血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

中山記念 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


出てきそうな有力馬が全て登場した上に、先週はまるで競馬にならなかったマルターズアポジーが武士沢騎手を背に、ほぼ総まとめをするような背水の陣を中山記念で迎えることになりそうだ。

気になったのが斤量耐性。

58を背負うにしても、57でGⅠを勝っただけでは意味はなく、ジャスタウェイなどのように、天皇賞や安田記念のような58を背負わされる真のチャンピオンレースの覇者でないと、古馬はむしろ苦しいという傾向が出ている。

気づけば、3歳でタイトルを獲った面々が好走することが多いレースになってきた中山記念。

ドバイの前哨戦として、大阪杯のステップとして機能しているようで、上がりのようなところもここでは見えてくる場合が多い。

フランス遠征時に58を背負っていたので、ここでも難なくこなしたヴィクトワールピサは、中山記念を快勝するも、これが芝の最後の勝利になった。

ジャスタウェイだって、日本では不良馬場の安田記念を気合いで勝ったくらいなもの。

国内戦におけるアドヴァンテージは、ドゥラメンテのように、格のイメージほどのステータスが得られないという死角を持っているから、あまりないとも言えなくはない。

ステルヴィオも56でGⅠを勝ったが、丸山騎手がどうこうではなく、タフな争いでこそのマイラーではない印象もあり、過大視禁物。

そこで、こんなデータを引っ張り出してみた。

全戦牝馬限定戦

ピースオブザワールド

シンハライト

3歳春までにGⅠ馬になり、その後混合戦に挑戦した牝馬

ファイトガリバー 富士S⑫<オープン/芝1400>

プリモディーネ エルムS⑪

シルクプリマドンナ ジャパンC⑯

スティルインラブ 金鯱賞⑧

ラインクラフト NHKマイルC①(唯一の混合戦勝利)

<ラインクラフト以外、勝利は全て牝馬戦>

ラッキーライラック

牝馬限定戦のみ【4111】

3歳秋のエリザベス女王杯参戦後に、牡馬と対戦

スイープトウショウ 都大路S⑤→2戦後宝塚記念①

タイトルを持つ無菌環境で育った牝馬の、その後のあらまし。

名牝もいれば、あれから花開くことなく…、というようなことが双方見られる。

ラッキーライラックは前述の通り、ここまで牝馬相手としか戦ってきていない。

世界を目指す馬の前哨戦としては、未だに高い付加価値を持つ中山記念なので、門前払いも承知のこと。

その上、明らかに距離延長での不安がオークスの頃から馬体に見えていたくらいで、古牡馬相手のGⅡ。

そこで左回りと右回りのパフォーマンスにやや差があることも理解しつつ、死角に塗れた買い材料をここで推そうと思う。

まず、GⅠの敗因は明らかだったということ。

アーモンドアイがいたこと、正攻法で戦うには格好の目標になってしまったこと。

それに距離不安。

しかし、マイラーであることが死角にはならない1800重賞で、正攻法で再び、石橋騎手に戻る今回は、様々リセットされる状況にあるだろう。

加えて、2歳からGⅠフル参戦ながら、秋の一頓挫で昨春以降はほとんど消耗なし。

何せ、あのオルフェーヴルの娘である。

迫力のボディを見せびらかせたところで、それが活かせる舞台はなし。

渋残りになりそうな日曜日は、父系の特性がタフな馬場での割増要素を強調するような好材料に恵まれる可能性を秘める。

同時に、牡馬がきついのに対し、エポカドーロに対しての53<比-4kg>は、あまりにも魅力的。

ハッピーグリンとも2kg差なのに、ディアドラとは1kg軽いだけ。

まるで凱旋門賞のようである。

アルコットの大舞台で踊ったハービンジャーと、ロンシャンの重馬場で少なくとも一度は勝つチャンスはあったオルフェーヴルの各産駒。

牡馬が弱いわけではないが、中山記念とはいえ、牝馬に厳しい舞台ではないことは、名牝たちが証明してきている。

それでなくても、それぞれに狙いがある一戦。

純粋に復活を望む陣営の狙いと、目指すべきここでの結果が、うまいこと条件と合わせて有利になるように事が進んでいるように思えるのも、無理からぬことであろう。

◎ラッキーライラック

○ディアドラ

▲エポカドーロ

注ウインブライト

△ステルヴィオ、スワーヴリチャード

 

