ノーザンファームは、何故、ダービーだけ勝てなかったのか

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失敗の原因

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ディープとノーザンファームに、今や当たり前のようにやられているその他大勢だが、ダービーはソフトにその真似をしながら、執念が実ったようなレースぶりで日高の生産者とオーナー、一度は見放されたようなところのあった浜中騎手に凱歌が上がった。

サートゥルナーリアはバテて4着。

いや、みんなバテてもダービーレコードの決着だったわけで、レースレベルそのものが、一連の皐月賞トライアルの不調などにも見られるように、あまり高くなかったことが改めて証明されたようなところがある。

結果的に、第二冠目にそれは再度証明されたわけだが、何も牡馬路線だけのことではない。

牝馬戦線も結局は、トライアル組は不振。

来た馬が、言ってもオープン特別の勝ち馬だったというのが、重賞2着のみのロジャーバローズと妙にリンクする。

別路線が目立ったというより、路線の拡大ではなく、進路がクラシックレース以外は、実に多様な時代へと変化したことを物語る結果だったように思う。

しかし、ダービー向け飛ぶ鳥を落とす勢いだったノーザンファームは、何故、最も周到に準備したダービーだけ勝てなかったのか。

理由は案外単純だったように思う。

ダービーはそもそも、強い馬のためのレースではないからだ。

世代最強馬は皐月賞馬であることが多く、牝馬に関しては、昔から芝競馬の根幹距離である1600M・8F・1マイルのカテゴリーで行われる桜花賞の勝者が、それぞれの最優秀者となるのが、そもそも当然とされている。

これも至極単純な話。

スピード血統をワールドワイドに優先的に重用し、またそれを世界中に散りばめる。

速い馬の方が絶対的に強いのだから、一番短い距離のクラシックレースの勝ち馬が、結果的にではなくても、一番強いのはごくごく当たり前のこと。

本家ギニー競走も、秋のセントレジャーは破滅的な末路を辿ったのと反比例するように、血統的保存の優先度をどのクラシックレースよりも高くとるから、フレッシュな状態で強い馬がどんどん生き残った。

ダービーもオークスも、今ではお飾りなのだ。

しかし、そういうイベントを直前にすると、この重要なことを皆が忘れてしまうのである。


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