アルゼンチン共和国杯2024【予想】|過去10年のデータ傾向と有利な枠/出走予定馬の最終追い切り
目次
アルゼンチン共和国杯2024の予想と出走予定馬の最終追い切り評価を行っていきます。
過去結果を見ても荒れる傾向のある中、有力な登録馬の中から鉄板軸馬とされる外厩仕上げの本命馬や消去法で消すべき馬、本命をも超える可能性のある穴馬をデータ分析!
歴代勝ち馬のサインを見逃さず、予想オッズを見ながら過去配当を超える払い戻しを狙っていきましょう。
レース名 | 第62回 アルゼンチン共和国杯(GⅡ) |
グレード | 重賞(G2) |
日程 | 2024年11月3日(日) |
発走時間 | 15時35分 |
開催場所 | 東京競馬場 |
距離 | 芝2,500m |
コース | 左回り |
賞金 | 5,700万円 |
レコードタイム | 2:28.2 |
アルゼンチン共和国杯予想2024 - 過去10年のデータ傾向
1番人気が半分来る計算だが、後のG1馬かルメールばかりなので要注意
ルメールに、ゴールドアクター、スワーヴリチャード、昨年のモレイラ。
2着は翌年優勝のムイトオブリガード、3着はその翌年のルメールとで各1回。
人気馬を選定すること自体、何だか難しいというほどに、オッズが割れるレースなので、ザックリ穴狙いでもいいという傾向は読み解けるものの、大物を素直に推す以外では、特殊な距離独特の論理的思考が求められる。
展開すべき理屈としては、長距離適性を問うよりは、単純な上がり目。
6歳以上はたったの1勝なので、普通に買うなら、若手なのだが、信用できるタイプというか、府中巧者なり、オープン実績十分といった目ぼしい軸馬候補は見当たらない。
昨年も似た感じのところで、モレイラ騎手がらしい騎乗で魅せたのだが、スタミナ比べになるほど、重厚な長距離戦らしい消耗戦にはならないので、極端に軽いタイプを除いて、1番人気に縛りがあるというだけで、基本は的外れになりそうな穴狙いをしなければ、納得の結果は得られるはずだ。
主軸は決まっているものの…
当然の話だが、秋の天皇賞路線かジャパンC、有馬記念路線かで、若干の狙いが変化するところで、こちらは10F路線に関し、この段階で一線を画した馬たちの天下。
とりわけ、高速戦なり上がりの速くなる競馬に適さない中距離のコーナー4つの競馬への適性が問われる関係で、関東圏のその手の秋一番手の競走であるオールカマーの組は、概ね、好走率が高い。
必ずいるわけではないは、計算上は年ごとに2頭は登場し、隔年で馬券内に入る好走の率。
ピンからキリまでいるのが、スピード不足の馬も少し多く出てくるこの手の重賞の出走馬という見立てでも、十分に狙い目にはなる。
昨年の好走馬は、近年あまり多く出てこなくなった京都大賞典組が2頭、3位同時入線の関係で、馬券内となったから、大きな流れは、揺り戻しのベクトルであって不思議なく、今年はこちらが好走馬のメイショウブレゲ参戦で、人気薄継続で買い目。
ただ、サヴォーナやミクソロジー<=長期休養明けがオールカマー>などがいる関東の本流組には、ある程度の肩入れは必要か。
天皇賞でパッとしなかった組でも、それと似たような後傾ラップだとして、このレースではちょうどいい流れになる。
人気でそこそこ好走のサヴォーナは、G1でも変な競馬はしないで、結果はそこそこなので、人気でも押さえは必要か。
ただ、乗り替わり必至であり…。
面白い枠は札幌の組になっていくのだろうか
この枠の括りは、リピート率の高さに比例するもの。
この年の生まれには、3歳時は唯一の同世代で参戦馬となったオーソリティが快走し、翌年は同じようなローテで連覇達成。
ヒートオンビートが連続3着をここ2年で記録し、オーソリティ連覇時の3着が4歳時のフライライクバード。
いずれも早い段階で、皐月賞ではなく、ダービー以降の長い距離に合わせて、しっかりと好走を続けたが、菊花賞にも縁のなかった面々。
4年で3度3番人気以内の馬が出てきて、それぞれ好走だから、今年も来て不思議ない。
いよいよ、最大で3頭のみという感じで、ほぼラストチャレンジ、そのファイト自体も終焉間近であるが、クロミナンスがこの年になって、オープンで連続好走中で、まだチャンス十分。
何しろ、参戦機会隔年で2度は共に2着だったマイネルウィルトスが、一つ上の世代で今年も参戦予定で、十分に肖っていきたい環境となっている。