レース予想

阪急杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


正直、買いたい馬があまり見当たらない一戦。

ミスターメロディが人気になりすぎても妙味なしだし、ダイアナヘイローは重賞を勝つにはマイペースの逃げという注文もつくし…。

思い切って、ここでは4歳の上がり馬に肩入れしようと思う。

良血馬ながら、ほとんどタマモクロスのような豹変を秋に見せてから、都合3連勝中のエイトシャイデンから入る。

全姉はブランボヌール。洋芝の1200重賞2勝。

それで弟の方は、スランプの時期とはいえ、昨夏の北海道ではなかなかに悲惨な結果に終わった。

何故3連勝できたのか、ちょっと謎めいたところがあるものの、チークピーシーズの効果も今一つと、内枠からのスタートと分かっていながら、それを外した東京のマイル戦から、連勝はスタートしたのだ。

その時の上がりは極端に速いが、これは完全にからくりがあり、言わば、チャンピオンズCのウェスタールンドのような、見ようによってはセコイ勝ち方であった。

しかし、その後距離同じくとも、京都と再び東京で勝利し、オープン入りを果たした。

その時計が人気にならない要因となり得るだろうが、負かした相手はなかなか。

ほとんどやけくそで使ったような500万時分の1000万戦で勝った時には、明けて東京マイル圧勝のクラークキー。

2連勝目の京都では、人気馬の中に、東京で1:19.6で圧勝のトゥザクラウンがいた。

前走はリカビトスとキロハナを負かした。

初の古馬重賞でいきなりは難しいかもしれないが、前走に引き続き騎乗する若き坂井騎手が根性を引き出したようなところがある。

マイルで平凡な持ち時計は、1400で3歳時に記録した1:21.8がある。

ミスターメロディのファルコンS優勝時より速い。

54が妙味のレッツゴードンキと一緒に、絶妙な1400戦への適性を見せてほしい。

◎エイトシャイデン

○レッツゴードンキ

▲ミスターメロディ

注ロジクライ

△ロードクエスト、ダイアナヘイロー、リョーノテソーロ

 

レース予想

高松宮記念展望

読了までの目安時間:約 3分

 


阪急杯のメンバーをちと覗いてみたところ、全く本番に繋がってきそうな雰囲気がない。

桜花賞馬が7歳馬であり、天才と称されたロードクエストも6歳馬である。

エイトシャイデン1着以外に、未来予想図は望むべきものとならない一方、その彼とて、短距離で勝ち切れずにマイルで本物になったディープ産駒である。

さて、ファインニードルがいない以上は…。

シルクロードSを見て感じたのは、ロードカナロアとその仔ダノンスマッシュとでは、成長曲線が全く違うということだろうか。

2歳時から期待馬であり、距離や展開に左右されつつ、京阪杯とシルクロードS連勝ならロードカナロアと同格以上とみなされる可能性のあるダノンスマッシュは、成長は認めるものの、強かさを身につけた北村友一騎手とのコラボに好機を見出す形で、キャリア相応の結果がついてきた面が大きいと、ここでは断言したい。

言わんとすることは、未熟さがあったロードカナロアの4歳春時点と、その後のあり得ないレベルのパフォーマンスを、そっくりそのままなぞられるようだと、ダノンスマッシュは過度に期待される存在になってしまう可能性があるのだ。

言い換えると、4歳で勝てなかった高松宮記念を、仔は4歳で勝つチャンスを得た一方で、すでに上がり目は目いっぱいのところまで来てしまっているのではないかということ。

妙に展開が向き、味なインからの抜け出しは鮮やかであったが、一方で強引に自分の型にハメようとする粗削りな面は、実は最初からなかった。

相手探しに徹するのもいいが、同父のアンヴァルやアレスバローズといった、同じく裏路線で活躍した面々や、名を知られても地味にステップアップしようと堅実に走り続ける同期のミスターメロディなどは、決して見劣らない存在だろう。

となると、前記のベテランでも、昨年強い3着で穴をあけたナックビーナスにもチャンスありと思えてくる。

パッと見た感じは週末の阪急杯のメンバーと大差ないような…。

影ながら応援したいのは、久々休み明けでハイペースに呑まれたラブカンプーだろうか。

また勝てないまでも…、否、今年はチャンスはある。

 

レース予想

フェブラリーS -予想-

読了までの目安時間:約 6分

 


28年前にナリタハヤブサが1:34.9で快走したハンデGⅢ時代の記録を引っ張り出さないといけないほど、今年の14頭立てというのは少頭数の争い。

これは藤田菜七子とコパノキッキングにもチャンス大か?

