目黒記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

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目黒記念2021【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り

読了までの目安時間:約 17分

 

目黒記念の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!

歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。

 

レース名第135回 農林水産省賞典
目黒記念
グレード重賞(G2)
日程2021年5月30日(日曜)
発走時間17時00分
開催場所東京競馬場
距離芝2500m
コース左回り
賞金5700万円
レコードタイム2:28.2(ルックトゥワイス※2019年)

 

目黒記念予想2021 - 過去10年のデータ傾向

 

重かろうが軽かろうが、老若男女問わずに力を出せる条件

 

ややこしい東京2500戦は、今や、下級条件で組まれることもなくなり、春秋の名物G2のみが威光を放つ際立った存在として、ファンにも愛されてきた。

秋のアルゼンチン共和国杯と何が違うかといえば、当然だが、古馬のみの争いになるということ以外にはあまりない。

 

G1シーズン真っ盛りであることも同じで、休み明けの馬は昔から、このレースでは来ている。

しかし、牝馬の出走数は幾らか多い。

だからって、何でも来るわけではないが、人気になったマリアライトがきっちり力を示し、次走で4歳のクラシックホースを一挙両斬りでグランプリ制覇を成したのだから、間口は広い。

 

56になったのは、紛れもなくエリザベス女王杯を勝っていたからだが、人気になったのは、当時もう、牝馬が古馬主要タイトルを獲るのは当たり前の時代に移っていたとはいえ、有馬も直前の日経賞もきっちり走っていたから、軸にはちょうどいいとなっての支持。

事実上の58だが、これをどうこう扱う時に、55以下であるかそれを超えているかと区分して、大体出走頭数も似たようなものとしたところで、結果はほぼイーブンとなった。

 

間口が広いのはその他大勢の男衆にも有難いことで、ハンデ51の8歳馬から、54のオープン馬になり立てだった4歳馬、58のフェイムゲームも7歳時に休み明けで制している。

無理なマイナス材料を探り出す作業より、面白いタレントをダービーとは違う視点で見つけるのが面白いレースなのである。

 

 

時代は叩き上げタイプから、適鞍を引き当てた才能に向くレースへと変化

 

前走新潟大賞典負けの馬が2勝<それも両者4着以下>、前走3勝クラス勝ちの馬が2勝。

これで大体半分で、昨年勝った準オープン勝ちの4歳馬・キングオブコージの4.1倍<さすがに、横山典弘でなければ人気に応えられなかったというような進路取り>がこの中で最高評価の勝ち馬になる。

まだある。

 

前走オープン特別負けの馬がちょっと前になるがこれも2勝。

ここから前走がまともといえるメトロポリタンS、天皇賞(春)、大阪−ハンブルクC<阪神2400>、ダイヤモンドSの各出走馬が制しているといった塩梅。

前走がどこだったとか、ましてや、着順がどうであったかは、もはや問題ではなく、休み明けの馬も季節柄、安田記念でオグリキャップ的な快走を見せる馬が定期的に登場するように、いつの時代も上位に絡んでくる。

 

ただ、その手の馬はなかなか勝ち切れないから、斤量面の不安があっても、適性でどうにかしてしまうような格上の馬なら好走は可能とまでは、ある程度見当がつく。

新潟大賞典で大きく負けている馬が来るなんて、翌週の鳴尾記念ではまずあり得ないのだから、その特殊性は明白。

単純に距離も展開も、何なら調子も良くなかったから負けたわけだ。

 

一応、新潟大賞典組で来た馬というのは、東京や京都の2400M以上の競馬で勝っているので、斤量面でアドヴァンテージはなくても、ハンディキャップ競走特有の何かが向いたというやつで突っ込んでくる追い込み型が大半。

今年は何とも言えない、ムイトオブリガード<新大は7着>のみが登録。

ならば、オープンキャリアの浅い<古馬になってからの意>4、5歳馬でもいいだろう。

ウインキートス、ディアマンミノル、アドマイヤポラリスらは、重いハンデになる道理がないので、積極的に押さえるべきか。

まあ、何頭も絡むわけではないので、選別すべきだろうが。

 

1番人気はまるっきりダメなわけではないが、フルゲート割れでは結構怪しい

 

夏のローカル重賞とは違い、なんでこんな奴が…、という人気の馬が激走するわけではない。

だから、3着外しはそれほど多くないが、意外や意外、ダービーなどクラシックレースではよく見られるが、下手に頭数が減ったりすると例年の傾向通りにならず、人気馬が消えることはある。

しばらくはオークスの前日、ちょっとしてダービー前日に移り、ここ10数年はダービーの後の最終レースに収まった目黒記念。

 

何かとダービーと似通った特性を秘める。

ただ、昭和の黎明期でなければフルゲート割れなどあり得なかったダービーは、今年、無敵女王のクリフジが登場した1943年でさえ25頭立てだったのに、平成期もフルゲート割れは数度アクシデントで起こったが、事実上、その前年にミナミホマレ<父としてゴールデンウェーブ、ダイゴホマレら2頭のダービー馬を出す>が参戦の1942年・第11回東京優駿競走以来となる、フルゲートではないダービーになった。