一方、その中で不発組のまま終わっていきそうなアドマイヤビルゴが、穴の前走札幌組で、ここ5年で3度2着で狙ってみたくなった。
昨年は何だかんだで人気上位組の堅い決着だったが、毎年そうなるレースではないから、この枠から好走馬は出なかった翌年という意味でも面白い。
7歳世代で狙いたいのはこの馬であろう。
他に4頭ばかり登場の札幌参戦組で、人気になりそうなショウナンバシットが、天皇賞の様に詰め甘の4歳世代と今週もなったところで、ホウオウビスケッツのようなタイプとしてショウナンを推して、レイパパレ相手にコントレイルと共に大阪杯で沈んだアドマイヤビルゴは、いつでもドウデュースのようなれる<そんなわけはない…>と信じ、理不尽にも、前走で2度目の重賞未勝利ながら斤量60経験の古豪らしく、ズブさというより渋とさを武器にできる年齢になった馬の強みを活かし、ここも何とか、踏ん張っていってほしいと願うばかりだ。
京都新聞杯でディープボンドに敗れ、お先真っ暗になった時の鞍上は、翌日のNHKマイルC騎乗の関係で武豊騎手が、コロナプロトコルによって騎乗できなかったことで、藤岡康太騎手であったが、ここで初めて土がついた。
秋の天皇賞の裏であると承知で、カシオペアSを黄金コンビで制したのは2年前。
今年というか、もうレジェンドに頼みに行ける立場ではないが、前走では再びコンビ結成。
逃げたり控えたりしているなかで、前走は正攻法で勝負所までは前にいたが、コーナー6つでも件の斤量でなければ、距離そのものはこなせそうな気もしないではない。
超大穴の人気先行型は、今更ながらの狙いが炸裂するものである。
アルゼンチン共和国杯予想2024 - 出走予定馬の血統/成績/タイム
レジェンドの底力を蘇らせた友道厩舎の看板に隠れてしまった高馬が、この世代得意の一戦で、大立ち回りを演じるという妄想的結末
アドマイヤビルゴの血統
母のイルーシヴウェイという馬は、フランスの1000ギニーウイナーであり、その父イルーシヴシティは欧州圏の芝で、ゴーンウェスト直仔のまたその父であるイルーシヴクオリティなどは、典型的なパワー型の快速系。
重厚な血も快速系の血も受け入れる一流の種牡馬であるディープインパクトが高齢になりかけている段階で、そのキャラクターが判然としたところで、一方は北米の快速系を配し、この馬の場合は芝を走るという共通項で狙いを持って配されたノーザンファーム産馬は、結果、6億の値がついたのだが、同期の北米系配合だったコントレイルは、マイラーだという陣営の下馬評を覆し、菊花賞をひやひやもので勝ったが三冠、おまけに勝ち直しのジャパンCで競走生活を締めたのだから、この世界のビジネスは常にリスキーであると実感させられる。
ディープインパクト産駒ということで、大型はあまり走らないとされるが、一つ上の全兄サトノソロモンはその類例に漏れず、弟にあたるアドマイヤビルゴの同期であるサリオスのマックス時と同じように、超の付く大型で、同じ京都新聞杯好走馬ながら、3歳シーズンを満足に駆けられなかっただけでなく、古馬になったら、もう動きに機敏性を求めるのが難しい状況、そうした背景から来るコンディション面の不安で、4歳になって以降は2走するのでやっとだった。
ディープインパクト産駒らしい体つきの、牡馬とすれば、さすがに小柄な部類のアドマイヤビルゴは、京都新聞杯を勝っていれば、コントレイルに挑めたわけだが、まるで芝向きの肉体ではないのに、芝でしか走れない感じだった兄とは対照的に、期待ほど走らないままここまで来たが、7歳になっても、重賞挑めるのだから大したもの。
セクレタリアトというクセの強い三冠馬の血は、こうした適性の差を生む要素にもなっていて、ゴーンウェストの母父に登場するだけでなく、ネイティヴダンサーやニジンスキーなど、北米出身のスーパースターが余計なことをする存在にもなっている感じで、実に、節操のない組み合わせである一方、意外な特性を秘める可能性がまたある。
凱旋門賞馬・レインボウクエストを父に持つ繁殖牝馬に対し、ミスタープロスペクターの3×4の掛かった種牡馬を充てる組み合わせにより、快速レイズアネイティヴを継続させたクロスは、この馬の場合、重厚な芝競馬向きながら、元来の北米系で、兄の持つ鈍重さを消すことに成功の体を得たので、重さを奪う効果に出たものの、薄いディープの影響を得るにとどまったが、中距離向きのスピードが問えない高齢競走馬になり、高速馬場で簡単に止まらない先行型としての可能性を示しつつある。