否、みんな楽である。

地方の交流重賞や力関係がよりはっきりしているGⅠなどでは、実質的に5頭立てくらいの競馬になったりするから、よく判らない馬がうようよいる中央の2大タイトルは、それよりずっと荒れることが知られる。

芝ほどは、根本部分から破綻するような競馬になる確率は低いダート戦において、今年は例年以上に平穏に収まる確率が高いだろう。

とはいえ、6歳になった今、自在性が増す一方で、元より怪しかったスタートの甘さが解消された分だけ、スピードでフォローができなくなっているゴールドドリームは大丈夫なのか。

3歳馬に蹂躙された秋の2戦は、明らかに、春まで輝いていた頃のアグレッシブさが欠けている印象を受けた。

4歳馬はそれを負かしたオメガパフュームと前出のコパノキッキング。

共に有力であり、鞍上の実力に左右されるようなレベルの馬でもない部分はある。

ここ数戦で古馬に相手に繰り出した彼らの末脚は圧倒的であり、東京であれば、実力を発揮することでマイナス面含め、全てが結果に反映されるようなことになるだろう。

インティは何だかんだで、左回りは負けていない。

課題は芝スタート。スタートがびっくりするほど速い馬ではないから、騎手のフォローだけで何とかするのは難しい。

逃げるであろうサクセスエナジーの加速力に対する、馬自身の適応力が本質的に問われる。

と、あれこれ考えてみたわけだが…。

◎ユラノト

○インティ

▲コパノキッキング

☆ゴールドドリーム

注オメガパフューム

△サンライズソア、サンライズノヴァ、モーニン

重賞未勝利馬が苦しいことも、キングカメハメハ産駒が不振であることも、松田国英厩舎にとって因縁のレースであることも承知で、ユラノトから。

血統というのは不思議なもので、キングマンボの血はエルコンドルパサー産駒のヴァーミリアンが初マイルで勝っているから大丈夫なはずで、王者になっていたキングカメハメハ産駒ツートップが人気になった年に限って、あのコパノリッキーに力負けするようなことが起きる。

ユラノトはベルシャザールと血統背景は似ていて、母が東京の主要競走で好時計勝ちしているという共通点がある。

無論、フジキセキとサンデーサイレンスの牝馬だから、それは芝での実績となるわけだが、父は同じ。厩舎もだ。

松田国英調教師は、キングカメハメハの活躍期に前後して、クロフネとダイワスカーレットでここに挑もうとした経緯がある。

奇しくも、彼らは全て3、4歳時の激戦が影響して、ここには挑めていない。

ヴァーミリアンはキングマンボの傑作・エルコンドルパサーの産駒。母系はダイワスカーレットと極めて近い関係にあたる。

ああ、クロフネは昨年は人気を裏切ったが、ゴールドドリームはデピュティミニスターが母父のラインに入っていて、コパノキッキングはその直系。

キングカメハメハがダメなら、クロフネもきっとダメなのだろうが、直系未勝利のデピュティミニスターは母父で奇跡を起こす前のカネヒキリを送り出している。その父は、ユラノトの母父と同じフジキセキである。

それと逆配合のようなコパノキッキングが、ダメな理由もない。

キングカメハメハが来ない理由は簡単なはず。

ユラノトは前々走、1:21.5で1400Mを乗り切っているが、前出のGⅠ馬にそういう軽やかなスピードはなかった。

東京でも崩れていないし、きっと、窮屈な内枠からの抜け出しばかりが目立っていた彼が、外に出すと弾けるような、ダート転戦間もない頃のベルシャザールとそっくりな面を、下級戦ながら見せていたこともあり、思われているよりも、上位人気の組と差がない可能性がある。

インティもゴールドドリームも強いと思う。

ただ、諸々小さな死角が重なった時、勝てないまでも堅実で、実は、底力勝負を渇望していたユラノトの血のパワーが、ここで爆発するような気がする。

母母父のドクターデヴィアスは、GⅠ昇格2年目に快勝のグルメフロンティアと同じクラリオン系の種牡馬。

一見芝の方がいいようで、スピード勝負で頭打ちになった今、血統的な特性からもダートのチャンピオン戦に向いているのではないだろうか。

芝スタートに慣れているから、先行馬の目標を間違えなければ、好勝負になるだろう。

近年には珍しい、未勝利戦デビューの2頭に、今回は肩入れしたい。

 

