血統予想・コラム

JUST競馬予想ブログ

大阪杯 -予想-

読了までの目安時間:約 5分

 

ウインブライト

スワーヴリチャード

トリオンフ

ミッキースワロー

GⅠ馬より、彼らの方が魅力がある。

ハービンジャー産駒ながら、伯父はダートの主幹系統を形成しつつあるゴールドアリュールというバックボーンのあるペルシアンナイトにすら、足元にも及ばないほど。

一方で、日本だけではなく、世界中の良血の基本であり、同時に、懸念材料にもなってるノーザンダンサークロスもしくは、その直仔種牡馬の一定濃度のクロスが、そういったマイナスにもなりそうな要素をかき消しているように思うのがミッキースワローだ。

彼の血統面を深掘りすると、父のトーセンホマレボシにノーザンダンサーの5×3が掛かっている点がポイントとなる。

ミッキースワローの母・マドレボニータは、同じ種牡馬の4×3が入り、都合(6×4)×(5×4)の継続された絶妙な距離の取れたインブリードとなって、ディープインパクトの母父父にあたるリファールが、マドレボニータの母で桜花賞でも見せ場作ったツィンクルブライドの父と共通し、その5×3を併発している。

強調点は、ありふれたどこにでもあるその手の付き物のクロスを、実際はどういう風に活用しているかにある。

その継続と多発したクロスが同系の中で発生した偏重型のインブリードが施されていながら、意外なほど、極端なファラリス-ファロスの主要系統ばかりが入っているわけではないのがポイントなのだ。

4代目では主要系は8/8で、普通の良血馬とあまり変わりがないものの、倍になる5代目になると、それは10/16となるのだ。

即ち、あとは今でいうともう異系、傍流の扱いになる血の集合体。

非常に珍しい血統構成だ。

6系統の内訳は、5代目の母のラインにのみ集中して、テディ2本、ハイペリオン2本とヒムヤー、スウィンフォードが一本ずつ。

注目すべきは、それがトーセンホマレボシもマドレボニータも似たように組み合わされているところなのだ。

よく見る主要系統の集合体のように見えて、直系の流れを重視しつつ、中身はバランスの非常に取れたインブリードホースなのである。

概ね、これまで好相性を示してきた配合の集まりで、母系が全く直系の良さを邪魔しない組み合わせであり、ディープインパクト直系のミッキースワローは、時に爆発的な能力を発揮する馬を出すリファールの強めのクロスにより、その両方のいい点を完全に、自分の武器にしている面が見受けられる。

非常に理にかなった配合であり、ずっとチャンピオンになれるという保証まではできないものの、大型馬ではない上、今年一回使われているし、充実のレース内容をここでも期待できる。

鞍上は時に、大いに期待を裏切る一方で、信じられないほどの奇策をいとも簡単に、レース後には納得の数字や記録を残してしまう横山典弘騎手ではあるが、本質正攻法を好むこの騎手が、アンビシャスの時のような乗り方はしてこないように思う。

知っている人は知っているだろうが、ここの2000と2200では、決め打ちがハマるのはむしろ根幹距離の2000の方。

中山外回りのようなトリッキーさはないし、セントライト記念の再現は即ち、GⅠ即通用の結果を期待させる根拠になる。

無理に位置をとらなくても、この組み合わせで、決め手は最上位だ。

焦らずにいきたい。

◎ミッキースワロー

○ペルシアンナイト

▲トリオンフ

注アルアイン

△ウインブライト、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード

買い目は平凡も、ここはペルシアンナイトの意趣返しにも似た逆襲を期待。

中山1800の前残りで不発の5着は、いくらでも度外視できる。調子は悪いとは思えないし、直線勝負に出るなら、先行馬も多く、意外と差しが決まるこのコースは外回りより合うかもしれない。

使える脚は、ミッキーと同じくそれほど長くないのも、返って、好材料になる。

 

レース予想

ダービー卿チャレンジT -予想-

読了までの目安時間:約 3分

 

