジャスタウェイ独走のような馬場は想定しなくていい。

同時に、猛烈なペースを演出する馬はいない一方で、逃げなきゃ意味のないロードヴァンドールやネオ、キタサンら上手に運べる馬が多いから、超スローも考えなくていい。
レースをしてみないとどう行くか分からないエイシンヒカリのような馬はいないのだ。

◎ソウルスターリング
○キタサンブラック
▲リアルスティール
注サトノクラウン
△ネオリアリズム、レインボーライン、グレーターロンドン、シャケトラ

絞り込むのが難しい一方で、買いたい馬もそれほど多くない組み合わせ。
また逃げるかもしれないという、やや気性面で変なスイッチが入った可能性を匂わせるようになった3歳牝馬のソウルスターリングは、自分と同じくらい上手な馬が登場することによって、自分の競馬に徹することができるようになるその確率が、格段に上がるように思う。

そして、馬場質が大きく変化している可能性がある含水率が異常に高い芝コースのキープという面で、Bコースに替わるというのは、結局、内を通ればそれが全て正しいというケースが大レースほど見られる傾向が、たとえ良馬場であろうとも、高速の上がりにはなり得ない状況であれば、重厚すぎるこのサドラーズウェルズ系の才女に大いに味方となる好材料にも感じてならない。

加えて、タフすぎた桜花賞で不発に終わった理由も、関東馬の遠征ということより、その関西圏での競馬が直前2戦を強烈なハイレベル決着に自ら持ち込んできたせいで、やや消耗しきってしまった面も含まれているから、良馬場でも十分に初黒星の可能性は、今にして思えばかなりの確率で有り得たのではと筆者は考えている。
重馬場になるかはともかく、日本のパンパン馬場が合うようなタイプではなく、オークスの高速決着のような、自力で時計を作れるような馬場への対応以外、そもそもディープが活躍するような環境は、本質的には合わないはずなのだ。

逆説的な根拠はともかく、彼女には他の馬よりスピードがあることを、基本距離において結果を出し続けて証明することに向きすぎた一流血統だから、前回のように今後のために目一杯の仕上げは不可能な競馬で結果が出せなくても、それを次戦にも引きずらないとここは信じたい。

ディープの台頭さえなければ、キタサンブラックの持続力勝負での力比べで大敗は想像し難い。
そういうレースになりそうだと分かっていれば、相手を間違えず、また道中の位置取りで少し劣る面がありながら、直線終盤できっちりとした挽回を遂げる仕掛けが続いているJRA所属の外国人2騎手を買わない手はない。
同じ位置であれば、よもやのギブアップという毎日王冠のようなことは想像しがたいソウルスターリングの敵は、今回に関しては雨ではない。
根性を出して頑張るタイプではないにしても、絶対的な距離不安があるわけではない今回は、4kgもらいの斤量が活かせないこと=単なる貧弱な乙女という構図が成り立ってしまう一戦となる。

オークスの内容から、左回りの中距離戦がベスト。現役生活最終盤の父フランケルと同じ適性をここで示せれば、もうあとは怖いものなしだ。負けてはいられない。

 

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