レース予想

京都牝馬S -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


フルゲート割れの他3重賞と比べると、陣営の熱量が競馬界独特のルールのせいか、やけに高く感じるこの京都牝馬S。

休み明けのエイシンティンクルの逃げっぷりが、展開に大きく影響する。

中山の時のように、カワキタエンカを潰しにかかるマーフィーというような構図にはならないだろうし、メンバーは似通ったようなものだが、本質的、京都の牝馬戦が外回りでハイペースになることは稀である。

繁殖に上がろうという寸前の馬も多い。

荒れ馬場は例年のことなので、外差し三昧の展開も今年はしっかりと継承されるはず。

京都記念の上位入線馬は、五分所より外を通った馬だった。

昨年もその前も同じような展開の京都牝馬S。勝ち馬も同じかもしれない。

56は前走でこなし、陣営の願いが届いたように、徐々に戦法の幅を広げつつあるミスパンテールが大いに怪しい面を抱えつつも、有力なのは昨年と同じ。

ターコイズSより連続好走は簡単なはずだ。

ダイワメジャーはマイルCS3年連続連対。

シンボリクリスエスが秋天と有馬を連覇し、JC2年連続3着。

近親のウインラディウスは東京マイル重賞を2勝。

ウメノファイバーも東京の重賞を3勝してオークス馬になった。

何かにつけて、立て続けが多い血筋。

陣営、鞍上とも、土日にかけて勝ち負けに加われる馬を重賞レースに抱えていたが、肝心のGⅠはパスせざるを得なくなった。まずはここを。

昨年の臨戦過程に対し、今年は使った数は同じでもレースに全てグレート格がついていた分の消耗はあっても、着順の振れ幅は大きい。

決していいことではないが、まだ体つきに余裕がある中での3戦で、昨年のように微減で挑むよりはずっと具合がいいはず。

休み休みの小柄な関東馬・アルーシャが、グランアレグリアと少々似た配合で怪しいが、こちらは接戦で連勝中。

配合のイメージより、1400適性がありそうだ。

◎ミスパンテール

○アルーシャ

▲リバティハイツ

注カイザーバル

△エイシンティンクル、デアレガーロ、リナーテ

 

レース予想

共同通信杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 


登録時点から枠連発売はないという状況から、更に1頭回避で7頭立て。

GⅠ級に育ちそうな馬が何頭も出ている時でも、雪で順延などがあっても、共同通信杯が一桁頭数で行われることはまずなかった。

少頭数の競馬になりやすい状況になってきたとはいえ、90年代までは9頭立ての競馬が何度か見られたものの、21世紀になって18度行われたこのレースで、9頭立てが2度あるのみ。

7頭以下となると、グレード制導入以前の70年代に、一桁頭数が当たり前だった時代にまで遡らないと、見つけられなかった。

貴重な少頭数の競馬。

最低10頭集まるのは、先週のきさらぎ賞ではなく、こちらの共同通信杯だったが、今年は両方とも少なくなってしまった。

◎ダノンキングリー

○クラージュゲリエ

▲アドマイヤマーズ

注フォッサマグナ

4頭を挙げるなど、普通はソラでも簡単な作業となるわけだが、慎重に選考する必要に駆られるこの頭数の競馬では、人気馬に重い印が集中するのは仕方のないこと。

例年より伏兵の質が疑問符がつくことと、久しく、2歳王者が参戦してこなかった歴史<06年出走のフサイチリシャールは2着、現ホープフルSの前身である旧ラジオNIKKEI杯勝者は11年ダノンバラードが9着が前例>を振り返るまでもなく、マイルしか経験のない馬が今年の本命候補であり、妙に勝ち運があることも含めて、アドマイヤマーズには案外、死角が多いことはある。

ただ、この頭数だけに。

双璧の評価までは与えづらいが、中距離経験と洋芝も京都の馬場も知っていることがアドヴァンテージであるクラージュゲリエもまた、京都2歳S覇者がずっと縁がないこと、同じ武豊騎手のグレイルが飛んだのがついこの間の出来事である以上、絶対視もしづらい。