58の酷斤とはいえ、快速マルターズアポジーは切りづらい。

前走のマルターズアポジーは、36.2-47.7-59.2から、1:47.6で勝ち馬のウインブライトと同タイムで3着。

昨年勝った小倉大賞典での激走が基本形のように見えて<34.8-46.2-57.6>、夏に勝った関屋記念の35.2-46.6-57.9→1:32.2が理想に近いのだろう。

全8勝のうち、福島、小倉、新潟で計5勝しているように、アメリカン丸出しの血統とそれをそのまま体現したような逃げ方からもわかるが、実に得意条件が明確なところがある。

しかし、同時に魅力を感じさせるのが、中山での記録。

最もよく走っているコースで8戦して、【2015】は平凡もいいところながら、明らかに距離不適の有馬記念を除き、35.0-46.7-58.4は本格化前の3歳時のマイルでは厳しすぎた<絡まれての結果だが>条件戦を除くと、

秋風S① 35.7-47.2-58.7→1:33.6

京成杯AH④ 34.6-45.8-57.1→1:32.2

だから、リズムを崩さなければまず残るし、ハイペースはあまり苦手でもない。

中山記念はアエロリットという速い馬がいながら、かなり粘りに粘って3着。

ウインブライトは完璧すぎたし、逃げ馬は辛かった。

中盤のラップを落とさないで押し切る彼の勝負の型は、少なくともこの条件で崩す意味はないし、競る可能性のあるソルヴェイグも、持ち時計の割にはバランスラップを好む馬で、実は怖い敵ではない。

今回は前回以上に粘れるだろう。

◎マルターズアポジー

○レッドアンシェル

▲ヒーズインラブ

注テオドール

△キャンベルジュニア、ゴールドサーベラス、ロジチャリス

やや重厚な配合で、若すぎない上がり馬の3頭は軽視禁物。

型が見えないテオドールより、末脚確実のヒーズインラブの方が母系が快速系統だし、ハービンジャー選択では上位にとりたい。

 

レース予想

天皇賞(春)展望

読了までの目安時間:約 3分

 

阪神大賞典は、クリンチャーが武豊効果で人気なっていたのもあるが、この馬が連を外すと、あとはどうなっても不思議ではない展開になった。

先行馬に速いのが揃っていて、馬場も良かった。

結果はクリンチャーが力出し切れずなのだが、事の本質は、彼の長距離適性の方だった印象がある。

高速の天皇賞では勝ち負けは有り得ても、よりタフな阪神では、より明確な適性が問われる。

レインボーラインと同格でも、得意ゾーンが違うという印象を持った。

クリンチャーには雨という要素が、菊の場合は、その適性により本質のぼやかしに繋がったのだろう。

皐月賞4着馬という評価は最も芯を食ったクリンチャー評であろう。

日経賞の考え方は、一つにはキセキやトーセンバジルには中山を攻略するテクニックがなかったということが挙げられる。

ペースに対する騎手の対処は、あまりに対照的でも、実績とペースを考えると、3着はずしの時点で用なしという結果にも思える。

もう一つは、ガンコにとっては、中山は走りやすいコースだったということ。

ステイゴールド産駒が有馬記念で圧倒的な時代を構築した事実は、誰もが知るところであり、父があまりそういうところがなかった分、本質が共通であることは走る条件のような特性のある系統だから、自分の正しい位置をとった時点で、勝負ありだった。

その2戦に関しては、勝ち馬は相手を見ながらという面と、人気馬とは違うキャラという面で、勝利の条件が整ったという共通点がある。

よって、前哨戦としての意味は、負けた組にもっとあるべきなのだが、分かっているようでよくわからないその敗因は、どうも主役になれそうな雰囲気にさせない要素となっている。

意外と、大阪杯でうまく行かなかったときのアルアイン、ミッキースワローとか、またそこでも3着で今度こそのサトノダイヤモンドという狙いは立つ。

キタサンブラックのように、連勝ということは普通はできない。

メンバーの見当はつくが、意外と、何が先手を奪えるかによって、狙い目も変化しそうだ。

何となく、秋の活躍馬にチャンスがありそうな気がする。

充実度合いがレース結果にうまく繋がっていないから、余力があるはずだ。

 

レース予想

愛すべき逃げ馬

読了までの目安時間:約 3分

 