勝負弱い本質に変化はないが、若い頃にように、長いところでモタモタすることは少ないはず。
もう幾度も走れないだろうが、中途半端にスピードの血を取り込まれた、一見すると良血の馬の不発の終末は、ダートか長距離しかないので、その究極の一手を使った効果に、ここは期待だ。
アルゼンチン共和国杯予想2024- レース展開と最終予想
論理的に説明可能なレベルではない推挙理由の伏兵ながら、前走で初めて使った芝2400M以上のレース=札幌日経オープンが、言うほどの惨敗ではないというか、そこに至るまでが、またいつもの不器用さ全開だとか、順調さを欠くなどのいつも通りモタモタした事情と合わせ、レジェンドで主戦級の武豊采配が、レースのコンセプトよりも、理不尽な斤量60対策の中で、レースの展開に合わせて対処するというような、馬乗りタイプのスタンスで復活を狙ったことで、早速引っかかり…、というガス欠を呼んだだけと見る。
勝負所まではプラン通りだった。
武豊騎手が乗っている、重賞1番人気も複数経験の高馬ながら、過去の栄光と言わんばかりの、リステッドで10番人気支持にどうにか歯向かおうとしたものの、勝負の型がまだ決まっていない中では、出来ることは限られた。
長距離戦で内枠は有利とされるが、こと、ノングレード競走ではリズムがとりづらいというか、未完成の馬も多いから、緩急の競馬に対応できずに、自滅というのはよくあるので、外枠の方が無難に立ち回れるという結果が多い。
乱れた中盤となった菊花賞は、その典型のような不安定な展開を、武豊とルメールで締めたから、形がまとまっただけで、善臣騎手のピースワンデュックがコントロール不能に陥った時点で、実は、レース自体が破綻の寸前にまで至っていた。
複雑な要素が絡み合う長距離戦とはいえ、菊花賞は若馬同士の争いで、テクニックも通用するが、春の天皇賞となるとそうはいかない。
それと同じように、騙しが利かないのがこの東京の2500M。
昨年のゼッフィーロにしても、モレイラ騎手が冷静に内で溜めていたから、機を逃さずに絶対に抜け出してくるという信念に近い勝負手を得られなかったら、春のマスクトディーヴァのような地獄の展開も十分に想定された。
選ぶ手段が多いからと言って、そう簡単に勝てるわけではないレースの本質は、あくまでも馬の実力によるところが大きい。
普通のポジションを見極める側の調教師や騎手には、こうした別格の背景を持ったアドマイヤビルゴのような馬に、何とか、いいものを見せてほしいという願いから、様々な策を講じてきたものの、見事にハマらなかった。
ところが、武豊騎手がうずうずしているところで、シルエットからして再度進化のドウデュースが、いつも通りに元気と分かると、北米遠征が早い段階で決まり、追って、凱旋門賞再挑戦の算段が整った流れの良さで、厩舎全体が活気を取り戻してきた。
菊花賞も流れを見た鞍上の水漏れ防止策が功を奏し、大穴が開きそうなクラシック戦を、ほぼ一人の力で補修したが、アドマイヤテラ自身が、この時点では未完成。
実は、友道康夫厩舎のこの後輩と、アドマイヤビルゴは、若葉Sへ出向くことで、オープン入りを目指した経緯で、彼らの先達である菊花賞馬となったワールドプレミアと、実によく似た、狙い通りの長距離砲英才教育を経ている組。
師はこちらが聞くよりも先に、2400M戦への強いこだわりや長距離戦に対する意識が、いかに重要であるかということより、単純にステイヤータイプが好きであるというニュアンスで、馬選びの段階から、しっかりと選定をして、ダービー狙いを明確にしたローテを敷くのが常道。
ダート進出が遅れることも、短距離戦での不発続きも、当然の話。
調教の中身がフィットするかどうかの次元であるから、一度、そうした関門を順調にくぐり抜ける、別枠として違う調整を講じるか否かで、エリートの選抜に関し、このフィルターがあるから、そのお眼鏡にかなったアドマイヤビルゴは単純な6億馬ではなく、オープン馬であるという認識で、その友道流調整の枠で、しっかりと地に足がついた稽古を重ねてきたのである。
ところが、近年の名馬ほど、驚くばかりに共通項を持つ自己発展型のマイペースの成長が、この馬の場合、まるで当てはまらなかった。
姿かたち、血統構成に芝への適性や走る馬の気性も備えていたが、どうにも、頼りがいのない小柄な牡馬のまま。