この頭数だけに…。

言い訳できる要素は多い一方、マイルだけの経験馬がずっと勝てていないどころか、92年に勝ったエアジョーダンが1200Mの経験しかなかったのに、ラジオたんぱ杯勝ちのノーザンコンダクトを負かした時以来、マイル以上で前走負けた馬ばかりが勝ってきたような傾向がはっきり出ているのは、マイル2戦2勝のダノンキングリーや1400新馬快勝のフォッサマグナには、明らかなマイナス材料。

ところが、無敗馬のもう一頭は良血でもマイル新馬勝ちのみのゲバラであり、前走穴で注目の不発地方馬・ナイママの元気さにも疑問。

あとはマイル未勝利勝ちのみで、キャリアだけしか見どころのないマードレヴォイスを買えるか、という組み合わせであるから、例年の基準で見ていくと、お呼びないと言って片付けられてしまう面々の競馬に、データは当てはめられないのだ。

色々考えると、これまでの戦歴を単純比較して、ペースも相手関係も違えど、持ち時計そのものが2歳王者より上がり目を感じさせるアドヴァンテージがあり、父がディープインパクトならば…、と短絡的でも希望は持てるダノンキングリー推しに結論は落ち着いたのである。

余裕の手応えからの直線の伸びと、根幹距離での圧勝の実績。

中山だと見た目が派手で、それが東京などで同じパフォーマンスを求めてひどい目に遭うなど日常茶飯事ということは百も承知で、正直、アドマイヤ、クラージュが現状の世代トップクラスでも、クラシック級とまでは物足りなさを感じる以上、ダノンキングリーの爆発的なパフォーマンスに、ここでは期待したい。

父×母父の配合だけを取ればリアルスティールと同じ。

ただし、母系はかなり薄味の配合だから、サトノアラジンに近いか。

ドカンと一発タイプには、この手頃な頭数での底力勝負で、それなりの答えが求められる。

 

レース予想

クイーンC -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


アークヴィグラスも気になるし、2頭出しをやめて、賞金加算を優先させるべく、厩舎期待のミリオンドリームズを送り込んだ藤沢ブランドの底力にも注目したい。

それでも、軸はブレない組み合わせと考えた。

◎ビーチサンバ

○クロノジェネシス

▲アークヴィグラス

注マジックリアリズム

△ミリオンドリームズ

母ソーマジックのマジックリアリズムは、父はディープでも、母のイメージ通りにキレるという感じではない。

3着候補はある意味、絞り込むことが困難なデータ不足の面々ばかりで、決め手に欠ける。

それならばと、東京マイル・赤松賞の好走馬を推してもいいのだが、遥かにレベルの高かったアルテミスS組の主力級と本番でそれに先着のアイビーS勝ち馬がいる以上、未知なる才能を見つけ出す方が的中に近いかもしれない。

選択肢は2つだった。

それが軸として相応しいと考えたビーチサンバ推しに決まった経緯は、雪中決行か月曜延期か、判然としないからである。

JFで34秒台前半で走っている以上、先週見られたような好時計決着は、両者とも死角にはならない。

ただ、血統のイメージよりずっとスパっとキレるクロノジェネシスには、マイラーとしての資質に配合的根拠を持つ2歳王者の全妹であるビーチに、僅かに見劣る。

ハイレベルな選択だが、消極的な判断を迫られるのは、ハイペースの正攻法からの抜け出しの経験値が、馬場差でパフォーマンスに違いを及ぼす可能性を留意すべき条件になるから。

まあ、お互い勝たなくてもいいから、結果が重要ではない部分はある。

恐らく、行ければ好走の光が見えてくるアークヴィグラスに、諸条件が不利に働くとは思えない。

才能はピカイチ。適性のみの問題しかない。

京都記念はダンビュライトから。

怪しいメンバーである。

だからこそ、中山金杯2着、アル共杯勝ちより、あのオールカマー3着の方が、重みがあると思う。

その時と57→56の斤量減は、ここでは勝因に直結するはずだ。

 

レース予想

きさらぎ賞 -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


当日の雨量は読み切れないが、そもそも軽い馬場ではないので、純粋に京都の高速馬場向きの馬に出番のあるレースとはならないだろう。

今年は8頭立て。

ちょっと前までは、クラシック戦線における最重要戦のような位置づけではあったが、共同通信杯にその位置づけが戻ったような傾向もあり、シンザン記念と役割が入れ替わったような雰囲気すらある。