ツインターボやレジェンドテイオー

<中距離GⅠの役者>

プリティキャストとエリモジョージ

<長距離GⅠの逃走者>

サイレンススズカとセイウンスカイ

<名手と紡いだ猛き超特急伝説>

最近は血統が良くなったせいで、GⅠまで勝ってしまうようなスズカ&スカイタイプが増えた一方、時代を彩る脇役たちもそれなりに存在している。

例えば彼とか。

シルポート

重賞勝ち鞍

'11・'12マイラーズC 12京都金杯

初のGⅠ出走は'10年の秋天。5F・59.1秒の先行策。

以後、

4F・45.4 '11安田

5F・56.5 '11秋天<*1:56.1の日本レコードで決着>

4F・44.9 '12安田<*1:31.3のレースレコードで決着>

5F・57.3 '12秋天

4F・45.3 '13安田

5F・58.5 '13宝塚

と、印象深い逃げで2010年代前期のGⅠを盛り上げた。

ただ、

4F・46.7 '11MCS

4F・46.9 '12MCS

という不思議なラップもある。

しかしこれ、共に稍重馬場。天晴れな男である。

マスクゾロ

重賞勝ち鞍

'16シリウスS

1800M以下で1分前後の5F通過から押し切る例はあっても、2000Mの非GⅠレースで5F60.5秒から押し切りという例は、ほぼあり得ないレベル。

スマートファルコンやフリオーソならそんなことはできただろうが、同じ稍重馬場でも、これは直線に急坂のある阪神コースで記録されたもの。大井で輝いた強烈な先行力のそれとは、ちょっと異質なものがある。

アメリカンな競馬で、終いは37秒台になったものの、先行勢マル残りの結果は10年東京大賞典とそっくりそのまま。

あの一戦で燃え尽きてしまっても、仕方ないか。

グレイトパールも似ている。

カワキタエンカ

重賞勝ち鞍

'18中山牝馬S

桜花賞は4F46.5秒、秋華賞は5F59.1秒。ディープ産駒ながら、これを共に相当タフな雨馬場で叩き出している。

そういう馬だから、周りには差し、追い込みタイプが台頭する中で唯一先行勢として残るという結果が多い。

今季緒戦は、マイルで4F47.3秒だから、本来の行き脚ではなかった。この手の馬は、本番での爆発力が違う。

初重賞制覇の中山は渋馬場スロー逃げ切り。そろそろ良馬場で暴走する?姿を見たい。

 

コラム

バルザローナに決定<ドバイターフの騎手変更>

読了までの目安時間:約 2分

 

フランキーマジックにより、一昨年のドバイターフ以来の歓喜を再現してもらいたかったという思いは水泡に帰した、ミスターワンターン・リアルスティール<牡6・矢作芳人厩舎>の鞍上の件が、意外な展開で解決した。

ランフランコ・デットーリに代わりまして、クリストフ・スミヨン、否、ミカエル・バルザローナ騎手でございます。

「ドバイで実績のあるジョッキー。ベストの選択をした。中間に乗ってもらうかは未定です」

一時はスミヨン決定で、何だか嬉しそうな矢作調教師の言葉が報道されたものの、ドバイ到着後の急転で、この乗り替わりで落ち着いた。やれやれ。

ちなみに、当のデットーリ騎手は4歳騸馬・モナークスグレン<英・ゴスデン厩舎>で、ドバイターフ参戦の予定。

上から順に取り合いになるのは、この世界では当たり前とはいえ、どういう経緯だったかどうか、オーナーサイドを含め、交渉の過程や約束の優先度など、多少なりとも検証が必要な気もするが、どうも、リアルスティールはお二番さんだったという雰囲気。

それなりに格のあるタイトルホルダーとはいえ、欧米では特に、契約に基づく騎乗馬決定の過程を踏むのが一般的だから、ペリエだって一時期からめっきりご無沙汰になってしまったように、こういう契約になっていたから…、と言われてしまうと、実は日本のフリー騎手のスタンスが、良くも悪くも自由だということがよくわかる話の流れとなったように思う。

禍を転じて福と為すということなのか。

まだ若いバルザローナとの化学反応はいかに。

 

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