 

それに呼応するように、3度消えた1番人気出現の目黒記念のうち、

 

・2014年 16頭

〔8−12−4人気 /勝ち馬 マイネルメダリスト〕

*1番人気 ラブリーデイ・5着

 

・2019年 13頭

〔3−5−9人気 /勝ち馬 ルックトゥワイス〕

*1番人気 ブラストワンピース・8着

 

あと一回は、人気のアドマイヤラクティが消えただけで、それに続く4、2、3番人気の馬が上位を占めた2013年だけ。

 

いずれもG1馬が絡むということで、その後の可能性を予見した上乗せ評価もあったりもするが、時計が速すぎて対応不可だったブラストワンピース<勝ちタイムの2:28.2は世界レコード>のようなパターンが一般的。

父が同じだったとしても、こなせるタイプとそうではないタイプが存在するということが、もっと短い距離の重賞、とりわけG2戦では見られない傾向なのだ。

 

人気薄台頭の目黒記念は、豪傑・ゴールドシップをこの世界に送り込んだステイゴールドの産駒が両方制しており、近年唯一、近年珍しくなった前走がG1という馬が制した2013年は、今回人気になるグロンディオーズの兄・ムスカテールが最後に突っ込んできたレース。

それと似た感じのレースになった前走のグロンディオーズに多くを求めるのは危険だが、近走長距離戦ばかりでかつ順調に使えているわけではない彼が、久々に16頭未満の競馬に登場となった時、安定して力を発揮して不思議はない。

10年前の雨馬場、17頭立ての目黒記念で過大評価の1番人気でも好走したハートビートソングは、青葉賞で3着に入った翌年に2着になった。

まあ、わざわざ切る必要はないか。

 

目黒記念予想2021 - 出走予定馬の血統/成績/タイム

一種のまやかしのようなものは、松山弘平には似合わないが、デアリングタクトと共に中身も成長してきた。

 

 

 

 

祖母・イソノルーブルは、約30年前のオークスを逃げ切った名牝。

前走桜花賞では、蹄鉄の打ち替えに手こずり「裸足の激走」で5着に粘るも、シスタートウショウらに完敗。

無敗街道を突き進むシスタートウショウを追撃を真っ向から受けて立ったイソノルーブルが、距離延長も何とかこなしきり、際どく迫ったシスタートウショウをハナ差抑えた名レースであった。

 

その娘である母・イソノスワローは、決して期待に応えた活躍馬ではないが、佐賀に転じて3勝したデヒアの産駒。

同系にはクロフネがいるから、本質ソダシと似た面があるのだろう。

ダートの短距離でしか活躍できなかったこの牝馬は、マイネルラヴというスプリント系種牡馬をつけられたのに芝中距離で4勝もしたトラストワンを出し、彼が活躍する頃、新潟2歳Sで後のビッグネームであるジャスタウェイを末脚で封じたのが、ディアマンミノルの半兄にあたるアドマイヤマックス産駒のモンストール。

 

後者はその血統から兄以上の期待を集めたものの、以降、古馬になって条件戦を1勝するに止まった。

最後の勝利は、ジャスタウェイが芝中距離部門で世界最高の評価を受けた年の春であった。

 

一族も先細りし始めた頃、何かに魅入られるように?三冠馬・オルフェーヴルをつけられた<この馬の初年度産駒がデビューする年から>中で、その初めの産駒であるディアマンミノルがなかなかのヒット。

古馬の条件戦に参戦する前に、ダービーに出ようと試みるも結果は出ず、ここに至る。

菊花賞の前に2連勝があったので、そこには出たが、いつも通りに位置が取れず勝負にならず。

 

ただ、長い距離に絞ったここ2戦の健闘は、オルフェーヴルでありイソノルーブルらが見せた、血統相応の底力を出せる条件に出会えた証拠でもある。

イソノルーブルの父であるラシアンルーブルは、大レースにこそ縁のないニジンスキー産駒だったが、ダート王のラシアンゴールド、日本で初めて芝マイルで1分32秒を切った関屋記念優勝のリワードニンファなど、不思議な才能に恵まれた産駒を出した。

 

実はラシアンゴールドとリワードニンファは同族のアストニシメント系で、特に前者は、何かと引き合いに出されることの多い芦毛の傑作・メジロマックイーンの近親…、というのは本筋ではないは、似たような手法でラシアンルーブルを掘り下げると、後にピルサドスキー<12FG1を3か国で制した名馬>を出すポリッシュプレセデント<自身はマイルG1勝ち馬>や、スプリンターであるローミンレイチェルにサンデーサイレンスをつけたらゼンノロブロイ<4歳時に秋の古馬タイトル三冠>が登場したというマイニング<ダート7FのG1勝ち馬>が絡むというJCコネクションを形成した近親を持っているのである。

 