無論、今年もそうとは限らないが、最近は負けた馬の方が活躍している点は留意すべきか。

メイショウサムソンもジャスタウェイも、オルフェはさすがにトーセンラー相手だったが、傑出した世代のトップホースがここでは敗れているのは、れっきとした事実である。

そこまで届くかどうかも不明な8頭。

ディープが3頭、オルフェが2頭で、後はブラックタイド、スクリーンヒーロー、ケープブランコ。

重馬場にまで悪化しない限りは、父の名を見比べても、力のある者が勝ち抜けるだろうことは、容易に想像がつく。

その中でも、ディープがどうこうということではなく、未来に期待を抱かせるような才能の発掘に傾注したら、血統という推理のファクターは無視できない。

ディープ×メイショウベルーガ。

京都で弾けた印象の両親が、異彩を放つ才能を生んだようなところがあるメイショウテンゲンに、今回は肩入れしてみたい。

激しい気性の持ち主であることは、新馬戦のレース内容からも簡単に気づかされる。

立ち遅れというより、何かに抵抗するようにしてわざとゆっくりスタートしたかと思えば、直線では外回りコースの京都1800を無駄に、より外へ膨れるように、それも加速するごとに逃避しながら走る前走の阪神1800戦のリハーサルのようなことをやらかしている。

2走目は、そんな無駄の多い走りをしながらワールドプレミアという期待馬相手に僅差の2着で断然人気となり、色々池添騎手が考え、内からスムーズな抜け出しを敢行するも、上手に走らせすぎて持ち味出せずの2着。

3走目は阪神内回りの2000で、ややズブさが目立ち、差し損ね。

前走は阪神外回りでハイペースに近い展開から、大外一気もシンザン的外々強襲は、乗り替わりの松山騎手に嫌がらせのような抵抗感を示した印象を残した。

まるでここまでロクに走っていない。

3戦も負けていながら、かれこれ2か月半で4走も馬体重がまるで変化しないこの男は、やはりただ者ではない。

これまで上がりの速い脚は使えていないが、単純に、この手の馬は相手を見るところがありそうで、池添騎手に手が戻り、相手強化となれば、男のプライドの見せ所。

大いに期待外れの惨敗もあれば、急に勢力図に登場の新星誕生ともなりうる。

ただ、その難しさは底力の裏返し。

現に、前走の未勝利戦と同コースの1勝クラスで、似たような展開ながら、時計の更新が一気に可能になる上のクラスと時計半分ほど見劣るのみの差。

その1:48.0は、今回の想定タイムよりはずっと速いから、経験値の面でもオープン出走馬と互角にやれる根拠にはなる。

それに加えての血統背景。

実力のほどはともかく、勝ち運を持っているかどうかは判然とする舞台設定だ。

◎メイショウテンゲン

○エングレーバー

▲タガノディアマンテ

△ヴァンドギャルド、ダノンチェイサー

 

レース予想

東京新聞杯 -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 


妙に関東馬が強いと思っていたら、年が明けてからは関西馬が強い、いつも光景が広がっていった。

人気の実力馬が関東馬だと、しっかりとコケるという連続。

今回もそうならないことを望みたいところだ。

昨年ほどの混戦ではないだろうが、人気の中心は藤沢厩舎のオープン馬と元騎手の調教師が厩舎の期待馬に推しているマイラーたちだろうか。

ただ、いつもよりも誰が逃げるんだろうという不安は少ない。

快速型に転身しようという意思は見せているショウナンアンセムは、ミナリク騎手が強気に行ったところで、テンの速さでテトラドラクマに敵うとも思えない。

ロジクライはノリ騎手替わりながら、前走の惨敗もあり、立て直しが目的のご指名とあらば、控える手も考えられる。

田辺・テトラドラクマの敵は、人気になるだろう差し脚自慢の牡馬陣。

それも名手揃いだからこそ、牽制が強くなる可能性はある。

メンバーの割にいい騎手が…。

いや、そんなことはないか。

いい騎手が乗って、その中で一番うまく回ってきた人馬が制するのが、東京の1600と1800戦の常。

重賞ならば、それが馬の能力だけでは決まらなくなるから、予想のファクターも増える。

故に、シンプルに攻めていける人馬には有利。

ブラックスピネルは先週の土曜メインで逃げ切り。

2年前のこのレースで逃げ切って以来の勝利だった。

ついこの間引退したばかりのスマートレイアーが、その前年に、これまた初の逃げで押し切り勝ち。

東京マイルの重賞を逃げ切っている馬ではなかったが、先行型有利の東京新聞杯の歴史は、前走リズムに乗れずの1400で、それでも上がりで33秒台を使えたことで、しっかりと前に行けばもっとやれると、主戦の田辺騎手なら考えるはず。