がしかし、最初によく見せた馬ほど、成長力に乏しいケースが多い中、5歳になって、1800で逃げ切り勝ち<=プログノーシスが人気になった一昨年のカシオペアSで、ぽんと出たので武豊騎手が引かなかったというだけなのだが、直線で外へ出すあたり、普通の差しの形をとってきたのはさすがの一語>のディープ産駒はそう多くない。
前走で久々コンビを組んだが、件の不発続きへの一発逆転へ向けた取り組みと、内枠の要素が斤量の厳しさを際立たせた内容と、リズムが悪いわりに最終コーナーまでは持ち堪えたのだから、走る気そのものまでは萎えていない。
北村宏司騎手への乗り替わりも、先入観のないベテランで、掛かる事への対処と同時に、ある程度の算段が整って、最後はやはり長い距離で…、という師の願いが込められた執念の一手が、何となくハマりそうな気がしている。
少しだけボリュームアップしたものの、それでも、ディープインパクトの全盛期とほぼ同じ440kg台の馬体。
マイルはその馬格から、末の持続力に特化したような強化メニューを課されるに決まっている立場上、急激な筋肉量増幅でもない限り、端から難しかったが、その中で、何度も挑む過程から、自分のペースを置くべきポイントを60秒後半より遅い1000M通過という部分に特化した前回勝利の内容は、高速の東京のスロー必至の舞台にフィットする。
元よりハンディキャップ競走、秋の東京に移る前からも、トップシーズン中に行われる2500重賞という点に変化はなく、同時に、G1競走が増えた時代からこの時期に固定されていて、そうしたレースに挑めなかった着外の前走という如何ともしがたい結果に終わった馬たちの巻き返しが多い一戦。
オーソリティは3歳時、都合、春からの重賞連勝であったが、連覇達成の翌年は、走り切れなかった春の天皇賞惨敗から復活を期した勝利。
以降はある程度まとまった結果を残し、どうにも戦いを挑めなかったラストランのコントレイルにも食らいついていった。
まるでスター街道とはかけ離れたところに身を置くことになった7歳のディープインパクト産駒・アドマイヤビルゴが、直仔最後の重賞勝利となって不思議ないが、偶然の産物か、ここに来て妙な好材料を発見。
好走とまではいかない5着に終わった昨年のケフェウスSで、上位人気5頭の内、勝ったエピファニー、前で自滅のアルナシーム、マテンロウスカイなどは、今年に入って続々重賞制覇しているのだ。
みな1800重賞ではないか…。
ここで逃げてしまったという形で惨敗したマテンロウスカイは、天皇賞で当日再三の内抜け出し敢行の鞍上が、見事にそれにはめ込むような形を見せて好走したと言える5着。
スムーズならもっと違ったというのは、エピファニーの大阪杯も同じで、アルナシームとエピファニーは、小倉開催の中京記念でワンツー。
年間通して、今元気が状態であるからには、年長とはいえ、ちゃんと長距離戦で掛かるくらいの気持ちが残っているアドマイヤビルゴの一発に妄想も増幅の一途である。(笑)
アドマイヤビルゴの馬格の問題は、しっかりとした馬作りの信念がある友道調教師が、ドウデュースへのアプローチを微調整する過程で、再三の成長をダービーを制しながらも促すことに成功した、極めて高潔な在るべきスターの姿を取り戻させた快挙でもある。
長く厩舎にいたマカヒキでの経験もある。
それに絡み、今は亡き藤岡康太騎手に勝利の道筋を作ってもらったジャスティスミラノ=無敗の皐月賞馬で、秋の天皇賞参戦は叶わなかったが、大駒がまだ元気であったから、今また元気にしていられる。
来週も三番煎じとばかりに、厩舎期待のハーツクライに一発を願う一方で、種牡馬の道を諦めるわけにはいかないアドマイヤビルゴには、困った時の北村宏司に、衝撃の大逆襲というプロットに実効性のある筋書きを足してもらって、チーム一丸の悲願を達成する大立ち回り演出を希望する過程で、少し自信を取り戻してきたような、このディープの良血に、ほぼ最後が見えているこうした状況でこそ、デビュー2連勝でコントレイルに立ち向かうべき才能の最右翼という下馬評だった頃のパフォーマンスを今更ながらでも期待。
北海道で人気になった4歳、サヴォーナ、ショウナンバシットら、未来の天皇賞好走馬に注目だが、それに準ずる結果だけでは物足りないこの馬に、急増ベテランコンビらしい窮地での助け合いがもたらす化学反応が、好結果をもたらす可能性にかけてみたい。
だから、もうマイルでは走れません。(笑)
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