テスコボーイやデヒアが入っていても、長い距離をこなせるのはそうしたラシアンルーブルの影響力も多少は関わっているだろうから、時に速い馬も出すステイゴールド系ながら、思惑通りに育ったディアマンミノルをまず狙うべきなのが、この辺りの距離の重賞なのかもしれない。

やや、買い被ってはいるが…。

 

 

ここで期待するディアマンミノルとは、キャリア15戦中5回騎乗と、もっと多く手を組んだ松山騎手に手が戻った。

しかし、一番肝心な場面で乗れなかったことは悔やまれる。

より一層、力が入るところだ。

 

近走では、高松宮記念でサウンドキアラの今季緒戦に騎乗している裏で、出遅れ癖のあるディアマンミノルとの化学反応を期待してという感じで積極策の目立つ荻野騎手を配して3勝のクラスの御堂筋Sに挑むと、直線では進路を失ってかなりの痛手を被りつつ、これまで目立っていたズブさは勝負所だけで、抜け出しにかかったモズナガレボシ<この馬も4歳春ではさすがに多い20戦目のレース>のインをさらい、最後は突き抜けてしまった。

 

彼の日の宝塚記念を勝った父・オルフェーヴルのそれを再現したかのように、本格化を見事な形で示したのだが、実は、もっと内容が濃かったのが前走のメトロポリタンS。

久々の東京で、体調が悪いことは当然なかっただろうが、揉まれて不発は嫌だったろう陣営の狙いに合わせて、意図した後方待機策に映った。

結果、すぐ後ろにもっと直線勝負に固執するゴールドギアがいて、特別差し追い込みに有利な馬場状態でも展開でもなかったが、両者とも、直線では素晴らしい決め手を繰り出した。

 

ただ、目標にされたことと、本質的に東京がベストではない追わせるタイプのディアマンミノルだから、ゴールドギアの田辺騎手にちょうどいいゴーサインのポイントを作らせてしまった格好。

ロードカナロアとオルフェーヴル<共に同期の超名馬>のスピード能力や加速の柔軟性の差が、直線入り口での追い抜き事象に繋がった。

結果、ディアマンミノルは差し後れながら、直線でそれ以上の脚を使って、上がりの数字は勝ち馬のゴールドギアと同じ33.9秒。

ディアマンミノルはまた新たな自分を発掘しつつ、適度に残り目を作った一戦にもした。

 

目黒記念予想2021 - レース展開と最終予想

 

1か月半で香港のひと鞍のみ。

それも相棒とも言えるデアリングタクトの故障の原因になったレースであるから、復帰週に伝わった絶望的なニュースには、想像以上の虚無感のようなものが去来しただろう松山騎手は、ヴィクトリアマイルの週から復帰後、まだ3勝のみ。

 

しかし、そこは数でリーディング上位を目指す男のこと。

全て平地競走だったとはいえ、先週の土曜中京では、朝一番のレース以外は全レース騎乗。

まだ勝負勘に鈍さのようなものは残しているものの、大きなレースをやっている最中。

周りのトップ騎手の目つきや言動を見聞きするだけで、自然と気持ちは入っていくだろう。

 

昨年は、桜花賞とオークスの間に大事故に巻き込まれ、自身は万全ではなかったが、その年射止めたサウンドキアラやデアリングタクトには騎乗して、結果は出した。

乗れないことへのストレスを人一倍感じ、年間1000回騎乗まで視野に入れた全レース参加型騎手を目指す競馬界の松山が目指す先に、マスターズ級の大レースがあることは自然な話。

そもそも、デアリングタクトで香港に挑戦して勝ち星を順当に射止めようとしたのは、秋のロンシャンに堂々本命馬として臨むための必要絶対条件であったからだ。

 

そのために生じたロスや結果と無駄になった遠征で得た経験を、自身の中でどう成長するためのエネルギーに変えられるかは、もはや、それなりの格のレースにおいて、自らの腕で勝たせたという実績作りの積み重ねしかない立場なのだ。

数をこなしつつ、自分の居場所を大舞台にも求め、それでいてローカルに主戦場を求めていない和田、幸両先輩の活躍を肌で感じながらも、彼らに先んじてダービーを勝てそうな状況を自ら手繰り寄せてきた松山騎手にとって、横山武史騎手の存在もまた大きくなっていく。

 

エフフォーリアと共に、そんな横山ジュニアも主役になるダービーデーを締めるのは、ルメールではなく、松山弘平が相応しいだろう。

俺の方がもっとうまく乗れる。

横山典弘のメジロライアンに対するアプローチに物申した後輩の四位洋文は、彼より2年早くダービージョッキーになったという逸話が残る。

出会ってすぐに打ち解けて、尊敬しあえる仲になってこそ、真のライバルとなり得る勝負の世界。

乗り難しいディアマンミノルだからこそ、気持ちの入った騎乗を期待できる。

顔に似合わず泥臭いところのある彼の男気を、まずは目黒記念で魅せてほしい。

まあ、人気薄必至のグラティアスを上手に駆ってくれてもそれはそれでいいのだが、今年のダービーは格たる逃げ馬が存在する。




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