下げても妙味がない以上、差しの手は考えなくていい。

◎テトラドラクマ

○タワーオブロンドン

▲インディチャンプ

注レイエンダ

△サトノアレス、ジャンダルム、ロジクライ

こういう時ほど、相手は単純に強いと思う馬から。

 

レース予想

根岸S -予想-

読了までの目安時間:約 4分

 


様々見立てはあるのかもしれないが、東京1400、良馬場でのレースが見えている中でも、別定戦ならではの絶妙な斤量の差に目を配りつつ、

◎マテラスカイ

○ユラノト

▲コパノキッキング

☆モーニン

△サンライズノヴァ、キタサンミカヅキ、ケイアイノーテック

どの馬から入ろうとも、この7頭の組み合わせとなる買い目なら、ファンの支持した人気と呼応するように、正しい結果がもたらされる可能性は大いにある。

というか、根岸Sなのだから、しっかりとした裏付けのある結果でないと困るというのもあるか。

様々に…。というのには裏もあるわけだが、本音を言えば、コパノキッキングにはそろそろ主戦級の騎手を据えるようにして、一応は目標にしているだろうBCスプリントへの遠征プランを少しでも、形あるものにしてほしいというところで、乗れているがまだダートのスペシャリストに乗るとなると、今までの蓄財がマイナスに働きそうなところのあるマーフィー騎手の考えに、ミスマッチする可能性を勘繰ってしまう。

筆者は、この馬は先行型だと思っているし、それはマーフィーのスタイルにピタリとリンクする。

しかし、武、横山などの老獪なテクニックを披露するほどの懐の深さまでは、経験値が絶対的に少ないので、

「マテラスカイ潰し」

くらいはできても、それがいいリードに繋がるとも思えない。

追い込んで重賞を勝ってしまった若い重賞馬ほど、扱いにくい先行型はいない。

そのテクニシャンにして、ルメールもデムーロも別格と強調する武豊騎手が乗るのが、都合1番人気を裏切り続け3連敗中のマテラスカイ。

怪しい要素満載に加えて、前記した展開上の邪魔者になり得るコパノキッキングも怖い存在だ。

マテラスカイは右も左もない馬だと思う。

その分、馬場状態に大いに左右される馬ではある。

良馬場<1200、1400>

【2206】

この中には重賞戦もあるし、一概にはマイナス材料とは言えないが、地方では2戦4着以下で<園田戦は稍重だが>、京都のJBCも勝ったような感じもしたが、終いが情けなかった印象もなきにもあらず。

一方で、良馬場以外の短距離戦では、

【4202】

逃げられなかった2戦と、2歳新馬の2着、それと初めて逃げを試みた時の川又騎手が乗った時の2着。

ほとんど井崎の法則状態だが、GⅢなら力勝負で押し切れそうな雰囲気は、十分に感じ取れる。

加えて、前走の敗因を歴戦の疲れと見ることはできたが、それは森厩舎流のどこへでも出向きますスタイルが、彼には合わなかったのではないかと思える。

武豊替わりで2戦2勝として、ドバイに行ったまではよかったが、重馬場2戦快走後は、かなり日本型のレース選択に固執した面は否めない。

大胆に攻めることができず、そこに行かざるを得なくなった。

反動もあるが、最大の連敗の理由は、大きく膨らませてから少しずつ削っていくのではなく、叩き一変を狙った秋の2戦が、リズムを崩した要因と思うのである。

その手の馬は、前走のように酷い負けをした後に、あっさり気分を切り替えて一変の可能性がある。

メンバーが揃ったからこそ、彼にも2年連続のドバイ遠征の青写真が陣営の臨むところである以上、結果を求める競馬を鞍上は選択するのではないだろうか。

底力勝負で実績上位馬に見劣るほど、このハイパーレコードホルダーはヤワではないと思う。

 

レース予想

1 2 3 52